JP2010214688A - ドリル用コアビット - Google Patents
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Abstract
【課題】コンクリートのコアとの間に発生する摩擦を減少させると共に、穿孔時に発生した切削屑を外部に容易に排出することができる。
【解決手段】軸心に冷却剤流路25を形成したシャンク21と、シャンク21の先端に固着され、内側が冷却剤流路25に連通する研削砥石6と、を備え、研削砥石6は、ダイアモンドコアビットであって、2つのスリット間隙34,34を存して対峙した、外径が異なる略半円状の2つの研削刃部31a,31bを有しているものである。
【選択図】図4
【解決手段】軸心に冷却剤流路25を形成したシャンク21と、シャンク21の先端に固着され、内側が冷却剤流路25に連通する研削砥石6と、を備え、研削砥石6は、ダイアモンドコアビットであって、2つのスリット間隙34,34を存して対峙した、外径が異なる略半円状の2つの研削刃部31a,31bを有しているものである。
【選択図】図4
Description
本発明は、コンクリート、タイル、レンガ、石材等の穿孔作業に際し、電動ドリルに装着して用いるドリル用コアビットに関するものである。
従来のドリル用コアビットは、半径方向の内面および外面がシャンクの内面および外面より突出している複数の研削チップと、周方向の一端の半径方向内面に切欠を設けることにより、研削チップ一端の半径方向の厚みを薄くした研削チップと、この研削チップの切欠した側に隣接し、研削チップと隣接する側に切欠を設けた研削チップを具備している(特許文献1参照)。
このようなドリル用コアビットでは、対向する研削チップの外周面が、穿孔したコンクリートの穴壁に接触するため、回転する研削砥石と穴壁との間に大きな摩擦力が生じ、過剰な摩擦熱が発生して穿孔作業性の悪化する、という問題があった。しかも、穿孔により生ずるコンクリートのコアが、シャンク側から冷却剤の流れを阻害するため研削砥石と穴壁との間に冷却剤が回りにくく、この部分に切削屑が詰まりやすくなり、この点でも作業性が悪化する問題があった。
本発明は、研削砥石と自身が穿孔した穴壁との間の摩擦を軽減することができるドリル用コアビットを提供することを課題としている。
本発明のドリル用コアビットは、軸心に冷却剤流路を形成したシャンクと、シャンクの先端に固着され、内側が冷却剤流路に連通する研削砥石と、を備え、研削砥石は、外径が異なる略半円状の2つの研削刃部を有していることを特徴とする。
この構成によれば、冷却剤流路を介してシャンクから研削砥石に冷却剤を供給しながら研削砥石を回転させて、対象物に穿孔を行う。この場合、外径の大きい方の研削刃部にならって対象物に穿孔が行われるため、外径が小さい方の研削刃部と穿孔された穴壁との間に微小な隙間が生ずる。すなわち、研削砥石と穴壁との接触面積を従来のものに比してほぼ半減させることができ、研削砥石と穴壁との間の摩擦を極端に軽減することができる。また、穿孔時にできる切削屑がこの隙間を介して切削刃部から外部へ流れやすく、また同時にこの隙間により冷却剤の流れを促進することができる。
この場合、2つの研削刃部は、内径が異なることが好ましい。
この構成によれば、2つの研削刃部の内径が異なるため、周方向のどの箇所においても、2つの研削刃部がコンクリートのコアを挟み込むような状態にはならない。このため、一方の研削刃部のコアに対する径方向内側への力が、他方の研削刃部側に逃げ、回転による摩擦力を極端に減少させることができる。そのため、摩擦熱の発生による研削刃部の目詰まり等を抑制することができる。
これらの場合、2つの研削刃部の先端部は、内側周縁部および外側周縁部がそれぞれ面取りされ、先端面が帯状の円環を為すように同径でかつ同一幅に形成されていることが、好ましい。
この構成によれば、穿孔作業の開始時における穿孔対象物への研削砥石のかじり付きにおいて、2つの研削刃部の外径が異なっていても、先端のぶれを抑制することができる。
これらの場合、2つの研削刃部は、周方向に連続する単一の研削チップで構成されていることが、好ましい。
この構成によれば、2つの研削刃部が連続するため、騒音および振動を極端に少なくすることができ、同時に研削性能を向上させることができる。
同様に、2つの研削刃部は、周方向に間隔を在して対抗配置され、それぞれが単一の研削チップで構成されていることが、好ましい。
この構成によれば、各研削刃部を比較的簡単に作製することができると共に、特に細径の研削砥石に有用である。
これらの場合、研削砥石は、ダイヤモンド砥石であることが、好ましい。
この構成によれば、穿孔対象物が、石材やコンクリート等の硬質材料であっても、挿填穴の開口縁部を効率よく研削(穿孔)することができる。
以上のように、本発明のドリル用コアビットによれば、研削砥石とコンクリートのコアとの間の摩擦を軽減することができると共に、この部分の詰まりを防止することができるため、研削不能となることがなく、研削作業の作業効率を向上させることができる。
以下、添付の図面を参照して、本発明のドリル用コアビット(以下、「コアビット」という。)、およびこれが装着される穿孔装置の一実施形態について説明する。この穿孔装置は、電動ドリルの先端に冷却剤供給アタッチメントを介してコアビットを装着し、コンクリート(壁体)に穿孔作業を行うものである。また、コアビットは、いわゆるダイヤモンドコアビットで構成されている。
図1に示すように、穿孔装置1は、先端にコンクリートCを研削するための研削砥石6を装着したコアビット2と、これを回転させる動力源たる電動ドリル3と、コアビット2と電動ドリル3との間に介設した冷却剤供給アタッチメント7を有する冷却剤供給ユニット4と、研削砥石6に供給した冷却剤(冷却液)をコンクリートCの切削屑と共に回収する冷却剤回収ユニット(図示省略:後述する突当てブロックにチューブ接続される)と、冷却剤供給アタッチメント7を保持すると共にコアビット2の穿孔をガイドするガイドユニット5と、を備えている。
穿孔作業では、冷却剤供給ユニット4からコアビット2の先端に冷却剤を供給すると共に、ガイドユニット5を介してコアビット2を要穿孔箇所にあてがい、電動ドリル3によりコアビット2を回転させ、その研削砥石6でコンクリートCを穿孔する。また、コアビット2の先端に供給された冷却剤は、コンクリートCの切削屑と混合した状態で、後述する突当てブロック15を介して冷却剤回収ユニットに回収される。
冷却剤供給ユニット4は、冷却剤を貯留する加圧式の冷却剤タンク11と、コアビット2と電動ドリル3との間にこれらと同軸上に介設した冷却剤供給アタッチメント7と、冷却剤タンク11と冷却剤供給アタッチメント7とを接続する冷却剤チューブ12とで構成されている。冷却剤は、冷却剤チューブ12を介して冷却剤タンク11から冷却剤供給アタッチメント7に加圧供給され、コアビット2をコンクリートCに突き当てる動作に連動して、冷却剤供給アタッチメント7からコアビット2の内部を通ってその先端に供給される。なお、冷却剤はアルコール含むものを用いることが好ましい。
ガイドユニット5は、冷却剤供給アタッチメント11の外周面に固定された取付けブロック14と、コンクリートCに突き当てられると共に冷却剤回収ユニットへの接続口(図示省略)を有する突当てブロック15と、取付けブロック14および突当てブロック15間に渡した2本の伸縮ロッド16,16と、一方の伸縮ロッド16に巻装したコイルスプリング17とで構成されている。コアビット2がコンクリートCに切り込んでゆくときには、突当てブロック15は伸縮ロッド16に弾力的に押圧されるようにして、穿孔穴Aの縁部に突き当てられ、コアビット2の穿孔をガイドする。
図2ないし図4に示すように、コアビット2は、コンクリートCを穿孔する研削砥石6と、先端部に研削砥石6を保持すると共に基端部で冷却剤供給アタッチメント7に装着されるシャンク21とで構成される。シャンク21は、先端に研削砥石6を固着したロッド状のシャンク本体22と、シャンク本体22の基端部側に連なり、冷却剤供給アタッチメント7に装着される円筒状の接合凹部23とで、一体に形成されている。そして、この接合凹部23には、冷却剤供給アタッチメント7の先端部に設けた接合凸部8が嵌合する。すなわち、コアビット2は、冷却剤供給アタッチメント7の先端部に着脱自在に装着されている。なお、シャンク本体22と接合凹部23とを別体とし、これらをねじ接合等により接合するようにしてもよい。
また、シャンク21の軸心には、コンクリートCのコアを呼び込むと共に、冷却剤の流路となる冷却剤流路25が形成されている(図3参照)。一方、上記の接合凸部8の軸心にも、この冷却剤流路25に連なるアタッチメント側冷却剤流路8aが形成されており、冷却剤は、冷却剤供給アタッチメント7からこの冷却剤流路25を通って研削砥石6の先端に供給される(図3参照)。また、研削により生ずるコンクリートCのコアは、研削砥石6から冷却剤流路25に相対的に導かれる。なお、冷却剤流路25に導かれたコアは、適宜、冷却剤供給アタッチメント7からコアビット2を外して取り出されるようになっている。
接合凹部23は、シャンク本体22より太径に形成されており、その周面には180°対称位置に「L」字状に形成した一対の係止溝26が形成されている。一方、接合凹部23に嵌合する上記の接合凸部8には、一対の係止溝26に対応する一対の係止ピン9が植設されており、一対の係止溝26の開放部分を一対の係止ピン9に位置合わせした後、接合凹部23を接合凸部8に押し込み更に回転させることにより、接合凹部23が接合凸部8に抜止め状態で装着される(いずれも図2参照)。また、接合凹部23と接合凸部8との間には、先端側に位置して、冷却剤をシールするための第1Oリング27および第2Oリング28が介設されると共に、尾端側に位置して、振動吸収用の第3Oリング29が介設されている(図3参照)。これにより、コアビット2と冷却剤供給アタッチメント7との接合部分からの冷却剤の漏れが防止され、且つこの部分で穿孔作業時に生ずる振動が吸収される。
研削砥石6は、図3および図4に示すように、ダイヤモンド砥粒と結合剤とを焼結して形成した、いわゆるダイヤモンド砥石であり、間隔を在して対向配置した、略半円状の2つの研削チップ31a,31b(研削刃部)と、先端に2つの研削チップ31a,31bを固着した円筒状のチップベース32とで構成されている。チップベース32の基端部内周面には、雌ねじ32aが形成され、これに対応してシャンク本体22の先端部外周面には、雄ねじ22aが形成されている。これにより、研削チップ31a,31bが磨耗した場合に、この部分で研削砥石6を外して交換できるようになっている。なお、チップベース32とシャンク本体22とを一体に形成してもよい。
2つの研削チップ31a,31bは、それぞれチップベース32の軸心を中心とする略半円の円弧状を為し、周方向に2つのスリット間隙34,34を存して対向配置されている。また、2つの研削チップ31a,31bは、内径が同一であって外径が異なる形状に形成されている。すなわち、一方の厚肉側の研削チップ31aは外径が大きく厚肉に、他方の薄肉側の研削チップ31bは外径が小さく薄肉に形成されており、両研削チップ31a,31bの内側空間には、冷却剤の流路兼コアの導入路が構成されている。図4に示すように、例えば研削砥石(両研削チップ31a,31bの外径)6の径Dを6mmとした場合、一方の研削チップ31aの肉厚T1を1.5mm、他方の研削チップ31bの肉厚T2を1.0mmとする。また、スリット間隙34は、0.5mm〜1.0mm程度とする。なお、研削砥石(比較的太径)6によっては、各研削チップ31a,31bをそれぞれ2分割(計4チップ)してもよい。
このコアビット2によるコンクリート(壁体)Cへの穿孔では、研削砥石6の内側から冷却剤を供給しながら、中心部を残すようにしてコンクリートCを断面リング状に研削してゆく。また、中心部に残ったコンクリートCのコアは、研削砥石6の内側からシャンク本体22の冷却剤流路25に相対的に進入してゆく。なお、冷却剤流路25の径は、コアの径より太径に形成されていることは、いうまでもない。そして、所定の深さの穿孔穴Aを穿孔してコアビット2を引き抜くことにより、コアも同時に取り除かれ、穿孔穴Aの穿孔が完了する。
このような構成では、穿孔する際、両研削チップ31a,31bの外周面とコンクリートCの穴壁との間に摩擦が生じるが、この場合、外径の大きい方の研削チップ31aに倣ってコンクリートCに穿孔が行われるため、外径が小さい方の研削チップ31bと穿孔された穴壁との間に微小な隙間が生ずる。すなわち、研削砥石6と穴壁との接触面積を従来のものに比してほぼ半減させることができ、研削砥石6と穴壁との間の摩擦を極端に軽減することができる。また、穿孔時にできる切削屑がこの隙間を介して切削刃部から外部へ流れやすく、また同時にこの隙間により冷却剤の流れを促進することができる。したがって、切れの良いよいコアビット2を構成することができ、研削作業の作業効率を格段に向上させることができる。なお、一方の研削チップ(31a,31b)が半円を越える円弧状のものであってもよい。
次に、図5を参照して、上記第1実施形態の研削砥石6の変形例について、上記と異なる部分を主に説明する。この変形例の研削砥石6では、上記第1実施形態の一方の研削チップ31aに相当する一方の厚肉チップ部41aと、他方の研削チップ31bに相当する他方の薄肉チップ部41bとから成る単一の研削チップで構成されている。厚肉チップ部41aおよび薄肉チップ部41bは、それぞれチップベース32の軸心を中心とする略半円の円弧状を為しており、この場合には、厚肉チップ部41aおよび薄肉チップ部41bが周方向に連続して対向配置されている。この場合も、例えば研削砥石6の径Dを6mmとしたときに、厚肉チップ部41aの肉厚T1を1.5mm、薄肉チップ部41bの肉厚T2を1.0mmとする。
このような構成では、上記の実施形態と全く同様の作用・効果を奏すると共に、厚肉チップ部41aおよび薄肉チップ部41bが連続するため、騒音および振動を極端に少なくすることができ、同時に研削性能を向上させることができる。なお、この場合も、一方の研削チップ部(41a,41b)が半円を越える円弧状のものであってもよい(他方は半円未満の円弧状)。また、厚肉チップ部41aと薄肉チップ部41bとの連続部分は、同図のように単なる段部とするものの他、面取り形状とし滑らかに連続させるようにしてもよい。
次に、図6を参照して、本発明の研削砥石6の第2実施形態について、上記と異なる部分を主に説明する。この実施形態の研削砥石6では、略半円状の2つの研削チップ51a,51bが、外径および内径が異なる形状に形成され、且つ研削砥石6(両研削チップ51a,51b)の先端部は、内側周縁部および外側周縁部がそれぞれ面取りされ、先端面6aが平面視帯状の円環を為すように同径でかつ同一幅に形成されている。そしてこの場合も、一方の太径側の研削チップ51aおよび他方の細径側の研削チップ51bは、それぞれチップベース32の軸心を中心とする略半円の円弧状を為し、周方向に2つのスリット間隙34,34を存して対向配置されている。
すなわち、一方の研削チップ51aと他方の研削チップ51bとは、略同一の厚みを有しているが、一方の研削チップ51aは、他方の研削チップ51bに比してその外径および内径において大きく形成されている。また、一方の研削チップ51aは、その内側周縁部が小さく面取りされ、外側周縁部が大きく面取りされている。逆に、他方の研削チップ51bは、その内側周縁部が大きく面取りされ、外側周縁部が小さく面取りされている。これにより、穿孔開始時にコンクリート(壁体)Cに切り込んでゆく研削砥石6の先端面6aが、両研削チップ51a,51b間に亘って帯状の円環を為すように同径でかつ同一幅に形成されている。この場合も、例えば研削砥石(両研削チップ51a,51bの外径)6の径Dを6mmとしたときに、各研削チップ51a,51bの肉厚Tを1.0mm〜1.5mmとし、またスリット間隙34を、0.5mm〜1.0mm程度とする。なお、研削砥石(比較的太径)6によっては、各研削チップ51a,51bをそれぞれ2分割(計4チップ)してもよい。
このような構成では、第1実施形態と同様に、外径の大きい方の研削チップ51aに倣って穿孔が行われるため、外径が小さい方の研削チップ51bと穿孔されたコンクリートCの穴壁との間に微小な隙間が生じ、研削砥石6と穴壁との間の摩擦を極端に軽減することができる。また、穿孔時にできる切削屑がこの隙間を介して切削刃部から外部へ流れやすく、且つこの隙間により冷却剤の流れを促進することができる。
一方、2つの研削チップ51a,51bの内径も異なるため、細径の研削チップ51bのコアに対する径方向内側への力が、太径の研削チップ51aの側に逃げ、回転による摩擦力を極端に減少させることができる。そのため、摩擦熱の発生による研削刃部の目詰まり等を抑制することができる。したがって、切れの良いよいコアビット2を構成することができ、研削作業の作業効率を格段に向上させることができる。なお、この場合も、一方の研削チップ(51a,51b)6が半円を越える円弧状のものであってもよい(他方は半円未満の円弧状)。
次に、図7を参照して、上記第2実施形態の研削砥石6の変形例について、上記と異なる部分を主に説明する。この変形例の研削砥石6では、上記第2実施形態の一方の研削チップ51aに相当する一方の太径チップ部61aと、他方の細径チップ51bに相当する他方の細径チップ部61bとから成る単一の研削チップで構成されている。太径チップ部61aおよび細径チップ部61bは、それぞれチップベース32の軸心を中心とする略半円の円弧状を為しており、この場合には、太径チップ部61aおよび細径チップ部61bが周方向に連続して対向配置されている。この場合も、例えば研削砥石6の径Dを6mmとしたときに、太径チップ部61aおよび細径チップ部61bの肉厚Tを、それぞれ1.0mm〜1.5mmとする。
このような構成では、上記の第2実施形態と全く同様の作用・効果を奏すると共に、太径チップ部61aおよび細径チップ部61bが連続するため、騒音および振動を極端に少なくすることができ、同時に研削性能を向上させることができる。なお、この場合も、一方の研削チップ部(61a,61b)6が半円を越える円弧状のものであってもよい(他方は半円未満の円弧状)。また、太径チップ部61aと細径チップ部61bとの連続部分は、同図のように単なる段部とするものの他、面取り形状とし滑らかに連続させるようにしてもよい。
2:コアビット 6:研削砥石 21:シャンク 22:シャンク本体 25:冷却剤流路 31a:研削チップ 31b:研削チップ 34:スリット間隙 41a:厚肉チップ部 41b:薄肉チップ部 51a:研削チップ 51b:研削チップ 61a:太径チップ部 61b:細径チップ部
Claims (6)
- 軸心に冷却剤流路を形成したシャンクと、
前記シャンクの先端に固着され、内側が前記冷却剤流路に連通する研削砥石と、を備え、
前記研削砥石は、外径が異なる略半円状の2つの研削刃部を有していることを特徴とするドリル用コアビット。 - 前記2つの研削刃部は、内径が異なることを特徴とする請求項1に記載のドリル用コアビット。
- 前記2つの研削刃部の先端部は、内側周縁部および外側周縁部がそれぞれ面取りされ、先端面が帯状の円環を為すように同径でかつ同一幅に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のドリル用コアビット。
- 前記2つの研削刃部は、周方向に連続する単一の研削チップで構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のドリル用コアビット。
- 前記2つの研削刃部は、周方向に間隔を在して対抗配置され、それぞれが単一の研削チップで構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のドリル用コアビット。
- 前記研削砥石は、ダイヤモンド砥石であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のドリル用コアビット。
Priority Applications (1)
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JP2009062422A JP2010214688A (ja) | 2009-03-16 | 2009-03-16 | ドリル用コアビット |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015038450A (ja) * | 2013-08-19 | 2015-02-26 | 清水建設株式会社 | 真空吸着パッドを備えた作業機 |
JP2020011325A (ja) * | 2018-07-17 | 2020-01-23 | 日本特殊陶業株式会社 | 電鋳砥石 |
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2009
- 2009-03-16 JP JP2009062422A patent/JP2010214688A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020011325A (ja) * | 2018-07-17 | 2020-01-23 | 日本特殊陶業株式会社 | 電鋳砥石 |
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