JP2010216719A - 装置の冷却構造および冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】凝縮器の熱を排出する空気排出口の位置を変更できる冷却装置を提案すること。
【解決手段】冷却装置1は、空気吸引口37と、筐体20の異なる部位に形成した第1空気排出口25および第2空気排出口32と、空気吸引口37から吸引した空気を凝縮器10を経由して第1空気排出口25および第2空気排出口32の側に吹き出す送風ファン13を有する。第2空気排出口32を風向変更板31で封鎖して送風ファン13を駆動すると、凝縮器10の熱は凝縮器冷却気流C(1)に乗って第1空気排出口25から排出される。第1空気排出口25を風向変更板31、40で封鎖すると、凝縮器冷却気流C(1)は風向変更板31、40で隙間Aから空間Bへ案内され、凝縮器10の熱は凝縮器冷却気流C(2)に乗って第2空気排出口32から排出される。すなわち、風向変更板31、40の取り付け位置の変更により、排熱が行われる空気排出口の位置を変更できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、筐体内に搭載されている発熱源を空冷するための装置の冷却構造に関する。より詳細には、冷凍サイクルを構成する凝縮器などを発熱源として搭載している冷却装置などにおいて、発熱源からの熱を排出するための空気排出口の位置を変更できる装置の冷却構造に関する。
冷却装置は、工作機械などの被冷却物と冷却装置との間で冷却液を循環させるための圧送ポンプと、被冷却物との熱交換によって暖められて戻ってくる冷却液を冷却するための冷凍サイクルを搭載している。冷凍サイクルは、冷媒を圧縮して循環させる圧縮器と、この圧縮器から吐出された高温・高圧の冷媒の温度を下げる排熱部としての機能を果たす凝縮器と、冷媒と冷却液との間で熱交換して冷却液を冷却する冷却器を備えている。このような冷却装置は、例えば、特許文献1に記載されている。
特開2003−329355号公報
また、冷却装置は、凝縮器を空冷するために、空気吸引口と、空気排出口と、空気吸引口から凝縮器を経由して空気排出口に至る凝縮器冷却用の気流を発生させる送風ファンを備えている。送風ファンが駆動されると、凝縮器の熱はこの気流に乗って空気排出口から排出される。
ここで、凝縮器からの排熱が滞ると冷却装置の冷却能力が低下してしまうので、冷却装置は空気排出口の周辺に十分な排熱用の空間を確保した状態で設置される。しかし、設置場所によっては、排熱用の空間を確保することが難しいことがある。
このような場合には、例えば、当初導入を予定していた冷却装置を、空気排出口が所望の位置に形成されている機種に変更して、空気排出口の周辺に空間を確保しなければならない。或いは、設置場所における冷却装置の設置方向を当初の予定とは異なる向きに変更することにより、空気排出口の位置を変更して、空気排出口の周辺に空間を確保しなければならない。しかし、冷却装置の機種や設置方向を変更すると、被冷却物との間に設けられている配管にも変更を加えなければならないので、設置コストが嵩んでしまうという問題がある。
本発明は、このような点に鑑みて、筐体内に搭載されている発熱源からの熱を排出するための空気排出口の位置を簡単に変更できる装置の冷却構造を提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、
筐体の内部に発熱源を備えた装置の冷却構造であって、
前記筐体に形成した空気吸引口と、
前記筐体における異なる部位に形成した第1空気排出口および第2空気排出口と、
前記筐体に対して着脱可能に取り付けられ、前記第1空気排出口および前記第2空気排出口の一方を選択的に封鎖している風向変更板と、
前記空気吸引口から吸引した空気を前記筐体内の前記発熱源を経由して前記第1空気排出口および前記第2空気排出口の側に吹き出す送風ファンと、を有していることを特徴とする。
本発明によれば、筐体における異なる部位に第1空気排出口および第2空気排出口が形成されており、第1空気排出口を開放状態にして第2空気排出口を風向変更板で封鎖すると、発熱源からの熱は送風ファンが発生させる気流に乗って第1空気排出口から排出される。第2空気排出口を開放状態にして第1空気排出口を風向変更板で封鎖すると、発熱源からの熱は送風ファンが発生させる気流に乗って第2空気排出口から排出される。従って、装置を設置する際に、設置場所で第1空気排出口の周囲に排熱用の空間を確保することが難しい場合には、風向変更板で第1空気排出口を封鎖して第2空気排出口から排熱するように構成すれば、装置を当該設置場所に設置できる。また、設置場所で第2空気排出口の周囲に排熱用の空間を確保することが難しい場合には、風向変更板で第2空気排出口を封鎖して第1空気排出口から排熱するように構成すれば、装置を当該設置場所に設置できる。すなわち、風向変更板の取り付け位置の変更により、排熱が行なわれる空気排出口の位置を変更できるので、設置場所で排熱用の空間を確保するために装置の機種や設置方向を変更する必要がない。この結果、設置場所において装置と接続する設備に変更を加える必要がなく、設置コストを抑えることができる。また、設置場所の周囲の空間に応じて、その場所に適した空気排出口の位置を選択できるので、発熱源からの熱を筐体の内部に滞らせることがなく、外部に排出できる。
本発明において、発熱源からの熱を第2空気排出口から排出するためには、前記第1空気排出口を封鎖した前記風向変更板は、前記送風ファンから吹き出される空気を前記第2空気排出口に案内することが望ましい。
また、本発明において、前記風向変更板として、第1風向変更板と第2風向変更板を備えており、前記第1空気排出口は、前記第1風向変更板と前記第2風向変更板によって封鎖可能であり、前記第2空気排出口は、前記第2風向変更板によって封鎖可能であり、前記筐体は、第2空気排出口の封鎖時に、前記第1風向変更板を保持しておくための保持部を備えていることが望ましい。このようにすれば、第1空気排出口と第2空気排出口の開口形状が異なる場合に、各空気排出口を封鎖する板部材の枚数を減らして装置を廉価に構成できる。また、第2空気排出口の封鎖時に無用となる第1風向変更板を筐体に保持させておくことができるので、第1風向変更板の扱いが容易になる。
この場合において、発熱源からの熱を第1空気排出口から排出するためには、前記保持部に保持された前記第1風向変更板は、前記送風ファンから吹き出される空気を前記第1空気排出口に案内することが望ましい。
次に、本発明は、上記の装置の冷却構造を備えており、前記発熱源は、被冷却物に供給する冷却液を冷却するための冷凍サイクルを構成する凝縮器であることを特徴とする冷却装置とすることができる。
本発明の冷却装置において、凝縮器の熱を筐体の側方または上方から排出可能にするためには、前記筐体は対向する第1側面および第2側面と、これらの上端の間に架け渡されている天面とを備えており、前記空気吸引口は、前記第1側面に形成されており、前記第1空気排出口は、前記第2側面に形成されており、前記第2空気排出口は、前記天面に形成されていることが望ましい。
この場合には、前記第1側面および前記第2側面の間には、前記第1側面の側から前記凝縮器および前記送風ファンがこの順番で配置されており、前記送風ファンの空気吸込側は前記凝縮器に対峙し、当該送風ファンの空気吹き出し側は、所定の隙間を介して前記第2側面の前記第1空気排出口に対峙しており、前記天面に形成した前記第2空気排出口は、前記隙間を介して、前記送風ファンの前記空気吹き出し側に連通しているように構成することができる。
また、本発明において、発熱源からの熱を第1空気排出口から排出するためには、前記保持部は、前記筐体内における前記第1空気排出口よりも上側の位置に配置されており、前記保持部に保持された前記第1風向変更板によって、前記隙間と前記第2空気排出口との間が少なくとも一部封鎖されることが望ましい。
本発明によれば、筐体における異なる部位に第1空気排出口および第2空気排出口が形成されており、第1空気排出口を開放状態にして第2空気排出口を風向変更板で封鎖すると、発熱源からの熱は送風ファンが発生させる気流に乗って第1空気排出口から排出される。第2空気排出口を開放状態にして第1空気排出口を風向変更板で封鎖すると、発熱源からの熱は送風ファンが発生させる気流に乗って第2空気排出口から排出される。すなわち、風向変更板の取り付け位置の変更により、排熱が行われる空気排出口の位置を変更できるので、設置場所で排熱用の空間を確保するために装置の機種や設置方向を変更する必要がない。この結果、設置場所において装置と接続する設備に変更を加える必要がなく、設置コストを抑えることができる。
また、設置場所の周囲の空間に応じて、その場所に適した空気排出口の位置を選択できるので、装置が発熱源として凝縮器を備える冷却装置の場合には、凝縮器からの熱が筐体内部に滞ることがない。従って、冷却装置の冷却能力が低下することがない。
冷却装置の回路構成図である。 冷却装置を斜め上方から見た斜視図である。 (a)は冷却装置の前板の下側部分を取り外した状態にして、筐体を前方から見た概略内部構成図であり、(b)は冷却装置の一方の側板の下側部分を取り外した状態にして、筐体を側方から見た概略内部構成図である。 凝縮器の熱を第2空気排出口から排出するように変更した状態の冷却装置を斜め上方から見た斜視図である。
以下に、図面を参照して本発明を適用した冷却装置の実施の形態を説明する。
(回路構成)
図1は冷却装置の回路構成図である。本例の冷却装置1は、工作機械などの被冷却物に冷却液を供給するものである。冷却装置1は、この冷却装置1と被冷却物との間で循環させる冷却液を貯留しておく液槽2と、冷却液を液槽2から冷却液供給口3を介して被冷却物に送り出すとともに冷却液回収口4を介して液槽2に回収するための圧送ポンプ5と、これらを接続する配管6やバルブ7を搭載している。また、圧送ポンプ5と冷却液供給口3の間には、被冷却物に向かって送り出される冷却液を冷却するための冷凍サイクル8を搭載している。
冷凍サイクル8は、冷媒を圧縮して循環させる圧縮器9と、この圧縮器9から吐出された高温・高圧の冷媒の温度を下げる排熱部としての機能を果たす凝縮器10と、凝縮した冷媒を膨張させる膨張弁11と、冷媒と冷却液との間で熱交換して冷却液を冷却する冷却器12を備えている。凝縮器10には、この凝縮器10を空冷するための送風ファン13が設けられている。
(全体構成)
図2は本例の冷却装置1を斜め上方から見た斜視図である。図2に示すように、冷却装置1は、直方体形状の筐体20を備えている。筐体20の前板21の上端部分は斜めに切り欠かれており、この傾斜部22には操作パネル23が配置されている。
筐体20の一方の側板(第2側面)24には、第1空気排出口25が設けられている。第1空気排出口25は、側板24の下側中央部分に形成されており、上下方向に長細い矩形の前側開口部分25aと、この前側開口部分25aよりも上下方向の寸法が短く前後方向の幅寸法が長い後側開口部分25bとを備えている。前側開口部分25aの上端縁と後側開口部分25bの上端縁は同じ高さ位置にあり、前側開口部分25aの下端縁は後側開口部分25bの下端縁よりも下に位置している。前側開口部分25aの上縁部分と下縁部分には、それぞれ2つの側板前側ネジ孔26が形成されている。後側開口部分25bの上縁部分と下縁部分には、それぞれ2つの側板後側ネジ孔27が形成されている。第1空気排出口25内には、下方に向って傾斜しているルーバー28が設けられている。
第1空気排出口25の後側には冷却液回収口4と冷却液供給口3とが上下に並んで設けられている。これら冷却液供給口3と冷却液回収口4には、それぞれ被冷却物との間で冷却液を循環させるための配管が接続される。冷却液回収口4と冷却液供給口3の下方からは電源コード29が引き出されている。
筐体20の天井板(天面)30には、長方形の風向変更板(第2風向変更板)31が取り付けられており、天井板30の後側部分に形成されている長方形の第2空気排出口32を封鎖している。風向変更板31は前端縁部分と後端縁部分に2つずつネジ止め用貫通孔31aを備えている。また、天井板30における第2空気排出口32の前縁部分と後縁部分には天井板側ネジ孔33が2つずつ形成されており、風向変更板31はネジ止め用貫通孔31aを貫通して天井板側ネジ孔33に螺合する4本のボルト34によって天井板30に固定されている。第2空気排出口32にはラス網35が張られている。
筐体20の他方の側板(第1側面)36には、矩形の空気吸引口37が設けられている。空気吸引口37は、側板36の下側中央部分に形成されており、第1空気排出口25と対向している。
筐体20の背板38には、長方形の風向変更板(第1風向変更板)40を着脱可能に保持している保持部39が設けられている。風向変更板40は上端縁部分と下端縁部分に2つずつネジ止め用貫通孔40aを備えている。保持部39において風向変更板40の4つのネジ止め用貫通孔40aと対応する位置には4つの背板側ネジ孔41が形成されており、風向変更板40はネジ止め用貫通孔40aを貫通してネジ孔に螺合する4本のボルト42によって保持部39に着脱可能に固定されている。
(内部構造)
図3(a)は冷却装置1の前板21の下側部分を取り外した状態にして、筐体20を前方から見た概略内部構成図である。図3(b)は、冷却装置1の側板24の下側部分を取り外した状態にして、筐体20の内部を側方から見た概略内部構成図である。
図3に示すように、筐体20の内部には、側板36の空気吸引口37を覆うようにして凝縮器10が配置されている。凝縮器10は扁平な直方体形状をしたフィンアンドチューブ型のものである。また、凝縮器10を覆うようにコンデンサフード43が取付けられており、このコンデンサフード43の後端開口に送風ファン13が取り付けられている。
送風ファン13の空気吸込側は凝縮器10に対峙し、送風ファン13の空気吹き出し側は、隙間Aを介して側板24の第1空気排出口25に対峙している。隙間Aには、圧縮器9と圧送ポンプ5が前後に配置されている。圧縮器9は冷却装置1を側方から見たときに前側開口部分25aと重なる位置にある。
凝縮器10の上方の操作パネル23に近い位置には、直方体形状をした液槽2が側板24から側板36に架け渡されるようにして配置されている。液槽2の後側の空間Bには、冷却器12が配置されている。天井板30に形成した第2空気排出口32は、空間Bおよび隙間Aを介して、送風ファン13の空気吹き出し側に連通している。
(凝縮器からの排熱)
図2、図3を参照して、冷却装置1の動作時における凝縮器10からの排熱を説明する。
操作パネル23が操作されて冷却装置1が動作すると、圧縮器9によって冷凍サイクル8に冷媒が循環される。同時に、高温高圧の冷媒を凝縮する凝縮器10を冷却するために送風ファン13が駆動される。送風ファン13が駆動されると、側板36に形成した空気吸引口37から、凝縮器10を通過して、側板24に形成した第1空気排出口25に至る凝縮器冷却気流C(1)が形成される。この結果、凝縮器10の熱は凝縮器冷却気流C(1)に乗って第1空気排出口25から排出される。
(空気排出口の変更)
次に、本例の冷却装置1では、凝縮器10の熱を第2空気排出口32から排出するように変更できる。図4は、凝縮器10の熱を第2空気排出口32から排出するように変更した状態の冷却装置1を斜め上方から見た斜視図である。
図4に示すように、天井板30からは風向変更板31が取り外されており、第2空気排出口32は開放状態になっている。また、第2空気排出口32から取り外された風向変更板31は、第1空気排出口25の後側開口部分25bを封鎖するようにして側板24に取り付けられている。より詳細には、風向変更板31は、そのネジ止め用貫通孔31aを貫通して側板後側ネジ孔27に螺合する4本のボルト43によって側板24に固定されている。
また、背板38の保持部39からは風向変更板40が取り外されており、この風向変更板40は第1空気排出口25の前側開口部分25aを封鎖するようにして側板24に取り付けられている。より詳細には、風向変更板40は、そのネジ止め用貫通孔40aを貫通して側板前側ネジ孔26に螺合する4本のボルト44によって側板24に固定されている。
この状態で、冷却装置1が動作して送風ファン13が駆動されると、まず、空気吸引口37から、凝縮器10を通過して、第1空気排出口25に至る凝縮器冷却気流C(1)が形成される。
ここで、第1空気排出口25は、風向変更板31および風向変更板40によって封鎖されている。従って、凝縮器冷却気流C(1)は、これら風向変更板31および風向変更板40に衝突し、隙間Aから空間Bへと案内される。この結果、図3、図4に示すように、凝縮器冷却気流C(1)の送風ファン13よりも下流側には、更に、隙間Aから空間Bを通過して第2空気排出口32に至る凝縮器冷却気流C(2)が発生する。従って、凝縮器10の熱は、凝縮器冷却気流C(1)、C(2)に乗り、第2空気排出口32から排出される。
(本形態による効果)
以上、本形態によれば、第1空気排出口25を開放状態にして第2空気排出口32を風向変更板31で封鎖すると、凝縮器10からの熱は第1空気排出口25から排出される。また、第2空気排出口32を開放状態にして第1空気排出口25を風向変更板31、40とで封鎖すると、凝縮器10からの熱は第2空気排出口32から排出される。従って、設置場所で冷却装置1の水平方向に排熱用の空間を確保することができない場合には、第1空気排出口25を封鎖し、第2空気排出口32から放熱するように構成して排熱用の空間を冷却装置1の上方に確保すれば、当該設置場所に冷却装置1を設置できる。また、設置場所の天井が低くて冷却装置1の上方に排熱用の空間を確保することができない場合には、第2空気排出口32を封鎖し、第1空気排出口25から放熱するように構成して排熱用の空間を冷却装置1の側方に確保すれば、当該設置場所に冷却装置1を設置できる。この結果、設置場所において排熱用の空間を確保することが難しい場合であっても、冷却装置1の機種や設置方向を変更する必要がないので、被冷却物との間の配管などに変更を加える必要がない。よって、設置コストを抑えることができる。
また、本例では、第1空気排出口25を封鎖する際に、それまで第2空気排出口32を封鎖していた風向変更板31を利用しているので、第1空気排出口25および第2空気排出口32を封鎖するための板部材の枚数を少なくすることができる。従って、冷却装置1を廉価に構成できる。
さらに、筐体20の背板38には、風向変更板40を着脱可能に固定しておくための保持部39が形成されているので、第2空気排出口32を風向変更板31で封鎖したときに無用となる風向変更板40を筐体2に保持させておくことができる。従って、風向変更板40の扱いが容易になる。
また、第1空気排出口25にはルーバー28が設けられており、前記第2空気排出口32は網が設けられている。従って、第1空気排出口25および第2空気排出口32から筐体20の内部に異物が入り込んでしまうことを低減できる。また、開口の大きな第1空気排出口25の側をルーバー28として、開口の小さな第2空気排出口32の側を網としてあるので、いずれの空気排出口においても必要な開口面積を確保することができる。従って、各空気排出口25、32からの排熱が滞ることがない。さらに、ルーバー28を備える第1空気排出口25では、ルーバー28によって排気を下方に案内できる。また、ルーバー28は、筐体20の内部を覆う目隠しとなる。
(その他の実施の形態)
上記の例では、第2空気排出口32は天井板30に形成されているが、水平方向において空気排出口の位置を変更可能にするためには、この第2空気排出口32を前板21または背板38に形成しておけばよい。この場合には、保持部39を天井板30に形成しておくことができる。
また、上記の例では、保持部39は筐体20の背板38に設けられていたが、保持部を筐体20の内部に設けておくこともできる。この場合には、保持部を液槽2の後側に設け、当該保持部に保持された風向変更板40によって、隙間Aと第2空気排出口32の間の空間Bの少なくとも一部分が遮蔽するように構成しておくことが望ましい。
例えば、保持部として、液槽2の下端から背板38に向って天井板30と平行に延びる液槽側フランジと、背板38から液槽2の下端に向って天井板30と平行に延びる背板側フランジとを設け、液槽側フランジおよび背板側フランジにそれぞれ2つずつネジ孔を形成しておく。そして、風向変更板40を保持部に保持させる際には、風向変更板40を液槽側フランジと背板側フランジとの間に架け渡し、ネジ止め用貫通孔40aを貫通してフランジ側ネジ孔に螺合する4本のボルト42で風向変更板40を保持部に固定する。このようにすれば、凝縮器10の熱を第1空気排出口25から排出する際に、風向変更板40が凝縮器冷却気流C(1)を第1空気排出口25に案内するので、凝縮器冷却気流C(1)が空間Bの側に進入してしまうことを低減できる。この結果、凝縮器10からの熱を筐体20の外に効率よく排出できる。
さらに、上記の例では、第1空気排出口25の方が第2空気排出口32よりも大きく形成されているが、第1空気排出口25と第2空気排出口32の開口形状を同一にしてもよい。この場合には、第2空気排出口32を封鎖している風向変更板31を用いて第1空気排出口25を封鎖できるので、空気排出口の位置の変更を1枚の板部材の着脱により実現できる。
また、上記の例では風向変更板31および風向変更板40を筐体20に対して着脱可能に取り付けるために、筐体各部のネジ孔26、27、33、41にそれぞれ4本のボルト34、42、43、44を用いて固定しているが、係止爪を備え繰り返し抜き差し可能なピンやスナップリベットなどを用いても良い。この場合には、風向変更板31および風向変更板40の取り付け位置を変更する際に工具が不要であり、ボルトを弛緩したり締結する作業が軽減される。
さらに、上記の例は、風向変更板31および風向変更板40を筐体20に対して着脱可能に取り付けているが、例えば、側板24の表面に沿ってスライドして第1空気排出口25を開閉する第1可動板と、天井板30の上面に沿ってスライドして第2空気排出口32を開閉する第2可動板とを備えるように構成し、これら第1可動板と第2可動板のスライドにより第1空気排出口2と第2空気排出口32を選択的に開閉して、空気排出口の位置を変更するようにしてもよい。
なお、筐体における異なる部位に第1空気排出口および第2空気排出口を形成し、これら第1空気排出口および第2空気排出口を風向変更板で選択的に封鎖する本発明の装置の冷却構造は、冷却装置の冷却構造として限定されるものではない。筐体内に発熱源が搭載されており、この発熱源を送風ファンなどによって空冷している装置の冷却構造として採用することができる。
1 冷却装置
2 液槽
3 冷却液供給口
4 冷却液回収口
5 圧送ポンプ
6 配管
7 バルブ
8 冷凍サイクル
9 圧縮器
10 凝縮器
11 膨張弁
12 冷却器
13 送風ファン
20 筐体
24、36 側板
25 第1空気排出口
28 ルーバー
30 天井板
31 風向変更板(第2風向変更板)
32 第2空気排出口
35 ラス網
37 空気吸引口
38 背板
39 保持部
40 風向変更板(第1風向変更板)
A 隙間
B 空間
C(1)、C(2) 凝縮器冷却気流

Claims (8)

  1. 筐体の内部に発熱源を備えた装置の冷却構造であって、
    前記筐体に形成した空気吸引口と、
    前記筐体における異なる部位に形成した第1空気排出口および第2空気排出口と、
    前記筐体に対して着脱可能に取り付けられ、前記第1空気排出口および前記第2空気排出口の一方を選択的に封鎖している風向変更板と、
    前記空気吸引口から吸引した空気を前記筐体内の前記発熱源を経由して前記第1空気排出口および前記第2空気排出口の側に吹き出す送風ファンと、を有していることを特徴とする装置の冷却構造。
  2. 請求項1に記載の装置の冷却構造において、
    前記第1空気排出口を封鎖した前記風向変更板は、前記送風ファンから吹き出される空気を前記第2空気排出口に案内することを特徴とする装置の冷却構造。
  3. 請求項1または2に記載の装置の冷却構造において、
    前記風向変更板として、第1風向変更板と第2風向変更板を備えており、
    前記第1空気排出口は、前記第1風向変更板と前記第2風向変更板によって封鎖可能であり、
    前記第2空気排出口は、前記第2風向変更板によって封鎖可能であり、
    前記筐体は、第2空気排出口の封鎖時に、前記第1風向変更板を保持しておくための保持部を備えていることを特徴とする装置の冷却構造。
  4. 請求項3に記載の装置の冷却構造において、
    前記保持部に保持された前記第1風向変更板は、前記送風ファンから吹き出される空気を前記第1空気排出口に案内することを特徴とする装置の冷却構造。
  5. 請求項1ないし4のうちのいずれかの項に記載されている装置の冷却構造を備えており、前記発熱源は、被冷却物に供給する冷却液を冷却するための冷凍サイクルを構成する凝縮器であることを特徴とする冷却装置。
  6. 請求項5に記載の冷却装置において、
    前記筐体は対向する第1側面および第2側面と、これらの上端の間に架け渡されている天面とを備えており、
    前記空気吸引口は、前記第1側面に形成されており、
    前記第1空気排出口は、前記第2側面に形成されており、
    前記第2空気排出口は、前記天面に形成されていることを特徴とする冷却装置。
  7. 請求項6に記載の冷却装置において、
    前記第1側面および前記第2側面の間には、前記第1側面の側から前記凝縮器および前記送風ファンがこの順番で配置されており、
    前記送風ファンの空気吸込側は前記凝縮器に対峙し、当該送風ファンの空気吹き出し側は、所定の隙間を介して前記第2側面の前記第1空気排出口に対峙しており、
    前記天面に形成した前記第2空気排出口は、前記隙間を介して、前記送風ファンの前記空気吹き出し側に連通していることを特徴とする冷却装置。
  8. 請求項7に記載の冷却装置において、
    前記保持部は、前記筐体内における前記第1空気排出口よりも上側の位置に配置されており、
    前記保持部に保持された前記第1風向変更板によって、前記隙間と前記第2空気排出口との間が少なくとも一部封鎖されることを特徴とする冷却装置。
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