JP2010220151A - コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明のコンテンツ配信システムは、ユーザの脳波に基づいて、そのユーザに適したコンテンツデータを配信することができる。
【解決手段】ユーザがコンテンツデータ510を閲覧したときの脳波は、脳波センサ30によって測定され、脳波検知部22からコンテンツ推奨システム10に脳波データが送られる。感情判定部101は、ユーザの脳波データと脳波パターンデータベースT10に登録されている基準脳波パターンとを比較照合し、ユーザの感情を判定する。コンテンツ推奨部103は、ユーザ感情がポジティブの場合、最初のコンテンツデータに関連する他のコンテンツデータを配信させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法及びコンピュータプログラムに関する。
近年では、脳波を利用して機械を操作するBMI(Brain Machine Interface)が着目されている。また、ユーザの生体情報に基づいて、どの程度の関心をもってコンテンツを視聴したか否か(視聴質)を検出する技術(特許文献1,特許文献2)や、ユーザの感情を生体情報に基づいて推定し、ユーザの感情に応じた素材を取得して自分史を編集できるようにした技術(特許文献3)、及び、ユーザの生体情報に基づいてウェブページのデザインを変換し、ユーザ端末に配信する技術(特許文献4)も知られている。
一方、インターネット上の仮想店舗において、ユーザの購買履歴に基づいて商品を推薦するシステムも知られている(特許文献5)。
特開2008−205861号公報 特開2005−142975号公報 特開2008−252356号公報 特開2002−157187号公報 特開2008−282098号公報
ユーザの商品購買履歴に基づいて別の商品を勧めるシステムは知られているが、ユーザの脳波を利用する推奨システムは存在しない。脳波を計測する従来技術は知られているが、計測された脳波を商品やサービスの購入に際してどのように利用すべきかを開示する従来技術は知られていない。上述の各文献に記載の技術を組み合わせた場合、ユーザの脳波に基づいてパーソナルコンピュータを操作し、仮想店舗で商品を購入するシステムが得られるだけである。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的は、ユーザの脳波に基づいてユーザコンピュータにコンテンツデータを配信することができるコンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法及びコンピュータプログラムを提供することにある。本発明の他の目的は、ユーザの脳波から感情を判定し、ユーザの感情に応じてコンテンツデータをユーザコンピュータに配信できるようにしたコンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法及びコンピュータプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1観点に従うコンテンツ配信システムは、ユーザの使用するユーザコンピュータにコンテンツデータを送信して表示させるコンテンツ配信システムであって、ユーザコンピュータに接続され、ユーザの脳波を測定して脳波データを送信する脳波測定部と、複数のコンテンツデータを管理するコンテンツ管理部と、ユーザコンピュータを介してユーザに提供される第1コンテンツデータに関する第1脳波データを脳波測定部から受信した場合に、第1脳波データに基づいて、コンテンツ管理部により管理されている各コンテンツデータのうち所定のコンテンツデータを選択してユーザコンピュータに送信させる、コンテンツ配信部と、を備える。
上記構成により、脳波測定部は、第1コンテンツを視聴(閲覧)するユーザの脳波を測定して、第1脳波データを送信する。コンテンツ配信部は、第1脳波データに基づいて所定のコンテンツデータを選択し、ユーザコンピュータに送信させる。従って、ユーザの脳波に応じて、ユーザの使用するユーザコンピュータにコンテンツデータを配信できる。
第2観点では、第1観点において、脳波測定部から送信される脳波データに基づいて、ユーザの感情を判定する感情判定部を設け、コンテンツ配信部は、第1コンテンツデータに関する第1脳波データを脳波測定部から受信した場合に、第1脳波データについての感情判定部による第1判定結果を取得し、第1判定結果に基づいて、コンテンツ管理部により管理されている各コンテンツデータのうち所定のコンテンツデータを選択してユーザコンピュータに送信させる。
上記構成により、ユーザが第1コンテンツデータを視聴した場合の感情に応じて、所定のコンテンツデータをユーザコンピュータに配信することができる。
第3観点では、第2観点において、コンテンツ配信部は、第1判定結果が第1感情を示す場合、各コンテンツデータのうち第1コンテンツデータとの関連性が相対的に高い所定コンテンツデータをユーザコンピュータに送信させる。
上記構成により、例えば、第1感情が「喜び」や「前向き」、「肯定的」のような積極的感情の場合、第1コンテンツデータと関連性の高い所定のコンテンツデータが配信され、ユーザは、心地よく所定のコンテンツデータを視聴することができる。
第4観点では、第2観点において、コンテンツ配信部は、第1判定結果が第2感情を示す場合、各コンテンツデータのうち第1コンテンツデータとの関連性が相対的に低い所定コンテンツデータをユーザコンピュータに送信させる。
上記構成により、例えば、第2感情が「悲しみ」や「後ろ向き」、「否定的」のような消極的感情の場合、第1コンテンツデータと関連性の低い所定のコンテンツデータが配信され、ユーザは気分を変えて所定のコンテンツデータを視聴することができる。
第5観点では、第2観点において、コンテンツ配信部は、第1判定結果が所定の第1感情を示す場合、各コンテンツデータのうち第1コンテンツデータとの関連性が相対的に高い所定コンテンツデータをユーザコンピュータに送信させ、第1判定結果が第1感情以外の他の感情を示す場合、コンテンツデータのうち第1コンテンツデータとの関連性が相対的に低い所定コンテンツデータをユーザコンピュータに送信させる。
第6観点では、第4または第5観点のいずれかにおいて、コンテンツ配信部は、第1判定結果が消極的感情を示す場合、各コンテンツデータのうち第1コンテンツデータとの関連性が相対的に高い他の各コンテンツデータを抽出し、それら抽出される各コンテンツデータについて送信を禁止させるための情報を対応付ける。
第7観点では、第2観点において、コンテンツ配信部からユーザコンピュータに送信される所定のコンテンツデータについて脳波測定部から第2脳波データを受信し、第2脳波データについての感情判定部による第2判定結果を取得し、所定のコンテンツデータに対するユーザの行動結果に基づいて、第2判定結果を評価する、評価部を備える。
第8観点では、第1観点において、複数のコンテンツデータに関する脳波データのパターンに基づいて、複数のユーザを予めグループ分けして管理するユーザグループ管理部と、第1脳波データを測定されたユーザが、ユーザグループ管理部で管理されている各グループのうちいずれのグループに属するかを、脳波測定部から受信される第1脳波データに基づいて判定する、ユーザ分類部と、それぞれを設け、コンテンツ配信部は、コンテンツ管理部により管理されている各コンテンツデータのうち、ユーザの属するグループに基づいて所定のコンテンツデータを選択し、ユーザコンピュータに送信する。
第9観点では、第8観点において、脳波測定部から送信される脳波データに基づいて、ユーザの感情を判定する感情判定部を設け、ユーザグループ管理部は、各コンテンツデータ毎の感情判定部による判定結果に基づいて複数のグループを管理しており、コンテンツ配信部は、各コンテンツデータのうち、ユーザの属するグループにおいて、感情判定部による判定結果が第1感情を示す所定のコンテンツデータを選択し、ユーザコンピュータに送信する。
本発明は、方法の発明またはコンピュータプログラムの発明として構成することもできる。コンピュータプログラムは、記録媒体に固定されて流通したり、または、通信ネットワークを介して流通されたりすることができる。
本発明の実施形態に係るコンテンツ配信システムの全体図。 脳波センサのブロック図。 脳波パターンに応じてコンテンツ配信を制御する様子を示す模式図。 脳波パターンから感情を判定するためのデータベースの説明図。 コンテンツを管理するためのデータベースを示す説明図。 システムの全体動作を示すフローチャート。 コンテンツの配信方法を示す模式図。 コンテンツの表示方法を示す説明図。 コンテンツの別の配信方法を示す模式図。 コンテンツの別の表示方法を示す説明図。 第2実施例に係るシステムの全体動作を示すフローチャート。 コンテンツ管理データベースの説明図。 第3実施例に係るシステムの全体図。 各ユーザのコンテンツに対する反応を蓄積するログの説明図。 ユーザグループを管理するためのデータベースの説明図。 ユーザグループを作成する処理を示すフローチャート。 所属するユーザグループに応じてコンテンツを配信する処理を示すフローチャート。
以下、図を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態では、以下に述べるように、ユーザの脳波に応じて、ユーザの使用するユーザコンピュータにコンテンツデータを配信させる。本実施形態では、ユーザの脳波に基づいてユーザの感情を判定し、ユーザ感情に応じてコンテンツデータを配信させる。本実施形態では、ユーザの脳波に基づいて、そのユーザの属するユーザグループを判別し、そのユーザグループで好まれているコンテンツデータを配信させる。本発明は、ユーザの脳波に基づいてコンテンツデータを評価し、分類するためのシステムとして使用することもできる。
図1〜図10に基づいて第1実施例を説明する。図1は、本実施例に係るコンテンツ配信システムの全体を示す説明図である。コンテンツ配信システムは、例えば、コンテンツ推奨システム10と、ユーザコンピュータ20と、脳波検知部22及び脳波センサ30と、ウェブサーバ40と、コンテンツ管理サーバ50とを備える。
「コンテンツ配信部」としてのコンテンツ推奨システム10は、ユーザの脳波に基づいてコンテンツデータをユーザコンピュータ20に配信させる。コンテンツ推奨システム10は、例えば、感情判定部101と、評価部102と、コンテンツ推奨部103とを備える。
感情判定部101は、脳波検知部22から送信される脳波データに基づいて、ユーザの感情を判定する。本実施例では、ユーザの感情を、「第1感情」としてのポジティブ感情と、「第2感情」としてのネガティブ感情とのいずれかに分類する。脳波パターンデータベースT10は、例えば、複数種類の脳波パターンについて、それらの脳波パターンがポジティブな感情を示す割合及びネガティブな感情を示す割合(あるいは、ポジティブな感情を示すか否か)を予め記憶している。脳波パターンと感情との関係を調べる手法については後述する。
ここで、ポジティブな感情とは、例えば、喜び、前向き、肯定的等の積極的な気持ちを示す。ネガティブな感情とは、例えば、悲しみ、後ろ向き、否定的等の消極的な気持ちを示す。なお、ポジティブな感情またはネガティブな感情のいずれにも属さない第3の感情(中立的な感情)を導入してもよい。あるいは、ユーザ感情を4つ以上に分類する構成としてもよい。
評価部102は、感情判定部101による判定結果とユーザによる行動結果とに基づいて、コンテンツデータをユーザが視聴したときの感情を評価する。ユーザによる行動結果とは、例えば、コンテンツデータに対応する商品またはサービスをユーザが購入することを意味する。具体的には、ある商品を紹介するコンテンツデータをユーザが視聴して、その商品を購入した場合、評価部102は、そのコンテンツデータに対応する脳波パターンのポジティブ度を高くする。ユーザが商品を購入したか否かの情報を、ウェブサーバ40からコンテンツ推奨システム10に通知させることができる。
コンテンツ推奨部103は、ユーザの感情に応じて、ユーザコンピュータ20に「所定のコンテンツデータ」としての別のコンテンツデータを配信させる。コンテンツデータの配信は、ウェブサーバ40を介して行われる。
本実施例では、後述のように、最初に配信されたコンテンツデータをユーザが視聴(閲覧)した場合に、ユーザの感情がポジティブであったならば、最初のコンテンツデータとの関連性の高い別のコンテンツデータを配信させる。
ユーザコンピュータ20は、例えば、パーソナルコンピュータや携帯電話または携帯情報端末等のコンピュータとして構成される。ユーザコンピュータ20は、ディスプレイ装置21を備えており、ディスプレイ装置21にコンテンツデータ510が表示される。以下、コンテンツデータを「コンテンツ」と略する場合がある。
脳波センサ30及び受信部31と共に「脳波測定部」を構成する脳波検知部22は、プログラム製品として構成され、ユーザコンピュータ20にインストールされている。脳波検知部22は、脳波センサ30によって検出される脳波信号を脳波データとして、コンテンツ推奨システム10に送信する。
脳波検知部22は、予めユーザコンピュータ20にインストールさせておくこともできるし、または、コンテンツデータと一緒に脳波検知部22のプログラムをユーザコンピュータ20に送信し、コンテンツデータ視聴前にインストールさせることもできる。
ウェブサーバ40は、ユーザコンピュータ20にウェブページを提供する。ウェブサーバ40は、例えば、各種仮想店舗サイト、オークションサイト、各種画像の鑑賞サイト、SNS(Social Networking Service)、各種ゲームサイト、各種企業サイト等のように構成される。
「コンテンツ管理部」としてのコンテンツ管理サーバ50は、ウェブサーバ40からユーザコンピュータ20に配信させるための、複数のコンテンツデータ510を管理するコンピュータである。
本実施例では、コンテンツ推奨システム10がコンテンツ管理サーバ50からコンテンツデータ510を取得して、ユーザコンピュータ20に配信させる。しかし、これに限らず、コンテンツ推奨システム10からの指示に応じて、コンテンツ管理サーバ50がユーザコンピュータ20にコンテンツデータ510を配信する構成としてもよい。
図2は、脳波センサ30及び脳波検知部22の構成例を示すブロック図である。脳波センサ30は、例えば、ユーザの頭部に装着されるヘルメット型センサ、または、サンバイザー型センサ、または、眼鏡型センサ等のように構成される。
脳波センサ30は、ユーザの頭部から放射される脳波を測定するための複数の電極300を備える。さらに、脳波センサ30は、ユーザの視線を検出するための視線検出センサ305を備えてもよい。または、例えば脳波の解析によって視線を検出可能な場合等には、視線検出センサ305を設けない構成とすることもできる。
各電極300からの電気信号は信号増幅部301によって増幅され、ノイズ除去部302によりノイズが取り除かれる。信号処理部303は、例えば、脳波信号をデジタル信号に変換する等の処理を行い、脳波データを生成する。脳波データは、送信部304から受信部31に向けて送信される。
受信部31は、ユーザコンピュータ20に接続されており、脳波センサ30から送信される脳波データを受信する。送信部304と受信部31とは、無線または有線で接続されている。無線接続の場合、例えば、赤外線や電波を用いて脳波データが送信される。
受信部31は、例えば、ユーザコンピュータ20のUSB(Universal Serial Bus)ポートのようなインターフェース部に取り付けられる小型受信機として構成される。受信部31は、波形整形等を行うための信号処理部310を備えることもできる。脳波検知部22は、ディスプレイ装置21に表示されているコンテンツデータ510を特定するためのコンテンツID(識別情報)と、そのコンテンツデータ510をユーザが視聴したときの脳波データとを対応付けて、コンテンツ推奨システム10に送信させる。
図3は、ユーザの脳波データに基づいてユーザコンピュータ20に表示させるコンテンツデータ510を制御する様子を示す図である。図3の上部に示すように、例えば、ウェブページ500は、中央の表示領域501と、上側表示領域502と、左側表示領域503と、右側表示領域504と、下側表示領域505とに区切ることができる。本実施例では、主に、中央の表示領域501にコンテンツデータ510が表示される場合を例に挙げて説明する。他の領域502−505には、例えば、メニューやテキストリンク等が配置される。
脳波センサ30により検出された脳波は、脳波データとしてコンテンツ推奨システム10に送られる。コンテンツ推奨システム10は、脳波データのパターンと、脳波パターンデータベースT10に予め蓄積されている基準脳波パターンとを照合する。
図4は、脳波パターンデータベースT10の構成例を示す。脳波パターンデータベースT10は、例えば、基準脳波パターンを示す欄C10と、ポジティブ度を示す欄C11と、ネガティブ度を示す欄C12と、ポジティブ数を示す欄C13と、ネガティブ数を示す欄C14と、サンプル数を示す欄C15とを備える。基準となる脳波パターンは、以下に述べるように、予め実験によって求められる。
ポジティブ数とは、ポジティブな反応を得たユーザの総数を示し、ネガティブ数は、ネガティブな反応を得たユーザの総数を示す。サンプル数は、ポジティブ数とネガティブ数の合計、つまり、テストユーザの総数である。
複数の被験者に、複数の実験用コンテンツデータを視聴させ、実験用コンテンツデータ視聴時における各被験者の脳波データをそれぞれ取得する。実験システムは、例えば、E(α)、E(β)、E(γ)、σ(α)、σ(β)、σ(γ)のような脳波データを取得し、記憶する。ここで、例えば、E(α)はα波の強度、E(β)はβ波の強度、E(γ)はγ波の強度、σ(α)はα波の強度の標準偏差、σ(β)はβ波の強度の標準偏差、σ(γ)はγ波の強度の標準偏差を、それぞれ示す。
各被験者は、実験用コンテンツデータを視聴するたびに、ポジティブな感情が生じたか、それとも、ネガティブな感情が生じたか、それとも、特に何も感じなかったかを、回答する。説明の便宜上、ポジティブな感情が得られた場合の回答をEp、ネガティブな感情が得られた場合の回答をEn、特に何も感じなかった場合の回答をEsとする。各被験者からの回答は、手動スイッチやボタン、あるいは音声等によって実験システムに入力され、実験システムに記憶される。
実験システムは、各被験者の各実験用コンテンツデータに関する脳波データを、例えば、クラスタ分析や相対尺度法等の手法を用いて、複数の脳波パターンに分類する。これら分類された脳波パターンを、本明細書では、基準脳波パターンと呼ぶ。
実験システムは、各基準脳波パターン毎に、ポジティブ度及びネガティブ度をそれぞれ集計する。例えば、ポジティブ度は、その基準脳波パターンに分類された各脳波データについて回答されたポジティブ評価Epの合計値を、その基準脳波パターンに分類された脳波データの総数で除算することにより、求められる。このようにして求められる、各基準脳波パターン毎のポジティブ度、ネガティブ度は、脳波パターンデータベースT10に登録される。
具体例を挙げて説明する。10人の被験者に10種類の実験用コンテンツデータを視聴させ、コンテンツデータ視聴時の脳波データを計測し、コンテンツデータ視聴時に生じた感情をEp,Es,Enの中から選択させる場合を説明する。この場合、100個の脳波データ及び回答が収集される。100個の脳波データは、SBW1,SBW2,SBW3,SBW4の合計4つの基準脳波パターンに分類されるものとする。説明の便宜上、各基準脳波パターンSBW1,SBW2,SBW3,SBW4は、それぞれ25個ずつの脳波データを含んでいるものとする。つまり、100個の脳波データは、25個ずつ4つのグループに分類されたものとする。
ある一つの基準脳波パターンSBW1の有する感情の評価が、Ep15、En5、Es5であるとする。この場合、SBW1のポジティブ度は、15/25=0.6となり、ネガティブ度は、5/25=0.2となる。百分率で示すと、基準脳波パターンSBW1のポジティブ度は60%、ネガティブ度は20%である。なお、中立度(特に何も感じない確率)は20%である。
このように、各基準脳波パターンに属する各脳波データに関する被験者の回答に基づいて、その基準脳波パターンがユーザに生じさせる感情のポジティブ度及びネガティブ度を、算出することができる。このように、本実施例では、各基準脳波パターンに、ユーザの感情(ポジティブな感情、ネガティブな感情)が対応付けられている。
なお、上記の実験例では、コンテンツデータ視聴時に、ポジティブな感情を生じたか(Ep)、ネガティブな感情を生じたか(En)、特に何も感じなかったか(Es)の3種類の選択肢の中からいずれか一つを選択してもらう場合を述べたが、これに代えて、ポジティブな感情を生じたか否かだけを回答してもらう実験でもよい。
図3に戻る。コンテンツ推奨システム10は、コンテンツデータ視聴時にユーザから検出される脳波パターンと基準脳波パターンとを照合し、その照合結果に応じて、コンテンツ管理サーバ50により管理されているコンテンツデータ群を検索し、ユーザコンピュータ20に配信すべき所定のコンテンツデータ510を検出する。
詳細は後述するが、本実施例では、最初のコンテンツデータ510に対するユーザ感情がポジティブな場合、その最初のコンテンツデータ510と関連性の高い別のコンテンツデータ510Bがユーザコンピュータ20に配信される。最初のコンテンツデータ510と次に送られる別のコンテンツデータ510Bとの関連性は、後述のように、予め設定される一つまたは複数の指標に基づいて算出される。
これにより、ウェブページ500の中央表示領域501には、最初のコンテンツデータ510と別のコンテンツデータ510Bとが表示される。最初のコンテンツデータ510に代えて別のコンテンツデータ510Bのみを表示させてもよい。
図5は、複数のコンテンツデータ510を管理するためのデータベースT20を示す説明図である。このコンテンツ管理データベースT20は、コンテンツ管理サーバ50が保持している。
コンテンツ管理データベースT20は、例えば、コンテンツIDの欄C20と、男性度の欄C21と、高齢度の欄C22と、好奇心度の欄C23と、格納先アドレスの欄C24と、その他の欄C26とを備える。
コンテンツIDは、コンテンツ配信システム内で各コンテンツデータ510を一意に特定するための識別情報である。男性度は、男性らしさを示す指標である。高齢度は、年齢の高さを示す指標である。好奇心度は、好奇心の強さを示す指標である。各指標(男性度、高齢度、好奇心度)の最大値は10、最低値は1である。数値が高くなるほど、その指標の性質が強く生じる。なお、男性度、高齢度及び好奇心度は、コンテンツデータの性質を示す指標の一例であって、本発明は上記例に限定されない。例えば、2つ以下の指標を用いてもよいし、4つ以上の指標を用いてもよい。また、例えば、女性度、保守度、活発度等の他の指標を採用することもできる。
例えば、男性ユーザ向けのコンテンツデータ510には高い男性度が設定され、女性ユーザ向けのコンテンツデータ510には低い男性度が設定される。例えば、高齢者向けのコンテンツデータデータ510には高い高齢度が設定され、若年ユーザ向けのコンテンツデータ510には低い高齢度が設定される。例えば、好奇心の強いユーザ向けのコンテンツデータ510には高い好奇心度が設定され、好奇心の低いユーザ向けのコンテンツデータ510には低い好奇心度が設定される。
男性度、高齢度、好奇心度は、例えば、コンテンツデータ510に対応する商品の販売担当者または仕入れ担当者等によって手動で設定される。あるいは、テキストマイニングツールを用いて多数のユーザのブログ等を解析し、商品に関する男性度や高齢度等を推定する構成としてもよい。推定された値は、商品の販売担当者等が手動で調整することができる。
このように、各コンテンツデータには、そのコンテンツデータが向いていると想定されたユーザ層が、男性度と高齢度及び好奇心度の3指標の値で定義されている。例えば、一方のコンテンツデータは男性度1、高齢度3、好奇心度8であり、他方のコンテンツデータが男性度10、高齢度7、好奇心度2であるとする。この場合、両コンテンツデータの関連度は、各指標毎の差分の自乗から求めることができる。
上記例に代えて、あるいは上記例に加えて、一方のコンテンツデータと他方のコンテンツデータとの関連性を直接的に設定する方法を用いてもよい。つまり、各コンテンツデータ毎に、または、予め指定される特定のコンテンツデータ毎に、他の各コンテンツデータとの関連性を関連度という数値で直接的に設定することもできる。
例えば、あるメーカー製のウォーキングシューズに関するコンテンツデータを基準コンテンツデータとした場合、同一メーカー製の他のウォーキングシューズ(色違い等)に関するコンテンツデータの関連度を「100」に設定し、別メーカー製のテニスシューズに関するコンテンツデータの関連度を「80」に設定し、さらに別メーカー製のジーンズに関するコンテンツデータの関連度を「50」に設定することができる。本例及び以下の各例において、関連度の上限値を100,下限値を0とする。
コンテンツデータには、静止画像(人物や風景の写真等)、動画像、テキスト(物語、詩、商品宣伝文等)、グラフィックス(アニメーションや漫画等)、音楽及びこれらの組合せのように、種々の種類が存在する。
どのようなコンテンツデータをどれだけ用意するかは、例えば、ウェブサーバ40の目的や性質等によって異なる。例えば、ウェブサーバ40が、百貨店のように各種の商品を販売する通販サイトである場合、各商品を紹介するために、それぞれのコンテンツデータが予め用意される。それら各商品のコンテンツデータに、上記の各指標(男性度、高齢度、好奇心度)が、手動または自動的に設定される。
図5の他の項目について説明する。格納先アドレスは、コンテンツデータが記憶されている記憶装置内のアドレスを示す。その他の欄C25では、例えば、そのコンテンツデータに係る商品またはサービスの購入状況、そのコンテンツデータを閲覧したユーザに関する情報(例えば、性別や年齢等のユーザ属性、ユーザID等)、そのコンテンツデータに対応する商品の情報(商品識別コード、商品名、価格等)を管理できる。
図6は、本実施例に係るコンテンツ配信システムの全体動作を示す。ユーザは、ユーザコンピュータ20を用いてウェブサーバ40にアクセスする。ウェブサーバ40は、最初のコンテンツデータをユーザコンピュータ20に送信する(S10)。
ユーザコンピュータ20は、ウェブサーバ40から受信したコンテンツデータをディスプレイ装置21に表示させ、ユーザに閲覧させる(S11)。そのコンテンツデータを閲覧したユーザの脳波は、脳波センサ30によって計測される(S12)。脳波検知部22は、通信ネットワークCNを介して、脳波データをコンテンツ推奨システム10に送信させる(S13)。
コンテンツ推奨システム10の感情判定部101は、ユーザコンピュータ20から受信された脳波データと脳波パターンデータベースT10に登録されている各基準脳波パターンとを比較照合する(S14)。例えば、ユーザから計測された脳波データと各基準脳波パターンとの内積値を比較することにより、ユーザの脳波データが各基準脳波パターンのいずれに類似するかを決定することができる。
感情判定部101は、ユーザから検出された脳波データのパターンと類似する基準脳波パターンのポジティブ度が所定値以上であるか否かに基づいて、ユーザの感情がポジティブであるか否かを判定する(S15)。あるいは、別の構成も採用できる。例えば、脳波パターンデータベースT10にポジティブフラグ欄を追加し、ポジティブ度が所定値以上の基準脳波パターンのポジティブフラグを1に設定する。そして、上述の内積値が最も大きい基準脳波パターンのポジティブフラグが1の場合に、ユーザの感情がポジティブであると判定する。
ユーザの感情がポジティブ以外の感情であると判定された場合(S15:NO)、本処理は終了する。本実施例では、ユーザ感情をできるだけポジティブな状態に維持させるべく、別のコンテンツデータを提供するためである。後述する別の実施例では、ユーザ感情がポジティブ以外の感情である場合について説明する。従って、本実施例と後述する別の実施例とを結合させてもよい。
ユーザ感情がポジティブな場合(S15:YES)、コンテンツ推奨システム10のコンテンツ推奨部103は、コンテンツ管理サーバ50にアクセスし、ポジティブなユーザ感情を得たコンテンツデータ(S10で配信されたコンテンツデータ)に関連する他のコンテンツデータを検索させる(S16)。
その検索要求には、例えば、要求元のコンテンツ推奨システム10を特定するための情報(IPアドレス等)、ポジティブな感情が得られたコンテンツデータのID及び各指標の値(男性度、高齢度、好奇心度)、所望のコンテンツデータが備えるべき関連度の範囲または下限値等が含まれる。
コンテンツ管理サーバ50は、コンテンツ推奨部103からの検索要求に応じて、最初のコンテンツデータに関連する別のコンテンツデータを検索し、その検索結果をコンテンツ推奨部103に送信する(S17)。上述の各指標に基づく距離の大小によって、最初のコンテンツデータと関連性の高い別のコンテンツデータを検索できる。本実施例では、関連性の高いコンテンツデータを関連コンテンツデータと呼ぶ。また、本実施例における関連度とは、各指標に基づく距離の値を示す。距離が小さいほど関連度が高い。
コンテンツ推奨部103は、関連コンテンツデータの数が所定値よりも多い場合等に、関連コンテンツデータを絞り込む(S18)。図3に示したように、ウェブページ500の表示可能な面積には限りがあるため、多数のコンテンツデータが関連コンテンツデータとして抽出された場合には、配信するコンテンツデータを絞り込む必要がある。そこで、コンテンツ推奨部103は、例えば、関連度の最も高いコンテンツデータから順番に所定数となるまで選択する。
関連コンテンツデータの絞り込みが終了すると、コンテンツ推奨部103は、ウェブサーバ40を介して、ユーザコンピュータ20に関連コンテンツデータを提供させる(S19)。
なお、コンテンツ管理サーバ50からコンテンツ推奨システム10に検索結果を通知する場合、コンテンツID及び関連度等のみを送信し、コンテンツデータそのものは送信しない構成とする。これにより、送信されるデータのサイズを小さくできる。そして、コンテンツ推奨部103による絞り込みが終了した場合に、コンテンツ管理サーバ50からコンテンツ推奨システム10に、選ばれた関連コンテンツデータを送信すればよい。コンテンツ推奨システム10は、関連コンテンツデータをウェブサーバ40に送信して、ユーザコンピュータ20に提供させる。
あるいは、コンテンツ管理サーバ50からコンテンツ推奨システム10に、コンテンツデータの格納先アドレスを通知する構成でもよい。コンテンツ推奨システム10は、格納先アドレスから関連コンテンツデータを読み出して、ウェブサーバ40を介して、ユーザコンピュータ20に送信することができる。または、コンテンツ推奨システム10は、関連コンテンツデータの格納先アドレスをウェブサーバ40に通知し、ウェブサーバ40が関連コンテンツデータを読み出して表示させる構成でもよい。または、コンテンツ推奨システム10がコンテンツ管理サーバ40に指示を与えることにより、コンテンツ管理サーバ40からウェブサーバ40に関連コンテンツデータを送信させる構成でもよい。
ユーザコンピュータ20は、ディスプレイ装置21に関連コンテンツデータを表示させ、ユーザに閲覧させる(S20)。前記同様に、関連コンテンツデータを閲覧するユーザの脳波は、脳波センサ30により計測され(S21)、その脳波データはコンテンツ推奨システム10に送信される(S22)。
感情判定部101は、ユーザの脳波データのパターンと脳波管理データベースT10に登録されている基準脳波パターンとを比較照合する(S23)。コンテンツ推奨システム10の評価部102は、例えば、関連コンテンツデータを閲覧したときのユーザの行動結果に基づいて、関連コンテンツデータに関するポジティブ度を評価する(S24)。
例えば、ユーザが関連コンテンツデータに対応する商品をウェブサーバ40から購入したような場合に、その関連コンテンツデータに対応する基準脳波パターンのポジティブ度(図4のC11参照)を1つ増加させる。より詳しくは、ポジティブ度=(ポジティブ数+1)/(サンプル数+1)として計算し、ポジティブ度を更新させる。本実施例では、関連コンテンツデータを視聴したユーザの購買活動に基づいて、基準脳波パターンの示す感情の程度を評価する。
コンテンツ管理サーバ50は、評価部102の評価結果に応じて、コンテンツ管理データベースT10のポジティブ度を更新させる(S25)。
図7〜図10に基づいて関連コンテンツデータの抽出及び表示方法を説明する。図7に示す第1の抽出方法では、基準となるコンテンツデータ510(1)を中心として、所定値以上の関連度を有する他のコンテンツデータ510(2)−510(4)を、関連コンテンツデータとして抽出する。
図8に示す第1の表示方法では、図8(1)に示すように、最初に基準となるコンテンツデータ510(1)を表示させ、次に、図8(2)に示すように、コンテンツデータ510(1)の周囲に、各関連コンテンツデータ510(2)−510(4)をほぼ同時に表示させる。
図9に示す第2の抽出方法では、関連コンテンツデータを抽出するための基準となるコンテンツデータを変化させる。つまり、第1の抽出段階では、最初のコンテンツデータ510(1)を基準として、それに関連する他のコンテンツデータ510(2)を抽出し、第2の抽出段階では、基準となるコンテンツデータを最初の基準コンテンツデータ510(1)から先の関連コンテンツデータ510(2)に変更して、そのコンテンツデータ510(2)に関連する他のコンテンツデータ510(3)を抽出する。同様に、第3の抽出段階では、基準となるコンテンツデータを510(2)から510(3)に変更し、コンテンツデータ510(3)に関連するコンテンツデータ510(4)を抽出する。
図10に示す第2の表示方法では、図10(1)に示すように、最初のコンテンツデータ510(1)が表示された後、図10(2)に示すように、最初のコンテンツデータ510(1)に隣接するようにして、次のコンテンツデータ510(2)が表示される。同様に、図10(3)に示すように、コンテンツデータ510(2)に隣接するようにして、さらに次のコンテンツデータ510(3)が表示される。紙面の都合上、表示を省略するが、最後のコンテンツデータ510(4)も、コンテンツデータ510(3)に隣接するようにして表示される。
つまり、図9,図10に示す方法では、基準となるコンテンツデータを順番に切り替えながら関連コンテンツデータを抽出し、抽出された順番で表示させる。各コンテンツデータは、それが抽出されたときの基準コンテンツデータの近くに配置される。なお、図7−図10に示す方法は例示であって、本発明はそれらに限定されない。別の抽出方法及び表示方法を用いることもできる。
このように構成される本実施例によれば、ユーザの脳波に基づいてコンテンツデータをユーザコンピュータ20に提供することができる。これにより、ユーザが実際に商品等をクリック等で選択しない場合でも、ユーザにコンテンツデータを提供でき、使い勝手が向上する。
また、本実施例では、コンテンツデータを閲覧するユーザの脳波に基づいてユーザ感情を判定し、ユーザ感情がポジティブである場合に、そのコンテンツデータに関連する別のコンテンツデータをユーザコンピュータ20に配信させる。従って、ユーザにできるだけポジティブな感情を抱かせながら、コンテンツデータを閲覧させることができる。
ユーザの購買履歴に基づいて商品を推薦する従来技術の場合、ユーザが商品を購入しない限り、商品を勧めることはできない。ユーザが商品をクリック操作しただけの場合、ユーザの実際の気持ちはわからない。クリック操作された商品と類似する商品をユーザに不用意に勧めると、逆効果になることも考えられる。これに対し、本実施例では、ユーザの脳波に基づいてユーザ感情を判別するので、ユーザ感情がポジティブな場合にのみ、関連コンテンツデータを提供することができる。
図11,図12に基づいて第2実施例を説明する。以下の各実施例は、第1実施例の変形例に相当する。従って、第1実施例と異なる部分を中心に説明する。本実施例では、ユーザ感情がネガティブな場合に、最初のコンテンツデータと関連性の低い別のコンテンツデータを提供する。
図11は、本実施例によるコンテンツ配信システムの全体動作を示すフローチャートである。ウェブサーバ40は、ユーザコンピュータ20に最初のコンテンツデータを配信し(S40)、ユーザコンピュータ20は、そのコンテンツデータをディスプレイ装置21に表示させてユーザに閲覧させる(S41)。脳波センサ30は、コンテンツデータ閲覧時のユーザの脳波を測定し(S42)、その脳波データをコンテンツ推奨システム100に送信させる(S43)。
コンテンツ推奨システム10は、ユーザの脳波データのパターンと脳波管理データベースT10に登録されている各基準脳波パターンとを比較照合し(S44)、ユーザの脳波データに一致する基準脳波パターンに設定されているネガティブ度に基づいて、ユーザ感情がネガティブであるか否かを判定する(S45)。ユーザ感情がネガティブでは無いと判定された場合(S45:NO)、本処理は終了する。なお、処理終了に代えて、第1実施例で述べたように、ユーザ感情がポジティブの場合のステップ(S16−S24)を実行してもよい。
ユーザ感情がネガティブであると判定された場合(S45:YES)、コンテンツ推奨システム10は、コンテンツ管理サーバ50にアクセスし、最初のコンテンツデータと関連性の低い別のコンテンツデータを検索させる(S46)。コンテンツ管理サーバ50は、上述の各指標(男性度、高齢度、好奇心度)から算出される距離(関連度)に基づいて、S40で配信されたコンテンツデータと関連性の低い別のコンテンツデータを検索し、その検索結果をコンテンツ推奨システム10に送信する(S47)。
つまり、コンテンツ管理サーバ50は、ネガティブな感情を引き起こしたコンテンツデータとの関連性の低いコンテンツデータ、例えば、ポジティブな感情を引き起こす可能性のあるコンテンツデータを検索する。本実施例における非関連コンテンツデータとは、最初のコンテンツデータとの関連性の低いコンテンツデータを意味する。
ここで、最初のコンテンツデータと関連性の低いコンテンツデータであっても、後述のネガティブコンテンツリストT21に載っているコンテンツデータは、除外される。ネガティブな感情を引き起こす可能性の高いコンテンツデータを配信させないためである。
コンテンツ推奨システム10は、検索結果が所定数を超えているような場合に、非関連コンテンツデータを絞り込み(S48)、絞り込んだ非関連コンテンツデータを推奨コンテンツデータとしてユーザコンピュータ20に送信させる(S49)。ユーザコンピュータ20は、最初のコンテンツデータとの関連性の低いコンテンツデータをディスプレイ装置21に表示させ、ユーザに閲覧させる(S50)。
なお、第1実施例で述べたと同様に、非関連コンテンツデータを閲覧するユーザの脳波を測定し、さらに、非関連コンテンツデータを視聴したユーザの行動結果に基づいて、非関連コンテンツデータのポジティブ度またはネガティブ度を評価することもできる。便宜上図示を省略するが、いわゆる当業者であれば、図6に示すS21−S24と同様のステップは、本実施例においても実行可能であることを容易に理解できるであろう。
コンテンツ推奨システム10は、コンテンツ管理サーバ50にアクセスして検索することにより、ネガティブな感情を引き起こしたコンテンツデータと関連度の高い他の各コンテンツデータを抽出する(S51)。そして、コンテンツ推奨システム10は、ネガティブな感情を引き起こしたコンテンツデータとの関連性の高い他の各コンテンツデータを、ネガティブコンテンツリストT21に記録させる(S52)。ネガティブコンテンツリストT21には、販売担当者または仕入れ担当者により選択されたコンテンツデータを記録させることもできる。
図12は、本実施例で使用されるネガティブコンテンツリストT21を示す。本実施例では、多くのユーザにネガティブな感情を引き起こさせる可能性の高いコンテンツデータを、ネガティブコンテンツリストT21に登録して管理する。
ネガティブコンテンツリストT21に登録されたコンテンツデータは、先に配信されるコンテンツデータとの関連性の程度にかかわらず、ユーザコンピュータ20に配信されない。ユーザにできるだけネガティブな感情を生じさせないためである。
このように構成される本実施例もユーザの脳波に基づいてユーザコンピュータ20に配信するコンテンツデータを制御することができる。さらに、本実施例では、先行配信されるコンテンツデータを閲覧したユーザの感情がネガティブであった場合、その先行配信されるコンテンツデータと関連性の低い別のコンテンツデータを、配信させる。従って、ユーザの気分をポジティブな方向へ変化させる可能性を高めることができる。
また、本実施例では、ユーザにネガティブな感情を抱かせたコンテンツデータと関連性の高い他のコンテンツデータを抽出してネガティブコンテンツリストT21に登録し、そのリストT21に登録されたコンテンツデータの配信を禁止する。従って、ネガティブな感情を引き起こさせる可能性の比較的高いコンテンツデータがユーザコンピュータ20に配信される機会を低減させることができる。
図13−図17に基づいて第3実施例を説明する。本実施例では、コンテンツデータに対する反応に基づいてユーザをグループ分けし、ユーザの属するグループで好まれているコンテンツデータを推奨する。
図13は、本実施例によるコンテンツ配信システムの全体図である。本実施例のコンテンツ推奨システム10Aは、ユーザ分類部104と、反応測定ログデータベースT30及びユーザグループ管理データベースT40を備えている。
本実施例では、後述のように、最初に、多数のユーザからコンテンツ閲覧時の脳波を取得することにより、ユーザをグループ分けするためのユーザグループ管理データベースT40を作成する。多数のユーザから得られる脳波等のデータは、反応測定ログデータベースT30に記憶される。
図14は、反応測定ログデータベースT30の構成例を示す。反応測定ログデータベースT30は、例えば、ユーザID欄C30と、コンテンツID欄C31と、脳波データ欄C32と、ポジティブ度/ネガティブ度の欄C33と、商品の購入実績の欄C34と、その他の欄C35とを備える。
ユーザIDは、各ユーザを識別するための情報である。コンテンツIDは、各コンテンツデータを識別するための情報である。脳波データは、コンテンツデータをユーザが閲覧したときのデータである。ポジティブ度/ネガティブ度の欄は、そのコンテンツデータを視聴したときのユーザの脳波が属する基準脳波パターンから得られる、ポジティブ度及びネガティブ度を示す。購入実績の欄には、ユーザがそのコンテンツデータに対応する商品を購入したか否かが記録される。なお、購入したか否かだけではなく、購入に至らなかったが、ウェブサーバ40で管理される”欲しいものリスト”に追加された場合も、購入実績の欄で管理可能である。その他の欄C35は、例えば、ユーザの属性や特記事項等を管理することができる。
図15は、ユーザグループ管理データベースT40の構成例を示す。ユーザグループ管理データベースT40は、例えば、ユーザグループID欄C40と、コンテンツID欄C41と、脳波パターン欄C42と、その他の欄C43とを備える。
ユーザグループIDは、各ユーザグループを識別するための情報である。コンテンツIDは、コンテンツデータを識別する情報である。脳波パターンは、そのユーザグループに属するユーザが、コンテンツデータを閲覧した場合の脳波パターンのタイプを示す。その他の欄は、例えば、そのコンテンツデータを閲覧した合計ユーザ数やユーザID、ユーザ属性等を管理することができる。
ユーザグループについて例を挙げて説明する。例えば、同一のコンテンツデータであっても、ユーザの属性(性別、年齢、居住地域、出身地、職業等)によって、その感じ方は種々相違する。一方のユーザにとって好ましいコンテンツデータであっても、他方のユーザには嫌悪感を引き起こさせる場合もある。逆に、似たような属性を有するユーザ同士の場合は、コンテンツデータ閲覧時の反応が類似する可能性が高い。
そこで、本実施例では、複数のコンテンツデータを複数のユーザに閲覧させて、各コンテンツデータ毎の脳波パターンを各ユーザからそれぞれ採取し、複数のユーザグループに分類することができる。その方法について説明する。
図16は、ユーザグループを設定する処理を示すフローチャートである。コンテンツ推奨システム10は、あるユーザのユーザコンピュータ20に向けて、グループ分類用に用意されたコンテンツデータを送信する(S70)。
ユーザコンピュータ20は、コンテンツデータをディスプレイ装置21に表示させてユーザに閲覧させる(S71)。脳波センサ30は、コンテンツデータ閲覧時のユーザの脳波を測定する(S72)。脳波検知部22は、コンテンツID及び脳波データをコンテンツ推奨システム10Aに送信させる(S73)。
コンテンツ推奨システム10Aは、ユーザの脳波データと脳波パターンデータベースT10内の各基準脳波パターンとに基づいて、コンテンツデータ閲覧時のユーザ感情を判定する(S74)。コンテンツ推奨システム10Aのユーザ分類部104は、感情判定結果や購入実績等を反応測定ログデータベースT30に記憶させる(S75)。
コンテンツ推奨システム10Aは、予め用意されている所定の各コンテンツデータを全て配信したか否かを判定する(S76)。未配信のコンテンツデータが残っている場合(S76:NO)、コンテンツ推奨システム10Aは、次のコンテンツデータに切り替えて、S70−S75を繰り返させる。
一人のユーザについて、予め用意された全コンテンツデータに関する脳波データを採取できた場合(S76:YES)、コンテンツ推奨システム10Aは、予め用意された全てのユーザについて脳波データの採取が完了したか否かを判定する(S77)。脳波データを採取していないユーザが残っている場合(S77:NO)、コンテンツ推奨システム10Aは、別のユーザコンピュータ20に切り替えて、S70−S76を繰り返させる。
全てのユーザについて、各コンテンツデータに関する脳波データの採取が終了すると(S77:YES)、コンテンツ推奨システム10Aのユーザ分類部104は、反応測定ログデータベースT30からデータを読み出し(S78)、各ユーザの反応を複数のユーザグループに分類する(S79)。
図16に示す処理を実行することにより、特定のコンテンツデータ群をユーザに閲覧させたときの反応(脳波)を、幾つかのユーザグループに分類することができる。なお、ユーザグループ分類用のテストを事前に行う場合を述べたが、これに限らず、ウェブサーバ40を運営しながら各ユーザの脳波を徐々に蓄積し、ある程度の脳波データが蓄積された時点で、ユーザグループに分類する構成としてもよい。また、事前に作成したユーザグループを、その後に採取される脳波データに基づいて修正する構成としてもよい。
ユーザグループを分類するための具体例を説明する。以下に示すCID、P11,P12,P22等、GID等は、それぞれ説明のための値である。
(1)実験用コンテンツとして、CID001、CID002、CID003を用いる場合を説明する。これらの実験用コンテンツを、複数のユーザ(例えば、A〜Iの9人)に見せて、各ユーザの脳波を取得する。
(2)ユーザ毎に、CID001、CID002、CID003に対応する、基準脳波パターンの組み合わせを管理する。例えば以下のようになる。
・A(P11,P21,P31)
・B(P12,P22,P32)
・C(P13,P23,P33)
・D(P11,P21,P31)→ #Aと同じ組み合わせ
・E(P12,P22,P32)→ #Bと同じ組み合わせ
・F(P13,P23,P33)→ #Cと同じ組み合わせ
・G(P13,P21,P31)
・H(P13,P21,P31)→ #Gと同じ組み合わせ
・I(P12,P21,P31)
(3)基準脳波パターンの組み合わせのパターンに基づいて、例えば以下のように、ユーザグループを作成する。
・GID001(P11,P21,P31)→#AとDとが属するグループ
・GID002(P12,P22,P32)→#BとEとが属するグループ
・GID003(P13,P23,P33)→#CとFとが属するグループ
・GID004(P13,P21,P31)→#GとHとが属するグループ
・GID005(P12,P21,P31) →#Iが属するグループ
図17は、ユーザの属するユーザグループに応じて、そのユーザに適したコンテンツデータを配信する処理を示すフローチャートである。
コンテンツ推奨システム10Aは、最初のコンテンツデータをユーザコンピュータ20に送信する(S90)。ユーザコンピュータ20は、コンテンツデータをディスプレイ装置21に表示させて、ユーザに閲覧させる(S91)。脳波センサ30により測定された脳波のデータは、コンテンツIDと対応付けられて、ユーザコンピュータ20からコンテンツ推奨システム10Aに送信される(S93)。
コンテンツ推奨システム10Aは、受信した脳波データに基づいて、その脳波パターン及び感情を判定し(S94)、その脳波データが採取されたユーザが所属するユーザグループを判定する(S95)。
コンテンツ推奨システム10Aは、グループ−コンテンツ管理データベースT50を参照して、ユーザの属するユーザグループにおいて好まれるコンテンツデータ(即ち、そのユーザグループ内の各ユーザがポジティブな感情を起こしやすいコンテンツデータ)のIDを検出し(S96)、そのコンテンツデータを取得する(S97)。コンテンツ推奨システム10Aは、取得されたコンテンツデータを、ユーザコンピュータ20に送信する(S98)。
ユーザコンピュータ20は、コンテンツデータを表示させる(S99)。脳波センサ30は、そのコンテンツデータを閲覧したユーザの脳波を測定する(S100)。ユーザコンピュータ20は、そのコンテンツデータのIDと対応付けて、脳波データをコンテンツ推奨システム10Aに送信する(S101)。
コンテンツ推奨システム10Aは、ユーザコンピュータ20から脳波データを受信すると、脳波パターン及び感情を判定し(S102)、ユーザグループ管理データベースT40等を更新させる(S103)。
このように構成される本実施例もユーザの脳波に基づいてコンテンツデータを配信することができる。また、本実施例では、コンテンツデータを閲覧したときの反応に応じてユーザグループを事前に設定し、ユーザの所属するユーザグループに応じてコンテンツデータを配信する。従って、より一層ユーザに適したコンテンツデータを、そのユーザの脳波に応じて配信することができ、使い勝手が向上する。
なお、本発明は、上述した各実施例に限定されない。当業者であれば、本発明の範囲内で、種々の追加や変更等を行うことができる。例えば、脳波センサの回路構成等は上述のものに限定されない。また、いわゆる当業者であれば、図示されたステップの順番を変更したり、新たなステップを追加等することができる。さらに、脳波だけでなく、例えば、脈拍、血圧、瞳の大きさ、体温等の他の生体情報を利用する構成としてもよい。
10,10A:コンテンツ推奨システム、20:ユーザコンピュータ、22:脳波検知部、30:脳波センサ、40:ウェブサーバ、50:コンテンツ管理サーバ、101:感情判定部、102:評価部、103:コンテンツ推奨部、104:ユーザ分類部。

Claims (11)

  1. ユーザの使用するユーザコンピュータにコンテンツデータを送信して表示させるコンテンツ配信システムであって、
    前記ユーザコンピュータに接続され、ユーザの脳波を測定して脳波データを送信する脳波測定部と、
    複数のコンテンツデータを管理するコンテンツ管理部と、
    前記ユーザコンピュータを介してユーザに提供される第1コンテンツデータに関する第1脳波データを前記脳波測定部から受信した場合に、前記第1脳波データに基づいて、前記コンテンツ管理部により管理されている前記各コンテンツデータのうち所定のコンテンツデータを選択して前記ユーザコンピュータに送信させる、コンテンツ配信部と、
    を備える、コンテンツ配信システム。
  2. 前記脳波測定部から送信される前記脳波データに基づいて、ユーザの感情を判定する感情判定部を設け、
    前記コンテンツ配信部は、前記第1コンテンツデータに関する第1脳波データを前記脳波測定部から受信した場合に、前記第1脳波データについての前記感情判定部による第1判定結果を取得し、前記第1判定結果に基づいて、前記コンテンツ管理部により管理されている前記各コンテンツデータのうち所定のコンテンツデータを選択して前記ユーザコンピュータに送信させる、
    請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
  3. 前記コンテンツ配信部は、
    前記第1判定結果が第1感情を示す場合、前記各コンテンツデータのうち前記第1コンテンツデータとの関連性が相対的に高い所定コンテンツデータを前記ユーザコンピュータに送信させる、
    請求項2に記載のコンテンツ配信システム。
  4. 前記コンテンツ配信部は、
    前記第1判定結果が第2感情を示す場合、前記各コンテンツデータのうち前記第1コンテンツデータとの関連性が相対的に低い所定コンテンツデータを前記ユーザコンピュータに送信させる、
    請求項2に記載のコンテンツ配信システム。
  5. 前記コンテンツ配信部は、
    前記第1判定結果が所定の第1感情を示す場合、前記各コンテンツデータのうち前記第1コンテンツデータとの関連性が相対的に高い所定コンテンツデータを前記ユーザコンピュータに送信させ、
    前記第1判定結果が前記第1感情以外の他の感情を示す場合、前記コンテンツデータのうち前記第1コンテンツデータとの関連性が相対的に低い所定コンテンツデータを前記ユーザコンピュータに送信させる、
    請求項2に記載のコンテンツ配信システム。
  6. 前記コンテンツ配信部は、
    前記第1判定結果が消極的感情を示す場合、前記各コンテンツデータのうち前記第1コンテンツデータとの関連性が相対的に高い他の各コンテンツデータを抽出し、それら抽出される各コンテンツデータについて送信を禁止させるための情報を対応付ける、
    請求項4または請求項5のいずれかに記載のコンテンツ配信システム。
  7. 前記コンテンツ配信部から前記ユーザコンピュータに送信される前記所定のコンテンツデータについて前記脳波測定部から第2脳波データを受信し、前記第2脳波データについての前記感情判定部による第2判定結果を取得し、前記所定のコンテンツデータに対するユーザの行動結果に基づいて、前記第2判定結果を評価する、評価部を備える、
    請求項2に記載のコンテンツ配信システム。
  8. 複数のコンテンツデータに関する脳波データのパターンに基づいて、複数のユーザを予めグループ分けして管理するユーザグループ管理部と、
    前記第1脳波データを測定されたユーザが、前記ユーザグループ管理部で管理されている各グループのうちいずれのグループに属するかを、前記脳波測定部から受信される前記第1脳波データに基づいて判定する、ユーザ分類部と、それぞれを設け、
    前記コンテンツ配信部は、前記コンテンツ管理部により管理されている前記各コンテンツデータのうち、ユーザの属するグループに基づいて所定のコンテンツデータを選択し、前記ユーザコンピュータに送信する、
    請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
  9. 前記脳波測定部から送信される前記脳波データに基づいて、ユーザの感情を判定する感情判定部を設け、
    前記ユーザグループ管理部は、前記各コンテンツデータ毎の前記感情判定部による判定結果に基づいて複数のグループを管理しており、
    前記コンテンツ配信部は、前記各コンテンツデータのうち、ユーザの属する前記グループにおいて、前記感情判定部による判定結果が第1感情を示す所定のコンテンツデータを選択し、前記ユーザコンピュータに送信する、
    請求項8に記載のコンテンツ配信システム。
  10. ユーザの使用するユーザコンピュータにコンテンツデータを送信して表示させるコンテンツ配信方法であって、
    前記ユーザコンピュータに第1コンテンツデータを配信して表示させ、
    前記ユーザコンピュータに表示される前記第1コンテンツデータを閲覧するユーザの脳波を脳波測定部によって測定し、
    前記脳波測定部により測定される脳波と脳波パターンデータベースに記憶されている脳波パターンとに基づいてユーザの感情を判定し、
    判定される前記感情に基づいて、所定のコンテンツデータを前記ユーザコンピュータに送信して表示させる、
    コンテンツ配信方法。
  11. ユーザの使用するユーザコンピュータと通信ネットワークを介して接続されるコンピュータを、前記ユーザコンピュータにコンテンツデータを配信させるためのコンピュータとして機能させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    ユーザの脳波を測定する脳波測定部からの前記脳波データに基づいて、ユーザの感情を判定する感情判定部と、
    前記ユーザコンピュータを介してユーザに提供される第1コンテンツデータに関する第1脳波データを前記脳波測定部から受信した場合に、前記第1脳波データに基づいて、コンテンツ管理部により管理されている複数のコンテンツデータのうち所定のコンテンツデータを選択して前記ユーザコンピュータに送信させる、コンテンツ配信部と、
    を実現させるためのコンピュータプログラム。
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