JP2010219808A - 車載装置及び放送受信システム - Google Patents

車載装置及び放送受信システム Download PDF

Info

Publication number
JP2010219808A
JP2010219808A JP2009063414A JP2009063414A JP2010219808A JP 2010219808 A JP2010219808 A JP 2010219808A JP 2009063414 A JP2009063414 A JP 2009063414A JP 2009063414 A JP2009063414 A JP 2009063414A JP 2010219808 A JP2010219808 A JP 2010219808A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reception state
unit
information
reception
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009063414A
Other languages
English (en)
Inventor
Yusaku Matsuda
悠作 松田
Yoshihisa Mizuno
嘉久 水野
Koichi Watabe
幸一 渡部
Noriaki Inoue
典昭 井上
Hiroshi Majima
宏 間嶋
Toshitaka Yamato
俊孝 大和
Shoji Kamioka
昇二 上岡
Mitsuhiro Ura
満広 浦
Masaki Takagi
正樹 高木
Akio Yoshioka
章雄 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP2009063414A priority Critical patent/JP2010219808A/ja
Publication of JP2010219808A publication Critical patent/JP2010219808A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】1つの受信器で常に良好な受信状態を維持することを実現することで、安価で放送波の受信品質の高い車載装置を提供する。
【解決手段】放送を受信する放送受信部と、放送受信部による放送の受信状態を検知する受信状態検知部と、車両の現在位置を特定する位置特定部と、位置特定部により特定された車両位置と当該車両位置において受信状態検知部により検知された受信状態とを関連付けた受信状態情報を該受信状態情報に基づいて放送受信部が受信可能な放送局のリストを示すチャンネルリスト情報の更新処理を行うセンタへ送信する受信状態情報送信部と、受信状態情報送信部による受信状態情報の送信周期を変更する送信周期変更部とを有する車載装置とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車載装置及び放送受信システムに関する。
FM放送やAM放送、テレビ放送等を受信する機能を備えた車載装置は、家庭用の放送受信装置とは異なり、走行中に放送を受信する必要があるため、自車の走行位置において受信可能な放送周波数(以下、「チャンネル」という。)を選択して切替えながら放送を受信しなければならない。
車載装置で行われる走行位置に応じたチャンネル切替えを補助する技術として、エリアプリセットと称される方式と、ネットワークフォローと称される方式とが知られている。
エリアプリセット方式は、車両が走行するエリア毎に、各エリアにおいて車載装置が受信可能なチャンネルのリストをプリセットしておき、例えば、ユーザが都道府県等の情報を入力することによって、そのエリアで受信可能なチャンネルリストが自動的にプリセットされ、ユーザが所望のチャンネルを選択することによって放送の受信を可能とするものである。
また、近年GPS(Global Positioning System)を利用して自車位置を特定する機能を備えた車載装置では、走行により自車位置が変化したことを自動的に判断して、その走行位置で受信可能なチャンネルリストを自動的にプリセットする技術も考案されている(例えば、特許文献1参照)。
エリアプリセット方式では、各放送局を中心とした所定の円の範囲内が受信可能エリアとして設定されるが、実際の受信可能エリアは、各エリア内の建物や地形により完全な円になるものではない。そのため、エリアプリセット方式では、受信可能エリアの境界付近で受信可能とされるチャンネルリストの信頼性に多少の問題がある。
これに対して、ネットワークフォロー方式は、車載装置に複数の受信器を設け、各受信器によって、同一のコンテンツが放送されている異なるチャンネル(ネットワークチャンネル)から同時に放送を受信し、受信状態が良好な方のチャンネルに自動的に切替えることによって、放送の良好な受信を可能とするものである。
このネットワークフォロー方式を実現するには、1台の車載装置に複数の受信器を設ける必要があるため、車載装置の製造コストを低減することが困難であるという問題がある。
また、1台の受信装置を備えた車載装置によりエリアプリセット方式及びネットワークフォロー方式の利点をいかした放送受信システムとして、GPSを備えた車載装置から、その車両の走行地位に関する情報と放送の受信状態に関する情報とを所定のセンタへ送信し、センタ側で受信した走行地位と受信状態とに基づいて、各エリアで受信可能なチャンネルリストを更新して、システムを利用している各車載装置へ配信する技術も考案されている(例えば、特許文献2参照)。
この技術では、車載装置に各自車位置における放送の受信状態を示す情報を蓄積しておき、ユーザがセンタへの送信操作を行ったとき、若しくは、所定時間毎に、蓄積した各自車位置とその地点における放送の受信状態を示す情報をセンタへ送信する。
そして、車載装置は、センタにより順次更新された各エリアで受信可能なチャンネルリストを受信し、その各エリア毎のチャンネルリストに基づいて、GPSにより特定した自車位置で受信可能なチャンネルリストを表示させ、ユーザに所望のチャンネルを選択させる。
特開平09−247017号公報 特開2008−078875号公報
しかしながら、上記従来の技術では、車載装置に蓄積された自車位置での受信状態をセンタへ送信するタイミングをユーザによる送信操作に依存させた場合、センタでの情報蓄積状態はユーザ操作に依存するので、ユーザが送信操作を怠ると、センタで十分な情報を蓄積することができないため、情報の蓄積状態にばらつきが生じることからチャンネルリストの信頼性を向上させることが困難となる。
一方、ユーザが頻繁に送信操作を行った場合には、車載装置において受信状態をセンタへ送信するための処理負荷が増大するおそれがある。加えて、センタ側においても、同時に大量の情報が送信されると処理負荷が増大するおそれがある。
また、車載装置に蓄積された自車位置での受信状態をセンタへ送信するタイミングを所定時間間隔とした場合、情報の送信時間間隔をより短く設定すれば、ある一定の時間内で大量の情報を蓄積することができるので、チャンネルリストの信頼性を向上させることはできるが、例えば、停車中などの場合、ある場所での情報が何度も送信され無駄な情報送信が発生し、車載装置の処理負荷が増大する。
一方、情報の送信間隔を比較的長くした場合には、ある地点での受信状態を評価するのに十分な情報の蓄積に多大な時間を必要とし、ユーザに対して信頼性の高い放送局リストを提供することが困難となる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、1つの受信器(例えば、アンテナやチューナ)で常に良好な受信状態を維持することを実現することで、安価で放送波の受信品質の高い車載装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明では、放送を受信する放送受信部と、前記放送受信部による放送の受信状態を検知する受信状態検知部と、車両の現在位置を特定する位置特定部と、前記位置特定部により特定された車両位置と当該車両位置において前記受信状態検知部により検知された受信状態とを関連付けた受信状態情報を該受信状態情報に基づいて前記放送受信部が受信可能な放送局のリストを示すチャンネルリスト情報の更新処理を行うセンタへ送信する受信状態情報送信部と、前記受信状態情報送信部による前記受信状態情報の送信周期を変更する送信周期変更部とを有する車載装置を提供することとした。
また、本発明は、前記車載装置において、前記送信周期変更部は、前記センタに蓄積される前記受信状態情報の蓄積状態に応じて、前記受信状態情報送信部による前記受信状態情報の送信周期を変更することを特徴とする。
また、本発明は、前記車載装置において、前記放送受信部は、ユーザ操作による放送の受信要求を受付けていない非受信要求期間にも放送を受信し、前記受信状態情報送信部は、前記非受信要求期間に前記位置特定部により特定された車両位置と当該車両位置において前記受信状態検知部により検知された受信状態とを関連付けた前記受信状態情報を前記センタへ送信することを特徴とする。
また、本発明では、放送を受信する放送受信部を備えた車載装置と、車両位置と当該車両位置において前記車載装置が受信可能な放送チャンネルとを対応付けたチャンネルリスト情報を前記車載装置へ提供するセンタとを備えた放送受信システムであって、前記車載装置は、前記放送受信部による放送の受信状態を検知する受信状態検知部と、車両の現在位置を特定する位置特定部と、前記位置特定部により特定された車両位置と当該車両位置において前記受信状態検知部により検知された受信状態とを関連付けた受信状態情報を前記センタへ送信する受信状態情報送信部と、前記受信状態情報送信部による前記受信状態情報の送信周期を変更する送信周期変更部と、前記センタから前記チャンネルリスト情報を受信するチャンネルリスト情報受信部と、前記放送受信部により受信させるチャンネルを前記位置特定部により特定された車両位置に対応するチャンネルリスト中のチャンネルに切替えるチャンネル切替部とを備え、前記センタは、前記車載装置から前記受信状態情報を受信する受信状態情報受信部と、受信した受信状態情報に基づいて、前記チャンネルリスト情報を更新するチャンネルリスト情報更新部と、更新した前記チャンネルリスト情報を前記車載装置へ配信するチャンネルリスト情報配信部とを有する放送受信システムを提供することとした。
また、本発明は、前記放送受信システムにおいて、前記車載装置は、前記センタから前記受信状態情報の送信タイミングを指示する送信タイミング指示情報を受信する送信タイミング指示情報受信部を備え、送信周期変更部は、送信タイミング指示情報受信部により受信された前記送信タイミング指示情報に基づいて、前記受信状態情報の送信周期を変更し、前記センタは、前記受信状態情報受信部により受信された受信状態情報の蓄積状態に応じて前記受信状態信号の送信周期を変更させる前記送信タイミング指示情報を前記車載装置へ送信する送信タイミング指示情報送信部を有することを特徴とする。
本発明によれば、車載装置は、初期段階においてセンタに対して受信状態情報を所定の初期設定周期で順次送信し、この受信状態情報の送信によりセンタに蓄積される受信状態情報量やチャンネルリストの信頼性に応じて受信状態情報の送信周期を変更するため、信頼性の高い放送局リストが作成され、その放送局リストに基づいて、1つの受信器でネットワークフォローが可能となることにより、安価で受信品質の高い車載装置を提供することができる。
図1は、本実施形態に係る放送受信システムの概要を示す説明図である。 図2は、本実施形態に係るチャンネルリスト情報の一例を示す説明図である。 図3は、新規に建設された道路Rbに関するチャンネルリスト情報の一例を示す説明図である。 図4は、車載装置による受信状態情報の送信タイミング、及びセンタによるチャンネルリスト情報の生成手順を示す説明図である。 図5は、センタよる車載装置の受信機能に関する異常判定手順を示す説明図である。 図6は、本実施形態に係る車載装置の構成を示す機能ブロック図である。 図7は、本実施形態に係るセンタの構成を示す機能ブロック図である。 図8は、本実施形態に係る車載装置の制御部で実行される処理を示すフローチャートである。 図9は、本実施形態に係るセンタの制御部で実行される処理を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る車載装置及び同装置を有する放送受信システムの一実施形態について、図面を参照して具体低に説明する。図1は、本実施形態に係る放送受信システムの概要を示す説明図である。
図1に示すように、本実施形態に係る放送受信システムSは、複数台の各車両(ここでは、車両A、B、C)にそれぞれ搭載された車載装置1と、各車載装置1との間で各種データの送受信を行うセンタ2とを備えている。
車載装置1は、AMラジオ放送、FMラジオ放送、テレビ放送等の各種放送を受信する放送受信機能を備えている。また、この車載装置1は、車両の走行に伴う車両位置の変化により、放送の受信状態が悪化した場合に、受信中の放送と同一のコンテンツ(番組)を放送している他の放送局(ネットワーク局)が使用している放送周波数(以下、「チャンネル」という。)へ受信周波数を自動的に切替える機能を備えている。
この車載装置1は、GPS(Global Positioning System)を利用して自車位置を特定する位置特定部と、放送の受信状態を検知する受信状態検知部とを備え、さらに、各道路の路線に対して車載装置が放送を良好に受信可能と推測されるチャンネルを割当てたチャンネルリスト情報を記憶している。なお、車載装置1の構成やチャンネルリスト情報の詳細については後述する。
そして、車載装置1は、受信状態検知部により受信状態が悪化したことが検知された場合に、位置特定部により特定した自車位置と、チャンネルリスト情報とに基づき、受信しているチャンネルを自車位置において良好に受信可能と推測される他のチャンネルに自動的に切替えるように構成している。
また、本実施形態の放送受信システムSでは、車載装置1がチャンネルの自動切替えの際に参照するチャンネルリスト情報をセンタ2側で順次最新の情報に更新して各車載装置1へ配信し、車載装置1に記憶させるようにしている。
これにより、車載装置1では、順次更新される最新のチャンネルリスト情報を用いて、受信状態が悪化した場合に、受信するチャンネルを切替えることができるので、受信状態を良好に保つことができる。
ここで、チャンネルリスト情報の更新と配信とを行うために車載装置1とセンタ2とで実行される処理の一連の流れについて、簡単に説明する。図1に示すように、この放送受信システムSでは、まず各車両A、B、Cの車載装置1からセンタ1へ受信状態情報を送信する(1)。
このとき、各車載装置1は、そのときの自車位置を示す情報等と、その自車位置における放送の受信状態を示す情報とを対応付け、その情報を受信状態情報としてセンタ2へ送信する。
また、このとき車載装置1は、初めて起動されたとき等の初期段階では、予め設定された送信周期(以下、「初期設定周期」という。)で受信状態情報の送信を定期的に行う。
センタ2は、各車載装置1から受信状態情報を受信すると、それらの受信状態情報をチャンネルリストデータベース(DB)に記憶して蓄積する(2)。その後、センタ2は、この蓄積された受信状態情報に基づいて、チャンネルリストの更新を行う(3)。
そして、センタ2は、更新したチャンネルリスト情報をそれぞれの車載装置1へ向けて配信する(4)。車載装置1は、記憶しているチャンネルリスト情報をセンタ2から配信された更新済みのチャンネルリスト情報に書換えて記憶する。
特に、この放送受信システムSでは、センタ2が状況に応じて、車載装置1に受信状態情報を送信させる送信周期を変更するように構成している。つまり、センタ2は、状況に応じた送信タイミング指示情報を生成し(5)、その送信タイミング指示情報を車載装置1へ送信する(6)。
そして、車載装置1は、センタ2から受信した送信タイミング指示情報に基づいて、受信状態情報の送信周期を変更して(7)、受信状態情報の送信を行うのである(1)。
具体的には、センタ2は、受信状態情報の蓄積量と、各路線毎の受信状態情報の取得困難度と、当該放送受信システムSの対応車の普及率とに応じて、車載装置1による受信状態情報の送信周期を変更する。
センタ2は、受信状態情報の蓄積量に応じて受信状態情報の送信タイミングを変更する場合、蓄積している受信状態情報の情報量が増加する程、車載装置1による受信状態情報の送信周期を延長(長く)させる送信タイミング指示情報を生成して、車載装置1へ送信する。
つまり、センタ2は、システムが構築された初期段階では、蓄積される受信状態情報量が少なく、チャンネルリスト情報の信頼性が比較的低いため、この初期段階では、車載装置1に設定された比較的周期が短い初期設定周期により受信状態情報の送信を頻繁に行わせる。
これにより、センタ2は、システムが構築された初期段階に比較的多くの受信状態情報を取得することができるので、その受信状態情報を用いて、チャンネルリスト情報の信頼性の向上を可及的速やかに行うことができる。
その後、センタ2は、受信状態情報の蓄積量が徐々に増加してくると、その増加に伴って、車載装置1による受信状態情報の送信周期を段階的に長く設定させる。これにより、車載装置1では、初期段階に比べて単位時間にセンタ2へ受信状態情報を送信する回数が減少することとなるため、受信状態情報の送信に要する処理負荷が低減される。ここでは、センタ2に蓄積されている受信状態情報の蓄積量に応じて、送信タイミングを変更することを特徴としている。
また、センタ2は、各路線毎の受信状態情報の取得困難度に応じて受信状態情報の送信タイミングを変更する場合、受信状態情報の取得困難度が高い路線を走行中の車両に対しては、車載装置1による受信状態情報の送信周期を短縮(短く)させる送信タイミング指示情報を生成して車載装置1へ送信する。
一方、センタ2は、受信状態情報の取得困難度が低い路線を走行中の車両に対しては、車載装置1による受信状態情報の送信周期を延長(長く)させる送信タイミング指示情報を生成して車載装置1へ送信する。
つまり、センタ2は、交通量が少ない路線等のように受信状態情報の取得が比較的困難な路線を走行中の車両から受信状態情報を受信した場合、その受信状態情報を送信してきた車載装置1へ送信タイミングを短縮して、比較的多くの受信状態情報を送信させて、チャンネルリスト情報の信頼性向上を図る。ここでは、センタ2に蓄積されているチャンネルリスト(所定エリアや道路区間の受信状態情報)の信頼性に応じて、送信タイミングを変更することを特徴としている。
そして、センタ2は、交通量の少ない路線等のように受信状態情報が比較的容易な路線を走行中の車両から受信状態情報を受信した場合、その受信状態情報を送信してきた車載装置1へ送信タイミングを延長して、受信状態情報の送信回数を低減させる。
また、センタ2は、当該放送受信システムSの対応車の普及率に応じて、受信状態情報の送信タイミングを変更する場合、普及率の増大に応じて車載装置1による受信状態情報の送信周期を延長(長く)させる送信タイミング指示情報を生成して、車載装置1へ送信する。
これにより、前述の普及率が低い初期段階において、チャンネルリスト情報の信頼性を向上させることができ、普及率の増大に伴って車載装置1における受信状態情報の送信処理負荷を低減することができる。
このように、本実施形態の放送受信システムSでは、状況(センタ2での受信状態情報の蓄積状態)に応じて車載装置1による受信状態情報の送信タイミング(送信周期)を自動的に変更することによって、チャンネルリスト情報に関する信頼性の向上と車載装置1における処理負荷の低減との両方を可能としている。ここで、蓄積状態とは、受信状態情報の蓄積量や蓄積された受信状態情報情報に基づくチャンネルリストの信頼性である。
次に、図2を参照して、チャンネルリスト情報の一例について説明する。図2は、本実施形態に係るチャンネルリスト情報の一例を示す説明図である。
図2に示すように、センタ2は、エリア単位ではなく、各道路の路線単位で車載装置1が放送を良好に受信できると推測されるチャンネルリスト情報を生成する。同図では、ある道路Rについて、a地点からb地点までの区間における受信推奨チャンネルが1チャンネル、b地点からc地点までの区間における受信推奨チャンネルが2チャンネル、車両Aの進行方向におけるc地点以降の受信推奨チャンネルが3チャンネルである場合のチャンネルリスト情報を模式的に示している。
なお、図2中の符号Caは、1チャンネルにより放送を発信する1チャンネル局、符号Cbは、2チャンネルにより放送を発信する2チャンネル局、符号Ccは、2チャンネルにより放送を発信する3チャンネル局である。
センタ2は、このチャンネルリスト情報を生成する場合、道路Rを走行する各車両の車載装置1から順次受信状態情報を受信して蓄積する。そして、センタ2は、蓄積した各受信状態情報に基づき、道路R上の各位置において受信状態が良好な車載装置1で選択されているチャンネルを、その地点における受信推奨チャンネルとして決定する。
その結果、図2に示すように、道路R上で他局よりも1チャンネル局Caに近いa地点からb地点までの区間の受信推奨チャンネルがチャンネル1となり、同様に、b地点からc地点までの区間の受信推奨チャンネルがチャンネル2となり、c地点以降(車両Aの走行方向に対して)の受信推奨チャンネルがチャンネル3となる。
このように、本実施形態の放送受信システムSでは、センタ2が車載装置1から順次送信されてくる各道路上の各地点における受信状態情報に基づいて、チャンネルリスト情報の生成及び更新を行う。
そのため、この放送受信システムSでは、例えば、道路Rの沿線に高層ビル等の受信状態に影響を与えるような建造物が建設された場合であっても、その影響を考慮してチャンネルリスト情報の更新を行うことができるため、チャンネルリスト情報の信頼性の維持を図ることができる。
また、本実施形態の放送受信システムSでは、新規に建設された道路や建設予定の道路についても、その道路に関するチャンネルリスト情報を生成して車載装置2へ配信するように構成している。
図3は、新規に建設された道路Rbに関するチャンネルリスト情報の一例を示す説明図である。なお、図3において、図2に示したものと同一のものには同一の符号を付することにより、ここでは、その説明を省略する。
図3では、既存の道路R及び道路Raの沿線に、新たな道路(以下、「新道Rb」という。)が建設された場合のチャンネルリスト情報を模式的に示している。また、図3に示す例では、細点線で囲んだ領域の受信推奨チャンネルを1チャンネル、一点鎖線で囲んだ領域の受信推奨チャンネルを2チャンネル、二点鎖線で囲んだ領域の受信推奨チャンネルを3チャンネルとするチャンネルリスト情報が既に生成(構築)されているものとする。
図3に示すように、センタ2は、新道Rbが建設された場合、既にチャンネルリストDBに登録されている受信推奨チャンネルが決定済みの道路R、Raの端部を結んだエリアにおける各道路R、Raのチャンネルリスト情報を用いて、新道Rbに関するチャンネルリスト情報を生成する。
すなわち、センタ2は、図3に示す例の場合、受信推奨チャンネルが1チャンネルの道路R、Ra区間で挟まれたエリア(点線領域)の受信推奨チャンネルを1チャンネル、受信推奨チャンネルが2チャンネルの道路R、Ra区間で挟まれたエリア(一点鎖線領域)の受信推奨チャンネルを2チャンネル、受信推奨チャンネルが3チャンネルの道路R、Ra区間で挟まれたエリア(二点鎖線領域)の受信推奨チャンネルを3チャンネルとして仮登録することにより、新道Rbに関するチャンネルリスト情報を生成する。
その結果、図3に示すように、新道Rbにおけるf地点からd地点までの区間の受信推奨チャンネルが1チャンネル、d地点からg地点までの区間の受信推奨チャンネルが2チャンネル、車両Aの走行方向におけるg地点以降の区間の受信推奨チャンネルが3チャンネルとして仮登録される。
その後、センタ2は、新道Rbを走行する各車両の車載装置1から、新道Rbで実際に検知された受信状態情報を受信して、新道Rbに関するチャンネルリスト情報の更新を行うことにより、新道Rb上の各地点における受信推奨チャンネルを本登録する。
このように、本実施形態の放送受信システムSでは、新たに道路が建設された場合や、建設予定の道路についても、その道路に関するチャンネルリスト情報をまず仮生成し、その後、実際の受信状態情報に基づいてチャンネルリスト情報を本生成するため、道路整備の変化に柔軟に対応することができる。
次に、図4を参照して、車載装置1による受信状態情報の送信タイミング、及びセンタ2によるチャンネルリスト情報の生成手順について説明する。図4は、車載装置1による受信状態情報の送信タイミング、及びセンタ2によるチャンネルリスト情報の生成手順を示す説明図である。
図4に示すように、各車両A、B、Cの車載装置1は、それぞれセンタ2から受信した送信タイミング指示情報に基づいた送信周期により、走行中の地点における放送の受信状態情報をセンタ2へ送信する。このとき、車載装置1は、走行位置に関する位置情報と、その位置における放送の受信強度を示す受信した放送信号の電界強度(dB)を対応付けて送信する。
センタ2は、複数台の車両A、B、Cの車載装置1から送信される受信状態情報を受信して蓄積する。そして、センタ2は、ある道路について、各車載装置1による受信状態情報の送信周期に応じて決定した所定の距離(道路区間)毎に、その道路区間で検知された電界強度を平均化する。
その結果、図4の下部に示すように、ある道路の各区間における各チャンネルの電界強度の平均値が算出される。図4に示す例では、ある道路のh地点からi地点までの区間では、1チャンネルの電界強度が40dBを超えており、良好に受信されていることがわかる。
一方、このh地点からi地点までの区間では、2チャンネルの電界強度が40dBに達していない。そのため、センタ2は、h地点からi地点までの区間における受信推奨チャンネルとして1チャンネルを登録する。
同様に、センタ2は、この道路のi地点からj地点までの区間における推奨チャンネルとして2チャンネルを登録し、車両A、B、Cの走行方向についてj地点以降における受信推奨チャンネルとして1チャンネルを登録する。
上記のように、このセンタ2は、蓄積した受信状態情報を平均化する際に、常に一定距離の区間で検知された電界強度を平均化するのではなく、センタ2における受信状態情報の蓄積量に応じて、平均化を行うべき距離を判断し、その距離間隔での電界強度(受信強度)の平均化を行う。センタ2での受信状態情報の蓄積量が少ない場合は、例えば、車載装置1の送信周期の距離の数倍の距離間隔で平均化処理を行うことにより、チャンネルリスト情報の信頼性を向上させることとしている。
すなわち、通常、各車載装置1が、比較的短い周期により受信状態情報の送信を行っている場合は、センタ2での受信状態情報の蓄積量が少ないため、比較的長い距離の区間で検知された電界強度群を平均化する。一方、各車載装置1が、比較的長い周期により受信状態情報の送信を行っている場合は、センタ2での受信状態情報の蓄積量が多くなってきたため、比較的短い距離の区間で検知された電界強度群を平均化する。
つまり、センタ2は、受信状態情報の蓄積量が少ない区間や、受信状態情報の取得困難度が高い区間において、比較的長い区間で電界強度の平均化を行うので、充分な情報蓄積量で平均化が行えるため、その区間におけるチャンネルリスト情報の信頼性が向上する。
なお、センタ2が電界強度の平均化を行うべき道路区間の距離の判断基準は、車載装置1による受信状態情報の送信周期に限定するものではなく、センタ2における受信情報の蓄積量を反映できる判断基準であれば、他の判断基準を用いてもよい。
例えば、センタ2は、各車載装置1から受信する自車位置を示す情報に基づき、各車載装置1が受信状態情報を送信した自車位置の距離間隔を判断基準として、電界強度の平均化を行うべき道路区間の距離を判断するように構成してもよい。
このとき、センタ2は、各車載装置1が受信状態情報を送信した自車位置の距離間隔が比較的短い段階では、当該センタ2における受信状態情報の蓄積量が比較的少ないと予想されるため、比較的長い距離間隔で電界強度の平均化処理を行う。
その後、センタ2は、各車載装置1が受信状態情報を送信した自車位置の距離間隔が比較的長くなってきた場合には、当該センタ2における受信状態情報の蓄積量が充分に多くなってきていることが予想されるため、比較的短い距離間隔で電界強度の平均化処理を行う。
かかる構成とすることによって、センタ2は、例えば、車載装置1を搭載している車両が比較的長い送信周期で受信状態情報の送信を行っている期間に、交通渋滞等に巻き込まれた場合等、その車載装置1から短い距離区間に頻繁に受信状態情報を受信しても、その車載装置1による受信状態情報の送信周期が短いと誤認識することがない。
これにより、センタ2は、渋滞や事故等の道路状況を考慮して、適切に電界強度を平均化すべき距離を判断することができるので、効率的に信頼性の高いチャンネルリスト情報を生成して各車載装置1へ提供することができる。
さらに、このセンタ2は、各車載装置1から受信した受信状態情報に基づいて、車載装置1の放送受信機能の異常を判定し、受信機能が異常をきたしていると判定した場合には、その車載装置1に対して、その旨を示す異常判定結果を送信するように構成している。
図5は、センタ2よる車載装置1の受信機能に関する異常判定手順を示す説明図である。図5(a)に示すように、センタ2は、所定量の受信状態情報が蓄積される前の段階では、ある区間で取得した受信状態情報中の全ての電界強度を平均化する。
すなわち、センタ2は、受信状態情報が蓄積される前においては、正常データと異常データとに関わらず、全ての電界強度に関するデータの平均化して、その区間における平均化データを作成する。
その後、センタ2は、図5(b)に示すように、所定量の受信状態情報が蓄積されると、他の車載装置1の電界強度に比べて、非常に低い(例えば、30dB以下の)電界強度のデータについては、異常データとして平均化処理の対象から除外する。
つまり、センタ2は、受信状態情報が蓄積された後には、電界強度に関する正常データのみを平均化して、その区間における平均化データを作成する。
このように、センタ2は、受信状態情報の蓄積量が少なく、正常な電界強度と異常な電界強度との判別が困難な段階では、仮の平均化データを作成し、この仮の平均データと比較して非常に低い電界強度のデータを異常データとして省きながら電界強度の平均化を行うことにより、仮の平均データよりも信頼性の高い最終的な平均化データを作成することができる。
そして、センタ2は、図5(c)に示すように、最終的な平均化データから所定範囲内の電界強度で放送を受信している車両Cの車載装置1を正常と判定する。一方、最終的な平均化データよりも所定値以上低い電界強度で継続的に放送を受信している車両Bの車載装置1を異常と判定する。
センタ2は、車載装置1の受信機能に異常をきたしていると判定した場合、その車載装置1に対して、異常判定結果を送信する。このとき、センタ2は、異常判定結果として、例えば、「ラジオの受信機器に異常があります。お近くの販売店へお持ちください。TEL○○○―△△△△―□□□□□」等といったメッセージ情報を送信して、車載装置1の表示部に表示させる。
また、センタ2は、電界強度の平均化において異常と判定して除外した受信状態情報、及び受信機能を異常と判定した受信状態情報と、その受信状態情報を送信してきた車載器IDとを対応付けて記憶する。なお、車載器IDは、受信状態情報に含まれている情報であり、例えば、その車載装置1を一意に特定可能な製造番号等を利用することができる。
そして、センタ2は、その後受信する受信状態情報から、受信機能に異常があると判定した車載器IDを含む受信状態情報を除外して、チャンネルリスト情報を生成することにより、異常な車載装置1による不正確な受信状態情報による影響を排除して、チャンネルリスト情報の信頼性を更に向上させる。
次に、図6を参照して、本実施形態に係る車載装置1の構成について説明する。図6は、本実施形態に係る車載装置1の構成を示す機能ブロック図である。同図には、車載装置1の特徴を説明するために必要な構成要素のみを示しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
図6に示すように、車載装置1は、放送局から受信した各種コンテンツを再生する放送再生部10と、この車載装置1全体の動作を統括制御する制御部11と、センタ2との間で各種情報の送受信を行うセンタ用通信部12とを備えている。
放送再生部10は、テレビ放送の画像やカーナビゲーションシステムによる地図画像等を表示する表示部と、テレビ放送やラジオ放送等の音声を出力するスピーカー等を備えている。
センタ用通信部12は、異常判定結果受信部121と、送信タイミング指示情報受信部122と、受信状態情報送信部123と、チャンネルリスト情報受信部124とを備えている。
異常判定結果受信部121は、センタ2が、この車載装置1の放送受信機能に異常をきたしていると判定した場合に送信する異常判定結果をアンテナ15を介して受信して、制御部11へ出力する処理部である。
制御部11は、異常判定結果受信部121から入力された異常判定結果に対して表示用の信号処理を施して放送再生部10へ出力し、放送再生部10にセンタ2による異常判定結果を表示させる。
送信タイミング指示情報受信部122は、アンテナ15を介してセンタ2から送信タイミング指示情報を受信して、制御部11内の送信周期変更部115へ出力する処理部である。
また、受信状態情報送信部123は、制御部11の受信状態情報記憶部116aと、後述の車両情報記憶部116bとから読み出した情報を結合し、受信状態情報としてアンテナ15を介してセンタ2へ送信する処理部である。この受信状態情報送信部123は、送信周期変更部115からの送信要求の入力タイミングに基づいて、受信状態情報の送信を行う。
チャンネルリスト情報受信部124は、アンテナ15を介してセンタ2から更新されたチャンネルリスト情報を受信して、制御部11のチャンネルリスト情報記憶部116dへ出力する処理部である。
制御部11は、放送受信部111、受信状態検知部112、位置特定部113、受信状態情報生成部114、送信周期変更部115、記憶部116、チャンネル切替部117を備えている。
放送受信部111は、アンテナ13を介して各種放送信号を受信し、その放送信号を受信状態検知部112と放送再生部10とへ出力する処理部である。この受信部111は、放送信号と共に、そのときの受信周波数(チャンネル)、そのとき受信している放送の受信種別(1セグ/フルセグ/AM信号/FM信号等)を受信状態検知部112へ出力する。
特に、この放送受信部111は、所定の操作部(図示略)をユーザが操作した場合に、操作部から入力される受信要求に対応したチャンネルの放送信号を受信するだけでなく、ユーザ操作による放送の受信要求を受付けていない非受信要求期間にも、放送をバックグラウンドで受信するように構成している。
そして、この放送受信部111は、バックグラウンドで動作して受信した放送信号も受信状態検知部112へ送信する。これにより、この車載装置1は、ユーザが放送を視聴していないときに受信された放送についても、そのときの受信状態に関する受信状態情報をセンタ2へ送信することができるので、センタ2へ効率よく受信状態情報を蓄積させることができる。
受信状態検知部112は、放送受信部111から入力される放送信号の電界強度を検知することにより、そのときの放送に関する電界強度を検知して、その検知結果を受信状態情報生成部114へ出力する。このとき、受信状態検知部112は、電界強度の検知結果と共に、そのとき受信している放送チャンネル及び受信種別を受信状態情報生成部114へ出力する。また、受信状態検知部112は、所定の閾値を下回る電界強度を検知した場合に、その旨を示す信号を位置特定部113へ出力する。
位置特定部113は、アンテナ14を介してGPS衛星から受信したGPS信号と、記憶部116内の地図情報記憶部116cに記憶されている地図情報とに基づいて、この車載装置1を搭載している車両の自車位置を特定し、特定した自車位置を示す情報を受信状態情報生成部114へ出力する処理部である。
このとき、位置特定部113は、自車位置と共に、現在時刻、車両進行方向、車速、走行中の道路種別(高架/有料道路等)等の情報を受信状態情報生成部114へ出力する。
ここでは、図示していないが、この位置特定部113により特定された自車位置は、この車載装置1が備えるカーナビゲーション機能が起動されているときに、地図画像と共に、放送再生部10により表示される。
また、位置特定部113は、受信状態検知部112から所定の閾値を下回る電界強度を検知した旨を示す信号が入力されると、そのときの自車位置を示す情報をチャンネル切替部117へ出力する。
チャンネル切替部117は、位置特定部113から自車位置を示す情報が入力されると、記憶部116内のチャンネルリスト情報記憶部116dからチャンネルリスト情報を読出し、そのチャンネルリスト情報に基づいて、現在の自車位置における受信推奨チャンネルを放送受信部111に設定する処理部である。
受信状態情報生成部114は、受信状態検知部112から入力される検知結果(放送信号の電界強度)と、位置特定部113により特定された自車位置の情報とを対応付け、さらに、そのとき受信している放送チャンネル及び受信種別、現在時刻、車両進行方向、車速、走行中の道路種別(高架/有料道路等)等の情報を付加して受信状態情報を生成し、記憶部116内の受信状態情報記憶部116aに順次記憶させて蓄積させる。
記憶部116は、フラッシュメモリ等の情報の書き込み及び書換えが可能な記憶装置により構成している。この記憶部116は、受信状態情報記憶部116aと、車両情報記憶部116bと、地図情報記憶部116cと、チャンネルリスト情報記憶部116dとを備えている。
受信状態情報記憶部116aは、受信状態情報生成部114により生成された受信状態情報が順次入力された記憶される。また、車両情報記憶部116bには、車両情報として、車載器IDやアンテナ13の数、アンテナ13の配設位置、車両の種別等を示す情報が記憶されている。
また、地図情報記憶部116cには、全国の道路を中心とした2次元及び3次元の地図情報が記憶されている。また、チャンネルリスト情報記憶部116dには、センタ2から受信したチャンネルリスト情報が記憶されている。
送信周期変更部115は、送信タイミング指示情報受信部112から入力された送信タイミング指示情報に基づく送信周期で、受信状態情報送信部123へ受信状態情報の送信要求を出力する。
なお、図6では、車載装置1の機能的な構成を示したが、この車載装置1の制御部11は、物理的にはCPU(Central Processing Unit)とROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)とを有する情報処理装置を備えており、CPUがROMから各種情報処理プログラムを読出し、RAMを作業領域として使用して実行することにより、放送受信部111、受信状態検知部112、位置特定部113、受信状態情報生成部114、送信周期変更部115、チャンネル切替部117等の動作を統括制御する。このCPUが実行する処理については後に詳述する。
次に、図7を参照して、本実施形態に係るセンタ2の構成について説明する。図7は、本実施形態に係るセンタ2の構成を示す機能ブロック図である。同図には、センタ2の特徴を説明するために必要な構成要素のみを示している。
図7に示すように、センタ2は、車載装置1との間で各種情報の送受信を行う通信部21と、各種情報を記憶する記憶部22と、このセンタ2全体の動作を統括制御する制御部23とを備えている。
通信部21は、制御部23の制御にしたがって動作する処理部であり、受信状態情報受信部211と、送信タイミング指示情報送信部212と、チャンネルリスト情報配信部213と、異常判定結果送信部214とを備えている。
受信状態情報受信部211は、アンテナ24を介して車載装置1から受信状態情報を受信して、記憶部22へ出力する処理部である。この受信状態情報には、放送信号の電界強度、車両位置の情報、そのとき受信されている放送チャンネル及び受信種別、現在時刻、車両進行方向、車速、走行中の道路種別、車載器ID、アンテナ13の数、アンテナ13の配設位置、車両の種別等の情報が含まれている。
送信タイミング指示情報送信部212は、後述の送信タイミング決定部232により決定された車載装置1による受信状態情報の送信タイミング(送信周期)を示す送信タイミング指示情報を車載装置1へ送信する処理部である。
チャンネルリスト情報配信部213は、後述のリスト生成部233cにより生成された更新済みのチャンネルリスト情報を、各車載装置1へ向けて配信する処理部である。異常判定結果送信部214は、後述の車載装置異常判定部234により放送受信機能に異常があると判定された車載装置1へ、その判定結果を送信する処理部である。
記憶部22は、HDD(Hard disk drive)装置等の大容量の記憶装置により構成しており、車両情報記憶部221と、受信状態情報記憶部222と、チャンネルリストDB233と、異常判定結果記憶部224と、サービス情報記憶部225とを備えている。
車両情報記憶部221は、受信状態情報に含まれる放送チャンネル及び受信種別、現在時刻、車両進行方向、車速、走行中の道路種別、車載器ID、アンテナ13の数、アンテナ13の配設位置、車両の種別等の車両情報を記憶する。また、受信状態情報記憶部222は、受信状態情報に含まれる放送信号の電界強度と車両位置の情報とを対応付けて記憶する。
チャンネルリストDB223は、後述のリスト生成部233cにより生成された最新のチャンネルリスト情報を記憶する。また、異常判定結果記憶部224は、後述の車載装置異常判定部234による判定結果を記憶する。また、サービス情報記憶部225は、車載装置1の複数の取扱い店舗に関する位置情報、電話番号等を記憶している。
制御部23は、蓄積情報判定部231と、送信タイミング決定部232と、チャンネルリスト情報更新部233と、車載装置異常判定部234とを備えている。
蓄積情報判定部231は、車両情報記憶部221と受信状態情報記憶部222とに蓄積されている受信状態情報量を判定し、その判定結果を送信タイミング決定部232と、後述の平均化距離判断部233aとへ出力する処理部である。
また、この蓄積情報判定部231は、前述の受信状態情報量の判定結果に加えて、車両情報に基づいて算出した各路線に関する受信状態情報の取得困難度と、当該放送受信システムSに関する対応車の普及率とを送信タイミング決定部232へ出力する。
なお、蓄積情報判定部231は、受信状態情報に含まれる車両位置の情報及びその履歴と、道路種別の情報等に基づいて、各道路におけるシステム対応車の走行頻度を予測し、走行頻度が低い道路程、受信状態情報の取得困難度が高くなる計算式により困難度を算出する。また、蓄積情報判定部231は、車両情報記憶部221に蓄積されている異なる車載器IDの数に基づいて、システム対応車の普及率を算出する。
送信タイミング決定部232は、蓄積情報判定部231から入力される前述の各種情報に基づいて、車載装置1による受信状態情報の送信タイミング(送信周期)を決定して送信タイミング指示情報送信部212へ出力する処理部である。
この送信タイミング決定部232は、蓄積される受信状態情報、及びシステム対応車の普及率の増加に応じて段階的に送信周期を長く設定し、受信状態情報の取得に関する困難度が高い道路を走行中の車載装置1程、送信周期を短く設定する。なお、送信タイミング決定部232は、決定した送信タイミングに関する情報をチャンネルリスト情報更新部233へ出力する。
チャンネルリスト情報更新部233は、車両情報記憶部221及び受信状態情報記憶部222に記憶された受信状態情報に基づいて、チャンネルリスト情報を更新してチャンネルリスト情報配信部213とチャンネルリストDB223へ出力する処理部である。
このチャンネルリスト情報更新部233は、平均化距離判断部233aと、平均化処理部233bと、リスト生成部233cとを備えている。平均化距離判断部233aは、蓄積情報判定部231から入力される前述の各種情報に基づいて、後段の平均化処理部233bが各道路において車載装置1で受信された放送信号の電界強度を平均化処理すべき道路区間の距離を判断し、その判断結果を平均化処理部233bへ出力する処理部である。
この平均化距離判断部233aは、センタ2に蓄積されている受信状態情報の蓄積量が比較的少ない段階では、比較的長い距離の区間を平均化処理すべき距離区間と判断して平均化処理部233bへ出力し、受信情報情報の蓄積量が多くなるにつれて、平均化処理すべき距離区間を短くして平均化処理部233bへ出力する。
平均化処理部233bは、受信状態情報記憶部222から読み出した放送信号の電界強度を、その電界強度が検出された各道路について、平均化距離判断部233aから入力される距離区間毎に平均化して平均化データを作成し、リスト生成部233cへ出力する処理部である。
また、平均化処理部233bは、各電界強度を検知した車載装置1及びその車載装置1が搭載されている車両に関する車両情報に基づいて、各電界強度にそれぞれ対応する重み付け処理を行ってから平均化を行う。
また、平均化処理部233bは、電界強度の平均化を行う際に、異常判定結果記憶部224に記憶されている車載器IDに対応する車載装置1から受信した電界強度については、平均化の対象から除外する。
また、平均化処理部233bは、電界強度の平均化を行う際に、車両情報から受信性能が高い車載装置1で受信された電界強度と判別した場合に、その電界強度を所定量低減させる重み付けを行い、受信性能が比較的低い車載装置1で受信された電界強度と判定した場合、その電界強度を所定量増大させる重み付けを行う。なお、ここでの受信性能は、故障等を考慮するものではなく、各車載装置1の機種に応じた受信性能のことである。
リスト生成部223cは、平均化処理部233bから入力される平均化データを対応する各道路の各区間に割り当て、その区間で良好に受信可能と推測されるチャンネルを受信推奨チャンネルとして再設定することによりチャンネルリスト情報を生成(更新)し、更新後のチャンネルリスト情報をチャンネルリスト情報配信部213とチャンネルリストDB223へ出力する処理部である。
車載装置異常判定部234は、車両情報記憶部221及び受信状態情報記憶部222から読み出した受信状態情報に基づいて、各車載装置1の放送受信機能に関する異常を検知して判定する処理部である。
この車載装置異常判定部234は、異常と判定した場合に、その判定結果と車載装置1の車載器IDと最寄りの取扱店に関する情報とを対応つけた異常判定結果を異常判定結果送信部214へ出力する。また、車載装置異常判定部234は、判定結果と車載装置1の車載器IDとを対応付けて異常判定結果記憶部224に記憶させる。
なお、図7では、センタ2の機能的な構成を示したが、このセンタ2の制御部23は、物理的にはCPUとROMとRAMとを有する情報処理装置を備えており、CPUがROMから各種情報処理プログラムを読出し、RAMを作業領域として使用して実行することにより、蓄積情報判定部231、送信タイミング決定部232、チャンネルリスト情報更新部233、車載装置異常判定部234等の動作を統括制御する。このCPUが実行する処理については後に詳述する。
次に、図8を参照して、車載装置1の制御部11で実行される処理について説明する。図8は、本実施形態に係る車載装置1の制御部11で実行される処理を示すフローチャートである。
車載装置1の制御部11が備えるCPU(以下、単位「CPU」という。)は、車載装置1に電源が投入されると、図8に示すように、まず、放送を受信しているか否かの判定を行う(ステップS101)。
そして、CPUは、放送を受信していると判定した場合に(ステップS101:Yes)、処理をステップS102へ移す。一方、CPUは、放送を受信していないと判定した場合(ステップS101:No)、処理をステップS109へ移す。
ステップS102において、CPUは、ユーザ操作に基づく受信要求期間であるか否かの判定を行い、受信要求期間であると判定した場合に(ステップS102:Yes)、処理をステップS103へ移す。一方、CPUは、受信要求期間でないと判定した場合(ステップS102:No)、処理をステップS104へ移す。
ステップS103において、CPUは、受信した放送を再生させ、その後、受信状態を検知し(ステップS104)、自車位置の特定を行い(ステップS105)、処理をステップS106に移す。
ステップS106において、CPUは、放送の電界強度と自車位置とチャンネルリスト情報とを参照して、自車位置が受信中のチャンネルに関する受信可能エリア内であるか否かの判定を行う。
そして、CPUは、受信可能エリア内であると判定した場合に(ステップS106:Yes)、処理をステップS108へ移す。一方、CPUは、受信可能エリア内でないと判定した場合(ステップS106:No)、処理をステップS107へ移す。
ステップS107において、CPUは、チャンネルリスト情報に基づいてチャンネル切替えを行い、センタ2へ向けて受信状態情報を送信させ(ステップS108)、その後、処理を終了する。
また、CPUは、ステップS109において、センタ2からチャンネルリスト情報を受信したか否かの判定を行い、チャンネルリスト情報を受信したと判定した場合に(ステップS109:Yes)、受信したチャンネルリスト情報を記憶して更新し(ステップS110)、その後、処理を終了する。
一方、CPUは、チャンネルリスト情報を受信していないと判定した場合(ステップS109:No)、センタ2から送信タイミング指示情報を受信したか否かの判定を行う(ステップS111)。
そして、CPUは、送信タイミング指示情報を受信したと判定した場合(ステップS111:Yes)、送信タイミング指示情報に基づいて受信状態情報の送信周期を変更して(ステップS112)、処理を終了する。
一方、CPUは、送信タイミング指示情報を受信していないと判定した場合(ステップS111:No)センタ2から異常判定結果を受信したか否かの判定を行う(ステップS113)。
そして、CPUは、異常判定結果を受信したと判定した場合に(ステップS113:Yes)、異常判定結果を表示させ(ステップS114)、その後、処理を終了する。一方、CPUは、異常判定結果を受信していないと判定した場合(ステップS113:No)、処理を終了する。
そして、CPUは、処理を終了すると、再度ステップS101から処理を開始し、車載装置1に電源が投入されている間、図8に示す処理を繰り返し実行する。
なお、本実施形態では、放送を受信していない場合(ステップS101:No)に、ステップS109〜ステップS114の処理を実行するようにしているが、これらステップS109〜ステップS114の処理は、ステップS101〜ステップS108の処理と平行して、放送信号の受信中にバックグラウンドで実行させてもよい。
次に、図9を参照して、センタ2の制御部23で実行される処理について説明する。図9は、本実施形態に係るセンタ2の制御部23で実行される処理を示すフローチャートである。
センタ2に電源が投入されると、センタ2の制御部23が備えるCPU(以下、単に「CPU」という。)は、図9に示すように、まず、受信状態情報を受信したか否かの判定を行う(ステップS201)。
そして、CPUは、受信状態情報を受信したと判定した場合に(ステップS201:Yes)、処理をステップS202へ移す。一方、CPUは、受信状態情報を受信していないと判定した場合(ステップS201:No)、処理をステップS213へ移す。
また、CPUは、ステップS202において、受信状態情報を記憶(蓄積)した後、受信状態情報の蓄積量を判定して(ステップS203)、判定した蓄積情報量に応じた受信状態情報の送信タイミングを生成し(ステップS204)、その後、処理をステップS205へ移す。
また、CPUは、これらステップS203及びステップS204の処理に平行して、路線に関する受信状態情報の取得困難度を判定し(ステップS209)、判定した困難度に応じた受信状態情報の送信タイミングを生成し(ステップS210)、その後、処理をステップS205へ移す。
また、CPUは、これらステップS203及びステップS204、ステップS209及びステップS210の処理に平行して、システム(当該放送受信システムS)対応車の普及率を判定し(ステップS211)、判定した普及率に応じた受信状態情報の送信タイミングを生成し(ステップS212)、その後、処理をステップS205へ移す。
ステップS205において、CPUは、生成した送信タイミングを送信タイミング指示情報として車載装置1へ送信し、受信状態情報(各電界強度)の平均化を行う(ステップS206)。
続いて、CPUは、平均化した平均化データを用いてチャンネルリスト情報の更新を行い(ステップS207)、更新したチャンネルリスト情報を車載装置1へ向けて送信させ(ステップS208)、その後、処理を終了する。
また、CPUは、ステップS213において、車載装置1の放送受信機能に関する異常を検知したか否かの判定を行い、異常を検知したと判定した場合に(ステップS213:Yes)、異常が検知された車載装置1へ向けて異常判定結果を送信させ(ステップS214)、その後、処理を終了する。
一方、CPUは、車載装置1の放送受信機能に関する異常を検知していないと判定した場合(ステップS213:No)、処理を終了する。そして、CPUは、これらの処理を終了した後、再度ステップS201から処理を開始し、センタ2に電源が投入されている間、図9に示す処理を繰り返し実行する。
上記した実施形態では、車載装置1がセンタ2から送信される送信タイミング指示情報に基づいて、センタ2への受信状態情報の送信周期を変更する場合について説明したが、車載装置1が自立的判断に基づいて、受信状態情報の送信タイミングを変更するようにシステムを構成してもよい。
かかる構成とする場合、車載装置1の制御部11は、自装置からセンタ2へ送信した受信状態情報の送信回数や、そのデータ量の増加に応じて段階的に受信状態情報の送信周期を長く設定する制御を行う。
これ以外にも、車載装置1が記憶している地図情報に、各道路の平均的な交通量を示す情報を付加しておき、走行中の道路に対応して記憶されている交通量が低い場合に送信周期を短く、交通量が多い場合に送信周期を長くするように制御部11が送信周期を変更するように車載装置1を構成してもよい。
さらに、車載装置1の車載器IDの通し番号に応じて、その番数が大きな車載装置1ほど、受信状態情報の送信周期が長くなるように、予め設定しておくことにより、仮想的にシステム対応車の普及率に応じた送信周期を設定するように当該放送受信システムSを構成してもよい。
また、この放送受信システムSにおいて、車載装置1からセンタ2に送信する車両位置の精度を向上させるために、車載装置1側またはセンタ2側、あるいは車載装置1及びセンタ2の両方で車両位置の補正を行うように構成してもよい。
車載装置1側で車両位置の補正を行う場合、車載装置1は、DOP(Dilution Of Precision)値に基づいて、車両位置の測位精度を判定して補正を行う。
また、センタ2側で車両位置の補正を行う場合、車載装置1からセンタ2へ自車位置に対応する緯度と経度、マップマッチングされたリンクID、マッチング精度情報等を送信させ、センタ2側でマップマッチングによるリンクIDの正否判定を行って、車両位置の緯度及び経度の補正を行う。
1 車載装置
10 放送再生部
11 制御部
111 放送受信部
112 受信状態検知部
113 位置特定部
114 受信状態情報生成部
115 送信周期変更部
116 記憶部
117 チャンネル切替部
12 センタ用通信部
2 センタ
21 通信部
22 記憶部
23 制御部
231 蓄積情報判定部
232 送信タイミング決定部
233 チャンネルリスト情報更新部
234 車載装置異常判定部

Claims (5)

  1. 放送を受信する放送受信部と、
    前記放送受信部による放送の受信状態を検知する受信状態検知部と、
    車両の現在位置を特定する位置特定部と、
    前記位置特定部により特定された車両位置と当該車両位置において前記受信状態検知部により検知された受信状態とを関連付けた受信状態情報を、該受信状態情報に基づいて前記放送受信部が受信可能な放送局のリストを示すチャンネルリスト情報の更新処理を行うセンタへ送信する受信状態情報送信部と、
    前記受信状態情報送信部による前記受信状態情報の送信周期を変更する送信周期変更部と
    を有することを特徴とする車載装置。
  2. 前記送信周期変更部は、
    前記センタに蓄積される前記受信状態情報の蓄積状態に応じて、前記受信状態情報送信部による前記受信状態情報の送信周期を変更することを特徴とする請求項1に記載の車載装置。
  3. 前記放送受信部は、ユーザ操作による放送の受信要求を受付けていない非受信要求期間にも放送を受信し、
    前記受信状態情報送信部は、前記非受信要求期間に前記位置特定部により特定された車両位置と当該車両位置において前記受信状態検知部により検知された受信状態とを関連付けた前記受信状態情報を前記センタへ送信することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車載装置。
  4. 放送を受信する放送受信部を備えた車載装置と、車両位置と当該車両位置において前記車載装置が受信可能な放送チャンネルとを対応付けたチャンネルリスト情報を前記車載装置へ提供するセンタとを備えた放送受信システムであって、
    前記車載装置は、
    前記放送受信部による放送の受信状態を検知する受信状態検知部と、
    車両の現在位置を特定する位置特定部と、
    前記位置特定部により特定された車両位置と当該車両位置において前記受信状態検知部により検知された受信状態とを関連付けた受信状態情報を前記センタへ送信する受信状態情報送信部と、
    前記受信状態情報送信部による前記受信状態情報の送信周期を変更する送信周期変更部と、
    前記センタから前記チャンネルリスト情報を受信するチャンネルリスト情報受信部と、
    前記放送受信部により受信させるチャンネルを前記位置特定部により特定された車両位置に対応するチャンネルリスト中のチャンネルに切替えるチャンネル切替部とを備え、
    前記センタは、
    前記車載装置から前記受信状態情報を受信する受信状態情報受信部と、
    受信した受信状態情報に基づいて、前記チャンネルリスト情報を更新するチャンネルリスト情報更新部と、
    更新した前記チャンネルリスト情報を前記車載装置へ配信するチャンネルリスト情報配信部と
    を有することを特徴とする放送受信システム。
  5. 前記車載装置は、
    前記センタから前記受信状態情報の送信タイミングを指示する送信タイミング指示情報を受信する送信タイミング指示情報受信部を備え、
    送信周期変更部は、送信タイミング指示情報受信部により受信された前記送信タイミング指示情報に基づいて、前記受信状態情報の送信周期を変更し、
    前記センタは、
    前記受信状態情報受信部により受信された受信状態情報の蓄積状態に応じて前記受信状態信号の送信周期を変更させる前記送信タイミング指示情報を前記車載装置へ送信する送信タイミング指示情報送信部
    を有することを特徴とする請求項4に記載の放送受信システム。
JP2009063414A 2009-03-16 2009-03-16 車載装置及び放送受信システム Withdrawn JP2010219808A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009063414A JP2010219808A (ja) 2009-03-16 2009-03-16 車載装置及び放送受信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009063414A JP2010219808A (ja) 2009-03-16 2009-03-16 車載装置及び放送受信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010219808A true JP2010219808A (ja) 2010-09-30

Family

ID=42978169

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009063414A Withdrawn JP2010219808A (ja) 2009-03-16 2009-03-16 車載装置及び放送受信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010219808A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013143620A (ja) * 2012-01-10 2013-07-22 Japan Radio Co Ltd 受信機
JP2017092877A (ja) * 2015-11-17 2017-05-25 セイコーソリューションズ株式会社 放送受信装置、チャンネルリスト提供サーバ、チャンネルリスト取得プログラム、及び、チャンネルリスト提供プログラム
KR20170090154A (ko) * 2016-01-28 2017-08-07 현대모비스 주식회사 차량용 안테나 점검 장치 및 방법

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013143620A (ja) * 2012-01-10 2013-07-22 Japan Radio Co Ltd 受信機
JP2017092877A (ja) * 2015-11-17 2017-05-25 セイコーソリューションズ株式会社 放送受信装置、チャンネルリスト提供サーバ、チャンネルリスト取得プログラム、及び、チャンネルリスト提供プログラム
KR20170090154A (ko) * 2016-01-28 2017-08-07 현대모비스 주식회사 차량용 안테나 점검 장치 및 방법
KR102522467B1 (ko) * 2016-01-28 2023-04-17 현대모비스 주식회사 차량용 안테나 점검 장치 및 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7817600B2 (en) Method and apparatus for performing handover in a digital broadcasting system
US9043858B2 (en) Digital broadcast receiver and information updating method therefor
JP4962537B2 (ja) ラジオ受信機及び方法
US20160227380A1 (en) Message broadcasting in vanet
US20160007076A1 (en) Digital broadcast receiver and information updating method therefor
US8219052B2 (en) Information providing system
JP2010219808A (ja) 車載装置及び放送受信システム
US8442815B2 (en) Adaptive recognition dictionary update apparatus for use in mobile unit with a tuner
JP5144972B2 (ja) デジタル放送受信装置
EP3968549A1 (en) Broadcast receiver
JP2011139173A (ja) 放送受信システム
US8612144B2 (en) Method for operating a navigation device and a corresponding navigation device
WO2010081564A1 (en) Electronic apparatus, channel usage data communications system and method of setting a radio data system communications unit
JP2006276941A (ja) 車両の運行管理システム及び車両の運行管理方法
EP2866363B1 (en) Digital broadcast receiving apparatus and digital broadcast receiving method
JP2013236312A (ja) 放送エリア情報生成システムおよび放送エリア情報生成方法
KR102065177B1 (ko) 차량 간 메시지 브로드 캐스팅 장치 및 방법
US10382932B2 (en) High frequency communication alternative
JP6212848B2 (ja) 移動局、通信システム、通信方式切り替え方法、及び通信方式切り替えプログラム
JP2012010218A (ja) 車両用受信装置
JP2006129051A (ja) デジタル放送受信装置、デジタル放送受信制御プログラム
JP6022833B2 (ja) 放送受信機及びチャンネルリスト管理方法
JP5299382B2 (ja) 無線通信システム
JP2014126409A (ja) ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、及び、プログラム
KR101894383B1 (ko) 대중교통용 텔레매틱스 시스템 및 텔레매틱스 서비스 제공 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120220

A072 Dismissal of procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073

Effective date: 20130625

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20130702