JP2010219284A - 圧電素子の製造方法、並びに、圧電素子、圧電アクチュエーター、液体噴射ヘッド、及び液体噴射装置 - Google Patents

圧電素子の製造方法、並びに、圧電素子、圧電アクチュエーター、液体噴射ヘッド、及び液体噴射装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010219284A
JP2010219284A JP2009064198A JP2009064198A JP2010219284A JP 2010219284 A JP2010219284 A JP 2010219284A JP 2009064198 A JP2009064198 A JP 2009064198A JP 2009064198 A JP2009064198 A JP 2009064198A JP 2010219284 A JP2010219284 A JP 2010219284A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
piezoelectric element
ceramic green
green sheet
curable resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009064198A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhide Gomi
和英 五味
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2009064198A priority Critical patent/JP2010219284A/ja
Publication of JP2010219284A publication Critical patent/JP2010219284A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

【課題】薄膜化圧電素子を有する圧電アクチュエーター、液体噴射ヘッド、及び液体噴射装置を提供する。
【解決手段】第1の有機フィルム11、第1の紫外線硬化樹脂膜12、第1のセラミックスグリーンシート21および前記第1のセラミックスグリーンシート21上に形成された第1の電極パターン30を有する第1のシート50を準備する工程と、支持体上に形成された第2のセラミックスグリーンシート21を有する基材シートを準備する工程と、前記第1のセラミックスグリーンシート21および前記第1の電極パターン30と、前記第2のセラミックスグリーンシート21と、を貼り合わせる工程と、前記第1の紫外線硬化樹脂膜12に紫外線を照射し、前記第1の紫外線硬化樹脂膜12を硬化させる工程と、前記第1のセラミックスグリーンシート21から、硬化した前記第1の紫外線硬化樹脂膜12および前記第1の有機フィルム11を剥離する工程と、を含む。
【選択図】図5

Description

本発明は、圧電素子の製造方法、並びに、圧電素子、圧電アクチュエーター、液体噴射ヘッド、及び液体噴射装置に関する。
例えばインクジェットプリンターに用いられる圧電素子の製造方法において、セラミックグリーンシートを形成し、セラミックグリーンシートを積層し圧着することによって圧電体の積層体を得ることが知られている(特許文献1)。近年は、インクジェットプリンターに搭載される液体噴射ヘッドの小型化が望まれており、それに伴い、圧電素子を小型化するために、セラミックグリーンシートを薄膜化することができる圧電素子の製造方法が望まれている。
特開平9−115766号公報
本発明の目的の1つは、セラミックグリーンシートを薄膜化することができる圧電素子の製造方法を提供することにある。
本発明の目的の1つは、上記方法によって製造され、小型化された圧電素子を提供することにある。
本発明の目的の1つは、小型化された圧電素子を有する圧電アクチュエーターを提供することにある。
本発明の目的の1つは、小型化された圧電素子を有する液体噴射ヘッドを提供することにある。
本発明の目的の1つは、小型化された圧電素子を有する液体噴射装置を提供することにある。
(1)本発明に係る圧電素子の製造方法は、
第1の有機フィルム、前記第1の有機フィルム上に形成された第1の紫外線硬化樹脂膜、前記第1の紫外線硬化樹脂膜上に形成された第1のセラミックスグリーンシートおよび前記第1のセラミックスグリーンシート上に形成された第1の電極パターンを有する第1のシートを準備する工程と、
支持体および前記支持体上に形成された第2のセラミックスグリーンシートを有する基材シートを準備する工程と、
前記第1のセラミックスグリーンシートおよび前記第1の電極パターンと、前記第2のセラミックスグリーンシートと、を貼り合わせる工程と、
前記第1の紫外線硬化樹脂膜に紫外線を照射し、前記第1の紫外線硬化樹脂膜を硬化させる工程と、
前記第1のセラミックスグリーンシートから、硬化した前記第1の紫外線硬化樹脂膜および前記第1の有機フィルムを剥離する工程と、
を含む。
なお、本発明に係る記載では、「上方」という文言を、例えば、「特定のもの(以下「A」という)の「上方」に他の特定のもの(以下「B」という)を形成する」などと用いている。本発明に係る記載では、この例のような場合に、A上に直接Bを形成するような場合と、A上に他のものを介してBを形成するような場合とが含まれるものとして、「上方」という文言を用いている。同様に、「下方」という文言は、A下に直接Bを形成するような場合と、A下に他のものを介してBを形成するような場合とが含まれるものとする。
本発明によれば、セラミックグリーンシートを薄膜化することができる圧電素子の製造方法を提供することができる。
(2)本発明に係る圧電素子の製造方法において、
前記第1のシートを準備する工程は、
有機フィルム、前記有機フィルム上に形成された紫外線硬化樹脂膜、前記紫外線硬化樹脂膜上に形成されたセラミックスグリーンシートおよび前記セラミックスグリーンシート上に形成された電極パターンを有するシートを準備する工程と、
前記シートを切断することにより、前記第1の有機フィルム、前記第1の紫外線硬化樹脂膜、前記第1のセラミックスグリーンシート、および前記第1の電極パターンを有する前記第1のシートと、第2の有機フィルム、第2の紫外線硬化樹脂膜、および前記第2のセラミックスグリーンシートを有する第2のシートと、を形成する工程と、
を含み、
前記基材シートを準備する工程は、
前記第2のセラミックスグリーンシートと前記支持体とを貼り合わせる工程と、
前記第2の紫外線硬化樹脂膜に紫外線を照射し、前記第2の紫外線硬化樹脂膜を硬化させる工程と、
前記第2のセラミックスグリーンシートから、硬化した前記第2の紫外線硬化樹脂膜および前記第2の有機フィルムを剥離することにより、前記基材シートを形成する工程と、
を含んでいてもよい。
(3)本発明に係る圧電素子の製造方法において、
前記第1のシートと第2のシートとを形成する工程において、前記第2シートには前記第1の電極パターンが形成されていなくてもよい。
(4)本発明に係る圧電素子の製造方法において、
第3の有機フィルム、前記第3の有機フィルム上に形成された第3の紫外線硬化樹脂、前記第3の紫外線硬化樹脂上に形成された第3のセラミックスグリーンシートおよび前記第3のセラミックスグリーンシート上に形成された第2の電極パターンを有する第3のシートを準備する工程と、
前記第3のセラミックスグリーンシートおよび前記第2の電極パターンと、前記第1のセラミックスグリーンシートとを貼り合わせる工程と、
前記第3の紫外線硬化樹脂膜に紫外線を照射し、前記第3の紫外線硬化樹脂膜を硬化させる工程と、
前記第3のセラミックスグリーンシートから、硬化した前記第3の紫外線硬化樹脂および前記第3の有機フィルムを剥離する工程と、
を含んでいてもよい。
(5)本発明に係る圧電素子は、
上記いずれかに記載の方法により製造された圧電素子である。
本発明によれば、小型化された圧電素子を提供することができる。
(6)本発明に係る圧電アクチュエーターは、
上記の圧電素子を有する。
本発明によれば、小型化された圧電素子を有する圧電アクチュエーターを提供することができる。
(7)本発明に係る液体噴射ヘッドは、
上記の圧電素子を有する。
本発明によれば、小型化された圧電素子を有する液体噴射ヘッドを提供することができる。
(8)本発明に係る液体噴射装置は、
上記の圧電素子を有する。
本発明によれば、小型化された圧電素子を有する液体噴射装置を提供することができる。
本実施形態に係る圧電素子の製造方法を模式的に説明する図。 本実施形態に係る圧電素子の製造方法を模式的に説明する図。 本実施形態に係る圧電素子の製造方法を模式的に説明する図。 本実施形態に係る圧電素子の製造方法を模式的に説明する図。 本実施形態に係る圧電素子の製造方法を模式的に説明する図。 本実施形態に係る圧電素子の製造方法を模式的に説明する図。 本実施形態に係る圧電素子の製造方法を模式的に説明する図。 本実施形態に係る圧電素子の製造方法を模式的に説明する図。 本実施形態に係る圧電素子の製造方法を模式的に説明する図。 本実施形態に係る圧電素子の製造方法を模式的に説明する図。 本実施形態に係る液体噴射ヘッドを模式的に説明する図。 本実施形態に係る液体噴射装置を模式的に説明する図。
以下に、本発明を適用した実施形態の一例について図面を参照して説明する。ただし、本発明は以下の実施形態のみに限定されるものではない。本発明は、以下の実施形態およびその変形例を自由に組み合わせたものを含むものとする。
1. 圧電素子の製造方法
以下、図面を参照して、本実施形態に係る圧電素子の製造方法について説明する。
図1〜図6は、本実施形態に係る圧電素子の製造方法を模式的に説明する図である。
まず、図1(A)に示すように、準備された有機フィルム11の上に紫外線硬化樹脂膜12を形成する。有機フィルム11は、表面が剥離性を有するフィルムであってもよい。例えば、有機フィルム11は、有機フィルム11の表面が、例えばシリコンコートからなる樹脂膜に覆われていてもよいし、覆われていなくてもよい。有機フィルム11は、樹脂からなる樹脂フィルムであってもよい。例えば、有機フィルム11は、ポリエチレンテレフタレート(PET)のフィルムであってもよい。有機フィルム11の上に形成される紫外線硬化樹脂膜12は、紫外線を照射されることによって硬化する樹脂である限り、特に限定されるものではない。紫外線硬化樹脂膜12の材質としては、例えば、モノマー、オリゴマー、光開始剤、添加剤等を含む紫外線硬化樹脂等を用いることができる。紫外線硬化樹脂膜12を形成する方法は特に限定されず、公知の成膜技術を用いることができる。成膜方法としては、例えば、ドクターブレード法、デップコート法、スロットダイコート法等を用いることができる。成膜された紫外線硬化樹脂膜12は、熱処理されてもよい。しかしながら、有機フィルム11の上に形成された紫外線硬化樹脂膜12は紫外線を照射されない未硬化の膜であって、膜の表面において粘着性を有する。
ここで、図1(A)に示すように、有機フィルム11と有機フィルム11の上に形成された紫外線硬化樹脂膜12とをキャリアフィルム10とする。
次に、図1(B)に示すように、紫外線硬化樹脂膜12の上にスラリー20を塗布する。本発明に係るスラリー20は、結晶化した場合に圧電特性を発現するセラミックグリーンシート21を形成するためのものであれば特に限定されるものではない。スラリー20は、例えば、セラミックス粒子と、該セラミックス粒子を分散させることができる公知のバインダー、有機溶剤、可塑剤、分散媒等が含まれていてもよい。スラリー20に分散するセラミックス粒子は、公知の圧電材料セラミックスを用いてもよく、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(Pb(Zr、Ti)O)などを用いてもよい。
スラリー20を紫外線硬化樹脂膜12の上に塗布する方法は特に限定されず、公知の成膜技術を用いることができる。例えば、ドクターブレード法、デップコート法、スロットダイコート法等を用いることができる。
図1(C)に示すように、紫外線硬化樹脂膜12の上に塗布されたスラリー20を、例えば、70℃以上130℃以下で熱処理することにより、紫外線硬化樹脂膜12の上にセラミックグリーンシート21を形成することができる。
ここで、スラリー20の粘度は、有機フィルム11の上に塗布される場合と比べて低粘度に調整されていてもよい。言い換えれば、スラリー20の粘度は、例えば25℃において1000mPa・s以下に調整されていてもよい。具体的には、スラリー20の粘度は、例えば25℃において、500mPa・s以上1000mPa・s以下に調整されていてもよい。
また、1000mPa・s以下に調整されたスラリー20を、紫外線硬化樹脂膜12の上に塗布することによって、例えば、1μm以下の膜厚を有するセラミックグリーンシート21を形成してもよい。具体的には、スラリー20より形成されるセラミックグリーンシート21の膜厚は、0.5μm〜1μmであってもよい。以下に詳細を説明する。
通常、特許文献1等に開示されるセラミックグリーンシートの形成方法においては、セラミック原料を分散させたスラリーを、例えばシリコンコートされたポリエチレンテレフタレートからなる有機フィルムの上に塗布し、熱処理することによってセラミックグリーンシートを形成する。有機フィルムは、後の製造工程において、セラミックグリーンシートより剥離される必要があるため、表面は、一定の剥離性を有している必要がある。ここで、セラミックグリーンシートを薄膜化するためにはスラリーを調整する際に、低粘度化する必要がある。しかしながら、スラリーを、例えば25℃において1000mPa・s以下に調整した場合、有機フィルムの表面の濡れ性が低いため、有機フィルムの表面においてスラリーをはじき、スラリーを有機フィルムの上に成膜することができない。さらには、有機フィルムの表面の濡れ性を高めると、本来の剥離性が低下し、セラミックグリーンシートを形成後、有機フィルムがセラミックグリーンシートから剥離できなくなってしまう。つまりは、有機フィルムの表面の濡れ性と剥離性とがトレードオフの関係であるため、セラミックグリーンシートの薄膜化を行うことができない。
これに対し、本実施形態に係る圧電素子の製造方法によれば、スラリー20は、粘着性を有する紫外線硬化樹脂膜12の上に塗布される。つまりは、例えば25℃において、500mPa・s以上1000mPa・s以下に調整されたスラリー20であっても、紫外線硬化樹脂膜12の表面がスラリー20をはじくことはないため、スラリー20を薄い膜厚でもって形成することができる。これによれば、スラリー20を熱処理して形成されるグリーンシート21を、例えば0.5μm以上1μm以下の膜厚でもって形成することができる。
次に、図2(A)に示すように、セラミックグリーンシート21の上の所定の領域に、電極パターン30を形成する。電極パターン30は、特に限定されるものではなく、所望の形状を有していてもよい。電極パターン30は、公知の成膜技術により形成されることができる。電極パターン30は、例えば、スクリーン印刷機を用いて形成されてもよい。また、電極パターン30は、圧電素子の内部電極パターンであってもよい。電極パターン30の材質は、導電性を有するものであれば、特に限定されるものではない。電極パターン30は、例えば、銀、銅、金、ニッケル、パラジウム、銀−パラジウム、銀−白金等から形成されていてもよい。また、図示はされないが、電極パターン30は、複数のパターンを有していてもよい。例えば、電極パターン30の1つのパターンは、圧電素子の駆動回路用の電極パターン31であってもよい。また、電極パターン30の1つのパターンは、圧電素子の接地回路用の電極パターン32であってもよい(図7(A)参照)。
また、図2(B)に示すように、セラミックグリーンシート21の上の所定の領域が、電極パターン30が形成されない領域であってもよい。
以上により、セラミックグリーンシート21の上に電極パターン30が形成されている領域と電極パターン30が形成されていない領域とを有するシート40が形成される。
次に、図3(A)および図3(B)に示すように、シート40を所望の形状に切断し、電極パターン30を有した第1のシート50と、電極パターン30を有しない第2のシート51を形成する。第1のシート50および第2のシート51の形状は、特に限定されるものではない。第1のシート50は、シート40の電極パターン30が形成された領域から形成され、第2のシート51は、シート40の電極パターン30が形成されていない領域から形成されることができる。なお、上述のように、電極パターン30は、複数のパターン形状を有していてもよいため、図示はされないが、第1のシート50は、複数の異なる電極パターンを有していてもよい。例えば、第1のシート50の電極パターン30の1つは、圧電素子の駆動回路用の電極パターン31であってもよい。また、第1のシート50の電極パターン30の1つは、圧電素子の接地回路用の電極パターン32であってもよい(図7(A)参照)。
次に、図4(A)〜図4(C)に示すように、基材シート60を準備する。基材シート60を準備する工程は、支持体61を準備する工程と、第2のシート51を準備する工程と、第2のシート51のセラミックスグリーンシート21が形成されている面と、支持体61とが互いに向き合うように積層する工程と、第2のシート51の紫外線硬化樹脂膜12に対して紫外線90を照射し、紫外線硬化樹脂膜12を硬化させる工程と、硬化した紫外線硬化樹脂膜12および有機フィルム11を剥離する工程と、を含んでいてもよい。
図4(A)に示すように、準備された支持体61の上に第2のシート51を積層してもよい。このとき、第2のシート51のセラミックグリーンシート21が形成されている面と、支持体とが互いに向き合うように積層されてもよい。支持体61の上に第2のシート51を積層する工程は、例えば、ヒータープレス機等を用いて、支持体61と第2のシート51とを加熱しながら加圧する工程を含んでいてもよい。これによれば、第2のシート51を支持体61の上に確実に積層することができる。支持体61は、例えば樹脂シートであってもよい。具体的には、支持体61の第2のシート51と接する界面が感熱性の発泡シートで形成されていてもよい。
次に、図4(B)に示すように、支持体61の上に積層された第2のシート51の紫外線硬化樹脂膜12に対して紫外線90を照射し、紫外線硬化樹脂膜12を硬化させてもよい。これによれば、硬化した紫外線樹脂膜12は、硬化して粘着性を失うことができる。つまりは、第2のシート51のセラミックグリーンシート12と紫外線硬化樹脂膜12との界面にて、接着性が失われることにより、第2のシート51のキャリアフィルム10を剥離することができる。これによって、図4(C)に示すように、第2のシート51からキャリアフィルム10が剥離された基材シート60を形成してもよい。
また、基材シート60を準備する方法は、上記の工程に限定されるものではない。基材シート60は、セラミックグリーンシートが最表層において形成された積層体であればよいため、公知の積層方法等により、基材シート60を準備してもよい。例えば、有機フィルム11の上に形成されたセラミックグリーンシートを用いて、基材シート60を準備してもよい。
次に、図5(A)に示すように、第1のシート50のセラミックスグリーンシート21が形成されている面と、基材シート60のセラミックスグリーンシート21とが互いに向き合うように積層し第1の積層体70を形成する。このとき、図5(A)に示すように、第1のシート50の電極パターン30と基材シート60のセラミックグリーンシート21とが接するように積層されてもよい。基材シート60の上に第1のシート50を積層し、第1の積層体70を形成する工程は、例えば、ヒータープレス機等を用いて、基材シート60と第1のシート50とを加熱しながら加圧する工程を含んでいてもよい。
次に、図5(B)に示すように、第1の積層体70の第1のシート50の紫外線硬化樹脂膜12に対して紫外線90を照射し、キャリアフィルム10の紫外線硬化樹脂膜12を硬化させる。有機フィルム11は、光透過性を有しているため、有機フィルム11の上方の光源(図示せず)より紫外線90を照射することによって、紫外線90を紫外線硬化樹脂膜12に照射することができる。これによって、硬化した紫外線樹脂膜12は、硬化して粘着性を失うことができる。つまりは、第1のシート50のセラミックグリーンシート12と紫外線硬化樹脂膜12との界面にて、接着性が失われることにより、第1のシート50のキャリアフィルム10を剥離することができる。これによれば、図5(C)に示すように、第1の積層体70から第1のシート50のキャリアフィルム10が剥離された第2の積層体71を形成することができる。
次に、図6(A)〜図6(D)に示すように、本実施形態に係る圧電素子の製造方法は、第2の積層体71の上に第3の積層体72を形成する工程をさらに含む。第2の積層体71の上に第3の積層体72を形成する工程は、第2の積層体71の上方において、第1のシート50のセラミックスグリーンシート21が形成されている面が、第2の積層体71と向き合うように、第1のシート50を積層する第1工程(図6(A))と、第2の積層体71の上方に積層された第1のシート50の紫外線硬化樹脂膜12に対して紫外線90を照射し、紫外線硬化樹脂膜12を硬化させる第2工程(図6(B))と、硬化した紫外線硬化樹脂膜12および有機フィルム11からなるキャリアフィルム10を剥離する第3工程(図6(C))と、を所望の回数繰り返すこと、を含む。
図6(A)に示すように、第1工程においては、第1のシート50のセラミックグリーンシート21が形成されている面が、第2の積層体71の上方に形成されるセラミックグリーンシート21と対向するように、第1のシート50を第2の積層体71の上に積層する。第2の積層体71の上方に複数の第1のシート50を積層し、第3の積層体72を形成する工程は、例えば、ヒータープレス機等を用いて、第2の積層体71と第1のシート50とを加熱しながら加圧する工程を含んでいてもよい。図6(B)に示すように、第2工程においては、第2の積層体71の上方に積層された第1のシート50の紫外線硬化樹脂膜12に紫外線90が照射される。これによって、第1工程において積層された第1のシート50の紫外線硬化樹脂膜12が硬化することができる。図6(C)に示すように、第3工程においては、第2工程において紫外線硬化樹脂膜12が硬化し粘着性を失っていることより、第1工程において積層された第1のシート50のキャリアフィルム10を剥離することができる。以上の第1工程から第3工程を所望の回数繰り返すことによって、図6(D)に示すように、第2の積層体71の上に、所望の厚みと積層構造を有する第3の積層体72を形成することができる。ここで、第2の積層体71の上に第3の積層体72を形成して得られる積層体を第4の積層体73とする。
ここで、第1工程から第3工程を所望の回数繰り返す工程において、例えば、駆動電極用の電極パターン31を有した第1のシート50と、接地回路用の電極パターン32を有した第1のシート50とが交互に積層されるように第1のシート50を積層してもよい(図7(A)参照)。言い換えれば、第4の積層体73は、各層毎に、駆動回路用の電極パターン31と接地回路用の電極パターン32を交互に有していてもよい。
次に、図示はされないが、第4の積層体73を形成後、第4の積層体73の基材シート60に含まれる支持体61を剥離してもよい。支持体61の第2のシート51と接する界面が感熱性の発泡シートで形成されていてもよい。したがって、支持体61を加熱することにより、第2のシート51との界面において発泡し、剥離することができる。
次に、公知のプレス機等によって、支持体61が剥離された第4の積層体73を加圧処理する。例えば、静水圧プレス、金型プレス、静水圧プレス等のプレス機によって、第4の積層体73を等方圧縮してもよい。これによって、第4の積層体73の複数の重なり合うセラミックグリーンシート21が圧着され、所望の圧縮形状を有した第4の積層体73を得ることができる。
次に、圧着された第4の積層体73を熱処理する。第4の積層体73を熱処理することによって、第4の積層体73を構成する複数のセラミックグリーンシート21が結晶化することができる。ここで、結晶化したセラミックグリーンシート21を、圧電体層22とする。熱処理される温度、時間は、セラミックグリーンシート21が十分に結晶化することができ得る限り、特に限定されるものではない。
熱処理する温度は、例えば、70℃以上130℃以下で行われてもよい。
また、第4の積層体73を熱処理する工程は、セラミックグリーンシート21を結晶化させる温度よりも低い温度で熱処理することによって、セラミックグリーンシート21に残留しているバインダーを揮発させる工程(脱バインダー処理)を含んでいてもよい。
次に、熱処理された第4の積層体73は、切断されて、図7(A)に示すような所望の形状に成形される。ここで、第4の積層体73を所望の形状に切断したものを第5の積層体74とする。第4の積層体73は、例えば、回転ブレード等を用いて所定の切断線に沿って切断(ダイシング)されてもよい。図7(A)に示すように、第5の積層体74は、セラミックグリーンシート21が結晶化した圧電体層22の積層体であって、各層間に、電極パターン30が形成されていてもよい。例えば、電極パターン30は、駆動回路用の電極パターン31と接地回路用の電極パターン32とが圧電体層22を介して交互に配置されていてもよい。図7(A)に示すように、駆動回路用の電極パターン31および接地回路用の電極パターン32は、それぞれ櫛形となるように形成されていてもよい。また、図7(A)に示すように、電極パターン30は、第5の積層体74の一方向の両端面において露出するように形成されていてもよい。つまりは、第5の積層体74は、所定のサイズに切断された積層体セラミックスチップであってもよい。
次に図7(B)に示すように、第5の積層体74の一方向の両端面であって、電極パターン30が露出する両端面をそれぞれ覆うように、金属膜80が形成される。金属膜80は、圧電素子の外部電極であってもよい。金属膜80の材質は、導電性を有するものであれば、特に限定されるものではない。金属膜80は、例えば、銀、パラジウム、ニッケル、金、白金、銀−パラジウム、銀−白金等から形成されていてもよい。つまりは、金属膜80は、圧電素子の外部電極であってもよい。
図7(B)に示すように、以上のいずれかの製造方法により、圧電素子100を製造することができる。
本実施形態に係る圧電素子の製造方法は、例えば、以下の特徴を有する。
本実施形態に係る圧電素子の製造方法によれば、例えば0.5μm以上1μm以下の膜厚を有する圧電体層22が積層された圧電素子100を製造することができる。
上述のように、スラリー20は、粘着性を有する紫外線硬化樹脂膜12の上に塗布される。つまりは、例えば、25℃において1000mPa・s以下に調整されたスラリー20であっても、紫外線硬化樹脂膜12の表面がスラリー20をはじくことはないため、紫外線効果樹脂膜12の上にスラリー20を薄い膜厚でもって形成することができる。つまりは、スラリー20を熱処理して形成されるグリーンシート21を、例えば0.5μm以上1μm以下の膜厚でもって形成することができる。
以上によって、本実施形態に係る圧電素子の製造方法によれば、セラミックグリーンシートを薄膜化することができる圧電素子の製造方法を提供することができる。また、本実施形態に係る圧電素子の製造方法によれば、セラミックグリーンシートを薄膜化することができるため、小型化された圧電素子100を提供することができる。
2.1 液体噴射ヘッド
次に本実施形態に係る液体噴射ヘッドについて説明する。本実施形態に係る液体噴射ヘッドは、本発明に係る圧電素子の製造方法によって製造された圧電素子100を有する。以下、圧電素子100を用いた例について説明する。図8は、本実施形態に係る液体噴射ヘッド400の分解斜視図である。
液体噴射ヘッド400は、図8に示すように、圧電素子100と、圧力室410と、ノズルプレート420と、振動板430と、を有することができる。
圧力室410は、ノズルプレート420上に形成されている。圧力室410は、ノズルプレート420の開口部421に連通して形成されている。圧力室410は、圧力室基板412によって区画されている。圧力室基板412は、例えば、ニッケル、銅、シリコンからなる。圧力室410は、図8に示すように、供給路440を介してリザーバ450と連通していることができる。リザーバ450は、供給路440を介して圧力室410に液体を供給することができる。リザーバ450には、貫通孔(図示せず)が形成されており、貫通孔を通って外部からリザーバ450内に液体が供給される。
振動板430は、圧力室410上および圧力室基板412上に形成されている。振動板430の材質としては、圧電素子100によって変形できれば特に限定されず、プラスチック、金属などを用いることができる。より具体的には、振動板430は、例えば、ニッケルなどの金属膜、ポリイミドなどの高分子材料膜、二酸化ジルコニウムや二酸化シリコンなどの絶縁膜からなる。振動板430は、圧電素子100によって振動(変位)することができる。振動板430は、高弾性領域432を有してもよい。高弾性領域432を有することにより、圧電素子100の変形による圧力を振動板430に効率的に伝達することができる。
圧電素子100は、振動板430上に形成されている。圧電素子100は、図示はしないが、接着剤などを介して、振動板430上に形成されていてもよい。圧電素子100は、与えられる電気信号にしたがって、振動板430を上下方向に振動(変位)させることができる。圧電素子100は、複数の電極と複数の圧電体が交互に積層された構造を有する。圧電素子100の電極の延びる方向は、振動板430の振動方向に対して垂直(縦モード)である。圧電素子100の上部は、固定基板(図示せず)に固定されている。圧電素子100の電極である金属膜80は、例えばケーブル(図示せず)によって、外部駆動回路と接続されている。圧電素子100の詳細は上述されているため、省略する。
ここで、振動板430と圧電素子100とを圧電アクチュエーター300とする。
液体噴射ヘッド400では、本発明に係る圧電素子の製造方法による圧電素子100を有することができる。本発明に係る圧電素子の製造方法は、上述のように、セラミックグリーンシート21を薄膜化することができる。そのため、小型化された圧電素子100を有する圧電アクチュエーター300及び液体噴射ヘッド400を得ることができる。
2.2 液体噴射ヘッドの製造方法
次に、本実施形態に係る液体噴射ヘッド400の製造方法について、図面を参照しながら説明する。
液体噴射ヘッド400の製造方法は、まず、図10に示すように、ノズルプレート420上に圧力室基板412を形成する。圧力室基板412は、例えば、電鋳法により形成されてもよい。具体的には、ノズルプレート420上に所定の形状を有するレジスト層(図示しない)を形成し、めっきを行うことにより、圧力室基板412を形成する。レジスト層を除去することにより、圧力室410、供給路440、リザーバ450を形成することができる。
図10に示すように、圧力室410上および圧力室基板412上に振動板430を形成する。振動板430は、例えば、めっき法により形成された金属膜を、接着することにより形成されてもよい。次に、振動板430上に圧電素子100を形成する。圧電素子100は上述された本実施形態に係る圧電素子の製造方法で形成された後、振動板430上に接着されてもよい。
以上の工程により、圧電アクチュエーター300及び液体噴射ヘッド400を製造することができる。
3. 液体噴射装置
次に、本実施形態に係る液滴噴射装置について説明する。本実施形態に係る液滴噴射装置は、本発明に係る液体噴射ヘッド400を有する。ここでは、本実施形態に係る液滴噴射装置1000がインクジェットプリンターである場合について説明する。図9は、本実施形態に係る液滴噴射装置1000を模式的に示す斜視図である。
液滴噴射装置1000は、ヘッドユニット1030と、駆動部1010と、制御部1060と、を含む。また、液滴噴射装置1000は、装置本体1020と、給紙部1050と、記録用紙Pを設置するトレイ1021と、記録用紙Pを排出する排出口1022と、装置本体1020の上面に配置された操作パネル1070と、を含むことができる。
ヘッドユニット1030は、例えば、上述した液体噴射ヘッド400から構成されるインクジェット式記録ヘッド(以下単に「ヘッド」ともいう)を有する。ヘッドユニット1030は、さらに、ヘッドにインクを供給するインクカートリッジ1031と、ヘッドおよびインクカートリッジ1031を搭載した運搬部(キャリッジ)1032と、を備える。
駆動部1010は、ヘッドユニット1030を往復動させることができる。駆動部1010は、ヘッドユニット1030の駆動源となるキャリッジモータ1041と、キャリッジモータ1041の回転を受けて、ヘッドユニット1030を往復動させる往復動機構1042と、を有する。
往復動機構1042は、その両端がフレーム(図示せず)に支持されたキャリッジガイド軸1044と、キャリッジガイド軸1044と平行に延在するタイミングベルト1043と、を備える。キャリッジガイド軸1044は、キャリッジ1032が自在に往復動できるようにしながら、キャリッジ1032を支持している。さらに、キャリッジ1032は、タイミングベルト1043の一部に固定されている。キャリッジモータ1041の作動により、タイミングベルト1043を走行させると、キャリッジガイド軸1044に導かれて、ヘッドユニット1030が往復動する。この往復動の際に、ヘッドから適宜インクが吐出され、記録用紙Pへの印刷が行われる。
制御部1060は、ヘッドユニット1030、駆動部1010および給紙部1050を制御することができる。
給紙部1050は、記録用紙Pをトレイ1021からヘッドユニット1030側へ送り込むことができる。給紙部1050は、その駆動源となる給紙モータ1051と、給紙モータ1051の作動により回転する給紙ローラ1052と、を備える。給紙ローラ1052は、記録用紙Pの送り経路を挟んで上下に対向する従動ローラ1052aおよび駆動ローラ1052bを備える。駆動ローラ1052bは、給紙モータ1051に連結されている。制御部1060によって供紙部1050が駆動されると、記録用紙Pは、ヘッドユニット1030の下方を通過するように送られる。
ヘッドユニット1030、駆動部1010、制御部1060および給紙部1050は、装置本体1020の内部に設けられている。
液滴噴射装置1000は、本発明に係る圧電素子の製造方法によって製造された圧電素子00を有することができる。本発明に係る圧電素子の製造方法によれば、上述のように、小型化された圧電素子100を得ることができる。そのため、小型化された圧電素子100を有した液滴噴射装置1000を得ることができる。
なお、上述した例では、液滴噴射装置1000がインクジェットプリンターである場合について説明したが、本発明のプリンタは、工業的な液体吐出装置として用いられることもできる。この場合に吐出される液体(液状材料)としては、各種の機能性材料を溶媒や分散媒によって適当な粘度に調整したもの、または、メタルフレーク等を含むものなどを用いることができる。
上記のように、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは、当業者には容易に理解できよう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。
10 キャリアフィルム、11 有機フィルム、12 紫外線硬化樹脂膜、
20 スラリー、21 セラミックグリーンシート、
30 電極パターン、31 駆動回路用の電極パターン、
32 接地回路用の電極パターン、
40 シート、50 第1のシート、51 第2のシート、
60 基材シート、61 支持体、70 第1の積層体、71 第2の積層体、
72 第3の積層体、73 第4の積層体、74 第5の積層体、80 金属膜、
90 紫外線、100 圧電素子、300 圧電アクチュエーター、
400 液体噴射ヘッド、410 圧力室、412 圧力室基板、
420 ノズルプレート、421 開口部、430 振動板、432 高弾性領域、
440 供給路、450 リザーバ、
1000 液体噴射装置、1010 駆動部、1020 装置本体、
1021 トレイ、1022 排出口、1030 ヘッドユニット、
1031 インクカートリッジ、1032 キャリッジ、
1041 キャリッジモータ、1042 往復動機構、1043 タイミングベルト、
1044 キャリッジガイド軸、1050 給紙部、1051 給紙モータ、
1052 給紙ローラ、1060 制御部、1070 操作パネル

Claims (8)

  1. 第1の有機フィルム、前記第1の有機フィルム上に形成された第1の紫外線硬化樹脂膜、前記第1の紫外線硬化樹脂膜上に形成された第1のセラミックスグリーンシートおよび前記第1のセラミックスグリーンシート上に形成された第1の電極パターンを有する第1のシートを準備する工程と、
    支持体および前記支持体上に形成された第2のセラミックスグリーンシートを有する基材シートを準備する工程と、
    前記第1のセラミックスグリーンシートおよび前記第1の電極パターンと、前記第2のセラミックスグリーンシートと、を貼り合わせる工程と、
    前記第1の紫外線硬化樹脂膜に紫外線を照射し、前記第1の紫外線硬化樹脂膜を硬化させる工程と、
    前記第1のセラミックスグリーンシートから、硬化した前記第1の紫外線硬化樹脂膜および前記第1の有機フィルムを剥離する工程と、
    を含む、圧電素子の製造方法。
  2. 請求項1において、
    前記第1のシートを準備する工程は、
    有機フィルム、前記有機フィルム上に形成された紫外線硬化樹脂膜、前記紫外線硬化樹脂膜上に形成されたセラミックスグリーンシートおよび前記セラミックスグリーンシート上に形成された電極パターンを有するシートを準備する工程と、
    前記シートを切断することにより、前記第1の有機フィルム、前記第1の紫外線硬化樹脂膜、前記第1のセラミックスグリーンシート、および前記第1の電極パターンを有する前記第1のシートと、第2の有機フィルム、第2の紫外線硬化樹脂膜、および前記第2のセラミックスグリーンシートを有する第2のシートと、を形成する工程と、
    を含み、
    前記基材シートを準備する工程は、
    前記第2のセラミックスグリーンシートと前記支持体とを貼り合わせる工程と、
    前記第2の紫外線硬化樹脂膜に紫外線を照射し、前記第2の紫外線硬化樹脂膜を硬化させる工程と、
    前記第2のセラミックスグリーンシートから、硬化した前記第2の紫外線硬化樹脂膜および前記第2の有機フィルムを剥離することにより、前記基材シートを形成する工程と、
    を含む、圧電素子の製造方法。
  3. 請求項2において、
    前記第1のシートと第2のシートとを形成する工程において、前記第2シートには前記第1の電極パターンが形成されていない、圧電素子の製造方法。
  4. 請求項2または3において、
    第3の有機フィルム、前記第3の有機フィルム上に形成された第3の紫外線硬化樹脂、前記第3の紫外線硬化樹脂上に形成された第3のセラミックスグリーンシートおよび前記第3のセラミックスグリーンシート上に形成された第2の電極パターンを有する第3のシートを準備する工程と、
    前記第3のセラミックスグリーンシートおよび前記第2の電極パターンと、前記第1のセラミックスグリーンシートとを貼り合わせる工程と、
    前記第3の紫外線硬化樹脂膜に紫外線を照射し、前記第3の紫外線硬化樹脂膜を硬化させる工程と、
    前記第3のセラミックスグリーンシートから、硬化した前記第3の紫外線硬化樹脂および前記第3の有機フィルムを剥離する工程と、
    を含む、圧電素子の製造方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方法により製造された圧電素子。
  6. 請求項5に記載の圧電素子を含む、圧電アクチュエーター。
  7. 請求項5に記載の圧電素子を含む、液体噴射ヘッド。
  8. 請求項5に記載の圧電素子を含む、液体噴射装置。
JP2009064198A 2009-03-17 2009-03-17 圧電素子の製造方法、並びに、圧電素子、圧電アクチュエーター、液体噴射ヘッド、及び液体噴射装置 Withdrawn JP2010219284A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009064198A JP2010219284A (ja) 2009-03-17 2009-03-17 圧電素子の製造方法、並びに、圧電素子、圧電アクチュエーター、液体噴射ヘッド、及び液体噴射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009064198A JP2010219284A (ja) 2009-03-17 2009-03-17 圧電素子の製造方法、並びに、圧電素子、圧電アクチュエーター、液体噴射ヘッド、及び液体噴射装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010219284A true JP2010219284A (ja) 2010-09-30

Family

ID=42977803

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009064198A Withdrawn JP2010219284A (ja) 2009-03-17 2009-03-17 圧電素子の製造方法、並びに、圧電素子、圧電アクチュエーター、液体噴射ヘッド、及び液体噴射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010219284A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018178055A (ja) * 2017-04-21 2018-11-15 ニッタ株式会社 感温性粘着剤および被加工物の加工方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018178055A (ja) * 2017-04-21 2018-11-15 ニッタ株式会社 感温性粘着剤および被加工物の加工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1256663A (zh) 压电致动器及其制造方法和喷墨打印头
JP4277810B2 (ja) ノズルプレートの製造方法及びノズルプレート
US20180222209A1 (en) Member, liquid ejecting head chip, liquid ejecting head, liquid ejecting apparatus, and cutting method
CN1976197A (zh) 压电促动器、检查方法和液体喷射设备
JP2007281286A (ja) 圧電素子及びその製造方法並びに液体噴出装置
JP2009184195A (ja) フィルタの製造方法及び液体移送装置の製造方法
JP6190893B2 (ja) 圧電基板、およびそれを用いたアセンブリ、液体吐出ヘッド、ならびに記録装置
US8784591B2 (en) Process for producing liquid ejection head
JP2010219284A (ja) 圧電素子の製造方法、並びに、圧電素子、圧電アクチュエーター、液体噴射ヘッド、及び液体噴射装置
JP6616156B2 (ja) 流路部材、液体吐出ヘッド、記録装置、および流路部材の製造方法
JP2008200931A (ja) ノズルプレート、ノズルプレートの製造方法及びインクジェットヘッドの製造方法
JP4483682B2 (ja) ノズルプレートの処理方法
US10046563B2 (en) Liquid jet head, method of manufacturing liquid jet head, and liquid jet device
JP5138766B2 (ja) 印刷ヘッドラミネート
JP2002374012A (ja) 圧電アクチュエータ及びその圧電アクチュエータを用いたインクジェットヘッド並びにそれらの製造方法
US9796180B2 (en) Piezoelectric liquid ejection device with electrodes formed on partition wall surfaces
JP2011023513A (ja) 圧電素子の製造方法および圧電素子、圧電アクチュエーター、液体噴射ヘッド、並びに、液体噴射装置
JP6130308B2 (ja) インクジェット式印字ヘッドを作成する方法
EP3974190A1 (en) Liquid discharge head
JP2010069800A (ja) インクジェットヘッドの製造方法およびインクジェットヘッド
JP3785714B2 (ja) インクジェットヘッド
JP2009105318A (ja) セラミック多層基板の製造装置
JP2010225709A (ja) 圧電アクチュエータの製造方法
JP2016137660A (ja) 液体吐出ヘッド、およびそれを用いた記録装置
JPWO2016104709A1 (ja) 液体吐出ヘッドの製造方法、および液体吐出ヘッド、ならびにそれを用いた記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120105

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20120306