JP2010215989A - 蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金およびそれを用いた蒸気タービンのタービンロータ - Google Patents

蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金およびそれを用いた蒸気タービンのタービンロータ Download PDF

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Abstract

【課題】熱間加工性を維持しつつ、かつ、高温強度と鍛造性の双方に優れた蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金およびそれを材料とする蒸気タービンのタービンロータを提供する。
【解決手段】蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金は、質量%で、C:0.01〜0.15%、Cr:18〜28%、Co:10〜15%、Mo:8〜12%、Al:0.5〜1.5%未満、Ti:0.7〜3.0%、B:0.001〜0.006%を含有し、残部がNiおよび不可避的不純物からなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金、およびこのNi基合金を用いた蒸気タービンのタービンロータに関するものである。
火力発電プラントにおいては、地球環境の保護の観点から二酸化炭素の排出量の抑制技術が注目されており、また発電の高効率化のニーズが高まっている。
蒸気タービンの発電効率を上げるためには、蒸気タービンの蒸気温度を高温化することが有効であり、近年の火力発電プラントにおいては、タービンの蒸気温度は600℃以上に上昇しており、将来的には650℃、さらに700℃以上へと上昇することが予想される。
高温の蒸気を受けて回転する動翼を支持するタービンロータは、周囲に高温の蒸気が回流し高温になるとともに、回転により高い応力が発生する。そのため蒸気タービンのタービンロータは、高温、高応力に耐える必要があり、タービンロータを構成する材料として、室温から高温度の領域において優れた強度、延性、靭性を有する合金が求められている。
特に蒸気温度が700℃を超える場合には、従来の鉄系材料では高温強度が不足するため、Ni基合金を用いることが検討されている(例えば、特許文献1参照。)。
Ni基合金は、高温強度、耐食性が優れていることから主にジェットエンジンやガスタービン材料として広く用いられてきており、その代表例として、インコネル617合金(スペシャルメタル社製)やインコネル706合金(スペシャルメタル社製)が挙げられる。
Ni基合金の高温強度を強化するメカニズムとして、AlやTiを添加することにより、Ni基合金の母相材内にガンマプライム相(Ni(Al,Ti))、あるいはガンマダブルプライム相(NiNb)と称される析出相、又はそれらの両相を析出させて高温強度を確保させるようにしたものが知られている。例えばインコネル706合金がその例である。
また、インコネル617合金のように、Co,Moを添加することにより、Ni基の母相を強化(固溶強化)して高温強度を確保するようにしたNi基合金も知られている。
特開平7−150277号公報
上記したように、700℃を超える蒸気タービンのタービンロータ材として、鉄系材料よりは高温強度が強いNi基合金の使用が検討されており、Ni基合金の熱間加工性を維持しつつ、高温強度、鍛造性等を満足する組成の改良が求められている。
そこで、本発明は、上記従来の事情に対処してなされたもので、熱間加工性を維持しつつ、高温強度と鍛造性の双方に優れた蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金およびそれを用いた蒸気タービンのタービンロータを提供することを目的とする。
本発明の蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金の一態様は、質量%で、C:0.01〜0.15%、Cr:18〜28%、Co:10〜15%、Mo:8〜12%、Al:0.5〜1.5%未満、Ti:0.7〜3.0%、B:0.001〜0.006%を含有し、残部がNiおよび不可避的不純物からなることを特徴とする。
本発明の蒸気タービンのタービンロータの一態様は、高温蒸気が導入される蒸気タービンに貫設されるタービンロータであって、少なくとも所定部位が、上記した蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金からなることを特徴とする。
本発明によれば、熱間加工性を維持しつつ、高温強度と鍛造性の双方に優れた蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金およびそれを用いた蒸気タービンのタービンロータを提供することができる。
本実施形態のNi基合金の組織写真。 グリーブル試験の結果を示すグラフ。 Ni基合金の組織写真。 Ni基合金の別の組織写真。
以下、本発明に係る蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金およびそれを材料とする蒸気タービンのタービンロータの実施形態について説明する。
インコネル706合金、インコネル617合金などのNi基合金は、タービンロータ材として極めて有用な材料ではあるが、蒸気タービン発電設備のさらなる高効率化には、Ni基合金の熱間加工性(絞り等)を維持しつつ、高温強度(高温における機械的強度)、鍛造性をも満足させる必要がある。
たとえばインコネル617合金は、コバルト(Co)、モリブデン(Mo)を添加することにより、Ni基の母相を固溶強化して高温強度の向上を図った合金であるが、高温強度をさらに高めるに当たっては、固溶強化のみでは必ずしも十分ではない。
そこで本発明は、固溶強化の他に析出強化をも利用してさらなる高強度化を図ったものである。
以下、その高強度化の内容を詳細に説明する。
本発明の蒸気タービンのタービン用Ni基合金は、代表的なNi基合金であるインコネル617合金の組成を基本として、添加調整を図ることにより高温での強度特性、鍛造性の向上を図った。
従来のインコネル617合金のTi含有率は0.6質量%程度であって、この程度の含有率では析出強化は期待できない。このため、Ti含有率を0.7〜3.0質量%に増加させて、析出するγ’相(ガンマプライム相(Ni(Al,Ti)))の析出量を多くした。さらに、高温強度の向上を図るために、Al濃度を1.6質量%以上にし、かつ、Ti濃度を0.7質量%以上にした場合のNi基合金の組織写真を図3に示す。図3では、矢印で示すように、σ相と称される有害相の析出が認められた。なお、図3に示されたNi基合金の組成は、Ni−1.8Al−1.3Ti−23Cr−12Co−9Mo−0.1Ta−0.3Nb(構成成分の前に記載された数字は各構成成分の含有率(質量%)、残部はNi)である。そこで、本発明では、有害相の析出を防ぐため、Al濃度を0.5〜1.5質量%未満とし、必要に応じてタンタル(Ta)、ニオブ(Nb)を添加し、γ’相を安定的に析出させると共に、γ’相自身の安定性を向上させ、結果的に、当該Ni基合金の高強度化を達成することができた。
本実施形態の蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金の実施形態は、以下の通りである。
(合金1) 質量%で、C:0.01〜0.15%、Cr:18〜28%、Co:10〜15%、Mo:8〜12%、Al:0.5〜1.5%未満、Ti:0.7〜3.0%、B:0.001〜0.006%を含有し、残部がNiおよび不可避的不純物からなる蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金。
(合金2) 質量%で、C:0.01〜0.15%、Cr:18〜28%、Co:10〜15%、Mo:8〜12%、Al:0.5〜1.5%未満、Ti:0.7〜3.0%、B:0.001〜0.006%、Ta:0.1〜0.7%を含有し、残部がNiおよび不可避的不純物からなる蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金。
(合金3) 質量%で、C:0.01〜0.15%、Cr:18〜28%、Co:10〜15%、Mo:8〜12%、Al:0.5〜1.5%未満、Ti:0.7〜3.0%、B:0.001〜0.006%、Nb:0.1〜0.4%を含有し、残部がNiおよび不可避的不純物からなる蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金。
(合金4) 質量%で、C:0.01〜0.15%、Cr:18〜28%、Co:10〜15%、Mo:8〜12%、Al:0.5〜1.5%未満、Ti:0.7〜3.0%、B:0.001〜0.006%、Ta:0.1〜0.7%、Nb:0.1〜0.4%を含有し、残部がNiおよび不可避的不純物からなる蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金。
(合金5) 質量%で、C:0.01〜0.15%、Cr:18〜28%、Co:10〜15%、Mo:8〜12%、Al:0.5〜1.5%未満、Ti:0.7〜3.0%、B:0.001〜0.006%、Ta+2Nb(TaとNbとのモル比が1:2):0.1〜0.7%を含有し、残部がNiおよび不可避的不純物からなる蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金。
なお、以下の説明において、合金の組成成分を表す%は、特に明記しない限り質量%である。
ここで、上記(合金1)〜(合金5)の蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金における不可避的不純物において、その不可避的不純物のうち、少なくともSi含有率を0.1%以下、Mn含有率を0.1%以下に低減することが望ましい。
次に、上記した本実施形態の蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金における各組成の成分範囲の限定理由について説明する。
(1)C(炭素)
Cは、強化相であるM23型炭化物の構成元素として有用であり、特に650℃以上の高温環境下では、タービンの運転中にM23型炭化物を析出させることが合金のクリープ強度を維持させる要因の一つである。また、鋳造時の溶湯の流動性を確保する効果も併せ持つものである。Cの含有率が0.01%未満の場合、炭化物の十分な析出量を確保できないため、高温強度が低下するとともに、鋳造時の溶湯の流動性が著しく低下する。一方、Cの含有率が0.15%を超えると、大型鋳塊を製作する際に成分の偏析傾向が増加するとともに、脆化相であるMC型炭化物の生成を促進し、さらに高温強度は向上するが、鍛造性は低下する。そのため、Cの含有率を0.01〜0.15%にした。
(2)Cr(クロム)
Crは、Ni基合金の耐酸化性、耐食性、高温強度を高めるのに不可欠な元素である。さらにM23型炭化物の構成元素として不可欠であり、特に650℃以上の高温環境下では、タービンの運転中にM23型炭化物を析出させることで、合金のクリープ強度が維持される。また、Crは高温蒸気の環境下における耐酸化性を高めることができる。Crの含有率が18%未満の場合には、耐酸化性が低下する。一方、Crの含有率が28%を超えると、M23型炭化物の析出を著しく促進することによって粗大化傾向を高める。そのため、Crの含有率を18〜28%にした。
(3)Co(コバルト)
Coは、Ni基合金において、母相内に固溶して母相を強化する作用を有する。Coの含有率が10%未満の場合には、高温強度が低下する。一方、Coの含有率が15%を超えると、有害な金属間化合物相を生成し、さらに鍛造性が低下する。そのため、Coの含有率を10〜15%にした。
(4)Mo(モリブデン)
Moは、Ni母相中に固溶して母相の強度を高める効果を有し、また、M23型炭化物中に一部が置換することによって炭化物の安定性を高めることができる。Moの含有率が8%未満の場合には、上記した効果が発揮されず、一方、Moの含有率が12%を超えると、大型鋳塊を製作する際に成分の偏析傾向が増加するとともに、脆化相であるMC型炭化物の生成を促進する。そのため、Moの含有率を8〜12%にした。
(5)Al(アルミニウム)
Alは、Niとともにγ′相を生成し、析出によるNi基合金の強化を図ることができる。Alの含有率が0.5%未満の場合には、高温強度が低下する。一方、Alの含有率が1.5%以上の場合に、鍛造性の低下とともにσ相と称される脆化相の析出を促進する可能性がある。そのため、Alの含有率を0.5〜1.5%未満(0.5%以上、1.5%未満)にした。
(6)Ti(チタン)
Tiは、Alと同様に、Niとともにγ′相を生成し、Ni基合金を強化することができる。Tiの含有率が0.7%未満の場合には、高温強度は従来材と同等である。一方、Tiの含有率が3%を超えると、熱間加工性が低下し、鍛造性が低下したり、切欠き感受性が高くなったりする。そのため、Tiの含有率を0.7〜3.0%にした。
(7)B(ホウ素)
Bは、粒界に偏析して高温特性を向上させることができる。この効果を、Bの含有率が0.001%以上の場合に発現させることができる。しかしながら、Bの含有率が0.006%を超えると、粒界脆化を招く恐れがある。そのため、Bの含有率を、0.001〜0.006%にした。
(8)Ta(タンタル)
Taは、γ′相に固溶して析出強化相を安定化させる効果を有する。Taの含有率が0.1%未満の場合には、安定化効果が発揮されず、一方、Taの含有率が0.7%を超えると、高温強度は向上するが鍛造性が低下する。そのため、Taの含有率を0.1〜0.7%にした。
(9)Nb(ニオブ)
Nbは、Taと同様に、γ′相に固溶して高温強度を高め、析出強化相を安定化させる効果を有する。Nbの含有率が0.1%未満の場合には、上記した効果が発揮されず、Nbの含有率が0.4%を超えると、高温強度は向上するが、鍛造性が低下する。そのため、Nbの含有率を、0.1〜0.4%にした。
また、上記したTaとNbを、(Ta+2Nb)の含有率が0.1〜0.7%の範囲で含有することで、γ′相に固溶して高温強度を高め、析出強度を安定させる。(Ta+2Nb)の含有率が0.1%未満の場合には、上記した効果において従来材と比べて向上が見られず、一方、(Ta+2Nb)の含有率が0.7%を超えると、高温強度は向上するが、鍛造性が低下する。なお、この場合、TaおよびNbは、それぞれ少なくとも0.01%以上含有される。
(10)Si(ケイ素)、Mn(マンガン)、Fe(鉄)、Cu(銅)およびS(硫黄)
Si、Mn、Fe、CuおよびSは、本実施形態の蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金においては、不可避的不純物に分類されるものである。これらの不可避的不純物は、可能な限りその残存含有率を0%に近づけることが望ましい。また、これらの不可避的不純物のうち、少なくとも、SiおよびMnは、それぞれ0.1%以下に抑制されることが好ましい。
Mnは、普通鋼の場合、脆性に起因するS(硫黄)をMnSとして脆性を防止する。しかしながら、Ni基合金中のS含有量は極めて少く、Mnを添加する必要はない。そのため、本実施形態の蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金では、Mnの含有率を0.1%以下とし、可能な限りその残存含有率を0%に近づけることが望ましい。
Siは、普通鋼の場合、耐食性を補うために添加される。しかしながら、Ni基合金ではCr含有量が多く、十分に耐食性を確保できることから、本実施形態の蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金では、Siの含有率を0.1%以下とし、可能な限りその残存含有率を0%に近づけることが望ましい。
図4は従来のインコネル617合金の組織写真である。図1[組成:Ni−0.05C−1.15Al−1.8Ti−23Cr−12Co−9Mo−0.1Ta−0.3Nb−0.003B]は本実施形態の蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金の組織写真である。図1に示すように、本実施形態の蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金は、上記合金の合金組成範囲とすることにより、σ相の析出を抑制しつつγ母相中に、矢印で示すように、微細なγ’を安定的に析出させることが可能となった。
次に、本実施形態の蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金の好ましい製造方法について説明する。
上記のように成分調整された合金を、常法により溶製し鋳造する。その後、当該鋳塊に、安定化処理、通常の熱間鍛造、溶体化処理を施す。熱間鍛造後の溶体化処理では、γ’相の溶解温度以上でかつ局部溶融の開始温度以下とするのが望ましい。上記安定化処理および溶体化処理は合金組成と処理物のサイズによって条件が異なってくるが、安定化処理として、例えば1000〜1250℃の温度範囲で3〜72時間の加熱により行うことができ、一方、溶体化処理として、例えば1000〜1200℃の温度範囲で3〜24時間の加熱とその後の急冷により行うことができる。これらの処理は、多段に行うものであってもよい。さらに必要に応じ、700〜800℃の温度範囲で3〜24時間の時効処理を行うことにより、γ’の早期析出を達成することもできる。
(高温強度特性および製造性の評価)
本実施形態を、Ni基合金の合金組成、高温強度特性および製造性について表を参照し説明する。表1に示す化学成分を有するNi基合金20kgを真空誘導溶解炉にて溶解し、26種類の鋳塊から鍛造材を得た。21種類の比較例は、本実施形態で示す各元素の添加量の範囲を評価するため、添加量を範囲外に調整した。残り5種類は実施例である。なお、比較例1は従来材であるインコネル617合金相当の化学成分を有する。表1中、Si、Mn、Fe、Cu、Sは不可避的に混入したものである。
上記26種類の鍛造材は、いずれも直径約125mm、長さ約210mmの中実円筒状の鋳塊から表面の黒皮組織を切削除去して得られたものである。黒皮除去後の鍛造材は、直径約120mm、長さ約200mmとなった。これらの鍛造材を1180℃で6時間の安定化処理を施したのち、ただちに熱間鍛造を実施した。鍛造比が3となるまで、熱間鍛造を実施したが、その際、鍛造材の温度を計測し、鍛造材の温度が1000℃まで低下すると一旦鍛造作業を中断し、1180℃での再加熱を実施した。鍛造比が3となった時点、すなわち、鍛造品の全長が600mmとなった時点で、鍛造を終了し放冷した。この時点で鍛造品の直径は約70mmとなっていた。冷却後、鍛造品の表面を観察し、鍛造割れの有無を調査した。
次に、鍛造品それぞれを1170℃で4時間加熱したのち水冷する溶体化処理を実施した。溶体化処理後の鍛造品に対し、750℃で10時間の時効処理を実施した。時効処理後の鍛造品より、適宜試験片を採取して各種試験に供した。
溶体化処理および時効処理後の比較例1〜21および実施例1〜5について、室温(23℃)から高温(700℃および800℃)における引張強度試験の結果(0.2%耐力)および鍛造状況を表2に示す。なお、引張試験はJIS Z 2241(金属材料引張試験方法)にしたがって実施した。引張試験における温度条件である700℃、800℃は、蒸気タービンの通常の運転時の温度条件およびそれに安全率を見込んだ温度を考慮して設定した。表2において、「鍛造比」は、鍛造前と後の長さをL、LとしたときのL/Lの値であり、「リヒート回数」は、鍛造処理において「鍛造比」を3とするまでの間に、鍛造被対象物を再加熱した回数である。「鍛造割れ」は鍛造後に「鍛造割れ」の有無を目視観察した結果であり、「無」は「鍛造割れ」が無かったもの、「有」は有ったものである。「鍛造性」は鍛造性を評価した結果であり、「○」は良好と判定されたもの、「×」は鍛造性が良くなかったものである。
表2に示すように、実施例1〜5は、各温度において高い0.2%耐力が得られるとともに、鍛造性に優れていることが認められた。実施例は、比較例と対比して、析出/固溶強化により向上した高温強度と鍛造性の双方を備えていることがわかった。
(グリーブル試験)
表3は、表1に示す比較例1(従来材:インコネル617相当)と実施例1〜5について、熱間加工性を評価したグリーブル試験の結果を示す。グリーブル試験は、900℃、1000℃、1100℃、1200℃および1300℃にて引張速度10%歪/秒で行った。また、図2は、表3に示した各試料におけるグリーブル試験結果を示すグラフである。ここで、図2の横軸は試験温度(℃)を示し、また縦軸に示されている断面積減少率(絞り:Reduction of area)は、試験前の試験片の断面積に対する、試験後(破断後)における試験片において試験前の断面積から減少した分の断面積の割合を意味する。すなわち、この値が大きい場合には、優れた熱間加工性を有することとなる。
表3に示すように、実施例1〜5は、従来材と同等で、鍛造の温度範囲である900〜1300℃において絞り値50%以上を確保しており、製造上の問題がないことがわかった。
本実施形態の蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金は、従来のNi基合金における組成の成分範囲を細かく調整することにより、従来のNi基合金の加工性を維持しつつ、高温強度を向上させることができる。このため、本実施形態の蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金は、高温蒸気が導入される蒸気タービンのタービンロータ材として、高温環境下においても高い信頼性を得ることができる。
本実施形態の蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金によれば、上記した組成の成分範囲で構成されることで、従来のNi基合金の熱間加工性を維持しつつ、高温強度と鍛造性の双方を向上させることができる。
また、高温蒸気が導入される蒸気タービンに貫設されるタービンロータを、上記したいずれか1つの本実施形態の蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金で構成することができる。すなわち、蒸気タービンのタービンロータの全ての部位をこのNi基合金で構成しても、また、特に高温となる上記タービンのタービンロータの一部の部位をこのNi基合金で構成してもよい。ここで、高温となる蒸気タービンのタービンロータの一部としては、具体的には、高圧蒸気タービン部の全域、または高圧蒸気タービン部から中圧蒸気タービン部の一部分までの領域等が挙げられる。このタービンロータによれば、高温強度を向上させることができ、高温環境下においても高い信頼性を有する。
なお、本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形してもよい。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより、種々の発明を構成できる。例えば実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。

Claims (6)

  1. 質量%で、C:0.01〜0.15%、Cr:18〜28%、Co:10〜15%、Mo:8〜12%、Al:0.5〜1.5%未満、Ti:0.7〜3.0%、B:0.001〜0.006%を含有し、残部がNiおよび不可避的不純物からなることを特徴とする蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金。
  2. 前記タービンロータ用Ni基合金が、質量%で、Ta:0.1〜0.7%をさらに含有することを特徴とする請求項1記載の蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金。
  3. 前記タービンロータ用Ni基合金が、質量%で、Nb:0.1〜0.4%をさらに含有することを特徴とする請求項1又は2記載の蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金。
  4. 前記タービンロータ用Ni基合金が、質量%で、Ta+2Nb(TaとNbとのモル比が1:2):0.1〜0.7%をさらに含有することを特徴とする請求項1記載の蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金。
  5. 前記不可避的不純物のうち、質量%で、Si:0.1%以下、Mn:0.1%以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金。
  6. 高温蒸気が導入される蒸気タービンに貫設されるタービンロータであって、
    少なくとも所定部位が、請求項1〜5のいずれか1項記載の蒸気タービンのタービンロータ用Ni基合金からなることを特徴とする蒸気タービンのタービンロータ。
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