JP2008249794A - 電気泳動表示装置、電気泳動表示装置の駆動方法、及び電子機器 - Google Patents

電気泳動表示装置、電気泳動表示装置の駆動方法、及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成に有効な電気泳動粒子の数を保持し、製品の信頼度を向上させ、長寿命な電気泳動表示装置、電気泳動表示装置の駆動方法、及び電子機器を提供すること
【解決手段】対向する第1の電極と第2の電極とで挟持された電気泳動素子を備えた複数の画素2を有し、画素2は、走査線4及びデータ線5を介して画素駆動部6に接続されるとともに、第1の制御線11、第2の制御線12、及び第3の制御線15を介して電位制御部8に接続されている電気泳動表示装置において、電位制御部8は、画素2に画像を表示させる前の準備期間に、第1の制御線11に第1の電位を供給するとともに、第2の制御線12に第2の電位を供給する期間と、第1の制御線11に第2の電位を供給するとともに、第2の制御線12に第1の電位を供給する期間とが設けられていることを特徴とする電気泳動表示装置1とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気泳動表示装置、電気泳動表示装置の駆動方法、及び電子機器に関する。
電気泳動表示装置で画像を表示させるためには、スイッチング素子を介して、メモリ回路に一旦画像信号を記憶させる。メモリ回路で記憶した画像信号は第1の電極に直接入力され、第1の電極に電位を与えると、第2の電極との間で電位差が発生する。これによって電気泳動素子を駆動させて、画像を表示させることができる。(特許文献1)
メモリ回路としては、SRAM(Static Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)などが用いられている。
特開2003−84314号公報
ところが、隣り合う画素の第1電極の間で異なる電位が入力されていると、この隣り合う第1の電極の間に大きな電位差が発生する。
第1の電極と第2の電極との間隔はおよそ30μm以上であるが、隣り合う第1の電極の間隔はおよそ2μm以上20μm以下である。このため、電気泳動粒子は、第1の電極と第2の電極との間の電場よりも、隣り合う第1の電極の間の電場の影響を強く受ける。その結果、一部の電気泳動粒子は、隣の第1の電極へ向かおうとして、電気泳動粒子を封入しているマイクロカプセルの側壁面に移動する。
このような動作を繰り返すと、マイクロカプセルの側壁面に固着する電気泳動粒子が増加し、画像表示に有効な電気泳動粒子が減少する。これにより、各画素で均一な画像を表示できず、電気泳動表示装置の寿命を短くさせてしまう。
本発明は、画像形成に有効な電気泳動粒子の数を保持し、製品の信頼度を向上させ、長寿命な電気泳動表示装置、電気泳動表示装置の駆動方法、及び電子機器を提供することを目的とするものである。
本発明は、以下の構成を特徴とする電気泳動表示装置、電気泳動表示装置の駆動方法、及び電子機器である。
第1の電極と、前記第1の電極と対向する第2の電極と、前記第1の電極と前記第2の電極とで挟持され帯電した電気泳動粒子を含む電気泳動素子とを備えた複数の画素で構成される表示部を有し、前記画素は、走査線及びデータ線に接続された画素スイッチング素子と、前記画素スイッチング素子に接続されたメモリ回路と、前記メモリ回路と前記第1の電極との間に設けられたスイッチ回路とを備え、前記走査線と前記データ線とを介して前記画素スイッチング素子に接続された画素駆動部と、第1の制御線と第2の制御線とを介して前記スイッチ回路に接続され、第3の制御線を介して前記第2の電極に接続された電位制御部とを備えた電気泳動表示装置において、前記電位制御部から前記第1の制御線に第1の電位を供給するとともに、前記第2の制御線に第2の電位を供給する第1の期間と、前記電位制御部から前記第1の制御線に前記第2の電位を供給するとともに、前記第2の制御線に前記第1の電位を供給する第2の期間とを含む準備期間が、画像を表示させる期間の前に設けられていることを特徴とする電気泳動表示装置である。この構造を有することで、前記第1の電極に入力される電位を切替えて、前記電気泳動粒子を撹拌することができるので、前記画像形成に有効な前記電気泳動粒子の数を保持し、製品の信頼度を向上させ、長寿命な電気泳動表示装置とすることができる。
前記準備期間において、前記第1の期間と前記第2の期間とが交互に複数設けられていることが好ましい。この構造により、より多く前記電気泳動粒子を撹拌することができるので、前記画像形成に有効な前記電気泳動粒子の数を保持し、製品の信頼度を向上させ、長寿命な電気泳動表示装置とすることができる。
前記準備期間において、前記電位制御部は、前記第3の制御線を電気的に切断することが好ましい。この構造により、前記第2の電極は電気的に孤立されて、前記第1の電極との間に電界を形成されないので、隣り合う前記第1の電極との間に形成された電界による前記電気泳動粒子を撹拌する効率を向上させる電気泳動表示装置とすることができる。
前記電気泳動素子は、前記電気泳動粒子を封入したカプセル状であり、接着剤層を介して前記第1の電極上に配置されていることが好ましい。この構造により、前記電気泳動素子内において、前記電気泳動粒子の分布を均一にできるので、前記両電極の間の電位差に基づいた均一な画像表示を行うことができる電気泳動表示装置とすることができる。
前記準備期間の前に、前記画素駆動部は、前記走査線を介して、前記画素スイッチング素子に選択信号を入力している前記画素の選択期間中に、前記画素の前記メモリ回路に画像信号を入力し、前記画像信号は、前記表示部において隣接して配置された前記画素の一方に第1の階調を表示させ、他方の前記画素に第2の階調を表示させるものであることが好ましい。このように前記画像信号を入力することで、前記隣り合う第1の電極に異なる電位を入力し電位差を与え、前記電気泳動粒子を撹拌することができる電気泳動表示装置とすることができる。
前記準備期間において、前記電位制御部は、10ms以上500ms以下の周期で前記第1の期間と前記第2の期間とを切替えることが好ましい。この周期で切替えると、電気泳動粒子は前記電場に基づいて移動することができるので十分に撹拌することができ、前記周期を短くすることができるので、前記準備期間を短縮することができる電気泳動表示装置とすることができる。
前記第1の制御線、前記第2の制御線、及び前記第3の制御線は、複数の前記画素で共通の配線であることが好ましい。この構造を備えることで、前記電位制御部の回路構成を簡略化できるので、製造コストを削減できる電気泳動表示装置とすることができる。
第1の電極と、前記第1の電極と対向する第2の電極と、前記第1の電極と前記第2の電極とで挟持され帯電した電気泳動粒子を含む電気泳動素子とを備えた複数の画素で構成される表示部を有し、前記画素は、走査線及びデータ線に接続された画素スイッチング素子と、前記画素スイッチング素子に接続されたメモリ回路と、前記メモリ回路と前記第1の電極との間に設けられたスイッチ回路とを備え、前記スイッチ回路に接続された第1の制御線と第2の制御線と、前記第2の電極に接続された第3の制御線とを備えた電気泳動表示装置の駆動方法であって、前記表示部に画像を表示させる前に、前記第1の制御線に第1の電位を供給するとともに、前記第2の制御線に第2の電位を供給する第1の準備動作と、前記第1の制御線に前記第2の電位を供給するとともに、前記第2の制御線に前記第1の電位を供給する第2の準備動作とを実行することを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法である。この構造を有することで、前記第1の電極に入力される電位を切替えて、前記電気泳動粒子を撹拌することができるので、前記画像形成に有効な前記電気泳動粒子の数を保持し、製品の信頼度を向上させ、長寿命な電気泳動表示装置の駆動方法とすることができる。
前記第1の準備動作と前記第2の準備動作とを交互に複数回実行することが好ましい。この構造により、より多く前記電気泳動粒子を撹拌することができるので、前記画像形成に有効な前記電気泳動粒子の数を保持し、製品の信頼度を向上させ、長寿命な電気泳動表示装置の駆動方法とすることができる。
前記第1の準備動作、及び前記第2の準備動作において、前記第3の制御線を電気的に切断することが好ましい。この構造により、前記第2の電極は電気的に孤立されて、前記第1の電極との間に電界を形成されないので、隣り合う前記第1の電極との間に形成された電界による前記電気泳動粒子を撹拌する効率を向上させる電気泳動表示装置の駆動方法とすることができる。
前記表示部の複数の前記画素に対して、隣接する前記画素が異なる階調で表示されるように前記メモリ回路に画像信号を供給することが好ましい。このように前記画像信号を入力することで、前記隣り合う第1の電極に異なる電位を入力し電位差を与え、前記電気泳動粒子を撹拌することができる電気泳動表示装置の駆動方法とすることができる。
10ms以上500ms以下の周期で、前記第1の準備動作と前記第2の準備動作とを切替えることが好ましい。この周期で切替えると、電気泳動粒子は前記電場に基づいて移動することができるので十分に撹拌することができ、前記周期を短くすることができるので、前記準備期間を短縮することができる電気泳動表示装置の駆動方法とすることができる。
本発明の電気泳動表示装置を備えたことを特徴とする電子機器である。これにより、前記第1の電極に入力される電位を切替えて、前記電気泳動粒子を撹拌することができるので、画像形成に有効な電気泳動粒子の数を保持し、製品の信頼度を向上させ、長寿命な電子機器とすることができる。
以下に、図面を用いて本発明における電気泳動表示装置1について説明する。図1は本発明の実施形態に係る電気泳動表示装置1の構成図である。電気泳動表示装置1は表示部3と走査線駆動回路(画素駆動部)6と、データ線駆動回路(画素駆動部)7と、共通電源変調回路(電位制御部)8とコントローラ10とを備えている。
表示部3には、Y軸方向に沿ってM個、X軸方向に沿ってN個のマトリクス状に画素2が形成されている。走査線駆動回路6は、表示部3をX軸方向に沿って延在する複数の走査線4(Y1、Y2、…、Ym)を介して画素2に接続されている。データ線駆動回路7は、表示部3をY軸方向に沿って延在する複数のデータ線5(X1、X2、…、Xn)を介して画素2に接続されている。共通電源変調回路8は、第1の制御線11、第2の制御線12、第1の電源線13、第2の電源線14、及び共通電極電源配線(第3の制御線)15を介して画素2に接続されている。走査線駆動回路6、データ線駆動回路7、及び共通電源変調回路8はコントローラ10により制御される。制御線11、12、電源線13、14、及び共通電極電源配線15は、すべての画素2において共通配線として用いられる。
図2は、画素2の回路構成を示す図である。
画素2は、駆動用TFT(Thin Film Transistor、画素スイッチング素子)24と、SRAM(Static Random Access Memory、メモリ回路)25と、スイッチ回路35と、画素電極(第1の電極)21と、共通電極(第2の電極)22と、電気泳動素子23とで構成される。
駆動用TFT24はN−MOS(N channel Metal Oxide Semiconductor)で構成されている。駆動用TFT24のゲート部には走査線4、ソース側にはデータ線5、ドレイン側にはSRAM25がそれぞれ接続されている。駆動用TFT24は、走査線駆動回路6から走査線4を介して選択信号が入力される期間中、データ線5とSRAM25とを接続させることによって、データ線駆動回路7からデータ線5を介して入力される画像信号をSRAM25に入力させるために用いられる。
SRAM25は2つのP−MOS(P channel Metal Oxide Semiconductor)25p1、25p2、及び2つのN−MOS25n1、25n2によって構成されている。P−MOS25p1、25p2のソース側には第1の電源線13が接続され、N−MOS25n1、25n2のソース側には第2の電源線14が接続されている。
SRAM25のP−MOS25p1のドレイン側及びN−MOSn1のドレイン側は、駆動用TFT24、P−MOS25p2のゲート部、N−MOS25n2のゲート部、第1のトランスファゲート36のN−MOS36nのゲート部及び第2のトランスファゲート37のP−MOS27pのゲート部に接続されている。
SRAM25のP−MOS25p2のドレイン側及びN−MOSn2のドレイン側は、P−MOS25p1のゲート部、N−MOS25n1のゲート部、第1のトランスファゲート36のP−MOS36pのゲート部、及び第2のトランスファゲート37のN−MOS37nのゲート部に接続されている。
SRAM25は、駆動用TFT24から送られた画像信号を保持するとともに、スイッチ回路35に画像信号を入力するために用いられる。
スイッチ回路35は、第1のトランスファゲート36及び第2のトランスファゲート37により構成される。
第1のトランスファゲート36はP−MOS36pとN−MOS36nとが並列に接続されており、第2のトランスファゲート37はP−MOS37pとN−MOS37nとが並列に接続されている。
第1のトランスファゲート36のソース側は、第1の制御線11と接続され、第2のトランスファゲート37のソース側は、第2の制御線12と接続されている。トランスファゲート36、37のドレイン側は、画素電極21に接続されている。
スイッチ回路35は、SRAM25から入力された画像信号に基づいて、制御線11、12の何れかを択一的に選択し、画素電極21と接続させるセレクタとして機能する。このとき、トランスファゲート36、37は、画像信号のレベルに応じて一方のみが動作する。
動作した方のトランスファゲートを介して、制御線11又は12が画素電極21と導通し、画素電極21に電位が入力される。
電気泳動素子23は、画素電極21と共通電極22との電位差によって、画像を表示させるものである。共通電極22は、共通電極電源配線15と接続されている。
図3は電気泳動表示装置1の表示部3の部分断面図である。表示部3は画素電極21を備えた素子基板28、及び共通電極22を備えた対向基板29で、電気泳動素子23を挟持する構成となっている。電気泳動素子23は、複数のマイクロカプセル40により構成されている。電気泳動素子23は、接着剤を用いて両基板28、29の間で固定されているので、電気泳動素子23と両基板28、29との間に接着剤層30が形成されている。
素子基板28は、例えばガラスやプラスティックなどの材料を矩形に成型した基板である。素子基板28上に画素電極21が形成され、画素電極21はそれぞれの画素2ごとに矩形に形成されている。図示は省略しているが、各画素電極21の間の領域や画素電極21の下層側(素子基板28側)には、図1、2で示した走査線4、データ線5、制御線11、12、電源線13、14、共通電極電源配線15、駆動用TFT24、SRAM25、スイッチ回路35などが形成されている。
対向基板29は、画像を表示する側となるため、例えば、ガラス等の透光性を持つ材質を矩形状に形成させたものである。対向基板29上に形成された共通電極22には、透光性と導電性とを備えた材質が用いられ、例えばMgAg(マグネシウム銀)、ITO(インジウム・スズ酸化物)、IZO(インジウム・亜鉛酸化物)等が挙げられる。
図4は、マイクロカプセル40の構成図である。マイクロカプセル40は、例えば50μm程度の粒径を有すると共にポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル等のアクリル樹脂、ユリア樹脂、アラビアゴム等の透光性を持つ高分子樹脂によって形成されている。このマイクロカプセル40は、共通電極22と上述の画素電極21との間に挟持されており、一つの画素内に複数のマイクロカプセル40が縦横に配列された構成になっている。マイクロカプセル40の周囲を埋めるように、当該マイクロカプセル40を固定するバインダ(図示は省略)が設けられている。
マイクロカプセル40の内部には、分散媒41と、電気泳動粒子として複数の白色粒子42、複数の黒色粒子43の帯電粒子が封入されている。
分散媒41としては、例えば水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、オクタノール、メチルセルソルブ等のアルコール系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチル等の各種エステル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、ぺンタン、ヘキサン、オクタン等の脂肪族炭化水素、シクロへキサン、メチルシクロへキサン等の脂環式炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキシルベンゼン、ヘブチルベンゼン、オクチルベンゼン、ノニルベンゼン、デシルベンゼン、ウンデシルベンゼン、ドデシルベンゼン、トリデシルベンゼン、テトラデシルベンゼン等の長鎖アルキル基を有するベンゼン類等の芳香族炭化水素、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素、カルボン酸塩又はその他の種々の油類等の単独又はこれらの混合物に界面活性剤等を配合したものからなり、白色粒子42と黒色粒子43とをマイクロカプセル40内に分散させる液体である。
白色粒子42は、例えば、二酸化チタン、亜鉛華、三酸化アンチモン等の白色顔料からなる粒子(高分子あるいはコロイド)であり、例えば負に帯電されている。
黒色粒子43は、例えば、アニリンブラック、カーボンブラック等の黒色顔料からなる粒子(高分子あるいはコロイド)であり、例えば正に帯電されている。
このため、白色粒子42及び黒色粒子43は、分散媒41中で画素電極21と共通電極22との間の電位差によって発生する電場中を移動することができる。
これらの顔料には、必要に応じ、電解質、界面活性剤、金属石鹸、樹脂、ゴム、油、ワニス、コンパウンド等の粒子からなる荷電制御剤、チタン系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、シラン系カップリング剤等の分散剤、潤滑剤、安定化剤等を添加することができる。
白色粒子42及び黒色粒子43は溶媒中のイオンによって覆われており、これらの粒子の表面にはイオン層44が形成されている。帯電している白色粒子42及び黒色粒子43とイオン層44との間には、電気二重層が形成されている。一般的に、白色粒子42や黒色粒子43などの帯電粒子は、10kHz以上の周波数の電場を印加しても、電場にほとんど反応せず、ほとんど移動しないことが知られている。帯電粒子の周りのイオンは、帯電粒子に比べて粒子径がはるかに小さいので、電場の周波数が10kHz以上の電場を印加すると電場に応じて移動することが知られている。
図5はマイクロカプセル40の動作を説明した図である。ここでは、イオン層44が形成されない理想的な場合を例に挙げて説明する。画素電極21と共通電極22との間で相対的に共通電極22の電圧が高くなるように電圧を印加すると、図5(a)に示すように、正に帯電された黒色粒子43はクーロン力によってマイクロカプセル40内で画素電極21側に引き寄せられる。一方、負に帯電された白色粒子42はクーロン力によってマイクロカプセル40内で共通電極22側に引き寄せられる。この結果、マイクロカプセル40内の表示面側には白色粒子42が集まることになり、表示面にはこの白色粒子42の色(白色)が表示されることとなる。
逆に、画素電極21と共通電極22との間に相対的に画素電極21の電位が高くなるように電圧を印加すると、図5(b)に示すように、負に帯電された白色粒子42がクーロン力によって画素電極21側に引き寄せられる。逆に、正に帯電された黒色粒子43はクーロン力によって共通電極22側に引き寄せられる。この結果、マイクロカプセル40の表示面側には黒色粒子43が集まることになり、表示面にはこの黒色粒子43の色(黒色)が表示されることとなる。
なお、白色粒子42、黒色粒子43に用いる顔料を、例えば赤色、緑色、青色等の顔料に代えることによって、赤色、緑色、青色等を表示する電気泳動表示装置1とすることができる。
[電気泳動表示装置の駆動方法]
次に、本実施形態に係る電気泳動表示装置1の駆動方法について、図面を用いて説明する。
図6は電気泳動表示装置の駆動方法に係るタイミングチャートを示す図である。本図では、電源オフ期間、チェッカーパターン入力期間、第1の撹拌期間(準備期間)、第2の撹拌期間(準備期間)、電源オフ期間、画像信号入力期間、画像表示期間、電源オフ期間の順序で動作を行い画像を表示する様子を示している。これらの動作を表1にまとめる。
Figure 2008249794
まず、チェッカーパターン入力期間について説明する。
図7は、SRAM25に入力された画像信号2aのパターンデータ3aを示す図である。本図では、X方向、Y方向に沿った画素2に対して、交互に黒色、白色を表示させる画像信号2aが入力された様子を示している。表示部3に対応して、入力された画像信号2aの集合をパターンデータ3aとして表示している。
図2のSRAM25に対して、図1の共通電源変調回路8から、第1の電源線13を介しておよそ5Vの電位を入力し、第2の電源線14を介してローレベル(第2の電位)であるおよそ0Vを入力することで、SRAM25を駆動させる。
第1の制御線11、第2の制御線12、及び共通電極電源配線15は、共通電源変調回路8によって電気的に切断されている。
図1の走査線駆動回路6は、走査線Y1に選択信号を入力する。この選択信号により、走査線Y1に接続された画素2の駆動用TFT24が駆動され、走査線Y1に接続された画素2のSRAM25は、データ線X1、X2、…、Xnにそれぞれ接続される。
図1のデータ線駆動回路7は、データ線X1、X2、…、Xnに画像信号2aを供給することで、走査線Y1に接続された画素2のSRAM25に画像信号2aを入力する。このとき、例えば、奇数番号のデータ線X1、X3、…、に対して、画像信号2aとして5Vの電位を供給し、偶数番号のデータ線X2、X4、…、に対して、画像信号2aとして0Vの電位を供給する。画像信号2aが入力されると、走査線駆動回路6は、走査線Y1への選択信号の供給を停止し、走査線Y1に接続された画素2の選択状態を解除する。
続いて、走査線Y2に選択信号を入力し、走査線Y2に接続された画素2の駆動用TFT24を駆動させ、データ線X1、X2、…、Xnにそれぞれ接続させることで、画像信号2aを入力する。
このとき、データ線駆動回路7は、奇数番号のデータ線X1、X3、…、に対して、画像信号2aとして0Vの電位を供給し、偶数番号のデータ線X2、X4、…、に対して、画像信号として5Vの電位を供給する。画像信号2aが入力されると、走査線駆動回路6は、走査線Y2への選択信号の供給を停止し、走査線Y2に接続された画素2の選択状態を解除する。
この動作を走査線Ymに接続された画素2に対して行われるまで続け、すべての画素2のSRAM25に画像信号2aを入力する。その結果、走査線4、データ線5に沿って隣り合う画素2の画像信号2aとしては、5V、0Vの電位が交互に入力されている。
5Vの電位は、画素2に黒色(第1の階調)を表示させる画像信号2aであり、図7の黒に対応している。一方、0Vの電位は、画素2に白色(第2の階調)を表示させる画像信号2aであり、図7の白に対応している。
引き続いて、第1の撹拌期間に移行する。
図8は、電気泳動粒子が撹拌されるときの模式図である。本図を用いながら電気泳動粒子の撹拌期間について説明する。
第1の電源線13には、図1の共通電源変調回路8からハイレベル(第1の電位)であるおよそ15Vの電位が供給される。そのため、5VでSRAM25に入力した画像信号2aは、ハイレベルで保持される。
第1の制御線11、第2の制御線12は電気的に接続され、第1の制御線にはハイレベルの電位が供給され、第2の制御線にはローレベルが供給される。これにより、図2の第1のトランスファゲート36のソース側にはハイレベルが入力され、第2のトランスファゲート37のソース側にはローレベルが入力される。
画像信号2aがハイレベルである画素2では、第1のトランスファゲート36が駆動され、画素電極21には第1の制御線11に供給されたハイレベルの電位が入力される。これに対して、画像信号2aがハイレベルである画素2では、第1のトランスファゲート36が駆動され、画素電極21には第1の制御線11に供給されたローレベルの電位が入力される。
上述したとおり、すべての画素2に対する画像信号2aは、ローレベルとハイレベルが交互になっているので、隣り合う画素電極21の電位は異なっている。
図8(a)において、画素電極21aにはローレベル、画素電極21bにはハイレベル、画素電極21cにはローレベルが入力されている。このため、隣り合う画素電極21の間に大きな電位差があるので、電気泳動素子23には画素電極21bから画素電極21a及び画素電極21bから画素電極21cへの電場が発生する。このとき、共通電極22は電気的に切断されてハイインピーダンス状態となっているので、水平方向の電界が優先的に電気泳動粒子に作用する。
画素電極21bの上にあるマイクロカプセル40cでは、接着剤層30を介して、画素電極21bと対向する底面に白色粒子42が引き寄せられる。一方、黒色粒子43は、白色粒子42の上側で、マイクロカプセル40cの側壁面に引き寄せられる。
画素電極21a、21cの上にあるマイクロカプセル40a、40cでは、接着剤層30を介して、画素電極21a、21cと対向する底面に黒色粒子43が引き寄せられる。一方、白色粒子42は、黒色粒子43の上側で、マイクロカプセル40a、40cの側壁面に引き寄せられる。このとき、共通電極22は電気的に切断されてハイインピーダンス状態となっているので、水平方向の電界が優先的に電気泳動粒子に作用する。
画素電極21a、21bにわたって設置されているマイクロカプセル40b、及び画素電極21b、21cにわたって設置されているマイクロカプセル40dでは、白色粒子42が画素電極21bに引き寄せられて、マイクロカプセル40b、40dの底面から側壁面にわたり分布する。一方、黒色粒子43は、画素電極21a、21cに引き寄せられて、マイクロカプセル40b、40dの底面から側壁面にわたり分布する。
次に、共通電源変調回路8は、制御線11、12に供給する電位を入れ替えることにより、第2の撹拌期間に移行する。
第1の制御線11にはローレベル、第2の制御線12にはハイレベルの電位が供給される。
これにより、図2の第1のトランスファゲート36のソース側にはローレベルが入力され、第2のトランスファゲート37のソース側にはハイレベルが入力される。
図2のSRAM25に保持されている画像信号は変わらず、駆動されるトランスファゲートは同じであるので、画素電極21に入力される電位が入れ替わる。
このため、図8(b)において、画素電極21aにはハイレベル、画素電極21bにはローレベル、画素電極21cにはハイレベルが入力される。画素電極21に入力される電位が入れ替わるので、隣り合う画素電極21の間の電場は逆向きになる。
このとき、画素電極21bの上にあるマイクロカプセル40cでは、接着剤層30を介して、画素電極21bと接する底面に黒色粒子43が引き寄せられる。一方、白色粒子42は、黒色粒子43の上側で、マイクロカプセル40cの側壁面に引き寄せられる。
画素電極21a、21cの上にあるマイクロカプセル40a、40cでは、接着剤層30を介して、画素電極21a、21cと接する底面に白色粒子42が引き寄せられる。一方、黒色粒子43は、白色粒子42の上側で、マイクロカプセル40a、40cの側壁面に引き寄せられる。
画素電極21a、21bにわたって設置されているマイクロカプセル40b、及び画素電極21b、21cにわたって設置されているマイクロカプセル40dでは、黒色粒子43が画素電極21bに引き寄せられて、マイクロカプセル40b、40dの底面から側壁面にわたり分布する。一方、白色粒子42は、画素電極21a、21cに引き寄せられて、マイクロカプセル40b、40dの底面から側壁面にわたり分布する。
第1の撹拌期間、第2の撹拌期間を交互に複数回繰り返して、電気泳動粒子をマイクロカプセル40の内部で十分に撹拌する(図8(c))。
第1、第2の撹拌期間を切替える周期が10ms以下のときは、電気泳動粒子を動かすことができないので、電気泳動粒子をマイクロカプセル40内で十分に撹拌することができない。また、切替える周期が500ms以上になると、電気泳動粒子を動かすためには十分な時間であるが、電気泳動粒子を十分に撹拌させるために多くの時間を必要とする。それに伴って、撹拌期間が増大するので、実用的な電気泳動表示装置とすることはできない。以上を考慮して、これらの撹拌期間を切替える周期を10ms以上500ms以下にすれば、短い撹拌期間で電気泳動粒子をマイクロカプセル40内で十分に撹拌することができる。
電気泳動粒子がマイクロカプセル40内で十分に撹拌されると、画素2はグレー色を表示し以前の表示画像は消去される。
その後、共通電源変調回路8は、制御線11、12、電源線13、14を電気的に切断し、電源オフ期間となる。
続いて、新しい画像を表示する動作に入る。
まず、画像信号入力期間について説明する。画像信号入力期間は、前述したチェッカーパターン入力期間と駆動方法は同じである。所望の画像に基づいて画像信号2aを入力するところが、チェッカーパターン入力期間と異なる点である。
次に、画像表示期間に移行する。
第1の電源線13には、図1の共通電源変調回路8からハイレベルであるおよそ15Vの電位が供給される。そのため、5VでSRAM25に入力した画像信号2aは、ハイレベルで保持される。
第1の制御線11、第2の制御線12は電気的に接続され、第1の制御線にはハイレベルの電位が供給され、第2の制御線にはローレベルが供給される。これにより、図2の第1のトランスファゲート36のソース側にはハイレベルが入力され、第2のトランスファゲート37のソース側にはローレベルが入力される。
共通電極22には、共通電極電源配線15を介して、ハイレベルの期間とローレベルの期間とを一定周期で繰り返すパルス状の信号が入力される。
このとき、画像信号2aがハイレベルである画素2では、第1のトランスファゲート36が駆動されて、画素電極21と第1の制御線11が接続される。これにより、画素電極21には、ハイレベルの電位が入力される。
そして、パルス状の信号が入力されている共通電極22の電位がローレベルのときに、両電極21、22の間に大きな電位差が発生し、図4の黒色粒子43は共通電極22に引き寄せられ、白色粒子42は画素電極21に引き寄せられる。その結果、この画素2には黒色(第1の階調)が表示される。
これに対して、画像信号2aがローレベルである画素2では、第2のトランスファゲート37が駆動されて、画素電極21と第2の制御線12が接続される。これにより、画素電極21には、ローレベルの電位が入力される。
そして、パルス状の信号が入力されている共通電極22の電位がハイレベルのときに、両電極21、22の間に大きな電位差が発生し、図4の白色粒子42は共通電極22に引き寄せられ、黒色粒子43は画素電極21に引き寄せられる。その結果、この画素2には白色(第2の階調)が表示される。
新しい画像が表示されると、図1の共通電源変調回路8は、制御線11、12、電源線13、14、共通電極電源配線15を電気的に切断し、電源オフ期間となる。これにより、新しい画像は保持される。
ここで、従来の電気泳動表示装置の駆動方法について説明する。従来の電気泳動表示装置では、電気泳動粒子を撹拌する動作を行っていなかった。
画素電極21と共通電極22との間隔はおよそ30μm以上40μm以下であるが、隣り合う画素電極21の間隔はおよそ2μm以上20μm以下である。このため、電気泳動粒子は、画素電極21と共通電極22との間の電場よりも、隣り合う画素電極21間の電場の影響を強く受ける。その結果、一部の電気泳動粒子は、隣の画素電極21へ向かおうとして、マイクロカプセル40の側壁面に移動する。
図9は、従来の駆動方法に係る電気泳動粒子の様子を示した模式図である。電気泳動粒子の撹拌を行わずに使用し続けた電気泳動表示装置では、マイクロカプセル40の側壁面に電気泳動粒子が固着する。マイクロカプセル40の側壁面に固着した電気泳動粒子は移動することができないので、画像表示に有効な電気泳動粒子が減少し、画像のコントラストが低下する。また、固着する電気泳動粒子の数は、それぞれのマイクロカプセル40において異なるので、図1の表示部3において、均一な画像を表示することができなくなる(図9(a)、(b))。その結果、電気泳動表示装置としての信頼度が損なわれ、寿命が短くなる。
これに対して、本発明の駆動方法により画像を表示させることにより、電気泳動粒子をマイクロカプセル40の側壁面から剥がすことができる。その結果、画像表示に有効な電気泳動粒子を保持できるので、常に均一な画像を表示させることができる。また、電気泳動表示装置としての信頼度を損なわず、寿命を長くできる。
[電子機器]
図10は本発明に係る電気泳動表示装置1を備えた電子機器の一例である。上述した電気泳動表示装置1は、様々な電子機器に適用され、以下で上述の電気泳動表示装置1を備えた電子機器の例について説明する。まず、電気泳動表示装置1をフレキシブルな電子ペーパに適用した例について説明する。図10はこの電子ペーパの構成を示す斜視図であり、電子ペーパ1000は本発明の電気泳動表示装置1を表示部として備える。電子ペーパ1000は、従来の紙と同様の質感及び柔軟性を有するシートからなる本体1001の表面に本発明の電気泳動表示装置1を備えた構成となっている。
図11は、電子ノート1100の構成を示す斜視図であり、電子ノート1100は、図10で示した電子ペーパ1000が複数枚束ねられ、カバー1101に挟まれているものである。カバー1101は、例えば外部の装置から送られる表示データを入力する表示データ入力手段(図示は省略)を備える。これにより、その表示データに応じて、電子ペーパ1000が束ねられた状態のまま、表示内容を変更したり更新したりできる。
また、上述した例に加えて、他の例として、液晶テレビ、ビューファインダ型やモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等が挙げられる。本発明に係る電気泳動表示装置1は、こうした電子機器の表示部としても適用することができる。
電気泳動表示装置1の構成図 画素2の回路構成を示す図 電気泳動表示装置1の表示部3の断面図 マイクロカプセル40の構成図 マイクロカプセル40の動作を説明した図 タイミングチャートを示す図 パターンデータ3aの模式図 電気泳動粒子を撹拌するときの模式図 従来の駆動方法における電気泳動粒子の模式図 本発明に係る電気泳動表示装置1を備えた電子機器の一例を示す図 本発明に係る電気泳動表示装置1を備えた電子機器の一例を示す図
符号の説明
2…画素、3…表示部、4…走査線、5…データ線、11…第1の制御線、12…第2の制御線、13…第1の電源線、14…第1の電源線、15…共通電極電源配線、16…第1のトランスファゲート、17…第2のトランスファゲート、21…画素電極、22…共通電極、23…電気泳動素子、24…駆動用TFT、25…SRAM、30…接着剤層、40…マイクロカプセル、41…分散媒、42…白色粒子、43…黒色粒子

Claims (13)

  1. 第1の電極と、前記第1の電極と対向する第2の電極と、前記第1の電極と前記第2の電極とで挟持され帯電した電気泳動粒子を含む電気泳動素子とを備えた複数の画素で構成される表示部を有し、
    前記画素は、走査線及びデータ線に接続された画素スイッチング素子と、
    前記画素スイッチング素子に接続されたメモリ回路と、
    前記メモリ回路と前記第1の電極との間に設けられたスイッチ回路とを備え、
    前記走査線と前記データ線とを介して前記画素スイッチング素子に接続された画素駆動部と、
    第1の制御線と第2の制御線とを介して前記スイッチ回路に接続され、第3の制御線を介して前記第2の電極に接続された電位制御部と、
    を備え、
    前記電位制御部から前記第1の制御線に第1の電位を供給するとともに、前記第2の制御線に第2の電位を供給する第1の期間と、
    前記電位制御部から前記第1の制御線に前記第2の電位を供給するとともに、前記第2の制御線に前記第1の電位を供給する第2の期間と、
    を含む準備期間が、画像を表示させる期間の前に設けられていることを特徴とする電気泳動表示装置。
  2. 請求項1に記載の電気泳動表示装置において、
    前記準備期間において、前記第1の期間と前記第2の期間とが交互に複数設けられていることを特徴とする電気泳動表示装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電気泳動表示装置において、
    前記準備期間において、前記電位制御部は、前記第3の制御線を電気的に切断することを特徴とする電気泳動表示装置。
  4. 請求項1から請求項3の何れか1項に記載の電気泳動表示装置において、
    前記電気泳動素子は、前記電気泳動粒子を封入したカプセル状であり、接着剤層を介して前記第1の電極上に配置されていることを特徴とする電気泳動表示装置。
  5. 請求項3に記載の電気泳動表示装置において、
    前記準備期間の前に、前記画素駆動部は、前記走査線を介して、前記画素スイッチング素子に選択信号を入力している前記画素の選択期間中に、前記画素の前記メモリ回路に画像信号を入力し、
    前記画像信号は、前記表示部において隣接して配置された前記画素の一方に第1の階調を表示させ、他方の前記画素に第2の階調を表示させるものであることを特徴とする電気泳動表示装置。
  6. 請求項2から請求項5の何れか1項に記載の電気泳動表示装置において、
    前記準備期間において、前記電位制御部は、10ms以上500ms以下の周期で前記第1の期間と前記第2の期間とを切替えることを特徴とする電気泳動表示装置。
  7. 請求項1から請求項6の何れか1項に記載の電気泳動表示装置において、
    前記第1の制御線、前記第2の制御線、及び前記第3の制御線は、複数の前記画素で共通の配線であることを特徴とする電気泳動表示装置。
  8. 第1の電極と、前記第1の電極と対向する第2の電極と、前記第1の電極と前記第2の電極とで挟持され帯電した電気泳動粒子を含む電気泳動素子とを備えた複数の画素で構成される表示部を有し、
    前記画素は、走査線及びデータ線に接続された画素スイッチング素子と、
    前記画素スイッチング素子に接続されたメモリ回路と、
    前記メモリ回路と前記第1の電極との間に設けられたスイッチ回路とを備え、
    前記スイッチ回路に接続された第1の制御線と第2の制御線と、
    前記第2の電極に接続された第3の制御線と、
    を備えた電気泳動表示装置の駆動方法であって、
    前記表示部に画像を表示させる前に、
    前記第1の制御線に第1の電位を供給するとともに、前記第2の制御線に第2の電位を供給する第1の準備動作と、
    前記第1の制御線に前記第2の電位を供給するとともに、前記第2の制御線に前記第1の電位を供給する第2の準備動作と、
    を実行することを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。
  9. 請求項8に記載の電気泳動表示装置の駆動方法であって、
    前記第1の準備動作と前記第2の準備動作とを交互に複数回実行することを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。
  10. 請求項8又は請求項9に記載の電気泳動表示装置の駆動方法であって、
    前記第1の準備動作、及び前記第2の準備動作において、前記第3の制御線を電気的に切断することを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。
  11. 請求項10に記載の電気泳動表示装置の駆動方法であって、
    前記表示部の複数の前記画素に対して、隣接する前記画素が異なる階調で表示されるように前記メモリ回路に画像信号を供給することを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。
  12. 請求項9から請求項11の何れか1項に記載の電気泳動表示装置の駆動方法であって、
    10ms以上500ms以下の周期で、前記第1の準備動作と前記第2の準備動作とを切替えることを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。
  13. 請求項1から請求項7の何れか1項に記載の電気泳動表示装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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CN115064128A (zh) * 2022-06-15 2022-09-16 惠科股份有限公司 电子纸显示面板的刷新方法和驱动电路

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