JP2010212914A - 画像読取装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

画像読取装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2010212914A
JP2010212914A JP2009055702A JP2009055702A JP2010212914A JP 2010212914 A JP2010212914 A JP 2010212914A JP 2009055702 A JP2009055702 A JP 2009055702A JP 2009055702 A JP2009055702 A JP 2009055702A JP 2010212914 A JP2010212914 A JP 2010212914A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distribution
information
setting data
list
setting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009055702A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5257153B2 (ja
Inventor
Yuki Abe
祐樹 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2009055702A priority Critical patent/JP5257153B2/ja
Publication of JP2010212914A publication Critical patent/JP2010212914A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5257153B2 publication Critical patent/JP5257153B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

【課題】スキャン画像の配信に関するセキュリティを適切に確保することのできる画像読取装置の提供を目的とする。
【解決手段】画像データの読取条件と画像データの配信先を示す情報とを含む設定データの一覧を設定データ記憶手段より取得する手段と、配信装置のネットワーク上におけるアドレス情報を配信装置アドレス記憶手段より取得する手段と、当該画像読取装置、配信装置、及び配信先のネットワーク上における配置関係に応じて設定データの利用の許否を判定可能な制限情報を記憶する手段と、当該画像読取装置のアドレス情報と、配信装置のアドレス情報と、一覧に含まれるそれぞれの設定データの配信先を示す情報を、制限情報に当てはめたときに配信が許可される設定データを一覧の中から抽出する手段と、抽出された設定データの一覧を表示装置に表示させる手段とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像読取装置、情報処理方法、及びプログラムに関し、特に配信対象とする画像データをスキャンする画像読取装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
従来、スキャナを有する画像形成装置においてスキャンされた画像データを配信サーバに転送し、設定された配信先への画像データの配信を当該配信サーバに実行させる配信システムが存在する。
配信サーバによって配信処理の制御が行われることにより、ハードウェアリソースの乏しい画像形成装置の負荷を軽減することができる。その結果、画像形成装置のハードウェアリソースを本来の機能(印刷、スキャン、コピー等)に振り向けることができる。
ところで、本願発明者は、配信処理に関する設定情報(スキャン条件、配信方法(通信プロトコル等)、及び配信先等)が予め設定された配信システムの構築を検討している。この場合、各ユーザは、予め設定された設定情報の中から所望の設定情報を選択し、配信を実行することになる。斯かる配信システムによれば、設定情報の設定者を所定の者(例えば、システム管理者)に限定することにより、各ユーザが利用可能なスキャン条件、配信方法、及び配信先等を適切に制限することができ、機密文書の漏洩等の抑止を期待することができる。
但し、配信時の通信に関する安全性は、配信システムのネットワーク構成に応じて変化する。具体的には、画像形成装置と配信サーバと配信先とが同一ネットワーク内(すなわち、同一オフィス内)に存在すれば、暗号通信等を行わなくても安全性は確保できる。一方、配信先が画像形成装置と同一ネットワーク内に存在したとしても、配信サーバがオフィス外のネットワークに配置されている場合、オフィス内とオフィス外との間は暗号化通信等、セキュアな通信が行われるべきである。
しかしながら、配信処理に関する設定情報を、配信システムのネットワーク構成に応じて設定するのは非常に煩雑であると共に、当該設定情報の汎用性を損なってしまうという問題がある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、スキャン画像の配信に関するセキュリティを適切に確保することのできる画像読取装置、情報処理方法、及びプログラムの提供を目的とする。
そこで上記課題を解決するため、本発明は、ネットワークを介して接続される配信装置に画像データの配信を実行させる画像読取装置であって、前記画像データの読取条件と前記画像データの配信先を示す情報とを含む設定データの一覧を設定データ記憶手段より取得する設定データ取得手段と、前記配信装置のネットワーク上におけるアドレス情報を配信装置アドレス記憶手段より取得する配信装置アドレス取得手段と、当該画像読取装置、前記配信装置、及び前記配信先のネットワーク上における配置関係に応じて前記設定データの利用の許否を判定可能な制限情報を記憶する制限情報記憶手段と、当該画像読取装置のアドレス情報と、前記配信装置のアドレス情報と、前記一覧に含まれるそれぞれの前記設定データの配信先を示す情報を、前記制限情報に当てはめたときに配信が許可される前記設定データを前記一覧の中から抽出する設定データ抽出手段と、抽出された前記設定データの一覧を表示装置に表示させる設定一覧表示手段とを有する。
このような画像読取装置では、スキャン画像の配信に関するセキュリティを適切に確保することができる。
スキャン画像の配信に関するセキュリティを適切に確保することができる。
第一の実施の形態における配信システムの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における画像形成装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における配信サーバのハードウェア構成例を示す図である。 第一の実施の形態における配信システムの機能構成例を示す図である。 初期設定処理の処理手順を説明するためのシーケンス図である。 ユーザDBに登録された配信設定データの構成例を示す図である。 スキャンチケットの構成例を示す図である。 新たにスキャンされた画像データを配信対象とする配信ジョブの処理手順を説明するためのシーケンス図である。 配信設定選択画面の表示例を示す図である。 配信設定データのフィルタリング処理を説明するためのシーケンス図である。 フィルタ条件記憶部におけるフィルタ条件情報の構成例を示す図である。 第二の実施の形態における配信システムの構成例を示す図である。 配信アプリ起動時の処理手順を説明するためのシーケンス図である。 アプリ情報の構成例を示す図である。 第二の実施の形態における配信ジョブの処理手順を説明するためのシーケンス図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、第一の実施の形態における配信システムの構成例を示す図である。同図において、配信システム1は、画像形成装置10、配信サーバ20、管理端末30、ディレクトリサーバ40、メールサーバ50、及び配信先装置60等を含む。各装置は、LAN(Local Area Network)又はインターネット等のネットワーク(有線又は無線の別は問わない)によって通信可能に接続されている。同図において、配信サーバ20、メールサーバ50、及び配信先装置60は、画像形成装置10等と同一セグメントに属する(ネットワークアドレスが同じである)ことは保証されていない。但し、画像形成装置10と配信サーバ20との間はSSL(Secure Socket Layer)によるセキュアな通信経路が確保されていることとする。
画像形成装置10は、画像読取装置の一例であり、配信ジョブの実行指示の入力を受け付ける。本実施の形態において、配信ジョブとは、画像形成装置10においてスキャンされた画像データを配信サーバ20が配信するまでの一連の処理をいう。配信サーバ20は、画像形成装置10によって読み取られた画像データの配信処理を実行するコンピュータである。同図では、配信ジョブにおける画像データの配信先として、配信先装置60が例示されている。なお、配信サーバ20から配信先装置60への通信経路は様々である。例えば、電子メールによって配信が行われる場合、配信サーバ20からの依頼に応じてメールサーバ50によって配信が行われる。メールサーバ50は、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)等の通信プロトコルにより、電子メールの転送を行う。
管理端末30は、配信システム1の管理者が利用するPC(Personal Computer)等のコンピュータである。管理者は、管理端末30を介して、スキャン及び配信に関する設定情報(以下、「配信設定データ」という。)をユーザ又はグループごとに設定する。すなわち、配信ジョブに対する設定情報は、ジョブの実行時に各ユーザによって設定されるのではなく、予め管理者によって設定される。
ディレクトリサーバ40は、配信システム1を利用するユーザの認証機能や、配信設定データの管理機能等を有するコンピュータである。ディレクトリサーバ40は、例えば、Windows(登録商標)のアクティブディレクトリ(Active Directory)によって構成してもよい。
図2は、本発明の実施の形態における画像形成装置のハードウェア構成例を示す図である。図2において、画像形成装置10は、コントローラ11、スキャナ12、プリンタ13、モデム14、操作パネル15、ネットワークインタフェース16、及びSDカードスロット17等のハードウェアを有する。
コントローラ11は、CPU111、RAM112、ROM113、及びHDD114等を有する。ROM113には、各種のプログラムやプログラムによって利用されるデータ等が記録されている。RAM112は、プログラムをロードするための記憶領域や、ロードされたプログラムのワーク領域等として用いられる。CPU111は、RAM112にロードされたプログラムを処理することにより、各種の機能を実現する。HDD114には、プログラムやプログラムが利用する各種のデータ等が記録される。
スキャナ12は、原稿より画像データを読み取るためのハードウェアである。プリンタは13、画像データを印刷用紙に印刷するためのハードウェアである。モデム14は、電話回線に接続するためのハードウェアであり、FAX通信による画像データの送受信を実行するために用いられる。操作パネル15は、ユーザからの入力の受け付けを行うめのボタン等の入力手段や、液晶パネル等の表示手段を備えたハードウェアである。ネットワークインタフェース16は、LAN等のネットワーク(有線又は無線の別は問わない。)に接続するためのハードウェアである。SDカードスロット17は、SDカード80に記録されたプログラムを読み取るために利用される。すなわち、画像形成装置10では、ROM113に記録されたプログラムだけでなく、SDカード80に記録されたプログラムもRAM112にロードされ、実行されうる。
なお、本実施の形態の実施にあたり、画像形成装置10は、プリンタ13及びモデム14を備えていなくてもよい。
図3は、本発明の実施の形態における配信サーバのハードウェア構成例を示す図である。図3の配信サーバ20は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置200と、補助記憶装置202と、メモリ装置203と、CPU204と、インタフェース装置205とを有する。
配信サーバ20での処理を実現するプログラムは、CD−ROM等の記録媒体201によって提供される。プログラムを記録した記録媒体201がドライブ装置200にセットされると、プログラムが記録媒体201からドライブ装置200を介して補助記憶装置202にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体201より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置202は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置203は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置202からプログラムを読み出して格納する。CPU204は、メモリ装置203に格納されたプログラムに従って配信サーバ20に係る機能を実行する。インタフェース装置205は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。
図4は、第一の実施の形態における配信システムの機能構成例を示す図である。同図における各部は、各装置にインストールされたプログラムが各装置のCPUに実行させる処理によって実現される。
管理端末30は、情報設定部31を有する、情報設定部31は、配信システム1を稼動させるための初期設定に関する設定情報の入力を受け付ける。当該設定情報には、ユーザ又はグループごとに設定される配信設定データや、配信サーバ20のアドレス情報(ホスト名又はIPアドレス等、ネットワーク通信において配信サーバ20を識別するための情報)等が含まれる。情報設定部31は、入力された配信設定データ及び配信サーバ20のアドレス情報をディレクトリサーバ40に送信する。なお、配信設定データには、配信対象とする画像データのスキャンに関する設定情報(スキャン条件)、及び配信に関する設定情報(配信方法及び配信先)等が含まれる。
ディレクトリサーバ40は、認証処理部41、配信設定管理部42、配信サーバ情報管理部43、ユーザDB44、配信サーバ情報45、及びDNS部46等を有する。認証処理部41は、画像形成装置10からの要求に応じ、ユーザDB44に登録されている認証情報(例えば、ユーザ名及びパスワード)を用いて画像形成装置10のユーザを認証する。ユーザDB44は、ユーザ又はグループごとに配信設定データを記憶すると共に、ユーザごとに認証情報を記憶したデータベースであり、ディレクトリサーバ40の記憶装置に記録されている。配信設定管理部42は、管理端末30の情報設定部31より転送される配信設定データをユーザDB44に登録する。配信設定管理部42は、また、画像形成装置10の配信設定取得部131からの要求に応じ、ユーザDB44に登録されている配信設定データを配信設定取得部131に送信する。配信サーバ情報管理部43は、管理端末30の情報設定部31より転送される配信サーバ20のアドレス情報を配信サーバ情報45としてディレクトリサーバ40の記憶装置に保存する。配信サーバ情報管理部43は、また、画像形成装置10からの要求に応じ、配信サーバ情報45を画像形成装置10に提供する。DNS部46は、ディレクトリサーバ40をDNS(Domain Name System)サーバとして機能させる。本実施の形態において、DNS部46は、配信処理に関係するコンピュータの名前解決(ホスト名からIPアドレスへの変換)を行う。
配信サーバ20は、配信実行部21を有する。配信実行部21は、画像形成装置10より配信ジョブの実行要求を受信し、画像データの配信を実行する。
画像形成装置10は、認証制御部121及びスキャン配信アプリ130等を有する。認証制御部121は、画像形成装置10のユーザの認証処理を制御する。実際の認証処理はディレクトリサーバ40に委譲される。認証されたユーザのみが、スキャン配信アプリ130を利用することができる。スキャン配信アプリ130は、配信ジョブの前段処理(配信対象とする画像データを配信設定データに従ってスキャンし、スキャンされた画像データの配信要求を配信サーバ20へ送信する処理)の実行を制御する。
より詳しくは、スキャン配信アプリ130は、配信設定取得部131、配信サーバ情報取得部132、配信設定フィルタ部133、配信設定選択部134、スキャン制御部135、配信要求部136、及びフィルタ条件記憶部137等を有する。配信設定取得部131は、ディレクトリサーバ40の配信設定管理部42を介して、ユーザDB44に登録されている配信設定データの一覧を取得する。配信サーバ情報取得部132は、ディレクトリサーバ40の配信サーバ情報管理部43を介して、配信サーバ情報45(配信サーバ40のアドレス情報)を取得する。配信設定フィルタ部133は、配信設定取得部131によって取得された配信設定データの一覧に対して、フィルタ条件記憶部137に記録されているフィルタ条件情報に基づいてフィルタリングを行い、利用が許可される配信設定データの一覧を抽出する。フィルタ条件情報は、画像形成装置10、配信サーバ20、及び配信先のネットワーク上における配置関係と、配信方法とに応じて、配信設定データの利用の許否を示す情報(制限情報)である。
配信設定選択部134は、配信設定フィルタ部133によって抽出された配信設定データの一覧(配信先等の候補の一覧)の中から、配信ジョブに利用する配信設定データをユーザに選択させる。スキャン制御部135は、選択された配信設定データに含まれているスキャン条件にしたがって、原稿の読み取り(スキャン)をスキャナ12に実行させる。配信要求部136は、スキャン制御部135によってスキャンされた画像データに関する配信ジョブの実行を配信サーバ20の配信実行部21に要求する。
以下、配信システム1の処理手順について説明する。図5は、初期設定処理の処理手順を説明するためのシーケンス図である。
ステップS101において、管理端末30の情報設定部31は、管理者より配信サーバ20のアドレス情報の入力を受け付ける。続いて、情報設定部31は、入力されたアドレス情報をディレクトリサーバ40の配信サーバ情報管理部43に送信する(S102)。配信サーバ情報管理部43は、受信されたアドレス情報を配信サーバ情報45としてディレクトリサーバ40の記憶装置に保存する(S103)。
続いて、管理端末30の情報設定部31は、管理者より配信設定データの入力を受け付ける(S111)。配信設定データは、例えば、情報設定部31が管理端末30の表示装置に表示させる配信設定画面を介して入力される。配信設定画面では、ユーザ又はグループごとに配信設定データ(配信に関する設定情報(配信方法や配信先等を示す情報)及びスキャンに関する設定情報(スキャン条件))の入力が可能とされている。したがって、管理者は、ユーザ又はグループごとに、当該ユーザ又はグループに許可可能なスキャン条件や配信方法及び配信先等を考慮して、配信設定データを入力する。なお、一度の入力作業において、複数のユーザ又はグループに対して配信設定データが入力されてもよい。また、一人のユーザ又は一つのグループに対して複数の配信設定データが入力されてもよい。
続いて、情報設定部31は、入力された配信設定データをディレクトリサーバ40の配信設定管理部42に送信し、当該配信設定データの登録を要求する(S112)。配信設定管理部42は、受信された配信設定データを設定対象のユーザ又はグループ(ユーザ名又はグループ名)関連付けて、ユーザDB44に登録する(S113)。
図6は、ユーザDBに登録された配信設定データの構成例を示す図である。同図では3つの配信設定データが例示されている。各配信設定データは、配信方法、配信先、及びスキャンチケット等のデータ項目を有する。配信方法は、配信に利用する通信プロトコルやエンコーディング方法等を示す情報である。
配信先は、配信方法に応じた配信先の識別情報(アドレス情報)であり、例えば、ホスト名、IPアドレス、又はメールアドレス等が記録されている。
スキャンチケットは、スキャン条件(読取条件)を含む情報である。図7は、スキャンチケットの構成例を示す図である。同図では、スキャン条件として、色(カラーモード)、解像度、用紙の方向が例示されている。画像形成装置10に設定可能なスキャン条件に応じて、他のパラメータがスキャン条件として含まれてもよい。このよに、本実施の形態では、配信先等の候補は予め設定され、ディレクトリサーバ40において管理(記憶)される。
初期設定処理が完了すると、配信システム1の利用が可能となる。続いて、配信ジョブの実行時の処理について説明する。
図8は、新たにスキャンされた画像データを配信対象とする配信ジョブの処理手順を説明するためのシーケンス図である。図8では、或るユーザ(管理者以外の一般ユーザも含む)によって画像形成装置10において操作が行われる。
画像形成装置10の操作パネル15を介して、ユーザによって配信ジョブの開始指示が入力されると、認証制御部121は、ログイン画面を操作パネル15に表示させる。ユーザは、ログイン画面を介して自らの認証情報(例えば、ユーザ名及びパスワード)を入力する(S151)。認証制御部121は、入力された認証情報をディレクトリサーバ40の認証処理部41に転送し、認証処理の実行を要求する(S152)。認証処理部41は、当該認証情報をユーザDB44に登録されている認証情報と照合し、ユーザの認証を行い、認証結果を認証制御部121に返信する(S153)。
認証に成功した場合、認証制御部121は、スキャン配信アプリ130の利用制限を解除する。利用制限の解除に応じ、スキャン配信アプリ130の配信設定取得部131は、認証されたユーザ(以下、「ログインユーザ」という。)のユーザ名を指定して配信設定データの取得要求をディレクトリサーバ40の配信設定管理部42に送信する(S154)。配信設定管理部42は、指定されたユーザ名に対して登録されている配信設定データをユーザDB44より取得する。ここでは、複数の配信設定データが取得されうる。配信設定管理部42は、取得された配信設定データの一覧を配信設定取得部131に返信する(S155)。配信設定取得部131は、受信された配信設定データの一覧をRAM112に記録する。
続いて、配信サーバ情報取得部132は、配信サーバ20のアドレス情報の取要求得をディレクトリサーバ40の配信サーバ情報管理部43に送信する(S156)。配信サーバ情報管理部43は、配信サーバ情報45として管理されている配信サーバ20のアドレス情報をディレクトリサーバ40の記憶装置より取得し、当該アドレス情報を配信サーバ情報取得部132に返信する(S157)。配信サーバ情報取得部132は、受信されたアドレス情報をRAM112に記録しておく。なお、配信サーバ20のアドレス情報は、画像形成装置10のHDD114に記憶されていてもよい。但し、画像形成装置10が複数台存在する環境においては、ディレクトリサーバ40において一元的に管理されていることにより、ネットワーク構成の変更等に応じて配信サーバ20のアドレス情報が変化した場合の対応が容易であるというメリットがある。
続いて、配信設定フィルタ部133は、RAM112に記録されている配信設定データの一覧の中から、フィルタ条件記憶部137に記録されているフィルタ条件に基づいて利用が許可される配信設定データを抽出し、抽出された配信設定データの一覧を抽出配信設定データ一覧としてRAM112に記録する(S158)。
続いて、配信設定選択部134は、RAM112に記録されている抽出配信設定データ一覧を含む配信設定選択画面を操作パネル15に表示させる(S159)。
図9は、配信設定選択画面の表示例を示す図である。同図に示されるように、配信設定選択画面320には、抽出配信設定データ一覧に含まれている配信設定データごとに配信方法及び配信先の内容を示す文字列がラベルとして表示されたボタン321〜323が配置されている。なお、図中における、「配信方法1」、「配信方法2」、及び「配信方法3」は、配信方法の内容を抽象的に表現したものである。実際は、利用する通信プロトコルや画像データのエンコーディング方法等が直接表示されてもよいし、各配信方法に対して付与したニックネーム等(例えば、「XXXさん宛メール配信」等)を表示させてもよい。
配信設定選択画面320において、ユーザによって所望のボタン(配信設定データ)が選択され、操作パネル15におけるスタートキー(実行ボタン)が押下されると(S160)、スキャン制御部135は、選択されたボタンに対応する配信設定データ(以下、「カレント配信設定データ」という。)に含まれているスキャンチケットが示すスキャン条件に従った原稿の読み取り(スキャン)をスキャナ12に実行させる(S161)。原稿よりスキャンされた画像データは、配信対象の画像データとしてRAM112に記録される。
原稿の読み取りが完了すると、配信要求部136は、RAM112に記録されている配信サーバ20のアドレス情報に基づいて、スキャンされた画像データに関する配信ジョブの実行要求を配信サーバ20の配信実行部21に送信する(S162)。配信ジョブの実行要求の受信に応じ、配信サーバ20の配信実行部21は、受信された配信設定データの配信方法及び配信先に従って、受信された画像データの配信処理を実行する(S163)。なお、受信された配信設定データの配信方法が電子メールによる配信を示すものである場合、配信実行部21は、当該配信設定データの配信先として示されているメールアドレス宛への画像データの配信をメールサーバ50に要求する(S164)。メールサーバ50は、当該画像データが添付された電子メールを当該メールアドレス宛に送信する(S165)。
続いて、ステップS158の詳細について説明する。図10は、配信設定データのフィルタリング処理を説明するためのシーケンス図である。
RAM112に記録されている配信サーバ20のアドレス情報がホスト名である場合、ステップS1581において、配信設定フィルタ部133は、当該ホスト名の名前解決をディレクトリサーバ40のDNS部46に要求する。DNS部46は、ホスト名をIPアドレスに変換し、当該IPアドレスを返信する(S1582)。配信設定フィルタ部133は、受信されたIPアドレスをRAM112に記録しておく。
続いて、配信設定フィルタ部133は、RAM112に記録されている配信設定データの一覧に含まれている配信設定データについて、配信先を示すホスト名の名前解決をDNS部46に要求する(S1583)。続いて、DNS部46は、ホスト名をIPアドレスに変換し、当該IPアドレスを返信する(S1584)。配信設定フィルタ部133は、受信されたIPアドレスを配信設定データに関連付けてRAM112に記録しておく。
なお、ステップS1583及びS1584は、配信設定データの一覧に含まれている配信設定データごとに実行される。但し、配信先を示す識別情報は、ホスト名に限られず、IPアドレス又はメールアドレス等である場合もある。したがって、ステップS1583は、配信先を示す識別情報がホスト名である配信設定データについて行われる。
続いて、配信設定フィルタ部133は、画像形成装置10のIPアドレスと、配信サーバ20のIPアドレスと、各配信設定データの配信方法及び配信先とをフィルタ条件記憶部137に記録されているフィルタ条件情報に当てはめることにより、利用が許可される配信設定データを抽出する(S1585)。なお、画像形成装置10のIPアドレスは、例えば、HDD114に記録されている。
図11は、フィルタ条件記憶部におけるフィルタ条件情報の構成例を示す図である。
同図において一行分の情報は、一つのフィルタ条件を示す。各フィルタ条件は、配信サーバ位置、配信先位置、電子メール、及び利用許否等の項目を有する。なお、番号は、説明の便宜上付加したものである。配信サーバ位置は、配信サーバ20が、画像形成装置10と同一セグメント内であるか否か(「内」又は「外」)を基準とする条件である。配信先位置は、配信先が画像形成装置10と同一セグメント内であるか否か(「内」又は「外」)を基準とする条件である。すなわち、配信サーバ位置及び配信先位置は、画像形成装置10、配信サーバ20、及び配信先のネットワーク上における配置関係を示す情報である。電子メールは、配信方法として電子メールを利用するか(「○」)否か(「×」)を基準とする条件である。利用許否は、各条件に当てはまる配信設定データの利用の許否(可否)を示す情報である。「○」は、利用が許可されることを示す。「×」は、配信方法がセキュリティ通信であれば利用は許可され、セキュリティ通信でなければ利用は許可されないことを示す。「△」は、配信方法がセキュリティ通信であれば利用は許可され、セキュリティ通信でなければ警告表示を条件に利用が許可されることを示す。したがって、利用許否の項目には、配信方法の安全性に応じた条件が含まれている。なお、セキュリティ通信とは、安全性が確保可能な通信方法に基づく通信いう。安全性を確保可能な通信方法としては、例えば、SSL(Secure Socket Layer)等の暗号化プロトコルを利用した通信や、S/MIMEを利用した電子メール等が挙げられる。但し、安全であるか否かは、運用に応じて適宜判断すればよい。安全であると判断された通信プロトコルやエンコーディング方法等を、利用許否が「×」であるレコードに記録しておき、記録された情報をフィルタリング条件の一部としてもよい。
図11に示されるフィルタ条件情報の具体例について説明する。以下の説明において「フィルタ条件N」というとき、番号がNに係るフィルタ条件をいう。
フィルタ条件1〜4は、配信方法が電子メールを利用しない場合のフィルタ条件である。フィルタ条件1は、画像形成装置10、配信サーバ20、及び配信先が同一セグメント内に配置されている場合は、利用は許可されることを示す。この場合、画像データを安全に配信できるからである。
フィルタ条件2は、配信サーバ20のみが画像形成装置10とは別セグメントに配置されている場合は、配信方法がセキュリティ通信でなければ利用は許可されないことを示す。配信サーバ20が外部のネットワークであり、配信方法がセキュリティ通信でなければ、配信サーバ20と配信先との間の通信の安全性が確保できないからである。特に、フィルタ条件2に当てはまるケースは、各ユーザの判断に任せては危険なケースである。配信先が画像形成装置10と同一セグメント内であれば、ユーザは、安全だと考えて配信を行う可能性高く、配信サーバ20と配信先10との間で画像データが外部に漏洩してしまう可能性が有るからである。
なお、本実施の形態では、画像形成装置10と配信サーバ20との間はセキュリティ通信であるという前提であるため、図11では、画像形成装置10と配信サーバ20との間の通信については考慮されていない。但し、画像形成装置10と配信サーバ20との間の通信の安全性が保証されていない場合、画像形成装置10と配信サーバ20との間の通信の安全性に関する条件をフィルタ条件に含めてもよい。
フィルタ条件3は、配信先のみが画像形成装置10とは別セグメントに配置されている場合は、配信方法がセキュリティ通信でなければ利用が許可されないことを示す。配信先が外部のネットワークであり、配信方法がセキュリティ通信でなければ、配信サーバ20と配信先との間の通信の安全性が確保できないからである。
フィルタ条件4は、配信サーバ20及び配信先が画像形成装置10とは別セグメントに配置されており、配信サーバ20及び配信先は同一セグメントである場合は、利用が許可されることを示す。画像形成装置10と配信サーバ20との間はセキュリティ通信であり、配信サーバ20と配信先とが同一セグメントであれば、画像データを安全に配信できるからである。
フィルタ条件5〜8は、配信方法が電子メールを利用する場合のフィルタ条件である。配信方法が電子メールを利用する場合とそうでない場合とを区別するのは、電子メールの場合はメールサーバ50を利用することに起因する。本実施の形態では、配信サーバ20が利用するメールサーバ50のアドレス情報は既知でない(予め知ることはできない)ことを前提とする。図1では便宜上メールサーバ50は一つしか記載されていないが、実際のメール転送には複数のメールサーバ50が関与し、その全てを予め知ることは困難だからである。したがって、配信方法が電子メールを利用する場合、常に外部のネットワーク(画像形成装置10とは別のセグメント)に画像データが流通する可能性を考慮してフィルタ条件が設定されている。また、配信方法が電子メールの場合は、配信先はメールアドレスによって指定されている。したがって、この場合の配信先位置の「内」は、メールアドレスが画像形成装置10とドメインが同一であることを示し、「外」は、メールアドレスが画像形成装置10とドメインが異なることを示す。
フィルタ条件5は、配信サーバ20は画像形成装置10と同一セグメントに配置され、配信先は画像形成装置10と同一ドメインに属する場合は、配信方法がセキュリティ通信でなければ警告の表示が条件となることを示す。この場合、ユーザは、安全に画像データを配信できると考えている可能性が高いが、上記のようにメールサーバ50の位置によっては画像データが外部のネットワーク上を流通する可能性があるため、警告を表示させるのである。
フィルタ条件6は、配信サーバ20は画像形成装置10と別セグメントに配置され、配信先は画像形成装置10と同一ドメインに属する場合は、セキュリティ通信でなければ利用は許可されないことを示す。電子メールを利用するケースで、フィルタ条件6に当てはまる場合のみ「×」とするのは、配信先のドメインが画像形成装置10と同じである場合、ユーザは安心して機密文書に係る画像データを送信する可能性が有るところ、配信サーバ20と配信先との間の通信の安全性は保証されていないからである。
フィルタ条件7は、配信サーバ20は画像形成装置10と同一セグメントに配置され、配信先は画像形成装置10と異なるドメインに属する場合は、配信方法がセキュリティ通信でなければ警告の表示が条件となることを示す。この場合、フィルタ条件3と同様に、セキュリティ通信でなければ利用を許可しないことも考えられるが、電子メールを利用する他のケース(フィルタ条件5、6、及び8)においても画像データが外部のネットワークを流通しないことが保証されていないことに鑑みれば、このケースのみ「×」とする理由は無いからである。
フィルタ条件8は、配信サーバ20は画像形成装置10と別セグメントに配置され、配信先は画像形成装置10と異なるドメインに属する場合は、セキュリティ通信でなければ警告の表示が条件となることを示す。このケースは、フィルタ条件6に当てはまるケースと安全性のレベルは実質的に同程度とも考えられるが、配信先のドメインが異なることにより、ユーザの注意を期待できるため「△」とされている。
警告の表示が条件とされた場合、例えば、図9の配信設定選択画面320の表示時において、配信設定選択部134は、警告(画像データが外部のネットワーク上を流通する可能性があることを示す警告)を配信設定データごとに表示する。警告が表示されることにより、ユーザの注意を喚起することができる。その結果、ユーザが安全であると判断した場合に、画像データが外部のネットワークに流通する可能性が有ることを認識させることができ、重要な機密文書に係る画像データの不用意な配信を抑止することができる。
上述したように、第一の実施の形態の配信システム1によれば、画像形成装置10は、配信サーバ20及び配信先のネットワーク上における配置関係を動的に把握し、当該配置関係等に基づいて判定される配信の安全性に応じて各配信設定データの利用の許否を判定する。したがって、管理者は、配信設定データの設定内容をネットワーク構成と分離して検討することができる。その結果、配信設定データの設定作業を簡便化することができる。また、安全性が確保可能な配信設定データがユーザに対する選択肢として提示されるため、画像データの配信に関するセキュリティを適切に確保することができる。
なお、図11では、利用が許可されるケース及び許可されないケースの双方について登録されている例が示されているが、利用が許可されないケースのみ、又は利用が許可されるケースのみをフィルタ条件記憶部137に記録しておいてもよい。
ところで、第一の実施の形態では、配信ジョブの後段処理(配信処理)は、予め定められた配信サーバ20によって行われていたが、各ユーザが利用しているPC(Personal Computer)(以下、「ユーザPC」という。)に配信処理を実行させてもよい。そこで、ユーザPCに配信処理を実行させる例として第二の実施の形態を示す。
図12は、第二の実施の形態における配信システムの構成例を示す図である。同図の配信システム2において、画像形成装置510、ユーザPC520、及びネットアプリ管理サーバ530は、LAN(Local Area Network)等のネットワーク(有線又は無線の別は問わない。)によって接続されている。
ユーザPC520は、画像形成装置510よりネットワークを介して利用可能なアプリケーション(以下、「ネットアプリ」という。)を有する。ネットアプリは、ネットワーク上の任意のコンピュータに配置することが可能である。したがって、図示されていない他のユーザPCにおいてもネットアプリは配置されうる。
図12において、ユーザPC520には配信アプリ521a、521b、及び521c等(以下、総称する場合、「配信アプリ521」という。)、複数の配信アプリ521が配置されている。配信アプリ521は、画像形成装置510においてスキャンされた画像データの配信処理を実行するネットアプリである。各配信アプリ521は、起動通知部5211、連携部5212、アプリ情報管理ファイル5213、及び配信部5214等を有する。
起動通知部5211は、配信アプリ521が起動されたことをネットアプリ管理サーバ530に通知する。連携部5212は、画像形成装置510とのコミュニケーション(情報のやりとり等)を制御する。アプリ情報管理ファイル5213は、配信アプリ521に対する設定情報を格納するファイルである。各配信アプリ521のアプリ情報管理ファイル5213の定義内容は異なる。当該定義内容の相違により、各配信アプリ521の振る舞いが異なったものとなる。配信部5214は、画像データの配信処理を実行する。
ネットアプリ管理サーバ530は、広告部531及び仲介部532等を有するコンピュータである。広告部531は、ネットアプリからの起動の通知(起動通知)に応じ、当該ネットアプリが起動されたことを示す広告をネットワーク上に発行(ブロードキャスト又はマルチキャスト等)する。仲介部532は、ネットアプリと画像形成装置510とのコミュニケーションを仲介する。
画像形成装置510は、ハードウェア的には第一の実施の形態と同様でよい(図2参照)。第二の実施の形態の画像形成装置510は、ソフトウェアとしてネットアプリ検知部511、UI制御部512、ネットアプリ連携部513、機能制御部514、ネットアプリ管理テーブル515、フィルタ部516、及びフィルタ条件記憶部517等を有する。
ネットアプリ検知部511は、ネットアプリ管理サーバ530より発行される広告に基づいて、ネットアプリの存在を検知し、広告に含まれているアプリ情報をネットアプリ管理テーブル515に登録する。ネットアプリ管理テーブル515は、アプリ情報を管理するためのテーブルである。UI制御部512は、ユーザよりネットアプリの起動指示等の入力を受け付ける。ネットアプリ連携部513は、ネットアプリとのコミュニケーションを制御する。機能制御部514は、ネットアプリからの要求に応じ画像形成装置510のハードウェアを制御する。例えば、機能制御部514の制御により、スキャン又は印刷等が実行される。フィルタ部516は、ネットアプリ管理テーブル515にアプリ情報が登録されている配信アプリ521について、フィルタ条件記憶部517に記録されている情報に基づいて利用の許否を判定する。フィルタ条件記憶部517には、第一の実施の形態におけるフィルタ条件記憶部137と同様のフィルタ条件情報が記録されている。但し、第二の実施の形態では、ユーザPC520が配信サーバ20の位置付けに相当する。したがって、フィルタ条件記憶部517に記録されているフィルタ条件情報は、画像形成装置510、ユーザPC520、及び配信先のネットワーク上における配置関係と、配信方法とに応じて、各配信アプリ521の利用の許否を示す。
以下、配信システム2の処理手順について説明する。図13は、配信アプリ起動時の処理手順を説明するためのシーケンス図である。
ユーザPC520において配信アプリ521aが起動されると、配信アプリ521aの起動通知部5211は、アプリ情報管理ファイル5213に格納されているアプリ情報をネットアプリ管理サーバ530の広告部531に送信することにより、配信アプリ521aの起動を通知する(S301)。
図14は、アプリ情報の構成例を示す図である。同図に示されるように、アプリ情報は、アプリID、連携機能識別子、ネットアプリアドレス、表示名、アイコンデータ、及び設定情報等を含む。
アプリIDは、各ネットアプリに一意に割り当てられた識別情報である。連携機能識別子は、ネットアプリと連携する画像形成装置510が有している必要のある機能(換言すれば、ネットアプリが利用する機能)を識別するための情報である。連携機能識別子の一例として「print」、「scan」等が挙げられる。「print」は、印刷機能を示す。「scan」は、スキャン機能を示す。配信アプリ521aは、画像形成装置510のスキャン機能を利用する。したがって、図14の例では、「scan」が連携機能識別子とされている。
ネットアプリアドレスは、ネットワーク通信において各ネットアプリを一意に識別するための識別情報(例えば、URL等)である。表示名は、ネットアプリの名前の表示用の文字列である。アイコンデータは、ネットアプリの表示用のアイコンデータである。設定情報は、ネットアプリの実行条件に対する設定値を含む情報である。すなわち、設定情報を変更することにより、ネットアプリの振る舞いを変更することができる。配信アプリ521については、スキャンに関する設定情報(スキャン条件)や配信に関する設定情報(配信方法及び配信先)等がアプリ情報の設定情報に含まれている。
続いて、アプリ情報の受信に応じ、ネットアプリ管理サーバ530の広告部531は、アプリ情報をネットワーク上に広告(ブロードキャスト又はマルチキャスト等)する。広告されたアプリ情報は、画像形成装置510のネットアプリ検知部511によって受信される(S302)。なお、画像形成装置510が複数存在する場合、それぞれの画像形成装置510のネットアプリ検知部511によって同じ広告が受信される。
ネットアプリ検知部511は、アプリ情報に含まれている連携機能識別子(scan)に基づいて、当該ネットアプリ検知部511が属する装置(画像形成装置510)がアプリ情報に係るネットアプリ(配信アプリ521a)と連携可能であるか否かを判定する。画像形成装置510はスキャン機能を有する。したがって、画像形成装置510のネットアプリ検知部511は、当該ネットアプリとは連携可能であると判定し、受信されたアプリ情報をネットアプリ管理テーブル515に登録する。
以上によって、配信アプリ521aは、画像形成装置510に登録されたことになる。すなわち、配信アプリ521aの存在が画像形成装置510に認識されたことになる。これによって、画像形成装置510より配信アプリ521aの利用(すなわち、配信ジョブの実行)が可能となる。また、配信アプリ521b及び配信アプリ521cについても、その起動時には図13に示される処理が実行される。但し、ステップS301において送信されるアプリ情報に含まれている設定情報は、配信アプリ521ごとに異なる。ここで、設定情報は、スキャン条件、配信方法、及び配信先等を含む情報である。すなわち、第二の実施の形態では、スキャン条件、配信方法、及び配信先の組み合わせごと(第一の実施の形態の配信設定データごと)に配信アプリ521がユーザPC520に配置される。
続いて、図15は、第二の実施の形態における配信ジョブの処理手順を説明するためのシーケンス図である。
ユーザによりネットアプリの利用指示が画像形成装置510に対して入力されると、フィルタ部516は、ネットアプリ管理テーブル515に登録されている各アプリ情報について、当該アプリ情報の設定情報に含まれている配信先及び配信方法と、当該アプリ情報に含まれているネットアプリアドレスと、画像形成装置510のアドレス情報等をフィルタ条件記憶部517に記録されているフィルタ条件情報に当てはめて利用の許否を判定し、利用が許可される配信アプリ521aのアプリ情報を抽出する(S400)。
続いて、UI制御部512は、抽出されたアプリ情報に含まれているアイコンデータに基づいて、ネットアプリ一覧画面を操作パネル15に表示させる(S401)。したがって、ネットアプリ一覧画面にはフィルタ条件情報に基づいて利用が許可される(配信が安全であると判定される)配信アプリ521の一覧が表示される。
ネットアプリ一覧画面において、例えば、配信アプリ521aに対応するアイコンがユーザによって選択され、操作パネル15上のスタートキーが押下されると、ネットアプリ連携部513は、配信アプリ521aの利用要求をネットアプリ管理サーバ530の仲介部532に送信する(S402)。当該利用要求には、配信アプリ521aのアプリ情報に含まれているネットアプリアドレスが指定される。
ネットアプリの利用要求に応じ、仲介部532は、指定されたネットアプリアドレスに係る配信アプリ521aに対して利用要求を通知する(S403)。配信アプリ521aの連携部5212は、当該利用要求を受信すると、必要な初期処理を配信部5214に実行させる。初期処理が完了すると、連携部5212は、配信アプリ521aの利用準備の完了通知をネットアプリ管理サーバ530の仲介部532に送信する(S404)。仲介部532は、当該利用準備の完了通知を画像形成装置510のネットアプリ連携部513に転送する(S405)。
利用準備の完了通知に応じ、画像形成装置510のネットアプリ連携部513は、ネットアプリ管理テーブル515に登録されている、配信アプリ521aのアプリ情報に含まれている連携機能識別子(scan)と当該設定情報を指定して機能制御部514を呼び出す。呼び出された機能制御部514は、連携機能識別子によって識別されるスキャン機能を当該設定情報に含まれているスキャン条件にしたがって実行する(S406)。すなわち、機能制御部514は、ユーザによって画像形成装置510にセットされた原稿に対するスキャンをスキャナ12に実行させ、その結果得られる画像データを機能の実行結果としてネットアプリ連携部513に出力する。
ネットアプリ連携部513は、機能の実行結果としての画像データを配信アプリ521aの連携部5212に送信する(S407)。配信アプリ521aの連携部5212は、当該実行結果を受信すると、当該実行結果に応じた処理の実行を配信部5214に指示する。当該実行結果に画像データが含まれている場合、配信部5214は、アプリ情報管理ファイル5213に設定されている配信方法及び配信先にしたがって当該画像データの配信処理を実行する(S408)。
続いて、連携部5212は、配信アプリ521aの処理の終了通知をネットアプリ管理サーバ530の仲介部532に送信する(S409)。続いて、仲介部532は、当該終了通知を画像形成装置510のネットアプリ連携部513に転送する(S410)。ネットアプリ連携部513によって当該終了通知が受信されると、UI制御部512は、配信アプリ521aによる処理の終了通知を操作パネル15に表示させる。
上述したように、第二の実施の形態における配信システム2によれば、画像形成装置510は、ユーザPC520及び配信先のネットワーク上における配置関係を動的に把握し、当該配置関係等に基づいて判定される配信の安全性に応じて各配信アプリ521の利用の許否を判定する。したがって、管理者は、各配信アプリ521に対する設定情報をネットワーク構成と分離して検討することができる。その結果、当該設定情報の設定作業を簡便化することができるとともに、画像データの配信に関するセキュリティを適切に確保することができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1、2 配信システム
10 画像形成装置
11 コントローラ
12 スキャナ
13 プリンタ
14 モデム
15 操作パネル
16 ネットワークインタフェース
17 SDカードスロット
20 配信サーバ
21 配信実行部
30 管理端末
31 情報設定部
40 ディレクトリサーバ
41 認証処理部
42 配信設定管理部
43 配信サーバ情報管理部
44 ユーザDB
45 配信サーバ情報
46 DNS部
50 メールサーバ
60 配信先装置
80 SDカード
111 CPU
112 RAM
113 ROM
114 HDD
115 操作パネル
116 ネットワークインタフェース
121 認証制御部
130 スキャン配信アプリ
131 配信設定取得部
132 配信サーバ情報取得部
133 配信設定フィルタ部
134 配信設定選択部
135 スキャン制御部
136 配信要求部
137 フィルタ条件記憶部
200 ドライブ装置
201 記録媒体
202 補助記憶装置
203 メモリ装置
204 CPU
205 インタフェース装置
510 画像形成装置
511 ネットアプリ検知部
512 UI制御部
513 ネットアプリ連携部
514 機能制御部
515 ネットアプリ管理テーブル
516 フィルタ部
517 フィルタ条件記憶部
520 ユーザPC
521 配信アプリ
530 ネットアプリ管理サーバ
531 広告部
532 仲介部
5211 起動通知部
5212 連携部
5213 アプリ情報管理ファイル
5214 配信部
B バス
特開2008−97586号公報

Claims (7)

  1. ネットワークを介して接続される配信装置に画像データの配信を実行させる画像読取装置であって、
    前記画像データの読取条件と前記画像データの配信先を示す情報とを含む設定データの一覧を設定データ記憶手段より取得する設定データ取得手段と、
    前記配信装置のネットワーク上におけるアドレス情報を配信装置アドレス記憶手段より取得する配信装置アドレス取得手段と、
    当該画像読取装置、前記配信装置、及び前記配信先のネットワーク上における配置関係に応じて前記設定データの利用の許否を判定可能な制限情報を記憶する制限情報記憶手段と、
    当該画像読取装置のアドレス情報と、前記配信装置のアドレス情報と、前記一覧に含まれるそれぞれの前記設定データの配信先を示す情報を、前記制限情報に当てはめたときに配信が許可される前記設定データを前記一覧の中から抽出する設定データ抽出手段と、
    抽出された前記設定データの一覧を表示装置に表示させる設定一覧表示手段とを有する画像読取装置。
  2. 前記設定データは、配信方法を示す情報をも含み、
    前記制限情報は、前記配置関係と前記配信方法の安全性とに応じて前記設定データの利用の許否を判定可能な情報であり、
    前記設定データ抽出手段は、当該画像読取装置のアドレス情報と、前記配信装置のアドレス情報と、前記一覧に含まれるそれぞれの前記設定データの配信先を示す情報及び配信方法を示す情報を、前記制限情報に当てはめたときに配信が許可される前記設定データを前記一覧の中から抽出する請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記制限情報には、前記配信装置が当該画像読取装置と別セグメントに配置され、かつ、前記配信先が当該画像読取装置と同一セグメントに配置されている場合は、前記配信方法に応じて配信は許可しないことが示されている請求項2記載の画像読取装置。
  4. 前記制限情報には、前記配信装置が当該画像読取装置と同一セグメントに配置され、かつ、前記配信先が当該画像読取装置と別セグメントに配置されている場合は、前記配信方法に応じて配信は許可されないことが示されている請求項2又は3記載の画像読取装置。
  5. ネットワークを介して接続される配信装置に画像データの配信を実行させる画像読取装置が実行する情報処理方法であって、
    前記画像データの読取条件と前記画像データの配信先を示す情報とを含む設定データの一覧を設定データ記憶手段より取得する設定データ取得手順と、
    前記配信装置のネットワーク上におけるアドレス情報を配信装置アドレス記憶手段より取得する配信装置アドレス取得手順と、
    当該画像読取装置のアドレス情報と、前記配信装置のアドレス情報と、前記一覧に含まれるそれぞれの前記設定データの配信先を示す情報を、制限情報記憶手段に記憶された、当該画像読取装置、前記配信装置、及び前記配信先のネットワーク上における配置関係に応じて前記設定データの利用の許否を判定可能な制限情報に当てはめたときに配信が許可される前記設定データを前記一覧の中から抽出する設定データ抽出手順と、
    抽出された前記設定データの一覧を表示装置に表示させる設定一覧表示手順とを有する情報処理方法。
  6. 前記設定データは、配信方法を示す情報をも含み、
    前記制限情報は、前記配置関係と前記配信方法の安全性とに応じて前記設定データの利用の許否を判定可能な情報であり、
    前記設定データ抽出手順は、当該画像読取装置のアドレス情報と、前記配信装置のアドレス情報と、前記一覧に含まれるそれぞれの前記設定データの配信先を示す情報及び配信方法を示す情報を、前記制限情報に当てはめたときに配信が許可される前記設定データを前記一覧の中から抽出する請求項5記載の情報処理方法。
  7. ネットワークを介して接続される配信装置に画像データの配信を実行させる画像読取装置に、
    前記画像データの読取条件と前記画像データの配信先を示す情報とを含む設定データの一覧を設定データ記憶手段より取得する設定データ取得手順と、
    前記配信装置のネットワーク上におけるアドレス情報を配信装置アドレス記憶手段より取得する配信装置アドレス取得手順と、
    当該画像読取装置のアドレス情報と、前記配信装置のアドレス情報と、前記一覧に含まれるそれぞれの前記設定データの配信先を示す情報を、制限情報記憶手段に記憶された、当該画像読取装置、前記配信装置、及び前記配信先のネットワーク上における配置関係に応じて前記設定データの利用の許否を判定可能な制限情報に当てはめたときに配信が許可される前記設定データを前記一覧の中から抽出する設定データ抽出手順と、
    抽出された前記設定データの一覧を表示装置に表示させる設定一覧表示手順とを実行させるためのプログラム。
JP2009055702A 2009-03-09 2009-03-09 画像読取装置、情報処理方法、及びプログラム Expired - Fee Related JP5257153B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009055702A JP5257153B2 (ja) 2009-03-09 2009-03-09 画像読取装置、情報処理方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009055702A JP5257153B2 (ja) 2009-03-09 2009-03-09 画像読取装置、情報処理方法、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010212914A true JP2010212914A (ja) 2010-09-24
JP5257153B2 JP5257153B2 (ja) 2013-08-07

Family

ID=42972658

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009055702A Expired - Fee Related JP5257153B2 (ja) 2009-03-09 2009-03-09 画像読取装置、情報処理方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5257153B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005026876A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Sharp Corp 通信システム及び通信装置
JP2005157770A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理装置
JP2006201869A (ja) * 2005-01-18 2006-08-03 Fuji Xerox Co Ltd 文書処理装置及び方法、及び文書処理プログラム
JP2006262023A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Ricoh Co Ltd 画像読取装置
JP2006333428A (ja) * 2005-04-25 2006-12-07 Ricoh Co Ltd スキャナ装置、端末装置、情報処理方法、プログラム、及び記録媒体
JP2007081578A (ja) * 2005-09-12 2007-03-29 Canon Inc データ配信装置およびデータ配信方法及びそれを実現するためのプログラム
JP2007325168A (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像配信システム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005026876A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Sharp Corp 通信システム及び通信装置
JP2005157770A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理装置
JP2006201869A (ja) * 2005-01-18 2006-08-03 Fuji Xerox Co Ltd 文書処理装置及び方法、及び文書処理プログラム
JP2006262023A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Ricoh Co Ltd 画像読取装置
JP2006333428A (ja) * 2005-04-25 2006-12-07 Ricoh Co Ltd スキャナ装置、端末装置、情報処理方法、プログラム、及び記録媒体
JP2007081578A (ja) * 2005-09-12 2007-03-29 Canon Inc データ配信装置およびデータ配信方法及びそれを実現するためのプログラム
JP2007325168A (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像配信システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5257153B2 (ja) 2013-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10447660B2 (en) Information processing apparatus, control method for information processing apparatus, and storage medium
JP6299097B2 (ja) 情報処理システム、情報処理方法、プログラム、及び記録媒体
US10855853B2 (en) Image processing apparatus, control method thereof, and storage medium for transmission of image data
EP2431905B1 (en) Image information processing apparatus, image information processing system, and computer-readable storage medium for computer program
JP6184194B2 (ja) 画像処理装置及びその認証方法、並びにプログラム
JP6131551B2 (ja) 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
JP6194667B2 (ja) 情報処理システム、情報処理方法、プログラム、及び記録媒体
JP6197432B2 (ja) 情報処理システム、情報処理方法、プログラム、及び記録媒体
JP6229343B2 (ja) 情報処理システム、情報処理方法、プログラム、及び記録媒体
JP6295532B2 (ja) 情報処理システム及び情報処理方法
JP4506850B2 (ja) 画像管理装置、画像管理方法およびプログラム
JP2006209504A (ja) ネットワーク対応画像形成装置
US20160150125A1 (en) Information processing apparatus, information processing system, and control method of information processing apparatus
US20180203655A1 (en) Information processing system, information processing method, and recording medium
US9176682B2 (en) Job performing control system, job performing system and job performing control method
JP5402118B2 (ja) 画像読取装置、配信システム、情報処理方法、及びプログラム
JP5316304B2 (ja) 画像読取装置、情報処理方法、及びプログラム
JP2019179534A (ja) 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP5257153B2 (ja) 画像読取装置、情報処理方法、及びプログラム
JP5247540B2 (ja) 情報処理システム及びその制御方法、プログラム
JP5768922B1 (ja) 文書処理システム、プログラム、及び文書処理装置
US11481166B2 (en) Information processing system, information processing apparatus for controlling access to resources and functions for managing users allowed to access the resources
JP6432268B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システム、及びプログラム
JP2019115040A (ja) 情報処理システム、情報処理装置及び情報端末装置
US9826123B2 (en) Information processing system, information processing method, and recording medium for facilitating association among information items that are related to the same data

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120620

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130326

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130408

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160502

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees