JP2010210899A - 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器 - Google Patents

電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2010210899A
JP2010210899A JP2009056477A JP2009056477A JP2010210899A JP 2010210899 A JP2010210899 A JP 2010210899A JP 2009056477 A JP2009056477 A JP 2009056477A JP 2009056477 A JP2009056477 A JP 2009056477A JP 2010210899 A JP2010210899 A JP 2010210899A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
potential
common electrode
pixel electrode
display device
electrophoretic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009056477A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5515333B2 (ja
Inventor
Hiroaki Kanamori
広晃 金森
Kota Muto
幸太 武藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2009056477A priority Critical patent/JP5515333B2/ja
Publication of JP2010210899A publication Critical patent/JP2010210899A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5515333B2 publication Critical patent/JP5515333B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)

Abstract

【課題】光照射や電圧変動に起因する表示品質の低下を防止することができる電気泳動表示装置の駆動方法を提供する。
【解決手段】本発明の電気泳動表示装置の駆動方法は、表示部に画像を表示する画像表示ステップの後に、画素電極及び共通電極をハイインピーダンス状態とする電源遮断ステップと、少なくとも共通電極の電位を接地電位側に遷移させるディスチャージステップと、を有することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器に関するものである。
アクティブマトリクス方式の電気泳動表示装置の駆動方法として、画像をより長く保持するために、画像書き込み後に画素電極及び共通電極をハイインピーダンス状態とする駆動方法が知られている(特許文献1参照)。
特開2004−102054号公報 特開2002−149115号公報
特許文献1記載の駆動方法によれば、画像書き込み後に画素電極と共通電極の電荷を引き抜かずに残留させるので、この残留電荷による電界を分散媒に作用させることができ、電気泳動粒子が電極に引き寄せられた状態を維持できるとされていた。
しかし、電気泳動表示装置に上記の駆動方法を採用した場合、パネルへの光照射時や電源オフ時に、表示品質の低下が生じることが判明した。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであって、光照射や電圧変動に起因する表示品質の低下を防止することができる電気泳動表示装置の駆動方法を提供することを目的の一つとする。また本発明は、画像書き込み後に良好に表示品質を保持することができる電気泳動表示装置を提供することを目的の一つとする。
本発明の電気泳動表示装置の駆動方法は、第1基板と第2基板との間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持してなり、複数の画素を配列してなる表示部を備え、各々の前記画素に対応して前記第1基板の前記電気泳動素子側に形成された画素電極及びスイッチング素子と、前記第2基板の前記電気泳動素子側に形成され複数の前記画素電極と対向する共通電極とを有する電気泳動表示装置の駆動方法であって、前記表示部に画像を表示する画像表示ステップの後に、前記画素電極及び前記共通電極をハイインピーダンス状態とする電源遮断ステップと、少なくとも前記共通電極の電位を接地電位側に遷移させるディスチャージステップと、を有することを特徴とする。
光入射や電圧変動による表示の劣化は、後段の実施形態において図8を参照して詳細に説明しているが、電源遮断ステップに移行した後の期間において、光リーク等によって画素電極の電位が低下し、画素電極と共通電極との電位の高低関係が逆転してしまうことにより生じる。
そこで本駆動方法では、ディスチャージステップによって共通電極の電荷を引き抜き、接地電位に近づけることとした。これにより、表示部への光入射等によって画素電極の電位が接地電位に近づいた場合にも、画像表示ステップで設定された画素電極の電位と共通電極の電位の高低関係を維持しやすくなる。その結果、光入射等による表示の劣化が生じにくくなり、画像書き込み後の表示品質を良好に保持することができる。
また、本発明によれば、駆動方法を変更するのみで、光リークによる表示劣化を防止することができるので、画素に設けられるスイッチング素子への光入射を防止する遮光膜が不要になる。したがって、スイッチング素子等を含む基板の製造コストを低減することができる。また、遮光膜がないことで、スイッチング素子等を含む基板の製造工程での外観検査が容易になるので、不良品が後工程に流れるのを防止することができる。
前記ディスチャージステップにおいて、前記画素電極の電位を接地電位側に遷移させることが好ましい。
この駆動方法によれば、画素電極の電位も接地電位に近づけるので、光入射等があったときの電位の変動幅を小さくすることができる。これにより、共通電極の電位との高低関係が逆転するのを防止しやすくなる。また、電位関係の逆転が生じたとしても画素電極と共通電極の電位差が小さいため、表示劣化の度合いを小さくすることができる。
前記ディスチャージステップを、少なくとも一部の前記画素電極の電位が前記共通電極の電位と異なる期間に実行することが好ましい。
この駆動方法によれば、電源遮断ステップにおいて残留電荷による電界を電気泳動素子に作用させ、表示コントラストを高める効果を得つつ、電源遮断ステップの期間中に光入射等があった場合にも、画素電極と共通電極との電位の高低関係を逆転しにくくすることができる。
前記ディスチャージステップにおいて、前記共通電極と前記画素電極とを、接地電位に遷移させることが好ましい。
このような駆動方法とすることで、光入射や電圧変動による画素電極及び共通電極の電位変動をほぼ無くすことができる。したがって、光入射や電圧変動が生じたとしても劣化しない表示を得ることができる。
前記ディスチャージステップの後に、前記共通電極と前記画素電極とをハイインピーダンス状態とする画像保持ステップを有することが好ましい。
この駆動方法によれば、画素電極及び共通電極に電位を入力する回路への電源供給を停止することができるので、画像保持期間における消費電力を低減することができる。
前記画像表示ステップが、前記画素電極に第1の電位又は第2の電位を入力し、前記共通電極に前記第1の電位を入力する第1の表示ステップと、前記画素電極に前記第1の電位又は前記第2の電位を入力し、前記共通電極に前記第2の電位を入力する第2の表示ステップと、を有することが好ましい。
すなわち、本発明の駆動方法は、共通電極の電位を変動させることで電気泳動素子に印加される電圧の極性を切り換える、「コモン振り駆動」と組み合わせて用いることが好ましい。コモン振り駆動では、画素回路の耐電圧を低く抑えつつ、電気泳動素子に比較的高い電圧を印加できるという利点があるが、画素電極及び共通電極には第1又は第2の電位のいずれかが入力されるため、共通電極電位に対して正負の極性を用いる駆動方法と比べて、光入射や電圧変動による表示劣化が起こりやすい。そこで、ディスチャージステップを備えた本発明に係る駆動方法を採用することで、コモン振り駆動の利点を維持しつつ、表示劣化を生じにくくすることが可能となる。
次に、本発明の電気泳動表示装置は、第1基板と第2基板との間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持してなり、複数の画素を配列してなる表示部を備え、各々の前記画素に対応して前記第1基板の前記電気泳動素子側に形成された画素電極及びスイッチング素子と、前記第2基板の前記電気泳動素子側に形成され複数の前記画素電極と対向する共通電極と、前記画素電極及び前記共通電極への入力電位を制御する制御部と、を有する電気泳動表示装置であって、前記制御部は、前記表示部に画像を表示する画像表示動作の後に、前記画素電極及び前記共通電極をハイインピーダンス状態とする電源遮断動作と、少なくとも前記共通電極の電位を接地電位側に遷移させるディスチャージ動作と、を実行することを特徴とする。
本発明の電気泳動表示装置では、ディスチャージ動作によって共通電極の電荷を引き抜き、共通電極電位を接地電位に近づけることとした。これにより、表示部への光入射等によって画素電極の電位が接地電位に近づいた場合にも、画像表示動作時に設定された画素電極の電位と共通電極の電位の高低関係を維持しやすくなる。その結果、光入射等による表示の劣化が生じにくくなり、画像書き込み後の表示品質を良好に保持することができる。
また、本発明によれば、電位入力動作を変更するのみで、光リークによる表示劣化を防止することができるので、画素に設けられるスイッチング素子への光入射を防止する遮光膜が不要になる。したがって、スイッチング素子等を含む基板の製造コストを低減することができる。また、遮光膜がないことで、スイッチング素子等を含む基板の製造工程での外観検査が容易になるので、不良品が後工程に流れるのを防止することができる。
前記制御部は、前記ディスチャージ動作において、前記画素電極の電位を接地電位側に遷移させることが好ましい。
この構成によれば、画素電極の電位も接地電位に近づけるので、光入射等があったときの電位の変動幅を小さくすることができる。これにより、共通電極の電位との高低関係が逆転するのを防止しやすくなる。また、電位関係の逆転が生じたとしても画素電極と共通電極の電位差が小さいため、表示劣化の度合いを小さくすることができる。
前記制御部は、前記ディスチャージ動作を、少なくとも一部の前記画素電極の電位が前記共通電極の電位と異なる期間に実行することが好ましい。
この構成によれば、電源遮断動作において残留電荷による電界を電気泳動素子に作用させ、表示コントラストを高める効果を得つつ、電源遮断動作の期間中に光入射等があった場合にも、画素電極と共通電極との電位の高低関係を逆転しにくくすることができる。
前記制御部は、前記ディスチャージ動作において、前記共通電極と前記画素電極とを、接地電位に遷移させることが好ましい。
このような構成とすることで、光入射や電圧変動による画素電極及び共通電極の電位変動をほぼ無くすことができる。したがって、光入射や電圧変動が生じたとしても劣化しない表示を得ることができる。
前記制御部は、前記ディスチャージ動作の後に、前記共通電極と前記画素電極とをハイインピーダンス状態とする画像保持動作を実行することが好ましい。
この構成によれば、画素電極及び共通電極に電位を入力する回路への電源供給を停止することができるので、画像保持期間における消費電力を低減することができる。
前記制御部は、前記画像表示動作において、前記画素電極に第1の電位又は第2の電位を入力し、前記共通電極に前記第1の電位を入力する第1の表示動作と、前記画素電極に前記第1の電位又は前記第2の電位を入力し、前記共通電極に前記第2の電位を入力する第2の表示動作と、を実行することが好ましい。
この構成によれば、コモン振り駆動の利点を維持しつつ、光入射や電圧変動による表示劣化を生じにくくした電気泳動表示装置とすることができる。
本発明の電子機器は、先に記載の電気泳動表示装置を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、光照射や電圧変動の影響を受けにくく、画像保持特性に優れた表示手段を具備した電子機器を提供することができる。
実施形態に係る電気泳動表示装置の回路構成図。 実施形態に係る電気泳動表示装置とマイクロカプセルの断面図。 電気泳動表示装置の動作説明図。 実施形態に係る電気泳動表示装置の駆動方法を示すフローチャート。 実施形態に係る駆動方法におけるタイミングチャート 実施形態に係る駆動方法の作用説明図。 電子機器を例示する図。 本発明の駆動方法を適用しない場合における説明図。
以下、図面を用いて本発明の電気泳動表示装置とその駆動方法について説明する。
なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせている。
図1は、本実施形態に係る電気泳動表示装置100の概略構成図である。
電気泳動表示装置100は、複数の画素40がマトリクス状に配列された表示部5を備えている。表示部5の周辺には、走査線駆動回路61、データ線駆動回路62、及びコントローラー63(制御部)が配置されている。
表示部5には、走査線駆動回路61から延びる複数の走査線36と、データ線駆動回路62から延びる複数のデータ線38とが形成されており、これらの交差位置に対応して画素40が設けられている。コントローラー63は、走査線駆動回路61及びデータ線駆動回路62と接続され、これらの回路を総合的に制御する。
画素40は、走査線36及びデータ線38と接続された選択トランジスタ41(スイッチング素子)と、選択トランジスタ41と接続された画素電極35と、選択トランジスタ41及び画素電極35と接続された保持容量43とを有する。共通電極37は複数の画素40に共通の電極であり、共通電極37と画素電極35との間に電気泳動素子32が挟持されている。
走査線駆動回路61は、m本の走査線36(G1、G2、…、Gm)を介して各々の画素40に接続されており、これら1行目からm行目までの走査線36を順次選択し、画素40に設けられた選択トランジスタ41のオンタイミングを規定する選択信号を、選択した走査線36を介して供給する。
データ線駆動回路62は、n本のデータ線38(S1、S2、…、Sn)を介して各々の画素40に接続されており、画素40の各々に対して画素データを規定する画像信号を供給する。
図2(a)は、表示部5に設けられた1つの画素40における電気泳動表示装置100の部分断面図である。電気泳動表示装置100は、素子基板(第1基板)30と対向基板(第2基板)31との間に、複数のマイクロカプセル20を配列してなる電気泳動素子32を挟持した構成を備えている。
表示部5において、素子基板30の電気泳動素子32側には、走査線36と、データ線38と、選択トランジスタ41と、保持容量43とが形成されており、これらを覆って平坦化層34が形成されている。平坦化層34上に画素電極35が形成されている。
素子基板30は、ガラスやプラスチック等からなる基板であり、画像表示面とは反対側に配置されるため透明なものでなくてもよい。特に本実施形態の場合、選択トランジスタ41が後述する有機トランジスタであるため、安価で軽量、かつ柔軟性に優れたプラスチック基板を用いることができる。なお、選択トランジスタは、アモルファスシリコン、ポリシリコン等を用いた無機トランジスタとすることもできる。また、素子基板30は、柔軟性を持たない構成であってもよい。
選択トランジスタ41は、半導体層41aと、ゲート絶縁膜41bと、ソース電極41cと、ドレイン電極41dと、ゲート電極41eとを有する。本実施形態の場合、ソース電極41cはデータ線38の一部を用いて形成され、ドレイン電極41dは画素電極35の一部を用いて形成され、ゲート電極41eは走査線36の一部を用いて形成されている。
半導体層41aは、例えばシリコンからなり、有機半導体材料からなるものであってもよい。半導体層41aは、一部をソース電極41c及びドレイン電極41dに乗り上げるようにして素子基板30上に形成されている。
ゲート絶縁膜41bは、半導体層41aとドレイン電極41dの一部を覆う平面領域に形成されている。ゲート絶縁膜41bの形成材料としては、シリコン酸化物やシリコン窒化物などを用いることが好ましく、有機絶縁材料であってもよい。
ゲート電極41eは、ゲート絶縁膜41bを介して半導体層41aのチャネル領域(ソース電極41cとドレイン電極41dとに挟まれた領域)と対向する位置に形成されている。また、ゲート電極41eと同一の配線層には、ゲート絶縁膜41bを介してドレイン電極41dと対向する容量電極41fが形成されている。容量電極41fと、ドレイン電極41d、ゲート絶縁膜41bとが、保持容量43を形成している。
平坦化層34は、シリコン酸化物などの無機絶縁材料や、アクリル樹脂、エポキシ樹脂などの有機絶縁材料を用いて形成されている。平坦化層34により選択トランジスタ41等に起因する素子基板30上の凹凸を平坦化するとともに、動作時に選択トランジスタ41や配線近傍に発生する電界を遮蔽する機能を奏する。
画素電極35は電気泳動素子32に駆動電圧を印加する電極であり、平坦化層34を貫通するコンタクトホール34aを介して選択トランジスタ41と接続されている。画素電極35は、Cu(銅)箔上にニッケルメッキと金メッキとをこの順番で積層したものや、Al、ITO(インジウム・スズ酸化物)などを用いて形成される。走査線36及びデータ線38は、上記した画素電極35と同様の材料を用いて形成することができる。
一方、対向基板31の電気泳動素子32側には複数の画素電極35と対向する平面形状の共通電極37が形成されており、共通電極37上に電気泳動素子32が設けられている。
対向基板31はガラスやプラスチック等からなる基板であり、画像表示側に配置されるため透明基板とされる。共通電極37は、画素電極35とともに電気泳動素子32に電圧を印加する電極であり、MgAg(マグネシウム銀)、ITO(インジウム・スズ酸化物)、IZO(インジウム・亜鉛酸化物)などから形成された透明電極である。
電気泳動素子32は、画素電極35と共通電極37との間に挟持されている。電気泳動素子32は、あらかじめ対向基板31側に形成され、素子基板30と接着するための接着剤までを含めた電気泳動シートとして構成されていてもよい。接着剤は、マイクロカプセル20間の間隙に充填されていてもよく、対向基板31上に形成された電気泳動素子32を覆う接着剤層として形成されていてもよい。
図2(b)は、マイクロカプセル20の模式断面図である。マイクロカプセル20は、例えば50μm程度の粒径を有しており、内部に分散媒21と、複数の白色粒子(電気泳動粒子)27と、複数の黒色粒子(電気泳動粒子)26とを封入した球状体である。マイクロカプセル20は、図2(a)に示すように共通電極37と画素電極35とに挟持され、1つの画素40内に1つ又は複数のマイクロカプセル20が配置される。
マイクロカプセル20の外殻部(壁膜)は、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチルなどのアクリル樹脂、ユリア樹脂、アラビアゴムなどの透光性を持つ高分子樹脂などを用いて形成される。
分散媒21は、白色粒子27と黒色粒子26とをマイクロカプセル20内に分散させる液体である。分散媒21としては、水、アルコール系溶媒(メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、オクタノール、メチルセルソルブなど)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチルなど)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど)、脂肪族炭化水素(ぺンタン、ヘキサン、オクタンなど)、脂環式炭化水素(シクロへキサン、メチルシクロへキサンなど)、芳香族炭化水素(ベンゼン、トルエン、長鎖アルキル基を有するベンゼン類(キシレン、ヘキシルベンゼン、ヘブチルベンゼン、オクチルベンゼン、ノニルベンゼン、デシルベンゼン、ウンデシルベンゼン、ドデシルベンゼン、トリデシルベンゼン、テトラデシルベンゼンなど))、ハロゲン化炭化水素(塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなど)、カルボン酸塩などを例示することができ、その他の油類であってもよい。これらの物質は単独又は混合物として用いることができ、さらに界面活性剤などを配合してもよい。
白色粒子27は、例えば、二酸化チタン、亜鉛華、三酸化アンチモン等の白色顔料からなる粒子(高分子あるいはコロイド)であり、例えば負に帯電されて用いられる。黒色粒子26は、例えば、アニリンブラック、カーボンブラック等の黒色顔料からなる粒子(高分子あるいはコロイド)であり、例えば正に帯電されて用いられる。
これらの顔料には、必要に応じ、電解質、界面活性剤、金属石鹸、樹脂、ゴム、油、ワニス、コンパウンドなどの粒子からなる荷電制御剤、チタン系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、シラン系カップリング剤等の分散剤、潤滑剤、安定化剤などを添加することができる。
また、黒色粒子26及び白色粒子27に代えて、例えば赤色、緑色、青色などの顔料を用いることで、表示部5に赤色、緑色、青色などを表示することもできる。
図3は、電気泳動素子の動作説明図である。図3(a)は、画素40を白表示する場合、図3(b)は、画素40を黒表示する場合をそれぞれ示している。
図3(a)に示す白表示の場合には、共通電極37が相対的に高電位、画素電極35が相対的に低電位に保持される。これにより、負に帯電した白色粒子27が共通電極37に引き寄せられる一方、正に帯電した黒色粒子26が画素電極35に引き寄せられる。その結果、表示面側となる共通電極37側からこの画素を見ると、白色(W)が認識される。
図3(b)に示す黒表示の場合、共通電極37が相対的に低電位、画素電極35が相対的に高電位に保持される。これにより、正に帯電した黒色粒子26が共通電極37に引き寄せられる一方、負に帯電した白色粒子27が画素電極35に引き寄せられる。その結果、共通電極37側からこの画素を見ると黒色(B)が認識される。
[駆動方法]
次に、上記の構成を備えた電気泳動表示装置100の駆動方法について図4から図6を参照して説明する。
図4は、本実施形態の駆動方法を示すフローチャートである。本実施形態の駆動方法は、図4に示すように、画像表示ステップST11と、電源遮断ステップST12と、ディスチャージステップST13と、画像保持ステップST14と、を含む。
図5は、本実施形態の駆動方法におけるタイミングチャートである。図6は、本実施形態に係る駆動方法の作用説明図であり、図6(a)は、各ステップにおける表示部5の状態遷移を模式的に示す図、図6(b)は各ステップにおける電極電位の遷移を示す図である。なお、図6(b)では、図面を見やすくするために、電位を示す線を意図的にずらして表示している。
図5に示すタイミングチャートには、共通電極37に入力される電位(Vcom)と、図6(a)に示す領域Aの画素40において画素電極35に入力される電位(Vp1)と、領域Bの画素40において画素電極35に入力される電位(Vp2)とが示されている。一方、図6(b)には、図5に示す各電位を入力したときの各電極における電位の状態遷移が示されている。
画像表示ステップST11では、上位装置からコントローラー63に画像データが入力される。コントローラー63は、走査線駆動回路61及びデータ線駆動回路62を駆動して上記画像データに基づく画像信号を画素電極35に入力し、共通電極37に所定の電位を入力する。これにより、表示部5に上記画像データに対応する画像が表示される。
画像表示ステップST11は、図5及び図6に示すように、画像消去ステップST11a(第1の表示ステップ)と、画像書込ステップST11b(第2の表示ステップ)とを含む。
まず、画像表示ステップST11が開始される直前の表示部5には、図6(a)に示すように、「K」の文字が表示されている。
そして、画像消去ステップST11aに移行すると、表示部5の全面を白表示させる動作が実行される。具体的には、図5に示すように、コントローラー63の制御のもと、走査線駆動回路61及びデータ線駆動回路62により、領域Aに属する画素40の画素電極35にローレベルの電位(例えば0V)が入力され、領域Bに属する画素40の画素電極35にローレベルの電位が入力される。また、共通電極37にハイレベルの電位(例えば15V)が入力される。
そうすると、画素電極35(ローレベル)と共通電極37(ハイレベル)の間に生じる電位差により電気泳動素子32が駆動され(図3(a)参照)、表示部5のすべての画素40が白表示される。
次に、画像書込ステップST11bに移行すると、コントローラー63の制御のもと、図6(a)に示す「H」の文字に対応する画像データが、走査線駆動回路61及びデータ線駆動回路62により表示部5に入力される。これにより、領域Aに属する画素40の画素電極35には、図5に示すようにハイレベルの電位(例えば15V)が入力され、領域Bに属する画素40の画素電極35にはローレベルの電位(例えば0V)が入力される。また共通電極37には、ローレベルの電位(例えば0V)が入力される。
そうすると、領域Aに属する画素40では、画素電極35(ハイレベル)と共通電極37(ローレベル)との間に生じる電位差により電気泳動素子32が駆動され、画素40が黒表示される(図3(b)参照)。一方、領域Bに属する画素40では、画素電極35と共通電極37とが同電位であるため、表示は変化しない。
以上により、図6(a)に示すように、表示部5に文字「H」が表示される。
次に、電源遮断ステップST12に移行すると、コントローラー63は、図5に示すように、共通電極37及び画素電極35を駆動回路から電気的に切断し、画素電極35及び共通電極37をハイインピーダンス状態とする。
図6(b)に示すように、画像表示ステップST11の終了時に、領域Aに属する画素40の画素電極35の電位Vp1はハイレベルであり、領域Bに属する画素40の画素電極35の電位Vp2及び共通電極37の電位Vcomはいずれもローレベルである。かかる電位の画素電極35及び共通電極37をハイインピーダンス状態とすると、これらの電極は残留電荷に応じた電位となる。しかし実際には、電気泳動素子32にリーク電流が流れるため、図6(b)に示すように、ハイインピーダンス状態とした直後からハイレベルの画素電極35の電位Vp1は徐々に低下しはじめ、ローレベルの画素電極35のVp2及び共通電極37の電位Vcomは徐々に上昇しはじめる。
次いで、電源遮断ステップST12から所定時間が経過した後、ディスチャージステップST13に移行する。
ディスチャージステップST13では、コントローラー63の制御のもと、図5に示すように、共通電極37と、表示部5のすべての画素電極35にローレベル電位(接地電位;例えば0V)が入力される。画素電極35への電位入力は、画像表示ステップST11と同様に、走査線駆動回路61及びデータ線駆動回路62により画素40を順次選択してローレベルの電位を入力してもよく、すべての画素40を同時に選択状態として電位を入力してもよい。
上記動作により画素電極35及び共通電極37から電荷が引き抜かれるので、図6(b)に示すように、共通電極37の電位Vcom、画素電極35の電位Vp1、Vp2は急激に低下し、ローレベルの電位(接地電位)となる。
その後、画像保持ステップST14では、画素電極35及び共通電極37がハイインピーダンス状態とされる。画素電極35と共通電極37の電荷は、ディスチャージステップST13で引き抜かれているため、電気泳動素子32や他の回路にリーク電流が生じることはなく、画素電極35及び共通電極37は一定電位(接地電位)に保持されるため、表示画像は安定に保持される。
本実施形態の電気泳動表示装置100では、以上の画像表示ステップST11から画像保持ステップST14により、表示部5に任意の画像を表示させることができる。
以上に説明した本実施形態の駆動方法によれば、表示部5に光が入射した場合や電源オフ動作などによる電圧変動が生じた場合にも、表示画像が劣化するのを防止することができる。
以下、かかる作用効果について、図6及び図8を参照しつつ説明する。
図8は、本発明の駆動方法を適用しない場合の動作説明図である。すなわち、図4のフローチャートに示した各ステップのうち、画像表示ステップST11と電源遮断ステップST12のみを実行した場合における動作説明図である。
図8(a)は、各ステップにおける表示部5の状態遷移を示す図であり、図8(b)は、各ステップにおける共通電極37及び画素電極35の電位の遷移を示す図である。図8(c)は、光照射による画像の劣化に関する説明図である。
なお、図8において、図4から図6と共通の構成要素には同一の符号を付し、それらの詳細な説明は省略する。
図8(b)に示すように、ディスチャージステップST13を行わない場合、画像表示ステップST11の後、画素電極35及び共通電極37をハイインピーダンス状態とする電源遮断ステップST12の状態が維持される。電源遮断ステップST12では、電気泳動素子32に流れるリーク電流により、ハイレベルの画素電極35の電位Vp1が徐々に低下し、ローレベルの画素電極35の電位Vp2と共通電極37の電位Vcomは徐々に上昇して、短時間のうちに電位Vp1、Vp2及び電位Vcomが同電位となる。その後は、回路中の他の部位のリークにより電位Vp1、Vp2及びVcomは徐々に減衰していく。
図8(a)に示すように、画像表示ステップST11と電源遮断ステップST12のみを実行しても、画像表示は問題なく行うことができる。しかしながら、電源遮断ステップST12に移行した後に、図8(c)左側の図に示すように表示部5に光Lが入射すると、光入射領域Xに属する画素40の選択トランジスタ41(図1,2参照)に光リークが生じ、図8(b)に示すように、光入射領域Xにおいて画素電極35の電位が、自然に減衰するときによりも早く低下する。
このような画素電極35の電位低下が生じると、共通電極37の電位は光入射では変化しないため、光入射領域Xにおいて、画素電極35の電位Vp1と共通電極37との間に電位差ΔVが発生する。このとき、共通電極37が相対的に高電位、画素電極35が相対的に低電位になるため、光入射領域Xに属する画素40は、図3(a)に示した白表示動作時と同様の電位状態となり、白色粒子27が共通電極37側に引き寄せられる。これにより、図8(c)右側の図に示すように、光入射領域Xの黒表示部分がグレー表示あるいは白表示になり、表示品質が低下する。
また、電源オフ時に回路への電源供給が突然遮断された場合にも、画素電極35や共通電極37の電位が変動する場合がある。このとき、画素電極35と共通電極37とが画素40の表示を変更しうる状態になると、上記の光入射時と同様の現象が発生する。
なお、光入射領域Xのうち、白表示されている部分に属する画素40においても、光リークによって画素電極35の電位が低下する。しかし、かかる部分では、画素電極35の電位Vp2と共通電極37の電位Vcomの電位関係は反転しないため、若干の反射率変化が生じる可能性はあるが、白表示状態が変化することはない。
これに対して、本実施形態の駆動方法では、図5及び図6に示したように、電源遮断ステップST12に移行した後に、ディスチャージステップST13を実行し、画素電極35と共通電極37をローレベルの電位(接地電位)とする。したがって、表示部5に光が入射し、選択トランジスタ41が導通状態になったとしても、画素電極35の電位が変動することはない。また、電源オフ動作等を行ったとしても、画素電極35や共通電極37の電位が変動することもない。
よって、本発明の駆動方法によれば、光入射や電源オフ動作等により表示部5の表示が変化することがなく、優れた画像保持性を得ることができる。
また、本発明によれば、駆動方法を変更するのみで、光リークによる表示劣化を防止することができるので、選択トランジスタ41への光入射を防止する遮光膜が不要になる。したがって、素子基板30の製造コストを低減することができる。また、遮光膜がないことで、素子基板30の製造工程で選択トランジスタ41等の外観検査が容易になるので、不良品が後工程に流れるのを防止することができる。
また、上記実施形態の駆動方法では、電源遮断ステップST12に移行した後、所定時間の経過後にディスチャージステップST13を実行する。
このような駆動方法とすることで、電源遮断ステップST12においても、電気泳動素子32に対して電圧を印加することができるため、表示コントラストを向上させる効果を得ることができる。
また、上記実施形態の駆動方法では、電源遮断ステップST12に移行後、電位Vp1(ハイレベルの画素電極35の電位)と、電位Vp2(ローレベルの画素電極35の電位)及び電位Vcom(共通電極37の電位)とが同電位になる前にディスチャージステップST13を実行する。
このような駆動方法とすることで、電源遮断ステップST12の期間中に光入射等があった場合にも、電位Vp1と共通電極37との電位関係が反転しにくくなり、表示の劣化を抑えることができる。
なお、電位Vp1、Vp2及び電位Vcomが同電位となった後にディスチャージステップST13を実行してもよい。この場合には、電源遮断ステップST12の期間中に光入射等があった場合の表示劣化が生じやすくなるが、ディスチャージステップST13を実行した後の表示劣化を防止する効果に変わりはない。
また、上記実施形態の駆動方法では、ディスチャージステップST13の後に、画像保持ステップST14を設けている。画像保持ステップST14により画素電極35及び共通電極37をハイインピーダンス状態とすることで、走査線駆動回路61及びデータ線駆動回路62への電源供給を停止でき、画像保持期間における消費電力を低減することができる。
なお、消費電力の点では不利になるが、画像保持ステップST14を省略することも可能である。
また、上記実施形態では、ディスチャージステップST13により、画素電極35及び共通電極37をローレベルの電位(接地電位)に移行させている。このような駆動方法とすることで、光入射等があった場合における画素電極35及び共通電極37の電位変動をほぼ無くすことができ、表示劣化防止効果を最大限に高めることができる。
ただし、画素電極35及び共通電極37の電位を接地電位にまで落とさなくても、共通電極37の電位Vcomを接地電位側へ遷移させるだけでもある程度の効果は得られる。図8(b)に示したように、表示劣化は、ハイレベルの画素電極35の電位Vp1の減衰速度が光リーク等により加速され、電位Vp1と共通電極37の電位Vcomとの電位関係が逆転することにより起こる。したがって、ディスチャージステップST13により、共通電極37の電位Vcomを接地電位に近づけておくことで、上記の電位の逆転を生じにくくすることができ、表示の劣化を抑えることができる。
(電子機器)
次に、上記実施形態の電気泳動表示装置100を、電子機器に適用した場合について説明する。
図7(a)は電子ペーパー1100の構成を示す斜視図である。電子ペーパー1100は、上記実施形態の電気泳動表示装置100を表示領域1101に備えている。電子ペーパー1100は可撓性を有し、従来の紙と同様の質感及び柔軟性を有する書き換え可能なシートからなる本体1102を備えて構成されている。
図7(b)は、電子ノート1200の構成を示す斜視図である。電子ノート1200は、上記の電子ペーパー1100が複数枚束ねられ、カバー1201に挟まれているものである。カバー1201は、例えば外部の装置から送られる表示データを入力する図示は省略の表示データ入力手段を備える。これにより、その表示データに応じて、電子ペーパーが束ねられた状態のまま、表示内容の変更や更新を行うことができる。
以上の電子ペーパー1100及び電子ノート1200によれば、本発明に係る電気泳動表示装置100が採用されているので、画像保持特性に優れ、表示品位に優れた表示部を備えた電子機器となる。
なお、上記の電子機器は、本発明に係る電子機器を例示するものであって、本発明の技術範囲を限定するものではない。例えば、携帯電話、携帯用オーディオ機器などの電子機器の表示部にも、本発明に係る電気泳動表示装置は好適に用いることができる。また、電子機器に組み込む電気泳動表示装置100は、柔軟性を持たない構成であってもよい。
100 電気泳動表示装置、5 表示部、32 電気泳動素子、35 画素電極、37 共通電極、40 画素、41 選択トランジスタ(スイッチング素子)、43 保持容量、

Claims (13)

  1. 第1基板と第2基板との間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持してなり、複数の画素を配列してなる表示部を備え、各々の前記画素に対応して前記第1基板の前記電気泳動素子側に形成された画素電極及びスイッチング素子と、前記第2基板の前記電気泳動素子側に形成され複数の前記画素電極と対向する共通電極とを有する電気泳動表示装置の駆動方法であって、
    前記表示部に画像を表示する画像表示ステップの後に、
    前記画素電極及び前記共通電極をハイインピーダンス状態とする電源遮断ステップと、
    少なくとも前記共通電極の電位を接地電位側に遷移させるディスチャージステップと、
    を有することを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。
  2. 前記ディスチャージステップにおいて、
    前記画素電極の電位を接地電位側に遷移させることを特徴とする請求項1に記載の電気泳動表示装置の駆動方法。
  3. 前記ディスチャージステップを、少なくとも一部の前記画素電極の電位が前記共通電極の電位と異なる期間に実行することを特徴とする請求項1又は2に記載の電気泳動表示装置の駆動方法。
  4. 前記ディスチャージステップにおいて、
    前記共通電極と前記画素電極とを、接地電位に遷移させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電気泳動表示装置の駆動方法。
  5. 前記ディスチャージステップの後に、
    前記共通電極と前記画素電極とをハイインピーダンス状態とする画像保持ステップを有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電気泳動表示装置の駆動方法。
  6. 前記画像表示ステップが、前記画素電極に第1の電位又は第2の電位を入力し、前記共通電極に前記第1の電位を入力する第1の表示ステップと、前記画素電極に前記第1の電位又は前記第2の電位を入力し、前記共通電極に前記第2の電位を入力する第2の表示ステップと、を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の電気泳動表示装置の駆動方法。
  7. 第1基板と第2基板との間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持してなり、複数の画素を配列してなる表示部を備え、各々の前記画素に対応して前記第1基板の前記電気泳動素子側に形成された画素電極及びスイッチング素子と、前記第2基板の前記電気泳動素子側に形成され複数の前記画素電極と対向する共通電極と、前記画素電極及び前記共通電極への入力電位を制御する制御部と、を有する電気泳動表示装置であって、
    前記制御部は、
    前記表示部に画像を表示する画像表示動作の後に、
    前記画素電極及び前記共通電極をハイインピーダンス状態とする電源遮断動作と、
    少なくとも前記共通電極の電位を接地電位側に遷移させるディスチャージ動作と、
    を実行することを特徴とする電気泳動表示装置。
  8. 前記制御部は、前記ディスチャージ動作において、前記画素電極の電位を接地電位側に遷移させることを特徴とする請求項7に記載の電気泳動表示装置。
  9. 前記制御部は、前記ディスチャージ動作を、少なくとも一部の前記画素電極の電位が前記共通電極の電位と異なる期間に実行することを特徴とする請求項7又は8に記載の電気泳動表示装置。
  10. 前記制御部は、前記ディスチャージ動作において、前記共通電極と前記画素電極とを、接地電位に遷移させることを特徴とする請求項7から9のいずれか1項に記載の電気泳動表示装置。
  11. 前記制御部は、前記ディスチャージ動作の後に、前記共通電極と前記画素電極とをハイインピーダンス状態とする画像保持動作を実行することを特徴とする請求項7から10のいずれか1項に記載の電気泳動表示装置。
  12. 前記制御部は、前記画像表示動作において、前記画素電極に第1の電位又は第2の電位を入力し、前記共通電極に前記第1の電位を入力する第1の表示動作と、前記画素電極に前記第1の電位又は前記第2の電位を入力し、前記共通電極に前記第2の電位を入力する第2の表示動作と、を実行することを特徴とする請求項7から11のいずれか1項に記載の電気泳動表示装置。
  13. 請求項7から12のいずれか1項に記載の電気泳動表示装置を備えたことを特徴とする電子機器。
JP2009056477A 2009-03-10 2009-03-10 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器 Active JP5515333B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009056477A JP5515333B2 (ja) 2009-03-10 2009-03-10 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009056477A JP5515333B2 (ja) 2009-03-10 2009-03-10 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010210899A true JP2010210899A (ja) 2010-09-24
JP5515333B2 JP5515333B2 (ja) 2014-06-11

Family

ID=42971141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009056477A Active JP5515333B2 (ja) 2009-03-10 2009-03-10 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5515333B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012008355A1 (ja) * 2010-07-14 2012-01-19 三菱鉛筆株式会社 電気泳動表示装置及びその駆動方法
JP2012022145A (ja) * 2010-07-14 2012-02-02 Mitsubishi Pencil Co Ltd 電気泳動表示装置及びその駆動方法
JP2012177838A (ja) * 2011-02-28 2012-09-13 Seiko Epson Corp 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、電子機器
JP2012237958A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Seiko Epson Corp 電気光学装置の制御方法、電気光学装置の制御装置、電気光学装置、及び電子機器
JP2013015776A (ja) * 2011-07-06 2013-01-24 Mitsubishi Pencil Co Ltd 電気泳動表示装置及びその駆動方法
WO2013114536A1 (ja) * 2012-01-30 2013-08-08 Nltテクノロジー株式会社 メモリ性を有する画像表示装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004102054A (ja) * 2002-09-11 2004-04-02 Seiko Epson Corp 電気光学装置、電気光学装置の駆動方法及び電子機器
JP2008158488A (ja) * 2006-12-23 2008-07-10 Lg Display Co Ltd 電気泳動表示装置とその駆動方法
JP2009175628A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Mitsubishi Pencil Co Ltd 表示装置、電力供給装置、電力供給方法、およびプログラム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004102054A (ja) * 2002-09-11 2004-04-02 Seiko Epson Corp 電気光学装置、電気光学装置の駆動方法及び電子機器
JP2008158488A (ja) * 2006-12-23 2008-07-10 Lg Display Co Ltd 電気泳動表示装置とその駆動方法
JP2009175628A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Mitsubishi Pencil Co Ltd 表示装置、電力供給装置、電力供給方法、およびプログラム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012008355A1 (ja) * 2010-07-14 2012-01-19 三菱鉛筆株式会社 電気泳動表示装置及びその駆動方法
JP2012022145A (ja) * 2010-07-14 2012-02-02 Mitsubishi Pencil Co Ltd 電気泳動表示装置及びその駆動方法
JP2012177838A (ja) * 2011-02-28 2012-09-13 Seiko Epson Corp 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、電子機器
JP2012237958A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Seiko Epson Corp 電気光学装置の制御方法、電気光学装置の制御装置、電気光学装置、及び電子機器
JP2013015776A (ja) * 2011-07-06 2013-01-24 Mitsubishi Pencil Co Ltd 電気泳動表示装置及びその駆動方法
WO2013114536A1 (ja) * 2012-01-30 2013-08-08 Nltテクノロジー株式会社 メモリ性を有する画像表示装置
JPWO2013114536A1 (ja) * 2012-01-30 2015-05-11 Nltテクノロジー株式会社 メモリ性を有する画像表示装置
US9541813B2 (en) 2012-01-30 2017-01-10 Nlt Technologies, Ltd. Image display device with memory

Also Published As

Publication number Publication date
JP5515333B2 (ja) 2014-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5250984B2 (ja) 電気泳動表示装置、電気泳動表示装置の駆動方法、及び電子機器
US20080238865A1 (en) Electrophoretic display device, method for driving electrophoretic display device, and electronic apparatus
US8395580B2 (en) Method for driving electrophoresis display device, electrophoresis display device, and electronic apparatus
JP5515333B2 (ja) 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器
US7663800B2 (en) Electrophoresis display device and electronic apparatus
JP2009175492A (ja) 電気泳動表示装置及びその駆動方法並びに電子機器
US20100079428A1 (en) Electrophoretic display device, electronic apparatus, and method for driving electrophoretic display device
US20090303228A1 (en) Electrophoretic display device, electronic apparatus, and method of driving electrophoretic display device
JP5948730B2 (ja) 電気泳動表示装置の制御方法、電気泳動表示装置の制御装置、電気泳動表示装置、及び電子機器
JP2011123216A (ja) 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器
JP5540880B2 (ja) 電気泳動表示装置の駆動方法、並びに電気泳動表示装置及び電子機器
US8928576B2 (en) Electrophoretic display device, driving method thereof, and electronic apparatus
US8089454B2 (en) Driving circuit for electrophoretic display device, electrophoretic display device, method for driving the same, and electronic apparatus
JP5459592B2 (ja) 電気光学装置とその駆動方法、及び電子機器
JP5499638B2 (ja) 電気泳動表示装置とその駆動方法、及び電子機器
JP2009145859A (ja) 電気泳動表示装置、電気泳動表示装置の駆動方法、及び電子機器
JP5338683B2 (ja) 電気泳動表示装置及びその駆動方法並びに電子機器
JP2011095564A (ja) 電気泳動表示装置とその駆動方法、及び電子機器
JP2009229850A (ja) 画素回路、電気泳動表示装置及びその駆動方法、並びに電子機器
JP5168895B2 (ja) 電気泳動表示装置の駆動方法及び電気泳動表示装置
US20090243996A1 (en) Electrophoretic display device, method of driving the same, and electronic apparatus
JP2009300771A (ja) 電気泳動表示装置
JP2012022145A (ja) 電気泳動表示装置及びその駆動方法
JP2008249794A (ja) 電気泳動表示装置、電気泳動表示装置の駆動方法、及び電子機器
JP2011237627A (ja) 電気泳動表示装置および電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20111219

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130402

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140304

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140317

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5515333

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250