JP2007242512A - 燃料電池、および、燃料電池の製造方法 - Google Patents

燃料電池、および、燃料電池の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】燃料電池を3つ以上のブロックに分けた場合において、各ブロックに属する各MEAに対して、反応ガスを容易に給排することが可能な技術を提供すること。
【解決手段】燃料電池200は、積層体の積層方向に3つ以上のブロックB1〜B5に分けられると共に、積層体の積層方向に沿って形成されるガスマニホールド210と、触媒電極で電気化学反応に供される反応ガスを流すための3つ以上の反応ガス流路が設けられ、これら反応ガス流路が互いに連通しないようにして、一体に形成される流路形成部材500とを備える。そして、流路形成部材の3つ以上の反応ガス流路は、流路形成部材がガスマニホールドに挿入されることにより、各ブロックのうち、それぞれ異なるブロックに対応づけられ、それぞれ対応するブロックに属する積層体に対して、反応ガスを給排することを可能とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、セパレータ、および、少なくとも電解質層および触媒電極から成る膜電極接合体を積層させた燃料電池に関する。
近年、水素と酸素の電気化学反応によって発電する燃料電池がエネルギ源として注目されている。この燃料電池としては、電解質層の両面に触媒電極(カソードまたはアノード)を配置した膜−電極接合体(以下では、MEA(Membrane-Electrode Assembly)と呼ぶ。)を、セパレータを介在させ、複数積層させてスタックを構成する構造が知られている。この場合、各膜電極接合体において、触媒電極とセパレータとの間には、触媒電極で電気化学反応に供される反応ガス(酸化ガスまたは燃料ガス)を供給するための反応ガス流路が構成される(特許文献1参照)。なお、この反応ガス供給流路において、カソードとセパレータとの間に形成される流路を、以下では、酸化ガス供給流路とも呼び、アノードとセパレータとの間に形成される流路を、以下では、燃料ガス供給流路とも呼ぶ。
ところで、上述した燃料電池の各MEAのカソードでは、電気化学反応により水が生成され、この生成水は、酸化ガス供給流路で凝縮する場合がある。この凝縮水は、例えば、酸化ガスと共に酸化ガス供給流路外に排出されるが、一部は、酸化ガス供給流路内に滞留する場合がある。この場合、酸化ガス供給流路を流れる酸化ガスは、この滞留する凝縮水により圧力損失を生じる。また、各酸化ガス供給流路において、滞留する凝縮水を排出する速度は、同等とは限らないので、各酸化ガス供給流路の凝縮水の滞留量には、ばらつきが生じる。従って、各酸化ガス供給流路において、凝縮水の滞留量にばらつきがあると、酸化ガスの圧力損失の大きさにもばらつきが生じる。その結果、各酸化ガス供給流路へ供給される酸化ガス量にもばらつきが生じ、言い換えれば、各MEAのカソードに給排される酸化ガス量にばらつきが生じるおそれがあった。そのため、燃料電池全体で、発電効率が低下するおそれがあった。
なお、上記問題は、酸化ガス供給流路に限られず、燃料ガス供給流路においても該当する問題である。なぜなら、燃料ガス供給流路においても電解質膜を透過してくるなどした凝縮水が滞留する場合があるからである。これにより、各MEAのアノードに給排される燃料ガス量にもばらつきが生じるおそれがある。
このような問題を解決するために、例えば、燃料電池において、反応ガスをMEAに対して給排するためのガスマニホールドの内部に、反応ガスを所定の領域(ブロック)に属するMEAに導く流路形成部材を設けることが知られている(特許文献2参照)。そして、この燃料電池では、流路形成部材により、そのブロックに属する各MEA(触媒電極)への反応ガスの給排量を変化させて、各MEA(触媒電極)に供される反応ガス量のばらつきを抑制するようにしている。
特開平10−121284号公報 特開平5−129032号公報
しかしながら、上述のように、ガスマニホールドに流路形成部材を設ける従来の燃料電池では、燃料電池において、燃料電池を3つ以上のブロックに分ける場合、ガスマニホールド内に、流路形成部材を複数設ける必要があった。一方、ガスマニホールドの流路断面積は、燃料電池の大きさに比べて小さいので、このように、ガスマニホールド内に流路形成部材を複数設置する作業は、非常に困難を極めるおそれがあった。このようなことから、燃料電池を3つ以上のブロックに分別した場合において、より容易な技術で、各ブロックに属する各MEA(触媒電極)に、それぞれ反応ガスを給排することが可能な技術が望まれていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、燃料電池を3つ以上のブロックに分けた場合において、各ブロックに属する各MEA(触媒電極)に対して、反応ガスを容易に給排することが可能な技術を提供することを目的とする。
上記目的の少なくとも一部を達成するために、本発明の燃料電池は、
少なくとも所定の電解質層の両面に触媒電極を配置した積層体を、セパレータを介在させて、複数積層させた燃料電池であって、
前記燃料電池は、前記積層体の積層方向に3つ以上のブロックに分けられると共に、
前記積層体の積層方向に沿って形成されるガスマニホールドと、
前記触媒電極で電気化学反応に供される反応ガスを流すための3つ以上の反応ガス流路が設けられ、これら反応ガス流路が互いに連通しないようにして、一体に形成される流路形成部材と、
を備え、
前記流路形成部材の前記3つ以上の反応ガス流路は、
前記流路形成部材が前記ガスマニホールドに挿入されることにより、各ブロックのうち、それぞれ異なるブロックに対応づけられ、それぞれ対応する前記ブロックに属する前記積層体に対して、前記反応ガスを給排することが可能となることを要旨とする。
上記構成の燃料電池によれば、流路形成部材が、3つ以上の反応ガス流路を一体に備えており、流路形成部材をガスマニホールドに挿入することにより、各反応ガス流路が対応する各ブロックに属する積層体に、容易に、反応ガスを給排することができる。これにより、各積層体に対して給排する反応ガス量のばらつきを抑制することができる。
上記燃料電池において、
各反応ガス流路において、前記ガスマニホールド内における前記反応ガスを給排するための給排口の開口面積は、該反応ガス流路が対応するブロックに属する前記積層体の数が多いほど、大きく形成されるようにしてもよい。
このようにすれば、各ブロック間において、各積層体に対して給排する酸化ガス量のばらつきを抑制することができる。
上記燃料電池において、
各反応ガス流路において、前記ガスマニホールド内における前記反応ガスを給排するための給排口の開口面積は、該反応ガス流路が対応する前記ブロックと該反応ガス流路の前記給排口との距離が遠くなるほど、大きく形成されるようにしてもよい。
このようにすれば、ガスマニホールドの各反応ガス流路において、マニホールド口から遠くなることにより圧力損失が生じても、その影響を抑制することができる。
上記燃料電池において、
各反応ガス流路において、前記ガスマニホールド内における前記反応ガスを給排するための給排口の開口面積は、該反応ガス流路が対応するブロックに属する前記積層体の数、および、該反応ガス流路が対応する前記ブロックと該反応ガス流路の前記給排口との距離に応じて形成されるようにしてもよい。
このようにすれば、ガスマニホールドの各反応ガス流路において、マニホールド口から遠くなることにより圧力損失が生じても、その影響を抑制することができ、さらには、各ブロック間において、各積層体に対して給排する酸化ガス量のばらつきを抑制することができる。
上記燃料電池において、
前記ブロックのうち、前記燃料電池の前記積層方向における端部のブロックにおいて、該ブロックに属する前記積層体の数は、他のブロックに属する前記積層体の数以下としてもよい。
このようにすれば、端部を含むブロックにおいて、その内部で積層体の圧力損失がばらつくのを抑制することができ、すなわち、そのブロックに属する各積層体に対して供給する酸化ガス量のばらつきを抑制することができる。
上記燃料電池において、
各ブロックは、所定の異なる圧力帯域にそれぞれ対応づけられており、
各ブロックは、
前記反応ガスを流通させた場合の圧力損失が、対応する圧力帯域に属する積層体により構成されることとしてもよい。
このようにすれば、各ブロックにおいて、各積層体の圧力損失がばらつくのを抑制することができ、すなわち、そのブロックに属する各積層体に対して供給する酸化ガス量のばらつきを抑制することができる。
燃料電池の製造方法であって、
(a)所定の穴部を備え、少なくとも所定の電解質層の両面に触媒電極を配置した積層体を、セパレータで挟持することにより形成される複数の単セルを用意する工程と、
(b)各単セルにおいて、前記触媒電極で電気化学反応に供される反応ガスを流通した場合の圧力損失を測定する工程と、
(c)各単セルを、前記圧力損失の測定結果が、それぞれ異なる所定の圧力帯域のいずれに該当するか否かで、各単セルを複数のブロックに分別する工程と、
(d)各ブロックごとに、各単セルの各穴部を対応させて積層させることによりガスマニホールドを形成すると共に、該ガスマニホールド内に、前記積層体の積層方向に沿って形成され、互いに連通しない複数のガス流路であって、各ブロックのうち、それぞれ異なるブロックに対応づけられ、それぞれ対応する前記ブロックに属する前記積層体に対して、前記反応ガスを給排するための複数の反応ガス流路を形成する工程と、
を備えたことを要旨とする。
上記構成の燃料電池の製造方法によって製造された燃料電池によれば、各ブロックにおいて、各積層体の圧力損失がばらつくのを抑制することができ、すなわち、そのブロックに属する各積層体に対して給排する酸化ガス量のばらつきを抑制することができる。
上記燃料電池の製造方法において、
前記工程(d)は、
(d−1)前記複数の反応ガス流路を内部に形成した流路形成部材を用意する工程と、
(d−2)前記流路形成モールに対して、各ブロックごとに、各単セルの各穴部をくぐらせて積層させていくことにより前記ガスマニホールドを形成する工程と、
を備えるようにしてもよい。
このようにすれば、燃料電池の各単セルの組み付け時において、流路形成部材を用いて容易に位置決めを行いながら組み付けることができる。また、このようにすれば、各反応ガス流路が対応する各ブロックに属する積層体に、容易に、反応ガスを給排することができる。
なお、本発明は、上記した装置発明の態様を、燃料電池の製造方法などの方法発明としての態様で実現することも可能である。さらには、上記した方法発明の態様を、燃料電池などの装置発明としての態様で実現することも可能である。
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
A1.燃料電池100の構成:
A2.単セル10の構成:
A3.モジュール200の製造方法:
B.変形例:
A.第1実施例:
A1.燃料電池100の構成:
図1は、本発明の実施例に係る燃料電池100の外観構成を示す説明図である。本実施例の燃料電池100は、比較的小型で発電効率に優れる固体高分子型燃料電池である。燃料電池100は、モジュール200と、エンドプレート300と、テンションプレート310と、インシュレータ330と、ターミナル340とを備えている。モジュール200は、20組の単セル10から構成され、インシュレータ330およびターミナル340を挟んで、2枚のエンドプレート300によって挟持される。すなわち、燃料電池100は、単セル10が複数個積層された層状構造を有している。また、燃料電池100は、テンションプレート310がボルト320によって各エンドプレート300に結合されることによって、各モジュール200を、積層方向に所定の力で締結する構造となっている。なお、上記燃料電池100に対して、図1に示すように、x、y、z方向をそれぞれ定める。
燃料電池100には、電気化学反応に供される反応ガス(燃料ガスと酸化ガス)と、燃料電池100を冷却する冷却媒体(水、エチレングリコール等の不凍水、空気等)が供給される。
燃料電池100のアノードには、高圧水素を貯蔵した水素タンク400から、配管415を介して、燃料ガスとしての水素が供給される。この場合、アルコール、炭化水素などを原料とする改質反応によって水素を生成し、水素タンク400の代わりとして、水素を供給するようにしてもよい。配管415には、水素の供給を調整するため、シャットバルブ410および調圧バルブ(図示せず)が配置されている。また、燃料電池100には、アノードから電気化学反応に供されなかった燃料ガス(以下では、燃料排ガスとも呼ぶ。)を燃料電池100外部へ排出するための配管417が配置されている。
燃料電池100のカソードには、エアポンプ440から、配管444を介して、酸化ガスとしての空気(酸素)が供給される。燃料電池100のカソードから排出された空気は、配管446を介して大気中に放出される。この排ガスを、酸化排ガスとも呼ぶ。
また、燃料電池100には、ラジエータ450から、配管455を介して、冷却媒体が供給される。燃料電池100から排出された冷却媒体は、配管455を介して、ラジエータ450に送られ、再び燃料電池100に循環される。配管455上には、循環のための循環ポンプ460が配置されている。
燃料電池100のモジュール200は、エアポンプ440から供給される酸化ガスを各単セル10に対して供給する酸化ガス供給マニホールドと、水素タンク400から供給される燃料ガスを各単セル10に対して供給する燃料ガス供給マニホールドと、ラジエータ450から供給される冷却媒体を各単セル10に対して供給する冷却媒体供給マニホールドと、各単セル10から排出される酸化排ガスを収集し、燃料電池100の外部に排出するための酸化排ガス排出マニホールドと、各単セル10から排出される燃料排ガスを収集し、燃料電池100の外部に排出するための燃料排ガス排出マニホールドと、モジュール200を冷却した後の冷却媒体を収集し、配管455へ排出するための冷却媒体排出マニホールドとを備えており、それぞれ、各単セル10を積層方向に貫通するように形成されている。これらは、図1では省略されており、詳細は後述する。
A2.単セル10の構成:
図2は、本実施例の燃料電池100を構成するモジュール200の概略断面構成を示す説明図である。モジュール200は、上述したように、単セル10が積層された構造となっており、図2では、各部品が分解した分解図で示されている。なお、以下では、単セル10を積層する方向を積層方向(x方向に該当)とも呼ぶ。
単セル10は、MEAと、アノード側セパレータ30と、カソード側セパレータ40と、シールパッキン6とを備え、MEAがアノード側セパレータ30とカソード側セパレータ40とに挟持されることにより形成される。ここで、MEAは、電解質膜1と、電解質膜1を間に挟んでその表面に形成された触媒電極であるアノード2およびカソード3と、これら触媒電極のさらに外側に配設されたガス拡散層4,5とを備えている。なお、以下では、MEA面(セパレータ面)に平行な方向を面方向とも呼ぶ。
電解質膜1は、固体高分子材料、例えばパーフルオロカーボンスルホン酸を備えるフッ素系樹脂により形成されたプロトン伝導性のイオン交換膜であり、湿潤状態で良好な電気伝導性を示す。
アノード2およびカソード3は、電気化学反応を促進する触媒、例えば、白金、あるいは白金と他の金属から成る合金を備えている。ガス拡散層4,5は、例えばカーボン製の多孔質部材である。
シールパッキン6は、MEAがアノード側セパレータ30とカソード側セパレータ40とに挟持された場合において、アノード側セパレータ30とカソード側セパレータ40との間の絶縁や、触媒電極(アノード2またはカソード3)に供給される反応ガス(燃料ガスまたは酸化ガス)のガスシール性を実現する。
アノード側セパレータ30およびカソード側セパレータ40は、ガス不透過の導電性部材、例えば、カーボンを圧縮してガス不透過とした緻密質カーボンや、プレス成形した金属板によって形成することができる。
カソード側セパレータ40およびアノード側セパレータ30は、MEAを挟持しない側の面には、所定の溝部を備えている。そして、単セル10が積層されることにより、これらの溝部は、冷却媒体供給マニホールドからの冷却媒体を流すための冷却媒体流路77を形成する。すなわち、各単セル10間には、それぞれ冷却媒体流路77が形成される。なお、各単セル10を積層する場合には、シールパッキン8が各単セル10間に挿入される。このシールパッキン8は、アノード側セパレータ30とカソード側セパレータ40との間の絶縁や、冷却媒体流路77に供給される冷却媒体のシール性を実現する。
また、カソード側セパレータ40およびアノード側セパレータ30は、図2に示すように、それぞれ、MEAを挟持する側の面には、所定の溝部を備えており、各セパレータとMEAとを挟持した場合に、それぞれ、酸化ガス供給流路60、燃料ガス供給流路70を形成する。
図3は、本実施例における酸化ガス供給流路60の概略構成を表わす説明図である。この図3(A)は、酸化ガス供給流路60の流路面を示し、図2の単セル10におけるB−B断面をx方向へ向かって見た図に該当する。図3(b)は、図3(A)の酸化ガス供給流路60におけるC−C断面をy方向に向かって見た図である。
酸化ガス供給流路60は、図3(A)に示すように、流路形成リブ57によって形成されるサーペンタイン型の流路構成となっており、酸化ガス供給マニホールド210、酸化ガス排出マニホールド220と、それぞれ連通部51、連通部52を介して接続される。さらに、この酸化ガス供給流路60中には、断面が略四角形の複数の凸部55が形成されている。この酸化ガス供給流路60において、図3(A)、(B)に示すように、酸化ガス供給マニホールド210から連通部51を介して供給される酸化ガスは、複数の凸部55によって攪拌されてカソード3へ導かれると共に、流路形成リブ57に沿って流れて、連通部52を介して酸化ガス排出マニホールド220に排出される。
なお、燃料ガス供給流路70についても上記酸化ガス供給流路60と同様のサーペンタイン型の流路構成となっている。また、カソード側セパレータ40において、酸化ガス供給マニホールド210、酸化ガス排出マニホールド220の以外のマニホールド、すなわち、冷却媒体供給マニホールド250、冷却媒体排出マニホールド260、燃料ガス供給マニホールド230、および、燃料ガス排出マニホールド240は、図3に示す位置に配置されている。
ところで、カソード3では、電気化学反応により、水が生成され、この生成水は、酸化ガス供給流路60で凝縮する場合がある。この凝縮水は、酸化ガスと共に、連通部52を介して酸化ガス排出マニホールド220へ排出されるが、一部が滞留する場合がある。この場合、酸化ガス供給流路60を流れる酸化ガスは、酸化ガス供給流路60における複数の凸部55や流路形成リブ57等による圧力損失(以下では、流路壁圧力損失Δwと呼ぶ。)に加え、この滞留する凝縮水によっても圧力損失を受ける。以下では、酸化ガス供給流路60において、酸化ガスが、滞留する凝縮水や複数の凸部55等から受ける圧力損失を合わせてΔPcと呼ぶ。この圧力損失ΔPcは、酸化ガスの流量に略比例する。
図4は、本実施例の燃料電池100におけるモジュール200の外観を示す説明図である。本実施例のモジュール200は、図4に示すように、5つのブロックに分けられている。このブロックのうち、酸化ガスの供給方向に近い順に、ブロックB1,B2,B3,B4,B5とする。また、各ブロックにおいて、端部のブロックB1,B5は、単セル10を2組含み、ブロックB2は、単セル10を6組含み、ブロックB3は、単セル10を4組含み、ブロックB4は、単セル10を6組含む構成となっている。なお、上述の図2は、図4におけるM平面をz方向から見た図に該当する。また、図4では、酸化ガス供給マニホールド210および酸化ガス排出マニホールド220以外のマニホールドの図示を省略している。さらに、ターミナル340および単セル10の積層方向の厚さを、それぞれαおよびβとする。
本実施例のモジュール200の酸化ガス供給マニホールド210には、図4に示すように、樹脂形成モールド500が挿入される。図4の樹脂形成モールド500において、樹脂形成モールド500が酸化ガス供給マニホールド210に挿入された場合に、酸化ガスが最初に供給される面をq面と呼ぶ。また、樹脂形成モールド500において、q面と対向する面をu面と呼ぶ。図4のR領域に示す樹脂形成モールド500の側面をr側面と呼ぶ。
図5は、図4のQ領域およびR領域を拡大して示した説明図である。図5(A)は、図4のQ領域の拡大図を示し、図5(B)は、図4のR領域の拡大図を示す。図6は、酸化ガス供給マニホールド210に樹脂形成モールド500が挿入された状態における図4のS領域を示した説明図である。なお、図6では、空洞部b1のみ内部の構造を示し、他の空洞部b2〜b5の内部の構造は省略して示している。また、モジュール200において、各単セル10を、図6に示すように、挿入方向の手前側から向こう側の順に単セル10a、単セル10b、単セル10c・・・という具合に符号を付す。
この樹脂形成モールド500は、所定の樹脂で形成されており、その内部において、図5(A)、(B)に示すように、酸化ガス供給マニホールド210に挿入する方向(以下では、挿入方向とも呼ぶ。)に5つの空洞部を備えている。樹脂形成モールド500におけるこれらの空洞部は、図5(B)および図6に示すように、樹脂形成モールド500の内部でr側面方向に曲折し、r側面と連通している。なお、q面上(図5(A)参照)におけるこれらの空洞部において、右上の空洞部を空洞部b1と呼び、空洞部b1の下側に位置する空洞部を空洞部b2と呼び、空洞部b1の左側に位置する空洞部を空洞部b3と呼び、空洞部b2の左側に位置する空洞部を空洞部b4と呼び、空洞部b3の左側に位置する空洞部を空洞部b5と呼ぶ。また、これら空洞部b1,b2,b3,b4,b5がr側面と連通する部分において、その開口部を、図5(B)に示すように、それぞれ、開口部br1,br2,br3,br4,br5と呼ぶ。さらに、図5(B)に示すように、樹脂形成モールド500において、q面から挿入方向にα(ターミナル340の厚さ分)の位置をt1と呼び、t1から挿入方向に2β(2単セル分)の位置をt2と呼び、t2から挿入方向に6βの位置をt3と呼び、t3から挿入方向に4βの位置をt4と呼び、t4から挿入方向に6βの位置をt5と呼び、t5から挿入方向に2βの位置をt6と呼ぶ。なお、t6からu面の距離はαである。
図5(B)に示すように、開口部br1,br2,br3,br4,br5は、挿入方向において、それぞれ、t1からt2、t2からt3、t3からt4、t4からt5、t5からt6の間に位置する。従って、樹脂形成モールド500を酸化ガス供給マニホールド210に挿入した状態では、開口部br1,br2,br3,br4,br5の位置は、それぞれ、ブロックB1,B2,B3,B4,B5の位置に対応する(図6参照)。すなわち、図6に示すように、q面から空洞部b1に供給された酸化ガスは、開口部br1を介して、ブロックB1に属する単セル10a,10bにそれぞれ供給される。同様に、q面から各空洞部b2,b3,b4,b5に供給された酸化ガスは、それぞれ、開口部br2,br3,br4,br5を介して、ブロックB2,B3,B4,B5に属する各単セル10にそれぞれ供給される。
このように、酸化ガス供給マニホールド210内に各空洞部を一体に形成した樹脂形成モールド500を挿入することで、モジュール200の各ブロックごとに、そのブロックに属する各単セル10(各MEA)に対して、容易に酸化ガスをそれぞれ供給することが可能となる。従って、モジュール200において、各単セル10の圧力損失ΔPcにばらつきが生じていても、酸化ガス供給マニホールド210内に樹脂形成モールド500を挿入することで、各単セル10に対して供給する酸化ガス量のばらつきを容易に抑制することができる。
また、図5(B)に示すように、樹脂形成モールド500の各空洞部において、樹脂形成モールド500のq面からr側面方向に曲折するまでの区間は、断面積が略同一となっている。そして、各空洞部において、その断面積(図5(A)のq面における断面積と同意)は、各空洞部が対応する各ブロックに属する単セル10の数が多いほど大きく形成されている。例えば、空洞部b1は、単セル10の数が2組のブロックB1に対応し、空洞部b3は、単セル10の数が4組のブロックB3に対応するが、図5(A)、(B)に示すように、空洞部b3の断面積は、空洞部b1の断面積より2倍程度大きい。このようにすれば、各ブロック間において、各単セル10に対して供給する酸化ガス量のばらつきを抑制することができる。
さらに、図5(B)に示すように、樹脂形成モールド500の各空洞部において、樹脂形成モールド500のq面からr側面方向に曲折するまでの区間の断面積は、各空洞部が対応するブロックと、酸化ガスが流入するq面との距離が遠くなるほど、大きく形成されている。例えば、空洞部b2と空洞部b4は、単セル10の数が共に6組のブロックB2,B4に対応するが、ブロックB4の方が、ブロックB2よりq面から遠いので、ブロックB4に対応する空洞部b4の断面積は、ブロックB2に対応する空洞部b2の断面積より大きく形成される。このようにすれば、各空洞部において、q面から遠くなることにより圧力損失が生じても、その影響を抑制することができる。
また、樹脂形成モールド500の各空洞部において、樹脂形成モールド500のq面からr側面方向に曲折するまでの区間の断面積は、各空洞部が対応する各ブロックに属する単セル10の数と、各空洞部が対応するブロックと酸化ガスが流入するq面との距離とに応じて形成するようにしている。このようにすれば、各空洞部において、q面から遠くなることにより圧力損失が生じても、その影響を抑制するができ、さらには、各ブロック間において、各単セル10に対して供給する酸化ガス量のばらつきを抑制することができる。
モジュール200で、積層方向において、端部または端部に近い単セル10は、内部の単セル10と比較して、外気の気温の影響を受けて、カソード3で水が凝縮しやすくなる場合がある。そこで、本実施例のモジュール200では、ブロックB1およびブロックB5に属する単セル10の数を、他のブロックより少なくなるようにしている。このようにすれば、端部または端部に近い単セル10を含むブロックにおいて、その内部で各単セル10の圧力損失ΔPcがばらつくのを抑制することができ、すなわち、そのブロックに属する各単セル10に対して供給する酸化ガス量のばらつきを抑制することができる。
なお、樹脂形成モールド500は、請求項における流路形成部材に該当する。空洞部b1,b2,b3,b4,b5は、請求項における反応ガス流路に該当する。酸化ガス供給マニホールド210は、請求項におけるガスマニホールドに該当する。
ところで、モジュール200の各単セル10において、凸部55や流路形成リブ57等は、製造誤差などにより各単セル10で微妙に形や配置がことなる場合があり、そのため各単セル10の流路壁圧力損失Δwもばらつきが生じる場合がある。そこで、本実施例のモジュール200は、以下のような製造方法で生成される。
A3.モジュール200の製造方法:
図7は、本実施例の燃料電池100におけるモジュール200の製造方法を示すフローチャートである。まず、20組の単セル10を用意する(ステップS10)。そして、各単セル10の流路壁圧力損失Δwを計測し(ステップS20)、流路壁圧力損失Δwが小さい単セル順にソートする(ステップ30)。
流路壁圧力損失Δwが小さい上位2組の単セル10をブロックB1とし、次に小さい2組の単セル10をブロックB5とし、その次に小さい4組の単セル10をブロックB3とし、次に小さい6組の単セル10をブロックB2とし、残りの6組の単セル10をブロックB4として、組み分けする(ステップS40)。
次に、上述の樹脂形成モールド500を用意する(ステップS50)。そして、樹脂形成モールド500に対して、ブロックB1,B2,B3,B4,B5の順番に、そのブロックの各単セルを、酸化ガス供給マニホールド210をくぐらせて積層させていく(ステップS60)。
以上のように、本実施の燃料電池100におけるモジュール200の各ブロックは、流路壁圧力損失Δwが近い単セル10が集められて形成される。このようにすれば、各ブロックにおいて、各単セル10の圧力損失ΔPcがばらつくのを抑制することができ、すなわち、そのブロックに属する各単セル10に対して供給する酸化ガス量のばらつきを抑制することができる。また、モジュール200形成時に樹脂形成モールド500を用いて容易に位置決めを行いながら組み付けることができる。
B.変形例:
なお、本発明では、上記した実施の形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様にて実施することが可能である。
B1.変形例1:
上記実施例において、樹脂形成モールド500を酸化ガス供給マニホールド210に挿入することにより、酸化ガスを各ブロックごとに分配して流すようにしていたが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、樹脂形成モールド500を燃料ガス供給マニホールド230に挿入することにより、燃料ガスを各ブロックごとに分配して流すようにすることも可能である。このようにすれば、各ブロックごとに、そのブロックに属する各単セル10(のMEA)に燃料ガスをそれぞれ供給することが可能となる。従って、モジュール200において、各単セル10の圧力損失にばらつきが生じていても、各単セル10に対して供給する燃料ガス量のばらつきを抑制することができる。
B2.変形例2:
上記実施例において、樹脂形成モールド500を酸化ガス供給マニホールド210ではなく、酸化ガス排出マニホールド220に挿入するようにしてもよい。この場合、樹脂形成モールド500のq面から酸化排ガスを吸引するようにする。このようにしても、モジュール200において、各ブロックごとに、そのブロックに属する各単セル10(のMEA)に酸化ガスをそれぞれ供給することが可能となる。従って、モジュール200において、各単セル10の圧力損失ΔPcにばらつきが生じていても、各単セル10に対して供給する酸化ガス量のばらつきを抑制することができる。
B3.変形例3:
上記実施例において、モジュール200のブロック数を5つとしているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、モジュール200のブロック数を6つ以上としてもよい。この場合、酸化ガス供給マニホールド210に挿入する樹脂形成モールド500の空洞部もそのブロック数に応じて形成される。このようにすれば、より各単セル10に対して供給する酸化ガス量のばらつきを抑制することができる。
B4.変形例4:
上記実施例のモジュール200は、MEAを、2つのセパレータ、すなわち、アノード側セパレータ30とカソード側セパレータ40との間に挟持することにより、一つの単セル10を構成し、その単セルが複数積層された構造となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、セパレータとして、いわゆる三層積層構造のセパレータを用いて、MEAと三層積層セパレータを交互に積層することにより一つのモジュールを形成する構造としてもよい。この場合、上記ブロックは、例えば、MEAを基準として分けるようにする。このような燃料電池でも上記実施例の効果を奏することができる。
本発明の実施例に係る燃料電池100の外観構成を示す説明図である。 本実施例の燃料電池100を構成するモジュール200の概略断面構成を示す説明図である。 本実施例における酸化ガス供給流路60の概略構成を表わす説明図である。 本実施例の燃料電池100におけるモジュール200の外観を示す説明図である。 図4のQ領域およびR領域を拡大して示した説明図である。 酸化ガス供給マニホールド210に樹脂形成モールド500が挿入された状態における図4のS領域を示した説明図である。 本実施例の燃料電池100におけるモジュール200の製造方法を示すフローチャートである。
符号の説明
1…電解質膜
2…アノード
3…カソード
4…ガス拡散層
6,8…シールパッキン
10…単セル
30…アノード側セパレータ
40…カソード側セパレータ
51,52…連通部
55…凸部
57…流路形成リブ
60…酸化ガス供給流路
70…冷却媒体流路
70…燃料ガス供給流路
100…燃料電池
200…モジュール
200形成時…モジュール
210…酸化ガス供給マニホールド
220…酸化ガス排出マニホールド
230…燃料ガス供給マニホールド
240…燃料ガス排出マニホールド
250…冷却媒体供給マニホールド
260…冷却媒体排出マニホールド
300…エンドプレート
310…テンションプレート
320…ボルト
330…インシュレータ
340…ターミナル
400…水素タンク
410…シャットバルブ
415…配管
417…配管
440…エアポンプ
444…配管
446…配管
450…ラジエータ
455…配管
460…循環ポンプ
500…樹脂形成モールド

Claims (8)

  1. 少なくとも所定の電解質層の両面に触媒電極を配置した積層体を、セパレータを介在させて、複数積層させた燃料電池であって、
    前記燃料電池は、前記積層体の積層方向に3つ以上のブロックに分けられると共に、
    前記積層体の積層方向に沿って形成されるガスマニホールドと、
    前記触媒電極で電気化学反応に供される反応ガスを流すための3つ以上の反応ガス流路が設けられ、これら反応ガス流路が互いに連通しないようにして、一体に形成される流路形成部材と、
    を備え、
    前記流路形成部材の前記3つ以上の反応ガス流路は、
    前記流路形成部材が前記ガスマニホールドに挿入されることにより、各ブロックのうち、それぞれ異なるブロックに対応づけられ、それぞれ対応する前記ブロックに属する前記積層体に対して、前記反応ガスを給排することが可能となることを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1に記載の燃料電池において、
    各反応ガス流路において、前記ガスマニホールド内における前記反応ガスを給排するための給排口の開口面積は、該反応ガス流路が対応するブロックに属する前記積層体の数が多いほど、大きく形成されることを特徴とする燃料電池。
  3. 請求項1に記載の燃料電池において、
    各反応ガス流路において、前記ガスマニホールド内における前記反応ガスを給排するための給排口の開口面積は、該反応ガス流路が対応する前記ブロックと該反応ガス流路の前記給排口との距離が遠くなるほど、大きく形成されることを特徴とする燃料電池。
  4. 請求項1に記載の燃料電池において、
    各反応ガス流路において、前記ガスマニホールド内における前記反応ガスを給排するための給排口の開口面積は、該反応ガス流路が対応するブロックに属する前記積層体の数、および、該反応ガス流路が対応する前記ブロックと該反応ガス流路の前記給排口との距離に応じて形成されることを特徴とする燃料電池。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の燃料電池において、
    前記ブロックのうち、前記燃料電池の前記積層方向における端部のブロックにおいて、該ブロックに属する前記積層体の数は、他のブロックに属する前記積層体の数以下であることを特徴とする燃料電池。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の燃料電池において、
    各ブロックは、所定の異なる圧力帯域にそれぞれ対応づけられており、
    各ブロックは、
    前記反応ガスを流通させた場合の圧力損失が、対応する圧力帯域に属する積層体により構成されることを特徴とする燃料電池。
  7. 燃料電池の製造方法であって、
    (a)所定の穴部を備え、少なくとも所定の電解質層の両面に触媒電極を配置した積層体を、セパレータで挟持することにより形成される複数の単セルを用意する工程と、
    (b)各単セルにおいて、前記触媒電極で電気化学反応に供される反応ガスを流通した場合の圧力損失を測定する工程と、
    (c)各単セルを、前記圧力損失の測定結果が、それぞれ異なる所定の圧力帯域のいずれに該当するか否かで、各単セルを複数のブロックに分別する工程と、
    (d)各ブロックごとに、各単セルの各穴部を対応させて積層させることによりガスマニホールドを形成すると共に、該ガスマニホールド内に、前記積層体の積層方向に沿って形成され、互いに連通しない複数のガス流路であって、各ブロックのうち、それぞれ異なるブロックに対応づけられ、それぞれ対応する前記ブロックに属する前記積層体に対して、前記反応ガスを給排するための複数の反応ガス流路を形成する工程と、
    を備えたことを特徴とする燃料電池の製造方法。
  8. 請求項7に記載の燃料電池の製造方法であって、
    前記工程(d)は、
    (d−1)前記複数の反応ガス流路を内部に形成した流路形成部材を用意する工程と、
    (d−2)前記流路形成モールに対して、各ブロックごとに、各単セルの各穴部をくぐらせて積層させていくことにより前記ガスマニホールドを形成する工程と、
    を備えることを特徴とする燃料電池の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008123819A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Nissan Motor Co Ltd 燃料電池の製造方法および製造装置
WO2016017989A1 (ko) * 2014-07-29 2016-02-04 롯데케미칼 주식회사 레독스 흐름 전지용 스택 융착 장치
JP2018181440A (ja) * 2017-04-04 2018-11-15 株式会社Soken 燃料電池、及び、燃料電池システム

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