JP2010225045A - 文字入力方法、文字入力装置、テープ印刷装置及びプログラム - Google Patents

文字入力方法、文字入力装置、テープ印刷装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザーが入力方式を忘れた場合でも、次に入力するときに意図する入力方式によって即時に入力操作を実行することができる文字入力方法、文字入力装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】複数の文字入力方式に対応した文字入力方法であって、利用頻度の最も高い文字入力方式を算出する算出ステップS18と、算出された文字入力方式を初期値として設定する設定ステップS21と、を含む。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数種類の文字入力方式を利用した文字入力方法、文字入力装置、テープ印刷装置及びプログラムに関する。
ローマ字入力、ひらがな入力、カタカナ入力、英数字入力等の複数種類の文字入力方式に対応した文字入力装置が知られている。このように、複数種類の文字入力方式に対応した文字入力装置では、入力方式を切り換えるためにはその都度、入力切替キーなどを押下することによって行う。
入力切替キーを押下する度に、例えばローマ字入力→ひらがな入力→英数字入力→ローマ字入力というように各入力モードが切り替えられ、所望の入力モードを選択し設定する。そして、この入力切替キーにより所望の入力モードに設定した後、キーボードから入力されたキャラクタ入力指示に従って、その設定された入力モードに対応した所定のキャラクタを抽出し、ディスプレイにそのキャラクタを表示しつつ文書を編集する。
また、入力方式を切り替える都度、入力切替キーを押下することなく一時的に入力方式を切り換える文字処理装置も提案されている(特許文献1参照)。
すなわち、入力切替キーによりある入力モードが選択設定されている状態で、文字キーが押下されてキャラクタ入力指示があるときに、入力モード一時切替キーが押下されていなければ、キャラクタ入力指示に従って選択設定されている入力モードに対応したキャラクタが液晶ディスプレイに表示される。一方、入力モード一時切替キーが押下されていれば、入力モードが前記選択設定されている入力モードから別途設定される一時切替用入力モードに切り替わり、キャラクタ入力指示に従ってその入力モードに対応したキャラクタが液晶ディスプレイに表示される。
特開平06−52148号公報
特許文献1に記載の文字入力装置の場合、入力モード一時切替キーによって一時的に入力モードを切り替えることはできるものの、ユーザーは入力方式を切り替え後、しばらく操作を実施しないと入力方式を切り替えたことを忘れてしまうことがある。このため、次に入力する場合は、意図する入力方式に設定されていない場合があり、入力操作が即時に実行できない場合がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、ユーザーが入力方式を忘れてしまった場合でも、次に入力するときに意図する入力方式によって即時に入力操作を実行することができる文字入力方法、文字入力装置、テープ印刷装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決することのできる本発明は、複数の文字入力方式に対応した文字入力方法であって、
利用頻度の最も高い文字入力方式を算出する算出ステップと、算出された文字入力方式を初期値として設定する設定ステップと、を含むことを特徴とする。
上記構成によれば、利用頻度の最も高い文字入力方式が初期値として設定されるので、ユーザーが入力切替キーによって入力方式を一時的に切り替えた場合でも、最もよく利用する入力方式が初期値として設定されるので、ユーザーが入力方式を忘れてしまった場合でも、次に入力するときに意図する入力方式によって即時に入力操作を実行することができる。
また本発明は、前記算出ステップにおいて、各文字入力方式における入力文字数が最も多いものを前記利用頻度の最も高い文字入力方式として算出することを特徴とする。
上記構成によれば、各文字入力方式における入力文字数によって利用頻度を算出するので、正確な利用頻度を算出することができる。例えば「ローマ字入力」の場合と「かな文字入力」の場合とでは、同じ文字を入力する場合でも入力キーの操作回数が異なるが、入力文字数によって利用頻度を算出するので正確な利用頻度を算出することができる。
また本発明において、前記算出ステップは、前記入力文字数が最も多い第1の文字入力方式と次に入力文字数が多い第2の文字入力方式との入力文字数差が所定数以上であるか否かを判定する第1の判定ステップと、
前記入力文字数差が前記第1の文字入力方式の入力文字数に対して所定割合以上であるか否かを判定する第2の判定ステップと、を含み、
前記入力文字数差が所定数以上であって、かつ所定割合以上である場合は、前記設定ステップにおいて前記第1の文字入力方式を前記初期値として設定することを特徴とする。
上記構成によれば、所定数以上の入力文字数差にもとづき判定することによって、入力文字数差が所定数に満たない微小な場合は、入力方式を設定変更することがない。このため、文字入力方式の設定変更が頻繁に行われることによる煩わしさをユーザーに与えることがない。
さらに、第1の文字入力方式の入力文字数と入力文字数差との割合に基づき判定することによって、微小な入力文字数差の場合を除外するとともに、第1の文字入力方式の入力文字数が比較的少ない場合(総合的な使用頻度が少ない場合)も、入力方式を設定変更することがなくなる。したがって、使用して間もないうちに、初期値が変更されてしまうことを防止し、ある程度の使用を経た後の正確な利用頻度を算出することができる。
また本発明は、前記算出ステップにおいて、各文字入力方式が設定されていた設定時間が最も長いものを前記利用頻度の最も高い文字入力方式として算出することを特徴とする。
上記構成によれば、各文字入力方式が設定されていた設定時間によって利用頻度を算出するので、最も使用時間の長い文字入力方式を利用頻度の高い文字入力方式として算出することができる。
また本発明において、前記算出ステップは、前記設定時間が最も長い第1の文字入力方式と次に設定時間が長い第2の文字入力方式との設定時間差が所定時間以上であるか否かを判定する第1の判定ステップと、
前記設定時間差が前記第1の文字入力方式の設定時間に対して所定割合以上であるか否かを判定する第2の判定ステップと、を含み、
前記設定時間差が所定時間以上であって、かつ所定割合以上である場合は、前記設定ステップにおいて前記第1の文字入力方式を前記初期値として設定することを特徴とする。
上記構成によれば、所定時間以上の設定時間差にもとづき判定することによって、設定時間差が所定時間に満たない微小な場合は、入力方式を設定することがない。このため、文字入力方式の設定変更が頻繁に行われることによる煩わしさをユーザーに与えることがない。
さらに、第1の文字入力方式の設定時間と設定時間差との割合に基づき判定することによって、微小な設定時間差の場合を除外するとともに、第1の文字入力方式の設定時間が比較的少ない場合(総合的な使用頻度が少ない場合)も、入力方式を設定変更することがなくなる。したがって、使用して間もないうちに、初期値が変更されてしまうことを防止し、ある程度の使用を経た後の正確な利用頻度を算出することができる。
また本発明は、前記算出ステップにおいて、各文字入力方式における入力操作回数が最も多いものを前記利用頻度の最も高い文字入力方式として算出することを特徴とする。
上記構成によれば、各文字入力方式における入力操作回数をカウントすればよいので、例えば操作キーが押下された回数をカウントする単純な処理によって利用頻度を算出することができる。
また本発明において、文字入力がない状態が所定時間継続したか否かを判定する第3の判定ステップと、
前記所定時間が経過した場合は、前記利用頻度の最も高い文字入力方式へ自動的に切り替えるステップと、を更に含むことを特徴とする。
上記構成によれば、一時的に特定の文字入力方式に切り替えた後、文字入力がない状態が所定時間継続した場合には、利用頻度の最も高い文字入力方式に自動的に切り替わる。このため、一時的に利用頻度の低い文字入力方式に切り替えたことをユーザーが忘れてしまったような場合でも、入力切替キーを押下することなく、利用する蓋然性が高い文字入力方式による文字入力を即時に行うことができる。
また、上記課題を解決することのできる本発明は、文字入力装置の電源ON時に、前記利用頻度の最も高い文字入力方式へ自動的に切り替えるステップを更に含むことを特徴とする。
上記構成によれば、電源ONした後、入力切替キーを押下することなく利用頻度の高い文字入力方式が自動的に設定されるので、利用する蓋然性が高い文字入力方式による文字入力を即時に行うことができる。
複数の文字入力方式に対応した文字入力装置であって、
利用頻度の最も高い文字入力方式を算出する算出部と、算出された文字入力方式を初期値として設定する設定部と、を有することを特徴とする。
上記構成によれば、利用頻度の最も高い文字入力方式が初期値として設定されるので、ユーザーが入力切替キーによって入力方式を一時的に切り替えた場合でも、次に入力するときには最もよく利用する入力方式によって即時に入力操作を実行することができる文字入力装置を提供することができる。
また、上記課題を解決することのできる本発明は、上記に記載の文字入力装置と、前記文字入力装置により生成された入力データに基づいて、テープ状の印刷対象物に印刷を行う印刷手段と、を備えたことを特徴とするテープ印刷装置である。
上記構成によれば、利用頻度の最も高い文字入力方式が初期値として設定されるので、ユーザーが入力切替キーによって入力方式を一時的に切り替えた場合でも、次に入力するときには最もよく利用する入力方式によって即時に入力操作を実行することができ操作性の良いテープ印刷装置を提供することができる。
また、上記課題を解決することのできる本発明は、上記に記載の算出ステップ及び設定ステップをテープ状の印刷対象物に印刷を行うテープ印刷装置が備えるコンピューターに実行させることを特徴とするプログラムである。
本実施形態のテープ印刷装置の概観斜視図である。 図1に示したテープ印刷装置の開閉蓋が開いた状態の概観斜視図である。 ディスプレイの構成を示す模式図である。 テープ印刷装置の内部構成を示したブロック図である。 本実施形態における文字入力方式を切り替える方法を示したフローチャートである。
以下、添付の図面を参照して、本実施形態に係る文字入力装置を適用したテープ印刷装置について説明する。このテープ印刷装置は、入力された未確定文字列に基づいて、ディスプレイ上に複数の予測変換候補を表示すると共に、1の予測変換候補を選択して確定した確定文字列に基づいて、ディスプレイ上に印刷レイアウトを表示し、この印刷レイアウトによってラベルを作成するものである。
図1及び図2に示すように、テープ印刷装置1は、処理テープ(テープ状の印刷対象物)Tに対して印刷処理を行う装置本体11と、処理テープTおよび不図示のインクリボンを収容し、装置本体11に着脱自在に装着されるテープカートリッジCとを備えている。
装置本体11は、装置ケース12により外殻が形成され、装置ケース12の前半部上面には、文字等を入力するための複数の文字入力キー13と、各種選択および確定処理等を行うための複数の機能キー15と、テープ印刷装置1の電源をON/OFFするための電源キー16を備えたキーボード17が配設されている。ここで、機能キー15には、ディスプレイ24に表示される選択肢を選択する上下(左右)キー15b、処理テープTのテープ幅、テープ長および余白領域並びに文字等の書式等を設定する各種設定キー15a、入力した未確定文字列82を確定文字列83として確定する確定キー15c、入力編集中の文字等を削除する削除キー15d、ラベル作成処理を実行するための印刷キー15e、表示画面を切替えるための表示切替キー15f、入力状態(文字入力方式)を切り替えるための入力切替キー15g等が含まれる。
装置ケース12の後半部上面には、開閉蓋21が広く設けられ、開閉蓋21の上面には、テープカートリッジCの装着/非装着を視認するための覗き窓22が形成されていると共に、開閉蓋21の前側にはこれを開放する蓋体開放ボタン23が設けられている。また、後半部右上面には、キーボード17からの入力結果等を表示するディスプレイ24が形成されている。
図3に示すように、ディスプレイ24は横長の表示画面を有しており、ディスプレイ24上には、デフォルト画面(初期画面)として、入力・編集画面が表示されている。入力・編集画面は、下部に設定されると共に入力編集を行うための入力編集領域24aと、上部に設定されると共に印刷レイアウトを逐一表示するレイアウト表示領域24bと、を備えている。なお、印刷レイアウトは、文字未入力の状態においては、白紙のレイアウトを表示すると共に、入力した確定文字列83に基づいて、任意の文字列のレイアウトを表示する。
入力編集領域24aには、キーボード17から入力された文字列が横書きに表示され、文字列が複数行に亘る場合には、行毎に上下に並べて表示される。入力編集領域24aに入力された文字列が未確定文字列である場合、文字列を陽ドットとして白黒反転表示される一方、未確定文字列が確定キーにより確定文字列83となった場合、文字列を陰ドットとして通常表示される。また、入力編集領域24aには、各文字列が何行目に位置するかを表示した行頭マーク80と、編集入力位置を指標するカーソル81とが表示される。
ディスプレイ24のレイアウト表示領域24bの左側24cには、検出したテープ幅と作成されるテープ長とが小さく数値表示されると共に、その数値表示の右側には、印刷レイアウトが大きく表示される。これにより、作成されるラベルの大きさ、配置バランスおよび余白領域等を印刷処理前に確認できるようになっている。
具体的に説明すると、図3に示すディスプレイ24のレイアウト表示領域24bには、テープ幅(18mm)およびテープ長(10cm)に対して、入力した確定文字列83(「お得なセット!」)の印刷レイアウトが、テープを陽ドットとして文字を陰ドットとして白黒反転表示されている。
開閉蓋21の内部には、テープカートリッジCが装着されるカートリッジ装着部31が窪入形成されており、カートリッジ装着部31には、テープカートリッジCから繰り出される処理テープTに印刷処理を行う印刷ヘッド41(図4参照)が配設されている。
装置ケース12の左側部には、カートリッジ装着部31と装置外部とを連通するテープ排出口32が形成され、このテープ排出口32に臨んで装置ケース12には、処理テープTを切断するための不図示のカッターユニットが内蔵されている。また、図1および図2では省略したが、装置ケース12の内部には、装置本体11を統括制御する制御部60を構成する回路基板が搭載されている。
カートリッジ装着部31には、発熱素子を有しヘッドカバー40に覆われた印刷ヘッド41と、テープリールの位置決めをする位置決め突起42が突設されている。また、カートリッジ装着部31には、カートリッジケース95の裏面に形成された複数の被検出孔に対応してテープ識別センサ26(図4参照)が設けられている。また、カートリッジ装着部31には、不図示のプラテン駆動軸および巻取り駆動軸を駆動する印刷送りモーター46(図4参照)や減速ギヤ列等(図示省略)が内蔵されている。
テープカートリッジCをカートリッジ装着部31に装着すると、ヘッドカバー40に貫通開口54が、位置決め突起42にテープリールが、巻取り駆動軸にリボン巻取りリールが、プラテン駆動軸にプラテンローラが、それぞれ差し込まれ、この状態で開閉蓋21を閉蓋すると、これに連動して、印刷ヘッド41が、処理テープTおよびインクリボンを挟み込んでプラテンローラに当接し、印刷待機状態となる。入力編集により印刷データが生成されると、生成された印刷データに基づき、プラテン駆動軸および巻取り駆動軸が同期回転して、処理テープTおよびインクリボンを送りながら、印刷ヘッド41により印刷処理が行われる。これと共に、リボン繰出しリールから繰り出されたインクリボンRは、貫通開口54の開口壁を周回してリボン巻取りリールに巻き取られる。印刷処理後の処理テープTは、印刷済み部分がフルカッターにより切断され、切断された処理テープTがラベルとしてテープ排出口32から外部に排出される。
処理テープTは、テープ種別(テープ幅、テープ色、インクリボン色、テープ材質など)が異なる複数種のものが用意されており、裏面に粘着材層が塗着された記録テープと、この粘着剤層により記録テープに貼付された剥離テープとから構成されている。カートリッジケース95の裏面には、小さな複数の被検出孔(図示省略)が形成され、上記のテープ識別センサ26によってこの複数の被検出孔が検出されることにより、処理テープTの種別を識別できるようになっている。
次に、図4を参照し、テープ印刷装置1の内部制御について説明する。テープ印刷装置1は、操作部61と、検出部62と、印刷部63と、切断部64と、駆動部65と、これら各部に接続して、テープ印刷装置1全体を制御する制御部60と、を有している。
操作部61は、キーボード17上の文字入力キー13、機能キー15等からのデータ入力や、印刷データ等のディスプレイ24への表示等、ユーザーインターフェイスとして機能する。検出部62は、テープ識別センサ26を有し、処理テープT(テープカートリッジC)の種別を検出する。印刷部63は、テープカートリッジC、印刷ヘッド41および印刷送りモーター46を有し、処理テープTおよびインクリボンを搬送しながら処理テープT上に、生成された印刷データに基づいて、印刷ヘッド41により印刷を行う。切断部64は、処理テープTを切断するフルカッター34及びこれを駆動するフルカッタモーター35を備えるカッターユニットを有し、印刷部63で印刷処理済みの処理テープTを所定の長さとなるように切断し、ラベルを作成する。駆動部65は、ディスプレイドライバー66、ヘッドドライバー67、印刷送りモータードライバー68およびカッターモータードライバー69を有し、各部を駆動する。
制御部60は、CPU(Central Processing Unit)71と、CPU71で各種制御処理を行うための制御プログラムを有するROM(Read Only Memory)72と、各種制御処理の作業領域となるRAM(Random Access Memory)73と、書き換え可能な不揮発性のメモリであるフラッシュメモリー76、テープ印刷装置1の各部と入力データや制御信号の入出力を行う入出力制御装置(以下、「IOC:Input Output Controller」と称する)74と、を備え、これらは互いに内部バス75により接続されている。
具体的な処理の例を挙げると、CPU71は、キーボード17に含まれる入力切替キー15gの押下に応じて、IOC74を介して入力状態の切替指示を受信する。CPU71は、IOC74を介してディスプレイドライバー66を駆動させ、入力切替キーが押下される毎に、入力状態を「ローマ字→かな→ABC」の順に切り替える。
また、CPU71は、印刷キー15eの押下に応じてラベルの印刷指示を受信すると、IOC74を介してヘッドドライバー67及び印刷紙送りモータードライバー68を駆動させ、編集したラベルの印刷処理を実行する。ラベル印刷処理が終了すると、カッターモータードライバー69を駆動させて、印刷処理済みの処理テープTを所定の長さで切断する。
さらにCPU71は、テープ印刷装置1に予め設定されている各種の初期設定値を設定変更することができる。すなわち、工場出荷時に初期設定値として設定された各種の初期設定値をユーザーが頻繁に使用する値に変更することができる。例えば、初期設定値が「横書き」であってもユーザーが初期値を「縦書き」として設定変更することによって、編集する度に機能キーによる変更操作を行う必要がなくなる。変更後の初期値は、フラッシュメモリー76に記憶することによって再度書き換えを行うこともできる。
また本実施形態では、CPU71は利用頻度の高い文字入力方式を自動的に算出し、初期値としてフラッシュメモリー76に保存する。例えば、かな文字入力による利用頻度が最も高い場合は、工場出荷時に初期設定値としてローマ字入力が設定されていても、かな文字入力を優先して実行する。この場合、CPU71は、算出部及び設定部として機能する。
以下では、利用頻度の高い入力方式をどのように算出し初期値として設定変更するのかを、図5に示すフローチャートを参照して詳細に説明する。
まず、ユーザーが電源キー16を押下し、テープ印刷装置1の電源がONされると(ステップS11:Yes)、CPU71はフラッシュメモリー76に初期値が設定されているかを参照する。初期値が設定されていない場合は、テープ印刷装置1の工場出荷時に設定されている初期設定値の文字入力方式を実行するとともに不図示のタイマーによる計時を開始する(ステップS12)。例えば、ROM72に初期設定値として「ローマ字入力」が設定されていれば、ディスプレイ24にローマ字入力の画面を表示する。
なお、タイマーによる計時は、特定の文字入力方式が実行されてから文字入力キー13による文字入力がない状態が継続する時間を計るためである。
ここで入力切替キー15gの押下があった場合は(ステップS13:Yes)、押下された回数に応じて文字入力方式の切り替えを行う(ステップS14)。すなわち、ROM72に初期設定値として「ローマ字入力」が設定されていた場合は、入力切替キー15gが1回押下されると「かな文字入力」に切り替え、もう1回押下されると「ABC入力」に切り替え、3回押下されるともとの「ローマ字入力」に戻る。
一方、ステップS13において入力切替キー15gの押下がなかった場合は(ステップS13:No)、CPU71はステップS12で計時を開始してから所定時間経過したか否かを判定する(ステップS16)。
ステップS14において文字入力方式を切り替えると、ステップS12で計時を開始したタイマーをリセットし(ステップS15)、切り替え後の文字入力方式が実行されてから文字入力がない状態が所定時間経過したかを判定する(ステップS16)。
所定時間が経過する前に文字入力キー13によって文字が入力された場合は(ステップS16:No)、CPU71は入力された文字数をカウントし(ステップS17)、カウントした入力文字数に基づき入力文字方式の利用頻度を計算する(ステップS18)。例えば、文字入力方式が実行されてから、あるいは切り替えられてから2分間内に図3に示したような文字入力があった場合、「ローマ字入力」であればキー操作は「otokunasetto!」となるが、文字変換・確定後の文字数は「お 得 な セ ッ ト !」であり7文字としてカウントする。一方、「かな文字入力」であればキー操作は「おとくなせっと!」となるが、文字変換・確定後の文字数は「お 得 な セ ッ ト !」であり、この場合も7文字としてカウントする。なお、カウントされた入力文字数は入力文字方式毎に累積加算してゆく。
利用頻度の計算では、ステップS17においてカウントし加算した入力文字方式毎の入力文字数を比較し、最も入力文字数の多い入力文字方式(第1の入力文字方式)とその次に入力文字数の多い入力文字方式(第2の入力文字方式)を特定する。そして、CPU71は、第1の入力文字方式における入力文字数と第2の入力文字方式における入力文字数との差を算出し、その差が所定数以上か否かを判定する。例えば、第1の入力文字方式が「かな文字入力」でその累積入力文字数が3000文字、第2の入力文字方式が「ローマ字入力」でその累積入力文字数が1000文字であったとする。所定数を1000文字とすると、第1の入力文字方式と第2の入力文字方式との入力文字数差は、3000文字−1000文字=2000文字となり、1000文字以上であるため所定数以上であると判定することができる(ステップS19:Yes)。
次に、ステップS19で算出した入力文字数差が、第1の入力文字方式における入力文字数に対して所定割合以上であるか否かを判定する(ステップS20)。例えば所定割合を±20%とすると、3000文字×0.2=600文字となり、入力文字数差(1000文字)は所定割合(600文字)以上であると判定することができ(ステップS20:Yes)、利用頻度の最も高い入力文字方式を第1の入力文字方式、すなわち「かな文字入力」として算出する。
そして、CPU71は文字入力方式の初期値を「かな文字入力」としてフラッシュメモリー76に書き込む。これによって、利用頻度の高い文字入力方式の初期値が、「ローマ字入力」から「かな文字入力」へ設定変更される(ステップS21)。ユーザーが電源キー16を押下すると、テープ印刷装置1の電源をOFFして終了するが(ステップS22:Yes)、電源キー16の押下がない場合はステップS13に戻り繰り返し処理を実行する。
ところで、ステップS16において、ステップS12で計時を開始してから文字入力がない状態が所定時間経過した場合(ステップS16:Yes)、あるいはステップS14において文字入力方式を切り替え、切り替え後の文字入力方式が実行されてから文字入力がない状態が所定時間経過した場合(ステップS16:Yes)は、タイマーをリセットして(ステップS23)ステップS12に戻る。すなわち、フラッシュメモリー76に既にステップS21で初期値が設定変更されていれば設定変更後の入力文字方式を実行し、初期値が設定変更されていなければ、テープ印刷装置1の工場出荷時に設定されている初期設定値の文字入力方式を再び実行するとともにタイマーによる計時を再開する(ステップS12)。
このように本実施形態によれば、利用頻度の最も高い文字入力方式が初期値として設定されるので、ユーザーが入力切替キー15gによって文字入力方式を一時的に切り替えた場合でも、次に入力するときには最もよく利用する文字入力方式によって即時に入力操作を実行することができる。
また、各文字入力方式における入力文字数によって利用頻度を算出するので、正確な利用頻度を算出することができる。上記実施形態では「ローマ字入力」で「otokunasetto!」と入力した場合の文字入力キーの操作回数は13回、「かな文字入力」で「おとくなせっと!」と入力した場合の文字入力キーの操作回数は8回である。同じ出力結果「お得なセット!」を得るにはキー操作回数が異なる場合でも、本実施形態のように入力文字数によって利用頻度を算出することによって正確な利用頻度を算出することができる。
また本実施形態によれば、利用頻度を所定数以上の入力文字数差にもとづき判定することによって、入力文字数差が所定数に満たない微小な場合は、入力方式を設定変更することがない。このため、文字入力方式の設定変更が頻繁に行われることによる煩わしさをユーザーに与えることがない。
さらに、第1の文字入力方式の入力文字数と入力文字数差との割合に基づき判定することによって、微小な入力文字数差の場合を除外するとともに、第1の文字入力方式の入力文字数が比較的少ない場合(総合的な使用頻度が少ない場合)も、入力方式を設定変更することがなくなる。したがって、テープ印刷装置1の使用を開始して間もないうちに、初期設定値が変更されてしまうことを防止し、ある程度の使用を経た後の正確な利用頻度を算出することができる。
また本実施形態によれば、一時的に特定の文字入力方式に切り替えた後、文字入力がない状態が所定時間継続した場合には(ステップS16:Yes)、ステップS12に戻り、利用頻度の最も高い文字入力方式に自動的に切り替わる。このため、一時的に利用頻度の低い文字入力方式に切り替えたことをユーザーが忘れてしまったような場合でも、入力切替キーを押下することなく、利用する蓋然性が高い文字入力方式による文字入力を即時に行うことができる。
また本実施形態によれば、電源ONした後、入力切替キーを押下することなく利用頻度の高い文字入力方式が自動的に設定されるので(ステップS12)、利用する蓋然性が高い文字入力方式による文字入力を即時に行うことができる。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、利用頻度の算出を入力文字数をカウントし、各入力文字方式における入力文字数の差に基づいて算出したが、利用頻度の算出方法はこれに限られない。
例えば、各文字入力方式が設定されていた設定時間を計測し、これを入力文字方式毎に累積加算しておくことによって、設定時間差によって利用頻度を算出してもよい。各文字入力方式が設定されていた設定時間によって利用頻度を算出することで、最も使用時間の長い文字入力方式を利用頻度の高い文字入力方式として算出することができる。
また、利用頻度を所定時間以上の設定時間差にもとづき判定してもよい。設定時間差が所定時間に満たない微小な場合は、入力方式を設定変更することがない。このため、文字入力方式の設定変更が頻繁に行われることによる煩わしさをユーザーに与えることがない。
また、第1の文字入力方式の設定時間と設定時間差との割合に基づき判定してもよい。微小な設定時間差の場合を除外するとともに、第1の文字入力方式の設定時間が比較的少ない場合(総合的な使用頻度が少ない場合)も、入力方式を再設定することがなくなる。したがって、テープ印刷装置1を使用して間もないうちに、初期設定値が変更されてしまうことを防止し、ある程度の使用を経た後の正確な利用頻度を算出することができる。
また、上記実施形態のように入力文字数をカウントするのではなく、単に各入力文字方式における文字入力キー13の操作回数(入力操作回数)に基づいて利用頻度を算出することもできる。この場合は、各文字入力方式における入力操作回数を累積加算しておき、最も入力操作回数の多い文字入力方式を利用頻度の高い文字入力方式として算出することができる。
また、利用頻度を所定回数以上の入力操作回数差に基づき判定してもよい。入力操作回数差が所定時間に満たない微小な場合は、入力方式を設定変更することがない。このため、文字入力方式の設定変更が頻繁に行われることによる煩わしさをユーザーに与えることがない。
また、第1の文字入力方式の入力操作回数と入力操作回数差との割合に基づき判定してもよい。微小な入力文字数差の場合を除外するとともに、第1の文字入力方式の入力操作回数が比較的少ない場合も、入力方式を再設定することがなくなる。したがって、テープ印刷装置1を使用して間もないうちに、初期設定値が変更されてしまうことを防止し、ある程度の使用を経た後の正確な利用頻度を算出することができる。
1:テープ印刷装置、11:装置本体、12:装置ケース、13:文字入力キー、15:機能キー、15g:入力切替キー、16:電源キー、17:キーボード、24:ディスプレイ、71…CPU、72…ROM、73:RAM、74:IOC、75:内部バス、76:フラッシュメモリー、T:処理テープ(テープ状の印刷対象物)、C:テープカートリッジ。

Claims (11)

  1. 複数の文字入力方式に対応した文字入力方法であって、
    利用頻度の最も高い文字入力方式を算出する算出ステップと、
    算出された文字入力方式を初期値として設定する設定ステップと、を含むことを特徴とする文字入力方法。
  2. 前記算出ステップにおいて、各文字入力方式における入力文字数が最も多いものを前記利用頻度の最も高い文字入力方式として算出することを特徴とする請求項1に記載の文字入力方法。
  3. 前記算出ステップは、
    前記入力文字数が最も多い第1の文字入力方式と次に入力文字数が多い第2の文字入力方式との入力文字数差が所定数以上であるか否かを判定する第1の判定ステップと、
    前記入力文字数差が前記第1の文字入力方式の入力文字数に対して所定割合以上であるか否かを判定する第2の判定ステップと、を含み、
    前記入力文字数差が所定数以上であって、かつ所定割合以上である場合は、前記設定ステップにおいて前記第1の文字入力方式を前記初期値として設定することを特徴とする請求項2に記載の文字入力方法。
  4. 前記算出ステップにおいて、各文字入力方式が設定されていた設定時間が最も長いものを前記利用頻度の最も高い文字入力方式として算出することを特徴とする請求項1に記載の文字入力方法。
  5. 前記算出ステップは、
    前記設定時間が最も長い第1の文字入力方式と次に設定時間が長い第2の文字入力方式との設定時間差が所定時間以上であるか否かを判定する第1の判定ステップと、
    前記設定時間差が前記第1の文字入力方式の設定時間に対して所定割合以上であるか否かを判定する第2の判定ステップと、を含み、
    前記設定時間差が所定時間以上であって、かつ所定割合以上である場合は、前記設定ステップにおいて前記第1の文字入力方式を前記初期値として設定することを特徴とする請求項4に記載の文字入力方法。
  6. 前記算出ステップにおいて、各文字入力方式における入力操作回数が最も多いものを前記利用頻度の最も高い文字入力方式として算出することを特徴とする請求項1に記載の文字入力方法。
  7. 文字入力がない状態が所定時間継続したか否かを判定する第3の判定ステップと、
    前記所定時間が経過した場合は、前記利用頻度の最も高い文字入力方式へ自動的に切り替えるステップと、を更に含むことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の文字入力方法。
  8. 文字入力装置の電源ON時に、前記利用頻度の最も高い文字入力方式へ自動的に切り替えるステップを更に含むことを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の文字入力方法。
  9. 複数の文字入力方式に対応した文字入力装置であって、
    利用頻度の最も高い文字入力方式を算出する算出部と、
    算出された文字入力方式を初期値として設定する設定部と、を有することを特徴とする文字入力装置。
  10. 請求項9に記載の文字入力装置と、
    前記文字入力装置により生成された入力データに基づいて、テープ状の印刷対象物に印刷を行う印刷手段と、を備えたことを特徴とするテープ印刷装置。
  11. 請求項1に記載の算出ステップ及び設定ステップをテープ状の印刷対象物に印刷を行うテープ印刷装置が備えるコンピューターに実行させることを特徴とするプログラム。
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