JP2010225414A - 燃料電池スタックに用いられるセパレータ - Google Patents

燃料電池スタックに用いられるセパレータ Download PDF

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Abstract

【課題】燃料電池スタックに用いられるセパレータにおいて、アノード対向プレートとカソード対向プレートとを共通部品化し、セパレータの製造工程を簡略化する。
【解決手段】セパレータは、アノード対向プレート12と、中間プレート14と、カソード対向プレート16とを備える。アノード対向プレート12およびカソード対向プレート16は、それぞれ複数の貫通孔を備えている。アノード対向プレート12は、アノード対向プレート12を、アノード対向プレート12の表面に対して平行に設定された中心軸AXhを中心として、または、アノード対向プレート12の中心にアノード対向プレート12の表面に対して垂直に設定された中心軸AXvを中心として180度回転させた場合に、アノード対向プレート12における各貫通孔を、カソード対向プレート16における各貫通孔に、それぞれ一致させることができるように形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池スタックに用いられるセパレータに関するものである。
燃料ガス(例えば、水素)と酸化剤ガス(例えば、酸素)との電気化学反応によって発電する燃料電池がエネルギ源として注目されている。この燃料電池は、一般に、電解質膜の両面に、それぞれ、アノード、および、カソードを接合してなる膜電極接合体(燃料電池)を、セパレータを介在させて、複数積層させた燃料電池スタックの形態で利用される。
そして、従来、燃料電池スタックに用いられるセパレータに関して、種々の技術が提案されている。例えば、下記特許文献1には、燃料電池のアノードと対向するアノード側プレート(アノード対向プレート)と、燃料電池のカソードと対向するカソード側プレート(カソード対向プレート)と、アノード側プレートとカソード側プレートの間に挟まれる中間プレートとを積層することによって形成された、いわゆる三層積層セパレータが記載されている。
特開2008−027804号公報
ところで、上記特許文献1に記載された三層積層セパレータでは、各種ガス(燃料ガス、アノードオフガス、酸化剤ガス、カソードオフガス)や冷却媒体を独立して流すための各種マニホールドを構成するために、アノード側プレートに形成される各種貫通孔の配置および形状と、カソード側プレートとに形成される各種貫通孔の配置および形状とが互いに異なっている。このため、アノード側プレートは、アノード側プレート用の製造工程によって製造し、また、カソード側プレートは、カソード側プレート用の製造工程によって製造する必要があった。そして、セパレータの製造工程が比較的多かった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、燃料電池スタックに用いられるセパレータにおいて、アノード対向プレートとカソード対向プレートとを共通部品化し、セパレータの製造工程を簡略化することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]電解質膜の両面に、それぞれ、アノード、および、カソードを形成してなる燃料電池を、セパレータを介在させて、複数積層することによって構成される燃料電池スタックに用いられる前記セパレータであって、第1の燃料電池のアノードに対向するアノード対向プレートと、前記セパレータを挟んで前記第1の燃料電池と隣接する前記第2の燃料電池のカソードに対向するカソード対向プレートと、前記アノード対向プレートと前記カソード対向プレートとの間に挟まれる中間プレートと、を備え、前記アノード対向プレート、前記カソード対向プレート、および、前記中間プレートは、それぞれ、複数の貫通孔を備えており、前記アノード対向プレートは、前記アノード対向プレートを、前記アノード対向プレートの表面に対して平行に設定された軸を中心として180度回転させた場合、または、前記アノード対向プレートを、前記アノード対向プレートの中心に前記アノード対向プレートの表面に対して垂直に設定された軸を中心として180度回転させた場合に、前記アノード対向プレートにおける前記複数の貫通孔を、前記カソード対向プレートにおける前記複数の貫通孔に、それぞれ一致させることができるように形成されている、セパレータ。
なお、上記アノード対向プレートが備える複数の貫通孔としては、例えば、燃料ガス供給マニホールドを構成する貫通孔や、アノードオフガス排出マニホールドを構成する貫通孔や、上記第1の燃料電池のアノードに燃料ガスを供給するための燃料ガス供給口を構成する貫通孔や、上記第1の燃料電池のアノードからアノードオフガスを排出するためのアノードオフガス排出口を構成する貫通孔や、酸化剤ガス供給マニホールドを構成する貫通孔や、カソードオフガス排出マニホールドを構成する貫通孔や、冷却媒体供給マニホールドを構成する貫通孔や、冷却媒体排出マニホールドを構成する貫通孔が含まれる。また、上記カソード対向プレートが備える複数の貫通孔としては、例えば、燃料ガス供給マニホールドを構成する貫通孔や、アノードオフガス排出マニホールドを構成する貫通孔や、酸化剤ガス供給マニホールドを構成する貫通孔や、カソードオフガス排出マニホールドを構成する貫通孔や、上記第2の燃料電池のカソードに酸化剤ガスを供給するための酸化剤ガス供給口を構成する貫通孔や、上記第2の燃料電池のカソードからカソードオフガスを排出するためのカソードオフガス排出口を構成する貫通孔や、冷却媒体供給マニホールドを構成する貫通孔や、冷却媒体排出マニホールドを構成する貫通孔が含まれる。
適用例1のセパレータでは、上記アノード対向プレートが、上記アノード対向プレートを、上記アノード対向プレートの表面に対して平行に設定された軸を中心として180度回転させた場合、または、上記アノード対向プレートを、上記アノード対向プレートの中心に上記アノード対向プレートの表面に対して垂直に設定された軸を中心として180度回転させた場合に、上記アノード対向プレートにおける複数の貫通孔を、上記カソード対向プレートにおける複数の貫通孔に、それぞれ一致させることができるように形成されている。換言すれば、上記カソード対向プレートが、上記カソード対向プレートを、上記カソード対向プレートの表面に対して平行に設定された軸を中心として180度回転させた場合、または、上記カソード対向プレートを、上記カソード対向プレートの中心に上記カソード対向プレートの表面に対して垂直に設定された軸を中心として180度回転させた場合に、上記カソード対向プレートにおける複数の貫通孔を、上記アノード対向プレートにおける複数の貫通孔に、それぞれ一致させることができるように形成されている。したがって、1種類のプレートを、アノード対向プレートとしてもカソード対向プレートとしても利用することができる。つまり、アノード対向プレートとカソード対向プレートとを共通部品化し、セパレータの製造工程を簡略化することができる。この結果、セパレータ、ひいては、燃料電池スタックの低コスト化を図ることができる。
セパレータ10の構成部品の平面図である。 セパレータ10の平面図である。 本実施例の燃料電池スタックの一部の断面構造を示す説明図である。 本実施例の燃料電池スタックの一部の断面構造を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき説明する。
A.燃料電池スタックの概略構成:
本実施例の燃料電池スタックは、図示は省略するが、水素と酸素との電気化学反応によって発電する燃料電池(後述するシール一体型MEA20)を、後述するセパレータ10を介在させて、複数積層することによって構成される。各燃料電池は、後述するように、プロトン伝導性を有する電解質膜の両面に、それぞれアノード、および、カソードを接合した膜電極接合体(MEA:Membrane Electrode Assembly)を備えている。本実施例では、電解質膜として、ナフィオン(登録商標)等の固体高分子膜を用いるものとした。各セパレータ10には、アノードに供給すべき燃料ガスとしての水素の流路や、カソードに供給すべき酸化剤ガスとしての空気の流路や、冷却媒体(水、エチレングリコール等)の流路が形成されている。なお、燃料電池の積層数は、燃料電池スタックに要求される出力に応じて任意に設定可能である。
また、燃料電池スタック内部には、水素や、空気や、冷却媒体を、それぞれ各燃料電池に分配して供給するための供給マニホールド(水素供給マニホールド、空気供給マニホールド、冷却媒体供給マニホールド)や、各燃料電池のアノードおよびカソードからそれぞれ排出されるアノードオフガスおよびカソードオフガスや、冷却媒体を集合させて燃料電池スタックの外部に排出するための排出マニホールド(アノードオフガス排出マニホールド、カソードオフガス排出マニホールド、冷却媒体排出マニホールド)が形成されている。
B.セパレータの構成:
図1は、セパレータ10の構成部品の平面図である。本実施例におけるセパレータ10は、それぞれ複数の貫通孔が設けられた3枚の金属製の平板、すなわち、アノード対向プレート12と、中間プレート14と、カソード対向プレート16とから構成されている。そして、セパレータ10は、中間プレート14を、アノード対向プレート12と、カソード対向プレート16とによって挟み、これらをホットプレス接合することによって作製されている。本実施例では、アノード対向プレート12と、中間プレート14と、カソード対向プレート16とは、同一の矩形形状を有するステンレス鋼製の平板を用いるものとした。アノード対向プレート12と、中間プレート14と、カソード対向プレート16として、ステンレス鋼の代わりに、チタンやアルミニウム等、他の金属製の平板を用いるものとしてもよい。また、中間プレート14としては、樹脂製の平板を用いるものとしてもよい。ただし、中間プレート14として樹脂製の平板を用いる場合には、アノード対向プレート12とカソード対向プレート16との導通が確保されるように、後述する冷却媒体流路形成部146fに、アノード対向プレート12およびカソード対向プレート16と当接し、導電性を有する部材、例えば、金属性の波板が挿入される。
図1(a)は、燃料電池のアノード側の面と当接するアノード対向プレート12の平面図である。図中の破線で囲った領域は、燃料電池において電極が形成されている発電領域を表している。
図示するように、アノード対向プレート12には、図示した上側長辺に沿って、カソードオフガス排出マニホールドを構成する3つのカソードオフガス排出用貫通孔124oと、水素供給マニホールドを構成する2つの水素供給用貫通孔122iとが交互に配置して形成されている。また、アノード対向プレート12には、図示した下側長辺に沿って、アノードオフガス排出マニホールドを構成する3つのアノードオフガス排出用貫通孔122oと、空気供給用マニホールドを構成する2つの空気供給用貫通孔124iとが交互に配置して形成されている。そして、カソードオフガス排出用貫通孔124oとアノードオフガス排出用貫通孔122o、および、水素供給用貫通孔122iと空気供給用貫通孔124iとは、互いに対向する位置に配置されている。また、カソードオフガス排出用貫通孔124oと、水素供給用貫通孔122iと、アノードオフガス排出用貫通孔122oと、空気供給用貫通孔124iとは、同一形状を有している。
また、アノード対向プレート12には、図示した左側短辺に沿って、冷却媒体供給用貫通孔126iが形成されている。また、アノード対向プレート12には、図示した右側短辺に沿って、冷却媒体排出用貫通孔126oが形成されている。そして、冷却媒体供給用貫通孔126iと冷却媒体排出用貫通孔126oは、互いに対向する位置に配置されている。また、冷却媒体供給用貫通孔126iと冷却媒体排出用貫通孔126oとは同一形状を有している。
また、アノード対向プレート12には、2つの水素供給用貫通孔122i近傍の発電領域における図示した上端部と対向する位置に、それぞれ、水素供給口122sが形成されている。また、アノード対向プレート12には、3つのアノードオフガス排出用貫通孔122o近傍の発電領域における図示した下端部と対向する位置に、それぞれ、アノードオフガス排出口122eが形成されている。水素供給口122sとアノードオフガス排出口122eとは同一のスリット形状を有している。
図1(c)は、燃料電池のカソード側の面と当接するカソード対向プレート16の平面図である。図中の破線で囲った領域は、燃料電池において電極が形成されている発電領域を表している。
図示するように、カソード対向プレート16には、図示した上側長辺に沿って、カソードオフガス排出マニホールドを構成する3つのカソードオフガス排出用貫通孔164oと、水素供給マニホールドを構成する2つの水素供給用貫通孔162iとが交互に配置して形成されている。また、カソード対向プレート16には、図示した下側長辺に沿って、アノードオフガス排出マニホールドを構成する3つのアノードオフガス排出用貫通孔162oと、空気供給用マニホールドを構成する2つの空気供給用貫通孔164iとが交互に配置して形成されている。そして、カソードオフガス排出用貫通孔164oとアノードオフガス排出用貫通孔162o、および、水素供給用貫通孔162iと空気供給用貫通孔164iとは、互いに対向する位置に配置されている。また、カソードオフガス排出用貫通孔164oと、水素供給用貫通孔162iと、アノードオフガス排出用貫通孔162oと、空気供給用貫通孔164iとは、同一形状を有している。
また、カソード対向プレート16には、図示した左側短辺に沿って、冷却媒体供給用貫通孔166iが形成されている。また、カソード対向プレート16には、図示した右側短辺に沿って、冷却媒体排出用貫通孔166oが形成されている。そして、冷却媒体供給用貫通孔166iと冷却媒体排出用貫通孔166oは、互いに対向する位置に配置されている。また、冷却媒体供給用貫通孔166iと冷却媒体排出用貫通孔166oとは同一形状を有している。
また、カソード対向プレート16には、3つのカソードオフガス排出用貫通孔164o近傍の発電領域における図示した上端部と対向する位置に、それぞれ、カソードオフガス排出口164eが形成されている。また、カソード対向プレート16には、2つの空気供給用貫通孔164i近傍の発電領域における図示した下端部と対向する位置に、それぞれ、空気供給口164sが形成されている。空気供給口164sとカソードオフガス排出口164eとは同一のスリット形状を有している。また、カソード対向プレート16における空気供給口164sおよび164eと、アノード対向プレート12における水素供給口122sおよび122eとは、同一形状を有している。
図1(b)は、中間プレート14の平面図である。図中の破線で囲った領域は、燃料電池において電極が形成されている発電領域を表している。
図示するように、中間プレート14には、図示した上側長辺に沿って、カソードオフガス排出マニホールドを構成する3つのカソードオフガス排出用貫通孔144oと、水素供給マニホールドを構成する2つの水素供給用貫通孔142iとが交互に配置して形成されている。また、中間プレート14には、図示した下側長辺に沿って、アノードオフガス排出マニホールドを構成する3つのアノードオフガス排出用貫通孔142oと、空気供給用マニホールドを構成する2つの空気供給用貫通孔144iとが交互に配置して形成されている。そして、カソードオフガス排出用貫通孔144oとアノードオフガス排出用貫通孔142o、および、水素供給用貫通孔142iと空気供給用貫通孔144iとは、互いに対向する位置に配置されている。また、カソードオフガス排出用貫通孔144oと、水素供給用貫通孔142iと、アノードオフガス排出用貫通孔142oと、空気供給用貫通孔144iとは、同一形状を有している。
また、中間プレート14には、図示した左側短辺に沿って、冷却媒体供給用貫通孔146iが形成されている。また、中間プレート14には、図示した右側短辺に沿って、冷却媒体排出用貫通孔146oが形成されている。そして、冷却媒体供給用貫通孔146iと冷却媒体排出用貫通孔146oは、互いに対向する位置に配置されている。また、冷却媒体供給用貫通孔146iと冷却媒体排出用貫通孔146oとは同一形状を有している。また、中間プレート14には、冷却媒体供給用貫通孔146iから冷却媒体排出用貫通孔146oに冷却媒体を流すための冷却媒体流路形成部146fが形成されている。
また、中間プレート14において、各水素供給用貫通孔142iには、水素供給用貫通孔142iから、アノード対向プレート12に形成された水素供給口122sに、水素を流すための水素供給用流路を形成する水素供給用流路形成部142ipが設けられている。また、各アノードオフガス排出用貫通孔142oには、アノード対向プレート12に形成されたアノードオフガス排出口122eから、アノードオフガス排出用貫通孔142oに、アノードオフガスを流すためのアノードオフガス排出用流路を形成するアノードオフガス排出用流路形成部142opが設けられている。また、空気供給用貫通孔144iには、空気供給用貫通孔144iから、カソード対向プレート16に形成された空気供給口164sに、空気を流すための空気供給用流路を形成する空気供給用流路形成部144ipが設けられている。また、カソードオフガス排出用貫通孔144oには、カソード対向プレート16に形成されたカソードオフガス排出口164eから、カソードオフガス排出用貫通孔144oに、カソードオフガスを流すためのカソードオフガス排出用流路を形成するカソードオフガス排出用流路形成部144opが設けられている。
図2は、セパレータ10の平面図である。このセパレータ10は、先に説明したように、アノード対向プレート12と、中間プレート14と、カソード対向プレート16とを、ホットプレス接合することによって形成されている。図2では、セパレータ10をアノード対向プレート12側から見た様子を示した。
図から分かるように、アノード対向プレート12におけるカソードオフガス排出用貫通孔124o、水素供給用貫通孔122i、アノードオフガス排出用貫通孔122o、空気供給用貫通孔124i、冷却媒体供給用貫通孔126i、冷却媒体排出用貫通孔126oの各配置および各形状は、それぞれ、中間プレート14におけるカソードオフガス排出用貫通孔144o、水素供給用貫通孔142i、アノードオフガス排出用貫通孔142o、空気供給用貫通孔144i、冷却媒体供給用貫通孔146i、冷却媒体排出用貫通孔146oの各配置および各形状、および、カソード対向プレート16におけるカソードオフガス排出用貫通孔164o、水素供給用貫通孔162i、アノードオフガス排出用貫通孔162o、空気供給用貫通孔164i、冷却媒体供給用貫通孔166i、冷却媒体排出用貫通孔166oの各配置および各形状と一致している。
また、アノード対向プレート12において、各水素供給口122sは、中間プレート14に形成された各水素供給用流路形成部142ipの下端部と重なるように形成されている。また、アノード対向プレート12において、各アノードオフガス排出口122eは、中間プレート14に形成された各アノードオフガス排出用流路形成部142opの上端部と重なるように形成されている。
また、カソード対向プレート16において、各空気供給口164sは、中間プレート14に形成された各空気供給用流路形成部144ipの上端部と重なるように形成されている。また、カソード対向プレート16において、各カソードオフガス排出口164eは、中間プレート14に形成された各カソードオフガス排出用流路形成部144opの下端部と重なるように形成されている。
C.燃料電池スタックの断面構造:
図3,4は、本実施例の燃料電池スタックの一部の断面構造を示す説明図である。図3に、セパレータ10と、シール一体型MEA20とを積層させたときの、図2におけるA−A断面図を示した。また、図4に、セパレータ10と、シール一体型MEA20とを積層させたときの、図2におけるB−B断面図を示した。
なお、図示は省略しているが、シール一体型MEA20の外形形状は、セパレータ10の外形形状とほぼ同じである。そして、このシール一体型MEA20は、矩形形状を有する電解質膜21の両面に、それぞれ、アノード22a、および、カソード22cを接合してなる膜電極接合体(MEA)を備えており、このMEAの周囲に、シールガスケット23を一体形成したものである。アノード22a、および、カソード22cは、それぞれ、触媒層とガス拡散層とを備えている。シールガスケット23としては、ゴムや、樹脂等、絶縁性、耐熱性、および、ガス不透過性を有する種々の材料を用いることができる。そして、シール一体型MEA20におけるシールガスケット23には、図2に示したセパレータ10と同じ配置で、水素供給マニホールドと、アノードオフガス排出マニホールドと、空気供給マニホールドと、カソードオフガス排出マニホールドと、冷却媒体供給マニホールドと、冷却媒体排出マニホールドとをそれぞれ構成する複数の貫通孔が形成されている。
図3,4に示すように、本実施例の燃料電池スタックでは、MEAにおけるアノード22aと、セパレータ10のアノード対向プレート12との間には、導電性、および、ガス拡散性を有する金属多孔体(アノード側金属多孔体24a)が配置され、アノード側のガス拡散層の表面に沿って水素を流すためのアノード側ガス流路が形成されている。そして、アノード側金属多孔体24aは、MEAにおけるアノード22a、および、セパレータ10のアノード対向プレート12に当接する。したがって、アノード側金属多孔体24aは、MEAにおけるアノード22aの一部として機能する。また、MEAにおけるカソード22cと、セパレータ10のカソード対向プレート16との間にも、導電性、および、ガス拡散性を有する金属多孔体(カソード側金属多孔体24c)が配置され、カソード側のガス拡散層の表面に沿って空気を流すためのカソード側ガス流路が形成されている。そして、カソード側金属多孔体24cは、MEAにおけるカソード22c、および、セパレータ10のカソード対向プレート16に当接する。したがって、カソード側金属多孔体24cは、MEAにおけるカソード22cの一部として機能する。MEAと、アノード側金属多孔体24aと、カソード側金属多孔体24cとは、本発明における燃料電池に相当する。
なお、本実施例では、アノード側金属多孔体24a、および、カソード側金属多孔体24cとして、発泡金属焼結体を用いるものとしたが、この代わりに、例えば、金属メッシュや、エキスパンドメタルや、パンチングメタルを波板状に加工したもの等、種々の部材を用いるものとしてもよい。
図3中に矢印で示したように、燃料電池スタックの外部から供給された水素は、カソード対向プレート16における水素供給用貫通孔162iを通り、中間プレート14における水素供給用貫通孔142iから分岐して、水素供給用流路形成部142ipを通り、アノード対向プレート12における水素供給口122sから、アノード側金属多孔体24aの表面に対して垂直な方向に供給される。そして、水素供給口122sから供給された水素は、アノード側金属多孔体24a中、および、アノード側のガス拡散層中を拡散しつつ流れ、アノード対向プレート12におけるアノードオフガス排出口122eから、アノード側金属多孔体24aの表面に対して垂直な方向に排出され、中間プレート14におけるアノードオフガス排出用流路形成部142op、アノードオフガス排出用貫通孔142oを通って、カソード対向プレート16におけるアノードオフガス排出用貫通孔162o等を通じて、燃料電池スタックの外部に排出される。
また、図4中に矢印で示したように、燃料電池スタックの外部から供給された空気は、カソード対向プレート16における空気供給用貫通孔164iを通り、中間プレート14における空気供給用貫通孔144iから分岐して、空気供給用流路形成部144ipを通り、カソード対向プレート16における空気供給口164sから、カソード側金属多孔体24cの表面に対して垂直な方向に供給される。そして、空気供給口164sから供給された空気は、カソード側金属多孔体24c中、および、カソード側のガス拡散層中を拡散しつつ流れ、カソード対向プレート16におけるカソードオフガス排出口164eから、カソード側金属多孔体24cの表面に対して垂直な方向に排出され、中間プレート14におけるカソードオフガス排出用流路形成部144op、カソードオフガス排出用貫通孔144oを通って、カソード対向プレート16におけるカソードオフガス排出用貫通孔164o等を通じて、燃料電池スタックの外部に排出される。
以上説明した本実施例の燃料電池スタックでは、セパレータ10を構成するアノード対向プレート12、および、カソード対向プレート16が、少なくとも以下に説明する2つの特徴を有している。以下、これらについて、図1を参照して説明する。
第1の特徴は、アノード対向プレート12が、アノード対向プレート12を、アノード対向プレート12の表面に対して平行に設定された軸を中心として180度回転させた場合に、アノード対向プレート12における各貫通孔を、カソード対向プレート16における各貫通孔に、それぞれ一致させることができるように形成されていることである。換言すれば、カソード対向プレート16が、カソード対向プレート16を、カソード対向プレート16の表面に対して平行に設定された軸を中心として180度回転させた場合に、カソード対向プレート16における各貫通孔を、アノード対向プレート12における各貫通孔に、それぞれ一致させることができるように形成されていることである。
例えば、図1(a)に示したアノード対向プレート12の表面に平行に設定された中心軸AXhを中心として180度回転させた場合、すなわち、表裏反転させた場合に、アノード対向プレート12におけるカソードオフガス排出用貫通孔124o、および、水素供給用貫通孔122iの配置および形状が、それぞれ、カソード対向プレート16におけるアノードオフガス排出用貫通孔162o、および、空気供給用貫通孔164iの配置および形状と一致する。また、アノード対向プレート12におけるアノードオフガス排出用貫通孔122o、および、空気供給用貫通孔124iの配置および形状が、それぞれ、カソード対向プレート16におけるカソードオフガス排出用貫通孔164o、および、水素供給用貫通孔162iの配置および形状と一致する。また、アノード対向プレート12における水素供給口122s、および、アノードオフガス排出口122eの配置および形状が、それぞれ、カソード対向プレート16における空気供給口164s、および、カソードオフガス排出口164eの配置および形状と一致する。また、アノード対向プレート12における冷却媒体供給用貫通孔126i、および、冷却媒体排出用貫通孔126oの配置および形状が、それぞれ、カソード対向プレート16における冷却媒体供給用貫通孔166i、および、冷却媒体排出用貫通孔166oの配置および形状と一致する。
第2の特徴は、アノード対向プレート12が、アノード対向プレート12を、アノード対向プレート12の中心にアノード対向プレート12の表面に対して垂直に設定された軸を中心として180度回転させた場合に、アノード対向プレート12における各貫通孔を、カソード対向プレート16における各貫通孔に、それぞれ一致させることができるように形成されていることである。換言すれば、カソード対向プレート16が、カソード対向プレート16を、カソード対向プレート16の中心にカソード対向プレート16の表面に対して垂直に設定された軸を中心として180度回転させた場合に、カソード対向プレート16における各貫通孔を、アノード対向プレート12における各貫通孔に、それぞれ一致させることができるように形成されていることである。
例えば、図1(a)に示したアノード対向プレート12の中心に、アノード対向プレート12の表面に対して垂直に設定された中心軸AXvを中心として180度回転させた場合、すなわち、上下反転させた場合に、アノード対向プレート12におけるカソードオフガス排出用貫通孔124o、および、水素供給用貫通孔122iの配置および形状が、それぞれ、カソード対向プレート16におけるアノードオフガス排出用貫通孔162o、および、空気供給用貫通孔164iの配置および形状と一致する。また、アノード対向プレート12におけるアノードオフガス排出用貫通孔122o、および、空気供給用貫通孔124iの配置および形状が、それぞれ、カソード対向プレート16におけるカソードオフガス排出用貫通孔164o、および、水素供給用貫通孔162iの配置および形状と一致する。また、アノード対向プレート12における水素供給口122s、および、アノードオフガス排出口122eの配置および形状が、それぞれ、カソード対向プレート16における空気供給口164s、および、カソードオフガス排出口164eの配置および形状と一致する。また、アノード対向プレート12における冷却媒体供給用貫通孔126i、および、冷却媒体排出用貫通孔126oの配置および形状が、それぞれ、カソード対向プレート16における冷却媒体排出用貫通孔166o、および、冷却媒体供給用貫通孔166iの配置および形状と一致する。
本実施例のセパレータ10では、アノード対向プレート12、および、カソード対向プレート16が上述した特徴を有しているので、1種類のプレートを、アノード対向プレート12としてもカソード対向プレート16としても利用することができる。つまり、アノード対向プレート12とカソード対向プレート16とを共通部品化し、セパレータ10の製造工程を簡略化することができる。この結果、セパレータ10、ひいては、燃料電池スタックの低コスト化を図ることができる。
また、本実施例のセパレータ10では、図1に示したように、アノード対向プレート12におけるアノードオフガス排出用貫通孔122oの数が、水素供給用貫通孔122iの数よりも多く、アノードオフガス排出用貫通孔122oの総面積が、水素供給用貫通孔122iの総面積よりも大きい。したがって、アノード対向プレート12におけるアノードオフガス排出用貫通孔122oの数が、水素供給用貫通孔122iの数よりも少なく、アノードオフガス排出用貫通孔122oの総面積が、水素供給用貫通孔122iの総面積よりも小さい場合、あるいは、同等の場合よりも、各MEAにおけるアノード22aへの水素の分配性を向上させることができる。
また、本実施例のセパレータ10では、図1に示したように、カソード対向プレート16におけるカソードオフガス排出用貫通孔164oの数が、空気供給用貫通孔164iの数よりも多く、カソードオフガス排出用貫通孔164oの総面積が、空気供給用貫通孔164iの総面積よりも大きい。したがって、カソード対向プレート16におけるカソードオフガス排出用貫通孔164oの数が、空気供給用貫通孔164iの数よりも少なく、カソードオフガス排出用貫通孔164oの総面積が、空気供給用貫通孔164iの総面積よりも小さい場合、あるいは、同等である場合よりも、各MEAにおけるカソード22cへの空気の分配性を向上させることができる。
10…セパレータ
12…アノード対向プレート
122i…水素供給用貫通孔
122o…アノードオフガス排出用貫通孔
122s…水素供給口
122e…アノードオフガス排出口
124i…空気供給用貫通孔
124o…カソードオフガス排出用貫通孔
126i…冷却媒体供給用貫通孔
126o…冷却媒体排出用貫通孔
14…中間プレート
142i…水素供給用貫通孔
142ip…水素供給用流路形成部
142o…アノードオフガス排出用貫通孔
142op…アノードオフガス排出用流路形成部
144i…空気供給用貫通孔
144ip…空気供給用流路形成部
144o…カソードオフガス排出用貫通孔
144op…カソードオフガス排出用流路形成部
146i…冷却媒体供給用貫通孔
146o…冷却媒体排出用貫通孔
146f…冷却媒体流路形成部
16…カソード対向プレート
162i…水素供給用貫通孔
162o…アノードオフガス排出用貫通孔
164i…空気供給用貫通孔
164o…カソードオフガス排出用貫通孔
164s…空気供給口
164e…カソードオフガス排出口
166i…冷却媒体供給用貫通孔
166o…冷却媒体排出用貫通孔
20…シール一体型MEA
21…電解質膜
22a…アノード
22c…カソード
23…シールガスケット
24a…アノード側金属多孔体
24c…カソード側金属多孔体

Claims (1)

  1. 電解質膜の両面に、それぞれ、アノード、および、カソードを形成してなる燃料電池を、セパレータを介在させて、複数積層することによって構成される燃料電池スタックに用いられる前記セパレータであって、
    第1の燃料電池のアノードに対向するアノード対向プレートと、
    前記セパレータを挟んで前記第1の燃料電池と隣接する前記第2の燃料電池のカソードに対向するカソード対向プレートと、
    前記アノード対向プレートと前記カソード対向プレートとの間に挟まれる中間プレートと、を備え、
    前記アノード対向プレート、前記カソード対向プレート、および、前記中間プレートは、それぞれ、複数の貫通孔を備えており、
    前記アノード対向プレートは、前記アノード対向プレートを、前記アノード対向プレートの表面に対して平行に設定された軸を中心として180度回転させた場合、または、前記アノード対向プレートを、前記アノード対向プレートの中心に前記アノード対向プレートの表面に対して垂直に設定された軸を中心として180度回転させた場合に、前記アノード対向プレートにおける前記複数の貫通孔を、前記カソード対向プレートにおける前記複数の貫通孔に、それぞれ一致させることができるように形成されている、
    セパレータ。
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