JP2010213282A - マルチユーザー用マルチ入力マルチ出力無線送信システムのための一般化された高速決定フィードバック等化器プリコーダの実現 - Google Patents

マルチユーザー用マルチ入力マルチ出力無線送信システムのための一般化された高速決定フィードバック等化器プリコーダの実現 Download PDF

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Abstract

【課題】マルチユーザー(MU)MIMOシステムのための一般化された決定フィードバック等化器(GDFE)プリコーダを実現するための技術を提供する。
【解決手段】k個のユーザーターミナルを有し、各ユーザーターミナルは、これに関連する1つのフィードフォーワードフィルタを有する、MU−MIMO無線システムの基地局における、GDFEプリコーダを構成するための方法が提供される。この方法は、本発明の複数の別の式のうちの1つを使用してフィルタマトリックスCを計算するステップと、フィルタマトリックスCの計算に基づき、GDFEプリコーダの決定フィードバック等化ステージの後で得られるシンボルベクトルを処理するのに使用される送信フィルタのための送信フィルタマトリックスBを計算するステップと、フィードフォワードフィルタマトリックスFを計算するステップと、干渉プリキャンセルマトリックスGを計算するステップとを備える。
【選択図】図4

Description

(発明の分野)
本発明は、マルチ入力マルチ出力(MIMO)の通信システムに関する。より詳細には、本発明は、MIMOシステムにおけるプリコーダコンフィギュレーションに関する。
(発明の背景)
一般化された決定フィードバック等化器(GDFE)に基づくプリコーダは、マルチユーザーのマルチ入力マルチ出力(MU−MIMO)無線システムに対して最適な容量の解決案を提供する。しかしながらGDFEプリコーダに関連する種々のフィルタを決定する計算上のコストが、禁止的な額となることが多く、このプリコーダは、多くの実用的なシステムには適していない。
多数のアンテナが設けられた基地局(BS)が、多数のユーザーターミナル(UT)に同時にデータストリームを送り、システム容量を最適にすることができるいくつかの公知のプリ符号化技術が存在する。一般に、MU−MIMOシステムのためのプリ符号化は、所定の基準、例えばシステム容量またはビット誤り率を最適にすることを目的とする。提案されている技術の適当な特徴の説明と共に、以下、選択された参照文献について記載する。
Q.H.スペンサー、A.L.スウィンドルハーストおよびM.ハールトの論文「マルチユーザーのMIMOチャネルにおけるダウンリンク空間マルチプレクシングのためのゼロ強制方法」(信号処理に関するIEEEトランザクション、461〜471ページ、2004年2月[1])は、ブロック対角化(BD)として知られるリニアプリ符号化技術について述べおり、この技術は犠牲UTチャネルのゼロ空間に干渉が広がることを求めることにより、データストリームを異なるUTに分離する。このBD技術は、有効チャネルマトリックスを対角化し、BSとUTとの間に多数のアイソレートされたMIMOサブチャネルを形成する。この方式は実施が簡単であるが、システム容量を多少制限する。
C.ウィンドパシンガー、R.F.H.フィッシャー、T.ベンセルおよびJ.B.ヒューバーの論文「マルチアンテナおよびマルチユーザー通信におけるプリコーディング」(無線通信に関するIEEEトランザクション、1305〜1316ページ、2004年7月[2])は、トムリンソン−ハラシマプリコーディング(THP)として知られる非リニアプリ符号化方式について述べている。この方式は、BSにおける連続的な干渉プリキャンセルに依拠している。送信パワーを越えないことを保証するために、モジュロ演算が使用される。BDと異なり、THPは、有効チャネルマトリックスを三角マトリックスとし、BDと比較したとき、多少高いシステム容量を提供している。
W.ユーの博士論文「マルチユーザー通信環境における競合と協力」(スタンフォード大学、2002年2月、[3])およびW.ユー、J.チオッピーの論文「ガウスベクトル放送チャネルの合計容量」(情報理論に関するIEEEトランザクション、1875〜1892ページ、2004年9月、[4])において、ウェイ・ユー氏はGDFEプリコーダを紹介し、このプリコーダは高度のシステム容量を達成することを証明した。図1にはこの方式の基本コンポーネントが示されている。GDFEプリコーダは、干渉プリキャンセルブロック101を含む。上記参考文献[2]で検討されたTHPプリ符号化方式と同じように、この干渉プリキャンセルは、k番目のステップで符号化されたシンボルベクトルは(k−1)個のシンボルベクトルからしか干渉を受けないことを保証するのに役立つ。情報シンボルuは、干渉プリキャンセルブロック101に処理され、フィルタにかけられたベクトルシンボルxを発生する。
次に、フィルタにかけられたベクトルシンボルxは、マトリックスBにより表示された送信フィルタ103を通過させられ、送信される信号yを発生する。非特許文献3および4では、GDFEプリコーダコンポーネントを計算するために、「好ましい最低ノイズ」に対応する共分散マトリックス(Szz)に基づく技術が提案されている。この技術は、高度のシステム容量を達成するが、ほとんどの実用的システムが必要とするリアルタイムの実施に対し、GDFEプリコーダコンポーネントを決定する計算コストが実際上禁止的な額となり得る。
X.シャオ、J.ユアンおよびP.ラパジックの論文「MIMO放送チャネルのためのプリコーダの設計」(通信に関するIEEE国際会議(ICC)、788〜794ページ、2005年5月、[5])は、理論的に最大のシステム容量に近い容量を達成する異なるプリ符号化技術を提案している。提案されているこの方法は、GDFEプリコーダ技術と比較し、計算上、複雑度が低い。しかしながら、提案されている方法は、すべてのデータストリームに等しいパワーを割り当てており、このことは、有限数の量子化されたビットレートを使用する実用的なシステムに対する有効な技術とはなり得ない。更に、この提案されている技術は、可逆的なチャネルマトリックスに限定されているが、常にそのようケースになるとは限らない。
N.ジンダール、W.リー、S.ビシュアナ、S.A.ジャファーおよびA.ゴールドスミスの論文「マルチアンテナガウス放送チャネルのための合計パワー繰り返しウォーターフィリング」(情報理論に関するIEEEトランザクション、1570〜1580ページ、2005年4月、[6])は、MAC/BC(マルチアクセスチャネル/放送チャネル)二重性と称される極めて有効な結果を引き出しており、ウェイ・ユー氏の離散的数学および理論的コンピュータサイエンスにおけるDIMACSシリーズ第66巻「ネットワークインフォメーション理論における発展」(159〜147ページ、[7])は、最低の好ましい雑音の概念を発展させている。
Q.H.スペンサー、A.L.スウィンドルハーストおよびM.ハールトの論文「マルチユーザーのMIMOチャンネルにおけるダウンリンク空間マルチプレクシングのためのゼロ強制方法」、信号処理に関するIEEEトランザクション、461〜471ページ、2004年2月 C.ウィンドパシンガー、R.F.H.フィッシャー、T.ベンセルおよびJ.B.ヒューバーの論文「マルチアンテナおよびマルチユーザー通信におけるプリコーディング」(無線通信に関するIEEEトランザクション、1305〜1316ページ、2004年7月[2]) W.ユーの博士論文「マルチユーザー通信環境における競合と協力」、スタンフォード大学、2002年2月 W.ユー、J.チオッピーの論文「ガウスベクトル放送チャンネルの合計容量」、情報理論に関するIEEEトランザクション、1875〜1892ページ、2004年9月 X.シャオ、J.ユアンおよびP.ラパジックの論文「MIMO放送チャンネルのためのプリコーダの設計」、通信に関するIEEE国際会議(ICC)、788〜794ページ、2005年5月 N.ジンダール、W.リー、S.ビシュアナ、S.A.ジャファーおよびA.ゴールドスミスの論文「マルチアンテナガウス放送チャンネルのための合計パワー繰り返しウォーターフィリング」、情報理論に関するIEEEトランザクション、1570〜1580ページ、2005年4月 ウェイ・ユー氏の離散的数学および理論的コンピュータサイエンスにおけるDIMACSシリーズ第66巻「ネットワークインフォメーション理論における発展」、159〜147ページ
(発明の概要)
マルチユーザー(MU)MIMOシステムのためのGDFEプリコーダを実現するための技術が使用され、この技術は、計算上のコストを大幅に低減するが、容量損失は生じさせない。この技術は、現在計画中の、将来(第4世代)のセルラーネットワークを含む種々のMU−MIMO無線システムの性能を改善するのに適す。
GDFEプリコーダの説明する実現例の実施は、「好ましい最低ノイズ」に対応する共分散マトリックス(Szz)の知識の必要性を緩和する。このことは、GDFEプリコーダの従来の設計におけるキーとなるコンポーネントであり、増大し得る計算上のコストを必要とする。更に、GDFEプリコーダを実現するための均一なフレームワークも提供する。従来のGDFEプリコーダ設計と異なり、ここに提案する方法は、ダウンリンクチャネルのための入力共分散マトリックス(Sxx)の階数が不足しているときには、チャネルを低減しなくてもよい。
GDFEプリコーダの、以下に説明する実現例は、従来のGDFEプリコーダよりも計算上のコストを大幅に改善するものである。
本発明の特徴は、k個のユーザーターミナル(UT)を有し、各ユーザーターミナル(UT)が、これに関連する1つのフィードフォワードフィルタを有する、マルチユーザーマルチ入力マルチ出力(MU−MIMO)無線システムの基地局における一般化された決定フィードバック等化器(GDFE)に基づき、プリコーダを構成するための方法に関する。この方法は、下記のように本発明の複数の別の式のうちの1つを使用してフィルタマトリックスCを計算するステップと、フィルタマトリックスCの計算に基づき、GDFEプリコーダの決定フィードバック等化ステージの後で得られるシンボルベクトルを処理するのに使用される送信フィルタのための送信フィルタマトリックスBを計算するステップと、フィードフォワードフィルタマトリックスFを計算するステップと、干渉プリキャンセルマトリックスGを計算するステップとを備える。
本発明の別の特徴は、k個のユーザーターミナルを有し、各ユーザーターミナルが、これに関連する1つのフィードフォワードフィルタを有するMU−MIMO無線システムの基地局におけるGDFEに基づくプリコーダに関する。このGDFEプリコーダは、フィードフォワードパスと、フィードバックパスと、フィードバックパス内に配置されたI−Gで表示される干渉プリキャンセルブロックとを備え、Iは恒等マトリックスであり、Gは干渉プリキャンセルマトリックスである。干渉プリキャンセルマトリックスには、後述するような新規な式により、フィードフォワードフィルタマトリックスFが関係している。
本発明の更に別の特徴は、k個のユーザーターミナルを有し、各ユーザーターミナルがこれに関連する1つのフィードフォワードフィルタを有するMU−MIMO無線システムの基地局におけるGDFEに基づくプリコーダに関する。このGDFEプリコーダは、フィードフォワードパスと、フィードバックパスと、フィードバックパス内に配置されたI−Gで表示される干渉プリキャンセルブロックとを備え、Iは恒等マトリックスであり、Gは干渉プリキャンセルマトリックスである。干渉プリキャンセルブロック内の干渉プリキャンセルマトリックスGは、下記のように本発明の複数の別の式のうちの1つを使用してフィルタマトリックスCを計算するステップと、フィルタマトリックスCの計算に基づき、GDFEプリコーダの決定フィードバック等化ステージの後で得られるシンボルベクトルを処理するのに使用される送信フィルタのための送信フィルタマトリックスBを計算し、フィードフォワードフィルタマトリックスFを計算し、干渉プリキャンセルマトリックスGを計算することにより決定される。
以下に記載する詳細な説明、図面および特許請求の範囲から、本発明の別の特徴および利点が明らかとなろう。
(図面の簡単な説明)
本発明の種々の実施形態の添付図面および詳細な説明から、本発明をより完全に理解できようが、本発明を特定の実施形態だけに限定すべきでなく、以下の説明は単に発明を説明し、理解させるためのものにすぎない。
公知のGDFEプリコーダのブロック図である。 GDFEプリコーディングを使用する通信システムのブロック図である。 GDFEプリコーダのフィードフォワードフィルタを構成するブロック図である。 GDFEプリコーダを構成するフローチャートである。
(詳細な説明)
以下、GDFEプリコーダの実施の説明により、まずサブセクションAで、次にサブセクションBで、システムモデルおよび対応する従来技術について説明する。
当業者であれば、本発明の次の詳細な説明は単に説明のためのものに過ぎず、いかなる意味においても限定的でないことを認識できよう。本開示に関心を有するかかる当業者には、本発明の別の実施形態を容易に想到できよう。本発明を実施するには、これら特定の細部は必要でないことは、当業者には明らかとなろう。その他の場合において、本発明を不明瞭にしないように、周知の回路およびデバイスはブロック図にて示されている。次の実施形態の説明において、実質的に同一の部品は同一の参照番号で表示する。
まずシステムのモデルおよび以下使用する表示について記載する。基地局(BS)は、N個のアンテナを有し、各々がL個のアンテナを有するK個のユーザーターミナル(UT)が存在するものとする。UTにおけるアンテナの総数を
Figure 2010213282

と表示する。ここで、Hは、BSとk番目のUTとの間の次元{L×N}のチャネル利得マトリックスを示すものとする。BSとK個のUTとの間の組み合わされたチャネル利得マトリックスは、{L×N}であり、
Figure 2010213282

で示され、ここで、添え字は、マトリックスの転置を示す。
は、k番目のUTに向けられた入力シンボルベクトルを示すものとし、よってスタックされた入力ベクトルを
Figure 2010213282

と表示できる。uの長さは、BSにおけるアンテナの数を越えないものと仮定する。更に、Suu=E[uu]=Iの別の制限を仮定し、ここでE[.]は、その引数の時間平均を示し、添え字Hは、共役転置を示し、Iは恒等マトリックスを示す。
A.1 定義
図2を参照する。ここには、基地局210とユーザーターミナル2201−220kを有するMU−MIMOシステムの機能ブロック図が示されている。各ユーザーターミナルは、これに関連する1つのフィードフォワードフィルタF−Fを有する。チャネルマトリックスHによって示されるチャネル231を通して通信が行われる。基地局は、フィードフォワードパスおよびフィードバックパスを含むGDFEプレコーダを備える。フィードフォワードパスでは、モジュロユニット233がフィルタにかけられたベクトルシンボルXのストリームを発生し、これらベクトルシンボルは、送信フィルタ235によりフィルタ処理され、送信されるシンボルストリームyを発生する。フィードバックパスでは、干渉プリキャンセルブロック237を介してシンボルXがフィードバックされる。干渉プリキャンセルブロック237は、恒等マトリックスIから減算された干渉プリキャンセルマトリックスGによって示される。ユーザーシンボルuのストリームから干渉プリキャンセルブロック237の出力信号が減算され、この結果はモジュロユニット233に加えられる。
以下、このシステムモデルに関連する、他のアスペクト/パラメータについて説明する。
1)干渉プリキャンセルマトリックス(G):このマトリックスは、図1に示されるようにGDFEプリコーダの干渉プリキャンセルステージにて送信機で使用される。このマトリックスの主な目的は、干渉プリキャンセル目的のために入力シンボルベクトルuを処理することである。その構造は、各々サイズaの恒等マトリックスであるブロック対角サブマトリックスを有する上部右三角マトリックスの構造である。
2)ダウンリンクチャネルのための入力共分散マトリックス:(Sxx):このマトリックスはSxx=E[xx]と定義され、送信パワー制限を満たす。すなわちトレース
Figure 2010213282

であり、ここでPは利用可能な総送信パワーを示し、トレース(.)は、マトリックス引数の対角要素の和を示す。ダウンリンクチャネルのためのこの入力共分散マトリックスは、前記N個の送信アンテナの異なる1つずつから送信されるシンボルの依存性を示し;対角マトリックス要素の和は、N個の送信アンテナからの意図する総送信パワーを示す。以下の記載では、次のように固有値分解(EVD)を使ってSxx
3)を表示する。
xx=VΣV (1)
ここでVは、ユニタリマトリックスであり、Σは、負でない成分を有する対角マトリックスである。
3)送信フィルタ(B):図2に示されるように、GDFEプリコーダのDFEステージの後で得られるシンボルベクトルxを処理するのに、このマトリックスを使用する。このフィルタは、次の式で示される。
B=VΣ1/2M (2)
ここでMは、ユニタリマトリックスであり、マトリックス{V、Σ}は(1)で定義されているものと同じである。
4)好ましい最低ノイズ共分散マトリックス(Szz):このマトリックスは、すべてのUTの間のフルコーディネーションを仮定したときに最小のシステム容量を生じさせるようなノイズ共分散マトリックスであると見なすことができる。このマトリックスは、ブロック対角サブマトリックスがサイズaの恒等マトリックスとなっている正の定エルミット行列である。このマトリックスは、非特許文献4の式(67)で示されるのと同様に定義される。
5)等価的アップリンクチャネルのための入力共分散マトリックス(D):このマトリックスは、チャネルマトリックスHを有する等価的アップリンク/メディアムアクセスチャネル(MAC)に対する入力ベクトルのシンボル間の相関性として、非特許文献7の式(3.6)と同様に定義される。マトリックスDの構造は、ブロック対角マトリックスの構造であり、送信パワー制限を満たす。すなわち
Figure 2010213282

であり、ここで、Pは、利用できる総送信パワーを示す。Dの各ブロック対角サブマトリックスは、アップリンクチャネル内の特定のUTに対する入力共分散マトリックスを示す。非特許文献6内に示された方法を使って、容量の最適マトリックスDを計算できる。
A.2 送信機の処理
図2に示されるように、GDFEプリコーダは、I−Gによって表示される干渉プリキャンセルブロックを含む。ここで、Gはブロック上部右三角マトリックスの構造を有する。非特許文献2のTHPプリ符号化方式と同様に、フィードバックマトリックスGの三角構造は、k番目のステップにおいて符号化されるシンボルベクトルが(k−1)のシンボルベクトルからしか干渉を受けないことを保証することを補助する。次の関係を使って、
Figure 2010213282

のx番目のサブベクトルを発生する。
Figure 2010213282

ここでGkmは、xからのベクトルシンボルxに起因する干渉をプリキャンセルするのに必要なGのサブマトリックスを示す。これらサブベクトルは、xが最初に発生されるベクトルとなり、xが最後に発生されるベクトルとなるように、逆の順序で発生される。次に、3つのUTのシナリオに対するマトリックスGの構造の一例を示す。
Figure 2010213282
この特定の例では、最初にxを発生し、次にxを発生し、サブマトリックスG23を使ってxからxに起因する干渉を予め減算する。最後に、xおよびxに起因する干渉を予め減算した後に、最後にxを発生する。次の集合から(3)におけるベクトルαの各複素要素を選択する。
Figure 2010213282
結果として生じるベクトルxの要素の境界が、幅
Figure 2010213282

の平方領域によって定められるようにαの要素を選択する。この機構は、干渉のプリキャンセルを可能にしながら、総送信パワーも制限する。
次の関係式で示されるベクトルyを発生するように、送信フィルタBにベクトルxを通過させる。
y=Bx (6)
基地局のそれぞれのアンテナ素子にベクトルyの要素をマッピングすることによってベクトルyを送信する。
A.3 受信機の処理
次元{a×L}のマトリックスであるFにより、k番目のUTによって使用されるフィードフォワードフィルタを表示するものとする。ここで、aはベクトルuの長さを示す。次に、k番目のUTに対応する受信されたベースバンドベクトルを次のように示す。
=FHBx+F (7)
ここでxは、図2に示されるような干渉プリキャンセルステップ後の入力シンボルベクトルuから誘導されたシンボルベクトルである。フィルタBが送信フィルタを示し、k番目のUTにおけるノイズをnで表示する。すべてのK個のUTに対応する、受信され、スタックされたベースバンドベクトルを次のように示すことができる。
r=FHBx+Fn (8)
ここでF=diag(F,F,…F)は、フィードフォワードフィルタを示すブロック対角マトリックスであり、nはスタックされたノイズベクトルを示す。
次の記載において、前に定義したようなマトリックスB、GおよびFを計算するための異なる方法を示す。1つの方法では、Szzの知識を仮定し、別の方法では、Szzの知識を用いないでGDFEマトリックスを計算するための方法を説明する。
B.GDFEプリコーダマトリックスの計算
従来の方法とは異なり、本方法では、フィードフォワードフィルタFを次のように表記する。
F=GM(HVΣ1/2)[HSxx+Szz]−1 (9)
ここで、「好ましい最低ノイズ」Szzを、すべてのUT間でフルコーディネーションが生じるときに、システム容量を最小にするノイズ共分散マトリックスと見なす。このSzzは、非特許文献4内に記載された技術を使って計算できる。マトリックス{V、Σ}は、(1)で定義されたものと同じである。
チャネル利得マトリックスHを有する等価的アップリンク/メディアムアクセスチャネル(MAC)に対する入力共分散マトリックスDをまず計算することにより、ダウンリンクチャネルに対する入力共分散マトリックスSxxを計算できる。提案されるGDFE方法によって達成される容量は、等価的アップリンクチャネルに対するDの選択によって得られる容量と同じである。非特許文献6に示される方法を使って、容量の最適マトリックスDを計算できる。次に、非特許文献7に示された次の式を使って、ダウンリンクチャネルに対する入力共分散マトリックスSxxを計算できる。
Figure 2010213282

ここで所定の総送信パワーPに対するスカラー変数λを次のように計算できる。
Figure 2010213282
次に、図4を参照し、次のようにフィルタマトリックスCを定義する。
Figure 2010213282

(図4におけるステップ403)。次に下記のようにフィードフォワードフィルタFを示すことができる。
F=GMC (13)
Fは、ブロック対角マトリックスであり、Gは、この対角ブロックを形成する恒等マトリックスを有するブロック上部右三角マトリックスであることが理解できよう。Mがユニタリマトリックスであると仮定する。MをCで乗算すると、その結果、ブロック上部右三角マトリックスRが生じるはずである。従って、次のようなCのQR分解(QRD)を使用して、Mを得ることができる。
C=MR (14)
(ステップ406)。
同じベクトル空間に広がるCのゼロでない列のすべては、マトリックスM内の1つの列ベクトルにしか機能しないようにQRDを実行すると理解しなければならない。次のようにマトリックスB、GおよびFの計算を実行する。
下式を計算する。
B=VΣ1/2M(ステップ407) (15)
下式をセットする。
F=Blockdiagonal(R)(ステップ408) (16)
Blockdiagonal(.)関数は、図3に示されるようにマトリックスRのブロック対角からサイズ{a×L}のサブマトリックスF、F、...、Fを抽出する。k番目のUTに割り当てられるシンボルの数aは、Fの階数に等しい。
下式を計算する。
G=FR(ステップ409) (17)
ここで添え字†は、ムーア−ペンローズの一般化された逆マトリックスを示す。
B.1 Cを計算するための別の方法
この方法では、マトリックスCを計算し、その後、GDFEプリコーダの別の従属マトリックスを計算するために、Szzの使用を回避する。
式(12)は、次のように書き換えられる。
Figure 2010213282
次に、非特許文献7で示された式H[HSxx+Szz]−1H=λIを次のように別の形で表記する。
[HSxx+Szz]=λ−1HH (19)
ここでλは、(11)を使って計算する。
次に、(19)内の式を(18)内に代入すると、次の等式が得られる。
Figure 2010213282
階数がその行の数以上となっているチャネルマトリックスHに対しては、マトリックスCを次のようにユニークに決定できる。
Figure 2010213282

(図4内のステップ404)
ここで添え字†は、ムーア−ペンローズの一般化された逆マトリックスを示す。更に、上記式内のスカラー演算λを省略しても、GDFEプリコーダの性能は変化しない。従って、Hの階数がH内の行の数以上であればいつも、チャネルに対して次の式を使用することもできる。
Figure 2010213282
階数がその行の数未満であるチャネルマトリックスHに対しては、次の極限により、マトリックスCを決定できる。
Figure 2010213282

ここでXは、Hと同じ数の行を有する任意のマトリックスである。X内の行の数は、結果として生じるマトリックス[H X]の階数がH内の行の数以上となるように選択する。ここでマトリックスSxxは、有効なダウンリンクチャネルマトリックス[H X]に対する入力共分散マトリックスを示す。
次のような、あるマトリックス操作と共に、(10)を使って(23)内の式を簡略化できる。
Figure 2010213282
この式は次のようなマトリックス反転アイデンティティを使って更に簡略化できる。
Figure 2010213282

ここで(25)内のマトリックスの積(HV)HVは、前方対角成分が1であり、後方成分の残りが0となっている対角マトリックスに等しい。1に等しい対角成分の数は、Hの階数と同じである。マトリックス積HVの階数が常にΣの階数以上であることを観察すれば、マトリックス積(HV)HV内の後方の0の数が常にΣのうちの0の数以下となるようにすることができる。
従って、(25)内の上記式を次のように更に簡略化できる。
Figure 2010213282

(図4内のステップ405)
ここで任意のチャネルマトリックスHに対して式(24)、(25)および(26)を使用できることに留意すべきである。しかしながら、チャネルマトリックスの階数が行の数以上であるとき、可能な計算上の効率により、(21)または(22)内の式を使用してもよい。
B.2 数値例
例−1:Cを計算するため式(12)を使用
次の数値例は、Szzが予め分かっているとき、すなわち式(12)を使ってCを計算したときのケースに対するGDFEプリコーダの設計に関係する種々のマトリックスの計算を示す。
双方のユーザーに関係するチャネルマトリックスが2×4のディメンジョンとなるように、4つのアンテナを有する1つのBSと、各々が2つのアンテナを有する2人のユーザーを検討する。ここで、全体のチャネルマトリックスを次のように見なす。
Figure 2010213282
20の固定された送信パワーに対し、まず非特許文献6に記載されたような等価的アップリンク/MACチャネルに対する最適入力共分散マトリックスDを計算し、次に式(10)を使用することによりダウンリンクチャネルに対する最適入力共分散マトリックスSxxを計算できる。
Figure 2010213282
次のようにSxxの固有値分解(EVD)を計算できる。
Figure 2010213282

および
Figure 2010213282
次のように、非特許文献4に記載された技術を使って「好ましい最低ノイズ」の共分散マトリックスSzzを計算できる。
Figure 2010213282
方法−Iに概略を述べた詳細の後で、まず次のQR分解を計算する。
Figure 2010213282
次にこの方法は、次のような送信フィルタマトリックスBを計算する。
Figure 2010213282
次のように、有効フィードフォワードフィルタを計算する。
Figure 2010213282
従って、2人のユーザーは、式(7)に示されるようなベースバンド信号処理用のために次のフィードフォワードフィルタを使用する。
Figure 2010213282
また、次のように干渉プリキャンセルマトリックスGを計算できる。
Figure 2010213282
例−2:Cを計算するため式(22)を使用
次の数値例は、Szzが未知のときのGDFEプリコーダの設計に関係する種々のマトリックスの計算を示す。式(27)〜(30)によってそれぞれマトリックスH、Sxx、VおよびΣが示されるように、20に固定された送信パワーを有する例1と同じシステムを仮定する。
B.1に概略を述べた詳細の後で、マトリックスCおよびそのQR分解を計算する。
Figure 2010213282
次に、下記のように、この方法は送信フィルタマトリックスBを計算する。
Figure 2010213282
また、下記のように有効フィードフォワードフィルタも計算する。
Figure 2010213282
従って、2人のユーザーは式(7)に示されるように、ベースバンド信号処理のために次のフィードフォワードフィルタを使用する。
Figure 2010213282
また下記のように、干渉プリキャンセルマトリックスGを計算する。
Figure 2010213282
例−3:Cを計算するため式(22)を使用
前の例と同じシステムを検討するが、前の2つの例のように20の代わりに送信パワーを10に固定する。この場合、GDFEに関連するマトリックスが次のようになることを示すことができる。
Figure 2010213282
式(42)からBの2番目の列は0となることが明らかであり、このことは、x内の第2要素には0の送信パワーが割り当てられることを意味する。従って、UT−1には1つのシンボルしか送信せず、UT−2には2つのシンボルを送信することが示唆される。すなわちu=[u110],u=[u2122]をセットするので、
Figure 2010213282

となる。GDFEプリコーダに関連するマトリックスの他の部分は次のようになることを示すことができる。
Figure 2010213282

および
Figure 2010213282
例−4:Cを計算するため式(26)を使用
次の数値例はチャネルマトリックスHが正方マトリックスであるときのGDFEプリコーダの設計に関係する種々のマトリックスの計算を示す。ここで、4つのアンテナを有する1つのBSおよび各々が3つのアンテナを有する2人のユーザーを検討し、よって双方のユーザーに関連するチャネルマトリックスは、3×4のディメンジョンとなる。全体のチャネルマトリックスは、例えば次のように非正方マトリックスとなる。
Figure 2010213282
次に、20の固定された送信パワーに対し、非特許文献6のMAC/BCデュアルティを使って、ダウンリンクチャネルのための最適入力共分散マトリックスSxxを計算でき、これを次の式で与えられる。
Figure 2010213282
xxの固有値分解(EVD)を次のように計算できる。
Figure 2010213282

および
Figure 2010213282
次のように非特許文献6内に記載されている方法を使って、等価的アップリンク/MACチャネルに対する最適入力共分散マトリックスDを計算できる。
Figure 2010213282
次に、下記のように式(26)を使ってマトリックスCを計算できる。
Figure 2010213282
次に、この方法は、下記のように送信フィルタマトリックスBを計算する。
Figure 2010213282
下記のように有効フィードフォワードフィルタを計算できる。
Figure 2010213282
従って、2人のユーザーは、式(7)内に示されるようなベースバンド信号処理のために次のフィードフォワードフィルタを使用する。
Figure 2010213282
式52および53から、第1ユーザーには1つのシンボルしか割り当てられないが、他方、第2ユーザーには3つのシンボルが割り当てられることが明らかである。すなわちu=[u11],u=[u212223]であるので、
Figure 2010213282

となる。従って、次のように干渉プリキャンセルマトリックスGを計算できる。
Figure 2010213282
これまでの方法は、妥当な限度内の計算コストでMU−MIMOシステムのスペクトル効率を改善する方法を提供するものである。性能の改善は、より計算上複雑なGDFEプリコーダによって得られる改善と実質的に同じである。従って、これら方法はIMT−アドヴァンストのような開発規格を含む高速デジタルセルラー電話または有線通信を含む他の形態の高速デジタル通信に良好に適すものである。
これまでの方法は、種々の形態で具現化でき、方法、プロセス、システムおよび集積回路のようなコンポーネントとして実現できる。1つの代表的な実現例では、これら方法はデジタル信号プロセッサによって実行されるソフトウェアで実施される。
以上で、本発明の特定の実施形態について図示し、説明したが、本明細書の教示に基づけば、当業者には、本発明およびそのより広い様相から逸脱することなく、変更および変形を行うことができることは明らかとなろう。従って、添付した特許請求の範囲は、本発明の真の要旨にある、かかるすべての変形例および変更例を含むものである。

Claims (18)

  1. k個のユーザーターミナル(UT)を有するマルチユーザーマルチ入力マルチ出力(MU−MIMO)無線システムの基地局における、一般化された決定フィードバック等化器(GDFE)に基づくプリコーダを構成するための方法であり、各ユーザーターミナル(UT)は、このターミナルに関連する、F、F、...、Fによって示される1つのフィードフォワードフィルタを有し、この方法は、以下の(i)〜(iv)の式、すなわち
    Figure 2010213282

    ここでVは、ユニタリマトリックスであり、Σは、負でない成分を有する対角マトリックスであり、Szzは、好ましい最低ノイズ共分散マトリックスであり、
    xxは、次のようなダウンリンクチャネルのための入力共分散マトリックスであり、
    Figure 2010213282

    ここでIは、恒等マトリックスであり、Hは、チャネルを示すチャネルマトリックスであり、このチャネルを通して無線システム内で通信が行われ、Dは、容量が最適であるように選択された無線システム内の等価的アップリンク/メディアムアクセスチャネル(MAC)のための入力共分散マトリックスであり、λは、
    λ=trace(I−[HDH+I]−1)/P
    のように所定の総送信パワーPに対するスカラー変数である、
    Figure 2010213282

    上記式は、階数が行の数以上となっているチャネルマトリックスHに対するものであり、添え字†は、ムーア−ペンローズの一般化された逆マトリックスを示す、
    Figure 2010213282

    上記式は、階数が行の数以上となっているチャネルマトリックスHに対する、および
    Figure 2010213282

    ここでフィードフォワードフィルタマトリックスFは、F=GMCによって示され、Mは、ユニタリマトリックスであり、Gは、GDFEプリコーダの干渉プリキャンセルステージにおいて送信機内で使用される干渉プリキャンセルマトリックスである
    のうちの1つを使って、フィルタマトリックスCを計算するステップと、
    次の式
    C=MR
    のようにCのQR分解(QRD)を使って、マトリックスMを計算するステップと、
    次の式
    B=VΣ1/2
    を使って、前記GDFEプリコーダの決定フィードバック等化ステージの後で得られるシンボルベクトルを処理するのに使用される送信フィルタのための送信フィルタマトリックスBを計算するステップと、
    次の式
    F=BlockDiagonal(R)
    ここでBlockDiagonal(.)関数は、マトリックスRのブロック対角からサイズ{a×L}のサブマトリックスF、F、...、Fを抽出し、aは、k番目のユーザーターミナル(UT)に割り当てられたシンボル数であり、Fの階数に等しい、を使って前記フィードフォワードフィルタマトリックスFを計算するステップと、
    G=FR
    ここで添え字†は、ムーア−ペンローズの一般化された逆マトリックスを示す、を使って干渉プリキャンセルマトリックスGを計算するステップとを備える、一般化された決定フィードバック等化器(GDFE)に基づくプリコーダを構成するための方法。
  2. 恒等マトリックスIから前記干渉プリキャンセルマトリックスGを減算し、干渉プリキャンセルブロックを得るステップを更に備え、
    前記GDFEプリコーダは、フィードフォワードパスとフィードバックパスとを含み、前記フィードフォワードパス内に配置されたモジュロユニットにより、フィルタにかけられたベクトルシンボルXのストリームを発生し、前記フィードバックパス内に配置された前記干渉プリキャンセルブロックを通して前記ストリームをフィードバックする、請求項1に記載の方法。
  3. ユーザーシンボルのストリームから前記干渉プリキャンセルブロックの出力信号を減算するステップと、前記減算の結果を前記フィードフォワードパス内の前記モジュロユニットへ適用するステップとを更に含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記フィードフォワードパス内に配置された前記モジュロユニットによって発生されたフィルタにかけられたベクトルシンボルXのストリームを、前記送信フィルタマトリックスBによって示される送信フィルタによりフィルタにかけるステップを更に含む、請求項2に記載の方法。
  5. 前記チャネルマトリックスHによって示されるチャネルへ、前記送信フィルタの出力を向けるステップを更に含み、前記チャネルマトリックスHを通して、前記ユーザーターミナルを有する前記無線システム内で通信が行われる、請求項4に記載の方法。
  6. k個のユーザーターミナル(UT)を有するマルチユーザーマルチ入力マルチ出力(MU−MIMO)無線システムの基地局における、一般化された決定フィードバック等化器(GDFE)に基づくプリコーダであり、各ユーザーターミナル(UT)は、このターミナルに関連する、F、F、...、Fによって示される、フィードフォワードフィルタを有し、このGDFEプリコーダは、
    フィードフォワードパスと、
    フィードバックパスと、
    前記フィードバックパス内に配置されたI−G(Iは、恒等マトリックスであり、Gは、干渉プリキャンセルマトリックスである)によって示される干渉プリキャンセルブロックとを備え、
    フィードフォワードフィルタマトリックスFは、
    F=BlockDiagonal(R)
    であり、ここでBlockDiagonal(.)関数は、マトリックスRのブロック対角からサイズ{a×L}のサブマトリックスF、F、...、Fを抽出し、aは、k番目のユーザーターミナル(UT)に割り当てるシンボルの数であり、Fの階数に等しく、マトリックスFは、次の式
    F=GM(HVΣ1/2)[HSxx+Szz]−1
    で示され、ここでMは、ユニタリマトリックスであり、Vは、ユニタリマトリックスであり、Σは、負でない成分を有する対角マトリックスであり、Szzは、好ましい最低ノイズ共分散マトリックスであり、
    xxは、次の式
    Figure 2010213282

    で示される前記ダウンリンクチャネル用の入力共分散チャネルであり、
    Iは、恒等マトリックスであり、Hは、チャネルを示すチャネルマトリックスであり、このチャネルを通して無線システム内で通信が行われ、Dは、容量最適となるように選択された前記無線システム内の等価的アップリンク/メディアムアクセスチャネル(MAC)のための入力共分散マトリックスであり、λは、次の式
    λ=trace(I−[HDH+I]−1)/P
    で示されるような所定の総送信パワーPに対するスカラー変数である、GDFEプリコーダ。
  7. 次の式、(i)、(ii)、(iii)のうちの1つを使ってフィルタマトリックスCを計算し、
    Figure 2010213282

    Figure 2010213282

    階数が行の数以上であるチャネルマトリックスHに対する
    ここで添え字†は、ムーア−ペンローズの一般化された逆マトリックスであり、および
    Figure 2010213282

    ここで前記フィードフォワードフィルタマトリックスFは、F=GMCによって表示され、
    C=MR
    を使ってCのQR分解(QRD)からマトリックスMを計算し、
    B=VΣ1/2
    を使って、
    前記GDFEプリコーダの決定フィードバック等化ステージの後で得られるシンボルベクトルを処理するのに使用される送信フィルタのための送信フィルタマトリックスBを計算し、
    F=BlockDiagonal(R)
    ここでBlockDiagonal(.)関数は、マトリックスRのブロック対角からサイズ{a×L}のサブマトリックスF、F、...、Fを抽出し、aは、k番目のユーザーターミナル(UT)に割り当てるシンボルの数であり、Fの階数に等しく、を使って前記フィードフォワードフィルタマトリックスFを計算し、そして
    G=FR
    ここで添え字†は、ムーア−ペンローズの一般化された逆マトリックス、を使って前記干渉プリキャンセルマトリックスGを計算することにより、前記干渉プリキャンセルブロック内の干渉プリキャンセルマトリックスGを決定する、請求項6に記載のGDFEプリコーダ。
  8. 前記フィードバックパス内に配置された前記干渉プリキャンセルブロックを通してフィードバックされる、フィルタにかけられたベクトルシンボルXのストリームを発生するよう、前記フィードフォワードパス内に配置されたモジュロユニットを更に含む、請求項6に記載のGDFEプリコーダ。
  9. ユーザーシンボルのストリームから、前記干渉プリキャンセルブロックの出力信号を減算し、この出力信号を前記フィードフォワードパス内の前記モジュロユニットに適用する、請求項8に記載のGDFEプリコーダ。
  10. 前記フィードフォワードパス内に配置された前記モジュロユニットによって発生される前記フィルタにかけられたベクトルシンボルXのストリームをフィルタにかけるための、前記送信フィルタマトリックスBによって示される送信フィルタを更に含む、請求項8に記載のGDFEプリコーダ。
  11. 請求項10に記載の前記GDFEプリコーダを含む基地局と、
    複数のk個のユーザーターミナルと、
    前記チャネルマトリックスHによって示されるチャネルとを備え、前記チャネルを通して無線システム内でユーザーターミナルとの通信が行われ、前記送信フィルタの出力を受信するようになっている、MU−MIMO無線システム。
  12. 前記無線システムは、N個のアンテナを含み、k個のユーザーターミナル(UT)の各々はL個のアンテナを有し、
    前記UTにおけるアンテナの総数は、
    Figure 2010213282

    と表示され、
    は、前記基地局とk番目のUTとの間のディメンジョン{L×N}のチャネル利得マトリックスを示し、
    前記基地局と前記k個のUTとの間の組み合わされたチャネル利得マトリックスは、ディメンジョン{L×N}であり、チャネルマトリックス
    Figure 2010213282

    ここで添え字は、マトリックスの転置を示し、によって与えられる、請求項11に記載のMU−MIMO無線システム。
  13. k個のユーザーターミナル(UT)を有するマルチユーザーマルチ入力マルチ出力(MU−MIMO)無線システムの基地局における、一般化された決定フィードバック等化器(GDFE)に基づくプリコーダであり、各ユーザーターミナル(UT)は、このターミナルに関連する、F、F、...、Fによって示されるフィードフォワードフィルタを有し、このGDFEプリコーダは、
    フィードフォワードパスと、
    フィードバックパスと、
    前記フィードバックパス内に配置されたI−G(Iは、恒等マトリックスであり、Gは、干渉プリキャンセルマトリックスである)によって示される干渉プリキャンセルブロックとを備え、
    次の式、(i)、(ii)、(iii)、(iv)のうちの1つを使ってフィルタマトリックスCを計算し、
    Figure 2010213282

    ここでVは、ユニタリマトリックスであり、Σは、負でない成分を有する対角マトリックスであり、Szzは、好ましい最低ノイズ共分散マトリックスであり、
    ここでSxxは、次の式
    Figure 2010213282

    で示されるダウンリンクチャネルに対する入力共分散マトリックスであり、
    ここでIは、恒等マトリックスであり、Hは、チャネルを示すチャネルマトリックスであり、このチャネルを通し、無線システム内で通信が行われ、Dは、容量が最適となるように選択された前記無線システム内の等価的アップリンク/メディアムアクセスチャネル(MAC)のための入力共分散マトリックスであり、λは
    Figure 2010213282

    で示される、所定の総送信パワーPに対するスカラー変数であり、
    Figure 2010213282

    階数が行の数以上であるチャネルマトリックスHに対する
    ここで添え字†は、ムーア−ペンローズの一般化された逆マトリックスであり、
    Figure 2010213282

    階数が行の数以上であるチャネルマトリックスHに対する
    および
    Figure 2010213282

    ここでフィードフォワードフィルタマトリックスFは、F=GMCによって示され、Mは、ユニタリマトリックスであり、Gは、前記GDFEプリコーダの干渉プリキャンセルステージにおける送信機内で使用される干渉プリキャンセルマトリックスである
    C=MR
    を使ってCのQR分解(QRD)からマトリックスMを計算し、
    B=VΣ1/2
    を使って、
    前記GDFEプリコーダの決定フィードバック等化ステージの後で得られるシンボルベクトルを処理するのに使用される送信フィルタのための送信フィルタマトリックスBを計算し、
    F=BlockDiagonal(R)
    ここでBlockDiagonal(.)関数は、マトリックスRのブロック対角からサイズ{a×L}のサブマトリックスF、F、...、Fを抽出し、aは、k番目のユーザーターミナル(UT)に割り当てるシンボルの数であり、Fの階数に等しい、を使って前記フィードフォワードフィルタマトリックスFを計算し、
    G=FR
    ここで添え字†は、ムーア−ペンローズの一般化された逆マトリックスを示す、を使って前記干渉プリキャンセルマトリックスGを計算することにより、前記干渉プリキャンセルブロック内の前記干渉プリキャンセルマトリックスGを計算する、GDFEプリコーダ。
  14. 前記フィードバックパス内に配置された前記干渉プリキャンセルブロックを通してフィードバックされる、フィルタにかけられたベクトルシンボルXのストリームを発生するよう、前記フィードフォワードパス内に配置されたモジュロユニットを更に含む、請求項13に記載のGDFEプリコーダ。
  15. ユーザーシンボルのストリームから、前記干渉プリキャンセルブロックの出力信号を減算し、この出力信号を前記フィードフォワードパス内の前記モジュロユニットに適用する、請求項14に記載のGDFEプリコーダ。
  16. 前記フィードフォワードパス内に配置された前記モジュロユニットによって発生される前記フィルタにかけられたベクトルシンボルXのストリームをフィルタにかけるための、前記送信フィルタマトリックスBによって示される送信フィルタを更に含む、請求項14に記載のGDFEプリコーダ。
  17. 請求項16に記載の前記GDFEプリコーダを含む基地局と、
    複数のk個のユーザーターミナルと、
    前記チャネルマトリックスHによって示されるチャネルとを備え、前記チャネルを通して無線システム内でユーザーターミナルとの通信が行われ、前記送信フィルタの出力を受信するようになっている、MU−MIMO無線システム。
  18. 前記無線システムは、N個のアンテナを含み、k個のユーザーターミナル(UT)の各々は、L個のアンテナを有し、
    前記UTにおけるアンテナの総数は、
    Figure 2010213282

    と表示され、
    は、前記基地局とk番目のUTとの間のディメンジョン{L×N}のチャネル利得マトリックスを示し、
    前記基地局と前記k個のUTとの間の組み合わされたチャネル利得マトリックスは、ディメンジョン{L×N}であり、チャネルマトリックス
    Figure 2010213282

    ここで添え字は、マトリックスの転置を示し、によって与えられる、請求項17に記載のMU−MIMO無線システム。
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