JP2010213759A - ゴルフ練習具 - Google Patents
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Abstract
【課題】微小な特定箇所を劈開して断面を得ることができるゴルフ練習具の提供を提供する。
【解決手段】拡幅の背当て部11を有し、操作者の腰に調節自在に巻き付け可能な腰ベルト10と、背当て部の外面11aに形成され、操作者の腰の周方向に沿って離間して配置された2個以上の係止具13と、係止具のいずれか1つに着脱自在に結合する結合部21が一端に形成され、他端に操作者の利き腕と反対の腕100に装着する装着部30が接続された伸長自在の弾性体20とを備え、装着部は、腕の1以上の指101を挿入する環を有する指保持部31と、腕の手首102の周りを保持する手首保持部32とを備え、手首保持部を手首に保持した際に手首の小指側102aで手首保持部が弾性体と接続されるゴルフ練習具1である。
【選択図】図1
【解決手段】拡幅の背当て部11を有し、操作者の腰に調節自在に巻き付け可能な腰ベルト10と、背当て部の外面11aに形成され、操作者の腰の周方向に沿って離間して配置された2個以上の係止具13と、係止具のいずれか1つに着脱自在に結合する結合部21が一端に形成され、他端に操作者の利き腕と反対の腕100に装着する装着部30が接続された伸長自在の弾性体20とを備え、装着部は、腕の1以上の指101を挿入する環を有する指保持部31と、腕の手首102の周りを保持する手首保持部32とを備え、手首保持部を手首に保持した際に手首の小指側102aで手首保持部が弾性体と接続されるゴルフ練習具1である。
【選択図】図1
Description
本発明は、ゴルフのスイングをトレーニングするためのゴルフ練習具に関する。
従来からゴルフ等のスイングをトレーニングするため、腰部に腰ベルトを巻き付けると共に、腕に固定ベルトを巻き付け、これらの間にゴム紐等を連結して負荷を与える用具が多数開発されている(特許文献1〜5)。又、ゴルフのスイングにおいては、インパクト後に利き腕と反対の腕の回旋(リストターン及びアームローテーション)が重要であるとされており、手に回旋方向の付勢力を与える装着具が開発されている(特許文献6)。
しかしながら、操作者の体力や体格に応じ、ゴルフスイングのトレーニングに必要とされる負荷は異なり、従来の技術ではこの負荷を調整するのが困難であった。又、上記したインパクト後の腕の回旋をトレーニングするためには、スイングのトレーニングと同時に行うことが効果的であるが、スイングのトレーニングの際に腕の回旋のトレーニングを促進するための用具は開発されていない。
例えば、特許文献1の図13には、ゴルフクラブのグリップエンドに弾性コネクタを接続することが記載されているに過ぎず、腕の回旋を十分にトレーニングすることができない。又、特許文献2、5には、保護パッドと絞り具で手首を締め付けることが記載されているに過ぎず、手首の向きを規制するには至らないため、やはり腕の回旋を十分にトレーニングすることができない。又、特許文献3,4には、腕の肘部を固定ことが記載されているに過ぎず、手首の向きを規制するには至らないため、やはり腕の回旋を十分にトレーニングすることができない。
さらに、特許文献2、5記載の技術の場合、単に手首を締め付ける構造のため、締付け具と手首との位置(締付け具とゴム紐の接続部分が手首の小指側か親指側か)によっては、スイング時に腕の回旋を妨げる向きにゴム紐の張力が作用することがある。
例えば、特許文献1の図13には、ゴルフクラブのグリップエンドに弾性コネクタを接続することが記載されているに過ぎず、腕の回旋を十分にトレーニングすることができない。又、特許文献2、5には、保護パッドと絞り具で手首を締め付けることが記載されているに過ぎず、手首の向きを規制するには至らないため、やはり腕の回旋を十分にトレーニングすることができない。又、特許文献3,4には、腕の肘部を固定ことが記載されているに過ぎず、手首の向きを規制するには至らないため、やはり腕の回旋を十分にトレーニングすることができない。
さらに、特許文献2、5記載の技術の場合、単に手首を締め付ける構造のため、締付け具と手首との位置(締付け具とゴム紐の接続部分が手首の小指側か親指側か)によっては、スイング時に腕の回旋を妨げる向きにゴム紐の張力が作用することがある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、ゴルフのスイングをトレーニングする際に、操作者の体力や体格に応じた適正な負荷を与えると共に、腕の回旋のトレーニングを促進し、回旋に悪影響を与えないゴルフ練習具の提供を目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明のゴルフ練習具は、拡幅の背当て部を有し、操作者の腰に調節自在に巻き付け可能な腰ベルトと、前記背当て部の外面に形成され、前記操作者の腰の周方向に沿って離間して配置された2個以上の係止具と、前記係止具のいずれか1つに着脱自在に結合する結合部が一端に形成され、他端に前記操作者の利き腕と反対の腕に装着する装着部が接続された伸長自在の弾性体とを備え、前記装着部は、前記腕の1以上の指を挿入する環を有する指保持部と、前記腕の手首の周りを保持する手首保持部とを備え、前記手首保持部で前記手首を保持した際に該手首の小指側で前記手首保持部が前記弾性体と接続される。
このような構成とすると、操作者の体力や体格に応じ、弾性体と結合する係止具を選択することで、腰ベルトと装着部との間の弾性体の張力を調節し、スイング時に適正な負荷を与えることができる。
又、背当て部に係止具を設けているため、腰ベルトを腰に巻き付ける毎に操作者の背側に背当て部が位置する。このため腰ベルトを腰に巻き付ける際に腰に対する係止具の位置が変動して弾性体の張力が変化することがなく、常に適正な負荷をかけた正確なトレーニングを行える。
さらに、装着部の環に指を挿入することで手首と装着部との位置関係が一義的に決まるため、手首保持部で手首を保持した際、手首の小指側(尺骨側)が常に装着部と弾性体との接続位置になる。そのため、インパクト後にゴルフクラブを振り上げる際、弾性体の張力が腕を回旋するような力を与え、さらに回旋の妨げとなる張力を生じないため、腕の回旋のトレーニングを促進する効果が生じ、又、腕の回旋に悪影響を与えることがない。
又、背当て部に係止具を設けているため、腰ベルトを腰に巻き付ける毎に操作者の背側に背当て部が位置する。このため腰ベルトを腰に巻き付ける際に腰に対する係止具の位置が変動して弾性体の張力が変化することがなく、常に適正な負荷をかけた正確なトレーニングを行える。
さらに、装着部の環に指を挿入することで手首と装着部との位置関係が一義的に決まるため、手首保持部で手首を保持した際、手首の小指側(尺骨側)が常に装着部と弾性体との接続位置になる。そのため、インパクト後にゴルフクラブを振り上げる際、弾性体の張力が腕を回旋するような力を与え、さらに回旋の妨げとなる張力を生じないため、腕の回旋のトレーニングを促進する効果が生じ、又、腕の回旋に悪影響を与えることがない。
前記背当て部の内面には、滑り止めが設けられていると好ましい。
このような構成とすると、腰ベルトの背当て部が拡幅なこととあいまって、操作者の腰の背側をより確実にホールドして滑りを防止するので、腰ベルトの位置が変わって腰ベルトと装着部との間の弾性体の張力が変動することがなく、常に適正な負荷をかけた正確なトレーニングを行える。
このような構成とすると、腰ベルトの背当て部が拡幅なこととあいまって、操作者の腰の背側をより確実にホールドして滑りを防止するので、腰ベルトの位置が変わって腰ベルトと装着部との間の弾性体の張力が変動することがなく、常に適正な負荷をかけた正確なトレーニングを行える。
本発明によれば、ゴルフのスイングをトレーニングする際に、操作者の体力や体格に応じた適正な負荷を与えると共に、腕の回旋のトレーニングを促進し、回旋に悪影響を与えない。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態に係るゴルフ練習具1の構成例を示す図である。
ゴルフ練習具1は、複数の係止具13を有して操作者の腰に巻き付けられる腰ベルト10と、1つの係止具13に結合部(取付フック)21を介して接続された伸長自在の弾性体(ゴム紐)20と、操作者の左腕(利き腕と反対の腕)100に装着する装着部30とを供え、装着部30は取付フック22を介してゴム紐20に接続されている。
図1は本発明の実施形態に係るゴルフ練習具1の構成例を示す図である。
ゴルフ練習具1は、複数の係止具13を有して操作者の腰に巻き付けられる腰ベルト10と、1つの係止具13に結合部(取付フック)21を介して接続された伸長自在の弾性体(ゴム紐)20と、操作者の左腕(利き腕と反対の腕)100に装着する装着部30とを供え、装着部30は取付フック22を介してゴム紐20に接続されている。
腰ベルト10は伸縮性の合成繊維の布等から帯状に形成され、腰ベルト10の右端の外面(以下、操作者に巻き付けられた状態で外側になる面を「外面」と称する)には、面ファスナーのループ状起毛部17が縫付けられ、腰ベルト10の左端の内面には面ファスナーのフック状起毛部18が縫付けられている。そして、各起毛部17、18同士を押し付けることにより、操作者の腰の大きさに合わせて腰ベルト10を調節自在に巻き付け固定可能になっている。
腰ベルト10の中央部分には、腰ベルト10の他の部分より拡幅の背当て部11が形成され、操作者の腰の背側を確実にホールドするようになっている。又、背当て部11の外面11aには係止具13を取り付けるための帯部12が縫付けられ、操作者の腰の周方向に沿い、帯部12と背当て部11の外面11aとの間にD字リング状の3個の係止具13をそれぞれ等間隔に離間して挟持している。
腰ベルト10の中央部分には、腰ベルト10の他の部分より拡幅の背当て部11が形成され、操作者の腰の背側を確実にホールドするようになっている。又、背当て部11の外面11aには係止具13を取り付けるための帯部12が縫付けられ、操作者の腰の周方向に沿い、帯部12と背当て部11の外面11aとの間にD字リング状の3個の係止具13をそれぞれ等間隔に離間して挟持している。
ゴム紐20は、複数本の細いゴム紐体を細長いゴム袋内に収容した構造をなし、両端にはそれぞれプラスチック製鉤爪状の取付フック21、22が接続されている。取付フック21の開口部には脱落防止のための舌片状の可撓性の押え板21aが開閉自在に取り付けられている。そして、可撓性押え板21aを係止具13に押付け、取付フック21を係止具13に引っ掛けると、押え板21aが戻って取付フック21の開口部を閉じ、取付フック21が係止具13から脱落するのを防止している。又、取付フック21は軸方向に回転する回転部21bを介してゴム紐20に取り付けられ、操作者がゴルフのスイングをトレーニングする際の動きを妨害しないようになっている。取付フック22も取付フック21と同一の構造をなしている。
装着部30は伸縮性の合成繊維の布等から帯状に形成され、装着部30の一端には操作者の左腕100の親指101を挿入する環31aが形成され、この一端が指保持部31を構成している。又、指保持部31を除く装着部30は、左腕100の手首102に巻き付ける手首保持部32を構成し、手首保持部32の外面には長手方向に沿って面ファスナーのループ状起毛部37が縫付けられている。一方、装着部30の他端には、面ファスナーのフック状起毛部38が縫付けられ、各起毛部37、38同士を押し付けることにより、操作者の手首102の太さに合わせて手首保持部32を調節自在に手首に巻き付け固定可能になっている。
又、装着部30の上記他端のうち、フック状起毛部38より内側の外面には係止具33を取り付けるための図示しない帯部35が縫付けられ、帯部35のループ状の折り返し部にD字リング状の1個の係止具33が挟持されている。後述するように、手首保持部32を手首102に巻き付けた際、手首102の小指側(尺骨側)102aに係止具33が位置するようになっている。そして、係止具33に取付フック22を引っ掛けることにより、該小指側102aで手首保持部32がゴム紐20と接続されるようになっている。
又、装着部30の上記他端のうち、フック状起毛部38より内側の外面には係止具33を取り付けるための図示しない帯部35が縫付けられ、帯部35のループ状の折り返し部にD字リング状の1個の係止具33が挟持されている。後述するように、手首保持部32を手首102に巻き付けた際、手首102の小指側(尺骨側)102aに係止具33が位置するようになっている。そして、係止具33に取付フック22を引っ掛けることにより、該小指側102aで手首保持部32がゴム紐20と接続されるようになっている。
図2は、ゴルフ練習具1を装着した操作者がゴルフのスイングをトレーニングする状態を示す使用図である。操作者は、腰ベルト10を腰に巻き付け、背側の係止具13に接続されたゴム紐20を左腰から回し、ゴム紐20先端の装着部30を左腕100に装着する。なお、この例では、左腰から最も遠い位置の係止具13に結合部21を取り付けている。
操作者がゴルフクラブを構えてバックスイングすると、操作者の腰に巻き付けた腰ベルト10と、左腕100に装着された装着部30との間に接続されたゴム紐20が伸び、張力が発生する(図2(a))。これにより、それ以上ゴルフクラブを振り上げるオーバースイングが抑制され、適正なトップ位置で止まるようになる。又、この張力により、スイング力を強化する。
この状態で、ダウンスイングすると、操作者の腕と腰の距離が離れすぎるとゴム紐20に強い張力が生じるので、腰と腕との適度な距離を保つよう強制され、正確なスイング動作をトレーニングすることができる。又、ゴム紐20の張力により、スイングスピードを高めたトレーニングをすることができる。そして、インパクトした後、ゴルフクラブを振り上げてフィニッシュする(図2(b))。
操作者がゴルフクラブを構えてバックスイングすると、操作者の腰に巻き付けた腰ベルト10と、左腕100に装着された装着部30との間に接続されたゴム紐20が伸び、張力が発生する(図2(a))。これにより、それ以上ゴルフクラブを振り上げるオーバースイングが抑制され、適正なトップ位置で止まるようになる。又、この張力により、スイング力を強化する。
この状態で、ダウンスイングすると、操作者の腕と腰の距離が離れすぎるとゴム紐20に強い張力が生じるので、腰と腕との適度な距離を保つよう強制され、正確なスイング動作をトレーニングすることができる。又、ゴム紐20の張力により、スイングスピードを高めたトレーニングをすることができる。そして、インパクトした後、ゴルフクラブを振り上げてフィニッシュする(図2(b))。
本発明においては、腰ベルト10の背当て部11の外面に、操作者の腰の周方向に沿って離間して2個以上の係止具13を設け、係止具13のいずれか1つに着脱自在に弾性体20の結合部22を結合することができる。このため、操作者の体力や体格に応じて係止具13を選択することで、腰ベルト10と装着部30との間のゴム紐20の張力を調節して適正な負荷を与えることができる。
又、背当て部11に係止具13を設けているため、腰ベルト10を腰に巻き付ける毎に操作者の背側に背当て部11が位置する。このため腰ベルト10を腰に巻き付ける際に腰に対する係止具13の位置が変動してゴム紐20の張力が変化することがなく、常に適正な負荷をかけた正確なトレーニングを行える。
ここで、詳しくは後述するが、インパクト後にゴルフクラブを振り上げる際、ゴム紐20の張力が左腕100を回旋(リストターン及びアームローテーション)するような力を与え、さらに回旋の妨げとなる張力を生じないため、左腕の回旋のトレーニングを促進する効果が生じ、又、回旋に悪影響を与えることがない。
又、背当て部11に係止具13を設けているため、腰ベルト10を腰に巻き付ける毎に操作者の背側に背当て部11が位置する。このため腰ベルト10を腰に巻き付ける際に腰に対する係止具13の位置が変動してゴム紐20の張力が変化することがなく、常に適正な負荷をかけた正確なトレーニングを行える。
ここで、詳しくは後述するが、インパクト後にゴルフクラブを振り上げる際、ゴム紐20の張力が左腕100を回旋(リストターン及びアームローテーション)するような力を与え、さらに回旋の妨げとなる張力を生じないため、左腕の回旋のトレーニングを促進する効果が生じ、又、回旋に悪影響を与えることがない。
図3は、腰ベルト10の内面(操作者の腰に対向する面)を示す。背当て部11内面には、腰の周方向に沿って波線状に2本のゴム部(滑り止め)15が接着され、操作者の腰との間で腰ベルト10が滑るのを防止している。
又、背当て部11の外側の腰ベルト10の内面にも、網目状のゴム材からなる第2の滑り止め16が熱圧着されている。
このように、滑り止め15(16)を設けると、腰ベルト10の背当て部が拡幅なこととあいまって、操作者の腰の背側をより確実にホールドして滑りを防止するので、腰ベルト10の位置が変わって腰ベルト10と装着部30との間のゴム紐20の張力が変動することがなく、常に適正な負荷をかけた正確なトレーニングを行える。
又、背当て部11の外側の腰ベルト10の内面にも、網目状のゴム材からなる第2の滑り止め16が熱圧着されている。
このように、滑り止め15(16)を設けると、腰ベルト10の背当て部が拡幅なこととあいまって、操作者の腰の背側をより確実にホールドして滑りを防止するので、腰ベルト10の位置が変わって腰ベルト10と装着部30との間のゴム紐20の張力が変動することがなく、常に適正な負荷をかけた正確なトレーニングを行える。
図4は、装着部30の外面を示す。装着部30の中央に位置する手首保持部32から指保持部31に向かって幅狭になっていると共に、フック状起毛部38側に向かって幅狭になっている。フック状起毛部38は、起毛面を装着部30の内面に向けて装着部30の端部に縫付けられている。一方、ループ状起毛部37は手首保持部32の外面の長手方向に沿って縫付けられている。係止具33は、手首保持部32の長手方向に沿ってループ状起毛部37とフック状起毛部38の間に1個だけ配置されている。
指保持部31の環31aから係止具33に至る手首保持部32の長さが一定であり、環31aに親指101を挿入することで手首102と装着部30との位置関係が一義的に決まるため、以下に述べるように、手首保持部32を手首102に巻き付けた際、手首102の小指側(尺骨側)102aに係止具33が常に位置するようになる。
指保持部31の環31aから係止具33に至る手首保持部32の長さが一定であり、環31aに親指101を挿入することで手首102と装着部30との位置関係が一義的に決まるため、以下に述べるように、手首保持部32を手首102に巻き付けた際、手首102の小指側(尺骨側)102aに係止具33が常に位置するようになる。
図5は、装着部30を左腕100に取り付ける態様を示す。まず、指保持部31の環31aに親指101を通し、小指側へ向かって手首保持部32を手首102に巻き付ける(図5(a))。そして、手首保持部32の先端のフック状起毛部38をループ状起毛部37に被せるようにすると(図5(b))、環31aから係止具33までの長さが一定で、かつ環31aに親指101を挿入することで手首102と装着部30との位置関係が一義的に決まるため、装着部30を取り付ける毎に、係止具33が手首102の小指側(尺骨側)102aに常に位置する(図5(c))。
次に、図6を参照し、本発明の実施形態に係るゴルフ練習具によるインパクト前後の左腕100へのゴム紐20の付勢状態を説明する。図2(a)に示すようにバックスイングすると、手首102の小指側に位置する係止具33は下向きになり、ゴム紐20の張力F1によって手首102の小指側が下方に付勢される。つまり、この状態では、左腕100の回旋を促す張力は生じない(図6(a))。
一方、図2(b)に示すように、インパクト後にゴルフクラブを振り上げてフィニッシュすると、手首102の小指側がゴム紐20の張力F2によって引っ張られ、左腕100の半時計方向Dへのトルクが発生して腕の回旋が促される。
これに対し、例えば単に装着部を手首に巻き付けるだけの従来のゴルフ練習具の場合、装着部の係止具の位置によっては(例えば、手首の親指側に係止具が向いた状態)、インパクト後に、左腕の半時計方向への回旋を妨げる向きにトルクが発生するよう、ゴム紐で引っ張られる可能性があり、腕の回旋に悪影響をもたらす恐れがある。
一方、図2(b)に示すように、インパクト後にゴルフクラブを振り上げてフィニッシュすると、手首102の小指側がゴム紐20の張力F2によって引っ張られ、左腕100の半時計方向Dへのトルクが発生して腕の回旋が促される。
これに対し、例えば単に装着部を手首に巻き付けるだけの従来のゴルフ練習具の場合、装着部の係止具の位置によっては(例えば、手首の親指側に係止具が向いた状態)、インパクト後に、左腕の半時計方向への回旋を妨げる向きにトルクが発生するよう、ゴム紐で引っ張られる可能性があり、腕の回旋に悪影響をもたらす恐れがある。
本発明においては、手首102の小指側(尺骨側)102aに常に係止具33が位置した状態で、インパクト後にゴム紐20で引っ張られるため、上記したように左腕100を回旋(リストターン及びアームローテーション)するような力が働き、さらに回旋の妨げとなる張力を生じない。このため、左腕の回旋のトレーニングを促進する効果が生じ、又、回旋に悪影響を与えないという効果を生じる。
図7は、本発明の実施形態に係るゴルフ練習具1における装着部の変形例を示す。図7において、装着部300は帯状であり、両端にはそれぞれフック状起毛部308とループ状起毛部307が縫いつけられている。そして、左腕100の手首の甲付近で各起毛部307、308を同士を押し付けることにより、操作者の手首の太さに合わせて装着部300を調節自在に巻き付け固定可能になっている。
又、装着部300の右端側の上辺から指保持部301が上側に延設され、指保持部301の中央には親指101を挿入する環301aが形成されている。一方、装着部300の左端側の所定位置(手首102の小指側102a)には係止具303が取り付けられている。なお、指保持部301以外の装着部300が手首保持部302を構成している。
装着部300においても、環301aから係止具303に至る手首保持部32の長さが一定で、かつ環301aに親指101を挿入することで手首102と装着部300との位置関係が一義的に決まるため、装着部300を手首102に装着した際、小指側(尺骨側)102aに係止具303が位置するようになる。
又、装着部300の右端側の上辺から指保持部301が上側に延設され、指保持部301の中央には親指101を挿入する環301aが形成されている。一方、装着部300の左端側の所定位置(手首102の小指側102a)には係止具303が取り付けられている。なお、指保持部301以外の装着部300が手首保持部302を構成している。
装着部300においても、環301aから係止具303に至る手首保持部32の長さが一定で、かつ環301aに親指101を挿入することで手首102と装着部300との位置関係が一義的に決まるため、装着部300を手首102に装着した際、小指側(尺骨側)102aに係止具303が位置するようになる。
なお、装着部30、300において、手首の太さに応じて、係止具33、303の位置が若干変化するが、手首の太さの変化は腰の太さの変化に比べてそれほど大きくないので、親指101の位置に環31a、301aが来ることにより、係止具33、303の位置も小指側(尺骨側)102a近傍になる。
ここで、係止具の位置を厳密に小指側(尺骨側)102aに合わせたい場合には、例えば、係止具33を保持する帯部35を面ファスナー等で手首保持部32に取付けるようにし、係止具33が小指側(尺骨側)102aに位置するように帯部35の位置を調節すればよい。さらに、腰ベルト10の係止具13と同様に、手首保持部32の係止具33を異なる位置に複数取付けておき、小指側(尺骨側)102aに丁度位置する1個の係止具33を選んで、ゴム紐20の取付フック22に接続してもよい。
ここで、係止具の位置を厳密に小指側(尺骨側)102aに合わせたい場合には、例えば、係止具33を保持する帯部35を面ファスナー等で手首保持部32に取付けるようにし、係止具33が小指側(尺骨側)102aに位置するように帯部35の位置を調節すればよい。さらに、腰ベルト10の係止具13と同様に、手首保持部32の係止具33を異なる位置に複数取付けておき、小指側(尺骨側)102aに丁度位置する1個の係止具33を選んで、ゴム紐20の取付フック22に接続してもよい。
本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の思想と範囲に含まれる様々な変形及び均等物に及ぶことはいうまでもない。
腰ベルトや装着部の取り付けは、上記した面ファスナーに限定されず、例えばバックルとベルト穴で長さを調節してもよい。腰ベルトの係止具と弾性体の結合部との接続方法も、上記したリングとフックに限定されない。弾性体についても、ゴム紐に限定されず、例えばスプリング等を用いてもよい。
又、取付フック22の代わりに、取外しできないリング等によって装着部30がゴム紐20に接続されていてもよい。
腰ベルトや装着部の取り付けは、上記した面ファスナーに限定されず、例えばバックルとベルト穴で長さを調節してもよい。腰ベルトの係止具と弾性体の結合部との接続方法も、上記したリングとフックに限定されない。弾性体についても、ゴム紐に限定されず、例えばスプリング等を用いてもよい。
又、取付フック22の代わりに、取外しできないリング等によって装着部30がゴム紐20に接続されていてもよい。
操作者が左利きの場合、装着部は操作者の右腕に装着するように構成されればよい。さらに、装着部の指保持部は、操作者の腕の親指を挿入するものでなくてもよく、例えば人指指と中指を挿入するものであってもよい。
又、本発明において装着部は、手首との位置関係を一義的に決めるものであれば上記に限定されず、例えば装着部を手袋やグローブ状としてもよく、指無しの手袋としてもよい。
又、本発明において装着部は、手首との位置関係を一義的に決めるものであれば上記に限定されず、例えば装着部を手袋やグローブ状としてもよく、指無しの手袋としてもよい。
1 ゴルフ練習具
10 腰ベルト
11 背当て部
11a 背当て部の外面
13 係止具
15,16 滑り止め
20 弾性体
21 結合部(取付フック)
30 装着部
31 指保持部
32 手首保持部
100 利き腕と反対の腕
101 指
102 手首
102a 手首の小指側
10 腰ベルト
11 背当て部
11a 背当て部の外面
13 係止具
15,16 滑り止め
20 弾性体
21 結合部(取付フック)
30 装着部
31 指保持部
32 手首保持部
100 利き腕と反対の腕
101 指
102 手首
102a 手首の小指側
Claims (2)
- 拡幅の背当て部を有し、操作者の腰に調節自在に巻き付け可能な腰ベルトと、
前記背当て部の外面に形成され、前記操作者の腰の周方向に沿って離間して配置された2個以上の係止具と、
前記係止具のいずれか1つに着脱自在に結合する結合部が一端に形成され、他端に前記操作者の利き腕と反対の腕に装着する装着部が接続された伸長自在の弾性体とを備え、
前記装着部は、前記腕の1以上の指を挿入する環を有する指保持部と、前記腕の手首の周りを保持する手首保持部とを備え、前記手首保持部で前記手首を保持した際に該手首の小指側で前記手首保持部が前記弾性体と接続されるゴルフ練習具。 - 前記背当て部の内面には、滑り止めが設けられている請求項1記載のゴルフ練習具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009060869A JP2010213759A (ja) | 2009-03-13 | 2009-03-13 | ゴルフ練習具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009060869A JP2010213759A (ja) | 2009-03-13 | 2009-03-13 | ゴルフ練習具 |
Publications (1)
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ID=42973263
Family Applications (1)
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JP2009060869A Withdrawn JP2010213759A (ja) | 2009-03-13 | 2009-03-13 | ゴルフ練習具 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2010213759A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101391782B1 (ko) * | 2012-07-19 | 2014-05-07 | 이장중 케리 | 스윙 연습 장치 |
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WO2023283458A1 (en) * | 2021-07-08 | 2023-01-12 | Karagianis Mario | Golf swing training device |
-
2009
- 2009-03-13 JP JP2009060869A patent/JP2010213759A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
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A072 | Dismissal of procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073 Effective date: 20130819 |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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