JP2010228804A - インスタントヌードルの容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 好ましい保温性を具え、強度が強く、コストを抑えたインスタントヌードルの容器を提供する。
【解決手段】内側面と、外側面と、該内側面と外側面との間に形成された空間と、該空間内に成形された複数の、それぞれ独立して設けられる中間接続体とを含んでなり、中間接続体は柱状か、或いは円錐状の中空で薄い壁体を具え、両端がそれぞれ内側面と外側面とに一体に接続する。
【選択図】図1
【解決手段】内側面と、外側面と、該内側面と外側面との間に形成された空間と、該空間内に成形された複数の、それぞれ独立して設けられる中間接続体とを含んでなり、中間接続体は柱状か、或いは円錐状の中空で薄い壁体を具え、両端がそれぞれ内側面と外側面とに一体に接続する。
【選択図】図1
Description
この発明は、容器に関し、特にインスタントヌードルの容器に関する。
従来のインスタントヌードルの容器には一般的にプラスチック製の単一層から形成された容器が使用されている。
インスタントヌードルは、麺を食べる場合、先に様々な具を容器に入れた後、インスタントヌードルをもどすために容器に熱湯を注ぐ。
インスタントヌードルをもどす過程は即ち、保温するということになる。
しかしながら、単一層から形成された容器は、保温性が好ましくないため、熱湯の熱が失われ易い。
また、容器が熱を導熱するため、熱湯を注ぐと容器の温度が上昇し、容器で手をやけどさせるほど熱くなり、麺を食べる者がやけどし易いなど実用的でない。
さらに、単一層の容器は強度が好ましくないため、熱湯を注ぐと、容器が柔らかくなり変形し易い。
前述の状態は、使用者が容器で手をやけどし易いだけでなく、容器を持ち難くする。
よって、インスタントヌードルの食用者は容器の端を持って麺を食べる場合、十分に注意して静かに食べなければならない。
側壁を厚くすると、容器の強度が増す事は周知の事実であるように、容器が十分な強度を具えるためには、容器の側面を極めて厚く形成しなければならない。
該容器の側面を厚くすると、コストが高くなるが、消費者やインスタントヌードルのメーカーや、市場はいずれも、容器の価格が高くなりすぎないことを求めている。
よって、従来のインスタントヌードルの容器の強度の問題は根本的に解決されていない。
この発明は、好ましい保温性を具え、強度が強く、コストを抑えたインスタントヌードルの容器を提供することを課題とする。
そこで、本発明の発明者は従来の技術に見られる欠点に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、内側面と、外側面と、該内側面と外側面との間に形成された空間と、該空間内に成形された複数の、それぞれ独立して設けられる中間接続体と、を含んでなり、中間接続体は柱状か、或いは円錐状の中空で薄い壁体を具え、両端がそれぞれ内側面と外側面とに一体に接続する。
以下、この発明について具体的に説明する。
請求項1に記載するインスタントヌードルの容器は、内側面と、外側面と、該内側面と外側面との間に形成された空間と、該空間内に成形された複数の、それぞれ独立して設けられる中間接続体と、を含んでなり、
該中間接続体は柱状か、或いは円錐状の中空で薄い壁体を具え、両端がそれぞれ内側面と外側面とに一体に接続する。
請求項1に記載するインスタントヌードルの容器は、内側面と、外側面と、該内側面と外側面との間に形成された空間と、該空間内に成形された複数の、それぞれ独立して設けられる中間接続体と、を含んでなり、
該中間接続体は柱状か、或いは円錐状の中空で薄い壁体を具え、両端がそれぞれ内側面と外側面とに一体に接続する。
請求項2に記載するインスタントヌードルの容器は、請求項1における中間接続体が、長手方向の横向きの輪郭が円形、楕円形、多辺形、或いは不規則な形状に形成される。
請求項3に記載するインスタントヌードルの容器は、請求項2における中間接続体が、少なくとも二種類のサイズに形成され、大小異なるサイズの中間接続体が交互に分布する。
請求項4に記載するインスタントヌードルの容器は、請求項1から3における容器の上端縁部が、外方向に反り返り巻き込むような端縁部に形成される。
請求項5に記載するインスタントヌードルの容器は、内側面と、外側面と、該内側面と外側面との間に設けられる強化板と、該内側面と強化板との間、及び外側面と強化板との間にそれぞれ形成された空間と、該二つの空間の間に成形された複数の、それぞれ独立して設けられる中間接続体と、を含んでなり、
該中間接続体は柱状か、或いは円錐状の中空で薄い壁体を具え、両端がそれぞれ内側面と強化板、或いは強化板と外側面とに一体に接続する。
該中間接続体は柱状か、或いは円錐状の中空で薄い壁体を具え、両端がそれぞれ内側面と強化板、或いは強化板と外側面とに一体に接続する。
請求項6に記載するインスタントヌードルの容器は、請求項5における中間接続体が、長手方向の横向きの輪郭が円形、楕円形、多辺形、或いは不規則な形状に形成される。
請求項7に記載するインスタントヌードルの容器は、請求項6における中間接続体が、少なくとも二種類のサイズに形成され、大小異なるサイズの中間接続体が交互に分布する。
請求項8に記載するインスタントヌードルの容器は、請求項5から7における容器の上端縁部が、外方向に反り返り巻き込むような端縁部に形成される。
この発明のインスタントヌードルの容器は、強度が強く、端縁部が密封されているため、麺を食べる人がやけどや、傷などを受けることを防ぐとともに、コストを抑えるという効果を有する。
この発明は、好ましい保温性を具え、強度が強く、コストを抑えたインスタントヌードルの容器であって、内側面と、外側面と、該内側面と外側面との間に形成された空間と、該空間内に成形された複数の、それぞれ独立して設けられる中間接続体と、を含んでなり、中間接続体は柱状か、或いは円錐状の中空で薄い壁体を具え、両端がそれぞれ内側面と外側面とに一体に接続する。
かかるインスタントヌードルの容器の構造と特徴を詳述するために具体的な実施例を挙げ、図示を参照にして以下に説明する。
かかるインスタントヌードルの容器の構造と特徴を詳述するために具体的な実施例を挙げ、図示を参照にして以下に説明する。
図1から図4は、この発明のインスタントヌードルの容器を示したものである。
図面によれば、該容器は、上端に開口が設けられ、内側面1と、外側面2と、該内側面1と外側面2との間に密閉して形成された空間と、該空間の内側には均等に分布して設けられた複数のそれぞれ独立した中間接続体3とを含んでなる。
該中間接続体3は、柱状か、或いは円錐状で、中空の薄い壁体であって、両端がそれぞれ内側面1、外側面2と接続して一体になり、立体的な空間を形成する。
前述の構造は好ましい抗湾曲性を具えるとともに、容器が強い強度と、可撓性を具えるため、容器の強度がさらに強められて、容器の端を持ち易くなり、麺を食べる場合に安全である。
容器は立体的な空間構造を具えているため、容器の重量が軽く、密度が小さくなり、コストを抑えることができる。
空気は熱を導熱しないため、容器の空間は阻熱層になり、熱が空間を通して容器の外側面2に伝導されにくくなり、外側に向けて熱が伝導されない。
よって、容器は好ましい保温性を具える。
熱湯の熱が、容器の外側面2に伝導されないため、容器の外側面2が低い温度を維持することができ、容器で手をやけどすることがない。
また、空間に設けられる中間接続体3も気流を阻害する性質を具えているため、空間内が密封されているかどうかにかかわらず、空間内でいずれも気流が流動することがなく、容器の保温性をさらに高めることができる。
空間内に設けられたそれぞれの柱状、或いは円錐状の中空の薄い壁体の中間接続体3は、それぞれ独立し、プラスチックで形成する過程において好ましい湾曲製と伸縮性を具えて更に成形しやすくなる。
プラスチック成形に必要な設備は簡単なため、設備にかける費用と生産コストを抑えることができる。
従来の製品と比較すると、現在市場で使用されているプラスチックダンボール板の中間接続体は連続した仕切り板である。
よって、熱吸収プラスチック成形、或いは押し圧成形をすることができない。
この発明の容器の板材はそれぞれの中間接続体3が独立しているため、熱吸収プラスチック成形を行う場合、それぞれの中間接続体3の間で互いに影響を与えることがない。
よって、熱吸収プラスチック成形を行う場合に、生産が簡単で、立体的な空間を具えた容器を形成することができる。
中間接続体3の長手方向、横向き輪郭は円形で、板材を容器に成形する過程において、中間接続体3が伸縮されて、わずかに変形するため、正確な円形ではない。
しかしながら、これは中間接続体3の機能や強度に影響を与えることがない。
中間接続体3は、内側面1と外側面2に接続し、中間接続体3が連接、支持する性質を具える。
また、柱状の中空の薄い壁体は、好ましい力学構造を具える。
前述の中間接続体3の長手方向、横向きの面の輪郭は楕円形、多辺形、或いは不規則な形状に形成してもよい。
内側面1と外側面2はいずれも、食品クラスの材料から形成するため、環境を保護し、衛生的である。
該内側面1と外側面2は食用クラスのポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、植物繊維強化ポリ乳酸(PLA)、或いは環境保護の目的を達成する耐熱性を具えた重合体の材料から形成する。
該内側面1外側面2はポリスチレン樹脂(PS)、熱可塑性樹脂の一種であるアクリロニトロル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、或いはポリカーボネート(PC)材料から形成してもよい。
内側面1と外側面2は、内側面1を食用クラスのポリエチレン(PE)で形成し、外側面2をポリエチレンテレフタート(PET)で形成するように異なる材料から形成してもよく、包装資材を環境保護し、無毒で材料コストを抑えるように形成することができる。
該容器の上端は外向きに反り返り巻き込むように形成される。該巻き込まれた端縁部は、容器の上方端縁部を密封し、内側面1と外側面2に鋭利な端縁部が発生することがなく、麺を食べる人を傷つけることを防ぐとともに、空間をも密封することができ、容器の保温性を高めることができる。
また、真空技術を通して該空間内の空気を減少させれば、空間に半真空、或いは真空な環境を形成し、さらに保温性を高めることができる。
図5及び図6は、この発明の他の実施形態を示したものである。
図面によれば、この実施形態と上述の実施形態との異なる部分は、内側側面1と外側側面2との間に強化板4を設けてなり、該内側面1と外側面4との間と、強化板4と外側板2との間にそれぞれ空間を形成する。
該二つの空間は内部にいずれも中間接続体3を設ける。該中間接続体3は両端がそれぞれ内側面1と強化板4、或いは強化板4と外側面2と一体になるように接続する。
強化板4は、容器の強度を高めるとともに、容器の内力が減少するため、容器の抗湾曲力がたかめられるため、強い強度と可撓性とを具えることができる。
容器は二つの空間を具え、該二つの空間の間の空気が強化板4で隔離されて対流することがない。
よって、外側面2への熱の伝導がさらに難しくなり、伝導に必要な時間も上述の実施形態に比べて倍以上かかるため、容器が好ましい保温性を具える。
図7は、この発明のその他の実施形態を示したものである。
図面によれば、この実施形態では、空間内の中間接続体3が二種類の異なるサイズを具え、二種類の異なるサイズの中間接続体3が交互に分布して設けられる。
小さめの中間接続体3は大きめの中間接続体3の間に形成された穴に充填して設けられる。その他の部分については上述の実施形態と同じであるため詳述しない。
該中間接続体3は配列上、方向は特になく、容器がそれぞれの方向から均等に力を受けることになる。
それぞれの方向から受ける抗湾曲力、強度、可撓性も均等に高められ、内力が小さくなる。
よって、該容器の抗湾曲力、強度、可撓性をさらに高めることができる。
図8は、この考案の別の実施形態を示したものである。図面によれば、この実施形態では二つの空間内の中間接続体3がいずれも二種類の異なるサイズを具えてなり、二種類の異なるサイズの中間接続体3が交互に分布して設けられる。
小さめの中間接続体3は、大きめの中間接続体3の間の穴に充填して設けられる。その他の部分については上述の実施形態と同じであるため詳述しない。
以上は、この発明の好ましい実施例であって、この発明の実施の範囲を限定するものではない。よって、当業者のなし得る修正、もしくは変更であって、この発明の精神の下においてなされ、この発明に対して均等の効果を有するものは、いずれもこの発明の特許請求の範囲に属するものとする。
1 内側面
10 容器
2 外側面
3 接続体
4 強化板
10 容器
2 外側面
3 接続体
4 強化板
Claims (8)
- 内側面と、外側面と、該内側面と外側面との間に形成された空間と、該空間内に成形された複数の、それぞれ独立して設けられる中間接続体と、を含んでなり、
該中間接続体は柱状か、或いは円錐状の中空で薄い壁体を具え、両端がそれぞれ内側面と外側面とに一体に接続することを特徴とするインスタントヌードルの容器。 - 前記中間接続体が、長手方向の横向きの輪郭が円形、楕円形、多辺形、或いは不規則な形状に形成されることを特徴とする請求項1に記載のインスタントヌードルの容器。
- 前記中間接続体が、少なくとも二種類のサイズに形成され、大小異なるサイズの中間接続体が交互に分布することを特徴とする請求項2に記載のインスタントヌードルの容器。
- 前記容器の上端縁部が、外方向に反り返り巻き込むような端縁部に形成されることを特徴とする請求項1から3に記載のインスタントヌードルの容器。
- 内側面と、外側面と、該内側面と外側面との間に設けられる強化板と、該内側面と強化板との間、及び外側面と強化板との間にそれぞれ形成された空間と、該二つの空間の間に成形された複数の、それぞれ独立して設けられる中間接続体と、を含んでなり、
該中間接続体は柱状か、或いは円錐状の中空で薄い壁体を具え、両端がそれぞれ内側面と強化板、或いは強化板と外側面とに一体に接続することを特徴とするインスタントヌードルの容器。 - 前記中間接続体が、長手方向の横向きの輪郭が円形、楕円形、多辺形、或いは不規則な形状に形成されることを特徴とする請求項5に記載のインスタントヌードルの容器。
- 前記中間接続体が、少なくとも二種類のサイズに形成され、大小異なるサイズの中間接続体が交互に分布することを特徴とする請求項6に記載のインスタントヌードルの容器。
- 前記容器の上端縁部が、外方向に反り返り巻き込むような端縁部に形成されることを特徴とする請求項5から7に記載のインスタントヌードルの容器。
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JP2009081280A JP2010228804A (ja) | 2009-03-30 | 2009-03-30 | インスタントヌードルの容器 |
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JP2010228804A true JP2010228804A (ja) | 2010-10-14 |
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JP2009081280A Pending JP2010228804A (ja) | 2009-03-30 | 2009-03-30 | インスタントヌードルの容器 |
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JP (1) | JP2010228804A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014205518A (ja) * | 2013-04-16 | 2014-10-30 | 中本パックス株式会社 | 断熱食品容器及びその製造方法 |
-
2009
- 2009-03-30 JP JP2009081280A patent/JP2010228804A/ja active Pending
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