JP2010224685A - データバックアップ方法及び情報処理装置 - Google Patents

データバックアップ方法及び情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】データバックアップ方法及び情報処理装置において、複数系統のデータバックアップ時間に差が生じても、データバックアップ処理を短時間に完了可能とすることを目的とする。
【解決手段】第1の記憶部から第2の記憶部へ転送する総データサイズに相当する前記第1の記憶部内の記憶領域をN(Nは自然数)分割して同サイズのN個の分割領域に対して2N個の第2の記憶部を用意し、各分割領域に対して用意した2個の第2の記憶部の一方には当該分割領域の先頭アドレスから最終アドレスの方向へ順次データをバックアップすると共に、他方には当該分割領域の前記最終アドレスから前記先頭アドレスの方向へ順次データをバックアップし、各分割領域に対するデータのバックアップを、当該分割領域内の全てのアドレスのデータを前記2個の第2の記憶部にバックアップした時点で終了し、前記N個の分割領域に対するデータのバックアップが終了した時点で前記総データサイズのデータのバックアップ処理を完了するようにする。
【選択図】図4

Description

本発明は、データバックアップ方法及び情報処理装置に係り、特に記憶部に格納されたデータのバックアップを行うデータバックアップ方法及び情報処理装置に関する。
図1は、情報処理装置の一例を示すブロック図である。情報処理装置1は、図1に示す如く接続された中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)11、メモリコントローラ12、キャッシュメモリ13、フラッシュメモリコントローラ14、フラッシュメモリ15、電源供給ユニット21及び停電時給電ユニット22を有する。AC電源を供給される電源供給ユニット21は、図1中一点鎖線で囲んで示す給電対象11〜15に実線の矢印で示すようにDC電源電圧を供給する。停電時給電ユニット22は、例えばスーパーキャパシタ(Supercapacitor)と呼ばれるコンデンサで形成されており、電源供給ユニット21の正常動作時には電源供給ユニット21が供給するDC電源電圧により充電される。AC電源の停電時等には、AC電源電圧が電源供給得ユニット21に供給されないので、電源供給ユニット21はDC電源電圧を供給しない。電源供給ユニット21がDC電源電圧を供給しないと、停電時給電ユニット22が停電を検出して給電対象11〜15に破線の矢印で示すようにDC電源電圧を供給する。この例では、2系統によるデータバックアップが可能でるため、フラッシュメモリ15が2個設けられている。このため、フラッシュメモリコントローラ14は、2個のDMA(Direct Memory Access)エンジン(又は、DMAコントローラ(DMAC:DMA Controller)141と、不良ブロック管理テーブル142を有する。不良ブロック管理テーブル142は、フラッシュメモリ15内の不良ブロックに関する情報を格納しており、DMAエンジン141がデータバックアップを行う際に参照される。DMAエンジン141は、不良ブロック管理テーブル142を参照することで、フラッシュメモリ15内の不良ブロック(又は、不良領域)を認識してフラッシュメモリ15のアクセス可能ブロック(又は、アクセス可能領域)を識別し、アクセス可能ブロックに対してデータのバックアップを行う。
停電時等には、DC電源電圧の供給が停電時供給ユニット22から行われるため、揮発性メモリであるキャッシュメモリ13に格納されたデータのバックアップ処理には時間的な制約がある。そこで、キャッシュメモリ13のデータを不揮発性メモリであるフラッシュメモリ15に書き込むため、2系統のDMAエンジン141を使用して2個のフラッシュメモリ15にデータを並行して書き込む。しかし、エラーの発生により2系統のデータバックアップ時間に差が生じると、遅い方の系統によるデータバックアップが終了しないとデータバックアップ処理が完了しない。又、遅い方の系統によるデータバックアップが上記バックアップ処理の時間的な制約を満足できない場合には、データバックアップ処理が失敗してしまう。
エラーの発生とは、データバックアップを行う際にデータを転送する先のフラッシュメモリ15のブロックが不良ブロックであることが不良ブロック管理テーブル142から認識された場合や、フラッシュメモリ15へのデータを書き込む際にエラーが検出された場合等を含む。このようなエラーが発生すると、データを転送可能な、即ち、アクセス可能なフラッシュメモリ15内のブロック(又は、領域)を不良ブロック管理テーブル142を参照して探し出す交代処理が必要となる。
図2は、従来のデータバックアップ方法を説明する図である。情報処理装置1のファームウェアは、DMAを開始する前に、CPU11によりキャッシュメモリ13の先頭アドレスと、キャッシュメモリ13からフラッシュメモリ15へ転送する総データサイズを各DMAエンジン141に対して指定する。例えば、総データサイズは2GBitであり、DMA転送は2MByte単位で行われる。尚、バックアップ処理に必要な制御情報が各転送単位に付加されるので、実際に転送されるデータの転送単位は2×7/8MByteである。
図2及び後述する図3では、2系統DMA0,DMA1のDMAエンジン141に対応させて2個のフラッシュメモリ15をFlash#0,Flash#1で表す。各系統DMA0,DMA1では、総データサイズの半分の1GBit分のデータをバックアップする。
尚、フラッシュメモリ15からバックアップしたデータを読み出す場合には、ファームウェアからキャッシュメモリ13の先頭アドレスと、フラッシュメモリ15からキャッシュメモリ13へ転送する総データサイズを各DMAエンジン141に対して指定する。
図3は、エラーが発生した場合の従来のデータバックアップ方法を説明する図である。各DMAエンジン141は、同じデータサイズが指定されるため、DMA中にエラーの発生が多い方の系統によるデータバックアップの方が他方の系統によるデータバックアップより時間がかかり、データバックアップの終了時点にばらつきが生じる。例えば、一方の系統DMA0ではエラーが多発してデータバックアップに時間がかかり、他方の系統DMA1では殆どエラーが発生せずにデータバックアップが先に終了した場合、情報処理装置1としてのデータバックアップ処理は系統DMA0によるデータバックアップが終了した時点となる。図3は、一例として、系統DMA0によるデータバックアップではデータD1−1のバックアップとデータD1−2のバックアップの間にエラーが発生し、系統DMA1によるデータバックアップではデータD2−1〜D2−4がエラーを発生することなくバックアップされた場合を示す。
特開平7−200415号公報 特開2008−192028号公報 特開2004−13719号公報 特開平11−353241号公報
従来のデータバックアップ方法では、複数系統のデータバックアップ時間に差が生じると、最も遅い系統によるデータバックアップが終了しないとデータバックアップ処理が完了しないという問題があった。
そこで、本発明は、複数系統のデータバックアップ時間に差が生じても、データバックアップ処理を短時間に完了可能なデータバックアップ方法及び情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、第1の記憶部から第2の記憶部へ転送する総データサイズに相当する前記第1の記憶部内の記憶領域をN(Nは自然数)分割して同サイズのN個の分割領域に対して2N個の第2の記憶部を用意し、各分割領域に対して用意した2個の第2の記憶部の一方には当該分割領域の先頭アドレスから最終アドレスの方向へ順次データをバックアップすると共に、他方には当該分割領域の前記最終アドレスから前記先頭アドレスの方向へ順次データをバックアップし、各分割領域に対するデータのバックアップを、当該分割領域内の全てのアドレスのデータを前記2個の第2の記憶部にバックアップした時点で終了し、前記N個の分割領域に対するデータのバックアップが終了した時点で前記総データサイズのデータのバックアップ処理を完了するデータバックアップ方法が提供される。
本発明の一観点によれば、プロセッサと、前記プロセッサの主記憶として機能する揮発性の第1の記憶部と、停電時に転送する総データサイズに相当する前記第1の記憶部内の記憶領域をN(Nは自然数)分割して同サイズのN個の分割領域に対して2N個設けられた不揮発性の第2の記憶部と、各分割領域に対して用意した2個の第2の記憶部の一方には当該分割領域の先頭アドレスから最終アドレスの方向へ順次データをバックアップすると共に、他方には当該分割領域の前記最終アドレスから前記先頭アドレスの方向へ順次データをバックアップするよう前記第1の記憶部から前記第2の記憶へのデータのバックアップを制御するメモリコントローラを備え、各分割領域に対するデータのバックアップは、当該分割領域内の全てのアドレスのデータを前記2個の第2の記憶部にバックアップした時点で終了し、前記N個の分割領域に対するデータのバックアップが終了した時点で前記総データサイズのデータのバックアップ処理を完了する情報処理装置が提供される。
開示のデータバックアップ方法及び情報処理装置によれば、複数系統のデータバックアップ時間に差が生じても、データバックアップ処理を短時間に完了可能となる。
情報処理装置の一例を示すブロック図である。 従来のデータバックアップ方法を説明する図である。 エラーが発生した場合の従来のデータバックアップ方法を説明する図である。 本発明の第1実施例における情報処理装置の一例を示すブロック図である。 第1実施例におけるデータバックアップ方法を説明する図である。 図5のデータバックアップ処理を説明する図である。 エラーが発生した場合の第1実施例におけるデータバックアップ方法を説明する図である。 図7のようなデータバックアップ処理を説明する図である。 本発明の第2実施例におけるデータバックアップ方法を説明する図である。
開示のデータバックアップ方法及び情報処理装置では、第1の記憶部から第2の記憶部へ転送する総データサイズに相当する前記第1の記憶部内の記憶領域をN(Nは自然数)分割して同サイズのN個の分割領域に対して2N個の第2の記憶部を用意する。各分割領域に対して用意した2個の第2の記憶部の一方には当該分割領域の先頭アドレスから最終アドレスの方向へ順次データをバックアップすると共に、他方には当該分割領域の前記最終アドレスから前記先頭アドレスの方向へ順次データをバックアップする。各分割領域に対するデータのバックアップは、当該分割領域内の全てのアドレスのデータを前記2個の第2の記憶部にバックアップした時点で終了する。又、前記N個の分割領域に対するデータのバックアップが終了した時点で前記総データサイズのデータのバックアップ処理を完了する。
これにより、2N系統のデータバックアップ時間に差が生じても、データバックアップ処理を短時間に完了可能となる。
以下に、本発明のデータバックアップ方法及び情報処理装置の各実施例を、図面と共に説明する。
図4は、本発明の第1実施例における情報処理装置の一例を示すブロック図である。図4中、図1と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
情報処理装置31は、図4に示す如く接続されたCPU11、ハードディスク装置(HDD:Hard Disk Drive)35、メモリコントローラ12、キャッシュメモリ13、フラッシュメモリコントローラ34、フラッシュメモリ15、電源供給ユニット21及び停電時給電ユニット22を有する。電源供給ユニット21は、図4中一点鎖線で囲んで示す給電対象11〜13,15,34,35に実線の矢印で示すようにDC電源電圧を供給する。AC電源の停電時等には、電源供給ユニット21がDC電源電圧を供給しないので、停電時給電ユニット22が給電対象11〜13,15,34,35に破線の矢印で示すようにDC電源電圧を供給する。
HDD35は、複数のディスク装置で形成されており、情報処理装置31をRAID(Redundant Arrays of Independent Disks)装置のようなストレージ装置として機能させることができる。ホスト装置36は、情報処理装置31を例えばストレージ装置として使用する場合に外部からリード要求やライト要求を発行するものである。尚、情報処理装置31のHDD35は省略可能であり、情報処理装置31がホスト装置36と接続されていることは必要不可欠ではない。
尚、メモリコントローラ12とフラッシュメモリコントローラ34とは、別体である必要はなく、単一のコントローラにより形成しても良い。
この例では、2系統によるデータバックアップが可能でるため、フラッシュメモリ15が2個設けられている。このため、フラッシュメモリコントローラ34は、2個のDMAエンジン(又は、DMAC)341と、DMAエンジン341によりアクセス可能な不良ブロック管理テーブル342及びキャッシュメモリテーブル343を有する。不良ブロック管理テーブル342は、フラッシュメモリ15内の不良ブロックに関する情報を格納しており、DMAエンジン341がデータバックアップを行う際に参照される。DMAエンジン341は、不良ブロック管理テーブル342を参照することで、フラッシュメモリ15内の不良ブロックを認識してフラッシュメモリ15のアクセス可能ブロック(又は、アクセス可能領域)を識別する。キャッシュメモリテーブル343は、各アドレスのデータがバックアップ済みであるか否かを示すフラグFLGと、データのバックアップを行ったのが2系統のDMAエンジン341のうちどちらであるかを示す情報MKを格納する。フラッシュメモリコントローラ34は、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)により形成可能である。
尚、不良ブロック管理テーブル342及びキャッシュメモリテーブル343は、フラッシュメモリコントローラ24内に設けられたメモリ等の不揮発性記憶部により形成可能であるが、いずれもフラッシュメモリコントローラ24内に設けられている必要はなく、フラッシュメモリコントローラ24に対して外付けされる記憶部により形成しても良い。即ち、不良ブロック管理テーブル342及びキャッシュメモリテーブル343は、フラッシュメモリ15によっても形成可能である。
停電時等には、DC電源電圧の供給が停電時供給ユニット22から行われるため、揮発性メモリであるキャッシュメモリ13に格納されたデータのバックアップ処理には時間的な制約がある。そこで、本実施例では、キャッシュメモリ13のデータを不揮発性メモリであるフラッシュメモリ15に書き込むため、2系統のDMAエンジン341を使用して2個のフラッシュメモリ15にデータを並行して書き込む。
図5は、第1実施例におけるデータバックアップ方法を説明する図である。情報処理装置31のファームウェアは、例えばHDD35に格納されており、DMAを開始する前に、CPU11によりキャッシュメモリ13からフラッシュメモリ15へ転送する総データサイズと、この総データサイズに対応するキャッシュメモリ13の先頭アドレス及び最終アドレスをDMAエンジン341に対して指定する。これにより、DMAエンジン341は、キャッシュメモリ13の先頭アドレス及び最終アドレスをキャッシュメモリテーブル343の総データサイズに合わせた位置に格納する。例えば、総データサイズは2GBitであり、DMA転送は2MByte単位で行われる。尚、バックアップ処理に必要な制御情報が各転送単位に付加されるので、実際に転送されるデータの転送単位は2×7/8MByteである。
図5及び後述する図6〜図8では、2系統DMA0,DMA1のDMAエンジン341に対応させて2個のフラッシュメモリ15をFlash#0,Flash#1で表す。2系統DMA0,DMA1の組み合わせにより、総データサイズの2GBit分のデータをバックアップする。
図5に示すように、キャッシュメモリ13からフラッシュメモリ15へ転送する総データサイズに相当するキャッシュメモリ13内の記憶領域を1個の分割領域、即ち、エリアAとみなして、このエリアAに対して2個のフラッシュメモリ15(Flash#0,Flash#1)を用意する。エリアAに対して用意した2個のフラッシュメモリ15の一方(例えば、Flash#0)にはエリアAの先頭アドレスから最終アドレスの方向へ順次データをバックアップすると共に、他方(例えば、Flash#1)にはエリアAの最終アドレスから先頭アドレスの方向へ順次データをバックアップする。エリアAに対して、2系統のDMAエンジン341(DMA0,DMA1)により別々にフラッシュメモリ15の一方(Flash#0)及び他方(Flash#1)にDMA転送によるデータのバックアップを制御する。
エリアAに対して、各アドレスのデータをフラッシュメモリ15にバックアップすると当該アドレスがバックアップ済みであることを示すフラグFLGをキャッシュメモリテーブル343に設定し、各方向へ順次データをバックアップする際に次のアドレスに対してフラグFLGが設定されていると当該方向へのデータのバックアップを終了する。又、エリアAに対して、データのバックアップを行ったのが2系統のDMAエンジン341(DMA0,DMA1)のうちどちらであるかを示す情報MKをフラグFLGと共にキャッシュメモリテーブル343に格納する。図5中、設定されたフラグFLGはレ点で示し、情報MKは0の場合にデータのバックアップを行ったのが系統DMA0であり、1の場合にデータのバックアップを行ったのが系統DMA1であることを示す。又、図5において、キャッシュメモリテーブル343の情報MK及びフラグFLGに続くフィールドは、キャッシュメモリ13のアドレスを示す。
エリアAに対するデータのバックアップは、このエリアA内の全てのアドレスのデータを2個のフラッシュメモリ15にバックアップした時点で終了し、総データサイズのデータのバックアップ処理が完了する。
尚、フラッシュメモリ15からバックアップしたデータを読み出す場合には、キャッシュメモリテーブル343からフラッシュメモリ15からキャッシュメモリ13へ転送する総データサイズ及び転送するデータのアドレスを読み出せば良い。従って、図1の従来例ではバックアップしたデータをフラッシュメモリ15から読み出すには必要であった、ファームウェアからキャッシュメモリ13のアドレスの先頭及びフラッシュメモリ15からキャッシュメモリ13へ転送する総データサイズを各DMAエンジン341に対して指定する処理を省略することができる。
図6は、図5のデータバックアップ処理を、ファームウェア動作及びフラッシュメモリコントローラ34の動作(FPGA動作)と共に説明する図である。図6に示すように、ステップS1では、停電処理の準備が行われる。これにより、ステップSF1では、ファームウェアがキャッシュメモリ13からフラッシュメモリ15へ転送する総データサイズと、この総データサイズに対応するキャッシュメモリ13の先頭アドレス及び最終アドレスをDMAエンジン341に対して指定する。ステップSM1では、DMAエンジン341がキャッシュメモリ13の先頭アドレス及び最終アドレスと転送する総データサイズを内部レジスタ(図示せず)に格納するレジスタライト処理を行う。キャッシュメモリ13の先頭アドレス及び最終アドレスは、キャッシュメモリテーブル343の総データサイズに合わせた位置に格納される。
ステップS2では、情報処理装置31がレディー状態となる。レディー状態の時に例えば停電になると、停電時給電ユニット22が停電を検出可能となり、停電が検出されるとステップS3では、停電時給電ユニット22が情報処理装置31内の適切な箇所に停電フラグを設定する。これにより、停電処理、即ち、データバックアップ処理が開始される。
ステップS4では、キャッシュメモリ13内のデータをフラッシュメモリ15へ転送するキャッシュデータ転送、即ち、バックアップ処理を行う。ステップSF2では、ファームウェアがDMAエンジン341(DMA0,DMA1)を起動する。ファームウェアからの起動に応答して、ステップSM2−0,SM2−1では、DMAエンジン341(DMA0,DMA1)がバックアップするべきキャッシュメモリ13内のデータをフラッシュメモリ15(Flash#0,Flash#1)に連続ライトするデータバックアップを並列に行うデータバックアップ処理が実行される。この場合、DMAエンジン341は、不良ブロック管理テーブル242を参照することでバックアップするデータの転送先に不良ブロックが存在しないことを認識しており、又、フラッシュメモリ15(Flash#0,Flash#1)への連続ライト中にエラーは検出されないので、キャッシュメモリテーブル343を順次更新しながらデータバックアップを行う。
ステップSF3−0,SF3−1では、ファームウェアが対応するDMAエンジン341(DMA0,DMA1)によるフラッシュメモリ15(Flash#0,Flash#1)へのデータバックアップの完了を待ち、両方のDMAエンジン341(DMA0,DMA1)からデータバックアップの完了通知があると、処理はステップSF4へ進む。ステップSF4では、ファームウェアが更新されたキャッシュメモリテーブル343の内容を保存する保存処理を行う。これにより、ステップS5では、停電処理が完了する。
図7は、エラーが発生した場合の第1実施例におけるデータバックアップ方法を説明する図である。図7中、図5と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
エラーの発生とは、DMAエンジン341(DMA0,DMA1)がデータバックアップを行う際にデータを転送する先のフラッシュメモリ15のブロックが不良ブロックであることが不良ブロック管理テーブル142から認識された場合や、フラッシュメモリ15(Flash#0,Flash#1)への連続ライト中にエラーが検出された場合等を含む。このようなエラーが発生すると、データを転送可能な、即ち、アクセス可能なフラッシュメモリ15内のブロック(又は、領域)を不良ブロック管理テーブル342を参照して探し出す交代処理が必要となる。このような交代処理自体は周知である。
一方のDMAエンジン341(DMA0)は、一方のフラッシュメモリ15(Flash#0)にはエリアAの先頭アドレスから最終アドレスの方向へ順次データをバックアップすると共に、これと並行して、他方のDMAエンジン341(DMA1)は、他方のフラッシュメモリ15(Flash#1)にはエリアAの最終アドレスから先頭アドレスの方向へ順次データをバックアップする。図7は、一例として、系統DMA0によるデータバックアップではデータD1−2のバックアップとデータD1−3のバックアップの間にエラーが4回発生し、データD1−3のバックアップとデータD1−4のバックアップの間にエラーが1回発生しており、系統DMA1によるデータバックアップではデータD2−3のバックアップとデータD2−4のバックアップの間にエラーが1回発生している場合を示す。
エリアAに対して、各アドレスのデータをフラッシュメモリ15にバックアップすると当該アドレスがバックアップ済みであることを示すフラグFLGをキャッシュメモリテーブル343に設定し、各方向へ順次データをバックアップする際に次のアドレスに対してフラグFLGが設定されていると当該方向へのデータのバックアップを終了する。又、エリアAに対して、データのバックアップを行ったのが2系統のDMAエンジン341(DMA0,DMA1)のうちどちらであるかを示す情報MKをフラグFLGと共にキャッシュメモリテーブル343に格納する。
エリアAに対するデータのバックアップは、このエリアA内の全てのアドレスのデータを2個のフラッシュメモリ15にバックアップした時点で終了し、総データサイズのデータのバックアップ処理が完了する。図7の例では、系統DMA0によるデータD1−4のバックアップが終了し、系統DMA1によるデータD2−10のバックアップが終了した時点でエリアAに対するバックアップ処理が完了する。
本実施例では、各系統DMA0,DMA1により行うバックアップのデータサイズが同じデータサイズに固定されておらず、いずれのバックアップもキャッシュメモリテーブル343で次のアドレスに対してフラグFLGが設定されているまで継続される。このため、DMA中にエラーの発生が多い方の系統によるデータバックアップの方が他方の系統によるデータバックアップより時間がかかるような場合であっても、エラーの発生が少ない方の系統によるデータバックアップをその分進めることで、情報処理装置31全体としてデータバックアップ処理に要する時間を短縮できる。図7の例では、一方の系統DMA0ではエラーが多発してデータバックアップに時間がかかるが、他方の系統DMA1では殆どエラーが発生せずにデータバックアップをその分進められるので、情報処理装置31全体としてのデータバックアップ処理を短時間で完了することが可能となる。更に、データバックアップ処理を短時間で完了可能なため、その分停電時給電ユニット22を形成するコンデンサの規模を小さくしてコストを削減することもできる。
図8は、図7のようなデータバックアップ処理を、ファームウェア動作及びフラッシュメモリコントローラ34の動作(FPGA動作)と共に説明する図である。図8中、図6と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。ただし、図8では説明の便宜上、系統DMA0ではエラーが発生せず、系統DMA1ではエラーが1回発生するものとするが、系統DM0でエラーが発生した場合は系統DMA0に対するのと同様の処理を実行すれば良く、更に、エラーが2回以上発生した場合も各エラーに対して同様の処理を行えば良いことは言うまでもない。
図8において、ステップSF2では、ファームウェアがDMAエンジン341(DMA0,DMA1)を起動する。ステップSF2に応答して、ステップSM2−0においてDMAエンジン341(DMA0)がバックアップするべきキャッシュメモリ13内のデータをフラッシュメモリ15(Flash#0)に連続ライトするデータバックアップを行う処理、及び、ステップSF3−0においてファームウェアが対応するDMAエンジン341(DMA0)によるフラッシュメモリ15(Flash#0)へのデータバックアップの完了を待つ処理は、図6の場合と同様である。
エラーが発生した系統DMA1,Flash#1に対する処理は、次のように行われる。ファームウェアからの起動に応答して、SM2−1Aでは、DMAエンジン341(DMA1)がバックアップするべきキャッシュメモリ13内のデータをフラッシュメモリ15(Flash#1)に連続ライトするデータバックアップを行うデータバックアップ処理が実行される。この場合、DMAエンジン341(DMA1)は、ステップSM11においてフラッシュメモリ15(Flash#1)への連続ライト中にエラーを検出したとする。このようにエラーが検出されると、ステップSM12においてDMAエンジン341(DMA1)内の内部レジスタ(図示せず)にエラーの発生したアドレスを含むエラーログを格納すると共に、ファームウェアに対してエラー通知を行う。
DMAエンジン341(DMA1)からのエラー通知に応答して、ステップSF11では、ファームウェアが通知されたエラーに関するエラーログをDMAエンジン341(DMA1)へ要求する。ステップSM13では、DMAエンジン341(DMA1)がファームウェアから要求されたエラーログを内部レジスタから読み出すレジスタリードを行ってエラーログをファームウェアへ返送するので、ファームウェアは読み出されたエラーログを取得する。
ステップSF12では、ファームウェアが不良ブロックのチェックをDMAエンジン341(DMA1)へ要求する。ステップSM14では、DMAエンジン341(DMA1)が不良ブロック管理テーブル342を参照するレジスタリードを行い、ファームウェアから要求された不良ブロックのチェックを行って不良ブロックをファームウェアへ返送するので、ファームウェアは不良ブロックのチェックを行う。
ステップSF13では、ファームウェアがステップSF11で取得したエラーログから新たに検出された不良ブロックを含める不良ブロックテーブル342の更新をDMAエンジン341(DMA1)へ要求する。ステップSM15では、DMAエンジン341(DMA1)が新たに検出された不良ブロックを不良ブロックテーブル342に含めるように内部レジスタへのレジスタライトを行う。
ステップSF13の後、ステップSF14では、ファームウェアがDMAエンジン341(DMA1)を再起動する。ファームウェアからの再起動に応答して、ステップSM2−1Bでは、DMAエンジン341(DMA1)がバックアップするべきキャッシュメモリ13内のデータをフラッシュメモリ15(Flash#1)に連続ライトするデータバックアップを行うデータバックアップ処理が実行される。この例では、ステップSM2−1Bにおいてフラッシュメモリ15(Flash#1)への連続ライト中にエラーは検出されないので、キャッシュメモリテーブル343を順次更新しながらデータバックアップが行われる。
DMAエンジン341(DMA1)は、フラッシュメモリ15(Flash#1)への連続ライト中にエラーを検出する度にステップSM11〜SM15を実行し、ファームウェアーは、ステップSF11〜SF14,SF3−1Bを実行する。
ステップSF3−0,SF3−1Bでは、ファームウェアが対応するDMAエンジン341(DMA0,DMA1)によるフラッシュメモリ15(Flash#0,Flash#1)へのデータバックアップの完了を待ち、両方のDMAエンジン341(DMA0,DMA1)からデータバックアップの完了通知があると、処理はステップSF41へ進む。ステップSF41では、ファームウェアが更新された不良ブロック管理テーブル342及び更新されたキャッシュメモリテーブル343の内容を保存する保存処理を行う。これにより、ステップS5では、停電処理が完了する。
尚、DMAエンジン341(DMA0)が、不良ブロック管理テーブル242を参照することでバックアップするデータの転送先に不良ブロックが存在することを認識した場合、上記の如き交代処理を行うと共に、キャッシュメモリテーブル343を順次更新しながらデータバックアップを行うので、転送先に不良ブロックが存在せず交代処理を行わない場合と比較すると、データバックアップに時間がかかる。このように、不良ブロック管理テーブル242からバックアップするデータの転送先に不良ブロックが存在することを認識することで発生するエラーと、上記ステップSM11のように例えばフラッシュメモリ15(Flash#1)への連続ライト中にエラーを検出することで発生するエラーとでは、ファームウェア及びDMAエンジン34が発生したエラーに対して行う処理が異なるが、図7ではこれらのエラーを区別することなく「エラー発生」として図示している。
図9は、本発明の第2実施例におけるデータバックアップ処理を説明する図である。図9中、図5と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
上記第1実施例では、キャッシュメモリ13からフラッシュメモリ15へ転送する総データサイズに相当するキャッシュメモリ13内の記憶領域を1個の分割領域、即ち、エリアAとみなして、このエリアAに対して2個のフラッシュメモリ15(Flash#0,Flash#1)を用意する。
これに対し、本実施例では、図9に示すように、キャッシュメモリ13からフラッシュメモリ15へ転送する総データサイズに相当するキャッシュメモリ13内の記憶領域をN個の分割領域、即ち、エリアA1〜ANとみなして、各エリアA1〜ANに対して2個のフラッシュメモリ15を用意する。図9では、エリアA1に対して2個のフラッシュメモリ15(Flash#0,Flash#1)、エリアA2に対して2個のフラッシュメモリ15(Flash#2,Flash#3)、...、、エリアANに対して2個のフラッシュメモリ15(Flash#2N−2,Flash#2N−1)が用意されている。つまり、2N系統のDMAエンジン341(DMA0〜DMA2N−1)がフラッシュメモリコントローラ34内に設けられている。各エリアA1〜ANに対して実行されるデータバックアップは、上記第1実施例におけるエリアAに対して実行されるデータバックアップと同様であるため、その説明は省略する。
本実施例によれば、キャッシュメモリ13からフラッシュメモリ15へ転送する総データサイズが大きい場合でも、発生したエラーを各エリアA1〜ANに対するデータバックアップで効果的に分散させて、情報処理装置全体としてのデータバックアップ処理を短時間で完了することが可能となる。
上記第1及び第2実施例から、データバックアップ方法は、(I)キャッシュメモリ13からフラッシュメモリ15へ転送する総データサイズに相当するキャッシュメモリ13内の記憶領域をN(Nは自然数)分割して同サイズのN個の分割領域(又は、エリア)A1〜ANに対して2N個のフラッシュメモリ15(Flash#0〜Flash#2N−1)を用意し、(II)各分割領域A1〜ANに対して用意した2個のフラッシュメモリの一方には当該分割領域の先頭アドレスから最終アドレスの方向へ順次データをバックアップすると共に、他方には当該分割領域の前記最終アドレスから前記先頭アドレスの方向へ順次データをバックアップし、(III)各分割領域A1〜ANに対するデータのバックアップを、当該分割領域内の全てのアドレスのデータを前記2個のフラッシュメモリ15にバックアップした時点で終了し、前記N個の分割領域A1〜ANに対するデータのバックアップが終了した時点で前記総データサイズのデータのバックアップ処理を完了すれば良いことがわかる。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
第1の記憶部から第2の記憶部へ転送する総データサイズに相当する前記第1の記憶部内の記憶領域をN(Nは自然数)分割して同サイズのN個の分割領域に対して2N個の第2の記憶部を用意し、
各分割領域に対して用意した2個の第2の記憶部の一方には当該分割領域の先頭アドレスから最終アドレスの方向へ順次データをバックアップすると共に、他方には当該分割領域の前記最終アドレスから前記先頭アドレスの方向へ順次データをバックアップし、
各分割領域に対するデータのバックアップを、当該分割領域内の全てのアドレスのデータを前記2個の第2の記憶部にバックアップした時点で終了し、
前記N個の分割領域に対するデータのバックアップが終了した時点で前記総データサイズのデータのバックアップ処理を完了する、データバックアップ方法。
(付記2)
各分割領域に対して、各アドレスのデータを第2の記憶部にバックアップすると当該アドレスがバックアップ済みであることを示すフラグを設定し、各方向へ順次データをバックアップする際に次のアドレスに対して前記フラグが設定されていると当該方向へのデータのバックアップを終了する、付記1記載のデータバックアップ方法。
(付記3)
各分割領域に対して、2系統のDMAエンジンにより別々に前記第2の記憶部の一方及び他方にDMA転送によるデータのバックアップを制御し、
前記フラグを前記DMAエンジンがアクセス可能なキャッシュメモリテーブルに格納する、付記2記載のデータバックアップ方法。
(付記4)
各分割領域に対して、データのバックアップを行ったのが前記2系統のDMAエンジンのうちどちらであるかを示す情報を前記フラグと共に前記キャッシュメモリテーブルに格納する、付記3記載のデータバックアップ方法。
(付記5)
前記データバックアップ処理を停電時に行う、付記1乃至4のいずれか1項記載のデータバックアップ方法。
(付記6)
前記第1及び第2の記憶部を備えた情報処理装置のファームウェアから前記総データサイズ、及び前記総データサイズに相当する前記第1の記憶部内の記憶領域の先頭アドレス及び終了アドレスを指定する、付記1乃至5のいずれか1項記載のデータバックアップ方法。
(付記7)
前記各分割領域に対するデータのバックアップ時に、前記第2の記憶部内の不良ブロックに関する情報を格納した不良ブロック管理テーブルを参照して前記第1の記憶部内のアクセス可能領域を識別する、付記1乃至6のいずれか1項記載のデータバックアップ方法。
(付記8)
プロセッサと、
前記プロセッサの主記憶として機能する揮発性の第1の記憶部と、
停電時に転送する総データサイズに相当する前記第1の記憶部内の記憶領域をN(Nは自然数)分割して同サイズのN個の分割領域に対して2N個設けられた不揮発性の第2の記憶部と、
各分割領域に対して用意した2個の第2の記憶部の一方には当該分割領域の先頭アドレスから最終アドレスの方向へ順次データをバックアップすると共に、他方には当該分割領域の前記最終アドレスから前記先頭アドレスの方向へ順次データをバックアップするよう前記第1の記憶部から前記第2の記憶へのデータのバックアップを制御するメモリコントローラを備え、
各分割領域に対するデータのバックアップは、当該分割領域内の全てのアドレスのデータを前記2個の第2の記憶部にバックアップした時点で終了し、
前記N個の分割領域に対するデータのバックアップが終了した時点で前記総データサイズのデータのバックアップ処理を完了する、情報処理装置。
(付記9)
前記メモリコントローラは、各分割領域に対して、各アドレスのデータを第2の記憶部にバックアップすると当該アドレスがバックアップ済みであることを示すフラグを設定し、各方向へ順次データをバックアップする際に次のアドレスに対して前記フラグが設定されていると当該方向へのデータのバックアップを終了する、付記8記載の情報処理装置。
(付記10)
前記メモリコントローラは、各分割領域に対して、前記第2の記憶部の一方及び他方にDMA転送によるデータのバックアップを別々に制御する2系統のDMAエンジンと、
前記フラグを前記DMAエンジンがアクセス可能に格納するキャッシュメモリテーブルを有する、付記9記載の情報処理装置。
(付記11)
前記メモリコントローラは、各分割領域に対して、データのバックアップを行ったのが前記2系統のDMAエンジンのうちどちらであるかを示す情報を前記フラグと共に前記キャッシュメモリテーブルに格納する、付記10記載の情報処理装置。
(付記12)
前記メモリコントローラは、前記各分割領域に対するデータのバックアップ時に、前記第2の記憶部内の不良ブロックに関する情報を格納した不良ブロック管理テーブルを参照して前記第1の記憶部内のアクセス可能領域を識別する、付記8乃至11のいずれか1項記載の情報処理装置。
(付記13)
AC電源電圧を供給されて前記プロセッサ、前記第1及び第2の記憶部、及び前記メモリコントローラにDC電源電圧を供給する電源供給ユニットと、
前記電源供給ユニットが供給するDC電源電圧で充電され、前記電源供給ユニットがDC電源電圧を供給しないと前記電源供給ユニットの代わりに前記プロセッサ、前記第1及び第2の記憶部、及び前記メモリコントローラにDC電源電圧を供給する停電時給電ユニットを更に備え、
前記メモリコントローラは、前記電源供給ユニットがDC電源電圧を供給しないと、前記プロセッサの制御下で前記データバックアップ処理を行う、付記8乃至12のいずれか1項記載の情報処理装置。
(付記14)
前記プロセッサは、ファームウェアから前記総データサイズ、及び前記総データサイズに相当する前記第1の記憶部内の記憶領域の先頭アドレス及び終了アドレスを前記メモリコントローラに対して指定する、付記8乃至13のいずれか1項記載の情報処理装置。
(付記15)
前記メモリコントローラは、FPGA(Field Programmable Gate Array)で形成されている、付記8乃至14のいずれか1項記載の情報処理装置。
以上、本発明を実施例により説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることは言うまでもない。
11 CPU
12,34 メモリコントローラ
13 キャッシュメモリ
15 フラッシュメモリ
21 電源供給ユニット
22 停電時給電ユニット
31 情報処理装置
35 HDD
36 ホスト装置
341 DMAエンジン
342 不良ブロック管理テーブル
343 キャッシュメモリテーブル

Claims (6)

  1. 第1の記憶部から第2の記憶部へ転送する総データサイズに相当する前記第1の記憶部内の記憶領域をN(Nは自然数)分割して同サイズのN個の分割領域に対して2N個の第2の記憶部を用意し、
    各分割領域に対して用意した2個の第2の記憶部の一方には当該分割領域の先頭アドレスから最終アドレスの方向へ順次データをバックアップすると共に、他方には当該分割領域の前記最終アドレスから前記先頭アドレスの方向へ順次データをバックアップし、
    各分割領域に対するデータのバックアップを、当該分割領域内の全てのアドレスのデータを前記2個の第2の記憶部にバックアップした時点で終了し、
    前記N個の分割領域に対するデータのバックアップが終了した時点で前記総データサイズのデータのバックアップ処理を完了する、データバックアップ方法。
  2. 各分割領域に対して、各アドレスのデータを第2の記憶部にバックアップすると当該アドレスがバックアップ済みであることを示すフラグを設定し、各方向へ順次データをバックアップする際に次のアドレスに対して前記フラグが設定されていると当該方向へのデータのバックアップを終了する、請求項1記載のデータバックアップ方法。
  3. プロセッサと、
    前記プロセッサの主記憶として機能する揮発性の第1の記憶部と、
    停電時に転送する総データサイズに相当する前記第1の記憶部内の記憶領域をN(Nは自然数)分割して同サイズのN個の分割領域に対して2N個設けられた不揮発性の第2の記憶部と、
    各分割領域に対して用意した2個の第2の記憶部の一方には当該分割領域の先頭アドレスから最終アドレスの方向へ順次データをバックアップすると共に、他方には当該分割領域の前記最終アドレスから前記先頭アドレスの方向へ順次データをバックアップするよう前記第1の記憶部から前記第2の記憶へのデータのバックアップを制御するメモリコントローラを備え、
    各分割領域に対するデータのバックアップは、当該分割領域内の全てのアドレスのデータを前記2個の第2の記憶部にバックアップした時点で終了し、
    前記N個の分割領域に対するデータのバックアップが終了した時点で前記総データサイズのデータのバックアップ処理を完了する、情報処理装置。
  4. 前記メモリコントローラは、各分割領域に対して、各アドレスのデータを第2の記憶部にバックアップすると当該アドレスがバックアップ済みであることを示すフラグを設定し、各方向へ順次データをバックアップする際に次のアドレスに対して前記フラグが設定されていると当該方向へのデータのバックアップを終了する、請求項3記載の情報処理装置。
  5. 前記メモリコントローラは、各分割領域に対して、前記第2の記憶部の一方及び他方にDMA転送によるデータのバックアップを別々に制御する2系統のDMAエンジンと、
    前記フラグを前記DMAエンジンがアクセス可能に格納するキャッシュメモリテーブルを有する、請求項4記載の情報処理装置。
  6. 前記メモリコントローラは、各分割領域に対して、データのバックアップを行ったのが前記2系統のDMAエンジンのうちどちらであるかを示す情報を前記フラグと共に前記キャッシュメモリテーブルに格納する、請求項5記載の情報処理装置。
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