JP2010220398A - アキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体、アキシャルギャップ型電動機用回転子、およびアキシャルギャップ型電動機用回転子の製造方法 - Google Patents

アキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体、アキシャルギャップ型電動機用回転子、およびアキシャルギャップ型電動機用回転子の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010220398A
JP2010220398A JP2009064472A JP2009064472A JP2010220398A JP 2010220398 A JP2010220398 A JP 2010220398A JP 2009064472 A JP2009064472 A JP 2009064472A JP 2009064472 A JP2009064472 A JP 2009064472A JP 2010220398 A JP2010220398 A JP 2010220398A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
portions
rotor
axial gap
frame
gap type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009064472A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsushi Yasumoto
竜志 安本
Yoshinari Asano
能成 浅野
Shin Nakamasu
伸 中増
Atsushi Kito
敦之 木藤
Ryuzo Sotojima
隆造 外島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2009064472A priority Critical patent/JP2010220398A/ja
Publication of JP2010220398A publication Critical patent/JP2010220398A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

【課題】ボルト等の締結用部品の部品数を抑制して回転子用枠体を回転軸部に配設するための配設作業を低減できるアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体を提供する。
【解決手段】この枠体10は、複数の第1略円弧部3aに区分され、相互に隣接する前記第1略円弧部間の端部3b間がヒンジ結合された外側枠部3と、前記第1略円弧部のそれぞれに対応する複数の第2略円弧部5aに分割された内側枠部5と、相互に対応する前記第1略円弧部および前記第2略円弧部同士を連結する複数の連結部7とを備え、前記外側枠部の両端の前記各第1略円弧部の端部3b2同士が連結して前記外側枠部および前記内側枠部が環状を呈した状態で、(i)前記各第2略円弧部の凹側面5bは前記回転軸部が貫装される中央孔5fを形成し、(ii)前記外側枠部、前記内側枠部および前記連結部によって、前記各磁性材がそれぞれ嵌合される複数の領域9が規定される。
【選択図】図3

Description

本発明は、アキシャルギャップ型電動機用回転子、その回転子に用いられる枠体、およびその回転子の製造方法に関する。
従来のアキシャルギャップ型電動機では、永久磁石等の磁性材が配設される回転子用枠体は、中央孔を有する略円板状に形成されている。そしてこの回転子用枠体は、その中央孔に回転軸部を挿通した状態で、その中央孔の周縁を回転軸部の外周に形成された取付部にボルトで締結することで、回転軸部に配設される(例えば特許文献1)。
また従来のアキシャルギャップ型電動機では、回転子用枠体に形成された磁性材配設用の嵌合孔内に磁性材を嵌め込む(即ち圧入する)ことで、磁性材を回転子用枠体に配設している(例えば特許文献1)。即ち、磁性材と嵌合孔との間の摩擦力だけで、磁性材が嵌合孔から外れない様にしている。
特開2006−14563号公報
従来のアキシャルギャップ型電動機では、上述の通り、ボルトにより回転子用枠体を回転軸部に固定するので、ボルト等の締結用部品の部品数が増加し、且つ回転子用枠体を回転軸部に配設するための配設作業(ボルト等の締結作業)に手間が掛かるという欠点があった。
また上述の通り、回転子用枠体に形成された嵌合孔内に磁性材を嵌め込む(即ち圧入する)ことで、磁性材を回転子用枠体に配設するので、磁性材を嵌合孔内に嵌め込むのに相当な力を必要とし、磁性材を嵌合孔内に配設するのに手間が掛かるという欠点があった。また磁性材が嵌合孔から外れる事を抑制する手段が何も無いので、磁性材が回転子用枠体から外れる可能性があるという欠点があった。
この発明の課題は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、ボルト等の締結用部品の部品数を抑制して回転子用枠体を回転軸部に配設するための配設作業を低減できるアキシャルギャップ型電動機用回転子、その回転子で用いられる枠体、およびその回転子の製造方法を提供することにある。
また回転子用枠体に容易に磁性材を配設できるアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体、アキシャルギャップ型電動機用回転子、およびアキシャルギャップ型電動機用回転子の製造方法を提供することにある。
また回転子用枠体から磁性材が外れる事を抑制できるアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体、アキシャルギャップ型電動機用回転子、およびアキシャルギャップ型電動機用回転子の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決する為に、本発明の第1の態様に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体は、回転軸部(15)と、前記回転軸部の周囲に配置される複数の磁性材(11)とを有し、前記回転軸部に平行な回転軸方向に空隙を介して固定子と対向するアキシャルギャップ型電動機用回転子に用いる枠体(10)であって、複数の第1略円弧部(3a)に区分され、相互に隣接する前記第1略円弧部間の端部(3b)間がヒンジ結合された外側枠部(3)と、前記第1略円弧部のそれぞれに対応する複数の第2略円弧部(5a)に分割された内側枠部(5)と、相互に対応する前記第1略円弧部および前記第2略円弧部同士を連結する複数の連結部(7)と、を備え、前記外側枠部の両端の前記各第1略円弧部の端部(3b2)同士が連結して前記外側枠部および前記内側枠部が環状を呈した状態で、(i)前記各第2略円弧部の凹側面(5b)は前記回転軸部が貫装される中央孔(5f)を形成し、(ii)前記外側枠部、前記内側枠部および前記連結部によって、前記各磁性材がそれぞれ嵌合される複数の領域(9)が規定されるものである。
本発明の第2の態様に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体は、第1の態様に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体であって、前記外側枠部(3)、前記内側枠部(5)および前記連結部(7)のうちの少なくとも1つにおいて、前記第1略円弧部の円弧方向(P1)および径方向(P2)の両方に直交する方向(P3)の一方側(P+)で前記領域(9)へと突出し、前記領域内に嵌合された前記磁性材(11)の前記一方側の主面(11c)に係合する第1係合部(13)を更に備えるものである。
本発明の第3の態様に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体は、第1または2の態様に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体であって、前記外側枠部(3)、前記内側枠部(5)および前記連結部(7)のうちの少なくとも1つにおいて、前記第1略円弧部の円弧方向(P1)および径方向(P2)の両方に直交する方向(P3)の他方側(P−)の部分で前記領域(9)側へと突出し、前記領域内に嵌合された前記磁性材(11)の前記他方側の主面(11d)に係合する第2係合部(14)を更に備えるものである。
本発明の第4の態様に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体は、第1〜3の態様の何れか一に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体であって、前記各第2略円弧部(5a)の円弧方向(P1)の側面(5d)は、絶縁処理が施されるものである。
本発明の第5の態様に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体は、第1〜4の態様の何れか一に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体であって、前記連結部(7)は、その一端が、前記第1略円弧部のその円弧方向(P1)の一方側(P+)の端部(3b)付近に連結されると共に、その他端が、前記第2略円弧部(5a)のその円弧方向(P1)の前記一方側の端部(5h)付近に連結される態様と、その一端が、前記第1略円弧部のその円弧方向(P1)の他方側(P−)の端部(3b)付近に連結されると共に、その他端が、前記第2略円弧部5aのその円弧方向(P1)の前記他方側の端部(5h)付近に連結される態様とを交互に繰り返す様に、前記各第1略円弧部(3a)に1つずつ設けられるものである。
本発明の第6の態様に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子は、第1〜5の態様の何れか一つに記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体(10)と、前記回転軸部(15)と、前記領域内に嵌合された前記磁性材(11)と、を備え、前記各第2略円弧部(5)の前記凹側面(5b)が前記中央孔(5f)を形成しており、前記回転軸部が前記中央孔に貫装されており、前記各第1略円弧部(3a)間のヒンジ部分および前記両端の前記各第1略円弧部の端部(3b2)同士のうちの少なくとも前記両側の前記各第1略円弧部の前記端部同士が溶接されるものである。
本発明の第7の態様に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子は、第6の態様に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子であって、前記回転軸部(15)の外周面には、前記第2略円弧状枠部(5a)の前記凹側面(5b)が嵌合する溝部(15a)が周設されるものである。
本発明の第8の態様に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体は、回転軸部(15)と、前記回転軸部の周囲に配置される複数の磁性材(11)とを有し、前記回転軸部に平行な回転軸方向に空隙を介して固定子と対向するアキシャルギャップ型電動機用回転子に用いる枠体(10F)であって、複数の第1略円弧部(3a)に区分され、相互に隣接する前記第1略円弧部の端部(3b)間がヒンジ結合された外側枠部(3)と、前記各第1略円弧部の凹側面(3g)においてその径方向(P2)に立設された複数の連結部(7)と、前記回転軸部に同心軸状に配設され、その外周面に前記各連結部の先端部(7a)が各々嵌合する複数の嵌合部(5c)が形成された環状の内側枠部(5F)と、を備え、前記各連結部の前記先端部が前記内側枠部の前記各嵌合部に嵌合し、且つ前記外側枠部の両端の前記各第1略円弧部の端部(3b2)同士が連結して前記外側枠部が環状を呈した状態で、(i)前記外側枠部、前記内側枠部および前記連結部によって、前記複数の磁性材がそれぞれ嵌合される複数の領域(9)が規定されるものである。
本発明の第9の態様に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体は、第8の態様に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体であって、少なくとも前記外側枠部(3)および/または前記連結部(7)において、前記第1円弧部(3a)の円弧方向(P1)および径方向(P2)の両方に直交する方向(P3)の一方側(P+)で前記領域(9)側へと突出し、前記領域内に嵌合された前記磁性材(11)の前記一方側の主面(11c)に係合する第1係合部(13)を更に備えるものである。
本発明の第10の態様に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体は、第8または9の態様に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体であって、少なくとも前記外側枠部(3)および/または前記連結部(7)において、前記第1円弧部(3a)の円弧方向(P1)および径方向(P2)の両方に直交する方向(P3)の他方側で前記領域(9)側へと突出し、前記領域内に嵌合された前記磁性材(11)の前記他方側の主面(11d)に係合する第2係合部(14)を更に備えるものである。
本発明の第11の態様に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体は、第8〜10の態様の何れか一に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体であって、前記内側枠部(5F)の前記嵌合部(5c)は、前記各連結部の先端部(7a)が嵌合する嵌合穴(5c)であるものである。
本発明の第12の態様に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体は、第8〜11の態様の何れか一に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体であって、前記各第1略円弧部(3a)の凹側面(3g)には、2個の前記連結部(7)が、前記各第1略円弧部の円弧方向(P1)に互いに所定間隔を空け且つ互いに平行に前記各第1略円弧部の径方向(P2)に立設されるものである。
本発明の第13の態様に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子は、第8〜12の態様の何れか一に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体(10F)と、前記回転軸部(15)と、前記領域内に嵌合された前記磁性材(11)と、を備え、前記外側枠部(3)の両端の前記各第1略円弧部(3a)の端部(3b2)同士が当接された状態で、前記各第1略円弧部間のヒンジ結合部分および前記両端の前記各第1略円弧部の端部(3b2)のうちの少なくとも前記両端の前記各第1略円弧部の前記端部同士が溶接されるものである。
本発明の第14の態様に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子は、第13の態様に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子であって、前記内側枠部(5F)と前記回転軸部(15)とは、一体形成されるものである。
本発明の第15の態様に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体は、第1〜5,8〜12の態様の何れか一に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体であって、相互に隣接する前記各第1略円弧部(3a)のうち、一方の前記第1略円弧部の当該隣接側の端部(2b)の端面(3b1)には、その第1略円弧部の円弧方向(P1)および径方向(P2)の両方に直交する方向(P3)の両側に側壁(3c1)を有する凹部(3c)が形成され、他方の前記第1略円弧部の当該隣接側の端部(3b)の端面(3b1)には、前記凹部の前記側壁により狭持される凸部(3d)が形成されるものである。
本発明の第16の態様に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体は、第15の態様に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体であって、前記凹部(3c)は、前記一方の第1略円弧部(3a)の凸側面(3f)で開放しているものである。
本発明の第17の態様に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体は、第1〜5,8〜12,15,16の態様の何れか一に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体であって、相互に隣接する前記各第1略円弧部(3)は、それらの隣接側の端部(3b)の端面(3b1)におけるそれらの凸側の縁部分(3e)だけで連結する様に一体形成されるものである。
本発明の第18の態様に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体は、第1〜5,8〜12,15〜17の態様の何れか一に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体であって、前記外側枠部(3)および前記内側枠部(5,5F)に、前記第1係合部および前記第2係合部が形成されるものである。
本発明の第19の態様に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体は、第1〜5,8〜12,15〜18の態様の何れか一に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体であって、前記連結部(7)に、前記第1係合部(13)および前記第2係合部(14)が形成されるものである。
本発明の第20の態様に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子の製造方法は、回転軸部(15)と、前記回転軸部の周囲に配置される複数の磁性材(11)とを有し、前記回転軸部に平行な回転軸方向に空隙を介して固定子と対向するアキシャルギャップ型電動機用回転子の製造方法であって、複数の第1略円弧部(3a)に区分され、相互に隣接する前記第1略円弧部の端部(3b)間がヒンジ結合された外側枠部(3)と、前記第1略円弧部のそれぞれに対応する複数の第2略円弧部(5a)に分割された内側枠部(5)と、相互に対応する前記第1略円弧部および前記第2略円弧部同士を連結する複数の連結部(7)と、を備え、前記外側枠部の両端の前記各第1略円弧部の端部(3b2)同士が連結して前記外側枠部および前記内側枠部が環状を呈した状態で、(i)前記第2略円弧部の凹側面(5b)は前記回転軸部が貫装される中央孔(5f)を形成し、(ii)前記外側枠部、前記内側枠部および前記連結部によって、前記複数の磁性材がそれぞれ嵌合される複数の領域(9)が規定される枠体(10)に対し、(a)前記各第1略円弧部間のヒンジ結合部分を可動させて、前記両端の前記各第1略円弧部の端部(3b2)間を開ける工程と、(b)所定の回転軸部(15)の周囲に前記各第2略円弧部の凹側面5bを配置した後、前記所定の回転軸部が前記内側枠部の前記中央孔内に貫装される様に、前記両端の前記各第1略円弧部の端部(3b2)同士を当接させる工程と、(c)隣接する前記各第1略円弧部間のヒンジ結合部分および前記両端の前記各第1略円弧部の端部(3b2)のうちの少なくとも前記両端の前記各第1略円弧部の前記端部同士を溶接する工程と、を備えるものである。
本発明の第21の態様に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子の製造方法は、第20の態様に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子の製造方法であって、前記枠体(10)は、前記外側枠部(3)、前記内側枠部(5)および前記連結部(7)のうちの少なくとも1つにおいて、前記第1略円弧部(3a)の円弧方向(P1)および径方向(P2)の両方に直交する方向(P3)の一方側(P+)の部分で前記領域(9)側へと突出し、前記領域内に嵌合された前記磁性材(11)の前記一方側の主面(11c)に係合する第1係合部(13)を更に備え、前記各工程(a)(b)間に、(d)前記枠体の前記各領域内に前記各磁性材を配置した後、前記各磁性材が前記第1係合部と係合して前記各領域から脱落しない程度で、且つ前記両端の前記各第1略円弧部の端部(3b2)同士が当接しない様に、前記各第1略円弧部間のヒンジ結合部分を前記各第1略円弧部の凹側に曲げる工程を更に備えるものである。
本発明の第22の態様に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子の製造方法は、第21の態様に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子の製造方法であって、前記枠体(10)は、前記外側枠部(3)、前記内側枠部(5)および前記連結部(7)のうちの少なくとも1つにおいて、前記第1略円弧部(3a)の円弧方向(P1)および径方向(P2)の両方に直交する方向(P3)の他方側(P−)の部分で前記領域(9)側へと突出し、前記領域内に嵌合された前記磁性材(11)の前記他方側の主面(11d)に係合する第2係合部(14)を更に備え、前記工程(a)では、前記両端の前記各第2略円弧部の端部(3b2)間を、前記各磁性材が前記各領域内に搬入可能な程度に開けるものである。
本発明の第23の態様に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子の製造方法は、回転軸部(15)と、前記回転軸部の周囲に配置される複数の磁性材(11)とを有し、前記回転軸部に平行な回転軸方向に空隙を介して固定子と対向するアキシャルギャップ型電動機用回転子の製造方法であって、複数の第1略円弧部(3a)に区分され、相互に隣接する前記第1略円弧部間の端部(3b)がヒンジ結合された外側枠部(3)と、前記各第1略円弧部の凹側面(3g)においてその径方向(P2)に立設された複数の連結部(7)と、前記回転軸部に同心軸状に配設され、その外周側面に前記各連結部の先端部(7a)が各々嵌合する複数の嵌合部(5c)が形成された略円状の内側枠部(5F)と、を備え、前記各連結部の前記先端部が前記内側枠部の前記各嵌合部に嵌合し、且つ前記外側枠部の両端の前記各第1略円弧部の端部(3b2)同士が連結して前記外側枠部が環状を呈した状態で、(i)前記外側枠部、前記内側枠部および前記連結部によって、前記複数の磁性材がそれぞれ嵌合される複数の領域(9)が規定される枠体(10F)に対し、(a)前記各第1略円弧部間のヒンジ結合部分を可動させて、前記両端の前記各第1略円弧部の端部(3b2)間を開ける工程と、(b)所定の回転軸部(15)の周囲に前記各第2略円弧部の凹側面(5b)を配置した後、前記各連結部の前記先端部が前記内側枠部の前記各嵌合部に嵌合する様にして、前記両端の前記各第1略円弧部の端部同士を当接させる工程と、(c)前記各第1略円弧部間のヒンジ結合部分および前記両端の前記各第1略円弧部の端部(3b2)同士のうちの少なくとも前記両側の前記各第1略円弧部の前記端部同士を溶接する工程と、を備えるものである。
本発明の第24の態様に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子の製造方法は、第23の態様に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子の製造方法であって、前記枠体(10F)は、少なくとも前記外側枠部(3)および/または前記連結部(7)において、前記第1略円弧部(3a)の円弧方向(P1)および径方向(P2)の両方に直交する方向(P3)の一方側(P+)の部分で前記領域(9)側へと突出し、前記領域内に嵌合された磁性材(11)の前記一方側の主面(11c)に係合する第1係合部(13)を更に備え、前記各工程(a)(b)間に、(d)前記枠体の前記各領域内に前記各磁性材を配置した後、前記各磁性材が前記第1係合部と係合して前記各領域から脱落しない程度で、且つ前記両端の前記各第1略円弧部間の端部同士が当接しない様に、前記各第1略円弧部間のヒンジ結合部分を前記各第1略円弧部の凹側に曲げる工程を更に備えるものである。
本発明の第25の態様に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子の製造方法は、第23の態様に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子の製造方法であって、前記枠体(10F)は、少なくとも前記外側枠部(3)および/または前記連結部(7)において、前記第1略円弧部(3a)の円弧方向(P1)および径方向(P2)の両方に直交する方向(P3)の他方側(P−)の部分で前記領域(9)側へと突出し、前記領域内に嵌合された前記磁性材(11)の前記他方側の主面(11d)に係合する第2係合部(14)を更に備え、前記工程(a)では、前記両端の前記各第1略円弧部の端部(3b2)間を、前記各磁性材が前記各領域内に搬入可能な程度に開けるものである。
本発明の第1、第20〜第22の態様によれば、各第1略円弧部(3a)間のヒンジ結合部分を各第1略円弧部の凸側に曲げると、各第1略円弧部と各第2略円弧部(5a)と各連結部(7)とで囲まれた領域(9)が、各第2略円弧部間で開放されるので、容易に前記領域内に磁性材を配設できる。
また所定の回転軸部(15)の周囲に各第2略円弧部の凹側面(5b)を配置して、両端の各第1略円弧部の端部(3b2)同士を連結(例えば溶接)するだけで、ボルト等の締結部品を用いずに簡単に、当該枠体(10)を回転軸部に配設できる。よって、ボルト等の締結用部品の部品数を抑制して、枠体(10)を回転軸部に配設するための配設作業を低減できる。
本発明の第2、第9、第21および第24の態様によれば、磁性材(11)が、外側枠部(3)と内側枠部(5)と連結部(7)とで囲まれた領域(9)の一方側(P+)から外れる事を防止できる。
本発明の第3、第10、第22および第25の態様によれば、磁性材(11)が、外側枠部(3)と内側枠部(5)と連結部(7)とで囲まれた領域(9)の他方側(P−)から外れる事を防止できる。
本発明の第4の態様によれば、外側枠部(3)、内側枠部(5)および連結部(7)を導電材料で形成しても、これらにより構成される枠体(10)を循環する渦電流が発生する事を防止できるので、枠体(10)の材料を選択する自由度が拡がる。各部(3,5,7)として非磁性金属、例えばステンレス、アルミニウム、真鍮などが使用可能である。そして各部(3,5,7)の表面に絶縁コーティングを施すと好適である。
本発明の第5および第12の態様によれば、領域(9)として、細長な略矩形状の領域(9b)と略台形状の領域(9a)とを外側枠部(3)の周方向(P1)に沿って交互に形成できる。よって、磁性材(11)として、細長な略矩形状の磁性材(11b)と略台形状の磁性材(11a)とを交互に配設できる。
本発明の第6および第13の態様によれば、ボルト等の締結部品を用いずに簡単に、枠体(10)を回転軸部(15)に配設できる。
本発明の第7の態様によれば、枠体(10)が回転軸部(15)の軸方向に位置ズレする事を防止できる。
本発明の第8、第23〜第25の態様によれば、連結部(7)の先端部(7a)を内側枠部(5)の嵌合部(5c)から外した状態で、各第1略円弧部(3a)間のヒンジ結合部分を各第1略円弧部の凸側に曲げると、各第1略円弧部と各連結部とで囲まれた領域(9)が、各連結部の先端部側で広がるので、容易に前記領域内に磁性材(11)を配置できる。
また内側枠部の各嵌合部に各連結部の先端部が嵌合する様にして、両端の各第1略円弧部の端部(3b2)同士を連結(例えば溶接)するだけで、ボルト等の締結部品を用いずに簡単に、枠体(10F)を回転軸部(15)に配設できる。
本発明の第11の態様によれば、簡単な構造で、各連結部(7)の先端部(7a)を内側枠部(5)の外周面に嵌合できる。
本発明の第14の態様によれば、ボルト等の締結部品を用いずに、内側枠部を回転軸部に配設できる。
本発明の第15および第17の態様によれば、簡単な構造で、相互に隣接する各第1略円弧部(3a)間をヒンジ結合する事ができる。
本発明の第16の態様によれば、簡単な構造で、相互に隣接する各第1略円弧部(3a)の端部(3b)間を、第1略円弧部の凸側に大きく可動できる様にヒンジ結合する事ができる。
本発明の第18の態様によれば、安定性良く、磁性材(11)が外側枠部(3)と内側枠部(5)と連結部(7)とで囲まれた領域(9)から外れる事を防止できる。
本発明の第19の態様によれば、磁性材(11)が外側枠部(3)と内側枠部(5)と連結部(7)とで囲まれた領域(9)から外れる事を防止できる。
実施形態1に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子1で用いる枠体10の一筋状に開いた状態の構成図である。 実施形態1に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子1で用いる枠体10の環状に閉じた開いた状態の構成図である。 実施形態1に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子1の製造方法を説明する図である。 図2のA2−A2断面図である。 図2のA1−A1断面図である。 (a)は、実施形態1に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子1の各第1略円弧部3a間のヒンジ結合部分の説明をする図であり、(b)は、(a)のA3方向からの見た図である。 (a)は、実施形態2に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子1Bの第1係合部13および第2係合部14の形成場所を説明する図であり、(b)は、(a)のA4−A4断面図である。 実施形態4に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子1Dの断面図(図4の断面図に相当する図)である。 (a)は、実施形態5に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子1Eにおける各第1略円弧部3a間のヒンジ結合の構造を説明をする図であり、(b)は、(a)のA5方向から見た図である。 実施形態6に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子1Fの製造方法を説明する図である。 実施形態6に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子1Fで用いる外側枠部3を一列状に開けた状態を説明する図である。 実施形態6に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子1Fを説明する図である。 図12のA6−A6断面図である。
<実施形態1>
この実施形態に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子(以後、回転子と呼ぶ)1は、回転軸部に平行な回転軸方向に空隙を介して固定子と対向する回転子である。
回転子1は、図1〜図6の様に、非磁性の枠体10と、枠体10に配設される磁性材11と、枠体10に貫装される回転軸部15とを備える。
枠体10は、外側枠部3と、内側枠部5と、複数の連結部7とを備える。
外側枠部3は、複数の第1略円弧部3aに区分され、各第1略円弧部3aの凸側の面(以後、凸側面と呼ぶ)3fが同じ側(例えば図2では外側)を向き、且つ各第1略円弧部3aがそれらの端部3bで隣接して一筋に並んだ状態で、相互に隣接する各第1略円弧部3aの端部3b間が、各第1略円弧部3aの凹側および凸側に屈曲可能にヒンジ結合されて構成される。外側枠部3の両端の各第1略円弧部3aの端部3b2同士が、各第1略円弧部3aの凹側の面(以後、凹側面と呼ぶ)3gが内周面となる様に連結された状態で、外側枠部11は、環状(ここでは略円環状)を呈する。
各第1略円弧部3aは、例えば、細長の略直方体が円弧状に曲成された形に形成されている。ここでは、各第1略円弧部3aの両端部3bの端面3b1は、例えば、第1略円弧部3aの径方向P2(図2)に平行に形成されている。これにより、枠体10が略円環状を呈した状態で、相互に隣接する各第1略円弧部3aの端面3b1が隙間無く相互接触する。
ここでは、例えば図6(a)(b)の様に、相互に隣接する各第1略円弧部3aのうち、一方の第1略円弧部3aの当該隣接側の端部3bの端面3b1には、その第1略円弧部3aの円弧方向P1および径方向P2の両方に直交する方向P3の両側に側壁3c1を有する凹部3cが形成されている。また相互に隣接する各第1略円弧部3aのうち、他方の第1略円弧部3aの当該隣接側の端部3bの端面3b1には、凹部3cにより狭持される凸部3dが形成されている。この構成により、相互に隣接する各第1略円弧部3a間をそれらの凹側および凸側に屈曲可能にヒンジ結合できる。またここでは、凹部3cは、前記一方の第1略円弧部3aの凸側面3fおよび凹側面3gのうちの少なくとも凸側面3fで開放している。この構成により凸側に大きく屈曲できる。
内側枠部5(図2参照)は、中央孔5fを有する環状(例えば略円環状)に形成されており、第1略円弧部3aのそれぞれに対応する複数の第2略円弧部5aに分割されて構成される。内側枠部5の中央孔5fには、所定の回転軸部15が貫装される様になっている。
各第2略円弧部5aの凸側の面5eは、後述の様に磁性材11が枠体10に配設される際に、磁性材11と干渉する事を防止するために、部分的に第2略円弧部5aの径方向P2の内側に後退した窪み部5g(図6(a)参照)を有している。
各連結部7は、相互に対応する第1略円弧部3aおよび第2略円弧部5aを同心軸状に(即ちそれら各略円弧部3a,5aの円中心が一致する様に)連結する。図1〜図6では、各連結部7は、例えば細長な略直方体状に形成されており、その一端は、第1略円弧部3aの凹側面3fにおいて第1略円弧部3aの円弧方向P1の所定部位に連結され、その他端は、当該第1略円弧部3aに対応する第2略円弧部5aの凸側の面(以後、凸側面と呼ぶ)5eにおいて第2略円弧部5aの円弧方向P1の所定部位(例えば端部付近)に連結されている。また各連結部7は、第1略円弧部3aに対してその略径方向P2に沿って連結されると共に、第2略円弧部5aに対してその略径方向P2に沿って連結されている。
ここでは、連結部7と第1略円弧部3aおよび第2略連結部5aとの連結位置の態様には、2つある。例えば図2を参照すると、1つは、連結部7の一端が、第1略円弧部3aのその円弧方向P1の一方側P+の端部3b付近に連結されると共に、当該連結部7の他端が、第2略円弧部5aのその円弧方向P1の一方側P+の端部5h付近に連結される態様である。もう1つは、連結部7の一端が、第1略円弧部3aのその円弧方向P1の他方側P−の端部3b付近に連結されると共に、当該連結部7の他端が、第2略円弧部5aのその円弧方向P1の他方側P−の端部5h付近に連結される態様である。そして連結部7は、これらの態様が交互に繰り返される様に各第1略円弧部3aに1つずつ設けられている。
この枠体10は、各第1略円弧部3a間のヒンジ結合部分を可動させることで、環状または一列状に変形させる事ができる。
例えば、枠体10を環状に変形させる場合は、各第1略円弧部3a間のヒンジ結合部分を可動させて、外側枠部3の両端の各第1略円弧部3aの端部3b2同士を、各第1略円弧部3の凹側面3gが内周面となる様に連結させる。この状態では、外側枠部3が略円環状を呈し、且つ各第2略円弧部5aが略円環状に組まれて内側枠部5が略円環状を呈し、且つ内側枠部5が、外側枠部3の内側に間隔を空けて外側枠部3と同心軸状に配置した状態となる。この状態において、外側枠部3、内側枠部5および連結部7で囲まれた各領域9(例えば図2参照)がそれぞれ、磁性材11が嵌合される領域となる。
ここでは、各領域9は、平面視で略台形状または略細長矩形状を呈している。略台形状の領域9aは、その略台形の上底側が内側枠部5側に向く様に配置される。また略細長矩形状の領域9bは、その長手方向が外側枠部3の径方向P2に沿って配置される。それら各領域9a,9bは、外側枠部3の周方向P1に沿って互いに交互に配置される。
また枠体10を一列状に変形させた状態では、外側枠部3、内側枠部5および連結部7で囲まれた各領域9は、各第2略円弧部5a間で開放された状態となる。
磁性材11には、ここでは、略台形状の領域9aに嵌合される平面視で略台形状の磁性材11aと、略細長矩形状の領域9bに嵌合される平面視で略細長矩形状の磁性材11bとの2種類がある。磁性材11aは、例えば、図5の様に、d軸コア11a1と磁石11a2と鋼板11a3とがこの順に重ねられて構成される。d軸コア11a1、磁石11a2および鋼板11a3はそれぞれ平面視で、領域9aと略同形同大の略台形状の板状に形成される。また磁性材11bは、例えば、図4の様に、q軸コア11b1と鋼板11b2とがこの順で重ねられて構成される。q軸コア11b1および鋼板11b2はそれぞれ、領域9bと略同形同大の略細長矩形状の板状に形成される。尚、d軸コア11a1、磁石11a2および鋼板11a3は、必須の構成要素ではない。またd軸コア11a1は固定子側に配設されるものとする。
尚この実施形態では、略台形状の領域9aおよび細長矩形状の領域9bが周方向P1に交互に配置されるが、領域9bを省略して、領域9aだけが周方向P1に配置されても良い。この場合は、磁性材11としては、磁性材11bを省略して、略台形状の磁性材11aだけが枠体10に配設される。尚、磁性材11bは、リラクタンストルクの利用の観点では、有る方が望ましい。
またこの枠体10は、更に、第1係合部13と第2係合部14とを備える。
第1係合部13は、外側枠部3(即ち各第1略円弧部3a)、内側枠部5(即ち各第2略円弧部5a)および連結部7のうちの少なくとも1つにおいて、第1略円弧部3aの円弧方向P1および径方向P2の両方に直交する方向P3の一方側P+(図4および図5)の部分で領域9へと突出し、領域9内に嵌合された磁性材11の一方側P+の主面11cの周縁に係合する。ここでは例えば、第1係合部13は、各第1略円弧部3aおよび各第2略円弧部5aにおいてそれらの円弧方向P1の全体に亘って形成される。
第2係合部14は、外側枠部3(即ち各第1略円弧部3a)、内側枠部5(即ち各第2略円弧部5a)および連結部7のうちの少なくとも1つにおいて、第1略円弧部3aの円弧方向P1および径方向P2の両方に直交する方向P3の他方側Pの部分で領域9へと突出し、領域9内に嵌合された磁性材11の他方側Pの主面11dの周縁に係合する。ここでは例えば、第1係合部13は、第1略円弧部3aおよび第2略円弧部5aにおいてそれらの円弧方向P1の全体に亘って形成される。
この様に構成された枠体10は、例えば、連結部7、外側枠部3(第1略円弧部3a)、内側枠部5(第2略円弧部5a)、第1係合部13および第2係合部14が一体的に形成されて構成される。
次にこの回転子1の製造方法を説明する。
まず枠体10を準備し、その枠体10に対し、図1の様に、各第1略円弧部3aのヒンジ結合部分を可動させて、外側枠部3の両端の各第1略円弧部3aの端部3b2の間を、各磁性材11が枠体10の各領域9内に搬入可能な程度に開ける。図1では一例として、枠体10が一列状になる様に両端の各第1略円弧部3aの端部3b2間が開かれている。
そして枠体10の各領域9内に各磁性材11を配置した後、図3の様に、各磁性材11が第1係合部13および第2係合部14と係合して各領域9から脱落しない程度で、且つ両端の各第1略円弧部3aの端部3b2が当接しない様に、各第1略円弧部3a間のヒンジ結合部分を各第1略円弧部3aの凹側に曲げる。
そして各第2略円弧部5aの凹側に所定の回転軸部15を配置した後、図2の様に、所定の回転軸部15が内側枠部5aの中央孔5f内に貫装される様に、両端の各第1略円弧部3aの端部3b2同士を当接させる。その際、各第2略円弧部5aの凸側面5eの窪み部5gにより、第2略円弧部5aの凸側面5eと磁性材11とが干渉する事無く、両端の各第1略円弧部3aの端部3b2同士を当接させる事ができる。そして、隣接する各第1略円弧部3a間の端部3b同士を全て溶接して、両端の各第1略円弧部3aの端部3b2間が開かない様に端部3b2同士を連結固定すると共に、各第1略円弧部3a間のヒンジ連結部分が分断しない様に各第1略円弧部3a間の端部3b同士(ヒンジ連結部分)を連結固定する。
尚ここでは、隣接する各第1略円弧部3a間の端部3b同士を全て溶接するが、例えば各第1略円弧部3a間のヒンジ部分が分断しない構造(例えば、凹部3cと凸部3dとの嵌合状態で、凹部3cの両側の側壁3c1および凸部3dを貫通する様に方向P3に沿って分断防止用のピンが配設された構造)である場合は、各第1略円弧部3aの端部3b2間のうち、両端の各第1略円弧部3aの端部3b2間だけを溶接しても良い。
この様に回転子1が回転軸15に配設された状態では、外側枠部3および内側枠部5は、略円環状を呈している。また内側枠部5は、その中央孔5fに、各第2略円弧部5aの凹側の面(以後、凹側面と呼ぶ)5bにより回転軸部15の外周面を締め付ける様にして、回転軸部15が貫装されている。この締め付けにより、枠体10は、回転軸部15に対して、回転軸部15の軸方向および周方向に固定されて配設される。また各領域9に配置された磁性材11は、各領域9内に嵌合すると共に、その一方側P+の主面11cの周縁に第1係合部13が係合して枠体10の一方側P+から外れる事が防止されると共に、その他方側P−の主面11dの周縁に第2係合部14が係合して枠体10の他方側P−から外れる事が防止される。
以上の様に構成されたアキシャルギャップ型電動機用回転子1、枠体10および回転子1の製造方法によれば、各第1略円弧部3a間のヒンジ結合部分を各第1略円弧部3aの凸側に曲げると、各第1略円弧部3aと各第2略円弧部5aと各連結部7とで囲まれた領域9が、各第2略円弧部5a間で開放されるので、容易に領域9内に磁性材11を配設できる。
また所定の回転軸部15の周囲に各第2略円弧部の凹側面5bを配置して、両端の各第1略円弧部の端部3b2同士を連結(例えば溶接)するだけで、ボルト等の締結部品を用いずに簡単に、枠体10を回転軸部15に配設できる。よって、ボルト等の締結用部品の部品数を抑制して、枠体10を回転軸部15に配設するための配設作業を低減できる。また回転軸部15を内側枠部5の中央孔5fに圧入する作業も不要である。
また磁性材11の一方側P+の主面11cに係合する第1係合部13を有するので、磁性材11が、回転子1の領域9の一方側P+から外れる事を防止できる。
また磁性材11の他方側P−の主面11dに係合する第2係合部14を有するので、磁性材11が、回転子1の領域9の他方側P−から外れる事を防止できる。
また少なくとも両端の各第1略円弧部3aの端部3b2同士が溶接されるので、ボルト等の締結部品を用いずに簡単に、枠体10を回転軸部15に配設できる。
また外側枠部3および内側枠部5の両方に、第1係合部13および第2係合部14が形成されるので、安定性良く、磁性材11が領域9から外れる事を防止できる。
また連結部7は、その一端が、第1略円弧部のその円弧方向P1の一方側P+の端部3b付近に連結されると共に、その他端が、第2略円弧部5aのその円弧方向P1の一方側P+の端部5h付近に連結される態様と、その一端が、第1略円弧部3aのその円弧方向P1の他方側P−の端部3b付近に連結されると共に、その他端が、第2略円弧部5aのその円弧方向P1の他方側P−の端部5h付近に連結される態様とを交互に繰り返す様に、各第1略円弧部3aに1つずつ設けられるので、領域9として、細長な略矩形状の領域9bと略台形状の領域9aとを外側枠部3の周方向P1に沿って交互に形成できる。よって、磁性材11として、細長な略矩形状の磁性材11bと略台形状の磁性材11aとを交互に配設できる。
尚この実施形態では、第1係合部13および第2係合部14の両方を備える場合で説明したが、それら各係合部13,14の何れか一方だけを備える場合でも良く、または両方無くても良い。各係合部13,14の何れか一方だけを備える場合の回転子1の製造方法は、この実施形態での製造方法(各係合部13,14の両方を備える場合の製造方法)と同様の製造方法を適用しても良い。また、各係合部13,14の何れか一方または両方が無い場合の回転子1の製造方法は、先に枠体10を回転軸部15に配設した後、領域9に磁性材を嵌め込む様にしても良い。この場合は、磁性材11が領域9に密嵌する様に寸法設計し、磁性材11と各部3,5,7との間の摩擦力で磁性材11が領域9から外れる事を抑制する事が望ましい。尚、この場合の製造方法の他の部分は、上記の製造方法と同様である。
尚この実施形態では、外側枠部3および内側枠部5だけに第1係合部13および第2係合部14を備える場合で説明したが、領域9の両側または一方側の連結部7だけに第1係合部13および第2係合部14を備える場合でも良い。この場合も、磁性材11が領域9から外れる事を防止できる。
<実施形態2>
この実施形態に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子1Bは、実施形態1において、図7の様に、第1係合部13および第2係合部14を、外側枠部3(即ち第1略円弧部3a)、内側枠部5(即ち第2略円弧部5a)および連結部7の全てに形成したものである。ここでは例えば、第1係合部13および第2係合部14は、第1略円弧部3aおよび第2略円弧部5aにおいてそれらの略円弧方向P1の例えば全体に亘って形成される。
尚、この場合の回転子1Bの製造方法も実施形態1と同様に製造される。
以上の様に構成されたアキシャルギャップ型電動機用回転子1B、枠体10および回転子1Bの製造方法によれば、領域9から磁性材11が外れる事を実施形態1の場合よりも一層抑制できる。
<実施形態3>
この実施形態に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子1Cは、実施形態1において、各第2略円弧部5aの円弧方向P1の側面5d(例えば図1〜図3参照)に絶縁処理が施されたものである。絶縁処理としては、例えば、当該側面5dに絶縁性樹脂などからなる絶縁膜を形成しても良い。
この場合の回転子1Cの製造方法は、枠体10を準備する際に、予め第2略円弧部5aの側面5dに絶縁処理が施される点を除いて、実施形態1と同様に製造される。
以上の様に構成されたアキシャルギャップ型電動機用回転子1C、枠体10および回転子1Cの製造方法によれば、外側枠部3、内側枠部5および連結部7を導電材料で形成しても、これら各部3,5,7により構成される枠体10を循環する渦電流が発生する事を防止できるので、枠体10の材料を選択する自由度が拡がる。各部3,5,7として非磁性金属、例えばステンレス、アルミニウム、真鍮などが使用可能である。そして各部3,5,7の表面に絶縁コーティングを施すと好適である。
尚この実施形態では、実施形態1に適用した場合で説明したが、他の実施形態に適用しても良い。
<実施形態4>
この実施形態に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子1Dは、実施形態1において、図8の様に、回転軸部15の外周面に、第2略円弧状枠部5aの凹側面5b(即ち内側枠部5の中央孔5f)が嵌合する溝部15aが周設されたものである。即ち溝部15aの位置での回転軸部15の直径15r1は、中央孔5fの直径と略同じ寸法で、溝部15a以外の位置での回転軸部15の直径15r2は、中央孔5fの直径よりも大きな寸法に形成される。
そしてこの実施形態では、内側枠部5は、その各第2略円弧部5aの凹側面5b(即ち内側枠部5の中央孔5f)が回転軸部15の溝部15aに嵌合する様に、回転軸部15に配設される。これにより、溝部15aにより、枠体10が回転軸部15の軸方向に位置ズレする事を防止できる。
この場合の回転子1Dの製造方法は、第2略円弧部5aの凹側面5b(即ち内側枠部5の中心孔5f)が回転軸部15の溝部15aに嵌合する様に、枠体10が回転軸部15に配設される点を除いて、実施形態1と同様に製造される。
以上の様に構成されたアキシャルギャップ型電動機用回転子1D、枠体10および回転子1Dの製造方法によれば、回転子1Dが回転軸部15の軸方向に位置ズレする事を防止できる。
尚、この実施形態では、実施形態1に適用する場合で説明したが、他の実施形態に適用しても構わない。
<実施形態5>
この実施形態に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子1Eは、実施形態1において、図9(a)(b)の様に、相互に隣接する各第1略円弧部3aが、それらの隣接側の端部3bの端面3b1におけるそれらの凸側の縁部分3eだけで連結する様に一体形成されることで、隣接する各第1略円弧部3aがヒンジ結合されたものである。尚この実施形態では、外側枠部3(第1略円弧部3a)は、各第1略円弧部3aの端面3b1間の当該連結部分がヒンジ状に屈曲可能な様に、塑性または弾性を有する材料により形成される。
この様に、各第1略円弧部3aの端面3b1同士が縁部分3eだけで連結される様に各第1略円弧部3aが一体的に形成されることで、枠体10が当該連結部分で容易に第1略円弧部3aの凸側に屈曲可能となり、これにより各第1略円弧部3a間がヒンジ結合される。
この場合の枠体10は例えば以下の様に製造される。まず例えば略円環体を形成し、当該略円環体を各第1略円弧部3aに区分し、当該略円環体の内周面における各第1略円弧部3aの端部3b間の境界に対応する箇所のうち、ヒンジ結合にする箇所には、当該略円環体の外周面付近には達するが前記外周面には達しない深さまで切り込みを入れ、枠体10の両端の端部3b2とする箇所には、当該略円環体の外周面に達する深さまで切り込みを入れる。この様にして、当該略円環体から枠体10を形成する。前記外周面付近に達しない切り込みにより、縁部分3eだけで連結されるヒンジ結合が実現される。この場合の回転子1Eの製造方法は、例えば上記の様に枠体10が製造される点が異なる以外は、実施形態1と同様に製造される。
以上の様に構成されたアキシャルギャップ型電動機用回転子1E、枠体10および回転子1Eの製造方法によれば、簡単な構造で、各第1略円弧部3a間の端部3B同をヒンジ結合にする事ができる。
尚、この実施形態では、実施形態1に適用する場合で説明したが、他の実施形態に適用しても構わない。
<実施形態6>
この実施形態に係るアキシャルギャップ型電動機用回転子1Fは、実施形態1において、内側枠部5を各第2略円弧部5aに分割せずに回転軸部15と一体形成し、内側枠部5と連結部7とを着脱自在に嵌合可能にしたものである。以下、この実施形態の回転子1Fについて詳説する。
この実施形態の回転子1Fは、図10〜図13の様に、非磁性の枠体10Fと、枠体10Fに配設される磁性材11と、枠体10Fに貫装される回転軸部15とを備える。
枠体10Fは、外側枠部3と、内側枠部5と、複数の連結部7とを備える。
外側枠部3は、実施形態1と同様に、複数の第1略円弧部3aに区分され、各第1略円弧部3aの凸側面3fが同じ側(例えば図10では外側)を向き、且つ各第1略円弧部3aがそれらの端部3bで隣接して一筋に並んだ状態で、相互に隣接する各第1略円弧部3aの端部3bの間が、各第1略円弧部3aの凹側および凸側に屈曲可能にヒンジ結合されて構成される。ここでは、外側枠部3の他の部分も、実施形態1と同様に形成される。
この外側枠部3は、実施形態1と同様に、各第1略円弧部3a間のヒンジ結合部分を可動させることで、環状または一列状に変形させる事ができる。
各連結部7は、例えば細長な略直方体状に形成されており、各第1略円弧部3aの凹側面3gにおいて第1略円弧部3aの径方向P2に立設される。ここでは、図12を参照して、各第1略円弧部3aの凹側面3gには、2個の連結部7が、各第1略円弧部3aの円弧方向P1に互いに所定間隔(例えば互いに近接した間隔)を空け且つ互いに平行に各第1略円弧部3aの径方向P2に立設されている。
内側枠部5は、中央孔5fを有する環状(例えば略円環状)に形成されており、その中央孔5fに所定の回転軸部15が、内側枠部5が回転軸部15の軸方向および周方向に固定される様にして貫装されている。ここでは、内側枠部5および回転軸部15は、例えば一体的に形成されている。また内側枠部5の外周面5iには、各連結部7の先端部7aが着脱自在に各々嵌合する複数の嵌合部5cが形成される。ここでは、嵌合部5cは、連結部7の先端部7aが嵌合する嵌合穴として形成される。
この枠体10Fは、各連結部7の先端部7aが内側枠部5の嵌合部5cに嵌合し、且つ外側枠部3の両端の各第1略円弧部3aの端部3b2同士を繋げる様にして、外側枠部3が内側枠部5の外周側に環状に配設される事で、組み立てられる。
この組立状態において、外側枠部3は、内側枠部5と同心軸状の略円環状となる。また外側枠部3、内側枠部5および連結部7で囲まれた各領域9がそれぞれ、各磁性材11が嵌合される領域となる。
ここでは、各領域9は、実施形態1と同様に、平面視で略台形状または略細長矩形状を呈している。略台形状の領域9aは、その略台形の上底側が内側枠部5側に向く様に配置される。また略細長矩形状の領域9bは、その長手方向が外側枠部3の径方向P2に沿う様に配置される。それら各領域9a,9bは、外側枠部3の周方向P1に沿って互いに交互に配置される。
磁性材11には、実施形態1と同様に、略台形状の領域9aに嵌合される平面視で略台形状の磁性材11aと、略細長矩形状の領域9bに嵌合される平面視で略細長矩形状の磁性材11bとの2種類がある。各磁性材11a,11bは、実施形態1と同様に構成されている。
またこの枠体10Fは、実施形態1と同様に更に、第1係合部13と第2係合部14とを備えている。
第1係合部13は、外側枠部3(即ち各第1略円弧部3a)、内側枠部5(即ち各第2略円弧部5a)および連結部7のうちの少なくとも外側枠部3および/または連結部7において、第1略円弧部3aの円弧方向P1および径方向P2の両方に直交する方向P3の一方側P+(例えば図13参照)の部分で領域9へと突出し、領域9内に嵌合された磁性材11の一方側P+の主面11cの周縁に係合する。ここでは例えば、第1係合部13は、第1略円弧部3aおよび第2略円弧部5aにおいてそれらの略円弧方向P1の全体に亘って形成される。
第2係合部14は、外側枠部3(即ち各第1略円弧部3a)、内側枠部5(即ち各第2略円弧部5a)および連結部7のうちの少なくとも外側枠部3および/または連結部7において、第1略円弧部3aの円弧方向P1および径方向P2の両方に直交する方向P3の他方側P−(例えば図13参照)の部分で領域9へと突出し、領域9内に嵌合された磁性材11の他方側P−の主面11dの周縁に係合する。ここでは例えば、第2係合部14は、第1略円弧部3aおよび第2略円弧部5aにおいてそれらの略円弧方向P1の全体に亘って形成される。
この様に構成された枠体10Fは、例えば、外側枠部3(各第1略円弧部3a)、連結部7およびそれら各部3,7に形成された第1係合部13および第2係合部14が一体的に形成され、内側枠部5およびそれに形成された第1係合部13および第2係合部14が一体的に形成されて構成される。
次にこの回転子1Fの製造方法を説明する。
まず枠体10Fを準備し、外側枠部3を内側枠部5から外した状態で、図11の様に、各第1略円弧部3aのヒンジ結合部分を可動させて、外側枠部3の両端の各第1略円弧部3aの端部3b2の間を、各磁性材11が、外側枠部3と連結部7とで囲まれる各領域9内に搬入可能な程度に開ける。図10では一例として、外側枠部3が一列状になる様に両端の各第1略円弧部3aの端部3b2の間が開かれている。
そして外側枠部3と各連結部7とで囲まれる各領域9内に各磁性材11を配置した後、図10の様に、各磁性材11が第1係合部13および第2係合部14と係合して各領域9から脱落しない程度で、且つ両端の各第1略円弧部3aの端部3b2が当接しない様に、各第1略円弧部3a間のヒンジ結合部分を各第1略円弧部3aの凹側に曲げる。
そして図12の様に、各第1略円弧部5aの凹側に内側枠部5を配置した後、図12の様に、各連結部7の先端部7aが内側枠部5の外周面5iの各嵌合部5cに嵌合する様にして、両端の各第1略円弧部3aの端部3b2同士を当接させる。そして、隣接する各第1略円弧部3a間の端部3b同士を全て溶接して、両端の各第1略円弧部3aの端部3b2同士の間が開かない様に端部3b2同士を連結固定すると共に、各第1略円弧部3a間のヒンジ連結部分が分断しない様に各第1略円弧部3a間の端部3b同士(ヒンジ連結部分)を連結固定する。
尚ここでは、隣接する各第1略円弧部3a間の端部3b同士を全て溶接するが、各第1略円弧部3aの端部3b2間のうち、両端の各第1略円弧部3aの端部3b2間だけを溶接しても良い。
この様に外側枠部3が内側枠部5の外周に配設された状態では、外側枠部3、内側枠部5および連結部7により枠体10Fが構成され、その枠体10Fは、中心軸部15に同心軸状に配設されている。内側枠部5は、回転軸部15の軸方向および周方向に固定されているので、枠体10Fも、回転軸部15の軸方向および周方向に固定された状態で回転軸部15に配設されている。また各領域9に配置された磁性材11は、各領域9内に嵌合すると共に、その一方側P+の主面11cの周縁に第1係合部13が係合して枠体10Fの一方側P+から外れる事が防止され、その他方側P−の主面11dの周縁に第2係合部14が係合して枠体10Fの他方側P−から外れる事が防止される。
以上の様に構成されたアキシャルギャップ型電動機用回転子1F、枠体10Fおよび回転子1Fの製造方法によれば、連結部7の先端部7aを内側枠部5の嵌合部5cから外した状態で、各第1略円弧部3a間のヒンジ結合部分を各第1略円弧部3aの凸側に曲げると、各第1略円弧部3aと各連結部7とで囲まれた領域9が、各連結部7の先端部7a側で広がるので、容易に領域9内に磁性材11を配設できる。
また内側枠部5の各嵌合部5cに各連結部7の先端部7aが嵌合する様にして、両端の各第1略円弧部3aの端部3b2同士を連結(例えば溶接)するだけで、ボルト等の締結部品を用いずに簡単に、枠体10Fを回転軸部15に配設できる。
また磁性材11の一方側P+の主面11cに係合する第1係合部13を有するので、磁性材11が、回転子1Fの領域9の一方側P+から外れる事を防止できる。
また磁性材11の他方側P−の主面11dに係合する第2係合部14を有するので、磁性材が、回転子1Fの領域9の他方側P−から外れる事を防止できる。
また内側枠部5Fの外周面に形成される嵌合部5cは、嵌合孔であるので、簡単な構造で、各連結部7の先端部7aを内側枠部5の外周面に嵌合できる。
また各第1略円弧部3aの凹側面3gには、2個の連結部7が、各第1略円弧部3aの円弧方向P1に互いに所定間隔(例えば互いに近接する間隔)を空け且つ互いに平行に各第1略円弧部3aの径方向P2に立設されるので、領域9として、細長な略矩形状の領域9bと略台形状の領域9aとを外側枠部3の周方向P1に沿って交互に形成できる。よって、磁性材11として、細長な略矩形状の磁性材11bと略台形状の磁性材11aとを交互に配設できる。
また各第1略円弧部3a間のヒンジ結合部分および両端の各第1略円弧部3aの端部3b2のうちの少なくとも両端の各第1略円弧部3aの端部3b2同士が溶接されるので、ボルト等の締結部品を用いずに簡単に、枠体10Fを回転軸部15に配設できる。
また内側枠部5Fと回転軸部15とは一体形成されるので、ボルト等の締結部品を用いずに、内側枠部5Fを回転軸部15に配設できる。
尚、この実施形態と、第2,第3,第5実施形態の何れかとを組み合わせても良い。
1,1F 回転子
3 外側枠部
3a 第1略円弧部
3b 端部
3b1 端面
3b2 端部
3c 凹部
3c1 側壁
3d 凸部
3e 凸側の縁部分
3f 凸側面
3g 凹側面
5,5F 内側枠部
5a 第2略円弧部
5b 凹側面
5c 嵌合部
5d 側面
5e 凸側面
5f 中央孔
5g 窪み部
5h 端部
5i 外周面
7 連結部
7a 先端部
9 領域
10,10F 枠体
11 磁性在
11a 略台形状の磁性材
11b 略細長矩形状の磁性材
11c 一方側の主面
11d 他方側の主面
13 第1係合部
14 第2係合部
15 回転軸部
15a 溝部
P1 円弧方向
P2 径方向
P3 各方向P1,P2に直交する方向

Claims (25)

  1. 回転軸部(15)と、前記回転軸部の周囲に配置される複数の磁性材(11)とを有し、前記回転軸部に平行な回転軸方向に空隙を介して固定子と対向するアキシャルギャップ型電動機用回転子に用いる枠体(10)であって、
    複数の第1略円弧部(3a)に区分され、相互に隣接する前記第1略円弧部間の端部(3b)間がヒンジ結合された外側枠部(3)と、
    前記第1略円弧部のそれぞれに対応する複数の第2略円弧部(5a)に分割された内側枠部(5)と、
    相互に対応する前記第1略円弧部および前記第2略円弧部同士を連結する複数の連結部(7)と、
    を備え、
    前記外側枠部の両端の前記各第1略円弧部の端部(3b2)同士が連結して前記外側枠部および前記内側枠部が環状を呈した状態で、
    (i)前記各第2略円弧部の凹側面(5b)は前記回転軸部が貫装される中央孔(5f)を形成し、
    (ii)前記外側枠部、前記内側枠部および前記連結部によって、前記各磁性材がそれぞれ嵌合される複数の領域(9)が規定されることを特徴とするアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体。
  2. 請求項1に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体であって、
    前記外側枠部(3)、前記内側枠部(5)および前記連結部(7)のうちの少なくとも1つにおいて、前記第1略円弧部の円弧方向(P1)および径方向(P2)の両方に直交する方向(P3)の一方側(P+)で前記領域(9)へと突出し、前記領域内に嵌合された前記磁性材(11)の前記一方側の主面(11c)に係合する第1係合部(13)を更に備えることを特徴とするアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体。
  3. 請求項1または2に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体であって、
    前記外側枠部(3)、前記内側枠部(5)および前記連結部(7)のうちの少なくとも1つにおいて、前記第1略円弧部の円弧方向(P1)および径方向(P2)の両方に直交する方向(P3)の他方側(P−)の部分で前記領域(9)側へと突出し、前記領域内に嵌合された前記磁性材(11)の前記他方側の主面(11d)に係合する第2係合部(14)を更に備えることを特徴とするアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体。
  4. 請求項1〜3の何れか一に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体であって、
    前記各第2略円弧部(5a)の円弧方向(P1)の側面(5d)は、絶縁処理が施されることを特徴とするアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体。
  5. 請求項1〜4の何れか一に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体であって、
    前記連結部(7)は、その一端が、前記第1略円弧部のその円弧方向(P1)の一方側(P+)の端部(3b)付近に連結されると共に、その他端が、前記第2略円弧部(5a)のその円弧方向(P1)の前記一方側の端部(5h)付近に連結される態様と、その一端が、前記第1略円弧部のその円弧方向(P1)の他方側(P−)の端部(3b)付近に連結されると共に、その他端が、前記第2略円弧部5aのその円弧方向(P1)の前記他方側の端部(5h)付近に連結される態様とを交互に繰り返す様に、前記各第1略円弧部(3a)に1つずつ設けられることを特徴とするアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体。
  6. 請求項1〜5の何れか一つに記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体(10)と、
    前記回転軸部(15)と、
    前記領域内に嵌合された前記磁性材(11)と、
    を備え、
    前記各第2略円弧部(5)の前記凹側面(5b)が前記中央孔(5f)を形成しており、
    前記回転軸部が前記中央孔に貫装されており、
    前記各第1略円弧部(3a)間のヒンジ部分および前記両端の前記各第1略円弧部の端部(3b2)同士のうちの少なくとも前記両側の前記各第1略円弧部の前記端部同士が溶接されることを特徴とするアキシャルギャップ型電動機用回転子。
  7. 請求項6に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子であって、
    前記回転軸部(15)の外周面には、前記第2略円弧状枠部(5a)の前記凹側面(5b)が嵌合する溝部(15a)が周設されることを特徴とするアキシャルギャップ型電動機用回転子。
  8. 回転軸部(15)と、前記回転軸部の周囲に配置される複数の磁性材(11)とを有し、前記回転軸部に平行な回転軸方向に空隙を介して固定子と対向するアキシャルギャップ型電動機用回転子に用いる枠体(10F)であって、
    複数の第1略円弧部(3a)に区分され、相互に隣接する前記第1略円弧部の端部(3b)間がヒンジ結合された外側枠部(3)と、
    前記各第1略円弧部の凹側面(3g)においてその径方向(P2)に立設された複数の連結部(7)と、
    前記回転軸部に同心軸状に配設され、その外周面に前記各連結部の先端部(7a)が各々嵌合する複数の嵌合部(5c)が形成された環状の内側枠部(5F)と、
    を備え、
    前記各連結部の前記先端部が前記内側枠部の前記各嵌合部に嵌合し、且つ前記外側枠部の両端の前記各第1略円弧部の端部(3b2)同士が連結して前記外側枠部が環状を呈した状態で、
    (i)前記外側枠部、前記内側枠部および前記連結部によって、前記複数の磁性材がそれぞれ嵌合される複数の領域(9)が規定されることを特徴とするアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体。
  9. 請求項8に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体であって、
    少なくとも前記外側枠部(3)および/または前記連結部(7)において、前記第1円弧部(3a)の円弧方向(P1)および径方向(P2)の両方に直交する方向(P3)の一方側(P+)で前記領域(9)側へと突出し、前記領域内に嵌合された前記磁性材(11)の前記一方側の主面(11c)に係合する第1係合部(13)を更に備えることを特徴とするアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体。
  10. 請求項8または9に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体であって、
    少なくとも前記外側枠部(3)および/または前記連結部(7)において、前記第1円弧部(3a)の円弧方向(P1)および径方向(P2)の両方に直交する方向(P3)の他方側で前記領域(9)側へと突出し、前記領域内に嵌合された前記磁性材(11)の前記他方側の主面(11d)に係合する第2係合部(14)を更に備えることを特徴とするアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体。
  11. 請求項8〜10の何れか一に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体であって、
    前記内側枠部(5F)の前記嵌合部(5c)は、前記各連結部の先端部(7a)が嵌合する嵌合穴(5c)であることを特徴とするアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体。
  12. 請求項8〜11の何れか一に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体であって、
    前記各第1略円弧部(3a)の凹側面(3g)には、2個の前記連結部(7)が、前記各第1略円弧部の円弧方向(P1)に互いに所定間隔を空け且つ互いに平行に前記各第1略円弧部の径方向(P2)に立設されることを特徴とするアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体。
  13. 請求項8〜12の何れか一に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体(10F)と、
    前記回転軸部(15)と、
    前記領域内に嵌合された前記磁性材(11)と、
    を備え、
    前記外側枠部(3)の両端の前記各第1略円弧部(3a)の端部(3b2)同士が当接された状態で、前記各第1略円弧部間のヒンジ結合部分および前記両端の前記各第1略円弧部の端部(3b2)のうちの少なくとも前記両端の前記各第1略円弧部の前記端部同士が溶接されることを特徴とするアキシャルギャップ型電動機用回転子。
  14. 請求項13に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子であって、
    前記内側枠部(5F)と前記回転軸部(15)とは、一体形成されることを特徴とするアキシャルギャップ型電動機用回転子。
  15. 請求項1〜5,8〜12の何れか一に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体であって、
    相互に隣接する前記各第1略円弧部(3a)のうち、一方の前記第1略円弧部の当該隣接側の端部(2b)の端面(3b1)には、その第1略円弧部の円弧方向(P1)および径方向(P2)の両方に直交する方向(P3)の両側に側壁(3c1)を有する凹部(3c)が形成され、他方の前記第1略円弧部の当該隣接側の端部(3b)の端面(3b1)には、前記凹部の前記側壁により狭持される凸部(3d)が形成されることを特徴とするアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体。
  16. 請求項15に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体であって、
    前記凹部(3c)は、前記一方の第1略円弧部(3a)の凸側面(3f)で開放していることを特徴とするアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体。
  17. 請求項1〜5,8〜12,15,16の何れか一に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体であって、
    相互に隣接する前記各第1略円弧部(3)は、それらの隣接側の端部(3b)の端面(3b1)におけるそれらの凸側の縁部分(3e)だけで連結する様に一体形成されることを特徴とするアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体。
  18. 請求項1〜5,8〜12,15〜17の何れか一に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体であって、
    前記外側枠部(3)および前記内側枠部(5,5F)に、前記第1係合部および前記第2係合部が形成されることを特徴とするアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体。
  19. 請求項1〜5,8〜12,15〜18の何れか一に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体であって、
    前記連結部(7)に、前記第1係合部(13)および前記第2係合部(14)が形成されることを特徴とするアキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体。
  20. 回転軸部(15)と、前記回転軸部の周囲に配置される複数の磁性材(11)とを有し、前記回転軸部に平行な回転軸方向に空隙を介して固定子と対向するアキシャルギャップ型電動機用回転子の製造方法であって、
    複数の第1略円弧部(3a)に区分され、相互に隣接する前記第1略円弧部の端部(3b)間がヒンジ結合された外側枠部(3)と、
    前記第1略円弧部のそれぞれに対応する複数の第2略円弧部(5a)に分割された内側枠部(5)と、
    相互に対応する前記第1略円弧部および前記第2略円弧部同士を連結する複数の連結部(7)と、
    を備え、
    前記外側枠部の両端の前記各第1略円弧部の端部(3b2)同士が連結して前記外側枠部および前記内側枠部が環状を呈した状態で、
    (i)前記第2略円弧部の凹側面(5b)は前記回転軸部が貫装される中央孔(5f)を形成し、
    (ii)前記外側枠部、前記内側枠部および前記連結部によって、前記複数の磁性材がそれぞれ嵌合される複数の領域(9)が規定される枠体(10)に対し、
    (a)前記各第1略円弧部間のヒンジ結合部分を可動させて、前記両端の前記各第1略円弧部の端部(3b2)間を開ける工程と、
    (b)所定の回転軸部(15)の周囲に前記各第2略円弧部の凹側面5bを配置した後、前記所定の回転軸部が前記内側枠部の前記中央孔内に貫装される様に、前記両端の前記各第1略円弧部の端部(3b2)同士を当接させる工程と、
    (c)隣接する前記各第1略円弧部間のヒンジ結合部分および前記両端の前記各第1略円弧部の端部(3b2)のうちの少なくとも前記両端の前記各第1略円弧部の前記端部同士を溶接する工程と、
    を備えることを特徴とするアキシャルギャップ型電動機用回転子の製造方法。
  21. 請求項20に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子の製造方法であって、
    前記枠体(10)は、
    前記外側枠部(3)、前記内側枠部(5)および前記連結部(7)のうちの少なくとも1つにおいて、前記第1略円弧部(3a)の円弧方向(P1)および径方向(P2)の両方に直交する方向(P3)の一方側(P+)の部分で前記領域(9)側へと突出し、前記領域内に嵌合された前記磁性材(11)の前記一方側の主面(11c)に係合する第1係合部(13)を更に備え、
    前記各工程(a)(b)間に、(d)前記枠体の前記各領域内に前記各磁性材を配置した後、前記各磁性材が前記第1係合部と係合して前記各領域から脱落しない程度で、且つ前記両端の前記各第1略円弧部の端部(3b2)同士が当接しない様に、前記各第1略円弧部間のヒンジ結合部分を前記各第1略円弧部の凹側に曲げる工程を更に備えることを特徴とするアキシャルギャップ型電動機用回転子の製造方法。
  22. 請求項21に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子の製造方法であって、
    前記枠体(10)は、
    前記外側枠部(3)、前記内側枠部(5)および前記連結部(7)のうちの少なくとも1つにおいて、前記第1略円弧部(3a)の円弧方向(P1)および径方向(P2)の両方に直交する方向(P3)の他方側(P−)の部分で前記領域(9)側へと突出し、前記領域内に嵌合された前記磁性材(11)の前記他方側の主面(11d)に係合する第2係合部(14)を更に備え、
    前記工程(a)では、
    前記両端の前記各第2略円弧部の端部(3b2)間を、前記各磁性材が前記各領域内に搬入可能な程度に開けることを特徴とするアキシャルギャップ型電動機用回転子の製造方法。
  23. 回転軸部(15)と、前記回転軸部の周囲に配置される複数の磁性材(11)とを有し、前記回転軸部に平行な回転軸方向に空隙を介して固定子と対向するアキシャルギャップ型電動機用回転子の製造方法であって、
    複数の第1略円弧部(3a)に区分され、相互に隣接する前記第1略円弧部間の端部(3b)がヒンジ結合された外側枠部(3)と、
    前記各第1略円弧部の凹側面(3g)においてその径方向(P2)に立設された複数の連結部(7)と、
    前記回転軸部に同心軸状に配設され、その外周側面に前記各連結部の先端部(7a)が各々嵌合する複数の嵌合部(5c)が形成された略円状の内側枠部(5F)と、
    を備え、
    前記各連結部の前記先端部が前記内側枠部の前記各嵌合部に嵌合し、且つ前記外側枠部の両端の前記各第1略円弧部の端部(3b2)同士が連結して前記外側枠部が環状を呈した状態で、
    (i)前記外側枠部、前記内側枠部および前記連結部によって、前記複数の磁性材がそれぞれ嵌合される複数の領域(9)が規定される枠体(10F)に対し、
    (a)前記各第1略円弧部間のヒンジ結合部分を可動させて、前記両端の前記各第1略円弧部の端部(3b2)間を開ける工程と、
    (b)所定の回転軸部(15)の周囲に前記各第2略円弧部の凹側面(5b)を配置した後、前記各連結部の前記先端部が前記内側枠部の前記各嵌合部に嵌合する様にして、前記両端の前記各第1略円弧部の端部同士を当接させる工程と、
    (c)前記各第1略円弧部間のヒンジ結合部分および前記両端の前記各第1略円弧部の端部(3b2)同士のうちの少なくとも前記両側の前記各第1略円弧部の前記端部同士を溶接する工程と、
    を備えることを特徴とするアキシャルギャップ型電動機用回転子の製造方法。
  24. 請求項23に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子の製造方法であって、
    前記枠体(10F)は、
    少なくとも前記外側枠部(3)および/または前記連結部(7)において、前記第1略円弧部(3a)の円弧方向(P1)および径方向(P2)の両方に直交する方向(P3)の一方側(P+)の部分で前記領域(9)側へと突出し、前記領域内に嵌合された磁性材(11)の前記一方側の主面(11c)に係合する第1係合部(13)を更に備え、
    前記各工程(a)(b)間に、(d)前記枠体の前記各領域内に前記各磁性材を配置した後、前記各磁性材が前記第1係合部と係合して前記各領域から脱落しない程度で、且つ前記両端の前記各第1略円弧部間の端部同士が当接しない様に、前記各第1略円弧部間のヒンジ結合部分を前記各第1略円弧部の凹側に曲げる工程を更に備えることを特徴とするアキシャルギャップ型電動機用回転子の製造方法。
  25. 請求項23に記載のアキシャルギャップ型電動機用回転子の製造方法であって、
    前記枠体(10F)は、
    少なくとも前記外側枠部(3)および/または前記連結部(7)において、前記第1略円弧部(3a)の円弧方向(P1)および径方向(P2)の両方に直交する方向(P3)の他方側(P−)の部分で前記領域(9)側へと突出し、前記領域内に嵌合された前記磁性材(11)の前記他方側の主面(11d)に係合する第2係合部(14)を更に備え、
    前記工程(a)では、
    前記両端の前記各第1略円弧部の端部(3b2)間を、前記各磁性材が前記各領域内に搬入可能な程度に開けることを特徴とするアキシャルギャップ型電動機用回転子の製造方法。
JP2009064472A 2009-03-17 2009-03-17 アキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体、アキシャルギャップ型電動機用回転子、およびアキシャルギャップ型電動機用回転子の製造方法 Pending JP2010220398A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009064472A JP2010220398A (ja) 2009-03-17 2009-03-17 アキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体、アキシャルギャップ型電動機用回転子、およびアキシャルギャップ型電動機用回転子の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009064472A JP2010220398A (ja) 2009-03-17 2009-03-17 アキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体、アキシャルギャップ型電動機用回転子、およびアキシャルギャップ型電動機用回転子の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010220398A true JP2010220398A (ja) 2010-09-30

Family

ID=42978619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009064472A Pending JP2010220398A (ja) 2009-03-17 2009-03-17 アキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体、アキシャルギャップ型電動機用回転子、およびアキシャルギャップ型電動機用回転子の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010220398A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2996378A1 (fr) * 2012-10-03 2014-04-04 Renault Sas Rotor pour machine electrique

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2996378A1 (fr) * 2012-10-03 2014-04-04 Renault Sas Rotor pour machine electrique

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102957231B (zh) 定子以及马达
JP5253098B2 (ja) 回転電機
JP5842361B2 (ja) モータ及びモータの製造方法
WO2012056714A1 (en) Bus bar, motor, and process for producing these
US7893590B2 (en) Stator having high assembly
US20140091671A1 (en) Stator core, split core block, stator manufacturing method and rotary electric machine
CN104704714A (zh) 永磁体埋入型电动机
JP5859112B2 (ja) 回転電機の電機子、及び回転電機の電機子の製造方法
JP5971418B2 (ja) 回転電機用同期ロータと回転電機用同期ロータの製造方法
KR20110085874A (ko) 듀얼 로터 모터 및 그 제조 방법
JP2014057403A (ja) 回転電機の固定子、及びその固定子の製造方法
JP2013208038A (ja) 回転電機及び巻線装着方法
JP3137510B2 (ja) 同期機の固定子,その製造方法並びにティース片及びヨーク片
JP2003274579A (ja) 密閉型圧縮機用電動機の固定子
JP2008061312A (ja) 固定子とこれを備えたモータ
WO2017073036A1 (ja) 回転電気機械のロータ
JP2012257366A (ja) 回転電機ステータ及びその製造方法
JP2004180383A (ja) 固定子及びその製造方法
JP2008278649A (ja) アキシャルギャップ型回転電機及び界磁子
JP2015023754A (ja) 回転電機における相間絶縁シートの製造方法、及び電動圧縮機
JP2010279185A (ja) アキシャルギャップ型回転電機用ロータ
JP2013165579A (ja) 平角導体の絶縁皮膜除去方法
JP2010178426A (ja) ステータコア
JP2010220398A (ja) アキシャルギャップ型電動機用回転子用枠体、アキシャルギャップ型電動機用回転子、およびアキシャルギャップ型電動機用回転子の製造方法
JP2006325295A (ja) ステータ