JP2010222807A5 - - Google Patents

Description

上記課題を解決するために、本発明に係る水洗圧送移動式便器は、便器本体と、該便器本体に給水ホース及び排水ホースを介して連結され、かつ建物に設けられた固定側給排水継手に着脱自在に連結される移動側給排水継手と、前記便器本体の排水口に連結され、前記排水ホースを介して汚水を圧送する圧送装置と、前記便器本体に水を供給する給水装置と、前記圧送装置及び前記給水装置を制御する制御手段と、を備え、設置箇所が変更可能な水洗圧送移動式便器において、前記水栓圧送移動式便器が設置されている場所の排水環境に適合させることを指示する排水環境適合指示手段を備え、前記制御手段は、前記排水環境適合指示手段から出力される適合指示信号に基づいて排水流量を変更するように構成されていることを特徴とする。

Claims (10)

1. 便器本体と、
   該便器本体に給水ホース及び排水ホースを介して連結され、かつ建物に設けられた固定側給排水継手に着脱自在に連結される移動側給排水継手と、
   前記便器本体の排水口に連結され、前記排水ホースを介して汚水を圧送する圧送装置と、
   前記便器本体に水を供給する給水装置と、
   前記圧送装置及び前記給水装置を制御する制御手段と、を備え、設置箇所が変更可能な水洗圧送移動式便器において、
   前記水栓圧送移動式便器が設置されている場所の排水環境に適合させることを指示する排水環境適合指示手段を備え、
   前記制御手段は、前記排水環境適合指示手段から出力される適合指示信号に基づいて排水流量を変更するように構成されていることを特徴とする水洗圧送移動式便器。
2. 前記制御手段は、
   前記水栓圧送移動式便器が設置されている場所の排水環境を測定し、その排水環境測定値に基づく排水流量を決定すると共にその排水流量を記憶し、以降の排水時における排水流量としてその記憶した排水流量を使用して排水制御を実行する排水環境適合手段を備えていることを特徴とする請求項１に記載の水洗圧送移動式便器。
3. 前記排水環境適合手段は、商用電源が前記制御手段に投入された際、若しくは前記排水環境適合指示手段から出力される前記適合指示信号を受信した際に排水環境を測定することを特徴とする請求項２に記載の水洗圧送移動式便器。
4. 前記圧送装置には貯留槽が設けられており、
   前記排水環境適合手段による排水環境の測定は、予め決定されている水量の水を前記貯留槽に貯め、その貯められた水を排出することで排水環境を推定して行われ、その推定に基づいて前記排水流量が決定されることを特徴とする請求項３に記載の水洗圧送移動式便器。
5. 排水流量の変更は、排水を２回実行するものであって、後に実行する排水の排水流量を増やすことで実行され、
   その実行によって排水環境への適合が行われることを特徴とする請求項１又は２に記載の水洗圧送移動式便器。
6. 排水流量の変更は、排水回数を増やすことで実行され、
   その実行によって排水環境への適合が行われることを特徴とする請求項１又は２に記載の水洗圧送移動式便器。
7. 排水流量の変更は、所定量以下の変更にあっては排水回数を増やさずに排水流量を増加することで実行され、所定量を超える変更にあっては排水回数を増やすことで実行され、
   その実行によって排水環境への適合が行われることを特徴とする請求項１又は２に記載の水洗圧送移動式便器。
8. 排水流量の変更は、所定の排水回数毎に排水量を増加させることで実行され、
   その実行によって排水環境への適合が行われることを特徴とする請求項１又は２に記載の水洗圧送移動式便器。
9. 所定の排水回数毎にクリーニング工程が実行されるように構成され、そのクリーニング工程において排水量を変更することで排水環境への適合が行われることを特徴とする請求項１又は２に記載の水洗圧送移動式便器。
10. 前記制御手段は、前記圧送装置の動作時における排水状態を測定し、その排水状態測定値が予め記憶された排水異常判定閾値を下回った時に排水異常処理を実行するものであって、
    排水流量の変更と共に、前記排水環境測定値に基づいて前記排水異常判定閾値も変更することを特徴とする請求項２に記載の水洗圧送移動式便器。