JP2010223264A - 流量制御弁 - Google Patents

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圭二 片野
Takashi Tamura
孝 田村
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Abstract

【課題】製造コストの増大や装置が大型化する事態を招来することなく、回転アクチュエータの駆動を停止している間においても通過する流体の流量変化を可及的に防止する。
【解決手段】電動モータ70の駆動により弁本体10に対して弁体60を作動させ、弁座31に対する弁体60の位置を変更することによって通過する流体の流量を変化させる流量制御弁1において、電動モータ70の駆動軸71に取り付けた駆動ギヤ81と、駆動ギヤ81をサンギヤとして歯合し、自身の軸心回りに回転可能、かつ駆動ギヤ81の軸心回りに公転可能に配設したプラネタリギヤ84と、駆動ギヤ81の軸心回りに回転可能に配設し、ギヤ部を介してプラネタリギヤ84に歯合する第2リングギヤ83とを備え、第2リングギヤ83の回転を駆動源として弁体60を作動させるようにしている。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転アクチュエータの駆動により弁本体に対して弁体を作動させ、弁座に対する弁体の位置を変更することによって通過する流体の流量を変化させる流量制御弁に関するものである。
この種の従来技術としては、例えば特許文献1に記載のものがある。この流量制御弁は、弁本体に設けたガイドの内周面にネジ溝を形成するとともに、弁体を保持するホルダの外周面にネジ溝を形成して両者を螺合させ、回転アクチュエータの駆動により弁体に対してホルダを回転させることにより、弁座に対する弁体の位置を変更するようにしたものである。
特開2007−303684号公報
ところで、上記のような流量制御弁においては、回転アクチュエータの駆動を停止している間に振動が加えられた場合、あるいは弁体に作用する流体に圧力変化が生じた場合、弁本体に対して弁体が移動し、通過する流体の流量が変化する恐れがある。特に、回転アクチュエータと弁体との間に歯車列から成る減速機構を介在させた場合には、上述した問題が一層顕著となる。
上述した問題は、回転アクチュエータの駆動が停止している間に弁体の移動を阻止する手段を別途設けることで解決することは可能である。しかしながら、新たな手段を設けた場合、製造コストの増大や装置の大型化が招来されるのは否めない。
本発明は、上記実情に鑑みて、製造コストの増大や装置が大型化する事態を招来することなく、回転アクチュエータの駆動を停止している間においても通過する流体の流量変化を可及的に防止することのできる流量制御弁を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る流量制御弁は、回転アクチュエータの駆動により弁本体に対して弁体を作動させ、弁座に対する弁体の位置を変更することによって通過する流体の流量を変化させる流量制御弁において、回転アクチュエータの駆動軸に取り付けた駆動ギヤと、前記駆動ギヤをサンギヤとして歯合し、自身の軸心回りに回転可能、かつ前記駆動ギヤの軸心回りに公転可能に配設したプラネタリギヤと、前記駆動ギヤの軸心回りに回転可能に配設し、ギヤ部を介して前記プラネタリギヤに歯合する出力ギヤとを備え、前記出力ギヤの回転を駆動源として前記弁体を作動させることを特徴とする。
また、本発明に係る流量制御弁は、上述した流量制御弁において、前記弁体は、弁座に対して進退移動することにより通過する流体の流量を変化させるニードルであり、その基端部に雄ネジ部を有するとともに、弁本体に相対回転が規制された状態で配設されており、前記出力ギヤは、前記弁体の雄ネジ部に螺合する雌ネジ部を有したことを特徴とする。
また、本発明に係る流量制御弁は、上述した流量制御弁において、前記弁体は、弁座に対して進退移動することにより通過する流体の流量を変化させるニードルであり、その外周面にネジ溝を有するとともに、その基端部が前記出力ギヤに相対回転が規制された状態で連結されており、前記弁本体は、前記弁体を挿入する筒状を成し、かつ内周面に前記ネジ溝に螺合する雌ネジ部を有したことを特徴とする。
また、本発明に係る流量制御弁は、上述した流量制御弁において、前記駆動ギヤの軸心回りに回転可能に配設し、前記出力ギヤとは異なる歯数のギヤ部を介して前記プラネタリギヤに歯合する入力ギヤと、前記入力ギヤに歯合し、外部からの操作によって回転可能に配設した操作ギヤと、前記弁本体に対する前記操作ギヤの回転を規制する回転規制手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る流量制御弁は、上述した流量制御弁において、先端部に押圧部を有するとともに、前記押圧部よりも基端側となる部位に角柱部を有した手動操作部材をさらに具備し、前記操作ギヤは、中心部に前記手動操作部材の押圧部を挿入可能、かつ前記角柱部に嵌合する嵌合孔を有したものであり、前記回転規制手段は、前記弁本体に相対回転が規制された状態で前記操作ギヤに対して離接可能に配設し、前記操作ギヤに当接した場合に互いに係合する一方、前記嵌合孔に前記手動操作部材が挿入された場合に前記押圧部によって前記操作ギヤから離隔されるロック部材と、前記ロック部材を前記操作ギヤに押圧する押圧部材とを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る流量制御弁は、上述した流量制御弁において、前記弁本体は、前記出力ギヤを回転可能に支持する収容孔を有したことを特徴とする。
本発明によれば、回転アクチュエータから弁体を作動させるまでの動力伝達系に遊星歯車機構が介在されることになり、出力ギヤからの入力によってプラネタリギヤを回転させることがきわめて困難となる。従って、別途手段を設けることなく弁本体に対して弁体が不用意に移動する事態を制限することができ、回転アクチュエータの駆動を停止している間において通過する流体の流量変化を可及的に防止することが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態1である流量制御弁を示す断面図である。 図2は、図1に示した流量制御弁の外観斜視図である。 図3は、図1に示した流量制御弁の動力伝達系を示す要部断面斜視図である。 図4は、図1に示した流量制御弁の動力伝達系を示す要部断面斜視図である。 図5は、図1に示した流量制御弁に適用する操作ギヤの斜視図である。 図6は、図1に示した流量制御弁を手動操作部材によって動作させている状態の断面図である。 図7は、図1に示した流量制御弁の変形例を示す断面図である。 図8は、本発明の実施の形態2である流量制御弁を示す断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る流量制御弁の好適な実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1及び図2は、本発明の実施の形態1である流量制御弁を示したものである。ここで例示する流量制御弁1は、空気を作動流体として構成された空圧回路の空気通路に適用され、通過する空気量を制御するためのもので、直方体状を成す弁本体10を備えている。弁本体10は、中実のブロック部材であり、その内部に弁通路11を有するとともに、この弁通路11に連通する2つの接続通路12,13を有している。
弁本体10の弁通路11は、図1に示すように、最小内径の細径部11aと最大内径の太径部(収容孔)11bとの間に細径部11aよりも僅かに内径寸法の大きい中径部11cを有し、これら細径部11a、太径部11b及び中径部11cを同一の軸心上に設けたもので、細径部11aを介して弁本体10の下面に開口し、かつ太径部11bを介して弁本体10の上面に開口している。
接続通路12,13は、それぞれ弁通路11から径外方向に延在するように弁本体10に形成したものである。一方の接続通路12は、細径部11aにおいて中径部11cに近接した部分から延在し、図1において弁本体10の右側面に開口している。他方の接続通路13は、中径部11cにおいて細径部11aに近接した部分から一方の接続通路12とは180°ずれた方向に延在したもので、図1において弁本体10の左側面に開口している。図からも明らかなように、これら接続通路12,13の開口端部には、空気供給パイプ(図示せず)を着脱可能に支持するためのアタッチメント14が取り付けてある。
弁本体10には、弁通路11にプラグ20、弁座部材30、スリーブ40、弾性環50が装着してある。プラグ20は、細径部11aに嵌合することによって弁通路11の一端部を閉塞する柱状部材である。このプラグ20には、その内部に連絡通路21が設けてある。連絡通路21は、プラグ20の一端面とプラグ20の周面とに開口を有したもので、弁通路11の細径部11aから延在した接続通路12と、弁通路11の中径部11cとの間を互いに連絡している。
弁座部材30は、弁通路11の中径部11cに嵌合する外径を有し、その中心部にプラグ20の連絡通路21と同じ内径の弁座31を有した円板状部材である。この弁座部材30は、弁座31をプラグ20の連絡通路21に合致させた状態で弁通路11の中径部11cにおいて細径部11aとの会合部に嵌着してある。
スリーブ40は、基端部外周にフランジ41を有した円筒状部材であり、フランジ41を太径部11bにおいて中径部11cとの段部に当接させた状態で弁通路11の中径部11cに嵌着してある。図からも明らかなように、スリーブ40は、軸方向寸法が弁通路11の中径部11cよりも短く構成してあり、その先端面を弁座部材30から離隔した状態に保持してある。
スリーブ40には、その内部に弁体60が配設してある。弁体60は、先端部にニードル部61を有し、かつ基端部に雄ネジ部62を有した柱状部材である。ニードル部61は、先端に向かうに従って漸次外径が小さくなるように形成したものである。この弁体60は、弁座部材30の弁座31に対してニードル部61が進退移動する態様でスリーブ40に摺動可能に挿入してある。図には明示していないが、スリーブ40の基端部と弁体60との間には、スリーブ40と弁体60との軸心回りの相対回転を阻止するための二面幅が形成してある。
弾性環50は、弁座部材30とスリーブ40の先端面との間に配設した環状を成す弾性部材であり、スリーブ40の先端面に当接した基端部が厚肉に構成してある一方、弁座部材30の端面に当接した先端部が薄肉に構成してある。この弾性環50は、外周面から流体圧が加えられた場合に基端部がスリーブ40に圧接され、かつ先端面が弁座部材30の端面に圧接された状態を維持する。これに対して内部に流体圧が加えられた場合、弾性環50は、先端面が適宜変形することにより弁座部材30の端面から離隔し、内部から外部への流体の通過を許容するように作用する。
また、上記流量制御弁1には、弁本体10に回転アクチュエータとして電動モータ70が配設してあるとともに、弁通路11の太径部11bに減速機構80が構成してある。電動モータ70は、駆動軸71を弁通路11の太径部11bに配置した状態で蓋プレート15を介して弁本体10の上面に取り付けてある。減速機構80は、電動モータ70の回転数を減じて出力するもので、駆動ギヤ81、第1リングギヤ(入力ギヤ)82、第2リングギヤ(出力ギヤ)83及びプラネタリギヤ84を備えている。
図1及び図3に示すように、駆動ギヤ81は、外周部にギヤ部を有した平歯車であり、互いの軸心を合致させた状態で電動モータ70の駆動軸71に固着してある。
第1リングギヤ82は、円筒状を成し、内周面に内周ギヤ部82aを有するとともに、外周面に外周ギヤ部82bを有したものである。この第1リングギヤ82は、自身の軸心を駆動軸71の軸心に合致させた状態で弁通路11における太径部11bの開口端部に配設してあり、弁本体10に対して駆動軸71の軸心回りに回転することが可能である。
第2リングギヤ83は、円柱状を成し、その先端部に形成したギヤ孔の内周面にギヤ部83aを有したもので、ギヤ孔の内径が第1リングギヤ82の内径とほぼ同じで、かつ先端部の外径が第1リングギヤ82の外周ギヤ部82bよりも小さくなるように構成してある。ギヤ孔の内周面に設けたギヤ部83aは、第1リングギヤ82の内周ギヤ部82aと歯数が異なるように構成してある。この第2リングギヤ83は、ギヤ孔を形成した先端面を第1リングギヤ82の下面に対向させ、かつ自身の軸心を駆動軸71の軸心に合致させた状態で弁通路11の太径部11bに配設してあり、弁本体10に対して駆動軸71の軸心回りに回転することが可能である。
この第2リングギヤ83には、スリーブ40に対向する下端面にネジ孔83bが形成してある。ネジ孔83bは、内周面にネジ溝を有した雌ネジ部であり、弁体60の雄ネジ部62に螺合している。
プラネタリギヤ84は、外周部にギヤ部を有した平歯車であり、駆動ギヤ81の周囲に3つ配設してある。これらのプラネタリギヤ84は、それぞれの軸心が駆動ギヤ81の軸心と平行になり、かつ互いに等間隔となる態様で図示せぬキャリヤに支持させてある。個々のプラネタリギヤ84は、ギヤ部を介して駆動ギヤ81、第1リングギヤ82の内周ギヤ部82a及び第2リングギヤ83に歯合しており、それぞれが自身の軸心回りに回転可能、かつ駆動ギヤ81の軸心回りに公転することが可能である。
上述した駆動ギヤ81、第1リングギヤ82、第2リングギヤ83及びプラネタリギヤ84は、駆動ギヤ81をサンギヤとした、いわゆる不思議歯車機構を構成しており、第1リングギヤ82の回転を規制した状態で電動モータ70を駆動し、駆動ギヤ81が回転した場合に第2リングギヤ83が回転することになる。尚、本実施の形態1では、不思議歯車機構を構成する駆動ギヤ81、第1リングギヤ82、第2リングギヤ83及びプラネタリギヤ84として、いずれも合成樹脂材によって成形したものを適用している。
さらに、上記流量制御弁1には、弁本体10において弁通路11に隣接する部位に操作部収容孔16が形成してある。操作部収容孔16は、弁通路11と軸心が平行となるように形成した円柱状の孔である。操作部収容孔16の開口端部は、太径に形成してあり、その一部が弁通路11の太径部11bと連通している。この操作部収容孔16には、4つの係合溝17が設けてある。係合溝17は、図1に示すように、操作部収容孔16に開口する狭幅の凹所であり、周方向に沿って互いに90°ずれた位置に操作部収容孔16の軸心に沿って形成してある。図からも明らかなように、この操作部収容孔16は、上述した蓋プレート15によって開口が閉塞された状態にあり、その内部に操作ギヤ90、ロックワッシャ91及びロックバネ92が配設してある。
操作ギヤ90は、外周部にギヤ部を有した平歯車である。この操作ギヤ90は、操作部収容孔16において太径に形成した開口端部に自身の軸心回りに回転可能に配設し、ギヤ部を介して第1リングギヤ82の外周ギヤ部82bに歯合している。
操作ギヤ90には、その中心部に六角孔90a及び貫通孔90bが形成してある。六角孔90aは、横断面が六角形の開口であり、操作ギヤ90の上端面から上半部分に軸心に沿って形成してある。貫通孔90bは、六角孔90aよりも内径が小さい円形の横断面を有した開口であり、操作ギヤ90の下端面から下半部分に軸心に沿って形成してある。操作ギヤ90の六角孔90aは、図1及び図2に示すように、蓋プレート15に形成した挿入孔15aを介して外部に露出させてある。
また、操作ギヤ90の一端面には、図5に示すように、係合ギヤ部90cが形成してある。係合ギヤ部90cは、操作ギヤ90の端面において貫通孔90bの周囲に放射状に溝を形成することよって構成したものである。係合ギヤ部90cを構成する溝は、周方向に沿って互いに等間隔となるように設けてある。
ロックワッシャ91は、図4に示すように、円板状を成す基部の外周面から複数の噛合片91aが放射状に延在した薄板状部材である。ロックワッシャ91の基部は、上述した操作ギヤ90の貫通孔90bに収容することのできる大きさに形成してある。噛合片91aは、周方向に沿って互いに等間隔となるように設けた櫛歯状部分であり、基部を操作ギヤ90の貫通孔90bに収容させた場合に係合ギヤ部90cの溝に係合することのできる数及び寸法に設定してある。図からも明らかなように、周方向に沿って互いに90°ずれた位置に設けた4つの噛合片(以下、区別する場合に「係合片91a′」という)は、他の噛合片91aよりも大きな長さに形成してあり、それぞれの外周端部が操作部収容孔16の係合溝17に係合している。このロックワッシャ91は、係合片91a′が係合溝17に係合した状態で案内されることにより、軸心回りの回転が規制された状態で操作部収容孔16の軸心に沿って移動することが可能である。
ロックバネ92は、操作部収容孔16の内底面とロックワッシャ91との間に介在し、ロックワッシャ91を常時操作ギヤ90の一端面に押圧するものである。
一方、上記流量制御弁1には、図1に示すように、手動操作部材100が用意してある。手動操作部材100は、流量制御弁1をマニュアル操作する際に用いるもので、把握部101、角柱部102及び押圧部103を有している。把握部101は、操作者が流量制御弁1をマニュアル操作する際に握る部分であり、太径の円柱状に構成してある。角柱部102は、横断面が六角形の柱状に形成したもので、把握部101の一端面から軸心を合致させた状態で延在している。この角柱部102は、操作ギヤ90に形成した六角孔90aに嵌合することのできる寸法に形成してある。押圧部103は、角柱部102よりも細径の円柱状に形成した部分であり、角柱部102の先端から軸心を合致させた状態で延在している。この押圧部103は、操作ギヤ90の貫通孔90bに挿通することのできる外径を有し、かつ角柱部102を操作ギヤ90の六角孔90aに嵌合させた場合に操作ギヤ90の一端面から突出することのできる長さに形成してある。
上記のように構成した流量制御弁1は、2つの接続通路12,13を介して空圧回路の空気通路に介在し、以下に示すように動作して通過する空気の流量制御を行う。尚、弁通路11の中径部11cにおいて弁座部材30とスリーブ40との間に介在させた弾性環50は、接続通路12から接続通路13への流体の通過のみを許容するチェックバルブとして機能するため、弁通路11の細径部11aに接続した接続通路12が上流側となるように配置するものとする。
流量制御弁1が通常状態にある場合には、ロックバネ92の押圧力によってロックワッシャ91が操作ギヤ90の係合ギヤ部90cに噛み合った状態に保持される。このため、弁本体10に対する操作ギヤ90の回転が規制され、さらに操作ギヤ90に歯合する第1リングギヤ82の回転も規制された状態となる。従って、この状態から電動モータ70を駆動すると、駆動ギヤ81の回転によってプラネタリギヤ84が自転しながら公転し、第2リングギヤ83が回転することになる。
第2リングギヤ83が回転すると、雄ネジ部62を介してネジ孔83bに螺合した弁体60がネジの作用によって軸心方向に適宜移動し、弁座部材30の弁座31に対するニードル部61の占位位置が変化する。例えば、電動モータ70を一方方向に回転させると、弁座31に対してニードル部61が進出移動し、その開口面積が減少することになり、通過する空気の流量を減少させることができる。逆に、電動モータ70を他方方向に回転させると、弁座31に対してニードル部61が退行移動し、その開口面積が増大することになり、通過する空気の流量を増大させることができる。従って、電動モータ70の回転方向及びその回転量に応じて弁座31の開口面積を任意に変更することができ、通過する空気の流量制御を行うことが可能となる。
停電等の原因により、電動モータ70を駆動することができない場合には、手動操作部材100を用いて流量制御弁1を動作させることが可能である。すなわち、図6に示すように、蓋プレート15の挿入孔15aから手動操作部材100の押圧部103を操作ギヤ90の六角孔90a及び貫通孔90bに挿入し、角柱部102を六角孔90aに嵌合させると、操作ギヤ90の一端面から突出する押圧部103がロックバネ92の押圧力に抗してロックワッシャ91を押圧することになる。この結果、ロックワッシャ91が操作ギヤ90の一端面から離隔し、係合ギヤ部90cと噛合片91aとの係合状態が解除される。
この状態のまま手動操作部材100を回転操作すると、弁本体10に対して操作ギヤ90が回転することになり、操作ギヤ90に歯合する第1リングギヤ82が回転される。第1リングギヤ82が回転すると、プラネタリギヤ84が自転しながら公転し、プラネタリギヤ84の公転によって第2リングギヤ83部材が回転することになり、弁座部材30の弁座31に対するニードル部61の占位位置を変更することができる。尚、不思議歯車機構は、一般的な遊星歯車機構に比べて伝達効率が悪い。このため、別途駆動ギヤ81の回転を阻止する手段を設けずとも、第1リングギヤ82が回転された場合に駆動ギヤ81が回転することはない。
手動操作部材100を引き抜けば、再びロックバネ92の押圧力によってロックワッシャ91が操作ギヤ90の係合ギヤ部90cに噛み合った状態となる。
ここで、上記流量制御弁1によれば、電動モータ70から弁体60への動力伝達系に不思議歯車機構を構成しているため、本来出力ギヤとなる第2リングギヤ83を入力ギヤとしてはプラネタリギヤ84以降に動力を伝達することができない。つまり、電動モータ70が駆動していない状態においては、第2リングギヤ83が不用意に回転することがなく、これに螺合した弁体60の位置も変化しない。従って、電動モータ70の無通電時において流量制御弁1に振動が加えられたり、弁体60に作用する流体に圧力変化が生じたとしても、弁座31に対するニードル部61の占位位置が変化する恐れがなく、通過する流体の流量変化を可及的に防止することができる。
しかも、電動モータ70から弁体60への動力伝達系に不思議歯車機構を構成しさえすれば、上述した作用効果を奏することができるため、別途弁体60の移動を阻止する手段を設ける必要もなく、製造コストの増大や装置の大型化が招来されることもない。
尚、上述した実施の形態1では、不思議歯車機構を構成しているが、第1リングギヤ82を省略しても構わない。この場合においても、実施の形態1と同様、第2リングギヤ83を入力ギヤとしてプラネタリギヤ84以降に動力を伝達することが困難であるため、第2リングギヤ83が不用意に回転することがない。従って、電動モータ70の無通電時において流量制御弁1に振動が加えられたり、弁体60に作用する流体に圧力変化が生じたとしても、弁座31に対するニードル部61の占位位置が変化する恐れがなく、通過する流体の流量変化を可及的に防止することができる。
また、上述した実施の形態1では、第2リングギヤ83にネジ孔83bを設けるとともに、弁体60に雄ネジ部62を形成し、スリーブ40と弁体60との相対回転を規制することによって電動モータ70の駆動を弁体60の軸方向移動に変換するようにしているが、本発明は必ずしもこれに限定されない。例えば、図7に示す変形例の流量制御弁201ように、第2リングギヤ183と弁体160の基端部との間に二面幅を設けることでこれらの相対回転を規制し、かつ弁体160とスリーブ140との間にネジ溝164,144を形成して両者を螺合させるようにしても良い。この変形例においても、電動モータ70を駆動すれば、弁体160とスリーブ140との間のネジの作用によって弁体160が軸方向に移動し、弁座部材30の弁座31に対するニードル部161の占位位置を変更することができる。尚、この変形例において実施の形態1と同様の構成に関しては、同一の符号を付し、それぞれの詳細説明を省略している。
さらに、上述した実施の形態1では、操作ギヤ90に対して手動操作部材100を着脱可能に配設しているため、不要時においては弁本体10から取り外すことにより通常使用時における流量制御弁1の場積を小型化することが可能であるが、操作ギヤ90と手動操作部材100とを一体に成形し、弁本体10から常時手動操作部材100が突出するように構成しても良い。
(実施の形態2)
図8は、本発明の実施の形態2である流量制御弁を示したものである。ここで例示する流量制御弁は、実施の形態1と同様、空気を作動流体として構成された空圧回路の空気通路に適用され、通過する空気量を制御するためのもので、実施の形態1とは、電動モータから弁体への動力伝達系の構成のみが異なっている。
すなわち、実施の形態2の流量制御弁301では、弁体360とスリーブ340との間にネジ溝364,344を形成して両者を螺合させ、かつ弁体360の上端部に被駆動ギヤ363を固着している。
一方、回転アクチュエータである電動モータ370は、駆動軸371の軸心が弁体360の軸心からずれた位置において弁本体310の上面に取り付けてある。減速機構380は、駆動ギヤ381、第1リングギヤ382、第2リングギヤ383、プラネタリギヤ384を備えている。
駆動ギヤ381は、外周部にギヤ部を有した平歯車であり、互いの軸心を合致させた状態で電動モータ370の駆動軸371に固着してある。
第1リングギヤ382は、円筒状を成し、内周面に内周ギヤ部382aを有したもので、弁本体310の上端部を覆う蓋プレート315に取り付けてある。
第2リングギヤ383は、円柱状を成し、その先端部に形成したギヤ孔の内周面にギヤ部383aを有したもので、ギヤ孔の内径が第1リングギヤ382の内径とほぼ同じとなるように構成してある。ギヤ孔の内周面に設けたギヤ部383aは、第1リングギヤ382の内周ギヤ部382aと歯数が異なる。この第2リングギヤ383は、ギヤ孔を形成した先端面を第1リングギヤ382の下面に対向させ、かつ自身の軸心を駆動軸371の軸心に合致させた状態で配設してあり、弁本体310に対して駆動軸371の軸心回りに回転することが可能である。
この第2リングギヤ383には、出力ギヤ383bが設けてある。出力ギヤ383bは、第2リングギヤ383の基端部に設けた軸部383cに固着した平歯車であり、弁体360に設けた被駆動ギヤ363に歯合している。
プラネタリギヤ384は、外周部にギヤ部を有した平歯車であり、駆動ギヤ381の周囲に3つ配設してある。これらのプラネタリギヤ384は、それぞれの軸心が駆動ギヤ381の軸心と平行になり、かつ互いに等間隔となる態様で図示せぬキャリヤに支持させてある。個々のプラネタリギヤ384は、ギヤ部を介して駆動ギヤ381、第1リングギヤ382の内周ギヤ部382a及び第2リングギヤ383のギヤ部383aに歯合しており、それぞれが自身の軸心回りに回転可能、かつ駆動ギヤ381の軸心回りに公転することが可能である。
上述した駆動ギヤ381、第1リングギヤ382、第2リングギヤ383及びプラネタリギヤ384は、駆動ギヤ381をサンギヤとした、いわゆる不思議歯車機構を構成しており、第1リングギヤ382の回転が規制されているため、電動モータ370を駆動した場合に、第2リングギヤ383及びその出力ギヤ383bが回転することになる。この実施の形態2においても、不思議歯車機構を構成する駆動ギヤ381、第1リングギヤ382、第2リングギヤ383及びプラネタリギヤ384として合成樹脂材によって成形したものを適用している。
尚、実施の形態2において実施の形態1と同様の構成に関しては、同一の符号を付してそれぞれの詳細説明を省略する。
上記のように構成した流量制御弁301では、電動モータ370を駆動すると、駆動ギヤ381の回転によってプラネタリギヤ384が自転しながら公転し、第2リングギヤ383及び出力ギヤ383bが回転することになることになり、さらに第2リングギヤ383の回転が被駆動ギヤ363を介して弁体360に伝達される。この結果、弁体360とスリーブ340との間のネジの作用によって弁体360が軸方向に移動し、弁座部材30の弁座31に対するニードル部361の占位位置を変更することができ、通過する空気の流量制御を行うことが可能となる。
ここで、上記流量制御弁301によれば、電動モータ370から弁体360への動力伝達系に不思議歯車機構を構成しているため、出力ギヤ383bからプラネタリギヤ384以降に動力を伝達することができない。つまり、電動モータ370が駆動していない状態においては、出力ギヤ383b及び第2リングギヤ383が不用意に回転することがなく、これに螺合した被駆動ギヤ363及び弁体360の位置も変化しない。従って、電動モータ370の無通電時において流量制御弁301に振動が加えられたり、弁体360に作用する流体に圧力変化が生じたとしても、弁座31に対するニードル部361の占位位置が変化する恐れがなく、通過する流体の流量変化を可及的に防止することができる。
しかも、電動モータ370から弁体360への動力伝達系に不思議歯車機構を構成しさえすれば、上述した作用効果を奏することができるため、別途弁体360の移動を阻止する手段を設ける必要もなく、製造コストの増大や装置の大型化が招来されることもない。
1 流量制御弁
10 弁本体
16 操作部収容孔
17 係合溝
30 弁座部材
31 弁座
40 スリーブ
60 弁体
61 ニードル部
62 雄ネジ部
70 電動モータ
71 駆動軸
80 減速機構
81 駆動ギヤ
82 第1リングギヤ
83 第2リングギヤ
83b ネジ孔
84 プラネタリギヤ
90 操作ギヤ
90c 係合ギヤ部
91 ロックワッシャ
92 ロックバネ
100 手動操作部材

Claims (6)

  1. 回転アクチュエータの駆動により弁本体に対して弁体を作動させ、弁座に対する弁体の位置を変更することによって通過する流体の流量を変化させる流量制御弁において、
    回転アクチュエータの駆動軸に取り付けた駆動ギヤと、
    前記駆動ギヤをサンギヤとして歯合し、自身の軸心回りに回転可能、かつ前記駆動ギヤの軸心回りに公転可能に配設したプラネタリギヤと、
    前記駆動ギヤの軸心回りに回転可能に配設し、ギヤ部を介して前記プラネタリギヤに歯合する出力ギヤと
    を備え、前記出力ギヤの回転を駆動源として前記弁体を作動させることを特徴とする流量制御弁。
  2. 前記弁体は、弁座に対して進退移動することにより通過する流体の流量を変化させるニードルであり、その基端部に雄ネジ部を有するとともに、弁本体に相対回転が規制された状態で配設されており、
    前記出力ギヤは、前記弁体の雄ネジ部に螺合する雌ネジ部を有した
    ことを特徴とする請求項1に記載の流量制御弁。
  3. 前記弁体は、弁座に対して進退移動することにより通過する流体の流量を変化させるニードルであり、その外周面にネジ溝を有するとともに、その基端部が前記出力ギヤに相対回転が規制された状態で連結されており、
    前記弁本体は、前記弁体を挿入する筒状を成し、かつ内周面に前記ネジ溝に螺合する雌ネジ部を有した
    ことを特徴とする請求項1に記載の流量制御弁。
  4. 前記駆動ギヤの軸心回りに回転可能に配設し、前記出力ギヤとは異なる歯数のギヤ部を介して前記プラネタリギヤに歯合する入力ギヤと、
    前記入力ギヤに歯合し、外部からの操作によって回転可能に配設した操作ギヤと、
    前記弁本体に対する前記操作ギヤの回転を規制する回転規制手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の流量制御弁。
  5. 先端部に押圧部を有するとともに、前記押圧部よりも基端側となる部位に角柱部を有した手動操作部材をさらに具備し、
    前記操作ギヤは、中心部に前記手動操作部材の押圧部を挿入可能、かつ前記角柱部に嵌合する嵌合孔を有したものであり、
    前記回転規制手段は、
    前記弁本体に相対回転が規制された状態で前記操作ギヤに対して離接可能に配設し、前記操作ギヤに当接した場合に互いに係合する一方、前記嵌合孔に前記手動操作部材が挿入された場合に前記押圧部によって前記操作ギヤから離隔されるロック部材と、
    前記ロック部材を前記操作ギヤに押圧する押圧部材と
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載の流量制御弁。
  6. 前記弁本体は、前記出力ギヤを回転可能に支持する収容孔を有したことを特徴とする請求項1に記載の流量制御弁。
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