JP2010232994A - 情報処理装置、gpsアンテナ受信方法およびgpsアンテナ受信プログラム - Google Patents

情報処理装置、gpsアンテナ受信方法およびgpsアンテナ受信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】装置の姿勢の変化に関係なくGPS衛星からの電波を受信可能な情報処理装置、GPSアンテナ受信方法およびGPSアンテナ受信プログラムを得ること。
【解決手段】情報処理装置10は、筐体のそれぞれ異なった面にGPSアンテナ11を配置している。姿勢変化検出手段12は筐体の姿勢の変化を逐次検出する。比較手段13は、検出した姿勢の変化が所定のしきい値を超えたとき複数のGPSアンテナ11の受信レベルを比較する。アンテナ切替手段14は、この比較結果に応じて受信レベルの最も高いGPSアンテナに受信を切り替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、GPSアンテナを用いてGPS衛星からの電波を受信するGPSアンテナ装置を備えた情報処理装置、GPSアンテナ受信方法およびGPSアンテナ受信プログラムに関する。
GPS(Global Positioning System)衛星からの電波をGPSアンテナ装置で受信し、解析すると、その測定地点の緯度、経度、高度といった位置情報を取得することができる。このため、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯型の情報処理装置にGPSアンテナ装置を取り付けておくと、その装置の現在位置を簡単に判別することができる。たとえばラップトップ型のような小型のコンピュータも、GPSアンテナ装置を内蔵し、あるいはUSB(Universal Serial Bus)接続して、各種の用途に利用するようになっている。
GPSアンテナ装置は天空に存在する複数のGPS衛星からの電波を受信する。このため、情報処理装置にGPSアンテナ装置が取り付けられていても、これが天空の方向に向いていなければGPS衛星からの電波を受信することができない。そこで、GPSアンテナを装備した二輪車用姿勢保持装置では、車体の傾斜時にGPSアンテナ装置の受信感度が低下するという問題を解決する技術を本発明の第1の関連技術として提案している(たとえば特許文献1参照)。
この第1の関連技術では、車体の傾斜角度を検出して、姿勢制御部がこの傾斜角度と等しい角度だけ逆方向にGPSアンテナ装置を取り付けた回転部を回転させる。たとえば車体の荷台部分が後輪の地面との接地部分に対して角度θだけ時計方向に傾いたとすると、この荷台部分に取り付けた回転部がこれを検知して角度θだけ反時計方向に回転する。このような角度補正機構により、回転部に取り付けたGPSアンテナ装置は車体が傾斜しても常に天空方向を向くことになる。
しかしながら、このような角度補正機構は歯車やモータを必要とし大型になるので、小型の情報処理装置に取り付けることは困難である。
一方、複数のアンテナを用意し、方位センサの出力を用いてこれらのアンテナの指向性を制御する第2の関連技術が存在している(たとえば特許文献2参照)。この第2の関連技術では、筐体の一側面と垂直に複数本のアンテナからなるアレイアンテナを配置している。そして、移動端末の方位または傾きを方位センサで検出して、位相変化量を決定し、可変位相回路を用いてアレイアンテナの指向性を制御するようにしている。
特開2001−027666号公報(第0017段落、図3、図5) 特開2004−064741号公報(第0007段落、第0033段落、図1〜図3)
しかしながら、この第3の関連技術は移動端末が受信する電波のうちで、ビルや山の存在により反射して入力されるノイズを除去するための指向特性を持たせるためのものである。GPS衛星からの電波は、天空から直接受信するものである。したがって、GPS衛星が見えない方向にアンテナが向けばGPS衛星からの電波が受信できなくなり、可変位相回路を用いる第3の関連技術の適用の余地はない。
そこで本発明の目的は、装置の姿勢の変化に関係なくGPS衛星からの電波を受信可能な情報処理装置、GPSアンテナ受信方法およびGPSアンテナ受信プログラムを提供することにある。
本発明では、(イ)筐体のそれぞれ異なった面に配置され、同一のGPS衛星からの受信角度範囲を互いに異ならせた複数のGPSアンテナと、(ロ)前記した筐体の姿勢の変化を逐次検出する姿勢変化検出手段と、(ハ)この姿勢変化検出手段の検出した姿勢の変化が所定のしきい値を超えたとき前記した複数のGPSアンテナの受信レベルを比較する比較手段と、(ニ)この比較手段の比較結果に応じて前記した複数のGPSアンテナの中の受信レベルの最も高いGPSアンテナに受信を切り替えるアンテナ切替手段とを情報処理装置が具備する。
また、本発明では、(イ)複数のGPSアンテナをそれぞれ異なった面に配置した筐体の姿勢の変化を検出する姿勢変化検出ステップと、(ロ)この姿勢変化検出ステップで検出した姿勢の変化が所定のしきい値を超えたとき前記した複数のGPSアンテナの受信レベルを比較する比較ステップと、(ハ)この比較ステップによる比較結果に応じて前記した複数のGPSアンテナの中の受信レベルの最も高いGPSアンテナに受信を切り替えるアンテナ切替ステップと、(ニ)このアンテナ切替ステップによる切り替えに応じて、前記した複数のGPSアンテナの受信状態を個別に表示する表示器の表示内容を切り替える表示内容切替ステップとをGPSアンテナ受信方法が具備する。
更に本発明では、コンピュータに、GPSアンテナ受信プログラムとして、(イ)複数のGPSアンテナをそれぞれ異なった面に配置した筐体の姿勢の変化を検出する姿勢変化検出処理と、(ロ)この姿勢変化検出処理で検出した姿勢の変化が所定のしきい値を超えたとき前記した複数のGPSアンテナの受信レベルを比較する比較処理と、(ハ)この比較処理による比較結果に応じて前記した複数のGPSアンテナの中の受信レベルの最も高いGPSアンテナに受信を切り替えるアンテナ切替処理と、(ニ)このアンテナ切替処理による切り替えに応じて、前記した複数のGPSアンテナの受信状態を個別に表示する表示器の表示内容を切り替える表示内容切替処理とを実行させる。
以上説明したように本発明によれば、筐体の姿勢の変化を逐次検出して、姿勢の変化が所定のしきい値を超えたときに、筐体のそれぞれ異なった面に配置された複数のGPSアンテナの受信レベルを比較している。このため、GPSアンテナが複数配置されていても、これらを常時動作状態に置く必要がなく、電力消費の節減が可能である。また、これら複数のGPSアンテナは筐体のそれぞれ異なった面に配置され、同一のGPS衛星からの受信角度範囲を互いに異ならせている。したがって、同一面に複数のアンテナを配置する場合と異なり、姿勢の大きな変化に対しても天空からのGPS衛星の電波を受信できる可能性がはるかに高くなる。
本発明の情報処理装置のクレーム対応図である。 本発明のGPSアンテナ受信方法のクレーム対応図である。 本発明のGPSアンテナ受信プログラムのクレーム対応図である。 本発明の実施の形態による情報処理装置の第1の配置状態を示す斜視図である。 本実施の形態の情報処理装置の第2の配置状態を示す斜視図である。 本実施の形態の情報処理装置の回路構成の要部を表わしたブロック図である。 本実施の形態の情報処理装置における設定値記憶部の設定処理の様子を表わした流れ図である。 本実施の形態における設定値記憶部の設定内容の一例を表わした説明図である。 本実施の形態における設定値記憶部の設定内容に基づいた情報処理装置の制御の様子を表わした流れ図である。 本発明の第1の変形例としての情報処理システムの構成を表わしたシステム構成図である。 本発明の第2の変形例としての情報処理システムの構成を表わしたシステム構成図である。
図1は、本発明の情報処理装置のクレーム対応図を示したものである。本発明の情報処理装置10は、複数のGPSアンテナ11と、姿勢変化検出手段12と、比較手段13と、アンテナ切替手段14を備えている。ここで、複数のGPSアンテナ11は、筐体のそれぞれ異なった面に配置され、同一のGPS衛星からの受信角度範囲を互いに異ならせている。姿勢変化検出手段12は筐体の姿勢の変化を逐次検出する。比較手段13は、姿勢変化検出手段12の検出した姿勢の変化が所定のしきい値を超えたとき複数のGPSアンテナ11の受信レベルを比較する。アンテナ切替手段14は、比較手段13の比較結果に応じて前記した複数のGPSアンテナの中の受信レベルの最も高いGPSアンテナに受信を切り替える。
図2は、本発明のGPSアンテナ受信方法のクレーム対応図を示したものである。本発明のGPSアンテナ受信方法20は、姿勢変化検出ステップ21と、比較ステップ22と、アンテナ切替ステップ23と、表示内容切替ステップ24を備えている。ここで、姿勢変化検出ステップ21では複数のGPSアンテナをそれぞれ異なった面に配置した筐体の姿勢の変化を検出する。比較ステップ22では、姿勢変化検出ステップ21で検出した姿勢の変化が所定のしきい値を超えたとき前記した複数のGPSアンテナの受信レベルを比較する。アンテナ切替ステップ23では、比較ステップ22による比較結果に応じて前記した複数のGPSアンテナの中の受信レベルの最も高いGPSアンテナに受信を切り替える。表示内容切替ステップ24では、アンテナ切替ステップ23による切り替えに応じて、前記した複数のGPSアンテナの受信状態を個別に表示する表示器の表示内容を切り替える。
図3は、本発明のGPSアンテナ受信プログラムのクレーム対応図を示したものである。本発明のGPSアンテナ受信プログラム30は、コンピュータに、姿勢変化検出処理31と、比較処理32と、アンテナ切替処理33と、表示内容切替処理34とを実行させるようにしている。ここで、姿勢変化検出処理31では、複数のGPSアンテナをそれぞれ異なった面に配置した筐体の姿勢の変化を検出する。比較処理32では、姿勢変化検出処理31で検出した姿勢の変化が所定のしきい値を超えたとき前記した複数のGPSアンテナの受信レベルを比較する。アンテナ切替処理33では、比較処理32による比較結果に応じて前記した複数のGPSアンテナの中の受信レベルの最も高いGPSアンテナに受信を切り替える。表示内容切替処理34では、アンテナ切替処理33による切り替えに応じて、前記した複数のGPSアンテナの受信状態を個別に表示する表示器の表示内容を切り替える。
<発明の実施の形態>
次に本発明の実施の形態を説明する。
図4は、本発明の実施の形態によるGPSアンテナ装置を備えた情報処理装置の外観を表わしたものである。本実施の形態の情報処理装置100は、携帯電話機やPDA(あるいはPHS(Personal Handyphone System)のように片手で操作できる大きさの携帯端末である。この情報処理装置100は、横に細長い直方体の形状をしている。装置本体101の前面102には、矩形状で横長のメイン表示部103が大きな面積を占めて配置されている。前面102における図でその上端部とメイン表示部103の上端部の間には、LED(Light Emitting Diode)等の表示素子からなる第1のサブ表示部104が配置されている。また、前面102における図で左端部とメイン表示部103の左端部と間には、同じくLED等の表示素子からなる第2のサブ表示部105が配置されている。装置本体101の上面106には、第1のGPSアンテナ素子107が埋設されている。また、装置本体101の左側面108には、第2のGPSアンテナ素子109が埋設されている。更に、装置本体101内部の所定位置には3軸加速度センサ112が配置されている。
メイン表示部103は、液晶ディスプレイあるいはEL(Electro-Luminescence)ディスプレイによって構成されており、その表示面にタッチパネル111を配置した構造となっている。ユーザはディスプレイの表示内容に従って図示しない指やポインタを用いて画面の所定箇所を押下したり線を描く(ドロー)ことで、各種のデータの入力を行うことができる。第1および第2のサブ表示部104、105は、第1のGPSアンテナ素子107あるいは第2のGPSアンテナ素子109の受信状態を、これらの点滅の状態あるいは色の変化で表示するようになっている。
第1のGPSアンテナ素子107と第2のGPSアンテナ素子109は、それぞれの配置方向が90度異なり、図示しないGPS衛星から受信できる電波の受信角度範囲(指向性)113、114がこれに伴って相違している。第1のGPSアンテナ素子107と第2のGPSアンテナ素子109は、これらの配置された装置本体101の上面あるいは側面が水平面と一致するとき、仰角90度に対して最大利得を得ることができる。3軸加速度センサ112は、X,Y,Zの3軸方向の加速度についての方向成分および周波数成分を検出するデバイスである。ここでY軸は地面に垂直な方向であり、地球周回軌道上にあるGPS衛星の存在する天空方向とほぼ一致する。X軸方向は地面と平行な面におけるメイン表示部103を構成する長辺または短辺と一致する方向である。Z軸方向は、X軸およびY軸によって形成される面と垂直な方向である。3軸加速度センサ112によって、装置本体101の傾斜方向や速さあるいは加速度を検知することで、その移動や回転を検出可能である。
図5は、情報処理装置を図4の状態から90度回転させて使用する状態を示したものである。本実施の形態の情報処理装置100は、図4に示したように装置本体101を横長に配置した状態で使用することができるだけでなく、図5に示すように第2のGPSアンテナ素子109の配置された左側面108を上面にした配置状態で使用することもできる。情報処理装置100が図4に示したように横長に配置された状態を第1の配置状態と呼び、図5に示したように縦長に配置された状態を第2の配置状態と呼ぶことにする。
3軸加速度センサ112は、情報処理装置100の現在の姿勢が第1の配置状態となっているか、あるいは第2の配置状態となっているかを検知することができる。したがって、情報処理装置100は検知した配置状態に応じてメイン表示部103に表示される「ABCDE」等の表示内容の表示の向きを変えることができる。また、情報処理装置100は現在の姿勢でGPS衛星から到来する電波が2種類の受信角度範囲113、114のいずれにより適合するかを判別するようになっている。この判別には、3軸加速度センサ112の検出出力だけでなく、第1のGPSアンテナ素子107と第2のGPSアンテナ素子109の双方におけるGPS衛星からの受信強度を用いることができる。情報処理装置100は、この判別結果から第1のGPSアンテナ素子107と第2のGPSアンテナ素子109のうちの受信に適する方を選択して使用することになる。
図6は、情報処理装置の回路構成の要部を表わしたものである。図4および図5と共に説明する。
情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)121およびRAM(Random Access Memory)等のメモリ122を格納した主制御部123を備えている。ここで、メモリ122には、この情報処理装置100の制御を行うための制御プログラムが格納されている。CPU121はこの制御プログラムを実行することで、装置本体101内でデータバス等のバス124に接続された次に示す各部に対して制御命令を発行してこれらの制御を行う。
GPS受信制御部125は、現在地情報を出力するためのGPSに関する各種の制御を行うようになっている。このため、GPS受信制御部125の図示しない2つのポートには前記したGPS衛星からの電波を受信する第1のGPSアンテナ素子107と第2のGPSアンテナ素子109が接続されている。また、GPS受信制御部125にはGPS信号処理部126、比較検出部127およびアンテナ切替部128が配置されている。ここでGPS信号処理部126は、第1のGPSアンテナ素子107あるいは第2のGPSアンテナ素子109から得られる受信電波を復調して復号化する。比較検出部127は、第1のGPSアンテナ素子107と第2のGPSアンテナ素子109から得られる電波の強度を検出する。アンテナ切替部128は、比較検出部127の検出結果を使用して、第1のGPSアンテナ素子107と第2のGPSアンテナ素子109のうちの一方を動作状態におくためのスイッチである。
メイン表示部表示制御部131は、メイン表示部103に表示する文字や画像情報を制御するグラフィクスコントローラである。タッチパネル入力処理部132は、メイン表示部103の上に配置されたタッチパネル111に対する座標入力を受け付けて処理するようになっている。サブ表示部制御部133は、第1のサブ表示部104と第2のサブ表示部105の表示制御を行うようになっている。たとえば、第1のGPSアンテナ素子107がアンテナ切替部128によって選択されている状態では、第1のサブ表示部104が点灯状態となり、第2のサブ表示部105が消灯状態となる。第1のGPSアンテナ素子107と第2のGPSアンテナ素子109の受信状態の良否を色で表示するようにしてもよい。
加速度センサ入力処理部134は、3軸加速度センサ112からその検出結果を入力するようになっている。この検出結果を用いて3軸加速度センサ112の判別する装置本体101の姿勢から、第1および第2のGPSアンテナ素子107、109のいずれが天空の方向に向いているかを判別することができる。メイン表示部表示制御部131は、この判別結果に応じてメイン表示部103に表示する文字や画像情報の表示の向きを切り替えることができる。この切り替えは、メイン表示部103の表示枠を構成する矩形の一辺を基準位置として、時計回りまたは反時計回りに90度、180度あるいは270度のいずれかの回転角度となる。設定値記憶部136は、情報処理装置100の制御に必要な各種のしきい値等の設定値を記憶する不揮発性メモリである。設定値記憶部136の記憶する設定値については、後に詳しく説明する。
主制御部123によって制御を受けるその他の回路装置は、情報処理装置基本回路部137として一括して表示している。たとえば本実施の形態の情報処理装置100が携帯電話機であるとすると、図示しない無線基地局と通信を行う通信制御部や、送受話のための回路が情報処理装置基本回路部137に含まれる。情報処理装置基本回路部137に、静止画や動画を撮影するカメラ機能や、テレビジョンやラジオを受信したり、インターネットを閲覧する機能が含まれていてもよい。更にGPSにより取得した位置情報を用いたアプリケーションソフトウェアを用いたナビゲーション機能といったソフトウェアにより実現する回路部品も情報処理装置基本回路部137に含まれていてもよい。
このように、情報処理装置100を構成する各部の少なくとも一部は、必ずしもハードウェアとして構成されている必要はない。CPU121がメモリ122に格納された制御プログラムを実行することで、主制御部123がソフトウェア的な回路の幾つかを構成してもよい。また、本実施の形態の情報処理装置100ではCPU121が情報処理装置100の全体的な制御を行っているが、細部については図示しない他のCPUが制御を行うようにしてもよいことはもちろんである。
図7は、以上のような構成となった情報処理装置における設定値記憶部の設定処理の様子を表わしたものである。図4〜図6と共に説明する。
まず、ユーザは情報処理装置100のメイン表示部103にメニュー画面を表示させた状態で(ステップS201)、この中から設定値登録モードを選択する(ステップS202:Y)。これにより、次に説明する各種の項目について設定値を登録する手順が開始する。なお、ユーザが設定値登録モード以外のモードを選択した場合には(ステップS202:N、ステップS203:Y)、その選択したモードが実行されて(ステップS204)、処理が終了することになる(エンド)。
設定値登録モードが選択された場合には(ステップS202:Y)、まず「加速度(角速度)」、「変化時間」および「比較結果継続時間」の設定が行われる(ステップS205)。これらの設定に際しては、メイン表示部103に3軸加速度センサ112によって測定される加速度(角速度)、変化時間および比較結果継続時間の現在のしきい値の設定内容が表示される。ここで、設定対象としての「加速度(角速度)」とは、情報処理装置100をユーザが第1の配置状態(図4参照)から第2の配置状態(図5参照)に、あるいはその逆に切り替えたときの変化を示す加速度あるいは角速度のしきい値をいう。しきい値は、たとえばX,Y,Zのそれぞれの軸方向の加速度であってもよいし、角速度であってもよい。加速度の単位は、メートル毎秒毎秒(m/s2)やジー(G)あるいはラジアン毎秒毎秒(rad/s2)等を用いることができる。「変化時間」とは、加速度がそのしきい値以上で変化する時間の長さ(秒)についてのしきい値である。また、「比較結果継続時間」とは第1のGPSアンテナ素子107と第2のGPSアンテナ素子109の受信レベルについて同一の比較結果が継続する時間(秒)についてのしきい値をいう。
設定値記憶部136には、工場出荷時にデフォルト値が記憶されている。したがって、ユーザが情報処理装置100を購入後に「加速度(角速度)」、「変化時間」および「比較結果継続時間」の設定を行う場合には、これらのデフォルト値が読み出されてメイン表示部103に表示される。それ以外の場合には、ユーザが前回登録した値が設定値記憶部136に登録されているので、これらが読み出されてメイン表示部103に表示される。デフォルト値は、情報処理装置100の設計の段階で各種の実験によって導き出した値である。ユーザはタッチパネル111あるいは情報処理装置基本回路部137に備えられた図示しないキースイッチを操作することで、メイン表示部103に表示された現在の設定内容を適宜変更することができる。現状の設定内容で特に問題がない場合には数値の訂正を行う必要はない。図示しないがメイン表示部103には、「次へ」と「戻る」の各ボタンが表示されており、ユーザがタッチパネル111の該当個所を押下することで、次の設定内容の表示画面に進んだり、1段階前の表示画面に戻ることができる。
「加速度(角速度)」、「変化時間」および「比較結果継続時間」に関する設定画面の状態からユーザが「次へ」ボタンを押下すると、ステップS206に進んでメイン表示部103の表示方向の設定が行われる画面が表示される。この設定では、ユーザが第1の配置状態(図4参照)と第2の配置状態(図5参照)のいずれを情報処理装置100の電源投入時に使用するかを定める。工場出荷時は第1の配置状態がプリセットされている。情報処理装置100の電源投入時に第2の配置状態を主に使用する場合、これをその内容に切り替えることになる。
メイン表示部103の表示方向に関する設定画面の状態からユーザが「次へ」ボタンを押下すると、ステップS207に進んでメイン表示部103にアンテナの初期設定に関する画面が表示される。ここでは、第1のGPSアンテナ素子107あるいは第2のGPSアンテナ素子109のいずれを最初に選択して受信するかの設定が行われる。メイン表示部103が第1の配置状態(図4参照)にプリセットされるのに対応して、プリセット値は第1のGPSアンテナ素子107で最初に受信するように設定されている。ユーザは現在の設定値を変更することができる。
アンテナの初期設定に関する設定画面の状態からユーザが「次へ」ボタンを押下すると、ステップS208に進んでサブ表示部の初期設定に関する画面が表示される。ここでは、第1のサブ表示部104と第2のサブ表示部105の表示態様に関する初期設定が行われる。第1のサブ表示部104は、第1のGPSアンテナ素子107が受信動作を行っているかやその受信レベルを表わすために設けられている。また、第2のサブ表示部105は、第2のGPSアンテナ素子109が受信動作を行っているやかその受信レベルを表わすために設けられている。そこで、受信動作を行っている状態や受信動作を行っていない状態における表示態様と、受信レベルまで表示することの可否および受信レベルまで表示する場合の表示態様が設定される。プリセット値としては、GPS衛星の受信を行っている状態で点灯し、これ以外で消灯する状態に設定されている。信号レベルの強度に応じた表示は行われないようになっている。ユーザは第1または第2のサブ表示部104、105の点滅の状態や色の変化を指定することで各種の表示形態のうちの所望の形態を指定することができる。もちろん、電力消費の低減という観点から必要度の高くない表示を避けて消灯時間を増やすことも重要である。
サブ表示部の初期設定に関する画面に関する設定画面の状態からユーザが「次へ」ボタンを押下すると、メイン表示部103には以上の設定内容で登録するか、あるいは登録をキャンセルするかを問う画面が表示される(ステップS209、ステップS210)。ユーザが登録することを選択すると(ステップS209:Y)、以上の設定内容が設定値記憶部136に上書きされて(ステップS211)、一連の処理が終了する(エンド)。これに対して、ユーザが登録をキャンセルすることを選択すると(ステップS209:N、ステップS210:Y)、設定値記憶部136に対する設定内容の上書き処理が行われることなく、一連の処理が終了する(エンド)。この場合には、前に設定値記憶部136に格納された設定内容がそのまま存続する。情報処理装置によっては、工場出荷時の設定内容に戻す処理が加えられてもよい。
図8は、以上のようにして設定値を上書きした設定値記憶部の設定内容の一例を表わしたものである。設定値記憶部136には、図7のステップS205〜ステップS208で上書き処理した内容が記載されている。この例では、加速度のしきい値をX,Y,Zのそれぞれの軸方向の値として具体的な数値X1,Y1,Z1で表わしているが、「大」、「中」、「小」というようなおおまかな大きさを示す用語で表記する形で記憶するようにしてもよい。判定時間も具体的な時間(sec)の代わりに、「長」、「短」といった大まかな時間を示す用語で記憶するようにしてもよい。「サブ表示部」の「レベル」とはGPS衛星から受信した信号のレベルをどのように表示するかの設定内容であり、ここでは「赤」、「黄」、「緑」の3色によって表わすようにしている。先に説明したように電力消費の低減という観点から「レベル」について「表示せず(消灯)」という設定内容にすることも可能である。
図9は、設定値記憶部の設定内容に基づいた情報処理装置の制御の様子を表わしたものである。図4〜図6および図8と共に説明する。ここでは、説明を単純にするために、ユーザが装置本体101をZ−X面に対し垂直に保持して−Z方向に真っ直ぐ歩いて移動するものとし、方向転換は考えない。また、歩行に伴って情報処理装置100に実際に生じるロールやピッチ、その他の振動についても、本質的な制御内容ではないので、これらを無視して説明する。
情報処理装置100の電源が投入されている状態で、主制御部123は3軸加速度センサ112の計測時点の到来を監視している(ステップS231)。予め定めた時間が経過して計測時点が到来すると(Y)、加速度センサ入力処理部134は、3軸加速度センサ112からその検出結果を入力する(ステップS232)。そして、X,Y,Zのそれぞれの軸方向の加速度について、設定値記憶部136に登録されているしきい値X1,Y1,Z1と比較して、これらすべての値未満であるかを判別する(ステップS233)。この結果、検出した値がしきい値X1,Y1,Z1未満であると判別した場合には(Y)、装置本体101の目立った移動や回転が行われていないとして、処理をステップS231に戻す(リターン)。すなわち、この場合には次の計測時点の到来まで待機することになる。
この一方で、検出した値がしきい値X1,Y1,Z1のいずれか以上であった場合(ステップS233:N)、しきい値を超えるこの判別が設定値記憶部136に登録されている変化時間未満しか続かないものであるかを判別する(ステップS234)。たとえば設定値記憶部136に登録されている変化時間が1秒であった場合、この1秒に至る前では(Y)、処理がステップS232に戻されて3軸加速度センサ112から次の検出結果を入力する。そして、検出した値がしきい値X1,Y1,Z1のいずれか以上となった場合には(ステップS233:N)、変化時間の計測を継続する(ステップS234)。このようにして変化時間が1秒以上となると(N)、次のステップS235の処理に進むことになる。これに対して、この例で変化時間が1秒以上となる以前の段階でステップS233で3軸加速度センサ112の検出した値がしきい値X1,Y1,Z1のいずれにも到達しなかったとする(ステップS233:Y)。この場合には、先に説明したように装置本体101の目立った移動や回転が行われていないとして、処理をステップS231に戻す(リターン)。なお、−Z方向に真っ直ぐ定速で歩いて移動している状況では、移動中に想定される加速度は−Y方向の成分が最大となる可能性が大きい。
ステップS235では、目立った移動や回転が行われたので、装置本体101の移動方向あるいは回転方向を特定するための演算処理が行われる。この演算処理は、1秒以上となった変化時間における3軸加速度センサ112の総合的なX,Y,Zの方向の検出結果を用いて行われる。
装置本体101の移動方向あるいは回転方向が特定したら、GPS受信制御部125から第1のGPSアンテナ素子107と第2のGPSアンテナ素子109の受信レベルを比較した比較情報を取得する(ステップS236)。ここでは、現在設定値記憶部136に設定しているGPSアンテナによる受信レベルがそれ以外のGPSアンテナによる受信レベル以上であるかの判別が行われる(ステップS237)。
情報処理装置100の電源投入時点からGPSアンテナの切り替えが行われていない場合、現在設定しているGPSアンテナとは設定値記憶部136に登録されているGPSアンテナ素子のことである。この例では現在設定しているGPSアンテナが第1のGPSアンテナ素子107となる。したがって、この例では、第1のGPSアンテナ素子107の受信レベルが第2のGPSアンテナ素子109のそれ以上であるかの判別が行われることになる。そうである場合には(Y)、装置本体101の移動あるいは回転が判別されたものの初期設定された第1のGPSアンテナ素子107でそのまま受信できる状態を維持していることになる。そこで、この場合には処理をステップS231に戻して(リターン)、次の計測時点の到来まで待機することになる。
これに対して、現在設定された第1のGPSアンテナ素子107の受信レベルの方が第2のGPSアンテナ素子109の受信レベル未満であった場合には(ステップS237:N)、GPSアンテナの切り替えが必要であるかを判別する(ステップS238)。具体的には、設定値記憶部136に登録されている比較結果継続時間に至らない時間だけ第1のGPSアンテナ素子107の受信レベルの方が第2のGPSアンテナ素子109の受信レベル未満であった場合は、GPSアンテナの切り替えを行わない。これは、装置本体101の一時的な姿勢の変化を無視する主旨である。
たとえば、比較結果継続時間が2秒間に設定されていたとする。この場合、第2のGPSアンテナ素子109の受信レベルの方が大きい状態が2秒間となるまで、処理がステップS236に戻される(ステップS238:Y)。そして、2秒間に到達する前に第1のGPSアンテナ素子107の受信レベルの方が第2のGPSアンテナ素子109の受信レベル未満であるという状態が解消されれば(ステップS237:Y)、処理がステップS231に戻されることになる(リターン)。
以上と異なり第2のGPSアンテナ素子109の受信レベルの方が大きい状態が2秒以上となった場合には(ステップS238:N)、GPSアンテナの切り替えが考慮の対象となる。そこでこの場合には、3軸加速度センサ112から得られた装置本体101の移動と回転方向の情報を基にして情報処理装置100の使用方向と最適なGPSアンテナ素子の判定が行われる(ステップS239)。そして判定結果を用いて、現在受信に使用しているGPSアンテナを他方のGPSアンテナに切り替える(ステップS240)。この例では、今まで第1のGPSアンテナ素子107が使用されてきたので、受信により有利な第2のGPSアンテナ素子109への切り替えが行われる。
次に、GPSアンテナの切り替えに連動して、第1のサブ表示部104と第2のサブ表示部105の表示の切り替えが行われる(ステップS241)。このとき、設定値記憶部136に登録されている設定内容が参照される。したがって、第1のGPSアンテナ素子107から第2のGPSアンテナ素子109に受信が切り替わる場合には、第1のサブ表示部104が点灯状態から消灯状態に変わり、第2のサブ表示部105が消灯状態から点灯状態に変わる。また、第2のGPSアンテナ素子109の受信レベルが高い場合には、第2のサブ表示部105が緑色に発光することになる。
最後に、メイン表示部103の表示方向の配置状態の切り替えが行われて(ステップS242)、処理をステップS231に戻す(リターン)。すなわち、表示方向が設定値記憶部136による初期設定で第1の配置状態(図4参照)となっており、これ以後変更されていなければ、第2の配置状態(図5参照)に切り替えられることになる。現在の配置状態が第2の配置状態となっている場合には、第1の配置状態への切り替えが行われる。
以上説明した実施の形態の情報処理装置100では、第1のGPSアンテナ素子107と第2のGPSアンテナ素子109のうちで使用中のものは、第1のサブ表示部104と第2のサブ表示部105の表示状態で常に確認することができる。また、設定内容によってはGPSアンテナの受信特性も判別することができる。したがって、ユーザは使用中のGPSアンテナの受信特性が良好となるように情報処理装置100の配置状況を考慮するようになる。また、受信角度範囲113、114の空間を手で覆うような行為をして電波の受信を劣化させると、情報処理装置100がこれに応じてGPSアンテナの切り替えや受信レベルの表示を変化させる。したがって、ユーザはどのような操作がGPSアンテナの受信特性を害するかを自然と理解することになり、装置側の注意喚起によって受信に不利な行動を避け、良好な受信感度および利得の維持を図ることができる。
また、本実施の形態では受信や受信のための比較処理に使用しないGPSアンテナの給電を停止することができる。したがって、GPSアンテナが複数あることによる利得の確保と受信の安定性を維持しつつ、消費電力の増加を最小限に抑制することができる。もちろん、本実施の形態では第1のGPSアンテナ素子107と第2のGPSアンテナ素子109を備えているので、これらのうちから良好な受信レベルのGPSアンテナを選択することができ、利用することができる。しかも、GPSアンテナの切り替えに伴って画面表示が自動的に切り替わるので、ユーザが情報処理装置100の姿勢を変化させたような場合にもこれに容易かつ迅速に対処可能である。
なお、以上説明した実施の形態では第1のGPSアンテナ素子107と第2のGPSアンテナ素子109の2種類のGPSアンテナを使用したが、これよりも多くGPSアンテナを使用してもよい。この場合、3軸加速度センサ112の検出結果を基にして、これら3以上のGPSアンテナのうちから最適なGPSアンテナを選択して使用することになる。
また、本実施の形態ではメイン表示部103の表示面にタッチパネル111を配置したが、この代わりに各種のキースイッチからなる操作部を配置してもよい。また、第1のGPSアンテナ素子107等のGPSアンテナの特性を阻害しないように装置本体101にキーボードを接続するようにしてもよい。
更に以上説明した実施の形態ではメイン表示部103の他に第1および第2のサブ表示部104、105を配置したが、これに限るものではない。たとえばメイン表示部103のみを配置し、第1および第2のサブ表示部104、105に対応する領域にGPSアンテナの使用状況を示す表示を行うようにしてもよい。
<本発明の第1の変形例>
図10は、本発明の第1の変形例として、以上説明した実施の形態の情報処理装置を簡易的な構成とした際の情報処理システムの構成を表わしたものである。図10で図6と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。
この第1の変形例では、情報処理モジュール301と別システム部302とで情報処理装置100Aを構成している。情報処理モジュール301は、主にGPS衛星303(代表的に1つのみ図示。)との関係で情報処理装置100Aの制御を行うモジュール化されたデバイスである。この情報処理モジュール301には、第1および第2のGPSアンテナ素子107、109の受信や切り替えに関する処理を行うGPSアンテナ受信制御部311が配置されている。GPSアンテナ受信制御部311には、このモジュール専用となる専用マイクロコンピュータ312が接続されている。専用マイクロコンピュータ312には、第1および第2のサブ表示部104、105と3軸加速度センサ112も接続されており、これらに関するデータ処理を実行するようになっている。
情報処理装置100A自体は、たとえば携帯電話機やPDA等のような現実の製品に沿った各種の機能を備えている。このような機能は、専用マイクロコンピュータ312に図示しないコネクタを介して接続された別システム部302が受け持つようになっている。
このように第1の変形例では、本発明の特徴となる回路部分を情報処理モジュール301としてモジュール化した。このため、設計者は既存の回路部分としての別システム部302に情報処理モジュール301を接続するだけで、第1および第2のGPSアンテナ素子107、109や3軸加速度センサ112を用いた情報処理装置100Aに簡単に機能拡張可能である。しかも、この第1の変形例では、情報処理モジュール301の処理結果を専用マイクロコンピュータ312から別システム部302に与えることにしている。この結果、別システム部302側に設けられた図示しないメイン表示部103の姿勢の変化に対応して、画面の向きを変えるといった制御が可能になる。もちろん、情報処理モジュール301側から見れば、その用途に対応させて別システム部302を選択使用することで、複数のGPSアンテナを備えた所望の情報処理装置100Aを簡易に実現することができる。
しかも、第1の変形例の情報処理装置100Aでは、専用マイクロコンピュータ312が第1および第2のGPSアンテナ素子107、109や3軸加速度センサ112に関する制御を一括して行う。このため、別システム部302自体はGPSアンテナの受信や加速度制御に関するデータ処理の負担を直接担う必要がなく、本来の演算処理やタスクの実行に多くの時間を割くことができる。
<本発明の第2の変形例>
図11は、本発明の第2の変形例としての情報処理システムの構成を表わしたものである。図11で図6あるいは図10と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。
この第2の変形例では、情報処理モジュール301BがGPSアンテナ受信制御部311と専用マイクロコンピュータ312および3軸加速度センサ112から構成されている。情報処理装置100Bは、この情報処理モジュール301Bと、別筐体部321とによって構成されている。別筐体部321には、専用マイクロコンピュータ312と接続された別システム部302と、第1および第2のサブ表示部104、105ならびに第1および第2のGPSアンテナ素子107、109が配置されている。
第2の変形例では、このように別筐体部321にGPSアンテナ関係の部品と別システム部302を配置した。このため、別システム部302の性能や特徴に合わせた本数のGPSアンテナを別筐体部321として用意することができる。また、情報処理モジュール301Bと別筐体部321をコネクタあるいはケーブルで接続することで、別システム部302がGPSアンテナに関して表示機能を必要としている場合に情報処理装置100B全体の低コスト化と装置規模極小化に寄与することができる。更にこの変形例でも専用マイクロコンピュータ312がGPSアンテナに伴う制御を一括して行う。このため、別筐体部321自体はGPSアンテナの受信や加速度制御に関するデータ処理の負担を直接担う必要がなく、本来の演算処理やタスクの実行に多くの時間を割くことができる。
10、100、100A、100B 情報処理装置
11 GPSアンテナ
12 姿勢変化検出手段
13 比較手段
14 アンテナ切替手段
20 GPSアンテナ受信方法
21 姿勢変化検出ステップ
22 比較ステップ
23 アンテナ切替ステップ
24 表示内容切替ステップ
30 GPSアンテナ受信プログラム
31 姿勢変化検出処理
32 比較処理
33 アンテナ切替処理
34 表示内容切替処理
103 メイン表示部
104 第1のサブ表示部
105 第2のサブ表示部
107 第1のGPSアンテナ素子
109 第2のGPSアンテナ素子
121 CPU
122 メモリ
123 主制御部
125 GPS受信制御部
126 GPS信号処理部
127 比較検出部
128 アンテナ切替部
131 メイン表示部表示制御部
133 サブ表示部制御部
136 設定値記憶部
301、301B 情報処理モジュール
302 別システム部
303 GPS衛星
311 GPSアンテナ受信制御部
312 専用マイクロコンピュータ
321 別筐体部

Claims (7)

  1. 筐体のそれぞれ異なった面に配置され、同一のGPS衛星からの受信角度範囲を互いに異ならせた複数のGPSアンテナと、
    前記筐体の姿勢の変化を逐次検出する姿勢変化検出手段と、
    この姿勢変化検出手段の検出した姿勢の変化が所定のしきい値を超えたとき前記複数のGPSアンテナの受信レベルを比較する比較手段と、
    この比較手段の比較結果に応じて前記複数のGPSアンテナの中の受信レベルの最も高いGPSアンテナに受信を切り替えるアンテナ切替手段
    とを具備することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記筐体の所定位置に固定配置された表示枠内での画像の表示方向を予め定めた複数の回転方向のいずれかに切り替えて表示可能な画像ディスプレイを備え、
    前記アンテナ切替手段が前記GPSアンテナの切り替えを行うとき、切り替え前のGPSアンテナと切り替え後のGPSアンテナの配置の変化に対応した表示方向に画像の表示を切り替える画像ディスプレイ制御手段
    とを具備することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記複数のGPSアンテナのそれぞれに対応して設けられ、これらの受信状態を個別に表示するアンテナ対応表示手段を具備することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  4. 前記複数のGPSアンテナのうちで初期的に使用するGPSアンテナを登録すると共に前記アンテナ切替手段によって使用するGPSアンテナが切り替えられるたびに使用するGPSアンテナを更新する使用アンテナ登録手段を備え、前記比較手段はこの使用アンテナ登録手段に登録されたGPSアンテナの受信レベルがそれ以外のGPSアンテナの受信レベルよりも受信レベルが低い時間を測定する時間測定手段と、この時間測定手段の測定した時間が予め定めた値以下のときこの比較結果を無効にする比較結果無効手段とを具備することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  5. 前記姿勢変化検出手段の検出した姿勢に応じて前記表示枠内での画像の表示方向を対応する回転方向に切り替える表示方向切替手段を具備することを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  6. 複数のGPSアンテナをそれぞれ異なった面に配置した筐体の姿勢の変化を検出する姿勢変化検出ステップと、
    この姿勢変化検出ステップで検出した姿勢の変化が所定のしきい値を超えたとき前記複数のGPSアンテナの受信レベルを比較する比較ステップと、
    この比較ステップによる比較結果に応じて前記複数のGPSアンテナの中の受信レベルの最も高いGPSアンテナに受信を切り替えるアンテナ切替ステップと、
    このアンテナ切替ステップによる切り替えに応じて、前記複数のGPSアンテナの受信状態を個別に表示する表示器の表示内容を切り替える表示内容切替ステップ
    とを具備することを特徴とするGPSアンテナ受信方法。
  7. コンピュータに、
    複数のGPSアンテナをそれぞれ異なった面に配置した筐体の姿勢の変化を検出する姿勢変化検出処理と、
    この姿勢変化検出処理で検出した姿勢の変化が所定のしきい値を超えたとき前記複数のGPSアンテナの受信レベルを比較する比較処理と、
    この比較処理による比較結果に応じて前記複数のGPSアンテナの中の受信レベルの最も高いGPSアンテナに受信を切り替えるアンテナ切替処理と、
    このアンテナ切替処理による切り替えに応じて、前記複数のGPSアンテナの受信状態を個別に表示する表示器の表示内容を切り替える表示内容切替処理
    とを実行させることを特徴とするGPSアンテナ受信プログラム。
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