JP2010221545A - ホワイトボード - Google Patents

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Abstract

【課題】ホワイトボードに対する筆記具による手書きの操作性を維持したまま、筆記具の筆跡情報を取得するホワイトボードを提供すること目的とする。
【解決手段】筆記具により描画されるボード本体10と、ボード本体10の描画領域11の周辺に設けられた境界部15と、ボード本体10の描画面側に互いに異なる位置に配置され、ボード本体10上で使用されている筆記具5、6を、境界部15と共に撮像する複数個の撮像部20、21と、撮像部20、21により撮像されたカラーの画像データを送信する送信部25、26と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、マーカー等の筆記具により、文字や絵が描かれるホワイトボードに関する。
ホワイトボードは、会議等の場において、様々な色のマーカー等の筆記具によりホワイトボードの描画面に文字や図面を書き込んで、情報やアイデアを共有したり、具現化したりしながら、議論等を進めていく場合等に利用されている。そして、ホワイトボードに手書きで筆記された文字や図を記録するため、ロールアップできるホワイトボードの場合、表面を光学的にスキャンできる構成にしたり、電子的ホワイトボードの場合、ホワイトボードの描画面自体にセンサを設け、専用の電子的なペンと組み合わせ、筆跡情報を取得できる構成にしたりしている。例えば、特許文献1には、走査電極が形成された第1基板と信号電極が形成された第2基板との間に電圧の印加を停止した状態で表示を維持する液晶表示素子と、この液晶表示素子の画面上における筆記具の位置検出を行うタッチパネルとを組み合わせた表示パネルと、液晶表示素子への画像の表示を行う制御手段とを備えた電子表示装置が開示されている。
特開2001−142425号公報
ところで、ホワイトボードは、ホワイトボードの描画面をスクリーン代わりにしてプロジェクタからの映像を映し出しながら、同時にマーカー等の筆記具により描画面に書き込みが行われる利用形態もある。
このような利用形態では、通常のホワイトボードや、描画面をロールアップしながらスキャンできるホワイトボードの場合、プロジェクタからの映像と、描画面に書き込まれた文字等とをリンクして、記憶して残すことは難しかった。
また、電子的ホワイトボード場合、操作性の面やペンの色を使い分けるといった点で、通常のマーカー等の筆記具に比べ十分ではなく、書きやすいという利点がそがれていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ホワイトボードに対する筆記具による手書きの操作性を維持したまま、筆記具の筆跡情報を取得するホワイトボードを提供すること目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、筆記具により描画されるボード本体と、前記ボード本体の描画領域の周辺に設けられた境界部と、前記ボード本体の描画面側に互いに異なる位置に配置され、前記ボード本体上で使用されている前記筆記具を、前記境界部と共に撮像する複数個の撮像部と、前記撮像部により撮像されたカラーの画像データを送信する送信部と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のホワイトボードにおいて、前記境界部が、前記描画領域に対する壁面と、前記壁面に境界を示すデザインと、を有することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のホワイトボードにおいて、前記境界部が、前記描画領域の面に対して平行な平行面と、前記平行面に境界を示すデザインと、を有し、前記撮像部が、前記描画領域の面側から垂直方向に、前記平行面より高さを有して設置されていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項2または請求項3に記載のホワイトボードにおいて、前記デザインが、規則的なパターンであることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4に記載のホワイトボードにおいて、前記送信部からの画像データから前記筆記具の色および位置を算出する算出部を、更に備えたことを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5に記載のホワイトボードにおいて、前記算出部は、前記筆記具の色が、予め設定された消去するための色の場合、前記筆記具の位置に基づき、前記描画領域において描画を消去する消去領域を算出することを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項6に記載のホワイトボードにおいて、前記撮像部が、3個であることを特徴とする。
本発明によれば、筆記具により描画されるボード本体と、ボード本体の描画領域の周辺に設けられた境界部と、ボード本体の描画面側に互いに異なる位置に配置され、ボード本体上で使用されている筆記具を、境界部と共に撮像する複数個の撮像部と、撮像部により撮像されたカラーの画像データを送信する送信部と、を備えたことにより、複数個の撮像部からの画像データから筆記具による手書き筆跡情報を算出でき、ホワイトボードに対する筆記具による手書きの操作性を維持したまま、筆記具の筆跡情報を取得するホワイトボードを提供することができる。
本発明に係る第1実施形態に係るホワイトボードの概要構成例を示す模式図である。 図1に示した境界部の概要構成例を示す斜視図である。 図1のホワイトボードを横方向から見た概要構成例を示す模式図である。 図1に示した算出部の動作例を示すフローチャートである。 図1に示した筆記具に対する境界認識の一例を示す模式図である。 図1に示した境界部を背景とした消去用の筆記具の一例を示す模式図である。 図1に示した撮像部と境界部と筆記具との関係の一例を示す模式図である。 図1に示した筆記具の先端の位置を算出方法の一例を示す説明図である。 図1に示した撮像部と境界部と筆記具との関係の一例を示す模式図である。 図1に示した筆記具の先端の位置を算出方法の一例を示す説明図である。 本発明に係る第2実施形態に係るホワイトボードの概要構成例を示す模式図である。 図11のホワイトボードを横方向から見た概要構成例を示す模式図である。 本発明に係る第3実施形態に係るホワイトボードの概要構成例を示す模式図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明に係る第1実施形態に係るホワイトボードの概要構成および機能について、図1から図2を用いて説明する。
図1は、本発明に係る第1実施形態に係るホワイトボードの概要構成例を示す模式図である。図2は、境界部の概要構成例を示す斜視図である。図3は、ホワイトボードを横方向から見た概要構成例を示す模式図である。
図1に示すように、ホワイトボード1は、ホワイトボード用のペン等の筆記具5により描画されるボード本体10と、ボード本体10の描画領域11の周辺に設けられた境界部15と、ボード本体10上で使用されている筆記具5、6を撮像する複数個の撮像部20、21と、撮像部20、21により撮像されたカラーの画像データを送信する送信部25、26と、送信部25、26からの画像データから筆記具5、6の色および位置を算出する算出部30を、備える。そして、ホワイトボード1は、パーソナルコンピュータ(Personal Computer)35に接続され、パーソナルコンピュータ35は、プロジェクタ40に接続されている。
ボード本体10は、白色の樹脂がコーティングされた薄い鋼板であり、描画領域11に、筆記具5の一例としてのアルコール系インキのマーカー(ペン)により、文字や絵を描ける構成である。また、描画領域11に描かれた文字等を消去する場合は、消去用の筆記具6が使用される。なお、描画領域11の色は、白色に限らず、マーカーにより描かれた文字等の色や形が分かればよい。
境界部15は、図2や図3に示すように、描画領域11に対する壁面15aと、壁面に境界を示すデザイン15bとを有し、撮像部20、21からの視野により、描画領域11における筆記具5の背景となる。
境界部15は、図1に示すように、ホワイトボード本体10に対して隅D−隅Aの辺、隅A−隅Bの辺、隅B−隅Cの辺に形成されている。壁面15aの高さは、およそ10mmであり、筆記具5のペン先5aの背景となる高さであればよい。また、デザイン15bは、図2に示すように、規則的なパターンの一例であるグリッドパターンで、筆記具5のペン先5aを算出しやすい構成である。なお、壁面15aは、描画領域11に対して垂直である必要はなく、撮像部20、21の視野に入り、筆記具5の背景として写ればよい。
撮像部20、21は、CCD(Charge Coupled Device Image Sensor)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の撮像素子や、視角を広げるためのレンズを有し、ボード本体10の描画面11側に互いに異なる位置に配置され、ボード本体10上で使用されている筆記具5を、境界部15と共に撮像するカラーのカメラの機能を有する。
撮像部20は、図1に示すように、境界部15の隅A、隅B、隅Cがカメラの視野に入るように、固定されている。また、撮像部21は、境界部15の隅D、隅A、隅Bがカメラの視野に入るように、固定されている。
送信部25、26は、撮像部20、21のインターフェースであり、撮像部20、21が撮像した画像データを撮像部20、21の外部に送信する。
算出部30は、CPU(Central Processing Unit)や、RAM(Random Access Memory)や、ROM(Read-Only Memory)や、EPROM(Erasable Programmable ROM)等の不揮発メモリや外部との受送信を行うインターフェースを有し、ペン先の色を認識したり、ペン先の座標を算出したりして、筆跡情報を取り出し、外部に送信する。また、算出部30の不揮発メモリ等には、ペン先の色を認識したり、ペン先の座標を算出したりするプログラムが書き込まれている。なお、算出部30が、Bluetooth等の無線通信手段を有し、ホワイトボード1とパーソナルコンピュータ35との接続を、無線による接続にしてもよい。
パーソナルコンピュータ35は、CPUや、RAMや、ROMや、ハードディスクドライブ等の記憶装置や、インターフェースや、プレゼンテーション用のアプリケーションやプレゼンテーション用の画像データ等を有し、ホワイトボード1の算出部30から、筆跡情報や色情報と受信したり、プロジェクタ40にプレゼンテーション用の画像データを送信したり、プレゼンテーション用の画像データと関連付けて、筆跡情報を記憶したりする。
プロジェクタ40は、画像データを再生させる液晶パネルや、液晶パネルに再生された画像データを投影させるための高圧水銀灯等の光源や、投影先に焦点を合わせるためのレンズ系を有し、パーソナルコンピュータ35からの画像データに基づき、ホワイトボード1の描画領域11に画像を投影する。
次に、ホワイトボード1のシステムの動作例、特に算出部30の動作例について、図4から図6に基づき説明する。
図4は、算出部30の動作例を示すフローチャートである。図5は、筆記具5に対する境界認識の一例を示す模式図である。図6は、境界部15を背景とした消去用の筆記具6の一例を示す模式図である。
図4に示すように、算出部30は、送信部25、26からカラーの画像データを取得する(ステップS1)。
次に、算出部30は、取得した画像データに基づき、筆記具5、6が撮像部20、21の視野に対して境界部15より手前か否かを判定する(ステップS2)。具体的には、図5に示すように、算出部30は、境界部15が隠れている部分があるか否かを判定する。図5に示すように、筆記具5が境界部15より奥であるならば、撮像部20、21の視野から、境界部15は筆記具5により隠されず、画像データは、境界部15のグリッドパターンのみとなる。
筆記具5、6が撮像部20、21の視野に対して境界部15より奥の場合(ステップS2;NO)、算出部30は、ステップS1に戻り、筆記具5、6が境界部15の手前にあると判定できるまで繰り返す。
筆記具5、6が撮像部20、21の視野に対して境界部15より手前の場合(ステップS2;YES)、算出部30は、筆記具5、6の先端(ペン先)5a部分の画像データを抽出する(ステップS3)。具体的には、図5に示すように、算出部30は、撮像部20、21の画像データに対して、それぞれ、壁面15aの底面側に画像抽出枠50を設定し、画像抽出枠50内におけるペン先5a部分の画像の重心が、境界部15の長手方向において、ほぼ中心になるように、画像抽出枠50の位置を決定する。
なお、算出部30は、白色以外の場合で、画像抽出枠50の面積に対するペン先5a部分が占める面積がある閾値以上の場合、筆記具5でないと判定できるようにすると、例えば、指で指し示している場合は、指と筆記具5との区別可能となり、より正確に筆跡情報を取得できる。また、算出部30が、ペン先5a部分の形も認識するようにしたり、ペン先5a部分の傾きを算出したりすることにより、さらに精度よく筆跡情報を取得できる。なお、ペン先5aの画像の抽出に関しては、算出部30が、ペン先5a画像のエッジ画像を求め、ペン先5aの画像を抽出する。
次に、算出部30は、筆記具5、6の色を認識する(ステップS4)。具体的には、算出部30は、画像抽出枠50におけるペン先5aの画像部分を抽出し、画像データの色(RGB)情報から、色を認識する。例えば、各256段階のRGBに対して、算出部30は、R=255付近、G=0〜100、B=0〜100を赤色の筆記具5として認識し、R=0〜100、G=0〜100、B=255付近を青色の筆記具5として認識し、R=0〜100、G=255付近、B=0〜100を緑色の筆記具5として認識し、R=0〜100、G=0〜100、B=0〜100を黒色の筆記具5として認識し、R=150〜255、G=150〜255、B=150〜255を白色の筆記具6として認識する。これらのように幅を持たせて色を認識させる。なお、算出部30は、これ以外の色は、筆記具5、6でないと判定するようにすれば、筆記具5による描画でないと判定でき、より正確に筆跡情報を取得できる。
次に、算出部30は、ペン先5aの位置情報を算出する(ステップS5)。具体的には、図5に示すように、算出部30は、境界部15の隅A、B、C、Dを基準に、グリッドをカウントして画像抽出枠50の位置を大まかに算出する。さらに、算出部30は、画像抽出枠50部分の画像データを切り出し、ペン先5aの位置を詳細に算出する。
次に、算出部30は、描画領域11におけるペン先5aの座標を算出する(ステップS6)。この座標の算出については、後述する。
次に、算出部30は、ペン先5aの色が白色か否かを判定する(ステップS7)。具体的には、図6に示すように、筆記具6であり、算出部30は、ステップS4における色の認識結果に基づき判定する。
ペン先5aの色が白色でない場合(ステップS7;NO)、算出部30は、ステップS6おける座標データとステップS4における色データとをRAMや不揮発メモリ等のメモリに記憶する(ステップS8)。
そして、ペン先5aの色が白色の場合(ステップS7;YES)、算出部30は、座標周辺の領域の筆跡情報をメモリから消去する(ステップS9)。このように、算出部30は、筆記具5、6の色が、予め設定された消去するための色(白色)の場合、筆記具6の位置に基づき、描画領域11において描画を消去する消去領域を算出する。
次に、算出部30は、パーソナルコンピュータ35に筆跡情報や色情報を送信する(ステップS10)。具体的に、ホワイトボード1が送信スイッチを備え、送信スイッチが押された場合に、算出部30が、筆跡情報や色情報を送信するようにする。なお、情報を送信するタイミングは、ある程度筆跡情報がメモリに蓄積した段階や、プレゼンテーション用のアプリケーションのファイルにおけるスライドのページが切り替わったタイミングでもよく、逐次送信でもよい。
次に、算出部30から筆跡情報や色情報を受信したパーソナルコンピュータ35のCPUは、プロジェクタに投影したデータに筆跡情報や色情報を追加する(ステップS11)。具体的には、パーソナルコンピュータ35のCPUは、ホワイトボード1の送信スイッチが押された間等の筆跡情報等の受信の間に、投影したスライドの番号と共に、筆跡情報および色情報を記憶装置に記憶する。
次に、ステップS5のペン先の座標の算出について、図7から図10に基づき詳細に説明する。
図7は、撮像部20と境界部15と筆記具5との関係の一例を示す模式図である。図8は、筆記具5、6の先端の位置を算出方法の一例を示す説明図である。図9は、撮像部21と境界部15と筆記具5との関係の一例を示す模式図である。図10は、筆記具5、6の先端の位置を算出方法の一例を示す説明図である。
ホワイトボード1の描画領域11の横幅をW、高さをHとした場合、撮像部20、21を用いて以下ようにペン先5aや消去用筆記具6の座標の算出を行う。
図7に示すように、撮像部20のカメラ視点の場合、ペン先5aの映像は、境界部15の壁面15aにおいて、隅Aから隅Bの間に写って見える。算出部30は、隅Aや隅Bや隅C等を基点として、グリッドをカウントすることにより、壁面15aのグリッドパターンにおけるペン先5aの位置を求める。
図8に示すように、撮像部20のカメラ視点において、ペン先5aの映像が、隅Aから隅Bの間ある場合、すなわち、隅B−隅Aの領域でペン先5aを認識した場合(隅Bを基点にmの位置で認識)、座標の原点を隅Dとして、ホワイトボード本体10の描画領域11におけるペン先5aを通る直線の式は、
Figure 2010221545
となる。
また、図8に示すように、撮像部20のカメラ視点において、ペン先5aの映像が、隅Bから隅Cの間ある場合、すなわち、隅B−隅Cの領域でペン先5aを認識した場合(隅Bを基点にmの位置で認識)、座標の原点を隅Dとして、ホワイトボード本体10の描画領域11におけるペン先5aを通る直線の式は、
Figure 2010221545
となる。
次に、図9に示すように、撮像部21のカメラ視点の場合、ペン先5aの映像は、境界部15の壁面15aにおいて、隅Aから隅Dの間に写って見える。算出部30は、隅Aや隅Bや隅D等を基点として、グリッドをカウントすることにより、壁面15aのグリッドパターンにおけるペン先5aの位置を求める。
図10に示すように、撮像部21のカメラ視点において、ペン先5aの映像が、隅Aから隅Dの間ある場合、すなわち、隅A−隅Dの領域でペン先5aを認識した場合(隅Aを基点にnの位置で認識)、座標の原点を隅Dとして、ホワイトボード本体10の描画領域11におけるペン先5aを通る直線の式は、
Figure 2010221545
となる。
また、図10に示すように、撮像部21のカメラ視点において、ペン先5aの映像が、隅Aから隅Bの間ある場合、すなわち、隅A−隅Bの領域でペン先5aを認識した場合(隅Aを基点にnの位置で認識)、座標の原点を隅Dとして、ホワイトボード本体10の描画領域11におけるペン先5aを通る直線の式は、
Figure 2010221545
となる。
以上、式(1)OR式(2)=式(3)OR式(4)の連立方程式を解き、ペン先5a等のX,Y座標を算出する。
例えば、式(1)=式(3)から、
Figure 2010221545
Figure 2010221545
となる。式(5)および式(6)ようにペン先5aの座標を明示的に算出できる。例えば、W=1900mm、H=600mmのホワイトボード1の描画領域11があると仮定し、撮像部20の画像データから、隅A−隅B領域でm=700mm、撮像部21の画像データから、隅A−隅D領域でn=200mmと、算出部30が算出した場合、ホワイトボード1上の座標は、X≒562.9、Y≒281.5となる。なお、算出部30は、算出した座標点が描画領域11に内にあるか等の矛盾がないか判定もしている。
このように本実施形態によれば、ホワイトボード1は、筆記具5、6により描画されるボード本体10と、ボード本体10の描画領域11の周辺に設けられた境界部15と、ボード本体10の描画面側に互いに異なる位置に配置され、ボード本体10上で使用されている筆記具5、6を、境界部15と共に撮像する複数個の撮像部20、21と、撮像部20、21により撮像されたカラーの画像データを送信する送信部25、26と、を備えたことにより、複数個の撮像部20、21からの画像データから筆記具5、6による手書き筆跡情報を算出でき、ホワイトボード1に対する筆記具5、6による手書きの操作性を維持したまま、筆記具5、6の色情報を含む筆跡情報を取得できる。
また、取得した筆跡情報を外部記憶装置に記憶させたり、プリントアウトして配布したりすることも可能である。
また、ホワイトボード1をプロジェクタ40と共に用いた場合、ホワイトボード1に対する筆記具による手書きの操作性を維持したまま、プロジェクタ40のプレゼンテーションデータと、筆記具5、6の色情報を含む筆跡情報とをリンクして保存させることもできる。
また、ホワイトボード1はシンプルな構成であり、通常のホワイトボード専用インキペンを利用して書き込みの筆跡情報を取得するため、特殊な電子的ペンや、その操作も不要である。また、電子的ペンや、ホワイトボードの描画領域に圧力センサを設けたり、描画領域を液晶タッチパネルで構成させたり不要であるため、ホワイトボード1を生産するコストを下げることができる。
また、境界部15が、描画領域11に対する壁面15aと、壁面15aに境界を示すデザインと、を有する場合、撮像部20、21の視野に、壁面15aに境界を示すデザインを背景としたペン先5a等の画像データを取得できるため、筆記具5、6の位置が特定しやすくなる。
また、壁面15aのデザインが、グリッドパターンのような規則的なパターンである場合、筆記具5、6の位置の算出が容易となる。
また、ホワイトボード1が、送信部25、26からの画像データから筆記具5、6の色および位置を算出する算出部30を、更に備えたことにより、ホワイトボード1が、筆記具5、6の位置等を算出できるため、パーソナルコンピュータ35側に、筆記具5、6の位置等を算出するアプリケーションをインストールしたり、操作をしたりする必要がないため、ユーザが使用しやすくなる。
また、算出部30が、筆記具5、6の色が、予め設定された消去するための色の場合、筆記具6の位置に基づき、描画領域11において描画を消去する消去領域を算出することにより、ユーザが描画領域11に描かれた文字等を消しやすくなる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るホワイトボードについて説明する。
まず、第2実施形態に係るホワイトボードの概要構成について、図に基づき説明する。なお、前記第1実施形態と同一または対応する部分には、同一の符号を用いて異なる構成および作用のみを説明する。その他の実施形態および変形例も同様とする。
図11は、本発明に係る第2実施形態に係るホワイトボード2の概要構成例を示す模式図である。図12は、撮像部と境界部とを横方向から見た概要構成例を示す模式図である。
図11に示すように、ホワイトボード2は、第1実施形態とは異なり、ボード本体10Bと、ボード本体10Bの描画面側にプリントされたパターンにより形成された境界部15Bと、撮像部20B、21Bと、撮像部20B、21Bを、描画領域11Bの面側から垂直方向に、平行面より高さを有して設置させる支持体16と、を備える。なお、撮像部20B、21Bのインターフェースである送信部は図中省略してある。
境界部15Bは、描画領域11Bの面に対して平行な平行面と、平行面に境界を示すデザインと、を有する。
図12に示すように、撮像部20Bのカメラ視点は、支持体16により、境界部15Bを背景として、筆記具5の画像データを取得できる位置に設定される。
このような境界部15Bの構成でも、ステップS2のように算出部30は、筆記具5、6が撮像部20B、21Bの視野に対して境界部15Bより手前か否かを判定できる。但し、境界部15Bが、ペン先5aの背景にはならないので、ステップS3以降は、筆記具5の傾きや、画像の画像重心等から、位置情報を算出する。
このように本実施形態によれば、境界部15Bが、描画領域11Bの面に対して平行な平行面と、この平行面に境界を示すデザインと、を有し、撮像部20B、21Bが、描画領域11Bの面側から垂直方向に、平行面より高さを有して設置されている場合、第1実施形態のように壁面15aが不要となり、ホワイトボード2の部品数が少なくて済み、生産効率を上げ、コストを下げることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係るホワイトボードについて図に説明する。
まず、第3実施形態に係るホワイトボードの概要構成について、図に基づき説明する。
図13は、本発明に係る第3実施形態に係るホワイトボードの概要構成例を示す模式図である。
図13に示すように、ホワイトボード3は、第2実施形態とは異なり、ボード本体10Cと、描画領域11Cの周辺全体にプリントされた境界部15Cと、4個の撮像部20C、21C、22C、23Cと、撮像部20C、21C、22C、23Cを各々支える4つの支持体16と、を備える。なお、撮像部20C、21C、22C、23Cのインターフェースである送信部は図中省略してある。
各撮像部20C、21C、22C、23Cは、別々の角度から、筆記具5、6を撮像する。例えば、図13に示すように、撮像部20Cは、隅A−隅B−隅Cの領域の境界部15Cをカバーし、撮像部21Cは、隅D−隅A−隅Bの領域の境界部15Cをカバーし、撮像部22Cは、隅A−隅D−隅Cの領域の境界部15Cをカバーし、撮像部23Cは、隅B−隅C−隅Dの領域の境界部15Cをカバーする。なお、第1実施形態のように壁面15aを設け、撮像部20等を4箇所に設置しても同様である。
これら各撮像部20C、21C、22C、23Cからの各画像データに基づき、算出部30は、描画領域11Cにおける筆記具5、6の座標を算出する。
このように本実施形態によれば、撮像部20C、21C、22C、23Cが、少なくとも3個であるので、筆記具5、6が手に隠れて、撮像部20C、21C、22C、23Cのうち、いずれか2つからの画像データを取得できなくても、算出部30は、描画領域11Cにおける筆記具5、6の座標を算出する。
また、撮像部20C、21C、22C、23Cからの少なくとも3つの画像データにより、筆記具5、6の位置を特定するため、より正確に筆記具5、6の位置を特定でき、雑音に対しても頑健となる。
なお、第1から第3実施形態では、デザイン15bとして、規則的パターンを用いたが、筆記具5、6の位置が特定できればよいので、境界を示すデザインは、風景画のような絵柄でもよい。算出部は風景のどの位置にあるが、例えば、風景と隅Aを基点とした位置との関連のルックアップ・テーブルを予め用意しておき、ルックアップ・テーブルに基づき、筆記具5、6の位置を特定してもよい。
また、筆記具5、6の座標を算出する際、筆記具5、6を通過する直線の方程式の連立方程式を利用したが、三角測量のように、例えば、撮像部20、21間の距離と、撮像部20、21からの角度とにより、座標を算出してもよい。
また、算出部30の一部機能や全機能を、パーソナルコンピュータ35に行わせても良い。例えば、算出部30が、ペン先の位置情報や色情報を認識し、パーソナルコンピュータ35に送信して、パーソナルコンピュータ35が座標を算出したり、送信部25、26から直接、画像データをパーソナルコンピュータ35に送信して、パーソナルコンピュータ35が、ペン先の位置情報や色情報を認識し、座標を算出したりするようにしてもよい。
また、算出部30にリセットボタンを設けて、筆跡情報を一括消去できるようにしてもよい。
筆記具5、6として、アルコール系インキのマーカーの代わりに、色が塗られた棒状のカラースティックを用いたり、色が塗られた指サックを指にはめて文字を書くように描画領域11、11B、11C上をなぞるようにしたりしてもよい。これらの場合、色情報を読み取った筆跡データをプレゼンテーション表示させることで、マーカーレスのホワイトボードとしての利用も可能であり、また、簡易な記入が可能となる。
また、ホワイトボード本体10、10B、10Cの形状は、四角形に限らず、描画領域11、11B、11Cの周辺領域に境界部15、15B、15Cを設けて、撮像部20、21等から筆記具5、6の位置が特定できる形状であるならばよい。
さらに、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではない。上記各実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
1、2、3:ホワイトボード
5、6:筆記具
10、10B、10C: ホワイトボード本体
15、15B、15C:境界部
20、21、20B、21B、20C、21C、22C、23C:撮像部
25、26:送信部
30:算出部

Claims (7)

  1. 筆記具により描画されるボード本体と、
    前記ボード本体の描画領域の周辺に設けられた境界部と、
    前記ボード本体の描画面側に互いに異なる位置に配置され、前記ボード本体上で使用されている前記筆記具を、前記境界部と共に撮像する複数個の撮像部と、
    前記撮像部により撮像されたカラーの画像データを送信する送信部と、
    を備えたことを特徴とするホワイトボード。
  2. 請求項1に記載のホワイトボードにおいて、
    前記境界部が、前記描画領域に対する壁面と、前記壁面に境界を示すデザインと、を有することを特徴とするホワイトボード。
  3. 請求項1に記載のホワイトボードにおいて、
    前記境界部が、前記描画領域の面に対して平行な平行面と、前記平行面に境界を示すデザインと、を有し、
    前記撮像部が、前記描画領域の面側から垂直方向に、前記平行面より高さを有して設置されていることを特徴とするホワイトボード。
  4. 請求項2または請求項3に記載のホワイトボードにおいて、
    前記デザインが、規則的なパターンであることを特徴とするホワイトボード。
  5. 請求項1から請求項4に記載のホワイトボードにおいて、
    前記送信部からの画像データから前記筆記具の色および位置を算出する算出部を、更に備えたことを特徴とするホワイトボード。
  6. 請求項1から請求項5に記載のホワイトボードにおいて、
    前記算出部は、前記筆記具の色が、予め設定された消去するための色の場合、前記筆記具の位置に基づき、前記描画領域において描画を消去する消去領域を算出することを特徴とするホワイトボード。
  7. 請求項1から請求項6に記載のホワイトボードにおいて、
    前記撮像部が、3個であることを特徴とするホワイトボード。
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