JP2010210558A - 多軸力覚センサおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】固定部と受力部と同軸の配置面内に配置された複数の弾性ロッドを持ち、固定部と受力部の間でこれらを多軸方向に相対変位させるロッド構造体と、この相対変位を計測する光学変位センサとを備えた多軸力覚センサにおいて、弾性ロッドの配置面が、筒面あるいは平面であり、ロッド構造体が、配置面に沿った面部分を持つ打ち抜き加工可能な筒体あるいは平板素材から、打ち抜き加工によって一体のまま成型されたものである。
【効果】精度が高く、短時間で容易に製作できる低価格になる。
【選択図】図2
Description
図1には多軸力覚センサ1の外観を斜視図で示し、図2には光学変位センサの配置を示すために受力部を除去した多軸力覚センサ1を斜視図で示してある。この発明の多軸力覚センサ1は、測定対象である力やトルクなどの荷重によって、変形を生ずるよう設計された起歪体2と呼ばれる多軸力覚センサ構造部に生じた変位を、多軸力覚センサ1に取り付けられた光学変位センサ10で計測することで、加えられた荷重を推定するものである。
図9に示す多軸力覚センサのロッド構造体15は、円筒形ではなく、正六角柱の筒形状のものであって、第1フランジ16および第2フランジ17が正六角形の環状で、弾性ロッド18が湾曲しておらずに平板状である。多軸力覚センサのその他の構成は、先に説明したものと同様のものである。素材9が図6に示すような円筒形のものである場合には、打ち抜かれる面である配置面Pが曲面であるため、打ち抜き型の製作は曲面の影響を考慮しなければならないが、図9に示すような六角筒などの正多角柱の場合には、弾性ロッド18の配置面Pを正多角柱の平面部分として、打ち抜いて弾性ロッド8を形成する面部分を平面にできるため、打ち抜き型の製作が容易になるという利点がある。
図10に示す起歪体22のロッド構造体25においては、弾性ロッド28の配置面Pが、円板状の平面であり、弾性ロッド28が筒面ではなく平面上に配置されている。ロッド構造体25は、受力部23の内側面(図10で下面)の中央部に設けた凸部23aに連結される円板である第1フランジ26と、この第1フランジ26を囲んで同軸に配置され、円環状の固定部4に連結される環状体である第2フランジ27とを備えている。弾性ロッド28は、第1フランジ26および第2フランジ27間に径方向に連結されていて、第1フランジ26、第2フランジ27および弾性ロッド28が一体に連続した一部品である。受力部23と固定部24との間に設けられる光学変位センサ10は、受力部23と固定部24との間で、弾性ロッド28間の空間内に配置されている。
図11および12に示すロッド構造体5には、多軸力覚センサ1に過大な荷重が加えられた際、起歪体2が塑性変形を起こすなどの破損が発生することを防ぐため、安全装置として第1フランジ6および第2フランジ7間にリミッタあるいは変位ストッパ36が設けられている。変位ストッパ36は、第1フランジ6および第2フランジ7から互いに向き合って延びて、互いに所定の遊び間隙39をもって嵌合し合う支柱状の第1係合部37および第2係合部38を備えている。この変位ストッパ36は、弾性ロッド8が配置されている配置面Pと同一面内に設けられているため、弾性ロッド8の打ち抜き加工時に打ち抜き加工により形成することができる。
Claims (13)
- 固定部と、荷重を受ける受力部と、上記固定部および上記受力部を通る軸心と同軸の配置面に沿って配置されて荷重によって弾性変形する複数の弾性ロッドを持ち、上記固定部および上記受力部間に連結されて上記受力部を上記固定部に対して多軸方向に変位させ得るロッド構造体と、上記受力部および上記固定部間の変位を計測する光学変位センサとを備えた多軸力覚センサにおいて、
上記弾性ロッドの上記配置面が、筒面あるいは平面であり、
上記ロッド構造体が、上記配置面に沿った面部分を持つ打ち抜き加工可能な素材から、打ち抜き加工によって一体のまま成型されたものであることを特徴とする多軸力覚センサ。 - 上記ロッド構造体が、上記固定部に連結される第1フランジと、この第1フランジに対して同軸に配置され、上記受力部に連結される第2フランジとを備え、上記弾性ロッドが上記第1および第2フランジ間に連結されていて、上記第1フランジ、上記第2フランジおよび上記弾性ロッドが一体に連続した一部品であることを特徴とする請求項1に記載の多軸力覚センサ。
- 上記第1および第2フランジが、互いに軸方向に離間したものであることを特徴とする請求項1あるいは2に記載の多軸力覚センサ。
- 上記弾性ロッドの上記配置面が、円筒面であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の多軸力覚センサ。
- 上記弾性ロッドの上記配置面が、正多角柱の平面部分であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の多軸力覚センサ。
- 上記弾性ロッドの上記配置面が、平面であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の多軸力覚センサ。
- 上記ロッド構造体が、上記固定部に連結される平板である第1フランジと、この第1フランジを囲んで第1フランジの法線軸と同軸に配置され、上記受力部に連結される環状体である第2フランジとを備え、上記弾性ロッドが上記第1および第2フランジ間に径方向に連結されていて、上記第1フランジ、上記第2フランジおよび上記弾性ロッドが一体に連続した一部品であることを特徴とする請求項6に記載の多軸力覚センサ。
- 上記ロッド構造体が、上記第1および第2フランジ間に変位ストッパを備えていることを特徴とする請求項2あるいは7に記載の多軸力覚センサ。
- 上記変位ストッパが、上記第1および第2フランジから延びて互いに所定の遊び間隙をもって嵌合し合う係合部を備えていることを特徴とする請求項8に記載の多軸力覚センサ。
- 上記変位ストッパが、上記弾性ロッドと同一面内に設けられていることを特徴とする請求項2〜8および9のいずれか一項に記載の多軸力覚センサ。
- 固定部と、荷重を受ける受力部と、上記固定部および上記受力部を通る軸心と同軸の配置面に沿って配置されて荷重によって弾性変形する複数の弾性ロッドを持ち、上記固定部および上記受力部間に連結されて上記受力部を上記固定部に対して多軸方向に変位させ得るロッド構造体と、上記受力部および上記固定部間の変位を計測する光学変位センサとを備えた多軸力覚センサであって、
上記弾性ロッドの上記配置面が、筒面あるいは平面であり、
上記ロッド構造体が、上記配置面に沿った面部分を持つ打ち抜き加工可能な素材から、打ち抜き加工によって一体のまま成型されたものである多軸力覚センサを製造するために、
上記配置面に沿った面部分を持つ打ち抜き加工可能な素材を用意する工程と、
上記素材の上記配置面に対する打ち抜き加工により、第1フランジと、この第1フランジに対して同軸に配置された第2フランジと、上記第1フランジおよび上記第2フランジ間に連結された上記複数の弾性ロッドとを形成して、一体に連続した一部品である上記ロッド構造体を作製する工程と、
上記第1フランジと上記受力部とを連結し、上記第2フランジと上記固定部とを連結する工程と、
上記受力部および上記固定部間に変位を計測する光学変位センサを設ける工程とを備えたことを特徴とする多軸力覚センサの製造方法。 - 上記弾性ロッドの上記配置面が、円筒面、平多角形の平面部分あるいは平面であることを特徴とする請求項11に記載の多軸力覚センサの製造方法。
- 上記ロッド構造体が、上記第1および第2フランジ間に変位ストッパを備え、上記変位ストッパが、上記弾性ロッドと同一面内に設けられていて、上記弾性ロッドの打ち抜き加工時に打ち抜き加工により上記第1フランジと第2フランジを結合した柱状部分が成型され、この部分に上記第1フランジと第2フランジを切り離すように、ラビリンス上の間隙を作成する加工を行うことで上記変位ストッパが形成されることを特徴とする請求項11あるいは12に記載の多軸力覚センサの製造方法。
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