JP2010219014A - 電気コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイピング(セルフクリーニング)量及びワイピング開始位置を設定して相手方コネクタとの間で良好電気的接続ができる電気コネクタを提供すること。
【解決手段】外部端子に押圧されて電気的接続がされる接触部7A、この接触部に接触圧力を与えるバネ体部7D及び該バネ体部から延設されてコネクタハウジングに取付ける取付け固定部を有する良導電性材料からなるコンタクト7と、このコンタクト7が装着される装着孔を有する電気絶縁性材料からなるコネクタハウジングとを備え、コンタクト7は、接触部7Aとバネ体部7Dとの間に、接触部7Aが外部端子で押圧されたときに、装着孔3に接触して摺動される過程で接触部7Aを該接触部の接線方向へ所定距離移動させて外部端子との間で接触して所定量ワイピングするワイピング量及び該ワイピングの開始位置を設定するワイピング設定手段7Bが設けられている。
【選択図】図8

Description

本発明は、電気コネクタに係り、さらに詳しくは、小型の電子機器、例えば携帯端末などの機器に実装できるように小型、薄型化されて、特に、バッテリーなどの外部端子との電気的接続が良好に行える電気コネクタに関するものである。
従来からバッテリーと、このバッテリーを電源として作動する小型の電子機器、例えば携帯電話機などとの電気的接続には、小型でしかもプリント配線基板に実装できる構造の電気コネクタ(以下、コネクタという)が使用されている。
小型の電子機器、例えば、携帯電話機に実装されるコネクタは、その機器設計から、通常、この種の機器に実装される半導体部品及びこの半導体部品に接続される電子部品などがレイアウトされた後に、コネクタのレイアウトが決定されている。そのために、コネクタが実装される場所が制限された箇所になることがあり、またそのスペースも制限されたものとなることがある。一方、このコネクタには、バッテリーが着脱自在に接続されるが、近年、このバッテリーが小型、薄型化の傾向にある。そのために、このバッテリーの小型、薄型化に伴い、このバッテリーとの間で良好な電気的接続が保持されて、しかも所定の機械的強度を備え且つ小型及び低価格化などの様々な仕様がコネクタメーカーに要求されてきている。これらの要求に応えることができるようにしたコネクタが開発されて、その成果が多くの特許文献に紹介されている(例えば、下記特許文献1〜3参照)。
例えば、下記特許文献1には、携帯電話機のバッテリー用コネクタが開示されている。以下、図11を参照して、この特許文献1に開示されたバッテリー用コネクタを説明する。なお、図11は、下記特許文献1に開示されたコネクタの断面図である。
このバッテリー用コネクタ(以下、コネクタという)10は、ケーシング11と、接点バネ片12とで構成されている。ケーシング11は、前面に開口部Fを有する装着孔13が3室並設され、下面Bの両サイドに取付け固定ピン14が下向きに突設された構成を有している。
接点バネ片12は、装着孔13に収容されて接触部12aが開口部Fから突出し、端子部12b及びこの端子部から接点バネ片押込み方向Aに所定の距離Dだけ離れた位置に配置された取付け固定部12cを有し、この取付け固定部12cが携帯電話機の回路基板に固定されている。この接点バネ片12は、さらに、基部12d、弾性変形部12e、接点バネ片組込み係止鈎部および突出位置設定鈎部が設けられている。基部12dと接触部12aとの間には、弾性変形部12eがあって、これら基部12d、弾性変形部12e、接触部12aが順次折り曲げられて略W形をなし、ケーシング11の装着孔13内に収容されている。基部12dは、接点バネ片12の一端の辺となって、ケーシング11の底面Bに沿って装着孔13内に配置されている。基部12dの一方の端部は下方に折り曲げられて前記端子部12bとなり、他端側、すなわち、弾性変形部12eとの境目側の三方打ち抜きにより形成された三方打ち抜き片部が下方に折り曲げられて前記取付け固定部12cとなっている。また、基部12dの中間部には、二方打ち抜きにより形成された二方打ち抜き片部が形成され、この二方打ち抜き片部も下方に折り曲げられて接点バネ片組込み係止鈎部となっている。
このコネクタは、バッテリー(図示省略)と電気的接続される。バッテリーが装填される前は、接点バネ片12は、その弾性変形部12eが弾性変形し、その弾性力により、突出位置設定鈎部がケーシング11の突出位置設定段部に当っている。この状態でバッテリーが装填されると、バッテリーの電極端子が接触部12aを図の右方から押し、接点バネ片12は、その弾性変形部12eが更に弾性変形して符号12'の位置まで変形される。この状態では、接点バネ片12の基部12d付近、図の左方に押されて、反時計方向に回転する力を受けている。
このコネクタによれば、従来のコネクタは取付け固定部12cを有していないので、基部12dは端子部12bが固定されたまま反時計方向に浮き上がり、接点バネ片12がケーシング11に当り、ケーシング11の取付け固定ピン14を回路基板CBの孔から抜くようにして、浮き上がらせてしまう。しかしながら、このコネクタ10では、接点バネ片12の基部12dは、前後の取付け固定部12cと端子部12bとで回路基板CBにしっかりと固定されているので、接点バネ片12もケーシング11も浮き上がることがなく、バッテリーが装填されても、コネクタ10は回路基板CBとの固定結合が維持される。
また、下記特許文献2には、上記のコネクタと略同じ形状のコンタクトを備えたコネクタが開示されている。すなわち、このコネクタのコンタクトは、その先端の自由端に、非接続状態のコンタクトに予応力を与える位置決め部材が設けられた構成となっている。この構成のコネクタによれば、許容できる最小の接触力が保証され、ワイピング動作と組み合わされて、バッテリーの接触パッドとの間で良好な電気的接触が保証されるものとなっている。
さらに、下記特許文献3には、コンタクトを簡単に絶縁ハウジングへ取付けできると共に、コンタクトの異常変形を防止できるコネクタが開示されている。なお、これは本願の出願人が出願したものである。
このコネクタは、コンタクトを絶縁ハウジングの空洞内へ接触部を端子部方向へ撓め、絶縁ハウジング底壁の開口から細長開口内に沿って、接触部の首部を絶縁ハウジングの首部開口を通過させて、接触部が絶縁ハウジングの一側壁面へ突出するように収容し、コンタクトを空洞内に収容した後に、接触部の首部上の顎部が開口両端の肩段部に係止されるように構成されている。この構成を備えることにより、コンタクトの取付けは、絶縁ハウジング底壁の開口から挿入するだけで装着されるので、装着が極めて簡単になる。また、絶縁ハウジングにコンタクトが装着された状態で、コンタクトの上方からの応力が加わった場合も、接触部の首部上の顎部が開口両端の肩段部に係止されるので、コンタクトが潰れてしまうことがない。また、係止端部の耳タブは、コンタクトの外部への引抜き力が加わっても、耳タブが頭部開口の側壁に引っ掛かり抜け出すことがないなど利点を有している。
特開2008−198559号公報(段落〔0033〕〜〔0036〕、図3) 特表2001−502837号公報(第6ページ下から4〜2行、図6) 特開2004−311264号公報(段落〔0023〕〜〔0027〕、図2)
上記特許文献1〜3のコネクタは、それぞれ特有の構成を備え、これらの構成によって、上記の要求に応えることができるものになっている。すなわち、これらのコネクタは、バッテリーなどとの電気的接続時にコンタクトに接触荷重が掛かると、コンタクトの接触部先端バネは、固定端を中心に円弧動作して、この円弧動作によって接触部が若干横方向へ動き、この動きを利用して接触面の清浄化が図られて安定な接触が得られるようになっている。
しかしながら、これらのコネクタ接触構造では、接触面の清浄化は加えられた接触荷重による単純な円弧動作によって行われるので、加えられた接触荷重の増大で動く移動距離が清浄化、すなわちセルフクリーニング(以下、ワイピング(wiping)という)する長さとなる。そのため、一般的に接触荷重は接続時初期が小さく、規定の電気的接続位置に至るまでにその接触荷重が次第に増大して、正規の電気的接続位置で最大となるので、接続プロセス全体を通じて安定した接触が得られない恐れがある。
近年、携帯端末、その中でも携帯電話機は、さらに背低、薄型化がされ、これに伴ってコネクタにも同様の背低、薄型及び小型化が要請されている。ところが、コネクタの背低、薄型化の設計を進めたところ、上記のコネクタの接触構造技術を採用して背低、薄型及び小型化を実現しようとすると、以下の課題が顕在化してきた。すなわち、上記の要請に応えて、まずコンタクトを数ミリ単位に背低、薄型及び小型化しようとすると、以下の課題が出現した。
(a)その一つの課題は、背低、薄型及び小型化により、コンタクトのバネ幅も小さくなり、その結果、全体のバネ力が小さくなることである。
(b)他の課題は、この背低、薄型及び小型化に伴い、バネ力が小さくなるため、ワイピングに必要な力が得られないことである。
(c)また、他の課題は、この背低、薄型及び小型化に伴い、ワイピングの有効範囲が狭まり、また、バネ力が小さいため、ワイピングに有効な力で接触する動作範囲が狭まり、所望のワイピング効果が得られないことである。
(d)さらにまた他の課題は、この背低、薄型及び小型化に伴い、バネ形状も小型化されるため、単純円弧動作を行う従来型のコンタクトでは、ワイピングの距離が短くなり、所望のワイピング効果が得られないことである。
なお、上記特許文献1〜3のコネクタは、コンタクトの接触部先端バネは、固定端を中心に円弧動作して、この円弧動作によって接触部が若干横方向への動き、この動きを利用して接触面の清浄化が図られるが、コンタクトの接触部先端バネが固定端を中心に円弧動作して、この円弧動作によって接触部が移動するので、この移動量、すなわちワイピング量を所定の範囲に設定するのが難しくなっている。そのために、例えばバッテリーの電極端子が、狭い箇所の凹み穴の底部に設けられていると、接触部がこの凹み穴から飛び出してしまい所望の電気的接続ができないことがある。
そこで、本発明は、上記従来技術に潜在する課題及び上記(a)〜(d)の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、ワイピング量及びワイピングの開始位置、すなわち接触荷重の設定を可能にして、相手方コネクタとの間で良好な電気的接続できる電気コネクタを提供することにある。
本発明の他の目的は、コンタクトを背低、薄型及び小型化しても、ワイピング量及びワイピングの開始位置(荷重)の設定を可能にして、相手方コネクタとの間で良好な電気的接続できる電気コネクタを提供することにある。
本発明のまた他の目的は、相手方コネクタの使用条件に合わせてワイピング量とワイピングの開始位置(荷重)の変更ができる電気コネクタを提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の電気コネクタに係る発明によれば、外部端子に押圧されて該外部端子と電気的接続がなされる接触部、前記接触部に接触圧力を付与するバネ体部及び該バネ体部から延設されてコネクタハウジングに取付ける取付け固定部を有する良導電性材料からなるコンタクトと、前記コンタクトが装着される装着孔を有する電気絶縁性材料らなるコネクタハウジングとを備え、前記コンタクトは、前記接触部と前記バネ体部との間に、前記接触部が前記外部端子で押圧されたときに、前記装着孔に接触して摺動される過程で前記接触部を該接触部の接線方向へ所定距離移動させて前記外部端子との間で接触して所定量のワイピングするワイピング量及び該ワイピングの開始を設定するワイピング設定手段が設けられていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電気コネクタにおいて、前記ワイピング設定手段は、ワイピング量を設定するワイピング量設定部と、該ワイピング量設定部に連接されてワイピング開始位置を設定するワイピング開始位置設定部を有していることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の電気コネクタにおいて、前記ワイピング量設定部は、所定の高さを有する山型の突起を有し、前記ワイピング開始位置設定部は、前記ハウジング装着孔に接触して摺動される所定の長さの摺接面とを有し、前記山型突起の高さでワイピング量が設定され、前記摺接面の摺動長さでワイピング開始位置が設定されることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の電気コネクタにおいて、前記ワイピング開始位置設定部は、前記摺接面が前記装着孔の開口壁面から突出する突出長さでワイピングが開始される位置が設定されることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の電気コネクタにおいて、前記コンタクトは、前記接触部と前記バネ体部との間に、前記コンタクトのワイピング量設定部が複数個設けられていることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の電気コネクタにおいて、前記コネクタハウジングの装着孔には、前記コンタクトの接触部が前記装着孔から突出する該装着孔の開口に、前記接触部の押込み量が制限される制限突起が設けられていることを特徴とする。
本発明は、上記構成を備えることにより、以下の優れた効果を奏する。すなわち、請求項1の発明によれば、ワイピング量及びワイピングの開始位置が設定できるので、外部端子との間で良好な電気的接続ができる。また、コンタクトを背低、薄型及び小型化しても、ワイピング量及びワイピングの開始位置を設定して良好な電気的接続ができる。さらに、相手方コネクタの使用条件に合わせてワイピング量とワイピング荷重を増減して良好な電気的接続ができる。
また、請求項2の発明によれば、ワイピング量の設定及びワイピング開始位置の設定を行うワイピング設定手段が、ワイピング量設定部及びワイピング開始位置設定部により構成されているので、ワイピング設定手段は簡単に形成することができる。
また、請求項3の発明によれば、ワイピング量設定部に形成された山型突起の高さでワイピング量が設定され、ワイピング開始位置設定部に形成された、ハウジング装着孔に接触して摺動される摺接面の摺動長さでワイピング開始位置が設定されるので、ワイピング量の設定及びワイピング開始位置の設定が簡単に行える。さらに、相手方コネクタの使用条件に合わせてワイピング量とワイピング荷重の増減ができる。
また、請求項4の発明によれば、ワイピング開始位置設定部は、摺接面が装着孔の開口壁面から突出する突出長さでワイピングが開始される位置が設定されるので、相手方コネクタの使用条件に合わせてワイピング量とワイピング荷重を増減して良好な電気的接続ができる。
また、請求項5の発明によれば、コンタクトのワイピング量設定部が複数個設けられているので、相手方コネクタの使用条件に合わせてワイピング量とワイピング荷重を増減して良好な電気的接続ができる。
また、請求項6の発明によれば、装着孔の開口に制限突起が設けられているので、接触部の押込み量が制限され、コンタクトの過度な変形を防止できる。
図1は本発明の実施形態に係る電気コネクタを示し、図1Aは正面側からみた斜視図であり、図1Bは図1Aの電気コネクタを背面側からみた斜視図である。 図2は図1の電気コネクタハウジングの背面図である。 図3Aはコンタクトを上面側からみた斜視図であり、図3Bは図3Aのコンタクトを背面側からみた斜視図である。 図4は図3のコンタクトに詳細な符号を付した平面図である。 図5Aは図2のコネクタハウジングをVA−VA線で切断した断面図であり、図5Bは図2のコネクタハウジングをVB−VB線で切断した断面図である。 図6Aは補強金具の側面図であり、図6Bは図1Aの電気コネクタをVIB−VIB線で切断した断面図である。 図7Aはコネクタハウジングにコンタクトを装着し一部の底壁を切除した状態の背面図であり、図7Bは図7AのVIIB−VIIB線の断面図である。 図8は電気コネクタのワイピング作用を説明する断面図である。 図9はコンタクトのワイピング量(δ)、ワイピング開始位置(接触荷重)(P)の関係を説明する説明図である。 図10はコンタクトの変形例を示し、図10Aは変形例1のコンタクトの接触部をコネクタハウジングに装着した状態の断面図であり、図10Bは変形例2のコンタクトの接触部をコネクタハウジングに装着した状態の断面図である。 図11は従来技術の電気コネクタの断面図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための電気コネクタを例示するものであって、本発明をこれに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも等しく適応し得るものである。
図1、図2を参照して、本発明の実施形態に係る電気コネクタ(以下、コネクタという)を説明する。なお、図1は本発明の実施形態に係るコネクタを示し、図1Aは正面側からみた斜視図であり、図1Bは図1Aのコネクタを背面側からみた斜視図であり、図2は図1のコネクタハウジングの背面図である。なお、この図2はハウジングの背面壁の一部が切除されている。
コネクタ1は、良導電性及び機械的弾性を有する金属板材からなる複数本のコンタクト7と、これら複数本のコンタクトが装着される複数個の装着孔を有する電気絶縁性材料からなるコネクタハウジング(以下、ハウジングという)2と、このハウジングを回路基板(図示省略)などへ取付ける際に補強する補強金具6とで構成されている。以下、個々の部品構造を説明する。
ハウジング2は、図1に示すように、対向する一対の長辺及び対向する一対の短辺をそれぞれ有する長方形状の底壁面2aと、この底壁面から所定高さ立設した前後の壁面2c、2d及び一対の側壁面2e、2fと、底壁面2aと同じ形状の上壁面2bとを備えた扁平状ブロックからなり、電気絶縁性を有する合成樹脂成型体で形成されている。底壁面2aは、その背面に2個の突起5が一体に形成されている。この突起5は、不図示の機器に設けた凹み穴に嵌合されて位置決め固定に使用される。また、この扁平状ブロックには、4個の装着孔3(図2参照)が一方の側壁面から他方の側壁面に向かって略等間隔に形成されている。4個の装着孔3は、同じ構成となっている。1つの装着孔を図2を参照して説明する。
この装着孔3は、図2に示すように、前壁面2c側に前面開口部3aと、後壁面2d側に後面開口部3bと、内部に所定大きさの空室3Rと有し、前面及び後面開口部3a、3bが空室3Rに連通している。
空室3Rは、図2、図5Bに示すように、所定広さの底壁3cと、この底壁の両側から所定高さ立設された対向する一対の側壁3e、3fと、天井壁3dとを有し、後述するコンタクト7のバネ体部7D及び取付け固定部7Eが収容される大きさになっている。なお、底壁3cは、図2の背面壁が一部切除された部分となっている。また、底壁3cはハウジング2の底壁面2a及び天井壁3dはハウジング2の上壁面2bの裏面側に形成されている。両側壁3e、3fは、前面及び後面開口部3a、3bの一部を構成している。これらの側壁3e、3fのうち、側壁3fはハウジング2の側壁面2e側の側壁及び側壁3eは装着孔3を仕切る隔壁の一部となっている。天井壁3dには、その略中央部に上壁面2bを貫通した係止穴3d2、凹み部3d1が形成されている。凹み部3d1には、コンタクト7の敷設部7e1が嵌め込まれる。前面及び後面開口部3a、3bは、これらの底壁3c、両側壁3e、3f及び天井壁3dで囲まれた開口で形成されている。前面開口部3aは、コンタクト7を図3に示す状態、すなわち、図3Aで取付け固定部7Eが上方に位置した状態(いわゆる倒した状態)で接触部7Aが挿通され、この接触部7Aが前壁面2cから所定長さ突出できる大きさに形成されている。すなわち、この前面開口部3aは、所定の間隔をあけて対向する一対の側壁3e1、3f1を有し、これらの対向する一対の側壁3e1、3f1の間隔は、接触部7Aが挿通される幅長となっている。一方の側壁3f1は、装着孔3の内孔壁を形成し、所定長さの平坦面、すなわち、コンタクト7の摺接面7b4(図4参照)が接触して摺動する面となっている。また、この前面開口部3aは、一方の側壁3f1と前壁面2cとの角部3fRに所定のRが付けられている。
開口部3aの周辺には、前壁面2cから所定高さ突出した対向する一対の突起部2c1、2c2が形成されている。これらの突起部2c1、2c2は、対向する一対の側壁3e1、3f1間を底辺とし、所定高さの台形状の突起となっている。これらの突起部2c1、2c2は、コンタクト接触部7Aの過度の押込みを制限するとともに、コンタクト接触部7Aの開口部3aからのスムーズな出没をガイドするガイド突起ともなっている。
後面開口部3bは、コンタクト7の取付け固定部7Eが挿通される大きさとなっている。この開口部3bは、その略中央部にコンタクト端子7e4(図4参照)を露出させる切欠き穴2d1が形成されている。
ハウジング2は、両側壁面2e、2f側に、補強金具6が装着される細溝4が形成されている。このは、図5Aに示すように、上壁面2bから底壁面2aに達する深溝からなり、底壁面2aには、補強金具6の2本の脚部6aが挿通される貫通孔が形成されている。
補強金具6は、図6Aに示すように、所定の隙間6cをあけて対向する一対の脚部6a、6aと、これらの脚部の一端を連結する連結部6bとを有し、所定の肉厚を有する金属板材の打ち抜きによって形成されている。一対の脚部6a、6aのうち、一方の脚部に細溝4から補強金具6の脱落を防止する係止爪6が形成されている。
図3、図4を参照して、ハウジングの装着孔に装着されるコンタクトを説明する。なお、図3Aはコンタクトを上面側からみた斜視図、図3Bは図3Aのコンタクトを背面側からみた斜視図、図4は図3のコンタクトに詳細な符号を付した平面図である。
コンタクト7は、図3に示すように、例えばバッテリーの電極端子(以下、外部端子という)に押圧されて電気的接続がされる接触部7Aと、この接触部の一端から延設されて接触部にバネ力を付与するバネ体部7Dと、このバネ体部から延びてハウジング2の装着孔3内に係止する取付け固定部7Eとを有している。接触部7Aとバネ体部7Dとの間には、図4の状態で、接触部7Aが外部端子により該接触部の真上から押圧されたときに、ハウジング2の装着孔3の内孔壁、すなわち一方の側壁3f1に摺接され、この摺接移動により接触部7Aを該接触部の接線方向へ所定距離移動させて外部端子面を所定範囲で擦ってワイピングするワイピング設定手段7Bが設けられている。このコンタクト7は、良導電性及び機械的弾性を有する薄板金属板材を所定の形状に打ち抜き、それを折曲加工することによって形成される。すなわち、接触部7A、ワイピング設定手段7B及びバネ体部7Dは、極小幅の帯状片に打ち抜かれて、この帯状片の折曲加工により、また、取付け固定部7Eは、比較的幅広の板状片に打ち抜かれて、この板状片の折曲加工により形成されている。
接触部7Aは、図4に示すように、コンタクト7の帯状片の一端が略U字状に湾曲されて、この湾曲部の外周の頂点に接点を有している。接点は、所定のRを付けた湾曲面7a1と、この湾曲面に沿って小幅、所定高さ及び所定長さ外方へ隆起した隆起部7a2とを有し、これらの表面に、金メッキが施されている。この金メッキにより、外部端子との電気的接続が良好になる。この接触部7Aは、その一端、すなわちワイピング設定手段7Bの反対側へ所定長さ延びた延設部7Cが形成されている。この延設部7Cは、接触部7Aから延びた延設片7c1と、この延設片の長手方向の両側縁からワイピング設定手段側へ折曲されて延設部の過度な屈曲を制限する対向する一対のストッパー片7c2と、延長端部をワイピング設定手段側へL字状に折曲した折曲片7c3とからなり、この延設部7Cは、ワイピング設定手段7B側へ屈曲可能な自由端となっている。対向する一対のストッパー片7c2はそれぞれ同じ形状を有し、接触部7Aが略U字状に湾曲されて、この湾曲で形成された空隙を埋める形状となっている。
ワイピング設定手段7Bは、接触部7Aのワイピング量を設定するワイピング量設定部7Bと、ワイピング開始位置、すなわち接触荷重を設定するワイピング開始位置設定部7Bとを有している。ワイピング量設定部7Bは、所定の高さの頂点7b1と、この頂点から接触部7A側及びバネ体部7D側へ所定角度(勾配)で降下した第1、第2の傾斜面7b2、7b3とを有する山型突起で形成されている。
ワイピング開始位置設定部7Bは、一方の第2の傾斜面7b3が所定長さ延設されてバネ体部7Dに接続された平坦面7b4で形成されている。この平坦面7b4は、第2の傾斜面7b3の麓からバネ体部7Dへ向かって所定の長さ延設されて、この長さの平坦な平坦面7b4によってワイピングが開始される位置、すなわち接触荷重Pが設定される摺接面となっている。この接触荷重の設定は後述する。この傾斜面と摺動(平坦)面とは、所定のRを付けた湾曲面で連結されている。このRを設けることにより、コンタクト7と装着孔3の内孔壁との摺動がスムーズになる。第2の傾斜面7b3は、平坦面7b4に対して所定角度(勾配)は、例えば135度となっている。なお、第1の傾斜面7b2の角度は、第2の傾斜面7b3と同じ或いは異なる角度になっている。ワイピング設定手段7Bは、摺接面7b4に接触し延長させた仮想の平坦面線L1と、頂点7b1と接触し延長させた仮想の接線L2とが、所定の間隔を保って平行な平行線となるように形成されている。この平行線の間隔δは、ワイピング量設定突起の頂点7b1の高さとなり、この高さで接触部7Aのワイピング量が設定される。
このワイピング設定手段7Bによれば、ワイピング量設定部7Bの突起の高さを変更することによりワイピング量を変更でき、またワイピング開始位置設定部7Bの摺接面の長さを変更することにより、ワイピング開始位置、すなわち接触荷重を変更することができる。その結果、このコンタクト7を備えたコネクタ1は、バッテリーなどの外部端子との電気的接続をその使用条件に合わせてワイピング量とワイピング荷重を増減して良好な電気的接続ができる。
例えば、接触部の表面に比較的傷がつき易く金メッキなどがされたコンタクトは、磨耗を少なくし挿抜寿命を長くするためにワイピング荷重を小さく開始させたり、或いはワイピング量を少なく設定したりすることが可能になる。また、コネクタの屋外使用などで清浄効果を大きくしたい場合は、ワイピング荷重を大きくし且つワイピング量を増やすなど、使用条件に合わせてワイピング荷重及びワイピング量を増減するなどして適合させることができる。
バネ体部7Dは、接触部7Aが外部端子によって押されたときに、圧縮される圧縮可能なバネ体で形成されている。このバネ体は、図4に示すように、所定の間隔をあけて対向する一対の平行部7d1と、この平行部7d1の一端を連結する湾曲部7d2とを有するU字型バネを複数個連接し、全体が略S字型に蛇行したもので形成されている。このバネ体は、帯状板体を屈曲加工することによって形成されている。
取付け固定部7Eは、図4に示すように、バネ体部7D端部から略直角方向に延設され比較的大きい面積を有する略矩形状の板状体を所定形状に加工して形成されている。すなわち、この取付け固定部7Eは、バネ体部7Dの方向へ延設されてハウジング2の底壁3cに敷設されて係止穴3d2に係止される係止爪7e2を有する敷設部7e1と、この敷設部の長手方向の両側縁からバネ体部側へ所定高さ立設されて装着孔3の両側壁3e、3fに当接され対向する一対の側板部7e3と、両側板部の略中間から側板部側へ立設して先端が接触部と反対側へ折曲された端子部7e4とで形成されている。一対の側板部7e3の一方は、バネ体部7Dと取付け固定部7Eとの連結片となっている。敷設部7e1には、装着孔3の天井壁3dの係止穴3d2に係止される係止爪7e2が形成されている。
このコンタクト7は、図7に示すように、ハウジング2の装着孔3内に挿入されて固定される。すなわち、コンタクト7は、図2、図7を参照して、まず、接触部7Aを先頭にしてハウジングの後壁面2dの開口部3bへ挿入し、空室3R内へ押し込む。さらに、押し込むと、コンタクト7の接触部7Aは、前壁面2cの開口部3aを通過して前壁面2cから突出する。一方、取付け固定部7Eの係止爪7e2が装着孔3の天井壁3dの係止穴3d2に係止される。また、一対の側板部7e3は、装着孔3の両側壁3e、3fに当接して固定される。この固定により、コンタクト7の端子部7e4は、ハウジング2の切欠き穴2d1から露出される。
次に、図2〜図4及び図8を参照して、このコンタクトのワイピング作用を説明する。なお、図8はワイピング作用を説明する断面図である。コンタクト7のワイピング作用は、以下のステップで行われる。
(イ)非接続状態(ステップ1)
他コネクタとの非接続状態では、コネクタ1のコンタクト7がハウジング2の装着孔3に装着された状態になっている。この状態ではコネクタ1が電子機器、例えば携帯端末のハウジングに固定された状態にある。すなわち、ハウジング2の装着孔3に、コンタクト7が装着・固定されると、図8Aに示すように、コンタクト7の接触部7Aは、両ガイド突起2c1、2c2の頂辺より上方へ所定長さ突出している。
この突出により、ワイピング設定手段7Bのワイピング量設定部7Bの突起7b1は前面開口部3aから突出し、一方、ワイピング開始位置設定部7Bの摺接面7b4は前壁面2cから所定長さPだけ露出し、残りは装着孔3の孔内壁、すなわち一方の側壁3f1に接触している。摺接面7b4の長さPはワイピング開始位置(接触荷重)となっている。この接触により、摺接面7b4と側壁3f1とが略同一面となるので摺接面線L1と接線L2との間の距離はW1になっている。なお、この距離W1は、図4のδに対応している。また、接触部7Aの中心点をOとすると、この中心点Oは接触部7Aの最先端にある箇所(この箇所は接点となっている)を通り、図8Aの図示状態で真下に垂下する垂直線上にあって接点に接近した仮想点となっている。この中心点Oを通る垂直線を接点中心線L3とする。また、コンタクト7は、長手方向の中心、すなわちバネ体部及び取付け固定部の中心部を通る垂直線をコンタクト中心線L4とすると、接点中心線L3とコンタクト中心線L4との間の距離はW2になっている。したがって、コンタクト7は、接点中心線L3とコンタクト中心線L4との間に距離W2があることから、接触部7Aはコンタクト7のバネ体部7Dとの間で距離W2だけ偏芯していることになる。また、この状態では、コンタクトのバネ体部7Dは、装着孔3内に伸張した状態で固定されている。
(ロ)接続初期(ステップ2)
このコネクタ1と不図示の他コネクタなどとの接続が開始されると、他コネクタの外部端子がこのコネクタ1のコンタクト7の接触部7Aに押し当てられる。すなわち、図8Bに示すように、コンタクト7は、接触部7Aの真上から所定の荷重Fが該接触部7Aに加えられて、摺接面7b4が側壁3f1面に沿って摺動して、接触部7Aが装着孔3内へ押し込められる。荷重Fが接触部7Aに加えられると、接触部の接線方向の分力F1が生じ、荷重Fと分力F1とを合成した荷重F2が接触部7Aの湾曲部分に加わる。この押し込みにより、コンタクト7の摺接面7b4が側壁3f1面に沿って摺動して、コンタクト7の第2の傾斜面7b3が前面開口部3aの角部3fRに到達する。このステップでは、摺接面7b4が摺動した距離だけ接触部7Aが装着孔3内へ押し込められたことになる。したがって、このステップは、距離W2は殆ど短縮されず、積極的なワイピングは行われずワイピングの準備段階にある。
(ハ)ワイピング開始(ステップ3)
他コネクタにより、コンタクト7の接触部7Aが更に押し込められると、図8Cに示すように、ワイピング量設定部7Bの突起7b1が前面開口部3aの角部3fRに接触し始める。突起7b1が角部3fRに接触すると、コンタクト中心線L4と接点中心線L3との距離が、W2からW3(W2>W3)に短縮される。この短縮された距離で接触部7Aが他コネクタの外部端子面を擦ってワイピングされる。
(ニ)接続完了(ステップ4)
コンタクト7の接触部7Aが更に押し込められると、図8Dに示すように、ワイピング量設定部7Bの突起7b1が側壁3f1面に接触して、コンタクト中心線L4と接点中心線L3の距離が更にコンタクト中心線L4から右側にW4だけ増加する。したがって、接触部7Aは、最初の距離W2にW4が加わった距離移動したことになり、この距離で接触部7Aが他コネクタの外部端子面を擦ってワイピングする。
このワイピング設定手段7Bによれば、図4、図8Aに示すように、ワイピング量設定部7Bの突起の高さδを変更することによりワイピング量を変更でき、また、ワイピング開始位置設定部7Bの摺接面の露出長さPを変更することにより、ワイピング開始位置、すなわち接触荷重を変更することができる。すなわち、δとPとの組み合わせにより、任意のワイピング開始位置(接触荷重)で任意の量のワイピングが可能になる。
図9を参照して、このδとPとの関係を説明する。なお、図9はワイピング量(δ)、ワイピング開始位置(接触荷重)(P)の関係を説明する説明図である。
(A)ワイピング量を一定にしてワイピング開始位置を変更
図9A、図9Bに示すように、ワイピング量を一定のδ1にして、ワイピング開始位置をP1、P2(P1<P2)に変更する。この変更により、ワイピング開始位置をP1<P2に変更した接触荷重で相手方コネクタ(バッテリーの電極端子を含む)との間で、そのコネクタの使用条件に合わせて良好な電気的接続ができる。
(B)ワイピング開始位置を一定にしてワイピング量を変更
図9Cに示すように、ワイピング開始位置Pを一定のP3にしてワイピング量δ2を変更する。これにより、ワイピング量を変更して相手方コネクタとの間で、そのコネクタの使用条件に合わせて良好な電気的接続ができる。
(C)ワイピング量δ、ワイピング開始位置Pを同時に変更
図9Dに示すように、ワイピング量δ、ワイピング開始位置Pを同時にδ3、P4に変更する。これにより、相手方コネクタとの間で、そのコネクタの使用条件に合わせて良好な電気的接続ができる。
次に、図10を参照して、コンタクトの変形例を説明する。なお、図10はコンタクトの変形例を示し、図10Aは変形例1のコンタクトの接触部であり、図10Bは変形例2のコンタクトの接触部をコネクタハウジングに装着した状態の斜視図である。
上記実施形態のコネクタ1では、ワイピング設定手段7Bは、1組のワイピング量設定部及びワイピング開始位置設定部で構成したが、図10Aに示すように、複数のワイピング設定手段、例えば2つのワイピング設定手段に、すなわちワイピング設定手段7BABを2つのワイピング設定手段7Bとワイピング設定手段7Bで構成してもよい。この構成により、ワイピング量、ワイピング開始位置を任意に変更することが可能になる。またワイピング設定手段7Bを、図10Bに示すように、第2の傾斜部7b3'の長さを長くしてもよいし、図示は省略するが勾配の角度を変更してもよい。この構成により、ワイピング量、ワイピング開始位置を任意に変更することが可能になる。
1 電気コネクタ
2 コネクタハウジング
3 装着孔
3a 前面開口部
3b 後面開口部
4 細溝
6 補強金具
7 コンタクト
7A コンタクト接触部
7B ワイピング設定手段
7B ワイピング量設定部
7B ワイピング開始位置設定部
7b1 突起
7b4 摺接面
7C 延設部
7D バネ体部
7E 取付け固定部

Claims (6)

  1. 外部端子に押圧されて該外部端子と電気的接続がなされる接触部、前記接触部に接触圧力を付与するバネ体部及び該バネ体部から延設されてコネクタハウジングに取付ける取付け固定部を有する良導電性材料からなるコンタクトと、前記コンタクトが装着される装着孔を有する電気絶縁性材料からなるコネクタハウジングとを備え、
    前記コンタクトは、前記接触部と前記バネ体部との間に、前記接触部が前記外部端子で押圧されたときに、前記装着孔に接触して摺動される過程で前記接触部を該接触部の接線方向へ所定距離移動させて前記外部端子との間で接触して所定量のセルフクリーニング(以下、ワイピングという)するワイピング量及び該ワイピングの開始を設定するワイピング設定手段が設けられていることを特徴とする電気コネクタ。
  2. 前記ワイピング設定手段は、ワイピング量を設定するワイピング量設定部と、該ワイピング量設定部に連接されてワイピング開始位置を設定するワイピング開始位置設定部を有していることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
  3. 前記ワイピング量設定部は、所定の高さを有する山型の突起を有し、前記ワイピング開始位置設定部は、前記ハウジング装着孔に接触して摺動される所定の長さの摺接面とを有し、前記山型突起の高さでワイピング量が設定され、前記摺接面の摺動長さでワイピング開始位置が設定されることを特徴とする請求項2に記載の電気コネクタ。
  4. 前記ワイピング開始位置設定部は、前記摺接面が前記装着孔の開口壁面から突出する突出長さでワイピングが開始される位置が設定されることを特徴とする請求項3に記載の電気コネクタ。
  5. 前記コンタクトは、前記接触部と前記バネ体部との間に、前記コンタクトのワイピング量設定部が複数個設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電気コネクタ。
  6. 前記コネクタハウジングの装着孔には、前記コンタクトの接触部が前記装着孔から突出する該装着孔の開口に、前記接触部の押込み量が制限される制限突起が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
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