JP2010228081A - 穿孔装置 - Google Patents

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宏明 田中
Kozo Morishige
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Abstract

【課題】分岐管が接続される立胴部を横向きにしてガス管に取り付けた分岐継手を通してガス管へ穿孔を行う際、管側方に穿孔作業のためのスペースが十分になくても穿孔が確実に行える穿孔装置を提供する。
【解決手段】ロッド23に油圧シリンダー18のプランジャー17を固定し、シリンダー16にホールソー21を固定する。ガス管1への穿孔時にはロッド23を操作し、油圧シリンダー18をホールソー21と共にホールソー装入口14に装入し、立胴部13まで押込む。次に支え部材27と係止部材28を備えた反力受け手段をロッド23に沿わせてホールソー装入口14に装入し、係止部材28を立胴部内壁に形成される凹溝31に嵌合させると共に、支え部材27をホールソー装入口14奥側の内周天井部に当てがう。反力受け手段装着後、油圧シリンダー18に送油し、シリンダー16と共にホールソー21を前進させてガス管1に押し当て穿孔する。
【選択図】図7

Description

本発明は、熱可塑性樹脂製のガス管に分岐管を接続するための分岐継手を電気融着又は熱融着後、分岐継手を通してガス管に穿孔する穿孔装置に関する。
ガスの配管工事において分岐管を接続する際には分岐継手が用いられる。既設のガス管にガスを通したままで分岐管を接続する場合も同様、分岐継手が用いられる。図1は分岐継手としてサービスチー継手を用いた例を示すもので、熱可塑性樹脂製、例えばポリエチレン製のガス管1にサービスチー継手2を電気融着又は熱融着後、スピゴット3に図示省略したソケット継手又はエルボ継手を介して分岐管を接続する。その後、立胴部4端に捩じ込んだキャップ5を外し、ついで立胴部4に内蔵されるホールソー6或いは外部から立胴部4に装入したホールソーを捩じ込んでガス管1に孔穿けを行い、穿孔後、ホールソー6を立胴部端まで引上げる。これによりガス管1内のガスがスピゴット3を通り分岐管に供給される。
立胴部端に引上げられたホールソー6はそのまま立胴部端に留められ、キャップ5を取付けてシールするか、或いは立胴部端より取外される。取外しに際してはシャッター装置を備えた治具が用いられ、該治具を立胴部端に取付けた後、シャッター装置に取付けられる開閉可能な弁を開いてホールソーを治具内に納め、弁を閉じる。ついで治具をシャッター装置を残して外し、ホールソーを取外す。そして代わりにシールプラグを装着した治具をシャッター装置に取付け、弁を開いてシールプラグを立胴部端に押込み装着する。その後、治具をシャッター装置と共に取外し、キャップを取付けシールする(特許文献1)。
上述する分岐管の接続工法において、ガス管1の埋設は通常、規制内で最も浅く埋設されるためいため、立胴部を上向きにしてサービスチー継手をガス管に取付けることができない。そのため立胴部は横向きに取付けられるが、ホールソーが立胴部に内蔵されるタイプのものであっても、ホールソーを回動操作するための工具によりホールソーを回動するのに必要な作業スペースを立胴部端の延長上に確保する必要があり、そのため地中に埋設される既設のガス管を露出するための掘削幅に、作業スペースを確保するための掘削幅が加わって掘削幅を増大せねばならない。しかしながら掘削幅が増大すると、ガス管が埋設される箇所によって、例えばガス管がコンクリート構造物の地中部分に近い箇所に埋設されている場合、コンクリート構造物の地中部分が障害となって掘削幅を増加させることができず、施工できないことがある。またガス管が側溝近くに埋設されている場合では、立胴部端の延長上に上述する必要な作業スペースを確保するために側溝下を掘削せねばならなくなり、掘削量が多くなる。
ホールソーによる穿孔方法としてはこのほか、管軸より偏心した箇所から穿孔をセグメント状に行うようにしたものも知られる(特許文献2)。
特開平9−72481号 特開平11−159683号
特許文献2に開示される穿孔方法のように、ホールソーを管軸より偏心した箇所から垂直方向に押込んで穿孔をセグメント状に行うようにすれば、地中に埋設される管を露出するための地面の横方向の掘削量を少なくすることができ、また管側方に障害物があって作業スペースが十分に取れない場合であっても穿孔作業を行うことができるが、ホールソーが管外周面に片当りし、かつ管外周に作用する押込み力の接線方向の分力(ベクトル成分)により穿孔方向が管より外れる方向にずれ易く、ホールソーの食込み量や角度がバラ付いて安定した穿孔が行いにくい難点がある。
本出願人は先に特願2008−15715号において、分岐管が接続される立胴部を横向きにしてガス管に取り付けた分岐継手を通してガス管へ穿孔を行う際、管側方に穿孔作業のためのスペースが十分に取れなくても穿孔作業が行えるようにするため、径の異なる複数の筒体を組み合わせて気密ないし水密状態でテレスコープ状に伸縮する伸縮体と、該伸縮体に供給される加圧流体によりテレスコープ状に突出する筒体のうち、先頭になって突出する筒体に取付けられるホールソーよりなり、該ホールソーを伸縮体と共に、立胴部より側方に突設されるホールソー挿入口に管軸と平行に装入し、立胴部に達すると、伸縮体への加圧流体の供給により伸縮体を繰り出してホールソーを突出させ、ガス管への穿孔を行う穿孔装置について提案した。
この装置によれば、穿孔作業が分岐継手の立胴部が突出する範囲内で行えるため、障害物によりガス管側方の作業スペースが狭くても作業が可能であり、地中に埋設される既設のガス管を露出するため地面を掘削する際も掘削幅を少なくすることができ、またガス管への穿孔はガス管の軸心を通る直径方向に行われ、ホールソーは穿孔時、全周が管に当り、かつ管外周に作用する押込み力の接線方向の分力はないため、偏心した方向より穿孔するのに比べ、ホールソーの食込み量や角度がバラ付くことがなく、安定した穿孔を行うことができ、しかもこの安定した穿孔は、穿孔がガス管の直径方向に行われる限り、垂直方向のみならずどの角度においても可能である。
前述する穿孔装置において、伸縮体を空気圧又は油圧シリンダーに換え、このシリンダー内に加圧流体を供給してホールソーを突出させ、ガス管への穿孔を行う穿孔装置についても同様の効果を生ずる。
前述する穿孔装置においては、いずれもガス管への穿孔がホールソーによる押切りによって行われ、その際の反力が穿孔装置を取付け支持する支持部材に作用する。
本発明は、前述の各装置において、穿孔時に支持部材に作用する反力を支え、支持部材が反力の作用する方向に逃げないようにしっかりと支えてホールソーによるガス管への穿孔が確実に行えるようにするものである。
請求項1に係わる発明は、熱可塑性樹脂製のガス管に側面より当てられるサドル部と、該サドル部より突設される立胴部と、該立胴部に設けられるホールソー装入口及び少なくとも一つの分岐管接続口とを有する熱可塑性樹脂製分岐継手を前記サドル部においてガス管に電気融着又は熱融着した後、前記ホールソー装入口より装入され、ガス管への穿孔を行う穿孔装置であって、空気圧又は油圧シリンダーと、該空気圧又は油圧シリンダーに連結され、該空気圧又は油圧シリンダーにより進退するガス管穿孔用のホールソーと、前記空気圧又は油圧シリンダーに圧縮空気又は作動油を供給するポンプと、前記空気圧又は油圧シリンダーを取着する支持部材を有し、ガス管への穿孔時には、前記支持部材を操作し、ガス管の管軸と平行をなして前記立胴部より側方に突出するホールソー装入口より前記空気圧または油圧シリンダーをホールソーと共に立胴部まで押込む穿孔装置において、ホールソーによる穿孔時に前記支持部材に作用する反力を受ける反力受け手段を設けたことを特徴とし、
請求項2に係わる発明は、熱可塑性樹脂製のガス管に側面より当てられるサドル部と、該サドル部より突設される立胴部と、該立胴部に設けられるホールソー装入口及び少なくとも一つの分岐管接続口とを有する熱可塑性樹脂製分岐継手を前記サドル部においてガス管に電気融着又は熱融着した後、前記ホールソー装入口より装入され、ガス管への穿孔を行う穿孔装置であって、径の異なる複数の筒体を組み合わせて気密ないし水密状態でテレスコープ状に伸縮する伸縮体と、該伸縮体に供給される加圧流体によりテレスコープ状に繰り出されて突出する筒体のうち、先頭になって突出する筒体に取付けられるホールソーと、前記伸縮体を取着する支持部材を有し、ガス管の穿孔時には前記支持部材を操作し、ガス管の管軸と平行をなして前記立胴部より側方に突出するホールソー装入口より前記伸縮体をホールソーと共に立胴部まで押込む穿孔装置において、ホールソーによる穿孔時に前記支持部材に作用する反力を受ける反力受け手段を設けたことを特徴とする。
請求項3に係わる発明は、請求項1又は2に係わる発明において、反力受け手段が前記支持部材に取着され、立胴部の内壁に形成される溝又は段と、該溝又は段に係止する係止部材よりなることを特徴とし、
請求項4に係わる発明は、請求項1又は2に係わる発明において、反力受け手段が前記支持部材に取着され、ホールソー装入口の内周面に突き当たる支え部材よりなることを特徴とする。
本発明によると、穿孔時において支持部材が反力受け手段により支持されて反力を受け、ホールソーは背後から剛体に支持されたと同様な状態になることから、ホールソーによるガス管への押切りを確実に行うことができる。
サービスチー継手を用いた従来例の断面図。 ガス管に取付けた分岐継手の正面図。 反力受け手段を取付けた本発明に係わる穿孔装置の斜視図。 穿孔装置を分岐継手に押込んだときの断面図。 穿孔装置による穿孔を行うときの断面図。 反力受け手段を取付けたときの断面図。 ガス管に穿孔したときの断面図。 反力受け手段を取外し、シャッター装置を備えた治具をホールソー装入口に取付けた断面図。 穿孔装置を治具内に納めた断面図。 治具をシャッター装置より取外したときの断面図。 ホールソー装入口にシールプラグを取付けた断面図。 キャップ継手を取付けたときの正面図。 別の実施形態の穿孔装置の正面図。 ガス管に穿孔したときの断面図。
以下、本発明の実施形態について一例を図面により説明する。
図2は、本発明において使用する電気融着分岐継手11を示すもので、この分岐継手11は、継手11と同じポリエチレン製のガス管1に側面より当てられ、内周面に図示省略した電熱線をコイル状に埋設したサドル部12と、該サドル部12より突設される立胴部13と、該立胴部13より側方にガス管1の管軸と平行をなして突出し、側方に開口するホールソー装入口14と、前記立胴部13の延長上に突出し、分岐管が接続される分岐管接続口15とからなっている。
前記分岐管接続口15は図示する例では立胴部13の延長上に設けられているが、ホールソー装入口14と逆向きに設けてもよいし、ホールソー装入口14と直交する方向に設けてもよく、また分岐管接続口を1つに限らず複数設けてもよい。
図3は、反力受け手段を取付けたガス管1の穿孔装置を示すもので、筒体16と、該筒体16が出し入れ可能に装着されるプランジャー17とよりなる油圧シリンダー18と、筒体16に形成のフランジ19とボルト(図示しない)にて取外し可能に連結されるホールソー21と、筒体16に形成のフランジ19に固着されるホールソー21と、前記油圧シリンダー18に作動油を供給するポンプ(図示しない)よりなり、プランジャー17には、支持部材としてのロッド23が連結されている。
筒体16には、ロッド23に添設され、かつ図示しない油圧ポンプより作動油を給排する給油管24及び排油管25が接続され(各管24及び25はゴム又は樹脂製で、可撓性を有していても、例えば鋼管のように高剛性の管であってもよい)、上記ポンプからの作動油の供給により筒体16はホールソー21と共にロッド23に固定のプランジャー17から突出し或いは後退するようになっており、プランジャー17及びホールソー21が後退して引込んだ図3の状態において、油圧シリンダー18及びホールソー21を含む穿孔装置が前記ホールソー装入口14より出し入れできるようになっている。
反力受け手段は、前記ロッド23に着脱可能に取着され、ロッド23に沿いスライド可能であるベース26と、ベース26より上向きに突設されるきのこ状の支え部材27と、ベース先端側に横向きに固着され、先端を円弧状にした鉄板よりなる係止部材28とよりなり、ベース26にはロッド23に添う操作ロッド29が連結されている。
ガス管1への分岐管接続時においては、先ず図2に示すように分岐継手11のサドル部12をガス管1に側面より当てて常法のようにクランプし、電気融着装置により所要の電気エネルギーを付与してガス管1に電気融着する。電気融着に代えてサドル部12をヒータにより加熱し、ガス管1に当てて熱融着してもよい。
ガス管1に分岐継手11を取付後、分岐管接続口15に図示省略した分岐管をソケット継手(図示しない)を介して接続する。
次に図3に示す反力受け手段を取外した穿孔装置のロッド23を掴み、ロッド先端に固着の油圧シリンダー18及びホールソー21を図示するように下向きにして分岐継手11のホールソー装入口14の開口よりホールソー装入口14に押込む。ホールソー21が立胴部13の内壁に突き当たると(図4)、ロッド操作により押し下げ、ホールソー21をガス管1に押し当てる(図5)。
次に反力受け手段を穿孔装置に取付ける。その取付けは、ベース26より下向きに突出する図示しない嵌合部を分岐継手11のホールソー装入口14より突出するロッド23に上方より押込んで嵌着することによって行う。
反力受け手段を取付け後、操作ロッド29の押込み操作によりベース26をロッド23に沿わせて前進させ、係止部材28を先頭にしてホールソー装入口14に装入する。操作ロッド29を更に押込むと、係止部材28に続いて支え部材27がホールソー装入口14に装入され、該装入口14の内周天井部に摺接しながら前進する。先頭の係止部材28が立胴部13の内壁に達したのち更に押込むと、立胴部内壁に形成される凹溝31に嵌合する。支え部材27は装入口14奥側の内周天井部に接した状態となっている(図6)。
以上のようにして圧力受け手段を設置したのち、図示しない油圧ポンプを駆動し、作動油を油圧シリンダー18に送って筒体16をホールソー21と共にガス管の直径方向に押出す。これによりホールソー21はガス管1に押し切りによる穿孔を行う(図7)。図中、1aはホールソー21により切取られた切片を示す。
ホールソー21の穿孔時に作用する反力は、前記係止部材28が立胴部内壁の凹溝31に嵌合し、かつ支え部材28が装入口14奥側の内周天井部に当たって支えることにより受けられ、これによりホールソー21は背後を剛体に支持されたと同様の状態となって油圧シリンダー18によりガス管1に向け管1の直径方向に押し出され、押切りによる穿孔が行われる。
上述する反力受け手段は、支え部材27と、係止部材28を備えているが、いずれか一方のみでも穿孔時の反力を受けることも可能である。一方のみ設ける場合には、係止部材27を設けるのが望ましい。
反力受け手段としてはまた、上述の支え部材27及び係止部材28以外のもの、例えばロッド23に固定され、ロッド装入口14の内周面に当てられる部材等を用いることも可能である。
なお、前記実施形態では、反力受け手段の係止部材28は立胴部内壁の凹溝31に嵌合するようになっているが、立胴部内壁に形成される段又は突部に下側から係合するようにしてもよい。また凹溝或いは段を係止部材28側に形成し、立胴部内壁より側方に突設される突部が係止部材の凹溝に係合するか、或いは段に上側から係合するようにしてもよい。
ホールソー21による穿孔が完了すると、先ず操作ロッド29の引戻し操作により支え部材28がホールソー装入口14の内周天井部を摺接しながら係止部材28が立胴部内壁の凹溝31より離脱し、反力受け手段がホールソー装入口14より引き出される。そしてベース26を持上げて前記嵌合部に嵌合するロッド23より外し、反力受け手段を取外す。
反力受け手段を取外したのち、シャッター装置33を備えた治具34をホールソー装入口14に取付ける。シャッター装置33を備えた治具34は、それ自体よく知られたもので(その一例が特許文献1にも開示されている)、本発明の特徴部分ではないので、構造の詳細な説明は省略する。治具34取付け後、図示しない油圧ポンプからの送油によりシリンダー16をホールソー21と共に前記と逆向きに後退して引込め、図5の状態に戻す。
次に穿孔装置の引出し時にホールソー21がホールソー装入口14と干渉しないように穿孔装置をロッド23の操作により持ち上げたのち(図8)、シャッター装置33の弁33aを開いてロッド23を引出し、穿孔装置をシャッター装置33を通して治具34内に納める(図9)。なお、治具34はシール構造となっているため、穿孔したガス管よりガスが漏出することはない。
穿孔装置を治具内に納めたのち、シャッター装置33の弁33aを閉じて治具34をシャッター装置33より一旦取外す(図10)。次に別の図示しないロッド端にシールプラグ35を取付け、取外した治具34内に納めたのち、該治具34をシャッター装置33に取付ける。ついでシャッター装置33の弁33aを開いてロッド23の押込み操作によりシールプラグ35をホールソー装入口14に押込みシールする(図11)。その後、治具34をシャッター装置33と共にホールソー装入口14より取外し、ついでキャップ継手36をホールソー装入口端に被せて装着し、電気融着又は熱融着する(図12)。図示する例は電気融着を示している。
前記実施形態のガス管は、ガスが流通する既設のガス管で、地中に埋設されているため、前述の分岐管接続時においては地面を掘削してガス管を露出せねばならない。ガス管の埋設箇所が比較的浅く、分岐継手11を立胴部13を横向きにして取付けねばならない場合、ガス管1の側方に立胴部13が納まり、かつ穿孔装置をホールソー装入口14に装入及び取外して穿孔を行うのに必要な作業を行えるだけのスペースを確保するための掘削を行う必要があるが、従来のようにホールソーを立胴部13を通して行う作業に比べ、横方向の作業スペースが少なくてすむため、ガス管側方での地面の掘削量、すなわち掘削溝の溝幅が少なくてすむし、ガス管1の側方に例えば側溝などコンクリート構造物の地下部分があっても分岐継手を通してガス管1への穿孔作業が可能となり、従来のように側溝下を潜り抜けるために側溝下を掘削する必要もない。
本発明は、地中に埋設される既設のガス管に対してばかりでなく、新設のガスの配管工事において、元管に分岐管を接続するため元管に取付けた分岐継手を通して穿孔する際にも適用可能で、元管の側方に障害物があって作業スペースの余裕がない場合でも有効である。なおこの場合、前述するようなシャッター装置を備えた治具を用いる必要はない。
上記実施形態では油圧シリンダー18を取り付ける支持部材としてロッド23を示しているが、例えば管24、25を鋼管のような高剛性とした場合、これらを支持部材として使用することもできる。
要するに支持部材は、油圧シリンダー18及びホールソー21を支持し、これらをホールソー装入口14に装入できるものであればよく、とくに制限はない。なお、管24、25を支持部材とする場合、ロッド23を省くことができる。
上記実施形態で用いられる分岐継手は、図1に示すようなサービスチー継手としてもよい。
上記実施形態ではまた、油圧シリンダーを用いているが、空気圧シリンダーを用いても穿孔作業を行うことができる。いずれのシリンダーにあっても外周面にoリングを取付け、
立胴部13内側面とシールできるようにしてもよい。
上記実施形態ではまた、穿孔装置は穿孔後、ホールソー装入口14より引き出されるようになっているが、別の方法では、油圧シリンダー18の筒体16に形成のフランジ19とホールソー21を連結する図示しないボルトを緩めて油圧シリンダー18をホールソー21より取外し、ガス管に切込んだホールソー21を図7の状態にして残したまま、油圧シリンダー18をホールソー装入口14より取出す。その後、シャッター装置33を備えた治具34をホールソー装入口14に取付け、前述したと同様にしてホールソー21をシャッター装置33を通して治具34内に一旦納め、ついで治具34をシャッター装置33より取外す。穿孔装置は重量が大きく、一度に取出すよりも油圧シリンダー16とホールソー21を分離して別々に取外す方が取外し作業が容易である。
更に別の方法では、油圧シリンダー18を取外したホールソー21又は穿孔装置自体をホールソー装入口14に留めておいてもよい。この場合、シャッター装置付き治具が不要となり、この取付け及び取外し作業も不要となって、穿孔装置がホールソー装入口14に留められた状態でキャップ継手35がホールソー装入口14に取付けられる。
上記実施形態ではまた、作動油の供給によりシリンダー16がホールソー21と共に直進し、ホールソー21によりガス管1に押し切りによる穿孔が行われるが、別の実施形態では、シリンダー16が固定される一方、プランジャー17がホールソー21に連結されてホールソーと共に進退するようにされる。
図14は更に別の実施形態を示すもので、穿孔装置がテレスコープ状に伸縮してベース41より突設される伸縮体42と、テレスコープ状に繰り出される伸縮体42の先頭に固定されるホールソー43とよりなり、ベース41には支持部材であるロッド45が連結されると共に、図示しないポンプと送油管及び排油管が接続され、ポンプより作動油がベース41を介し伸縮体42に送油されると、伸縮体42が図15に示すようにテレスコープ状に繰り出されてホールソー43が突出し、ガス管1に押切りによる穿孔を行うようになっている。
穿孔時における反力は、ベース41が立胴部46に形成される凹所47に嵌合し、かつホールソー装入口14内週の奥側天井部に係止することにより受けられ、したがってこれらベース41、凹所46及びホールソー装入口14内周の奥側天井部が反力受け手段を構成するものとなる。
反力受け手段としては、前述の実施形態に示されるように立胴部内壁に形成される凹溝31に嵌合する支え部材27や係止部材28よりなり、穿孔装置とは別に設けた反力受け手段装入後、ホールソー装入口14に装入されるようになっているものであってもよい。
11・・分岐継手
12・・サドル部
13、46・・立胴部
14・・ホールソー装入口
15・・分岐管接続口
16・・筒体
17・・プランジャー
18・・油圧シリンダー
19・・フランジ
21、43・・ホールソー
22・・操作ロッド
23、45・・ロッド
24、25・・管
26・・ベース
27・・支え部材
28・・係止部材
29・・操作ロッド
31・・凹溝
33・・シャッター装置
34・・治具
35・・プラグ
36・・キャップ継手
41・・ベース
42・・伸縮体
47・・凹所

Claims (4)

  1. 熱可塑性樹脂製のガス管に側面より当てられるサドル部と、該サドル部より突設される立胴部と、該立胴部に設けられるホールソー装入口及び少なくとも一つの分岐管接続口とを有する熱可塑性樹脂製分岐継手を前記サドル部においてガス管に電気融着又は熱融着した後、前記ホールソー装入口より装入され、ガス管への穿孔を行う穿孔装置であって、空気圧又は油圧シリンダーと、該空気圧又は油圧シリンダーに連結され、該空気圧又は油圧シリンダーにより進退するガス管穿孔用のホールソーと、前記空気圧又は油圧シリンダーに圧縮空気又は作動油を供給するポンプと、前記空気圧又は油圧シリンダーを取着する支持部材を有し、ガス管への穿孔時には、前記支持部材を操作し、ガス管の管軸と平行をなして前記立胴部より側方に突出するホールソー装入口より前記空気圧または油圧シリンダーをホールソーと共に立胴部まで押込む穿孔装置において、ホールソーによる穿孔時に前記支持部材に作用する反力を受ける反力受け手段を設けたことを特徴とする穿孔装置。
  2. 熱可塑性樹脂製のガス管に側面より当てられるサドル部と、該サドル部より突設される立胴部と、該立胴部に設けられるホールソー装入口及び少なくとも一つの分岐管接続口とを有する熱可塑性樹脂製分岐継手を前記サドル部においてガス管に電気融着又は熱融着した後、前記ホールソー装入口より装入され、ガス管への穿孔を行う穿孔装置であって、径の異なる複数の筒体を組み合わせて気密ないし水密状態でテレスコープ状に伸縮する伸縮体と、該伸縮体に供給される加圧流体によりテレスコープ状に繰り出されて突出する筒体のうち、先頭になって突出する筒体に取付けられるホールソーと、前記伸縮体を取着する支持部材を有し、ガス管の穿孔時には前記支持部材を操作し、ガス管の管軸と平行をなして前記立胴部より側方に突出するホールソー装入口より前記伸縮体をホールソーと共に立胴部まで押込む穿孔装置において、ホールソーによる穿孔時に前記支持部材に作用する反力を受ける反力受け手段を設けたことを特徴とする穿孔装置。
  3. 前記反力受け手段が前記支持部材に取着され、立胴部の内壁に形成される溝又は段と、該溝又は段に係止する係止部材よりなることを特徴とする請求項1又は2記載の穿孔装置。
  4. 前記反力受け手段が前記支持部材に取着され、ホールソー装入口の内周面に突き当たる支え部材よりなることを特徴とする請求項1又は2記載の穿孔装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108789610A (zh) * 2018-06-30 2018-11-13 新乡市华西卫材有限公司 挤压式导管打孔装置

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