JP2010219040A - 多層式囲いパネル放熱構造 - Google Patents

Abstract

【課題】多層式囲いパネル放熱構造を提供する。
【解決手段】主に放熱台座モジュールと、一端は該放熱台座モジュールに連結され他端は先端部を備える伝熱棒と、伝熱棒の先端部に設ける少なくとも一つの発光体と、伝熱棒の貫設に備える貫通孔を有し、天井に取り付ける多層式囲いパネルとを含む。これにより、発光体より形成する熱エネルギーは該多層式囲いパネルまたは天井に設けられた空気通路を介してすばやく放出される。極めて良い放熱効果を実現し、該発光体の機能を確保し寿命を延長できる。
【選択図】図１

Description

本発明は一種の放熱構造に関し、特に一種の発光体と天井に備える軽鋼構造物の多層式囲いパネルとを結合することにより、極めて良い放熱効果を備える発光源の放熱構造に関する。

照明装置はエネルギー危機の圧力から、従来の白熱灯は必然的に市場販売数量減に直面される。一方、環境保護がますます重視することから、蛍光灯がもたらす水銀汚染の問題も浮き彫りにされている。

近年、経済的な光電製品は注目の産業となっている。
そこで、発光ダイオード（ＬＥＤ）は高効率、省電気エネルギー、寿命が長い、冷発光、反応速度が速いおよび色彩の一様性が高い等の長所を備えていることから、その発展に極めて重要な役割を占めている。よって、発光ダイオードによる照明装置の応用は、今日の光電産業、照明産業発展のキーポイントであり、従来の白熱灯の使用を取り代わりつつある。発光ダイオードの寿命と機能は放熱効率の良否に関わり、今日の発光ダイオードの応用ならびに発展のキーポイントである。
しかし、発光ダイオードの放熱問題について、公知技術は主に発光ダイオードを放熱台座に結合し、該放熱台座はさらに多数の放熱フィンを設け、当該放熱フィンによって熱エネルギーを放出させ放熱効果を実現する。このように、公知技術の発光ダイオードの放熱技術は一定程度の放熱効果を有するものの、既存の電球（たとえば、ＭＲ１６その他規格の白熱灯）の外観と寸法に合わせる必要があるため、放熱問題を効率的に解決できないほか稼働効率も有効に向上できない。

よって、この種の発光体の放熱構造の欠点を改善することは、当業界が今後の解決努力、克服の重要課題である。

本発明者は、公知技術の発光体の放熱構造に関する欠点およびその構造が理想でない現状について、解決案の研究開発に取り掛かり、より放熱効果および経済実用性を有する多層式囲いパネル放熱構造の開発を目指して、社会に貢献すると共に業界の発展促進を図り、種々研究した結果、本発明を思料した。

本発明は発光体（特に発光ダイオードを指す）の熱エネルギーが室内の天井の既存空間または空気流路を介してすばやく放出し、極めて良い放熱効果を実現することによって、発光体の使用機能と寿命を確保する、一種の多層式囲いパネル構造を提供することを目的とする。

空調設備の多層式空気出入ダクトと結合して設置することにより、極めて良い放熱効果と稼働経済性を有し、発光体を室内照明の普及を実現する、一種の多層式囲いパネル構造を提供することを本発明もう一つの目的である。

多層式囲いパネルの反射効果によって、輝度と光線の均一度を向上し、より良い照明効果を実現できる、一種の多層式囲いパネル構造を提供することを本発明のまた一つの目的である。

本発明は前記目的を達成するための技術手段は、放熱台座モジュールと、一端は該放熱台座モジュールに連結し、他端は先端部を備える伝熱棒と、該伝熱棒の先端部に設ける少なくとも一つの発光体と、伝熱棒の貫設に備える貫通孔を有し、天井に取り付けるかまたは既設の天井に備える空調の空気出入口ダクト多層式囲いパネルとを含む多層式囲いパネル放熱構造体を提供する。

本発明の立体概略図である。 本発明の分解概略図である。 本発明の多数の発光ダイオードの実施態様図である。 本発明の断面視図である。 本発明の使用態様概略図である。

本発明の技術、特徴及び達成される効果のさらなる理解と認識を図るため、好ましい実施例と図式を合わせて、以下のとおり詳細説明する。

図１ないし３を参照する。本発明の多層式囲いパネル放熱構造は主に放熱台座モジュール１０と、伝熱棒２０と、発光体３０と多層式囲いパネル４０とを含む。

そのうち、該放熱台座モジュール１０は台座１１を含み、該台座１１は金属、セラミックス材料、プラスチック材料または高伝熱性複合材料からなる。好ましい実施例において、該台座１１は放熱台であり、少なくとも側部放熱口１２と端部放熱口１３（上、下端を含む）が設けられている。当該側部放熱口１２、端部放熱口１３の間に多数の放熱フィン１２１を設け、かつ該台座１１の上部または側面はさらにファン１４を設ける。該ファン１４は該側部放熱口１２または該端部放熱口１３に対応して設け、ファンを回転して外部空気に伝導し熱エネルギーの放出を加速させる。さらに、該放熱台座モジュール１０上に相応の電気回路板と電子部品（図示せず）が設けられている。

他の実施例において、該台座１１はフィルタ部材１５に結合され、該フィルタ部材１５をファン１４と台座１１の外面に装着する。該フィルタ部材１５は濾過網、濾過綿等空気中の粉塵を濾過可能な部材のいずれである。

そのうち、該伝熱棒２０の一端は該放熱台座モジュール１０（本実施例において、台座１１に連結されている）に連結し、該伝熱棒２０は金属、セラミックス材料、熱導管または高伝熱性の複合材料からなる。該伝熱棒２０の他端に先端部２１が設けられている。

そのうち、該発光体３０は該伝熱棒２０の先端部２１に設けられ、該発光体３０は本実施例において、発光ダイオードである。該発光体３０は該放熱台座モジュール１０の電気回路板と電子部品と電気導通する。また、図２Ａに示すように、該発光体３０は多数の発光ダイオードより組み合わせても良い。

そのうち、該多層式囲いパネル４０は中央場所に基板部４１と、該基板部４１周辺に繞設される多数の環状板４２とを含む。該基板部４１に貫通孔４３が設けられ、かつ該基板部４１と環状板４２との間、および多数の環状板４２同士に風道ギャップ４４を備えても良い。さらに、図３に示す通り、該基板部４１と環状板４２はそれぞれ傾斜部４１１、４２１を備える。さらに該傾斜部４１１、４２１はより良い光線の反射効果を図るため、反射層（図示せず）を塗布しても良い。該多層式囲いパネル４０はたとえば金属材料からなり、放熱効果を持たせる。

前述多層式囲いパネル４０は天井の軽鋼構造物の間に取り付けるかまたは既設天井に備える多層式空気出入口ダクトに取り付けて、全体の経済効果を実現する。本発明の多層式囲いパネル放熱構造を組み立てるときに、放熱台座モジュール１０（台座１１）底部の伝熱棒２０を該多層式囲いパネル４０（基板部４１）の貫通孔４３にくぐらすことにより、先端部２１を該基板部４１外部（または下部）に突出して発光体３０の照明に便利する。該多層式囲いパネル４０は天井５０に備える空調の空気通路（図４に示す）に固設する。

図４を合わせて参照する。本発明の多層式囲いパネル放熱構造が適用された場合は、該発光体３０から発生する熱エネルギーは該伝熱棒２０によって該多層式囲いパネル４０と台座１１に導き、該多層式囲いパネル４０と台座１１は天井５０に取り付けた空調の空気出入口ダクトに取付けされている。よって、天井にある既存の空間を利用できる。空調設備が稼働している間に送風または吸気の気流を利用し該発光体３０より形成された熱エネルギーは該風道ギャップ４４によって、適時、かつすばやく放出させ極めて良い放熱効果実現する。さらに、本発明の放熱は既設の空調設備の気流を利用するため、追加動力の消費はなく、極めて良い放熱操作性の経済効果を有する。一方、もし空調設備が稼働されていないときには、多層式囲いパネル４０と台座１１によって放熱させるか、またはファン１４を起動して放熱を行うことができる。当然ながら、空調設備を稼働し、かつファン１４と合わせて放熱を行うと、最適な放熱効果を有するのみならず、発光体の使用ならびに機能と寿命延長が確保される。

さらに、多層式囲いパネル４０の傾斜部４１１、４２１に反射層が塗布されている。よって、多層式囲いパネル４０の反射によって、全体の輝度と光線の均一度を向上でき、より良い照明効果を実現できる。なお、本発明は既設の空調設備の空気流路と、既設の多層式囲いパネル装置を利用することによって、極めて良い放熱操作の経済性を有し、室内照明の一般応用の推進効果を有する。

前述とおり、本発明は発明特許の要件を満足しているため、法により特許を出願する。以上に説明した本発明の実施例は、本発明の好ましい実施例であり、本発明に何らの制限を加わるものではない。よって、本発明の発明登録請求範囲に掲げた形状、構造、特長および精神に基づいた変更と修飾は、なお本発明の特許出願範疇に含まれる。

１０ 放熱台座モジュール
１１ 台座
１２ 側部放熱口
１２１ 放熱フィン
１３ 端部放熱口
１４ ファン
１５ フィルタ部材
２０ 伝熱棒
２１ 先端部
３０ 発光体
４０ 多層式囲いパネル
４１ 基板部
４１１、４２１ 傾斜部
４２ 環状板
４３ 貫通孔
４４ 風道ギャップ
５０ 天井

Claims (10)

1. 放熱台座モジュールと、
   一端は前記放熱台座モジュールに連結し、他端は先端部を備える、伝熱棒と、
   前記伝熱棒の先端部に設ける少なくとも一つの発光体と、
   前記伝熱棒の貫設に備える貫通孔を有し天井に取り付ける多層式囲いパネルと、を含む、
   多層式囲いパネル放熱構造。
2. 前記多層式囲いパネルは、既設の天井の空調設備の多層式空気出入口ダクトであることを特徴とする請求項１記載の多層式囲いパネル放熱構造。
3. 前記放熱台座は台座を含み、前記台座は発光体の放熱に寄与することを特徴とする請求項１記載の多層式囲いパネル放熱構造。
4. 前記台座に少なくとも一つの側部放熱口と端部放熱口とが設けられ、前記側部放熱口に多数の放熱フィンが設けられていることを特徴とする請求項３記載の多層式囲いパネル放熱構造。
5. 前記台座はファンが設けられ、前記ファンは前記端部放熱口に対応することを特徴とする請求項４記載の多層式囲いパネル放熱構造。
6. 前記台座はフィルタ部材に結合されていることを特徴とする請求項５記載の多層式囲いパネル放熱構造。
7. 前記台座、前記伝熱棒は金属材料、セラミックス材料または高伝熱性複合材料であることを特徴とする請求項１または３記載の多層式囲いパネル放熱構造。
8. 前記発光体は発光ダイオードであり、かつ前記発光ダイオードの電気回路は前記放熱台座モジュールに連結することを特徴とする請求項１記載の多層式囲いパネル放熱構造。
9. 前記多層式囲いパネルは貫通孔を備える基板部と、前記基板部の周辺に繞設される多数の環状板とを含み、前記基板部と前記環状板との間および、前記環状板同士の間に風道ギャップを備えることを特徴とする請求項１記載の多層式囲いパネル放熱構造。
10. 前記環状板に傾斜部が設けられ、前記傾斜部に反射層が塗布されていることを特徴とする請求項９記載の多層式囲いパネル放熱構造。

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