JP2010225103A - 投資収支リスク分析方法、プログラム、及び、投資収支リスク分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】商業施設の特性を捉えた、投資収支リスク分析が可能な投資収支リスク分析装置等を提供する。
【解決手段】投資収支リスク分析装置100を、分析対象物件ファイル240等を記憶する記憶部120、この記憶部120から読み出したデータを基に、面積あたりの賃料モデルを構築する賃料モデル構築部10、稼働率モデルを構築する可動率モデル構築部20、分析対象物件の賃料収入をシミュレーションする賃料収入シミュレーション部30、分析対象物件別に売上高を予測する売上高予測部40、賃料収入の実現可能性を判定する賃料収入実現可能性判定部50、賃貸事業費用算定のための各種関数を構築する賃貸事業費用関数構築部60、賃貸事業NCFをシミュレーションする賃貸事業NCFシミュレーション部70、賃貸事業のリスク評価指数を算定する賃貸事業リスク評価指数算定部80、及び、分析結果を表示する分析結果表示部90から構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、投資収支リスク分析方法、プログラム、及び、投資収支リスク分析装置に関する。
従来、商業施設を含む不動産投資判断を行うために、コンピュータを用いた支援システムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の「賃料算定手段とキャップレート算定手段を含む不動産投資判断支援システム」は、以下のような方法で不動産投資リスクの判定を行っている。
(1)投資収支リスクの内容
特許文献1に記載のシステムでは、クラス別ビルインデックス(候補物件が属する投資適格度のビル群の収益性の推定データ)を利用してオフィスビルの将来の収益性の変動リスクを分析している。ここで、投資適格度(ビルスコア)とは、オフィスビルの立地エリアの競争力(エリア評価)と、オフィスビルの周辺立地条件、ビルグレード、貸室グレード、設備グレード、賃貸状況、管理状況といったビル自体の競争力(ビル属性評価)を総合して投資対象としてのオフィスビルを評価したものである。ビル属性評価には、商業業務地としての成長性等が含まれている。
(2)投資収支リスク評価の目的
特許文献1に記載のシステムでは、不動産証券化のための、ビルスコアに応じたキャップレート(要求利回り)を決定するとともに、下記式(x)で示すように、投資物件の収益をキャップレートで除算することで計算される適正投資価格、その変動リスク、および、デットの発行比率(LTV)の上限を設定することが目的となっている。キャップレートは、ビルスコア(投資適格度)とキャップレート(要求利回り)とを関係付ける関数をF1としたとき、次式(x)により算出され、算出されたキャップレートを基に、適正投資価格は、下記式(y)により算出される。
キャップレート=F1(ビルスコア) (x)
適正投資価格 = 投資物件の収益/キャップレート(又は投資収益率) (y)
上記式(x)におけるビルスコアとキャップレートとの関係(F1)として、ビルスコアの評価の低い物件が現実の市場動向では一般的にキャップレートが高くなり、逆に、格上の物件でビルスコアの評価が高いものの場合、キャップレートは低くなる傾向にあることが特許文献1の図2のグラフに示されている。すなわち、ビルスコア(投資適格度)と要求利回り(キャップレート)との間には、逆相関の関係が成立していることが実証的に示されている。
(3)投資収支リスクの評価手法と、その性質
また、特許文献1に記載のシステムでは、クラス別ビルインデックスを利用して、ビルスコアごとの投資収益率から、その時系列トレンドを把握し、それを投資収益率の変動(投資収支リスク)として捉えている。ここで、クラス別ビルインデックスとは、契約賃料、取引事例といった現実の市場において成立した事例を採用することにより市場実勢を反映した不動産投資収益率の時系列トレンドを把握するとともに、不動産の収益性、価格形成に影響を与える要因を各不動産ごとに網羅的に検討することにより、ある一定の特性を持ったビル群にカテゴリー分けし、各ビル群ごとの投資収益率のトレンドを把握するものをいう。
特開2002−56192号公報
しかしながら、前出の式(y)からわかるように、投資収益率は、投資収益を不動産投資価額で除算したものなので、不動産時価変動の影響を直接受けることになる。したがって、投資収益自体が変動しなくても、不動産時価が変動すれば、投資収益率は変動するので、当該技術の評価する投資収支リスクは、以下に示すような理由で、必ずしも、投資収益自体の変動リスクとはいえないという課題があった。
まず、当該技術では、ビル物件投資を中心とした投資収益率の予測技術であり、商業施設投資収支リスク分析には適なさい。すなわち、特許文献1に記載のシステムでは、もともと不動産証券化を最終目的として、オフィスなどのビル物件投資を念頭に置いた、物件ごとの投資収益率を予測する技術であり、その予測機能の一変数として、商業業務地としての成長性を含めているのみである。商業施設は、テナント店舗からの賃料収入が収益の柱であり、賃料収入の額は、テナント店舗の売上高に対して一定の水準となる特徴がある。したがって、商業施設の賃料収入のモデル化には、その立地や地域の消費特性などを考慮した売上高予測が必要となるが、特許文献1に記載のシステムでは、この要素を欠いており、商業施設の賃料を適切に予測できるとはいえない。
また、当該技術は、不動産物件の適正価格とその変動を予測する技術であり、商業施設の収益性リスク自体を評価するものではない。すなわち、特許文献1に記載のシステムは、商業施設の証券化を目的とした、物件の適正価格と、その将来的な変動を予測する技術であり、信託銀行などの金融機関による利用を仮定したものである。商業施設に対して大型設備を長期リースする電力会社やリース会社は、債権回収の視点から、その商業施設の収益性(ネット・キャッシュ・フローと言い換えてもよい)およびその変動リスクに注視する必要があるため、こうした企業にとっては、このようなシステムは、必ずしも有用とはいえない。
さらに、当該技術は、不動産投資収益率インデックスの時系列トレンドから、投資収益リスクを捉えているため、不動産価格の変動が反映されており、投資物件からのネット・キャッシュ・フローの変動リスク(収益性リスク)を把握できない。すなわち、特許文献1に記載のシステムは、クラス別ビルインデックスと呼ばれる、不動産の投資収益率インデックスにおける時系列トレンドから、物件の投資収益率リスクを捉えるものである。当該インデックスにおける不動産の投資収益率は、不動産物件からの収益(ネット・キャッシュ・フロー)を、当該物件の時価で除したものなので、投資収益率の変動リスクは、不動産価格の変動に直接影響されるものである。このため、特許文献1に記載のシステムによる収益性リスク分析は、商業施設の収益性リスク(ネット・キャッシュ・フロー)自体を把握することができない。したがって、長期の設備リースを行う事業会社や、ノンリコース・ローンを行う金融機関など、商業施設の収益性リスクに関心を寄せる利用者にとっては、活用が難しくなっている。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、商業施設の特性を捉えた、投資収支リスク分析が可能な投資収支リスク分析方法、プログラム、及び、投資収支リスク分析装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る投資収支リスク分析方法は、処理部を有し、商業施設と投資物件情報とが記憶される商業施設物件ファイル、面積当たりの賃料モデルが記憶される賃料モデルファイル、店舗の稼働率モデルが記憶される可動率モデルファイル、物件ごとの物件情報と投資収支リスク分析結果とが記憶される分析対象物件ファイル、賃貸事業費用を算定するための関数が記憶される賃貸事業費用関数ファイル、商業施設の属性情報が記憶される商業施設地域別ファイル、地域の家計支出が記憶される家計支出ファイル、及び、物件の売上高と賃料との比率の適正値が記憶される売上高賃料比率ファイルを記憶する記憶部にアクセス可能なコンピュータにより実行される投資収支リスク分析方法であって、処理部により、商業施設物件ファイルから賃料と店舗面積とを読み出し、面積あたりの賃料モデルを構築して、賃料モデルファイルに書き出す賃料モデル構築処理と、商業施設物件ファイルから稼働率を読み出し、稼働率モデルを構築して、稼働モデルファイルに書き出す可動率モデル構築処理と、賃料モデルファイルから賃料モデル構築処理で構築された面積当たり賃料モデルを読み出し、稼働率モデルから稼働率モデル構築処理で構築された稼働率モデルを読み出し、分析対象物件ファイルから物件情報を読み出して、分析対象物件ごとに賃料収入をシミュレーションし、得られた賃料収入シミュレーション値を分析対象物件ファイルに書き出す賃料収入シミュレーション処理と、分析対象物件ファイルから物件情報を読み出し、商業施設地域別ファイルから商業施設の属性情報を読み出し、分析対象物件ごとに売上高予測値を算出して、分析対象物件ファイルに書き出す売上高予測処理と、分析対象物件ファイルから賃料収入シミュレーション処理で算出された賃料収入シミュレーション値、及び、売上高予測処理で算出された売上高予測値を読み出し、賃料収入の実現可能性を判定するための賃料収入実現性指数を算出し、分析対象物件ファイルに書き出す賃料収入実現可能性判定処理と、商業施設物件ファイルから賃料収入及び賃貸事業費用を読み出し、賃貸事業費用を算定するための賃貸事業費用関数を構築し、得られた賃貸事業費用関数を賃貸事業費用関数ファイルに書き出す賃貸事業費用関数構築処理と、賃貸事業費用関数ファイルから賃貸事業費用関数構築部処理で得られた賃貸事業費用関数と、賃料収入実現可能性判定処理で得られた賃料収入シミュレーション値とを読み出し、物件ごとに賃貸事業ネットキャッシュフローをシミュレーションし、得られた賃貸事業ネットキャッシュフローシミュレーション値を分析対象物件ファイルに書き出す賃貸事業ネットキャッシュフローシミュレーション処理と、分析対象物件ファイルから賃貸事業ネットキャッシュフローシミュレーション処理で得られた賃貸事業ネットキャッシュフローシミュレーション値を読み出し、物件ごとに賃貸事業リスク評価指数を算定し、分析対象物件ファイルに書き出す賃貸事業リスク評価指数算定処理と、を含む。
なお、本発明に係る投資収支リスク分析方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを作成することができ、このプログラムは、例えばフレキシブルディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体又は記憶装置に格納される。また、ネットワークなどを介してディジタル信号として配信される場合もある。このとき、中間的な処理結果はメインメモリ等の記憶装置に一時保管される。
また、本発明に係る投資収支リスク分析装置は、商業施設と投資物件情報とが記憶される商業施設物件ファイル、面積当たりの賃料モデルが記憶される賃料モデルファイル、店舗の稼働率モデルが記憶される可動率モデルファイル、物件ごとの物件情報と投資収支リスク分析結果とが記憶される分析対象物件ファイル、賃貸事業費用を算定するための関数が記憶される賃貸事業費用関数ファイル、商業施設の属性情報が記憶される商業施設地域別ファイル、地域の家計支出が記憶される家計支出ファイル、及び、物件の売上高と賃料との比率の適正値が記憶される売上高賃料比率ファイルを記憶する記憶部と、商業施設物件ファイルから賃料と店舗面積とを読み出し、面積あたりの賃料モデルを構築して、賃料モデルファイルに書き出す賃料モデル構築部と、商業施設物件ファイルから稼働率を読み出し、稼働率モデルを構築して、稼働モデルファイルに書き出す可動率モデル構築部と、賃料モデルファイルから賃料モデル構築処理で構築された面積当たり賃料モデルを読み出し、稼働率モデルから稼働率モデル構築処理で構築された稼働率モデルを読み出し、分析対象物件ファイルから物件情報を読み出して、分析対象物件ごとに賃料収入をシミュレーションし、得られた賃料収入シミュレーション値を分析対象物件ファイルに書き出す賃料収入シミュレーション部と、分析対象物件ファイルから物件情報を読み出し、商業施設地域別ファイルから商業施設の属性情報を読み出し、分析対象物件ごとに売上高予測値を算出して、前記分析対象物件ファイルに書き出す売上高予測部と、分析対象物件ファイルから賃料収入シミュレーション部で算出された賃料収入シミュレーション値、及び、売上高予測部で算出された売上高予測値を読み出し、賃料収入の実現可能性を判定するための賃料収入実現性指数を算出し、分析対象物件ファイルに書き出す賃料収入実現可能性判定部と、商業施設物件ファイルから賃料収入及び賃貸事業費用を読み出し、賃貸事業費用を算定するための賃貸事業費用関数を構築し、得られた賃貸事業費用関数を賃貸事業費用関数ファイルに書き出す賃貸事業費用関数構築部と、賃貸事業費用関数ファイルから賃貸事業費用関数構築部部で得られた賃貸事業費用関数と、賃料収入実現可能性判定部で得られた賃料収入シミュレーション値とを読み出し、物件ごとに賃貸事業ネットキャッシュフローをシミュレーションし、得られた賃貸事業ネットキャッシュフローシミュレーション値を分析対象物件ファイルに書き出す賃貸事業ネットキャッシュフローシミュレーション部と、分析対象物件ファイルから賃貸事業ネットキャッシュフローシミュレーション部で得られた賃貸事業ネットキャッシュフローシミュレーション値を読み出し、物件ごとに賃貸事業リスク評価指数を算定し、分析対象物件ファイルに書き出す賃貸事業リスク評価指数算定部と、を含む。
また、本発明に係る投資収支リスク分析装置は、表示部と、分析対象物件ファイルから分析結果を読み出して表示部に視覚的に表示する分析結果表示部と、を更に含むことが好ましい。
本発明に係る投資収支リスク分析方法、プログラム、及び、投資収支リスク分析装置を以上のように構成すると、商業施設に特化した、賃料収入シミュレーション機能、売上高予測機能を通じて、賃料収入実現可能性の判定が可能となり、商業施設の特性を捉えた、投資収支リスク分析が可能となる。
本発明の実施の形態に係る投資収支リスク分析装置の機能ブロック図である。 本発明の実施の形態における投資収支リスク分析処理フローを示す図である。 賃料モデル構築部における賃料モデル構築処理を説明するための説明図である。 稼働率モデル構築部における稼働率モデル構築処理を説明するための説明図である。 賃料収入シミュレーション部における賃料収入シミュレーション処理を説明するための説明図である。 売上高予測部における売上高予測処理を説明するための説明図である。 賃料収入実現可能性判定部における賃料収入実現可能性判定処理を説明するための説明図である。 賃貸事業費用関数構築部における賃貸事業費用関数構築処理を説明するための説明図である。 賃貸事業NCFシミュレーション部における賃貸事業NCFシミュレーション処理を説明するための説明図である。 賃貸事業リスク評価指数算定部における賃貸事業リスク評価指数算定処理を説明するための説明図である。 分析結果表示部における分析結果表示処理を説明するための説明図である。 商業施設物件ファイルのデータ構造を説明するための説明図である。 賃料モデルファイルのデータ構造を説明するための説明図である。 可動率モデルファイルのデータ構造を説明するための説明図である。 分析対象物件ファイルのデータ構造を説明するための説明図である。 賃貸事業費用関数ファイルのデータ構造を説明するための説明図である。 商業施設地域別ファイルのデータ構造を説明するための説明図である。 家計支出ファイルのデータ構造を説明するための説明図である。 売上高賃料比率ファイルのデータ構造を説明するための説明図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態の投資収支リスク分析装置100は、本発明に係る投資収支リスク分析方法を処理するためのCPUやメモリからなる処理部110と、後述する各ファイルを記憶するためのハードディスク等の外部記憶装置からなる記憶部120と、この記憶部120へのデータや各種指示を入力するための入力部130と、分析結果を表示するCRT141やプリンタ142等からなる表示部140とを有して構成される。
また、処理部110には、面積あたりの賃料モデルを構築する賃料モデル構築部10、稼働率モデルを構築する可動率モデル構築部20、分析対象物件の賃料収入をシミュレーションする賃料収入シミュレーション部30、分析対象物件別に売上高を予測する売上高予測部40、賃料収入シミュレーション部30で得られた賃料収入シミュレーション値と売上高予測部40で得られた売上高予測値とを基に賃料収入の実現可能性を判定する賃料収入実現可能性判定部50、賃貸事業費用を算定するための各種関数を構築する賃貸事業費用関数構築部60、この賃貸事業費用関数構築部60で得られた賃貸事業費用関数と賃料収入実現可能性判定部50で得られた賃料収入シミュレーション値を基に物件ごとに賃貸事業ネットキャッシュフロー(NCF)をシミュレーションする賃貸事業NCFシミュレーション部70、この賃貸事業NCFシミュレーション部70で得られた賃貸事業NCFシミュレーション値を基に物件毎に賃貸事業のリスク評価指数を算定する賃貸事業リスク評価指数算定部80、及び、各部で得られた分析結果を表示部140に視覚的に表示するための分析結果表示部90が設けられている。
また、本実施形態の投資収支リスク分析装置100は、商業施設物件ファイル200、賃料モデルファイル220、可動率モデルファイル230、分析対象物件ファイル240、賃貸事業費用関数ファイル270、商業施設地域別ファイル290、家計支出ファイル300、及び、売上高賃料比率ファイル310を有している。これらのファイルは、上述の通り、記憶部120に記憶されている。
以下、各ファイルのデータ構造について説明する。商業施設物件ファイル200は、商業施設情報や投資物件情報が記憶されたファイルであり、例えば、J−REIT(不動産投資信託)などから提供された公開情報を基に作成されている。この商業施設物件ファイル200は、図12に示すようなデータ構造であって、物件の識別コードが記憶される物件コード領域201、物件の住所が記憶される所在地領域202、所在地の都道府県及び市区町村を示す地域コードが記憶される地域コード領域203、物件の店舗面積が記憶される店舗面積領域204、物件中のテナント数が記憶されるテナント数領域205、建物用途(1:商業施設、2:住宅店舗)が記憶される建物用途領域206、稼働面積が記憶される稼働面積領域207、決算期(6ヶ月ごとの期、例えば、2009年3月)が記憶される決算期領域208、テナントからの賃料収入が記憶される賃料収入領域209、物件の面積当たり賃料が記憶される面積当たり賃料領域210、物件の総額、減価償却費、管理業務費・委託費、水道光熱費、マネージメントフィー、修繕費、公租公課費、損害保険料、及び、その他賃貸事業に係る各種賃貸事業費用が記憶される賃貸事業費用領域211、東京都心3区、6区、政令指定都市等の地域ダミーが記憶される地域ダミー領域212、最寄り駅からの距離や国道からの距離が記憶される立地条件領域213、などから構成されている。なお、賃料収入領域209及び賃貸事業費用領域211は、分析対象年数分のデータが記憶され、本実施形態では、15年分の情報が記憶されている。以降のファイルについても同様である。
賃料モデルファイル220は、図13に示すようなデータ構造であって、面積当たりの賃料モデルの識別コードが記憶される賃料モデルコード領域221、面積当りの賃料モデルの区分(1:平均、2:標準偏差)が記憶される賃料モデル区分領域222、賃料モデルにおける店舗面積の変数に対する係数が記憶される店舗面積係数領域223、同じくテナント数の変数に対する係数が記憶されるテナント数係数領域224、同じく東京都心3区、6区その他の地域ダミーの変数に対する係数が記憶される地域ダミー係数領域225、同じく最寄駅や国道からの距離(立地条件)の変数に対する係数が記憶される立地条件係数領域226、同じく定数が記憶される定数領域227、などから構成されている。
可動率モデルファイル230は、図14に示すようなデータ構造であって、稼働率モデルの識別コードが記憶される稼働率モデルコード領域231、稼働率モデルの区分(1:平均、2:標準偏差)が記憶される稼働率モデル区分領域232、稼働率モデルにおける
店舗面積の変数に対する係数が記憶される店舗面積係数領域233、同じくテナント数の変数に対する係数が記憶されるテナント数係数領域234、同じく東京都心3区、6区その他の地域ダミーの変数に対する係数が記憶される地域ダミー係数領域235、同じく最寄駅や国道からの距離(立地条件)の変数に対する係数が記憶される立地条件係数領域236、同じく定数が記憶される定数領域237、などから構成されている。
分析対象物件ファイル240は、処理部110による分析結果が記憶されるファイルであり、図15に示すようなデータ構造であって、物件の識別コードが記憶される物件コード領域241、物件の住所が記憶される所在地領域242、所在地の都道府県及び市区町村を示す地域コードが記憶される地域コード領域243、物件の店舗面積が記憶される店舗面積領域244、テナント数が記憶されるテナント数領域245、建物用途(1:商業施設、2:住宅店舗)が記憶される建物用途領域246、稼働面積が記憶される稼働面積領域247、面積当たり賃料の平均実績値が記憶される面積当たり賃料平均実績値領域248、面積当たり賃料の標準偏差実績値が記憶される面積当たり賃料標準偏差実績値領域249、稼働率の平均実績値が記憶される稼働率平均実績値領域250、稼働率の標準偏差実績値が記憶される稼働率標準偏差実績値領域251、売上高の予測値が記憶される売上高予測値領域252、東京都心3区、6区、政令指定都市等の地域ダミーが記憶される地域ダミー領域253、最寄り駅からの距離や国道からの距離が記憶される立地条件領域254、面積当たりの賃料モデルの識別コードが記憶される賃料モデルコード領域255、面積当りの賃料モデルの区分(1:平均、2:標準偏差)が記憶される賃料モデル区分領域256、面積当たりの賃料の平均値(推計値)が記憶される面積当たり賃料平均値(推計値)領域257、面積当たりの賃料の標準偏差値(推計値)が記憶される面積当たり賃料標準偏差値(推計値)領域258、稼働率モデルの識別コードが記憶される稼働率モデルコード領域259、稼働率モデルの区分(1:平均、2:標準偏差)が記憶される稼働率モデル区分領域260、稼働率の平均値(推計値)が記憶される稼働率平均値(推計値)領域261、稼働率の標準偏差値(推計値)が記憶される稼働率標準偏差値(推計値)領域262、各年の賃料収入のシミュレーション値(t=1,2,…,T:1〜T年のシミュレーション値を示す)と平均値(t=1〜T年の平均値)とが記憶される賃料収入シミュレーション値領域263、売上高と賃料との比率の適正値が記憶される売上高賃料比率適正値領域264、賃料収入の実現性指数が記憶される賃料収入実現性指数領域265、賃貸事業ネットキャッシュフロー(NCF)シミュレーション値(t=1,2,…、T:1〜T年のシミュレーション値を示す)と平均値(t=1〜T年の平均値)と標準偏差値(t=1〜T年の標準偏差値)とが記憶される賃貸事業NCFシミュレーション値領域266、賃貸事業リスクの評価指数が記憶される賃貸事業評価指数領域267から構成されている。
賃貸事業費用関数ファイル270は、図16に示すようなデータ構造であって、物件の識別コードが記憶される物件コード領域271、市区町村の地域コードが記憶される地域コード領域272、店舗面積が記憶される店舗面積領域273、建物の用途が記憶される建物用途領域274、管理業務費・委託費関数の係数が記憶される管理業務費・委託費関数の係数領域275、水道光熱費関数の係数が記憶される水道光熱費関数の係数領域276、マメネジメントフィー関数の係数が記憶されるマメネジメントフィー関数の係数領域277、管理業務費・委託費関数の定数が記憶される管理業務費・委託費関数の定数領域278、水道光熱費関数の定数が記憶される水道光熱費関数の定数領域279、マメネジメントフィー関数の定数が記憶されるマメネジメントフィー関数の定数領域280、減価償却比率が記憶される減価償却比率領域281、修繕費比率が記憶される修繕費比率領域282、公租公課比率が記憶される公租公課比率領域283、損害保険料比率が記憶される損害保険料比率領域284、及び、その他費用比率が記憶されるその他費用比率領域285から構成されている。
商業施設地域別ファイル290は、図17に示すようなデータ構造であって、都道府県と市区町村と地区との地域コードが記憶される地域コード領域291、物件の店舗面積が記憶される店舗面積領域292、当該商業施設地域の人口が記憶される人口領域293、及び、世帯数が記憶される世帯数領域294等から構成されている。なお、この商業施設地域別ファイル290は、経済産業省発行の「商業統計調査報告書」を基に入力部130から入力してもよいし、これらが予め入力されたデータベースを購入等して、商業施設地域別ファイル290として記憶部120にインストールしてもよい。
家計支出ファイル300は、図18に示すようなデータ構造であって、都道府県の地域コードが記憶される地域コード領域301、当該地域の人口当たりの年間の家計支出が記憶される家計支出(人口当たり)領域302、及び、世帯当たりの家計支出が記憶される家計支出(世帯当たり)領域303から構成されている。なお、家計支出ファイル300は、総務省発行の「家計調査年報」を基に入力部130から入力してもよいし、これらが予め入力されたデータベースを購入等して、家計支出ファイル300として記憶部120にインストールしてもよい。
売上高賃料比率ファイル310は、図19に示すようなデータ構造であって、都道府県と市区町村との地域コードが記憶される地域コード領域311、建物の用途が記憶される建物用途領域312、及び、売上高と賃料との比率の適正値が記憶される売上高賃料比率適正値領域313から構成されている。なお、売上高賃料比率ファイル310は、日本ショッピングセンター協会発行の「SC賃貸・共益費報告書」を基に入力部130から入力してもよいし、これらが予め入力されたデータベースを購入等して、売上高賃料比率ファイル310として記憶部120にインストールしてもよい。
次に、図1に示した投資収支リスク分析装置100により行われる投資収支リスク分析処理について、図2のフローチャートを用いて説明する。投資収支リスク分析処理では、図2に示すように、まず、賃料モデル構築部10により賃料モデル構築処理(ステップS100)、可動率モデル構築部20により可動率モデル構築処理(ステップS200)、賃料収入シミュレーション部30により賃料収入シミュレーション処理(ステップS300)、売上高予測部40により売上高予測処理(ステップS400)、及び、賃料収入実現可能性判定部50により賃料収入実現可能性判定処理(ステップS500)が行われる。次に、賃貸事業費用関数構築部60により賃貸事業費用関数構築処理(ステップS600)、賃貸事業NCFシミュレーション部70により賃貸事業NCFシミュレーション処理(ステップS700)、及び、賃貸事業リスク評価指数算定部80により賃貸事業リスク評価指数算定処理(ステップS800)が行われる。そして最後に、分析結果表示部90により分析結果表示処理(ステップS900)が行われる。
賃料モデル構築処理、可動率モデル構築処理及び賃料収入シミュレーション処理(ステップS100〜ステップS300)は、商業施設の賃料収入・属性などに関する公開情報(例えば、不動産証券化協会の「J−REIT・個別保有不動産検索システム」の個別保有物件データを基に作成した商業施設物件ファイル200)を基に、面積当りの賃料・稼働率モデルを自動構築し、得られた数値を基に当該商業施設の賃料収入をシミュレーションする。なお、この賃料収入シミュレーションについては、電力会社等による設備リースのための活用を想定して、そのリース期間(例えば15年)を記憶部120に設定できるようにする。
さらに、売上高予測処理(ステップS400)では、経済産業省発行の「商業統計調査報告書」(商業施設地域別ファイル290)や総務省発行の「家庭調査年報」(家計支出ファイル300)などの公開情報をもとに、商業施設属性から売上高を予測するモデルを構築し、それをもとに当該商業施設の売上高を予測する。また、賃料収入実現可能性判定処理(ステップS500)では、上記の賃料収入シミュレーション結果、売上高予測値、および日本ショッピングセンター協会発行の「SC賃料・共益費」報告書(売上高賃料比率ファイル310)などの公開情報をもとに、当該商業施設の賃料収入実現性を判定する。このように、商業施設に特化した、賃料収入シミュレーション機能、及び、売上高予測機能を通じて、賃料収入実現可能性の判定を可能としたことにより、商業施設の特性を捉えた、投資収支リスク分析が可能となった。
また、賃貸事業費用関数構築処理(ステップS600)では、商業施設の賃貸事業収支に着目し、将来の賃貸事業ネット・キャッシュ・フロー(NCF)をシミュレーションにより予測し、NCFの変動リスクとリターンを評価する指数を自動的に算出する。この賃貸事業NCFシミュレーションは、賃貸収入と同様に、電力会社等の設備リースのための利用を念頭に、そのリース期間などを設定可能とする。具体的には、商業施設の賃料収入・属性などに関する公開情報(不動産証券化協会の「J−REIT・個別保有不動産検索システム」の個別保有物件データ)を基に、管理業務費・委託費、水道光熱費、マネジメントフィーについては、賃貸収入を説明変数とする各費用関数式を自動推定し、減価償却費、修繕費、公租公課、損害保険料、その他費用については、各経費率を算出する。
賃貸事業NCFシミュレーション処理(ステップS700)では、ステップS500で予測した物件コード別の将来の賃料収入と、ステップS600で算出した管理業務費・委託管理費などの各費用関数式、減価償却費などの各経費率を基に、商業施設ごとに、将来の各年の賃貸事業NCFを算出する。賃貸事業リスク評価指数算定処理(ステップS800)は、この賃貸事業NCFのシミュレーション結果をもとに、それらの平均値と、標準偏差値を算出し、賃貸事業リスク評価指数(=物件コードごとの賃貸事業NCFの平均値/物件コードごとの賃貸事業NCF・標準偏差値)を計算する。分析結果表示処理(ステップS900)では、得られた分析結果を編集して、表示部140に表示するための分析結果表示部90が設けられている。以下、各処理の詳細を図3〜図11のフローチャートを用いて説明する。
(1)賃料モデル構築処理(ステップS100)
賃料モデル構築部10では、図3に示すように、商業施設物件ファイル200を読み込んで、物件ごとの各種数値を取得する(ステップS110)。次に、この取得した数値のうちで、賃料収入領域209及び店舗面積領域204に記憶されていた店舗面積と賃料収入とを基に、物件ごとに面積当たりの賃料(賃料収入/店舗面積)を算出する(ステップS120)。そして、算出された面積当たりの賃料(千円/m2)を、商業施設物件ファイル200の面積当たり賃料領域210に記憶する(ステップS130)。
次に、賃料モデル構築部10は、上述のように算出された面積当たり賃料と、商業施設物件ファイル200から読み出した物件ごとの属性情報とを基に、下記式(1)及び式(2)を用いて、面積当たり賃料モデル式(平均値と標準偏差値)を構築するとともに各実績値を算出する(ステップS140)。なお、式(1)及び式(2)中、a1-1,a1-2,a1-3,a2-1,a2-2,a2-3等は面積当たり賃料モデル式関数中の店舗面積、テナント数、地域ダミー等の変数に対する傾き(係数)を表し、b1-1,b2-1は切片(定数)を表す。
Ln(面積当たり賃料・平均値)
= FRAVE(Ln(店舗面積),Ln(テナント数),地域ダミー,...)
= a1-1×x1-1 + a1-2×x1-2 + a1-3×x1-3 +....+ b1-1 (1)
Ln(面積当たり賃料・標準偏差値)
= FRSD(Ln(店舗面積),Ln(テナント数),地域ダミー,...)
= a2-1×x2-1 + a2-2×x2-2 + a2-3×x2-3 +....+ b2-1 (2)
そして、上記式(1)及び式(2)で構築された面積当たり賃料モデル式(平均値及び標準偏差値)の係数、定数、及び、区分(平均値:1、標準偏差値:2)を、賃料モデルファイル220の各記憶領域(222〜227)に記憶させ、算出された面積当たり賃料平均実績値及び標準偏差実績値(千円/m2)を、分析対象物件ファイル240の各記憶領域(248,249)に記憶させ、この賃料モデル構築処理を終了する(ステップS150)。
(2)稼働率モデル構築処理(ステップS200)
稼働率モデル構築部20は、図4に示すように、商業施設物件ファイル200を読み込んで、稼働面積領域207の稼働面積(稼働率)、テナント数領域数205のテナント数などの各種数値を取得する(ステップS210)。この取得した数値を基に、下記式(3)及び式(4)を用いて、稼働率モデル式(平均値と標準偏差値)を構築するとともに各実績値を算出する(ステップS220)。なお、式(3)及び式(4)中、a3-1,a3-2,a3-3,a4-1,a4-2,a4-3等は稼働率モデル式関数中の店舗面積関数、テナント数関数、地域ダミー関数等の傾き(係数)を表し、b3-1,b4-1は切片(定数)を表す。
Ln(稼働率・平均値)
= FTAVE(Ln(店舗面積),Ln(テナント数),地域ダミー,...)
= a3-1×x3-1 + a3-2×x3-2 + a3-3×x3-3 +....+ b3-1 (3)
Ln(稼働率・標準偏差値)
= FTSD(Ln(店舗面積),Ln(テナント数),地域ダミー,...)
= a4-1×x4-1 + a4-2×x4-2 + a4-3×x4-3 +....+ b4-1 (4)
そして、上記式(3)及び式(4)で算出された稼働率モデル式(平均値及び標準偏差値)の係数、定数、及び、区分を、稼働率モデルファイル230の各記憶領域(232〜237)に記憶させ、算出された稼働率平均実績値及び標準偏差実績値(千円/m2)を、分析対象物件ファイル240の各記憶領域(250,251)に記憶させ、この稼働率モデル構築処理を終了する(ステップS230)。
(3)賃料収入シミュレーション処理(ステップS300)
この処理においては、図5に示すように、賃料収入シミュレーション部30が、各種ファイルを読み込んで、必要な数値を取得する。具体的には、分析対象物件ファイル240を読み込んで、物件コード、店舗面積、面積当たり賃料平均値(推計値)、面積当たり賃料標準偏差値(推計値)、稼働率平均値(推計値)、稼働率標準偏差値(推計値)などの各種数値を該当記憶領域(241,244,257、258,261,262等)から取得する。また、賃料モデルファイル220を読み込んで、面積当たり賃料モデル式関数に用いる係数及び定数を該当記憶領域(223〜227)から取得し、稼働率モデルファイルを読み込んで、稼働率モデル式関数に用いる係数及び定数を該当記憶領域(233〜237)から取得する(以上、ステップS310)。
次に、取得した数値を基に、下記式(5)を用いて、分析対象物件の年度別の賃料収入シミュレーションを行う(ステップS320)。なお、この式(5)において、tはシミュレーションする期間(年)であって、1〜Tの整数を表し、Tはシミュレーションする期間の最大年数(本実施形態ではT=15)を表し、面積当たり賃料シミュレーション値は下記式(6)で算出される数値を示し、稼働率シミュレーション値は下記式(7)で算出される数値を示す。また、式(6)及び式(7)中、tはシミュレーションする期間(年)であって、1〜Tの整数を表し、Tは最大年数(本実施形態ではT=15)を表し、NORMSINVは標準正規累積分布関数の逆関数を表し、RANDは0以上で1より小さい乱数を返す関数を表す。
賃料収入シミュレーション値t=1,2,....T
= 店舗面積 × 面積当たり賃料シミュレーション値t=1,2,....T
× 稼働率シミュレーション値t=1,2,....T (5)
面積当たり賃料シミュレーション値t=1,2,....T
= (面積当たり賃料・平均値 + NORMSINV(RANDt=1,2,....T))
× 面積当たり賃料・標準偏差 (6)
稼働率シミュレーション値t=1,2,....T
= (稼働率・平均値 + NORMSINV(RANDt=1,2,....T))
× 稼働率・標準偏差 (7)
そして、上記式(5)で算出された賃料収入(t=1〜T)のシミュレーション値を、分析対象物件ファイル240の賃料収入シミュレーション値領域263に記憶させ、賃料収入シミュレーション処理を終了する(ステップS330)。
(4)売上高予測処理(ステップS400)
この処理では、図6に示すように、売上高予測部40が各種ファイルを読み込んで、必要な数値を取得する。具体的には、分析対象物件ファイル240を読み込んで、物件コード、所在地(住所)、店舗面積、テナント数、建物用途、稼働面積、稼働率等を各記憶領域(241〜247等)から取得する。なお、これらの情報は、入力部130から予め入力されて記憶されたものである。また、商業施設地域別ファイル290を読み込んで、都道府県、市区町村別、地区ごとの地域コード、店舗面積、人口、世帯数等を各記憶領域(291〜294等)から取得する。さらに、家計支出ファイル300を読み込んで、都道府県における地域ごとの人口当たり又は世帯当たりの家計支出を該当記憶領域(302,303)から取得する(ステップS410)。
上記で取得した数値を基に、分析対象物件ごとの売上高の予測処理を行う(ステップS420)。まず、修正ハフモデルに適用した下記式(8)を用いて、物件所在地の商業施設(商業集積地)ごとの消費者の購買率を求める、これを。なお、この式(8)中、iは居住区の識別番号であって、1〜mまでの整数を表し、jは買い物先の商業集積地の識別番号であって、1〜nまでの整数を表し、Pijは居住地iに住む消費者が商業集積地jで買い物を行う確率(購買率)を表し、Sjは商業集積地jの店舗面積を表し、Tijは居住地iから商業集積地jまでの距離を表し、λは距離抵抗を示すパラメータ(λ=2)を表す。
Figure 2010225103
次に、上記式(8)で算出された各地域のPij(購買率)、商業施設地域別ファイル290から取得した都道府県・市区町村下における各地区の人口、世帯数、及び、家計支出ファイル300から取得した家計支出(人口当たり又は世帯当たり)を基に、下記式(9)又は式(10)を用いて物件ごとの売上高予測値を算出する。
売上高予測値(百万円/年)
= Σ{各地域の人口×各地域の購買率×家計支出(人口当り)} (9)
売上高予測値(百万円/年)
= Σ{各地域の世帯数×各地域の購買率×家計支出(世帯当り)} (10)
次に、上記式(9)又は式(10)を用いて得られた売上高予測値(百万円/年)を、分析対象物件ファイル240の売上高予測値領域252に記憶させ、売上高予測処理を終了する(ステップS430)。
(5)賃料収入実現可能性判定処理(ステップS500)
この処理では、図7に示すように、まず、賃料収入実現可能性判定部50が各種ファイルを読み込んで、必要な数値を取得する。具体的には、分析対象物件ファイル240を読み込んで、物件コード、賃料収入シミュレーション処理(ステップS300)で得られた賃料収入シミュレーション値、売上高予測処理(ステップS400)で得られた売上高予測値を各記憶領域(241,263,252)から取得する。また、売上高賃料比率ファイル310を読み込んで、立地属性別(地域コードや建物用途)に、売上高賃料比率・適正値を、売上高賃料比率・適正領域313から取得する(以上、ステップS510)。
次に、上述のように取得した売上高賃料比率・適正値と、売上高予測値とを比較した上で、賃料収入シミュレーション値を基に、以下の手順により、物件ごとに、賃料収入実現性指数を算出し、賃料収入の実現可能性を判定する(ステップS520)。まず、下記式(11)を用いて売上高賃料比率を算出する。なお、この式(11)中、tはシミュレーションする期間(年)であって、1〜Tの整数を表し、Tはシミュレーションする最大年数(本実施形態ではT=15)を表す。
売上高賃料比率
= 賃料収入シミュレーション値t=1,2,....Tの平均値/売上高予測値 (11)
上記式(11)で算出された売上高賃料比率、及び、売上高賃料比率ファイル310から読み込んだ売上高賃料比率・適正値を基に、下記式(12)を用いて、賃料収入実現性指数を算出する。
賃料収入実現性指数 = 売上高賃料比率 / 売上高賃料比率・適正値 (12)
上記式(10)で算出された賃料収入実現性指数から、賃料収入実現可能性を判定することができる。本実施形態では、以下の条件式(13)〜条件式(15)を用いて、賃料収入実現可能性(A〜C)を判定している。なお、A判定が賃料収入実現可能性が最も高く、B,Cの順に実現可能性が低くなる。
賃料収入実現性指数 < 0.8 (13)
0.8 ≦ 賃料収入実現性指数 < 1.0 (14)
1.0 ≦ 賃料収入実現性指数 < 1.2 (15)
条件式(13)を満足する場合、賃料収入実現可能性はAと判定し、条件式(14)を満足する場合、賃料収入実現可能性はBと判定し、条件式(15)を満足する場合、賃料収入実現可能性はCと判定する。Aが実現可能性が最も高く、B,Cの順に実現可能性は低くなる。なお、この分類は一例であり、別の数値範囲としてもよい。
そして、上述のように算出された賃料収入実現性指数等を、分析対象物件ファイル240の賃料収入実現性指数領域265等に記憶させ、賃料収入実現可能性判定処理を終了する(ステップS530)。
(6)賃貸事業費用関数構築処理(ステップS600)
この処理では、図8に示すように、賃貸事業費用関数構築部60が商業施設物件ファイル200を読み込んで、物件コード、賃料収入、賃貸事業費用(内訳:管理業務費、水道光熱費、マネジメントフィー、減価償却費、修繕費、公租公課、損害保険料、その他費用)を各記憶領域(201,209,211)から取得する(ステップS610)。
上述のように取得した数値を基に、次のステップS620では、賃貸事業費用の内訳ごとに賃貸事業費用関数を構築する。まず、取得した管理業務費、水道光熱費、マネジメントフィーの各期(t=1〜15年)の数値を基に、最小二乗法等により、下記式(16)〜式(18)のような管理業務費・委託費、水道光熱費、マネジメントフィーの線型モデル式を推定する。なお、下記式(16)〜式(18)中、a1,a2,a3は各賃貸事業費用関数の傾き(係数)を表し、b1,b2,b3は各賃貸事業費用関数の切片(定数)を表す。
管理業務費・委託費 = a1×賃料収入+b1 (16)
水道光熱費 = a2×賃料収入+b2 (17)
マネジメントフィー = a3×賃料収入+b3 (18)
次に、ファイルから取得した減価償却費、修繕費、公租公課、損害保険料、その他費用について各期の平均値を求め、この各期の平均値を基に、下記式(19)〜式(23)を用いて、各経費率を算出する。
減価償却費比率
= AVE(減価償却費t=1,2,....T)/AVE(賃料収入t=1,2,....T) (19)
修繕費比率
= AVE(修繕費t=1,2,....T)/AVE(賃料収入t=1,2,....T) (20)
公租公課比率
= AVE(公租公課t=1,2,....T)/AVE(賃料収入t=1,2,....T) (21)
損害保険料比率
= AVE(損害保険料t=1,2,....T)/AVE(賃料収入t=1,2,....T) (22)
その他費用比率
= AVE(その他費用t=1,2,....T)/AVE(賃料収入t=1,2,....T) (23)
次に、物件コード、上記式(16)〜式(18)で得られた管理業務費・委託費、水道光熱費、マネジメントフィーの費用関数の傾き(係数:a1,a2,a3)及び切片(定数:b1,b2,b3)、上記式(19)〜式(23)で算出された減価償却比率、修繕費比率、公租公課比率、損害保険料比率、その他費用比率等を、賃貸事業費用関数ファイル270各記憶領域(271,275〜285等)に記憶させ、賃貸事業費用関数構築処理を終了する(ステップS630)。
(7)賃貸事業NCFシミュレーション処理(ステップS700)
この処理では、図9に示すように、NCFシミュレーション部70が各種ファイルを読み込んで、必要な数値を取得する。具体的には、分析対象物件ファイル240を読み込んで、物件コード、及び、賃料収入シミュレーション処理(ステップS300)で得られた賃料収入シミュレーション値を各記憶領域(241,257)から取得する。また、賃貸事業費用関数ファイル270を読み込んで、管理業務費・委託費、水道光熱費、マネジメントフィーの各関数に用いられる係数及び定数、減価償却比率、修繕費比率、公租公課比率、損害保険料比率、その他費用比率を各記憶領域(275〜285)から取得する(ステップS710)。
このようにして取得した数値を基に、物件ごとに、将来の各年(15年分)の賃貸事業NCFのシミュレーションを行う(ステップS720)。次に、得られた各年の賃貸事業NCFシミュレーション値(t=1〜T、T=15)を分析対象物件ファイル240の賃貸事業NCFシミュレーション値領域266に記憶させ、賃貸事業NCFシミュレーション処理を終了する(ステップS730)。
(8)賃貸事業リスク評価指数算定処理(ステップS800)
この処理では、図10に示すように、賃貸事業リスク評価指数算定部80が分析対象物件ファイル240を読み込んで、物件コード、及び、NCFシミュレーション処理(ステップS700)で得られた各年の賃貸事業NCFシミュレーション値を記憶領域(241,260)から取得する(ステップS810)。
このようにして取得した数値を基に、次のステップS820では、物件ごとに、賃貸事業NCFシミュレーション値の平均値及び標準偏差値を算出する。更に、下記式(24)を用いて、賃貸事業リスク評価指数を算出する。
賃貸事業リスク評価指数
= 賃貸事業NCFシミュレーション値平均値
/賃貸事業NCFシミュレーション値標準偏差値 (24)
次に、上述のように算出された各年(t=1〜15)の賃貸事業NCFシミュレーション値・平均値、標準偏差値、及び、賃貸事業リスク評価指数を、分析対象物件ファイル240の各記憶領域(266,267)に記憶させ、賃貸事業リスク評価指数算定処理を終了する(ステップS830)。
(9)分析結果表示処理(ステップS900)
以上のようにして分析された数値を基に、物件ごとの投資収支リスクを判定することができる。この分析結果を視覚的に表示するため、表示部90では、図11に示すように、分析対象物件ファイル240を読み込んで、表示目的に応じた分析結果及び属性情報を取得する(ステップS910)。次に、テンプレートなどを用いて出力画像や出力リストの編集を行い(ステップS920)、表示部140のCRT141に画像を表示したり、プリンタ142でリストを印刷する等の処理を行う(ステップS930)。
以上のように、本実施形態の投資収支リスク分析装置100を用いた投資収支リスク分析処理では、商業施設の賃料収入・属性などに関する公開情報を基に、投資収支リスクを分析することにより、以下のような利点があり、商業施設の特性を捉えた、投資収支リスク分析が可能となる。
まず、商業施設の立地特性(競合施設との距離・面積など)や地域特性(家計支出など)を考慮した修正ハフモデルによる売上高予測を可能とすることで、従来技術における商業施設の特性への考慮不足という問題点が解決される。
また、J−REIT・個別保有物件データなどの公開情報をもとにした、面積当り賃料モデル、稼働率モデルを自動構築できる機能、管理業務費・委託費、減価償却費などの各費用関数モデルを自動推計とする機能を提供し、加えて、分析対象の商業施設の立地特性など入力すれば、これらのモデルをもとに、将来の賃貸事業ネット・キャッシュ・フロー(収益性)の自動シミュレーションを可能とすることで、商業施設の収益性自体を予測できないという問題点が解決される。
さらに、電力会社などによる商業施設への設備リース契約時にも、上記のシミュレーション機能およびリスク評価機能を利用することで、商業施設の収益性に着目した与信判断が可能となり、金融機関以外の事業会社の利用が困難という問題点も解消される。
10 賃料モデル構築部 20可動率モデル構築部
30 賃料収入シミュレーション部 40 売上高予測部
50 賃料収入実現可能性判定部 60 賃貸事業費用関数構築部60
70 賃貸事業NCFシミュレーション部 80 賃貸事業リスク評価指数算定部
90 分析結果表示部
100 投資収支リスク分析装置 110 処理部 120 記憶部
200 商業施設物件ファイル 220 賃料モデルファイル
230 可動率モデルファイル 240 分析対象物件ファイル
270 賃貸事業費用関数ファイル 290 商業施設地域別ファイル
300 計支出ファイル 310 売上高賃料比率ファイル

Claims (4)

  1. 処理部を有し、商業施設と投資物件情報とが記憶される商業施設物件ファイル、面積当たりの賃料モデルが記憶される賃料モデルファイル、店舗の稼働率モデルが記憶される可動率モデルファイル、物件ごとの物件情報と投資収支リスク分析結果とが記憶される分析対象物件ファイル、賃貸事業費用を算定するための関数が記憶される賃貸事業費用関数ファイル、商業施設の属性情報が記憶される商業施設地域別ファイル、地域の家計支出が記憶される家計支出ファイル、及び、物件の売上高と賃料との比率の適正値が記憶される売上高賃料比率ファイルを記憶する記憶部にアクセス可能なコンピュータにより実行される投資収支リスク分析方法であって、
    前記処理部により、
    前記商業施設物件ファイルから賃料と店舗面積とを読み出し、面積あたりの賃料モデルを構築して、前記賃料モデルファイルに書き出す賃料モデル構築処理と、
    前記商業施設物件ファイルから稼働率を読み出し、稼働率モデルを構築して、前記稼働モデルファイルに書き出す可動率モデル構築処理と、
    前記賃料モデルファイルから前記賃料モデル構築処理で構築された面積当たり賃料モデルを読み出し、前記稼働率モデルから前記稼働率モデル構築処理で構築された稼働率モデルを読み出し、前記分析対象物件ファイルから物件情報を読み出して、分析対象物件ごとに賃料収入をシミュレーションし、得られた賃料収入シミュレーション値を前記分析対象物件ファイルに書き出す賃料収入シミュレーション処理と、
    前記分析対象物件ファイルから物件情報を読み出し、前記商業施設地域別ファイルから商業施設の属性情報を読み出し、分析対象物件ごとに売上高予測値を算出して、前記分析対象物件ファイルに書き出す売上高予測処理と、
    前記分析対象物件ファイルから賃料収入シミュレーション処理で算出された賃料収入シミュレーション値、及び、前記売上高予測処理で算出された売上高予測値を読み出し、賃料収入の実現可能性を判定するための賃料収入実現性指数を算出し、前記分析対象物件ファイルに書き出す賃料収入実現可能性判定処理と、
    前記商業施設物件ファイルから賃料収入及び賃貸事業費用を読み出し、賃貸事業費用を算定するための賃貸事業費用関数を構築し、得られた賃貸事業費用関数を前記賃貸事業費用関数ファイルに書き出す賃貸事業費用関数構築処理と、
    前記賃貸事業費用関数ファイルから前記賃貸事業費用関数構築部処理で得られた賃貸事業費用関数と、前記賃料収入実現可能性判定処理で得られた賃料収入シミュレーション値とを読み出し、物件ごとに賃貸事業ネットキャッシュフローをシミュレーションし、得られた賃貸事業ネットキャッシュフローシミュレーション値を前記分析対象物件ファイルに書き出す賃貸事業ネットキャッシュフローシミュレーション処理と、
    前記分析対象物件ファイルから前記賃貸事業ネットキャッシュフローシミュレーション処理で得られた賃貸事業ネットキャッシュフローシミュレーション値を読み出し、物件ごとに賃貸事業リスク評価指数を算定し、前記分析対象物件ファイルに書き出す賃貸事業リスク評価指数算定処理と、
    を含む投資収支リスク分析方法。
  2. 請求項1に記載の投資収支リスク分析方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  3. 商業施設と投資物件情報とが記憶される商業施設物件ファイル、面積当たりの賃料モデルが記憶される賃料モデルファイル、店舗の稼働率モデルが記憶される可動率モデルファイル、物件ごとの物件情報と投資収支リスク分析結果とが記憶される分析対象物件ファイル、賃貸事業費用を算定するための関数が記憶される賃貸事業費用関数ファイル、商業施設の属性情報が記憶される商業施設地域別ファイル、地域の家計支出が記憶される家計支出ファイル、及び、物件の売上高と賃料との比率の適正値が記憶される売上高賃料比率ファイルを記憶する記憶部と、
    前記商業施設物件ファイルから賃料と店舗面積とを読み出し、面積あたりの賃料モデルを構築して、前記賃料モデルファイルに書き出す賃料モデル構築部と、
    前記商業施設物件ファイルから稼働率を読み出し、稼働率モデルを構築して、前記稼働モデルファイルに書き出す可動率モデル構築部と、
    前記賃料モデルファイルから前記賃料モデル構築処理で構築された面積当たり賃料モデルを読み出し、前記稼働率モデルから前記稼働率モデル構築処理で構築された稼働率モデルを読み出し、前記分析対象物件ファイルから物件情報を読み出して、分析対象物件ごとに賃料収入をシミュレーションし、得られた賃料収入シミュレーション値を前記分析対象物件ファイルに書き出す賃料収入シミュレーション部と、
    前記分析対象物件ファイルから物件情報を読み出し、前記商業施設地域別ファイルから商業施設の属性情報を読み出し、分析対象物件ごとに売上高予測値を算出して、前記分析対象物件ファイルに書き出す売上高予測部と、
    前記分析対象物件ファイルから賃料収入シミュレーション部で算出された賃料収入シミュレーション値、及び、前記売上高予測部で算出された売上高予測値を読み出し、賃料収入の実現可能性を判定するための賃料収入実現性指数を算出し、前記分析対象物件ファイルに書き出す賃料収入実現可能性判定部と、
    前記商業施設物件ファイルから賃料収入及び賃貸事業費用を読み出し、賃貸事業費用を算定するための賃貸事業費用関数を構築し、得られた賃貸事業費用関数を前記賃貸事業費用関数ファイルに書き出す賃貸事業費用関数構築部と、
    前記賃貸事業費用関数ファイルから前記賃貸事業費用関数構築部部で得られた賃貸事業費用関数と、前記賃料収入実現可能性判定部で得られた賃料収入シミュレーション値とを読み出し、物件ごとに賃貸事業ネットキャッシュフローをシミュレーションし、得られた賃貸事業ネットキャッシュフローシミュレーション値を前記分析対象物件ファイルに書き出す賃貸事業ネットキャッシュフローシミュレーション部と、
    前記分析対象物件ファイルから前記賃貸事業ネットキャッシュフローシミュレーション部で得られた賃貸事業ネットキャッシュフローシミュレーション値を読み出し、物件ごとに賃貸事業リスク評価指数を算定し、前記分析対象物件ファイルに書き出す賃貸事業リスク評価指数算定部と、
    を含む投資収支リスク分析装置。
  4. 表示部と、
    前記分析対象物件ファイルから分析結果を読み出して前記表示部に視覚的に表示する分析結果表示部と、
    を更に含む請求項3に記載の投資収支リスク分析装置。
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