JP2010208500A - 自動車用ナビゲーションのハンドルへの取付装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】自動車用ナビゲーションのハンドルへの取付装置を提供する。
【解決手段】環状のリム1からハンドルシャフト4の連結されたハブ3に向かって放射状にスポーク2が連結されるハンドルと、ハンドルシャフト4の端部と嵌合されるように中央部に貫通口53を備え、回り止め軸受けアセンブリー55が形成された状態において、ハンドルシャフト4の外周面に形成されている第1のマグネットモジュール50と、ブラケット40により前記第1のマグネットモジュール50に固定され、リム1の内側に形成されたハンドルスイッチ10を備えたパネル20を有するハウジング30と、ハブ3の下に位置するハンドルシャフト4の所定の部位に固定されている第2のマグネットモジュール60と、を備え、第1及び第2のマグネットモジュール50、60の磁石の相互作用により発生した磁力によりハンドルスイッチ10がハンドルの回転がある場合であっても固定されている。
【選択図】図2
【解決手段】環状のリム1からハンドルシャフト4の連結されたハブ3に向かって放射状にスポーク2が連結されるハンドルと、ハンドルシャフト4の端部と嵌合されるように中央部に貫通口53を備え、回り止め軸受けアセンブリー55が形成された状態において、ハンドルシャフト4の外周面に形成されている第1のマグネットモジュール50と、ブラケット40により前記第1のマグネットモジュール50に固定され、リム1の内側に形成されたハンドルスイッチ10を備えたパネル20を有するハウジング30と、ハブ3の下に位置するハンドルシャフト4の所定の部位に固定されている第2のマグネットモジュール60と、を備え、第1及び第2のマグネットモジュール50、60の磁石の相互作用により発生した磁力によりハンドルスイッチ10がハンドルの回転がある場合であっても固定されている。
【選択図】図2
Description
本発明は自動車用ナビゲーションのハンドルへの取付装置に係り、さらに詳しくは、オーディオ選曲やボリューム調節などを行うようにハンドルの上面に取り付けられたスイッチやナビゲーションをハンドルそのものに取り付けるが、ハンドルの回転がある場合であっても、スイッチやナビゲーションが回転されることなく定位置に固定されて操作の便宜性を提供するだけではなく、既存のハンドル構造の複雑な変更なしに便利で且つ簡単に施工可能な自動車用ナビゲーションのハンドルへの取付装置に関する。
自動車のステアリング、すなわち、操舵装置は、方向転換のために用いられるものであって、ステアリングホイール、すなわち、ハンドルの操作により発生した回転力がステアリングシャフトを介してギア装置(一般的には、ラック/ピニオン構造)に伝達され、ギア装置がタイロッドを動かして車輪を回転させるような方式を取っているのが一般的であり、最近には、ほとんどの車両がEPSやウォームギア/パワーシリンダー方式のパワーステアリングシステムを使用している。
かかる一般的なステアリング装置を備えた現在の自動車のハンドルを調べてみると、高級車に取り付けられ始めたハンドルスイッチが一般の車両にまで普及されていることが分かる。このようなハンドルスイッチは、運転中にダッシュボードやデッキに取り付けられているエアコン調節ボタンやオーディオ選曲ボタンなどの周辺機器を作動させることが困難であるため、これをハンドルの周縁にも取り付けて運転者の集中力を乱すことなく、便利で且つ安全に周辺機器を動作させるようにしたものである。
要するに、ハンドルスイッチは、運転者が両手でハンドルを把持した状態で運転をしているとき、周辺機器の作動のために視線が分散されることを防ぐだけではなく、ハンドルを把持した状態において簡単にスイッチを押下可能であるという利便性があって、既に高級車両においては必須装置として使用されてきており、現在には一般の車両にまで広く普及されている。
ところが、このような公知のハンドルスイッチは、ハンドルの上面やハンドルの側面に突き出るように取り付けられているため、ハンドルの回転と共にスイッチが回転されてしまう。この場合、スイッチの位置が、ハンドルの回転に起因して、180°逆方向に回転されてしまったり、90°回転されてしまう可能性があるため、むしろ変位したスイッチを操作するために運転者の集中力が低下して大型運転事故を引き起こしたりスイッチの誤作動を引き起こしたりする余地が高いという不都合があった。
上記の理由から、ハンドルの回転とは無関係に常時定位置に固定されているハンドルスイッチが望まれる。このため、例えば、下記の特許文献1に記載の「自動車ハンドルに回転されないように設けられたオプションボタン操作台」の場合、ハンドルの回転にも拘らずに定位置に固定されているハンドルスイッチ(オプションボタン操作台)の構造を提案し、上記の不都合を解消することができた。
下記の特許文献1は、「操舵カラムの適当な部位を切断し、その切断された上下の操舵軸の切断部位に駆動ギアと従動ギアをそれぞれ設置し、前記駆動ギアと従動ギアとの間に噛合されて回転方向を同じくする中間ギアが設けられ、前記駆動ギアと従動ギア及び中間ギアの外部には駆動ギアの軸と従動ギアの軸を軸着しながら、内部に中間ギアの軸を取り付けるギアケーシング部が設けられ、前記駆動ギアの中心部に形成された空間を介して前記ボタン操作台が設けられる固定シャフトを支持し、前記固定シャフトの上端にハンドルの中心上面にハンドルと分離されて設けられたオプションボタン操作台を連結してこれを固定支持し、前記シャフトを介してオプションボタンを連結する線を配線した方式」を採用していることが分かり、前記技術の構造を大まかにまとめると、結局、既存のハンドル軸の構造に複数のギアを別設してギアの相互連関駆動によりボタン操作台が回転されないような方式を採用していることが分かる。
ところが、上記の技術によれば、既存のハンドル軸を切断してギアを設置することを余儀なくされるため、製作工程や製作費用が高くなるという問題点があるだけではなく、一般のカーセンターなどの修理所においてあえて構造変更をすることができない複雑な構造を提示しているため、既存の車両から変更し難いという問題があり、一般車両との互換性を提供することができないという欠点があった。
さらに、ハンドル軸の回転にギアが連動するため、ギア同士の摩擦力により結果的にハンドルの回転にも影響を与えてしまい、より強力な力をかけなければ、ハンドルを回転させることができず、使い勝手が悪いことが予測される。
したがって、ハンドル構造の全面的な改良なしに便利で且つ簡単に提供されるものであって、ハンドル軸の回転による摩擦力を極力抑えることができてハンドル操作に不便さを与えない新たな方式の自動車用ハンドルスイッチの取付装置が提示される必要があるのが現状である。
さらにまた、現在、自動車においてナビゲーションが汎用されているが、これまでのナビゲーションはハンドルから所定の距離離れている位置(車両のダッシュボードやウィンドウ)に取り付けられていて、運転者の運転中に視線が分散されて安全事故の発生の危険性が高くなる恐れがあった。このため、ナビゲーションもハンドルに取り付けることができるのであれば、運転者の視線を走行方向に集中させることができ、より安全性を担保することができるということが予想される。
本発明は上記の技術の問題点を克服するためになされたものであり、その目的は、公知のハンドルシャフトの上及びハンドルハブの上に磁石を取り付けて回転力を圧倒することのできる磁力によりスイッチ及びナビゲーションのどちらか一方がハンドルの回転時にも回転されずに定位置に固定されるようにする自動車用ナビゲーションのハンドルへの取付装置を提供するところにある。
本発明の他の目的は、スイッチの作動のための電線の絡みを防ぐためにスイッチを遠隔調整する方式を提供するところにある。
本発明のさらに他の目的は、ハンドルのハブの下に取り付けられる磁石を複数にして、磁力による引力が回転力に負けてスイッチ及びナビゲーションのどちらか一方のハンドル内の取付構造がもしか回転されてしまうという蓋然性を最小化させるところにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、自動車用ナビゲーションのハンドルへの取付装置であって、環状のリムからハンドルシャフトの連結されたハブに向かって放射状にスポークが連結されることにより、内部に所定の空間を有するハンドルと、前記ハブの上に突き出ているハンドルシャフトの端部と嵌合されるように中央部に貫通口を備え、前記貫通口の周縁に回り止め軸受けアセンブリーが設けられた状態において、磁石からなってハンドルシャフトの外周面に形成されている第1のマグネットモジュールと、ブラケットにより前記第1のマグネットモジュールに固定され、上面に前記リムと並ぶように所定の距離離れた位置に前記リムの内側に形成されたハンドルスイッチ及びナビゲーションのどちらか一方を備えたパネルを有するハウジングと、磁石からなって前記ハブの下に位置するハンドルシャフトの所定の部位に固定されている第2のマグネットモジュールと、を備え、第1及び第2のマグネットモジュールの磁石の相互作用により発生した磁力が前記ハンドルの回転力よりも大きく、且つ、前記回り止め軸受けアセンブリーにより前記第1のマグネットモジュールがハンドルシャフトに固定されることにより、前記ハンドルスイッチ及びナビゲーションのどちらか一方が、ハンドルの回転がある場合であっても固定されていることを特徴とする、自動車用ナビゲーションのハンドルへの取付装置を提供する。
本発明による自動車用ナビゲーションのハンドルへの取付装置によれば、下記の効果が得られる。
先ず第一に、運転中にハンドルスイッチやナビゲーションの操作を容易にして安全運行を保証することができる。
第二に、ハンドルシャフトの構造を変更することなく、磁石を取り付けて施工しやすく、しかも、基本車両にも設置可能である。
第三に、既存のハンドルシャフトをそのまま利用することができることから、製作費用が節減される。
最後に、回転力を勝ち取る磁力構造を有することにより、安全にハンドルスイッチやナビゲーションがハンドルに取付け可能になり、無線にてハンドルスイッチの信号を送信するとともに、磁石の電磁気石構造を提供して周辺機器への磁力の影響を極力抑えることができる。
以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実施例を詳述する。添付図面は縮尺により図示されておらず、各図面における同じ参照番号は同じ構成要素を指し示す。
図1は、本発明による自動車用ナビゲーションのハンドルへの取付装置の概略構成を示す斜視図であり、図2は、図1の各構成を示す分解斜視図である。
本発明者は、既存のハンドルスイッチ及びナビゲーションのどちらか一方が取り付けられていない車両においても、ハンドルを再購入したり無理に変形することなく、便利で且つ簡単なリモデリング方式により固定式ハンドルスイッチの取付構造を提供するために、ギア方式ではなく、磁力による固定方式を利用することに着目した。
本発明者は、既存のハンドルスイッチ及びナビゲーションのどちらか一方が取り付けられていない車両においても、ハンドルを再購入したり無理に変形することなく、便利で且つ簡単なリモデリング方式により固定式ハンドルスイッチの取付構造を提供するために、ギア方式ではなく、磁力による固定方式を利用することに着目した。
図1及び図2を参照すると、本発明による自動車用ナビゲーションのハンドルへの取付装置は、環状のリム1から放射状に下部の中心に向かって延びているスポーク2及び前記スポーク2の連結中心をなして中央にシャフト嵌合孔を有するハブ3を備える公知のハンドルにおいて、リム1の下のスポーク2とハブ3とが形成する空間、すなわち、逆円錐状や逆ドーム状を呈する空間に第1のマグネットモジュール50を備え、前記第1のマグネットモジュール50の上にはハンドルスイッチ10とその他エアバッグモジュールを備えたハウジング30が固定連結されており、ハブ3の下に位置するハンドルシャフト4の所定の部位、具体的には、コントロールボックスの上には第2のマグネットモジュール60が固定連結されているような構造を採用している。このような本発明による構成の機能及び作用をより詳述すると、下記の通りである。
図3A及び図3Bは、本発明によるハンドルスイッチ10及びナビゲーションのどちらか一方が設けられたパネル20の構造を示す平面図である。
パネル20は、リム1の内周面から所定の距離離れるが、横方向にリム1とほとんど平行線上に置かれて所定の距離離れた状態でリム1の内部に位置するものであって、リム1の形状に見合う円形形状を有するか、あるいは、運転者がリム1を両手で把持する空間を有するように形成された摘部5の部位から所定の距離離れて押し潰された楕円形状やその他幾何学的な形状を有することができる。要するに、本発明によるパネル2の形状は特定の形状に制限されない。
ハンドルスイッチ10は、運転者の両手がリム1に置かれる部位を考慮して、指が届く便利な部位に位置するように、図3Aに示すように、パネル20の両側に分散されて位置することが好ましく、ハンドルスイッチ10には、周辺機器の作動のための様々なボタン、例えば、音楽選曲ボタン、ボリューム調節ボタン、電話機能付き車両の場合には電話連結ボタン、SOSボタン、エアコン/ヒーターの強度調節ボタンなどが設けられてもよい。
すなわち、本発明によるハンドルスイッチ10の配列及び種類も特定の形式に制限されるものではなく、設計者によって様々な方式に変更可能である。
さらに、図3Bを参照すると、ハンドルスイッチ10が設けられた部位の周縁のパネルの一部にはナビゲーション15が取り付けられることが可能である。すなわち、既存のモジュール化またはデッキ処理されたナビゲーション15をハンドル内に取り付けて運転者の視線がハンドル及び走行方向にのみ集中されるようにでき、運転中における安全性の確保に万全を期することができる。
要するに、本発明によるパネルには、上述したハンドルスイッチ10、エアバッグモジュールはもとより、ナビゲーション15が取り付けられることが可能であり、ここで未説明のその他の便宜的な機械/電子装置がハンドル内に取り付けられてもよいことはいうまでもない。
図2に戻ると、パネル20の下にはハウジング30が形成されていることが分かる。ハウジング30は、ハンドルの内部空間に置かれていて、ハンドルスイッチ10の作動のためのPCBや電線が収容されると共に、公知のエアバッグモジュールを備えている。
パネル20とハウジング30は別設されている必要はなく、ハウジング30をハンドル内の空間に見合うボックス状に設けた後、ハウジング30の上にパネル20を一体に形成することも可能である。
ハウジング30の下には第1のマグネットモジュール50がブラケット40により固定連結されている。
図4は、本発明による第1のマグネットモジュール50とハンドルシャフト4との嵌合構造を具体的に示す部分斜視図である。
本発明による第1のマグネットモジュール50は、ハンドルスイッチ10が固定式に形成されるための核心的な役割を果たすものであって、後述する第2のマグネットモジュール60と相互磁力関係を形成して、ハウジング30及びパネル20の固定状態を維持できるようにする。
先ず、第1のマグネットモジュール50は、円形の鉄板51と磁石52が上下に積層形成されている状態を有し、その上にはブラケット40が取り付けられ、これを介してハウジング30に固定連結され、中央に貫通口53が穿孔されてここにハンドルシャフト4が締め付けられると共に、前記貫通口53の周縁に回り止め軸受けアセンブリー55を備えている。
ブラケット40は、第1のマグネットモジュール50の周縁に沿って複数設けられていて、ハウジング30を安全に支持する上で無理がないように構成されており、具体的に、ブラケット40は、第1のマグネットモジュール50の鉄板51の上面に取り付けられている。
第1のマグネットモジュール50の貫通口53には、ハンドルシャフト4の上端、すなわち、上側の先端部が嵌め込まれている。このようなハンドルシャフト4は、ハンドルと一緒に回転されて車輪に駆動力を伝達するものであって、一般的にハブ3のシャフト貫通孔を貫通してハブ3の上に僅かに突き出ているが、第1のマグネットモジュール50は、このようにハブ3の上に突き出ているハンドルシャフト4に嵌着されているが、ハブ3から所定の距離離れている状態を有する。
もし、ハンドルシャフト4の突出長さが短い場合には、第1のマグネットモジュール50がハンドルシャフト4に適切に嵌着されることが困難であるため、ハンドルシャフト4の突出長を延ばすためにハンドルシャフト4の終端に補強結合される補強シャフト(図示せず)をさらに備えてもよい。
図5は、本発明による回り止め軸受けアセンブリー55に対する例示的な平面図である。
回り止め軸受けアセンブリー55は、第1のマグネットモジュール50の貫通口53の周縁に形成されている内輪55a及び外輪55bよりなる軸受け結合構造に関するものであり、内輪55aにはボール56を備えてハンドルシャフト4と密接することによりハンドルシャフト4と一緒に回転されると共に、第1のマグネットモジュール50をハンドルシャフト4に固定支持するようにし、外輪55bには外側に突き出た突起部57により第1のマグネットモジュール50の内部に強固に係止されるため、ボール56の回転にも拘らず外輪55bが回転されないような構造となっており、このような回り止め軸受けアセンブリー55はシャフトに取り付けられた物体が軸受けを媒介にシャフトの回転時にも回転されないようになっている公知の軸受け組合方式に準拠するため、それ以上の具体的な説明は省略する。
このような回り止め軸受けアセンブリー55により、第1のマグネットモジュール50はハンドルシャフト4に固定支持されると共に、ハンドルシャフト4の回転にも拘らず回転しないような構造を有することができる。すなわち、本発明においては、このような回り止め軸受けアセンブリーによっても、ハウジングを、ハンドル回転時にも固定状態に維持することができるが、軸受けの機械的な限界(すなわち、摩擦音の発生や固定状態を完璧に維持することが困難であるという問題など)により完璧な固定状態を担保することが困難であるため、磁石という媒介体を別途に用いてハウジング及びパネルがハンドルシャフトにおいても回転されることを防ぐようにしている。
図1及び図2に戻ると、ハブ3の下方に延びているハンドルシャフト4の上部の所定の部位には第2のマグネットモジュール60が取り付けられている。
第2のマグネットモジュール60は、ハンドルシャフト4の周辺装置、具体的には、ハンドルシャフト4に一般的に形成されているコントロールボックス70の上面に固着される。
コントロールボックス70は、自動車の照明/ワイパー調節レバーの駆動手段及びハンドルスイッチの駆動のための電線が絡んでしまうという現象を防ぐために形成されている電線絡み防止手段などを備えている公知の手段であって、通常、自動車の室内空間においてダッシュボードとハンドルとの間に位置してケース内に収容されている。
このようなコントロールボックス70の上面にガスケットやパッキンを設けた後、この上にブラケットや公知の固定手段を用いて第2のマグネットモジュール60を取り付ける。
第2のマグネットモジュール60は、磁石62よりなり、中央に貫通口を備えてここにハンドルシャフト4が嵌め込まれることによりハンドルシャフト4に取り付けられるものである。ここで、第2のマグネットモジュール60は、第1のマグネットモジュール50と同様に、円形を呈している。
本発明において用いられる第1及び第2のマグネットモジュール50、60の磁石52、62は、同一体積のうち最大の磁力を有すると知られているネオジミウム(NdFeB)よりなって、ハンドルの回転力を勝ち取るのに十分な磁力を持たせることが好ましい。
図6は、本発明による第1及び第2のマグネットモジュール50、60が電磁気石52a、62aよりなるときの構成関係を示すブロック図である。
第1及び第2のマグネットモジュール50、60の磁石が電磁気石52a、62aよりなる場合、コントロールボックス70に別途の電流供給部71及び制御部72を備えて、平常時には電磁気石52a、62aのコイルに電流が供給されず、始動をかけたときに限ってこのような始動信号が制御部72に伝達され、さらに制御部72は電流供給部71に電流を供給するように信号を送信して運転中にのみ磁力が発生するように構成されることも可能である。
このように第1及び第2のマグネットモジュール50、60の磁石を電磁気石52a、62aにする理由は、平常時には周辺機器が磁石による磁力に影響されないようにするためであり、さらに、運転中に磁性が発生する場合であっても、周辺機器がこのような磁力に影響されないようにハブ3やコントロールボックス70は磁力に影響されない金属や合成樹脂の材質から形成されることが好ましい。
図7は、本発明によるハンドルスイッチ10を遠隔調整するための構成を示すブロック図である。
ハンドルスイッチ10が回転せず、且つ、他の部位はハンドルの回転に伴い回転するような方式を採用するとき、有線にてハンドルスイッチ10からの信号をコントロールボックス70などに伝達する場合、たとえコントロールボックス70に電線の絡みを防止可能な手段が設けられているとしても、製作費用が高くなり、しかも、構造が複雑になるという問題が発生する恐れがあるため、ハンドルスイッチ10からの信号を有線ではなく無線にて送信する方式を提供する。
具体的に、図7を参照すると、ハンドルスイッチ10付きパネル20はRF無線信号を送信する送信部21を備え、コントロールボックス70は送信部21からの信号を受信する受信部73を備えて、ハンドルスイッチ10のスイッチを押す場合、信号が送受信部21、73を介して送受信可能であり、結果として、ハンドルスイッチ10からの信号送信を無線にて行うことが可能である。
図8は、本発明による第2のマグネットモジュール60が複数配置された構造を示す斜視図である。
図8を参照すると、第2のマグネットモジュール60は、コントロールボックス70の上面においてハンドルシャフト4の周縁に沿って複数(図7においては、4個)に切り割られていることが分かる。
このように第2のマグネットモジュール60を切り割る理由は、第2のマグネットモジュール60が回転するに伴って磁力線が変更されて、第1のマグネットモジュール50と相互磁力をなすときに磁力の変化を極力抑えるためである。すなわち、第2のマグネットモジュール60が回転するとき、単一のユニットからなって回転力により磁力線が変更されるよりは、それぞれ第2のマグネットモジュール60を切り割り、切割数に見合う分だけ回転力を分散させることにより、回転力による磁力線の変更を低減するためである。
以下、このような構成を有する本発明による自動車用の固定式ハンドルスイッチのハンドルへの取付構造の作用を説明する。
運転者がハンドルを回転すると、ハンドルシャフト4が同時に回転をし、ここに取り付けられている第2のマグネットモジュール60とコントロールボックス70、第1のマグネットモジュール50のボール56が回転をする。このとき、第1及び第2のマグネットモジュール50、60の間には磁力、具体的には、引力が発生できるように第1及び第2のマグネットモジュール50、60の磁石配置をし、さらに、ハンドルシャフト4の回転力よりも磁力がさらに大きくなるように磁石の磁性を設定/選択することにより、ハンドルシャフト4が回転をするとしても、第1のマグネットモジュール50の回り止め軸受けアセンブリー55の外輪55bは固定された状態を維持することが可能になる。結果的に、磁力による引力が回転力を勝ち取って第1のマグネットモジュール50に取り付けられているハウジング30及びハンドルスイッチ10が設けられたパネル20を固定状態に維持することになる。
第1のマグネットモジュール50は、たとえハブ4の表面から所定の距離離れているような構造を有するが、回り止め軸受けアセンブリー55によりハンドルシャフト4に固定されているため、安全な支持状態を保証することができる。
このため、強制的にハンドルスイッチ10付きパネル20を回さない限り、ハンドルスイッチ10は定位置に固定維持し続けることができ、さらに、無線方式にてハンドルスイッチ10の操作を行うことができる他、電磁気石52a、62aにより第1及び第2のマグネットモジュール50、60の磁石を構成して始動時にのみ磁力による引力を発生することができる。
以上述べたように、本発明による自動車用ナビゲーションのハンドルへの取付装置の構成及び作用を前記説明及び図面に表現したが、これは、単なる例示に過ぎず、本発明の思想が前記説明及び図面に限定されることはなく、本発明の技術的な思想から逸脱しない範囲内において種々の変化及び変更が可能であることはいうまでもない。
1:リム、
52a、62a:電磁気石、
2:スポーク、
53:貫通口、
3:ハブ、
55:回り止め軸受けアセンブリー、
4:ハンドルシャフト、
56:ボール、
5:摘部、
57:突起部、
10:ハンドルスイッチ、
60:第2のマグネットモジュール、
20:パネル、
70:コントロールボックス、
30:ハウジング、
71:電流供給部、
40:ブラケット、
72:制御部、
50:第1のマグネットモジュール、
52a、62a:電磁気石、
2:スポーク、
53:貫通口、
3:ハブ、
55:回り止め軸受けアセンブリー、
4:ハンドルシャフト、
56:ボール、
5:摘部、
57:突起部、
10:ハンドルスイッチ、
60:第2のマグネットモジュール、
20:パネル、
70:コントロールボックス、
30:ハウジング、
71:電流供給部、
40:ブラケット、
72:制御部、
50:第1のマグネットモジュール、
Claims (6)
- 自動車用ナビゲーションのハンドルへの取付装置であって、
環状のリムからハンドルシャフトの連結されたハブに向かって放射状にスポークが連結されることにより内部に所定の空間を有するハンドルと、
前記ハブの上に突き出ているハンドルシャフトの端部と嵌合されるように中央部に貫通口を備え、前記貫通口の周縁に回り止め軸受けアセンブリーが形成された状態において、磁石よりなってハンドルシャフトの外周面に形成されている第1のマグネットモジュールと、
ブラケットにより前記第1のマグネットモジュールに固定され、上面に前記リムと並ぶように所定の距離離れた位置に前記リムの内側に形成されたハンドルスイッチ及びナビゲーションのどちらか一方を備えたパネルを有するハウジングと、
磁石よりなって前記ハブの下に位置するハンドルシャフトの所定の部位に固定されている第2のマグネットモジュールと、
を備え、
第1及び第2のマグネットモジュールの磁石の相互作用により発生した磁力が前記ハンドルの回転力よりも大きいと共に、前記回り止め軸受けアセンブリーにより前記第1のマグネットモジュールがハンドルシャフトに固定されることにより、前記ハンドルスイッチ及びナビゲーションのどちらか一方が、ハンドルの回転がある場合であっても固定されていることを特徴とする、自動車用ナビゲーションのハンドルへの取付装置。 - 前記第2のマグネットモジュールは、ハンドルシャフトに形成されているコントロールボックスの上面に固着されていることを特徴とする、請求項1に記載の自動車用ナビゲーションのハンドルへの取付装置。
- 前記第2のマグネットモジュールは、複数の分割片に切り割られていることを特徴とする、請求項1に記載の自動車用ナビゲーションのハンドルへの取付装置。
- 前記パネルは、前記ハンドルスイッチからの信号を無線送信する送信部をさらに備え、これに応じて、前記コントロールボックスは、前記送信部からの信号を受信する受信部をさらに備えることを特徴とする、請求項1または2に記載の自動車用ナビゲーションのハンドルへの取付装置。
- 前記第1及び第2のマグネットモジュールの磁石は、ネオジミウムよりなることを特徴とする、請求項1に記載の自動車用ナビゲーションのハンドルへの取付装置。
- 前記第1及び第2のマグネットモジュールの磁石は電磁気石よりなり、前記コントロールボックスは、前記電磁気石に電流を供給する電流供給部及び自動車の始動を感知する制御部を備えて、前記制御部が自動車の始動を感知したときに、前記電流供給部を介して前記電磁気石に電流を供給することを特徴とする、請求項2に記載の自動車用ナビゲーションのハンドルへの取付装置。
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- 2009-03-10 JP JP2009057179A patent/JP2010208500A/ja active Pending
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