JP2010216691A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】摺動部の潤滑性を向上させ、耐摩耗性を高めることが可能で、且つ、圧縮機への低圧ガスの吸込み量が低下することを防止する。
【解決手段】冷凍サイクル装置は、スクロール圧縮機1,油分離器21,凝縮器2,減圧装置3,蒸発器4を冷媒配管で順次接続されて構成されている。前記油分離器と前記スクロール圧縮機とを接続する油戻し配管22が設けられ、この油戻し配管を介して前記油分離器内の油を、スクロール圧縮機を構成する固定スクロール6の台板6dと旋回スクロール7の台板7dとの間の摺動部14と、前記固定スクロールと旋回スクロールとで形成される圧縮室8に戻す構成としている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、冷凍装置や空調装置などの冷凍サイクル装置に関し、特に、蒸発器,圧縮機,凝縮器,減圧装置を有し、各々を冷媒配管で接続して冷凍サイクルを構成し、圧縮機の運転停止を繰返し、蒸発器内の圧力または温度を所定の値にするように制御する冷凍サイクル装置であって、圧縮機から冷凍サイクル中に排出される油を圧縮機に戻すことに関する。
図7に、従来の一般的な冷凍サイクル装置の例を示す。スクロール圧縮機1から吐出された高温高圧ガスは、油分離器21で油とガス(冷媒ガス)に分離され、ガスは凝縮器2で液化された後膨張弁3で減圧され、蒸発器4で低圧のガスとなる。油分離器21でガスと分離された油は、油戻し配管22から蒸発器4とスクロール圧縮機1の間に戻され、低圧のガスと共にスクロール圧縮機1に吸入・圧縮され、再度高温高圧ガスとなる冷凍サイクルが構成される。
油分離器で分離された油はスクロール圧縮機1の吸入側に戻されるため、低圧ガスが高温の油で加熱され、このため体積膨張して吸込み量が低下し、性能が低下する課題がある。
図8に冷凍サイクル装置に搭載されるスクロール圧縮機の例を示す。スクロール圧縮機は、低温低圧の冷媒ガスを吸入流路5から固定スクロール6と旋回スクロール7で構成される圧縮室8に吸入する。旋回スクロール7は、モータ9の駆動力を伝達する偏心軸を有するクランク軸10の回転と、旋回スクロール7の回転を防止するオルダムリング11により旋回運動する。圧縮室8は旋回スクロール7の旋回運動により、外周側から中心側に移動しながら徐々に容積を減少させ、圧縮室8内の冷媒ガスは圧縮されて高温高圧ガスとなり、圧縮機チャンバ内の吐出空間12に吐出される。その後モータ9を冷却し吐出配管13から吐出される。
旋回スクロール7の台板部7dには、圧縮室8と背圧室7aを連通する連通穴7bを有し、運転中は背圧室7a内の圧力により固定スクロール6の台板部6dと旋回スクロール7の台板部7dは摺動部14で密着し、旋回スクロール7の旋回運動により摺動する。摺動部14は背圧室7aと圧縮室8を遮蔽し、圧力差で背圧室7a内の油が圧縮室8に流れ摺動部14を給油する。摺動部14は運転状態により背圧室7aと圧縮室8間の圧力差が少なくなると給油量が不足し、かじりや摩耗が発生する課題もあった。
特開2003−240367号公報
上述したように、冷凍サイクル装置においては、油分離器を設置して潤滑油を冷凍サイクルの低圧側に戻すサイクルを構成する場合、圧縮機への低圧ガスの吸込み量が低下する課題がある。また、スクロール圧縮機の旋回スクロールと固定スクロールの間の摺動部は、運転状態によっては給油量が不足し、かじりや摩耗が発生する場合もあった。
本発明の目的は、摺動部の潤滑性を向上させ、耐摩耗性を高めることが可能で、且つ、圧縮機への低圧ガスの吸込み量が低下することを防止することができる冷凍サイクル装置を得ることにある。
上記目的を達成するため本発明は、スクロール圧縮機,油分離器,凝縮器,膨張弁,蒸発器を冷媒配管で順次接続されて構成された冷凍サイクル装置において、前記油分離器と前記スクロール圧縮機とを接続する油戻し配管を備え、この油戻し配管を介して油分離器内の油を、スクロール圧縮機を構成する固定スクロールの台板と旋回スクロールの台板との間の摺動部に戻す構成としたことを特徴とする。
本発明の他の特徴は、スクロール圧縮機,油分離器,凝縮器,減圧装置,蒸発器を冷媒配管で順次接続されて構成された冷凍サイクル装置において、前記油分離器と前記スクロール圧縮機とを接続する油戻し配管を備え、この油戻し配管を介して前記油分離器内の油を、スクロール圧縮機を構成する固定スクロールの台板と旋回スクロールの台板との間の摺動部と、前記固定スクロールと旋回スクロールとで形成される圧縮室に戻すことにある。
ここで、前記油分離器から油を戻す前記圧縮室は閉じ込み完了直後の圧縮室、或いは圧縮途中の圧縮室にすることができる。
また、圧縮途中の圧縮室に、前記凝縮器と前記膨張弁との間の冷媒を注入するインジェクション配管を備え、このインジェクション配管に、前記油分離器から油を戻す油戻し配管を分岐させてその一方を接続し、インジェクションされる冷媒と共に油を前記圧縮室に戻す構成とすることもできる。
前記油戻し配管は、途中で分岐され、一方の分岐管はスクロール圧縮機を構成する固定スクロールの台板と旋回スクロールの台板との間の摺動部に油を供給し、他方の分岐管は前記固定スクロールと旋回スクロールとで形成される圧縮室に油を供給する構成とする。或いは、前記油戻し配管を複数本設け、一方の油戻し配管はスクロール圧縮機を構成する固定スクロールの台板と旋回スクロールの台板との間の摺動部に油を供給し、他方の油戻し配管は前記固定スクロールと旋回スクロールとで形成される圧縮室に油を供給する構成としても良い。
本発明の更に他の特徴は、台板及び台板に直立する渦巻状のラップを有する固定スクロール及び旋回スクロールが互いにラップを内側にして噛合い、前記旋回スクロールはオルダム機構により前記固定スクロールに対して旋回運動し、前記旋回スクロールの反ラップ側には背圧室が形成され、この背圧室に作用する圧力により旋回スクロールを固定スクロールに押圧する構成スクロール圧縮機を備え、このスクロール圧縮機に、油分離器,凝縮器,減圧装置及び蒸発器を順次冷媒配管で接続して冷凍サイクルを構成した冷凍サイクル装置において、前記油分離器から分離した油を、旋回スクロールの台板と固定スクロールの台板の間の摺動部に戻すと共に、スクロール圧縮機の吸込み完了後の圧縮室にも戻す油戻し配管を備えることにある。
ここで、高圧の液冷媒及びガス冷媒の両方若しくはどちらか一方を、前記スクロール圧縮機の圧縮途中の圧縮室に導入するインジェクション配管を備え、このインジェクション配管には絞り機構を備え、前記油分離器から分離した油を、旋回スクロールの台板と固定スクロールの台板の間の摺動部に戻すと共に、前記インジェクション配管の前記絞り機構下流側にも、絞り機構を介して導入することで、インジェクション配管を利用して圧縮室に戻すことも可能となる。
油分離器からの油を固定スクロールと旋回スクロールの間の摺動部に油を戻すことにより、摺動部の潤滑性が向上し、耐摩耗性を高めることが可能となり、油分離器からの油を低圧側の配管に戻す必要はなくなるため、スクロール圧縮機への低圧ガスの吸込み量低下を回避して性能向上を図ることができる。
また、油分離器内の油を、スクロール圧縮機を構成する固定スクロールの台板と旋回スクロールの台板との間の摺動部に戻すと共に、固定スクロールと旋回スクロールとで形成される圧縮室にも戻す構成にすれば、圧縮機の摺動部と圧縮室の両方に油戻しができるため、油分離器からの油戻り量が多いサイクルであっても、油分離器から凝縮器側への油の流出を防止できる効果がある。
本発明の冷凍サイクル装置の実施例1を示す冷凍サイクル構成図。 図1に示すスクロール圧縮機の詳細構造を示す縦断面図。 本発明の冷凍サイクル装置の実施例2を示す冷凍サイクル構成図。 図3に示すスクロール圧縮機の詳細構造を示す縦断面図。 本発明の冷凍サイクル装置の実施例3を示す冷凍サイクル構成図。 図5に示すスクロール圧縮機の詳細構造を示す縦断面図。 従来の一般的な冷凍サイクル装置の例を示す冷凍サイクル構成図。 図7に示すスクロール圧縮機の詳細構造を示す縦断面図。
以下、本発明の具体的実施例を図1〜図6を用いて説明する。本発明では、冷凍サイクル中の油分離器からの油を冷凍サイクルの低圧側には戻さない構成とし、スクロール圧縮機に吸入される低圧ガスが油分離器からの油で加熱されないようにし、それによって圧縮機への吸込み量低下を防止するようにしている。
図1及び図2に本発明の実施例1を示す。
図1において、1はスクロール圧縮機、2は凝縮器、3は膨張弁、4は蒸発器で、これらの機器は冷媒配管で順次接続されて冷凍サイクル装置を構成している。また、21は油分離器で、スクロール圧縮機1から吐出された高温高圧ガスは、この油分離器21で油とガス(冷媒ガス)に分離され、ガスは凝縮器2で液化された後、膨張弁3で減圧され、蒸発器4で低圧のガスとなり、スクロール圧縮機に再び吸入されて圧縮される。
本実施例では、油分離器21でガスと分離された油は、油戻し配管22を介してスクロール圧縮機1の固定スクロールの台板と旋回スクロールの台板との摺動部に戻される構成としている。
図1に示すスクロール圧縮機1の詳細構造を図2に示す。スクロール圧縮機は、蒸発器からの低温低圧の冷媒ガスを、吸入流路5を介して、固定スクロール6と旋回スクロール7で構成される圧縮室8に吸入する。旋回スクロール7は、モータ9の駆動力を伝達する偏心軸を有するクランク軸10の回転と、旋回スクロール7の回転を防止するオルダムリング11により旋回運動する。圧縮室8は旋回スクロール7の旋回運動により、外周側から中心側に移動しながら徐々に容積を減少させ、圧縮室8内の冷媒ガスは圧縮されて高温高圧ガスとなり、圧縮機チャンバ内の吐出空間12に吐出される。その後、モータ9を冷却し吐出配管13から吐出される。旋回スクロール7の台板7dには、圧縮室8と背圧室7aを連通する連通穴7bが設けられ、運転中は背圧室7a内の圧力により固定スクロール6の台板6dと旋回スクロール7の台板7dとは、摺動部14で旋回スクロール7の旋回運動により摺動する。摺動部14は背圧室7aと圧縮室8を遮蔽し、圧力差で背圧室7a内の油が圧縮室8に流れ、摺動部14を潤滑する。なお、8bは固定スクロール6の台板6d及び旋回スクロール7の台板7dに直立し、前記圧縮室8を形成するための渦巻状のラップである。
図1に示す油戻し配管22は、図2に示す繋ぎ配管15aに接続される。繋ぎ配管15aは、固定スクロール6に開口する油連通穴6eに接続され、固定スクロールの台板6dと旋回スクロールの台板7dとの間の摺動部14に、油分離器で分離された油を導入し、摺動部14への給油量を増すものである。
このように、本実施例によれば、油分離器21からの油をスクロール圧縮機1の摺動部14に戻し、油分離器からの油を冷凍サイクルの低圧側には戻さない構成としているため、スクロール圧縮機への低圧ガスの吸込み量低下を防止することができる。また、摺動部14へも十分な給油量を確保できるから、摺動部14での潤滑性を向上し、耐摩耗性を高めることが可能である。
図3及び図4により、本発明の実施例2を説明する。これらの図において、図1や図2と同一符号を付したものは同一或いは相当する部分を示す。
図3に示すように、油分離器21からの油戻し配管22はスクロール圧縮機1に接続される。本実施例では、油戻し配管22は途中で分岐され、一方の分岐管22aは、図4に示す繋ぎ配管15aに接続されている。この繋ぎ配管15aは、図2の例と同様、固定スクロール6の油連通穴6eに接続され、固定スクロールの台板6dと旋回スクロールの台板7dとの間の摺動部14に、前記油分離器で分離された油が導入され、摺動部14を潤滑する。
他方の分岐管22bは、その途中に絞り機構であるキャピラリチューブ32が設けられ、図4に示す別の繋ぎ配管15bに接続され、この繋ぎ配管15bは固定スクロール6に開口する圧縮室連通穴6fに接続され、閉込み完了(吸込み完了)直後の圧縮室8に油分離器21からの油を導入する構成としている。
本実施例では、図1に示す実施例と同様に、油分離器21からの油をスクロール圧縮機1の摺動部14に戻すため、摺動部を十分に潤滑して耐摩耗性を高めることが可能である。また本実施例では、圧縮室連通穴6fを介して吸込み完了直後の圧縮室8にも油分離器21からの油を導入するようにしているため、圧縮機へ吸入される低圧ガスを油分離器からの高温の油で加熱してしまう現象を最小限にできる。この結果、吸込み量低下を最小限にして、吸込み量減少による性能低下を、図1に示す実施例よりも更に防止できる。
本実施例では、圧縮機の摺動部と圧縮室の両方に油戻しができるため、油分離器からの油戻り量が多い冷凍サイクルであっても、油分離器から凝縮器側への油の流出を確実に防止できる効果がある。
なお、本実施例では油戻し配管22を2つの分岐管22a,22bに分岐させた例を示したが、分岐管とする代わりに複数の油戻し配管を設けるようにしても良い。
また、摺動部14へ背圧室7a側から十分に油を供給できる場合には、油分離器21から摺動部14への油戻しを省略し、閉込み完了後の圧縮室へのみ油分離器21から油を戻すようにしても良い。
図5及び図6により、本発明の実施例3を説明する。これらの図において、図1〜図4と同一符号を付したものは同一或いは相当する部分を示す。
本実施例では、図5に示すように、凝縮機2と減圧装置3の間とスクロール圧縮機1とを絞り機構31aを有するインジェクション配管31で接続したインジェクション機構を有している。前記インジェクション配管31は、図6に示すインジェクション導入管31bに接続され、更にインジェクション連通穴31cを介して圧縮室8に連通されている。このインジェクション配管31を設けることにより、凝縮器2で凝縮された液冷媒を、圧縮途中の圧縮室8に導入して圧縮ガスの冷却を行い、スクロール圧縮機1の過熱を防止するようにしている。
油分離器21からの油戻し配管22はスクロール圧縮機1に接続される。本実施例でも、油戻し配管22は途中で分岐され、一方の分岐管22aは、図6に示す繋ぎ配管15aに接続され、この繋ぎ配管15aは固定スクロール6の油連通穴6eに接続されて摺動部14に油分離器で分離された油を導入し、摺動部を潤滑する構成としている。
他方の分岐管22cは、その途中に絞り機構であるキャピラリチューブ32が設けられ、図5に示す前記インジェクション配管31に接続されている。これにより、油分離器21からの油は液インジェクション配管31,インジェクション導入管31bを流れる冷媒と共に圧縮途中の圧縮室8に導入される構成としている。
なお、前記分岐管22cに設けた絞り機構であるキャピラリチューブ32の代わりに電子膨張弁を採用し、絞り量を調整する方式とすることも可能である。
冷凍サイクル装置にインジェクション機構を有する本実施例によれば、油分離器21からの油を、スクロール圧縮機1の摺動部14に戻すことに加え、圧縮途中の圧縮室にも戻すことができるため、実施例2のように、圧縮機に新たな接続配管を設けることなく油戻し量を増すことが可能となる。従って、油分離器からの油戻り量が多い冷凍サイクル装置においても、油分離器から凝縮器側への油の流出を防止することが可能となる。
なお、上記実施例1〜3では、スクロール圧縮機が同様の構造のものの例を示したが、スクロール圧縮機の構造は実施例記載のものに限るものではない。
1 スクロール圧縮機
2 凝縮器
3 膨張弁(減圧装置)
4 蒸発器
5 吸入流路
6 固定スクロール
6d,7d 台板
6e 油連通穴
6f 圧縮室連通穴
7 旋回スクロール
7a 背圧室
7b 連通穴
8 圧縮室
8b ラップ
9 モータ
10 クランク軸
11 オルダムリング
12 吐出空間
13 吐出配管
14 摺動部
15a,15b 繋ぎ配管
21 油分離器
22 油戻し配管(22a,22b,22c 分岐管)
31 インジェクション配管
31a 絞り機構
31b インジェクション導入管
31c インジェクション連通穴
32 キャピラリチューブ(絞り機構)

Claims (9)

  1. スクロール圧縮機,油分離器,凝縮器,膨張弁,蒸発器を冷媒配管で順次接続されて構成された冷凍サイクル装置において、
    前記油分離器と前記スクロール圧縮機とを接続する油戻し配管を備え、この油戻し配管を介して油分離器内の油を、スクロール圧縮機を構成する固定スクロールの台板と旋回スクロールの台板との間の摺動部に戻す構成としたことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  2. スクロール圧縮機,油分離器,凝縮器,減圧装置,蒸発器を冷媒配管で順次接続されて構成された冷凍サイクル装置において、
    前記油分離器と前記スクロール圧縮機とを接続する油戻し配管を備え、この油戻し配管を介して前記油分離器内の油を、スクロール圧縮機を構成する固定スクロールの台板と旋回スクロールの台板との間の摺動部と、前記固定スクロールと旋回スクロールとで形成される圧縮室に戻すことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  3. 請求項2に記載の冷凍サイクル装置において、前記油分離器から油を戻す前記圧縮室は閉じ込み完了直後の圧縮室であることを特徴とする冷凍サイクル装置。
  4. 請求項2に記載の冷凍サイクル装置において、前記油分離器から油を戻す前記圧縮室は圧縮途中の圧縮室であることを特徴とする冷凍サイクル装置。
  5. 請求項4に記載の冷凍サイクル装置において、圧縮途中の圧縮室に、前記凝縮器と前記膨張弁との間の冷媒を注入するインジェクション配管を備え、このインジェクション配管に、前記油分離器から油を戻す油戻し配管を分岐させてその一方を接続し、インジェクションされる冷媒と共に油を前記圧縮室に戻すことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  6. 請求項2に記載の冷凍サイクル装置において、前記油戻し配管は、途中で分岐され、一方の分岐管はスクロール圧縮機を構成する固定スクロールの台板と旋回スクロールの台板との間の摺動部に油を供給し、他方の分岐管は前記固定スクロールと旋回スクロールとで形成される圧縮室に油を供給する構成としたことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  7. 請求項2に記載の冷凍サイクル装置において、前記油戻し配管は複数本設けられ、一方の油戻し配管はスクロール圧縮機を構成する固定スクロールの台板と旋回スクロールの台板との間の摺動部に油を供給し、他方の油戻し配管は前記固定スクロールと旋回スクロールとで形成される圧縮室に油を供給する構成としたことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  8. 台板及び台板に直立する渦巻状のラップを有する固定スクロール及び旋回スクロールが互いにラップを内側にして噛合い、前記旋回スクロールはオルダム機構により前記固定スクロールに対して旋回運動し、前記旋回スクロールの反ラップ側には背圧室が形成され、この背圧室に作用する圧力により旋回スクロールを固定スクロールに押圧する構成スクロール圧縮機を備え、このスクロール圧縮機に、油分離器,凝縮器,減圧装置及び蒸発器を順次冷媒配管で接続して冷凍サイクルを構成した冷凍サイクル装置において、
    前記油分離器から分離した油を、旋回スクロールの台板と固定スクロールの台板の間の摺動部に戻すと共に、スクロール圧縮機の吸込み完了後の圧縮室にも戻す油戻し配管を備えることを特徴とする冷凍サイクル装置。
  9. 請求項8に記載の冷凍サイクル装置において、高圧の液冷媒及びガス冷媒の両方若しくはどちらか一方を、前記スクロール圧縮機の圧縮途中の圧縮室に導入するインジェクション配管を備え、このインジェクション配管には絞り機構を備え、
    前記油分離器から分離した油を、旋回スクロールの台板と固定スクロールの台板の間の摺動部に戻すと共に、前記のインジェクション配管の前記絞り機構下流側にも、絞り機構を介して導入することを特徴とする冷凍サイクル装置。
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