JP2010210317A - 光ファイバ式岩盤内変位計システム - Google Patents

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Abstract

【課題】光ファイバ式岩盤内変位計システムにおいて、比較的小口径のボーリング孔内に多段に変位計を設置することができるようにする。
【解決手段】地盤に形成したボーリング孔1の浅い領域に複数段に設置した浅部用アンカー3a〜8aと、深い領域に複数段に設置した深部用アンカー9a〜14aと、ボーリング孔の開口部に設置されて浅部用アンカーに先端部分が結合され浅部用アンカーの変位に応じて進退する変位伝達ロッド3b〜8bの基端部分に結合され浅部用アンカーの変位量を検出する変位量検出センサーユニット3c〜8cと、深部用アンカーの側近に設置され深部用アンカーの変位量を検出する深部用変位計9〜14を備え、変位伝達ロッドは、各変位伝達ロッド毎にそれぞれに専用の小口径の保護シース3d〜8dによって1本ずつ包囲することにより変位伝達ロッドの変位がボーリング孔内に充填されるグラウト材16によって阻害されないように構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバを利用した多段式岩盤内変位計システムに関するものである。この変位計システムは、例えば、地下構造物(例えば、高レベル放射性廃棄物の地層処分場)の力学的安定性評価のための構造物周辺岩盤の長期変形計測、地滑り斜面等の地山内部における変形挙動の監視、その他、ボーリング孔を利用して地盤中の変形計測を行うものに利用可能である。
わが国には、新第三紀や第四紀などの年代の若い堆積岩が広く分布しているため、これらの堆積岩を各種構造物の基礎として利用するケースが多い。
このような岩盤を対象に大規模な構造物を建設する場合には、岩盤の性状が良好な結晶質系の岩盤と比較して、構造物の周辺の岩盤において著しい変形とそれに伴う損傷が生じる恐れがあり、形成した空洞の周辺の岩盤の力学的な安定性が損なわれることが懸念される。地下深部には、地表からの土被りやプレートによる造構作用により初期地圧と呼ばれる外力が作用している。このような地下深部に空洞を掘削した場合には、空洞掘削以前に分担していた荷重が取り除かれることになるため、空洞周辺岩盤の応力状態は空洞掘削以前と比較して擾乱を受けて複雑な応力状態下に置かれる。その応力再配分は、坑道壁面との距離に依存してその程度が異なる。
また、特に寒冷地などを対象にした斜面は、日変動による外気温の変化、凍結に伴う膨張、降雨などにより岩盤が劣化を起こし、それが蓄積すると最悪の場合には大規模な斜面の崩落が生じる恐れがある。
したがって、空洞掘削に伴う空洞や斜面の力学的な安定性や斜面崩落のメカニズムを評価するためには、構造物周辺岩盤の変形を多段でかつ長期に渡り計測を行わなくてはならない。
岩盤内の変位を計測する手段として、電気変換部や加圧式アンカーなどから構成された電気式の変位計をボーリング孔内に配置して測定する方法があるが、電気ケーブルの断面が大きいためにボーリング孔内に設置する変位計は6段程度が限界である。それ以上の多段化を行うためには、ボーリング孔の径を大きくする必要があるが、その場合には、ボーリング孔の掘削に伴ってボーリング孔周辺に発生する掘削影響により孔周辺の岩盤性状が乱れることから、ボーリング孔周辺岩盤の乱れを極力減らした精度の良い計測を行うには、使用するボーリング孔の径は小口径であることが望ましい。そして、電気式の変位計の場合は、湿気などによる電気変換部やケーブル等の経年劣化や絶縁不良が生じるため、長期間にわたる計測には向かない。
また、わが国の一部の堆積岩においては、メタン生成菌などの微生物活動によって生成されたメタンガスが地下水中に溶存していることがある。その場合、坑道掘削に伴う荷重の除荷や大気解放により地下水に溶存していたメタンガスが大気中に解放され、空洞内部にメタンガス等の引火性物質が充満する。それに対する対処方法としては、坑道内部にて坑道外の外気を利用した送風等を行うことにより坑道内部のメタンガスの希釈や除去などが採用されるが、ボーリング孔のような小口径の空洞の場合には、換気による希釈が実務上困難であることから、構造物の力学的な安定性を空洞の変形挙動から評価する場合には、引火性物質が充満した状態で計測機器を埋設する必要性が生じる。しかしながら、従来から使用されてきた電気式の変位計の場合には、電気ケーブルや電気変換部が引火の要因となりうる。
これ以外にも、引火性物質(石油や天然ガス)の貯蔵施設を対象にして構造物内部の変形を長期に亘り計測するには、変位計測装置を完全防爆可することが要求される。
このようなことから、岩盤内部の変位を長期間にわたって計測する変位計システムには、光ファイバ式が好適である。
特開平9−21661号公報 特開2004−309181号公報 特開2004−293277号公報 特開2002−107123号公報 特開2001−318011号公報
核燃料サイクル開発機構技術資料 番号:JNC160A00130 標題:光ファイバーセンサー式岩盤内変位計の開発 著者:柏井 善夫 発行:2005年2月
このような光ファイバ式岩盤内変位計システムにおいてボーリング孔内に多段に設置される変位計は、変位量の大きさに応じて、次のように構成される。
地盤の変動は、一般に地表に近い領域(地中に形成した地下空間においては空間の壁面に近い領域)において大きく、地表から遠く離れるにつれて小さくなる。そのため、ボーリング孔の浅い領域の変位量を検出する複数段の変位計は、各浅部用アンカーの変位をそれぞれ変位伝達ロッドを介してボーリング孔開口部の変位量検出センサーユニットに伝達して変位量検出センサーユニット内で変位量を縮小して変位量検出センサーにより検出する構成である。そして、より深くに位置する浅部用アンカーからの変位伝達ロッドは、より浅くに位置する浅部用アンカーを貫通してボーリング孔開口部まで延びるように構成される。
ボーリング孔の深い領域の変位量を検出する変位計は、各深部用アンカーの側近に各変位量検出センサーを設置して検出する構成である。
そして、ボーリング孔は、これらの構成部品を設置した後にグラウト材が充填されるが、浅部用の変位計における変位伝達ロッドが浅部用アンカーを貫通する部分において、変位伝達ロッドがグラウト材によって浅部用アンカーに結合して変位の伝達が阻害されるのを防止するために、浅い領域に設置する変位伝達ロッド伸長領域は、グラウト材が充填されないように1つの大口径の保護シースによって各変位伝達ロッドに共通する大きな空間に形成して全変位伝達ロッドを一括して保護する構成である。
このように1つの大口径の保護シースによって変位伝達ロッド伸長領域に共通の空間を形成するように構成すると、各アンカーの銅パッカーを拡張させて各アンカーをボーリング孔壁に圧接するための流体を銅パッカーに供給するパッカー拡張流体注入管とその中間継手を収容するための隙間を大口径の保護シースとボーリング孔壁の間に形成することが必要になることから、ボーリング孔を小口径とすることが困難であった。
本発明の1つの目的は、変位計を設置するボーリング孔の掘削に伴ってボーリング孔周辺に発生する掘削影響により孔周辺の岩盤性状が乱れて計測精度が低下するのを防止することにある。
本発明の他の目的は、ボーリング孔内に多段に変位計を設置する光ファイバ式岩盤内変位計システムにおいて、比較的小口径のボーリング孔内に多段に変位計を設置することができるようにすることにある。
具体的には、例えば、一般的なコアボーリングの最小口径である直径66mmのボーリング孔内に12段に変位計を設置することができるようにする。
本発明は、地盤に形成したボーリング孔の浅い領域に複数段に設置した浅部用アンカーと、深い領域に複数段に設置した深部用アンカーと、ボーリング孔の開口部に設置されて前記浅部用アンカーに先端部分が結合されて浅部用アンカーの変位に応じて進退する変位伝達ロッドの基端部分に結合されて前記浅部用アンカーの変位量を検出する変位量検出センサーユニットと、前記深部用アンカーの側近に設置されて深部用アンカーの変位量を検出する変位量検出センサーを備え、前記ボーリング孔内にグラウト材が充填される光ファイバ式岩盤内変位計システムにおいて、
前記変位伝達ロッドは、各変位伝達ロッド毎にそれぞれに専用の小口径の保護シースによって1本ずつ包囲して変位伝達ロッドの変位がグラウト材によって阻害されないように構成することにより、
各アンカーの銅パッカーを拡張させてボーリング孔の壁に圧接する流体を銅パッカーに供給するパッカー拡張流体注入管とその中間継手を収容するための隙間を小口径の保護シースとボーリング孔の壁との間の空間を利用して形成することを容易にし、ボーリング孔を小口径とすることを可能にする。
本発明の光ファイバ式岩盤内変位計システムは、アンカーの変位を変位量検出センサーユニットに伝達する変位伝達ロッドを、各変位伝達ロッド毎にそれぞれに専用の小口径の保護シースによって1本ずつ包囲することにより変位伝達ロッドの変位がグラウト材によって阻害されないように構成したことにより、各アンカーの銅パッカーを拡張させてボーリング孔の壁に圧接する流体を銅パッカーに供給するパッカー拡張流体注入管とその中間継手を収容するための隙間を小口径の保護シースとボーリング孔の壁との間の空間を利用して形成することが容易になり、ボーリング孔を小口径とすることが可能になることにより、ボーリングの掘削に伴うボーリング孔周辺に発生する掘削影響により孔周辺の岩盤性状の乱れを防止し、精度の良い計測を行うことができる。
しかも、変位計を設置するボーリング孔を小口径とすることにより、ボーリング孔の掘削を容易にすることができ、変位計システムの設置経費を軽減することができる。
本発明の実施例1を示す光ファイバ式岩盤内変位計システムの全体構成図である。 浅部変位計における浅部変位量検出センサーユニット部分のセンサーユニットカバーを取り外した状態を示す正面図である。 浅部変位量検出センサーユニット部分における2つの浅部変位量検出センサーの構成を示す縦断側面図である。 浅部用アンカーの構成を示す正面図である。 浅部用アンカーに対する変位伝達ロッドの結合と貫通構成を示す側面図である。 深部変位量検出センサーユニットの構成を示す側面図である。 深部変位量検出センサーユニットの設置構成を示す側面図である。 光ファイバ式岩盤内変位計システムにおける信号処理系のブロック図である。
地盤に形成したボーリング孔の浅い領域に複数段に設置した浅部用アンカーと、深い領域に複数段に設置した深部用アンカーと、ボーリング孔の開口部に設置されて前記浅部用アンカーに先端部分が結合されて浅部用アンカーの変位に応じて進退する変位伝達ロッドの基端部分に結合されて前記浅部用アンカーの変位量を検出する変位量検出センサーユニットと、前記深部用アンカーの側近に設置されて深部用アンカーの変位量を検出する変位量検出センサーを備え、前記ボーリング孔内にグラウト材が充填される光ファイバ式岩盤内変位計システムにおいて、より浅い位置に設置された各浅部用アンカーは、より深い位置に設置された浅部用アンカーからの変位伝達ロッドを自由に貫通させる貫通孔を備え、前記変位伝達ロッドは、グラウト材によって変位が阻害されないように変位伝達ロッドの変位がグラウト材によって阻害されないように各変位伝達ロッド毎にそれぞれに専用の小口径の保護シースによって1本ずつ包囲するように構成し、前記保護シースは、前記浅部用アンカーに形成された貫通孔の縁を囲むように設けた保護シース取り付け管に嵌合して取り付けるように構成する。
図1は、地中に形成した地下空間の側壁に直径66mmで12mの深さ(奥行き)で横方向に形成したボーリング孔内に12段の変位計を設置する光ファイバ式岩盤内変位計システムの全体構成図である。
図1において、ボーリング孔1は、地下空間の側壁である変位計測対象岩盤2に横方向に直径66mmの小口径で12mの深さに掘削する。
このボーリング孔1内に12段に設置する変位計は、6個(6段)の浅部用変位計3〜8と6個(6段)の深部用変位計9〜14に大別される。各段の浅部用変位計3〜8は、それぞれ、変位検出位置においてボーリング孔1内壁に圧接結合するように設置した浅部用アンカー3a〜8aの変位を金属(この例ではステンレス)製の変位伝達ロッド3b〜8bを介してボーリング孔1の開口部に設置した対応する浅部変位量検出センサーユニット3c〜8cに伝達して検出するように構成し、各段の深部用変位計9〜14は、それぞれ、変位検出位置においてボーリング孔1内壁に圧接結合するよう設置した深部用アンカー9a〜14aの変位を深部用アンカー9a〜14aの側近に対応させて設置した深部変位量検出センサーユニット9b〜14bにより検出するように構成する。
各変位計3〜14は、アンカー3a〜14aが圧接結合する位置の地盤2の変位に応じて光ファイバケーブルの感応部分(光ファイバの中に回折格子と呼ばれる所定の屈折率のグレーティング(FGB:Fiber Bragg Grating)を設けた部分)を伸縮させることによって光ファイバケーブルに導入した光の反射状態(反射光の波長)が変化するのを監視することにより、この反射状態の変化に基づいて地盤2における各検出位置の変位量を検出するように構成する。各感応部分に施すグレーティングの屈折率を各感応部分(計測位置)に応じて異ならしめて反射光の波長帯を変えることにより、1本の光ファイバケーブルにより多数の感応部分(計測位置)での変位計測が可能となる。
各段の浅部用変位計3〜8における各変位伝達ロッド3b〜8bは、その先端部分を各浅部用アンカー3a〜8aにそれぞれ結合して各浅部用アンカー3a〜8aの変位を対応する浅部変位量検出センサーユニット3c〜8cに伝達する。各浅部変位量検出センサーユニット3c〜8cは、各変位伝達ロッド3b〜8b毎に各変位伝達ロッド3b〜8bに感応部分の一端を結合して張架する光ファイバケーブルを備え、各光ファイバケーブルの感応部分の他端は張力調整ばねを介して固定部に係止する構成である。
より浅い位置に設置された各浅部用アンカー3a〜7aは、より深い位置に設置された浅部用アンカー4a〜8aからの変位伝達ロッド4b〜8bを自由に貫通させる貫通孔を備え、各変位伝達ロッド4b〜8bは、各変位伝達ロッド毎にそれぞれに専用の合成樹脂(この例では、耐熱型シリコンチューブ)製の小口径の保護シース3d〜8dによって1本ずつ包囲することにより、ボーリング孔1に充填されるグラウト材によって各変位伝達ロッドの変位が阻害されないように保護する。
各段の深部用変位計9〜14は、各深部用アンカー9a〜14aに対応する各深部変位量検出センサーユニット9b〜14bを各深部用アンカー9a〜14aの浅部側の側近に設け、より浅い隣接位置に設置されたアンカー8a,9a〜13aに結合した変位伝達ロッド9c〜14cによって変位を光ファイバケーブルの感応部分に作用させて光感応部分を伸縮させることにより光の反射状態(反射光の波長)が変化するのを監視することにより、この反射状態の変化に基づいて地盤2の変位量を検出することができるように構成する。
浅部用変位計3〜8と深部用変位計9〜14を挿入して設置した後のボーリング孔1内の空間は、グラウト材注入管15を通してグラウト材16を注入して充填する。
そして、各浅部変位量検出センサーユニット3c〜8cは、センサーユニットベース17に取り付けたセンサーユニットカバー18によって包囲することにより保護する。
図2は、浅部変位計3〜8における浅部変位量検出センサーユニット部分のセンサーユニットカバー18を取り外した状態を示す正面図、図3は、浅部変位量検出センサーユニット部分における2つの浅部変位量検出センサー3c,6cの構成を示す縦断側面図である。他の浅部変位量検出センサーユニット4c,5c,7c,8cも同様に構成される。
変位伝達ロッド3b,6bの基端部分は、センサーユニットベース17を自由な状態で貫通させてセンサーユニットベース17の表面に突出させる。センサーユニットベース17の表面上にはガイドロッド3c1,6c1を起立させ、このガイドロッド3c1,6c1に光ファイバ支持枠3c2,6c2を摺動自在に支持させ、センサーユニットベース17の表面上に突出した変位伝達ロッド3b,6bの基端部分を結合することにより、光ファイバ支持枠3c2,6c2を変位伝達ロッド3b,6bの変位(進退)に応じてガイドロッド3c1,6c1に沿って摺動させるように構成する。光ファイバケーブル3c3,6c3の感応部分3c31,6c31は、その一端部分を光ファイバ支持枠3c2,6c2に係合し、他端部分を張力調整ばね3c4,6c4を介して前記ガイドロッド3c1,6c1に結合して固定した張力調整ばね固定具3c5,6c5に係合することにより張架し、変位伝達ロッド3b,6bの変位(進退)量に応じた張力を前記感応部分3c31,6c31に与えるように構成する。張力調整ばね3c4,6c4は、その弾性係数によって、変位伝達ロッド3b,6bの変位量と光ファイバケーブル3c3,6c3の感応部分3c31,6c31に作用する張力の関係を調整して感応部分3c31,6c31の伸縮量を調整する(変位伝達ロッド3b,6bの変位量に対する光ファイバケーブル3c3,6c3の感応部分3c31,6c31の伸縮量の比率を調整させる)。
また、センサーユニットベース17の表面には、グラウト材注入管15を貫通させるグラウト材注入管貫通孔17aと深部変位計9〜14の深部変位量検出センサーユニット9b〜14bに光ファイバケーブルを接続するための光ファイバケーブルを貫通させる深部変位計用光ファイバケーブル貫通孔17bとパッカー拡張流体注入管3e〜14e(図4参照)を貫通させるパッカー拡張流体注入管貫通孔群17c,17dを備える。
図4は、浅部用アンカー3a(〜8a)の構成を示す正面図である。
金属製のアンカーブロック3a1は、変位伝達ロッドを貫通させる変位伝達ロッド貫通孔3a2と深部変位計用光ファイバケーブルを貫通させる深部変位計用光ファイバケーブル貫通孔3a3とグラウト材注入管貫通凹部3a4とパッカー拡張流体注入管貫通凹部3a5,3a6を備え、前記アンカーブロック3a1の外周には銅パッカー3a7を備え、銅パッカー3a7はこの銅パッカー3a7を膨張させる流体を注入するためのパッカー拡張流体注入管3eを接続するパッカー拡張流体注入管接続口3a71を備える。
変位伝達ロッド貫通孔3a2は、浅部用アンカー3a(〜8a)の設置位置に応じて貫通させる変位伝達ロッド4b〜8bに対応させるように形成し、変位伝達ロッドの先端部分を結合させる位置に設置する浅部用アンカー3a〜8aにおけるアンカーブロック3a1の変位伝達ロッド貫通孔3a2は、変位伝達ロッドの先端部分を結合するための変位伝達ロッド結合孔3a8に変更する。
図5は、浅部用アンカー7a,8aに対する変位伝達ロッド7b,8bの結合と貫通構成を示す側面図であり、変位伝達ロッド7bは浅部用アンカー7aに結合し、変位伝達ロッド8aは浅部用アンカー7aを貫通させて浅部用アンカー8aに結合する構成である。各浅部用アンカー7a,8aにおける各アンカーブロックは前述したように構成されるが図示は省略する。
変位伝達ロッド7bに対応する浅部用アンカー7aは、アンカーブロックの変位伝達ロッド貫通孔相当位置に形成した変位伝達ロッド結合孔に変位伝達ロッド7bの先端部分を結合する。また、この変位伝達ロッド結合孔の縁を囲むようにアンカーブロックに保護シース取り付け管7fを溶接結合して起立させ、この保護シース取り付け管7fの外周に保護シース7dの一端部分を嵌合させてその外周をステンレス鋼線を用いた締め付け具7gで締め付けることによりグラウト材が侵入しないように緊密に結合する。そして、浅部用アンカー8aに結合する変位伝達ロッド8bを貫通させる位置のアンカーブロックには変位伝達ロッド貫通孔7a2を形成し、このアンカーブロックの両側には、変位伝達ロッド貫通孔7a2の縁を囲むように保護シース取り付け管7h,7iを溶接結合して起立させ、この保護シース取り付け管7h,7iに保護シース8d1,8d2の一端部分を前述と同様にして緊密に結合する。
変位伝達ロッド8bに対応する浅部用アンカー8aは、アンカーブロックの変位伝達ロッド貫通孔相当位置に形成した変位伝達ロッド結合孔に変位伝達ロッド8bの先端部分を結合する。また、この変位伝達ロッド結合孔の縁を囲むようにアンカーブロックに保護シース取り付け管8fを溶接結合して起立させ、この保護シース取り付け管8fに保護シース8dの他端部分を同様にして緊密に結合する。
図6は、深部変位量検出センサーユニット9b(〜14b)の構成を示す側面図、図7は、この深部変位量検出センサーユニット9bの設置構成を示す側面図である。
光ファイバケーブル9b1の感応部分9b11は、コ字状の変位−歪変換部材9b2の橋状部分に貼り付けるように取り付け、変位−歪変換部材9b2の両脚部分を変位伝達ロッド9c1,9c2の一端部分に結合し、変位伝達ロッド9c1の他端部分をより深い位置に設置される深部用アンカー9aのアンカーブロックに結合し、変位伝達ロッド9c2の他端をより浅い位置に設置される浅部用アンカー8aのアンカーブロックに結合する。
他の深部変位量検出センサーユニット10b〜14bも同様にして設置される。
図8は、光ファイバ式岩盤内変位計システムにおける信号処理系のブロック図である。
各浅部変位量検出センサーユニット3c〜8cにおける感応部分3c31〜8c31を備えた光ファイバケーブル3c3〜8c3を直列状態に接続した後に光送受信装置19に接続し、深部変位量検出センサーユニット9b〜14bにおける感応部分9b11〜14b11を備えた光ファイバケーブル9b1〜14b1も直列状態に接続した後に光送受信装置19に接続する。制御処理装置20は、前記光送受信装置19を制御して光ファイバケーブル3c3と光ファイバケーブル9b1に測定光を入射させ、各感応部分3c31〜14b11からの反射光の波長を計測するように構成する。そして、この各感応部分3c31〜14b11からの反射光の波長を測定時毎に記憶しておいて比較することにより、各反射光の波長の変化に基づいて反射光を発生した感応部分3a31〜14b11に対応するアンカー3a〜14aが位置する地盤2の変位量を求めるように構成する。
光ファイバケーブルに形成する各感応部分3c31〜14b11は、連続した1本の光ファイバケーブルに間隔をおいて順次にグレーティング加工して形成するようにすれば、各センサーユニットの光ファイバケーブルの接続作業を省略することができる。
直列状態に接続する光ファイバケーブル(感応部分)の数は、任意に設定することができる。
このように構成する光ファイバ式岩盤内変位計システムは、各段の浅部用変位計3〜8における変位伝達ロッド3b〜8bを、それぞれに専用の小口径の保護シース3d〜8dによって1本ずつ包囲することにより変位伝達が阻害されないようにグラウト材16から隔離して保護するように構成したことにより、各変位伝達ロッドに共通する空間を形成して一括して保護するための1つの大口径の保護シースの使用を省略し、各アンカー3a〜の銅パッカー3a7〜を拡張させてボーリング孔1の壁に圧接する流体を銅パッカー3a7〜に供給するパッカー拡張流体注入管3e〜14eとその中間継手を収容するための隙間を小口径の保護シース3d〜14dとボーリング孔1の壁の間の空間を利用して形成することが容易になり、ボーリング孔1を小口径とすることが可能になる。
この実施例において、ボーリング孔1は、横方向に直径66mmで12mの深さ(奥行き)に形成したが、ボーリング孔1の径や方向及び深さや浅部用変位計3〜8と6個(6段)の深部用変位計9〜14の段数は、検出目的に応じて任意に選択的に設定することができる。
1…ボーリング孔、2…変位計測対象岩盤、3〜8…浅部用変位計、3a〜8a…浅部用アンカー、3a1…アンカーブロック、3a2…変位伝達ロッド貫通孔、3a3…深部変位計用光ファイバケーブル貫通孔、3a4…グラウト材注入管貫通凹部、3a5,3a6…パッカー拡張流体注入管貫通凹部、3a7…銅パッカー、3b〜8b…変位伝達ロッド、3c〜8c…浅部変位量検出センサーユニット、3c1,6c1…ガイドロッド、3c2,6c2…光ファイバ支持枠、3c3〜6c3…光ファイバケーブル、3c31,6c31…感応部分、3d〜8d…保護シース、3e〜14e…パッカー拡張流体注入管、7a2…変位伝達ロッド貫通孔、7f,7h,7i…保護シース取り付け管、
9〜14…深部用変位計、9a〜14a…深部用アンカー、9b〜14b…深部変位量検出センサーユニット、9b1…光ファイバケーブル、9b11…感応部分、9c〜14c…変位伝達ロッド、15…グラウト材注入管、16…グラウト材、17…センサーユニットベース、18…センサーユニットカバー、19…光送受信装置、20…制御処理装置。

Claims (2)

  1. 地盤に形成したボーリング孔の浅い領域に複数段に設置した浅部用アンカーと、深い領域に複数段に設置した深部用アンカーと、ボーリング孔の開口部に設置されて前記浅部用アンカーに先端部分が結合されて浅部用アンカーの変位に応じて進退する変位伝達ロッドの基端部分に結合されて前記浅部用アンカーの変位量を検出する変位量検出センサーユニットと、前記深部用アンカーの側近に設置されて深部用アンカーの変位量を検出する変位量検出センサーを備え、前記ボーリング孔内にグラウト材が充填される光ファイバ式岩盤内変位計システムにおいて、
    前記変位伝達ロッドは、各変位伝達ロッド毎にそれぞれに専用の小口径の保護シースによって1本ずつ包囲することにより変位伝達ロッドの変位がグラウト材によって阻害されないように構成したことを特徴とする光ファイバ式岩盤内変位計システム。
  2. 請求項1において、より浅い位置に設置された各浅部用アンカーは、より深い位置に設置された浅部用アンカーからの変位伝達ロッドを自由に貫通させる貫通孔を備え、前記変位伝達ロッドを包囲する前記保護シースは、前記浅部用アンカーに形成された貫通孔の縁を囲むように設けた保護シース取り付け管に嵌合して取り付けたことを特徴とする光ファイバ式岩盤内変位計システム。
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