JP2010226154A - Fft時間同期用相関器 - Google Patents
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Abstract
【課題】雑音が多い低SNRにおいても良好にFFT窓同期を得る。
【解決手段】受信信号S2は、遅延回路11により、有効OFDMシンボルS長分遅延され、この遅延信号S11が複素掛算手段12へ出力される。複素掛算手段12では、受信信号S2と遅延信号S11との複素掛算を行う。この掛算結果S12は、第1の積分手段13により、積分されてガードインターバル長の移動平均相当が行われ、この積分結果S13が第2の積分手段14へ出力される。第2の積分手段14は、OFDMシンボル長を整数分の1にした時間区間において、積分結果S13を周期的に積分し、その時間区間毎に積分結果S14を出力する。この積分結果S14は、第1のセレクタ15で選択されてN個のフィルタ16−1〜16−nで平滑化され、第2のセレクタ17により、フィルタ16−1〜16−nの並びに合わせ時間区間毎に選択され、相関値S17が出力される。
【選択図】図1
【解決手段】受信信号S2は、遅延回路11により、有効OFDMシンボルS長分遅延され、この遅延信号S11が複素掛算手段12へ出力される。複素掛算手段12では、受信信号S2と遅延信号S11との複素掛算を行う。この掛算結果S12は、第1の積分手段13により、積分されてガードインターバル長の移動平均相当が行われ、この積分結果S13が第2の積分手段14へ出力される。第2の積分手段14は、OFDMシンボル長を整数分の1にした時間区間において、積分結果S13を周期的に積分し、その時間区間毎に積分結果S14を出力する。この積分結果S14は、第1のセレクタ15で選択されてN個のフィルタ16−1〜16−nで平滑化され、第2のセレクタ17により、フィルタ16−1〜16−nの並びに合わせ時間区間毎に選択され、相関値S17が出力される。
【選択図】図1
Description
本発明は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex;直交周波数分割多重)変調方式により変調された信号を、FFT(Fast Fourier Transform;高速フーリエ変換)によりOFDM復調する際に用いられるFFT窓位置を決定するための相関出力(即ち、FFT入力信号の時間同期)を求めるFFT時間同期用相関器に関するものである。
従来、複数の直交サブキャリア(搬送波)を同時に伝送するOFDM方式は、地上系デジタルテレビジョン放送システム(以下単に「地上デジタル放送」という。)等の種々の用途に使用可能である。
図5は、従来のOFDM方式における伝送信号のフレーム構成図である。
各伝送シンボルは、ガードインターバル(サイクリックプリフィックスとも言う。)GIと有効OFDMシンボルSとにより構成されている。ガードインターバルGIは、有効OFDMシンボルSの時間波形の後部Saを抽出し、先頭にコピーしたものである。OFDM方式は、周期波形を用いる複数の周期波形を用いるため、OFDM変調波形の一部(後部Sa)をコピーし、繰り返し波形として加えることで、マルチパス受信における耐性を強くしている。
各伝送シンボルは、ガードインターバル(サイクリックプリフィックスとも言う。)GIと有効OFDMシンボルSとにより構成されている。ガードインターバルGIは、有効OFDMシンボルSの時間波形の後部Saを抽出し、先頭にコピーしたものである。OFDM方式は、周期波形を用いる複数の周期波形を用いるため、OFDM変調波形の一部(後部Sa)をコピーし、繰り返し波形として加えることで、マルチパス受信における耐性を強くしている。
図6は、従来のOFDM復調器を示す概略の構成図である。
このOFDM復調器は、アンテナ等から入力されたOFDM信号Sinの物理チャネルを選択してアナログベースバンド信号S1を出力する高周波(以下[RF」という。)部1を有し、この出力側に、アナログ/デジタル変換(以下「A/D変換」という。)部2が接続されている。A/D変換部2は、RF部1から出力されたアナログベースバンド信号S1をデジタルベースバンド信号である受信信号S2に変換する回路であり、この出力側に、FFT時間同期用相関器3及びFFT部4が接続されている。
このOFDM復調器は、アンテナ等から入力されたOFDM信号Sinの物理チャネルを選択してアナログベースバンド信号S1を出力する高周波(以下[RF」という。)部1を有し、この出力側に、アナログ/デジタル変換(以下「A/D変換」という。)部2が接続されている。A/D変換部2は、RF部1から出力されたアナログベースバンド信号S1をデジタルベースバンド信号である受信信号S2に変換する回路であり、この出力側に、FFT時間同期用相関器3及びFFT部4が接続されている。
FFT時間同期用相関器3は、受信信号S2を入力し、ガードインターバルGI長分遅延した受信信号S2aとの自己相関を取り、この相関値S3をFFT部4へ出力する回路である。FFT部4は、相関値S3に基づき、受信信号S2を高速離散フーリエ変換して複素シンボルデータからなる受信データS4を出力するものであり、この出力側に、復号部5が接続されている。復号部5は、受信データS4を復号処理して復調データSoutを出力するものである。
従来の相関器3は、対象の受信信号S2と有効OFDMシンボル分遅延したガードインターバル長分の受信信号S2aにて相関を取るものである。従来の時間同期は、この相関器3を用いて有効OFDMシンボル周期の中で相関器出力の相関値S3が最も大きくなる時間位置を検出し、この時間位置を基準にFFT入力の窓位置を決定している。
例えば、下記の特許文献1には、有効OFDMシンボル分だけ遅延させた信号と、遅延させないOFDM信号との間で、相関を求めることによってシンボル同期を行う技術が開示されている。
しかしながら、従来のFFT時間同期用相関器3では、以下のような課題があった。
図7は、従来の相関器3における自己相関を示す図である。
図7は、従来の相関器3における自己相関を示す図である。
従来の相関器3では、図7に示すように、受信信号S2に含まれる雑音電力の割合が大きくなる程、相関出力のFFT窓位置T1,T2を示す山のような波形が崩れ(低くなり)、相関値S3の最も大きい時間位置が安定しなくなる(即ち、受信信号S2における雑音電力の割合が大きくなる程、TTF窓位置T1,T2を示す時間位置が認識し難くなる)。
雑音電力が大きい程、その時間位置の不安定さが増し、その結果、妥当なFFT窓位置T1,T2の取得が困難になる。妥当なFFT窓位置T1,T2の取得ができない場合、所望のOFDMシンボル情報の一部を取得せず、取得しなかった分の隣接する不要なOFDMシンボル情報の一部を取得することとなる。不要なOFDMシンボル情報は、雑音電力として復調されるため、受信特性が劣化する。
このように、雑音電力割合の大きい受信難な状況程、理想的なFFT窓位置T1,T2を取得することが困難となり、より特性劣化が生じやすい傾向にある。
本発明のFFT時間同期用相関器によれば、OFDM復調における時間同期を生成するFFT時間同期用相関器において、自己相関出力を、OFDMシンボル長の整数分の1の時間区間において積分し、この積分結果を出力する積分手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、雑音が多い低い搬送波対雑音比(Carrier to Nosise ratio、以下「SNR」という。)においても良好にFFT窓同期を得ることができる。しかも、積分手段を有しているので、回路の小型化も可能になる。
本発明を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の構成)
図1は、本発明の実施例1におけるFFT時間同期用相関器を示す構成図である。
図1は、本発明の実施例1におけるFFT時間同期用相関器を示す構成図である。
このFFT時間同期用相関器10は、例えば、従来の図6に示すOFDM復調器において、従来の相関器3に代えて設けられるものである。
本実施例1のFFT時間同期用相関器10は、受信信号S2を入力してこの受信信号S2を有効OFDMシンボル長分遅延させた遅延信号S11を出力する遅延回路11を有し、この出力側に、複素掛算手段12が接続されている。複素掛算手段12は、受信信号S2と遅延信号S11との複素掛算を行い、この掛算結果S12を出力するものであり、この出力側に、第1の積分手段13が接続されている。
第1の積分手段13は、掛算結果S12を積分してガードインターバル長の移動平均相当を行い、この積分結果S13を出力するものであり、この出力側に、第2の積分手段14が接続されている。第2の積分手段14は、ある一定の時間区間において積分結果S13を積分し、その一定時間区間毎に積分結果S14を出力し、出力後に内部の値を初期化した後、継続する積分結果S13を続けて積分するものであり、この出力側に、第1のセレクタ15が接続されている。
第1のセレクタ15は、積分結果S14を複数の出力信号に切り替えるものであり、この出力側に、同一構成の複数のフィルタ16−1〜16−nが接続されている。複数のフィルタ16−1〜16−nは、第1のセレクタ15の出力信号を得たときのみ動作するものであり、これらの出力側に、第2のセレクタ17が接続されている。第2のセレクタ17は、第1のセレクタ15の切り替え周期と同様、且つ第1のセレクタ15の出力信号に応じて動作するフィルタ16−1〜16−nの出力信号に連動し、これらのフィルタ16−1〜16−nの出力信号を切り替えて相関値S17を出力するものである。
(実施例1の動作)
図2は、図1中のフィルタ16−1〜16−nの動作を示す波形図である。
図2は、図1中のフィルタ16−1〜16−nの動作を示す波形図である。
従来の図6に示すOFDM復調器において、アンテナ等から入力されたOFDM信号Sinは、RF部1により物理チャネルが選択されてアナログベースバンド信号S1が出力される。アナログベース信号S1は、A/D変換部2によりデジタルベースバンド信号である受信信号S2に変換され、この受信信号S2が図6のFFT部4及び図1のFFT時間同期用相関器10へ出力される。
図1のFFT時間同期用相関器10において、入力された受信信号S2は、遅延回路11により、有効OFDMシンボル長分遅延され、この遅延信号S11が複素掛算手段12へ出力される。複素掛算手段12では、受信信号S2と遅延信号S11との複素掛算を行う。この掛算結果S12は、第1の積分手段13により、積分されてガードインターバル長の移動平均相当が行われ、この積分結果S13が第2の積分手段14へ出力される。
第2の積分手段14は、OFDMシンボル長(=有効OFDMシンボル長+ガードインターバル長)を整数分(ここでは説明のためNと定義)の1にした時間区間において、積分結果S13を周期的に積分し、その時間区間毎に積分結果S14を出力する。この積分結果S14は、第1のセレクタ15で選択されてN個のフィルタ16−1〜16−nへ順に出力され、このN個のフィルタ16−1〜16−nで平滑化される。N個のフィルタ16−1〜16−nは、図2に示すように、有効OFDMシンボル長をN等分した時間位置にそれぞれ対応している。
N個のフィルタ16−1〜16−nで平滑化された信号は、第2のセレクタ17により、フィルタ16−1〜16−nの並びに合わせ時間区間毎に選択され、相関値S17が出力される。この相関値S17は、図6のFFT部4に与えられる。
図6のFFT部4では、相関値S17に基づき、受信信号S2を高速離散フーリエ変換して複素シンボルデータからなる受信データS4を復号部5へ出力する。復号部5は、受信データS4を復号処理して復調データSoutを出力する。
(実施例1の効果)
本実施例2のFFT時間同期用相関器10によれば、次の(1)〜(3)のような効果がある。
本実施例2のFFT時間同期用相関器10によれば、次の(1)〜(3)のような効果がある。
(1) 第2の積分手段14により、ある1点の時間位置でなく、時間区間の合計とすることで、相関の強い時間位置付近程大きくなる。これにより、局部的に振幅が小さくなっても、周辺の相関値により、本来の相関が強い時間位置を含む時間区間の値がより大きくなりやすくなる。加えて、その後のフィルタ16−1〜16−nにより、同時間位置における相関との平滑化をすることで、雑音等により一時的に妥当でない時間位置に強い相関が得られたとしても、過去の相関結果を活かすことが可能となり、雑音を抑圧する作用が生じる。従って、本来の最大相関が得られる時間位置を含む時間区間の相関結果が最大となりやすく、従来のFFT時間同期用相関器3より、雑音耐性を高めることが可能となる。
(2) 本実施例1のFFT時間同期用相関器10を、例えば、携帯電話機等の携帯機器を受信対象とする地上デジタル放送(ワンセグ(1seg))に使用されるOFDM復調器に適用し、ワンセグの放送内に含まれる緊急地震警報を受信した場合、次のような効果が得られた。
緊急地震警報は、ワンセグの放送内に含まれる警報フラグである。緊急地震警報は、ワンセグのデータ受信が困難な低いSNRで受信が可能となるようなデータ配列を有している。しかし、従来のFFT時間同期用相関器3を用いた場合は、このような低いCNRにて安定した同期を得ることができない。これに対し、本実施例1のFFT時間同期用相関器10を使用した場合、CNR=0dB以下の弱電界におけるFFT窓同期が可能となり、雑音が多い低CNRにおいても良好にFFT窓同期を得ることができ、その結果、緊急地震警報を受信することができた。
(3) 積分手段14を持たない場合は、相関出力のOFDMシンボル長相当区間の分解能分のフィルタ数が必要となるが、本実施例2では、積分手段14を設けているので、フィルタ16−1〜16−nの数を削減でき、回路の小型化も可能となる。
(実施例2の構成)
図3は、本発明の実施例2におけるFFT時間同期用相関器を示す構成図であり、実施例1を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
図3は、本発明の実施例2におけるFFT時間同期用相関器を示す構成図であり、実施例1を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例2のFFT時間同期用相関器10Aでは、実施例1のFFT時間同期用相関器10における遅延回路11に代えて、アドレスデコーダ20及びメモリ21が設けられ、更に、実施例1の第1のセレクタ15、フィルタ16−1〜16−n、及び第2のセレクタ17に代えて、これらと同様のフィルタ機能を奏する1個のフィルタ16−1、アドレスデコーダ22、及びメモリ23が設けられている。
アドレスデコーダ20は、図示しない制御回路等から与えられるアドレスを解読してメモリ21の記憶領域を選択するための選択信号S20をメモリ21に与えるものである。メモリ21は、選択信号S20により選択される記憶領域において、入力される受信信号S2を記憶し、この読み出しを行って遅延信号S11を出力するものであり、この出力側に、実施例1と同様の複素掛算手段12が接続されている。
フィルタ16−1は、第2の積分手段14の出力側に接続されている。更に、フィルタ16−1の入出力側に、メモリ23が接続され、このメモリ23に、アドレスデコーダ22が接続されている。アドレスデコーダ22は、図示しない制御回路等から与えられるアドレスを解読してメモリ23の記憶領域を選択するための選択信号S22をメモリ23に与えるものである。メモリ23は、選択信号S22により選択される記憶領域において、入力されるフィルタ16−1の出力信号を記憶し、この読み出しを行ってフィルタ16−1へ与えるものである。このフィルタ16−1から、実施例1と同様の相関結果S17が出力される構成になっている。その他の構成は、実施例1と同様である。
(実施例2の動作)
入力された受信信号S2は、アドレスデコーダ20の選択信号S20に基づき、メモリ21に記憶され、所定時間後に読み出されて、有効OFDMシンボル長分遅延された遅延信号S11が複素掛算手段12へ出力される。複素掛算手段12では、実施例1と同様に、受信信号S2と遅延信号S11との複素掛算を行う。この掛算結果S12は、第1の積分手段13により、積分されてガードインターバル長の移動平均相当が行われ、この積分結果S13が第2の積分手段14へ出力される。第2の積分手段14は、実施例1と同様に、OFDMシンボル長(=有効OFDMシンボル長+ガードインターバル長)を整数(N)分の1にした時間区間において、積分結果S13を周期的に積分し、その時間区間毎に積分結果S14を出力する。
入力された受信信号S2は、アドレスデコーダ20の選択信号S20に基づき、メモリ21に記憶され、所定時間後に読み出されて、有効OFDMシンボル長分遅延された遅延信号S11が複素掛算手段12へ出力される。複素掛算手段12では、実施例1と同様に、受信信号S2と遅延信号S11との複素掛算を行う。この掛算結果S12は、第1の積分手段13により、積分されてガードインターバル長の移動平均相当が行われ、この積分結果S13が第2の積分手段14へ出力される。第2の積分手段14は、実施例1と同様に、OFDMシンボル長(=有効OFDMシンボル長+ガードインターバル長)を整数(N)分の1にした時間区間において、積分結果S13を周期的に積分し、その時間区間毎に積分結果S14を出力する。
積分結果S14は、フィルタ16−1で平滑化され、この平滑結果が、アドレスデコーダ22の選択信号S22に基づき、メモリ23に記憶される。すると、このメモリ23に記憶された制御信号により、次の積分結果S14がフィルタ16−1により平滑化され、この平滑結果が、メモリ23に記憶される。このような動作がN回繰り返され、フィルタ16−1から、実施例1と同様の相関値S17が出力される。
(実施例2の効果)
本実施例2によれば、実施例1の遅延回路11、セレクタ15,17及びフィルタ16−2〜16−nをメモリ21,23に置き換え、このメモリ21,23から実施例1と同様の時間関係を有する信号を出力する構成にしているので、実施例1と同様の性能が得られる。しかも、メモリ21,23を使用しているので、回路を簡素化できて小型化の実現が可能となる。
本実施例2によれば、実施例1の遅延回路11、セレクタ15,17及びフィルタ16−2〜16−nをメモリ21,23に置き換え、このメモリ21,23から実施例1と同様の時間関係を有する信号を出力する構成にしているので、実施例1と同様の性能が得られる。しかも、メモリ21,23を使用しているので、回路を簡素化できて小型化の実現が可能となる。
(実施例3の構成)
図4は、本発明の実施例3におけるFFT時間同期用相関器を示す構成図であり、実施例2を示す図3中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
図4は、本発明の実施例3におけるFFT時間同期用相関器を示す構成図であり、実施例2を示す図3中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例3のFFT時間同期用相関器10Bでは、実施例2のフィルタ16−1の出力側に、補間フィルタ24を設けている。補間フィルタ24は、時間区間の周期で出力されるフィルタ16−1の出力信号を補間し、時間区間より短い周期の相関結果S17aを生成するものである。その他の構成は、実施例2と同様である。
(実施例3の動作)
フィルタ16−1の出力までの動作は、実施例2と同様である。フィルタ16−1の出力信号は、積分手段17の積分周期と同様の時間区間は変動しないものである。フィルタ16−1の出力信号を相関結果S17としてFFT窓位置を決定する場合、時間区間より短い精度の位置を決めるためには、フィルタ16−1の出力信号が最大となる時間位置情報を、別途フィルタにて平滑化する必要がある。このフィルタのように過去の時間位置を用いて平滑化する場合、理想的な時間位置を得るまでに非常に長い時間分の相関結果S17を必要とする。そのため、予め理想的な時間位置になるよう時間区間より短い精度の位置を出力するよう、補間フィルタ24により、フィルタ16−1の出力信号を用いて相関結果S17aを生成している。
フィルタ16−1の出力までの動作は、実施例2と同様である。フィルタ16−1の出力信号は、積分手段17の積分周期と同様の時間区間は変動しないものである。フィルタ16−1の出力信号を相関結果S17としてFFT窓位置を決定する場合、時間区間より短い精度の位置を決めるためには、フィルタ16−1の出力信号が最大となる時間位置情報を、別途フィルタにて平滑化する必要がある。このフィルタのように過去の時間位置を用いて平滑化する場合、理想的な時間位置を得るまでに非常に長い時間分の相関結果S17を必要とする。そのため、予め理想的な時間位置になるよう時間区間より短い精度の位置を出力するよう、補間フィルタ24により、フィルタ16−1の出力信号を用いて相関結果S17aを生成している。
(実施例3の効果)
本実施例3によれば、補間フィルタ24を設けたので、フィルタ16−1の出力信号より理想的な時間位置に近い相関結果S17aを得ることができる。そのため、相関値S17aの最大値の時間位置を用いた平滑化が短期間でできるようになる。従って、より早く理想的なFFT窓時間位置を得ることができる。
本実施例3によれば、補間フィルタ24を設けたので、フィルタ16−1の出力信号より理想的な時間位置に近い相関結果S17aを得ることができる。そのため、相関値S17aの最大値の時間位置を用いた平滑化が短期間でできるようになる。従って、より早く理想的なFFT窓時間位置を得ることができる。
(変形例)
本発明は、上記実施例1〜3に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(a)〜(c)のようなものがある。
本発明は、上記実施例1〜3に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(a)〜(c)のようなものがある。
(a) 図3のメモリ23は、フィルタ16−1の出力信号ではなく、積分手段14の積分結果S14を記憶するか、あるいは、フィルタ16−1の出力信号及び積分結果S14を記憶する構成にする等、他のフィルタ構造に変えても、上記と同様の作用効果を奏することができる。
(b) 図4の補間フィルタ24を図1のセレクタ17の出力側に設け、この補間フィルタ24により、セレクタ17から出力される補間値S17を補間し、OFDMシンボルの整数分の1の周期より短い周期にて補間された相関値S17aを出力する構成にしてもよい。これにより、実施例2とほぼ同様の作用効果を奏することができる。
(c) 図6のOFDM復調器は、OFDM信号Sinの種類に対応して他の復調構成に変更してもよい。又、本発明は、緊急地震警報に限らず、OFDM全般に適応が可能である。
4 FFT部
10,10A,10B 相関器
11 遅延回路
12 複素掛算手段
13,14 積分手段
15,17 セレクタ
16−1〜16−n フィルタ
21,23 メモリ
24 相関フィルタ
10,10A,10B 相関器
11 遅延回路
12 複素掛算手段
13,14 積分手段
15,17 セレクタ
16−1〜16−n フィルタ
21,23 メモリ
24 相関フィルタ
Claims (6)
- OFDM復調における時間同期を生成するFFT時間同期用相関器において、
自己相関出力を、OFDMシンボル長の整数分の1の時間区間において積分し、この積分結果を出力する積分手段を有することを特徴とするFFT時間同期用相関器。 - 請求項1記載のFFT時間同期用相関器は、メモリを用いて構成されていることを特徴とするFFT時間同期用相関器。
- 請求項1又は2記載のFFT時間同期用相関器は、更に、
前記積分結果を、前記OFDMシンボル長を整数分にて分割した時間位置に相当するフィルタ又はフィルタ機能にて平滑化し、この平滑結果を出力する平滑手段を有することを特徴とするFFT時間同期用相関器。 - 前記平滑手段は、メモリを用いて構成されていることを特徴とする請求項3記載のFFT時間同期用相関器。
- 請求項3又は4記載のFFT時間同期用相関器は、更に、
前記平滑結果を、前記OFDMシンボル長の整数分の1の周期で順番に選択して出力する選択手段を有することを特徴とするFFT時間同期用相関器。 - 請求項2〜5のいずれか1項に記載のFFT時間同期用相関器は、更に、
前記FFT時間同期用相関器の出力信号を補間し、前記OFDMシンボルの整数分の1の周期より短い周期にて補間結果を出力する補間フィルタを有することを特徴とするFFT時間同期用相関器。
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