JP2010208438A - 荷受台昇降装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】荷受台昇降装置における連結フレームの強度を高め、荷物による連結フレームの変形を小さくする。
【解決手段】車両に設けられた昇降支柱2,2と、その昇降支柱2,2の間に溶接固定された連結フレームとを有する荷受台昇降装置Lにおいて、連結フレームの上部内面および下部内面にそれぞれ上部ブラケット25Aと下部ブラケット25Bとを固定し、前記上部,下部ブラケット25A,25Bにリブプレート27をボルト・ナット26により固定する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、車両の荷台などに架装される荷受台昇降装置に関する。
従来、荷物の積み降ろしを省力化するため、車両に垂直昇降式の荷受台昇降装置を設けたものは特許文献1により公知である。
特開2004−58805号公報
ところで、前記特許文献1に記載の垂直昇降式の荷受台昇降装置では、荷台に設けられた一対の昇降支柱と前記一対の昇降支柱の間を連結フレームにより連結し、前記連結フレームに油圧シリンダを内蔵させ、昇降機構であるワイヤ及びスライダを介して荷受台を昇降させている。前記連結フレームは荷台の後端部に固定されるとともにその両端が昇降支柱に固定されている。そのため荷受台に載せられ上昇した荷物(例えばキャスタ付台車)を荷台へと移す際には、荷受台から連結フレーム上面を通過させてから荷台へと積み込まなければならず、荷物は連結フレーム上面に載せることがある。すると、連結フレームの剛性が低いと荷物の荷重により連結フレームのうち特に連結フレーム上面が大きく変形してしまう。連結フレームが変形してしまうと連結フレーム内部に収められた油圧シリンダが正常に駆動することができなくなる恐れがあるとともに、その後に荷物を移動させる場合には連結フレーム上面の変形による凹みにキャスタがはまり、台車ががたついてしまうことによる荷物の転倒の危険もある。
そこで本発明は、連結フレームの剛性を高め、連結フレーム上面の変形を防止することのできる荷受台昇降装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の荷受台昇降装置では、互いに平行な一対の昇降支柱間に連結フレームを固定し、前記連結フレーム内に設けられた油圧シリンダにより荷受台を前記一対の昇降支柱に沿って昇降可能に設けた荷受台昇降装置において、前記連結フレーム内には油圧シリンダと干渉しない位置に連結フレーム上面を補強するリブプレートを設けたことを特徴としている。
これにより、連結フレーム内部に設けられたリブプレートが連結フレームを補強し、連結フレームの変形を防止することができる。
請求項2記載の荷受台昇降装置では、前記リブプレートは前記連結フレーム内に着脱可能に設けたことを特徴としている。これにより、連結フレームの変形を防止するために設けたリブプレートを取り外すことができるため、リブプレートに邪魔されることなく油圧シリンダをメンテナンスすることができる。
請求項3記載の荷受台昇降装置では、前記連結フレームは連結フレームを開放し得る開口部を有し、前記リブプレートは前記油圧シリンダよりも開口部側に設けたことを特徴としている。これにより、連結フレームのうち強度が比較的弱くなった開口部に近い箇所の変形を防止することができる。
請求項4記載の荷受台昇降装置では、前記連結フレーム内には油圧シリンダを駆動し得るパワーユニットが収められ、前記リブプレートはパワーユニットと干渉しない位置に設けたことを特徴としている。これにより、パワーユニットを連結フレーム内のデッドスペースに収めた場合であっても連結フレームの上面の変形を防止することができる。
請求項5記載の荷受台昇降装置では、前記リブプレートに前記パワーユニットを駆動させるための電気回路の一部を設けたことを特徴としている。これにより、電気回路を連結フレーム内に配置する場合に、連結フレームに納める前に電気部品の取付けや配線作業を連結フレーム外で行うことができるため、電気回路の組立作業が容易になる。
連結フレーム内の油圧シリンダと干渉しない位置に連結フレーム上面を補強するリブプレートを設けたことにより、荷物の積み降ろし作業における連結フレームの変形を防止することができる。
本発明の荷受台昇降装置の実施の一形態を示す斜視図である。 荷受台昇降装置の左半分の背面図である。 荷受台昇降装置の右半分の背面図である。 図2における4−4線に沿った連結フレームの断面図である。 (A)は電気部品を組み付けた状態の第2リブプレートの正面図であり、(B)は(A)のA−A線に沿った断面図である。 (A)は油圧シリンダが伸長した状態を示す荷受台昇降装置の背面図であり、(B)は(A)のB−B線に沿った断面図である。 荷受台昇降装置の電気油圧回路図である。 第2リブプレートの他の取付構造を示す連結フレームの断面図である。 荷受台昇降装置の他の実施形態を示す背面図である。 図9における10−10線に沿った連結フレームの断面図である。
図1は、荷受台昇降装置を架装した荷役車両の後部を現したものである。
図1において、車両の車体フレームF上には後面が開放された荷箱Vが搭載されており、前記荷箱Vの後端面には、垂直昇降式の荷受台昇降装置Lが一体に架装されている。前記荷受台昇降装置Lにより荷物を地上と荷箱Vとの間で積み降ろしすることができる。
前記荷受台昇降装置Lは、互いに平行かつ上下方向に延びる左右一対の昇降支柱2,2と、その昇降支柱2,2の間に、これらと略直交してH型になるように溶接された一本の連結フレーム24と、一対の昇降支柱2,2に昇降可能に支持される荷受台1と、連結フレーム24内に設けられる油圧シリンダCYと、油圧シリンダCYを伸縮駆動させるパワーユニットPUと、一対の昇降支柱2,2に、格納位置に折り畳まれた荷受台1を固縛する固縛装置LOとを備えている。
左右一対の昇降支柱2,2は、荷箱Vの後端面の左右両側面に側部ブラケット20aを介して上下方向に固定し、連結フレーム24は車体フレームFに中央部ブラケット(図示せず)を介して固定されており、これにより荷受台昇降装置Lは車両に一体に架装される。
図3に示すように、左右一対の昇降支柱2,2は中空の角筒体よりなり、その昇降支柱2,2の上端には天板2aが固定されている。昇降支柱2,2の内部にはインナコラム3,3が昇降自在に挿入されている。昇降支柱2,2およびインナコラム3,3の後壁(車両後方側の面)には、後述するスライダ14を昇降案内するための縦スリット4が開口されている。また、各昇降支柱2の上部には、後述するワイヤ32,33をそれぞれ案内するためのトップ固定シーブ36,37が回転自在に軸支されている。
一対の昇降支柱2,2には、インナコラム3,3を介してスライダ14,14がそれぞれ昇降自在に挿入されており、該スライダ14,14の後縁は、前記昇降支柱2,2に形成した縦スリット4,4をそれぞれ貫通して各昇降支柱2,2の後方に延出しており、縦スリット4,4に案内されて昇降支柱2,2及びインナコラム3,3に対して昇降可能である。
前記スライダ14,14の外面下端には、荷受台1が略水平な張出位置と、略鉛直な格納位置との間を回動できるように、ピン19により軸支されている。
図1に示すように、荷受台1は、略水平な張出位置と略鉛直な格納位置との間をピン19,19回りに手動により回動可能であって、その格納位置では、一対の昇降支柱2,2に沿うように折り畳まれる。荷受台1の側面と一対の昇降支柱2,2との間には、格納位置まで回動された荷受台1を固縛する固縛装置LOが設けられている。この固縛装置LOは、荷受台側面にそれぞれ回動かつ車幅方向にスライド可能に設けられたロックハンドル12,12と、一対の昇降支柱2,2の側面に固定されて、前記ロックハンドル12,12と係脱可能に係合されるフック13,13とよりなる。前記荷受台1が格納位置に折り畳まれたとき、ロックハンドル12,12を、フック13,13に係合することにより、荷受台1は格納位置に固縛される。
図1に示すように、前記連結フレーム24の上面は、前記荷箱Vの床面Vfと略一致させるように車体側に固定されている。
この連結フレーム24は、中空状の角筒体により構成されており、横断面コ字状の連結フレーム本体24Aとカバー体24Cとからなる。前記連結フレーム本体24Aには開口部24Bが設けられ、前記開口部24Bが車両後方を向くように車体側に固定されている。前記カバー体24Cは前記開口部24Bを覆うように配置され、複数のボルト・ナット23により前記連結フレーム本体24Aに一体に固定されている。
連結フレーム24の内部には、油圧シリンダCYと電気部品(コンタクタ100)とが取り付けられる。前記、油圧シリンダCY及び電気部品は、連結フレーム本体24Aの開口部24Bより修理や交換ができるようになっている。
図4に示すように、連結フレーム本体24Aの上部内面には上部ブラケット25Aが、連結フレーム本体24Aの下部内面には下部ブラケット25Bがそれぞれ溶接されている。上部ブラケット25Aおよび下部ブラケット25Bにはリブプレート27が複数のボルト・ナット26により固定されている。具体的には、上下部ブラケット25A,25Bに溶接固定されたボルト26aにリブプレート27の複数の取付孔H1を通した後、ナット26bをボルト26aに螺合することにより固定されている。左側に位置する取付プレート28Aには連結ピン29により油圧シリンダCYが取り付けられている。また、右側に位置する取付プレート28Bには、複数の取付孔H3が穿設され、荷受台昇降装置を昇降動作させるための電気回路Eを構成する電気部品のうち、コンタクタ100とヒューズ101とタイマ103が取り付けられている。
油圧シリンダCYは、連結フレーム24内において、車両前方側に寄せて連結フレーム24の長手方向に沿って配置されており(図2及び図4参照)、そのシリンダバレル51の基端が、前記取付プレート28Aに連結ピン29により取り付けられている。これにより油圧シリンダCYは、連結フレーム24に着脱可能となる。
油圧シリンダCYは、以下に述べるワイヤ連動機構WMを介して荷受台1を左右一対の昇降支柱2,2に沿って昇降作動させるようになっている。
前記ワイヤ連動機構WMは、前記連結フレーム24及び左右一対の昇降支柱2,2にまたがって設けられている。
図2に示すように、油圧シリンダCYのシリンダロッド52の先端にはブラケット30を介して車幅方向に移動可能な左右可動シーブ31L,31Rが並列して回転自在に取り付けられており、前記ブラケット30は連結フレーム24内に長手方向に沿って固定されるガイドレール38に摺動可能に支持されている。図2に示すように、取付プレート28には、左の昇降支柱2に近接して一対の左右サイド固定シーブ34L,34Rが並列して回転自在に取り付けられ、また、右側の取付プレート28Bには、右の昇降支柱2に近接して右サイド固定シーブ35が回転自在に取り付けられており、さらに、左右の昇降支柱2,2の上部には、左右トップ固定シーブ36,37がそれぞれ回転自在に取り付けられている。
図2に示すように、前記油圧シリンダCYには、左右2系統のワイヤ32,33が連設されている。左系統のワイヤ32は、その一端が連結フレーム24の側面に溶接されたブロック32aに結着されている。ワイヤ32は、連結フレーム24に沿って延びており、前記左可動シーブ31L、左サイド固定シーブ34Lおよび左固定トップシーブ36を順次に巻き掛けられて、その他端が左側のスライダ14に結着されている。同じく右系統のワイヤ33は、その一端が連結フレーム24の底面に溶接されたブロック33aに結着されて、連結フレーム24に沿って延びており、前記右可動シーブ31R、右サイド固定シーブ34R、35及び右固定トップシーブ37を順次に巻き掛けられて、その他端が右側のスライダ14に結着されている。
従って、前記油圧シリンダCYを伸縮作動すれば、2系統のワイヤ32,33を介して左右一対のスライダ14,14が同調して昇降作動され、これに連結される荷受台1を昇降作動することができる。
前記油圧シリンダCYを駆動制御するパワーユニットPUは、左側の昇降支柱2の車両前方側の面に設けられたパワーユニットボックスBOに内蔵されている。パワーユニットPUは、電動モータ40、ギヤポンプ41、オイルタンク42及びバルブブロック43を備えている。
バルブブロック43は、ソレノイドバルブ43a、フローコントロールバルブ43b、リリーフバルブ43cおよびチェックバルブ43dなどを一体に備えている。バルブブロック43の吐出側に接続された油圧ホース90は、連結フレームの底面に設けられた導入孔G1より連結フレーム24内に挿入され、油圧シリンダCYの基部に接続される。
図4に示すように、連結フレーム24の後面と下面とのコーナ部は、傾斜面24Dとされており、荷受台1の上昇時に、その上に積載される荷物と干渉しないようにされている。また、連結フレーム24の後面下部には、連結フレーム24に沿って延びるセイフティバー39が支持されている(図1)。このセイフティバー39が操作されると連結フレーム24内に設けられたリミットスイッチ39aが切断され、これによりパワーユニットPUの作動が緊急停止できるようにされている。
図5に示すように、前記第2リブプレート27Bの一面には電気部品が固定されている。具体的には、タイマ103がボルト58により固定され、そのタイマ103の右隣にはパワーユニットPUの電動モータ40とバッテリ49とを電気的に接断するコンタクタ100が、ボルト59,59により固定されている。コンタクタ100をボルト59により固定する際には、タイマ103のアース端子102aが共締めされている。また、コンタクタ100の隣にはヒューズ101が結束バンドB1,B1により固定されている。タイマ103の端子102bとコンタクタ100のコイルを励磁するための端子100aと、コンタクタ100の端子100bとヒューズ101の一端とはそれぞれ電気配線により接続されている。
図7には、パワーユニットPUの電気、油圧系統図が示される。前記荷受台昇降装置Lを駆動する電気回路Eには、車両の運転室内に設けられるメインスイッチSm、車両進行方向左側の昇降支柱2の上部に配置されるコントロールスイッチSc(図1参照)、ヒューズ101,102、タイマ103、リミットスイッチ39aおよび前記コンタクタ100が接続されている。車両用バッテリ49に接続された配線e4は車両の車体フレームFに沿って車両後部へと延設される。該配線e4にはその途中に車体フレームFの側面に設けたヒューズ102が接続されている。前記配線e4は連結フレーム24の底面に設けた配線導入孔G2より連結フレーム24内に導入されコンタクタ100と接続される。
パワーユニットボックスBO内に収められた電動モータ40にはギヤホンプ41が接続され、ギヤホンプ41の吐出側は、油路91を介して油圧シリンダCYの高圧室に接続され、またその吸込側は、オイルストレーナ68介してオイルタンク42に接続される。油路91の、チェックバルブ43dよりも上流側は、リリーフバルブ47を介してオイルタンク42に連通され、また、油路91の、チェックバルブ43dよりも下流側は、ソレノイドバルブ43aおよびフローコントロールバルブ43bを介してオイルタンク42に連通される。
図5(A)に示すように、第2リブプレート27Bに電気部品を予め固定した状態で連結フレーム24内に固定することができるため、荷受台昇降装置Lに電気部品を組み付ける作業が容易になる。また、図5(B)に示すように連結フレーム24内の電気配線を固定するための結束バンドB2〜B6を第2リブプレート27Bに設けた複数の取付孔H4に予め通して輪を作って仮止めしておくようにしてもよい。これにより、連結フレーム24内に第2リブプレート27Bを固定すれば、固定したい配線を輪となった箇所に通した後、結束バンドを引張れば配線を第2リブプレート27Bに締付・固定することができ、その固定作業が容易になる。
荷物WとしてキャスタW1が設けられた台車W2の積み降ろしを例に、荷受台昇降装置Lの作用について説明する。
荷受台1に載せた台車W2を荷台Vに積み込む際には、メインスイッチSmを「ON」にした後、コントロールスイッチScの「上げ」を押す。コンタクタ100の接点がONになり、電動モータ40が回転される。
電動モータ40の回転により、ギヤホンプ41が駆動されると、オイルタンク42内のオイルは吸い上げられ加圧されてチェックバルブ43dを介して油圧シリンダCYに圧送される。これにより油圧シリンダCYが伸長作動され、前述のようにワイヤ連動機構WMを介してスライダ14を上昇作動させ、荷受台1を上昇させる。荷受台1にかかる負荷が所定値を超えると、リリーフバルブ43cが開弁され、ギヤホンブ41からの加圧オイルは、リリーフバルブ47を通ってオイルタンク42に戻される。図5に示したように荷受台1が荷台Vと略同じ高さまで上昇した状態で「上げ」操作を止めると荷受台1は当該位置にて停止される。荷受台1に載せた荷物W荷受台1から荷台Vへと移動させる。台車W2のキャスタW1が荷受台1から連結フレーム24の上面を通って荷台Vの床面Vfへと移動する。キャスタW1が連結フレーム24の上面を通過する際、連結フレーム24の上面に集中荷重が作用するが、連結フレーム24の内部にはリブプレート27が設けられているため、連結フレーム24の上面の変形を防止することができる。
なお、コントロールスイッチScからの「上げ」操作が一定時間(例えば40秒)以上継続されると、タイマ103はコンタクタのコイルへの電気の供給を断つ。これによりコンタクタ100が切断され、電動モータ40はその動作を停止し荷受台1は停止する。また、荷受台1の上昇においてにセイフティバー39が動き、リミットスイッチ39aが切断されるとコンタクタ100が切断され、電動モータ40はその動作を停止し荷受台1は停止する。
一方、荷箱Vに積載された台車W2を降ろす際には、荷箱Vと略同じ高さまで上昇させた荷受台1に台車W2を移動させる。この状態で,コントロールスイッチScの「下げ」を押すと、ソレノイドバルブ43aが、切り換わり、油圧シリンダCY内のオイルは、オイルタンク42に戻されて油圧シリンダCYは収縮作動されて、荷受台1は自重で下降する。このとき、フローコントロールバルブ43bはオイルタンク42に戻されるオイル量を絞り、荷受台1を緩徐に下降させる。荷台Vから台車W2を降ろす際には台車W2を荷台Vから荷受台1へと移動させるため、台車W2の積込の場合と同様にキャスタW1が連結フレーム24の上面を通過する際に連結フレーム24の上面には集中荷重が作用する。しかしながら、連結フレーム24の内部にはリブプレート27が設けられているため、連結フレーム24の上面の変形を防止することができる。
次に、荷受台昇降装置Lのメンテナンス作業について説明する。
油圧シリンダCYが故障すると、荷受台1を昇降することができなくなってしまう。その場合はまず、荷受台1を下降しないように台に載せて支持させる。次に、連結フレーム24のカバー体24C取り外すことにより連結フレーム24の開口部を開き、複数のボルト・ナット26をはずして、リブプレート27を連結フレーム24から取り外す。このとき油圧シリンダCYはリブプレート27により隠されていないため、油圧シリンダCYを開口部から視認することができる。また、油圧シリンダCYを交換するために故障した油圧シリンダCYを連結フレーム24から取り出して、新しい油圧シリンダCYを連結フレーム24内に納める場合にもリブプレート27が邪魔になることが無い。
また、図6に示したように油圧シリンダCYが伸長したまま収縮しなくなった場合であっても、長大な状態の油圧シリンダCYとリブプレートとの干渉を避けることができるため、油圧シリンダCYを連結フレーム24から容易に取り外すことができる。
続いて、ワイヤの交換作業について説明する。
ワイヤ連動機構WMのうち、ワイヤ32,33の両方もしくはいずれか一方が切断した場合、荷受台1を昇降することができなくなるため、ワイヤ32,33を交換する必要がある。その場合にはまず、荷受台1を接地させる。この時油圧シリンダCYは最収縮した状態のため、ブラケット30は図2に示した位置にある。連結フレーム24のカバー体24C取り外すことにより連結フレーム24の開口部を開き、ナット26をはずして、リブプレート27を取り外す。これにより、ワイヤ32,33はワイヤ32,33よりも開口部に近接して配置されたリブプレート27により隠れていないため、開口部からその状態を視認することができる。そしてワイヤ32,33の両端をそれぞれ、ブロック32aとスライダ14とから外せば、ワイヤ32,33を荷受台昇降装置Lから取り外すことができる。このとき、リブプレート27は取り外されているため、リブプレート27と接触することなくワイヤ32,33を取り外すことができる。そして、新しいワイヤ32,33を各シーブに巻回しつつその両端をスライダ14,14とブロック32a,33aとに固定する。特に、ブラケット30に設けた可動シーブ31L,31Rにワイヤ32,33を巻回する際には、可動シーブ31L,31Rの開口部側がリブプレート27により隠されること無く開放されているため、その巻回作業を容易に行うことができる。ワイヤ32,33の点検、交換作業が終われば、リブプレート27を固定した後にカバー体24Cを固定する。
リブプレート27は連結フレーム本体24Aの上面及び底面に固定されているため、連結フレーム24の上面に荷物が載ったとしても、前記リブプレート27が補強部材として作用し、連結フレーム24の上面の変形を防止することができる。そして、第1リブプレート27Aを油圧シリンダCYが収縮(図2実線)し荷受台1が接地した姿勢におけるブラケット30の近傍と、第2リブプレート27Bを油圧シリンダCYが伸長し(図2一点鎖線)、荷受台1が上昇した姿勢におけるブラケット30の近傍とに配置しているため、連結フレーム24の変形を防止することができる。従って、連結フレーム24が変形することによるブラケット30の移動が阻害されてしまうことを防止することができる。さらに、リブプレート27を油圧シリンダCYよりも開口部側に設けたので、開口部を設けたことにより強度が弱くなった連結フレーム24の油圧シリンダCY及びブラケット30よりも車両後方側を補強することができ、連結フレーム24の変形を効果的に防止することができる。また、リブプレート27は連結フレーム本体24Aの上面及び底面にボルト・ナット26により着脱可能に設けたので、連結フレーム24内に収められた油圧シリンダCYやワイヤ連動機構WMをメンテナンスする時には、リブプレート27を外してから作業を行うことができる。従って、連結フレーム24内にリブプレート27を多く配置したとしても、リブプレート27が油圧シリンダCYやワイヤ連動機構WMのメンテナンス作業において邪魔になることがない。
連結フレーム24に着脱可能なリブプレート27にコンタクタ100とタイマ103とヒューズ101とを固定し、配線で接続するようにしたので、連結フレーム24の外で第2リブプレート27Bにコンタクタ100とタイマ103とヒューズ101とを固定する作業と、配線を接続する作業とができるため、作業が容易になる。連結フレーム24の外で結束バンドBを第2リブプレート27Bの取付孔H4,・・・に通すことができるため、その組み付け作業が容易になる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は、その実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
図8はリブプレートの他の取付構造を示した断面図である。
図8(A)では、連結フレーム24の上面及び下面に溝部を有したブラケット125A,125Bを溶接固定し、前記溝部にリブプレート127を側方からスライド挿入する。そして、ボルト・ナット126をリブプレート127と下部ブラケット125Bとに挿入して螺合するによりリブプレート127が横方向にスライドするのを防止する。本実施形態によると、連結フレーム24の上面に荷物が載せられることにより荷重がかかったとしても、リブプレート127が連結フレーム24の上面を支持するため、その変形が防止される。また、リブプレート127を連結フレーム24に固定するにあたり、側方からスライド挿入してそのスライドを止めるのみでよいため作業が容易になる。尚、ボルト・ナット126はリブプレートと上部ブラケット125Aとに挿入して螺合させることによりスライドを防止するようにしてもよい。
図8(B)に示すように連結フレーム24の上面又は下面のいずれか一方とリブプレート27とを固定し、他方の面には当接する構造でもよい。少なくとも連結フレームとリブプレート27とが当接することによりリブプレート27が連結フレーム24を支持することができるため、連結フレームの変形を防止することが出来る。
なお、上記実施例ではブラケットを溶接して固定するようにしてリブプレート27を着脱可能に固定するようにしたが、連結フレーム24に直接リブプレート27を着脱可能に固定するようにしてもよい。また、リブプレート27を連結フレームに着脱可能に固定する際にボルト・ナットを使用したが割りピンにて固定するようにしてもよい。
上記実施例では、パワーユニットPUを左側の昇降支柱2に固定したパワーユニットボックスBOに内蔵しているが、図9及び図10に示すように連結フレーム24内に設けるようにしてもよい。
具体的には、図10(A)に示すようにリブプレート27よりも車両後方側かつ連結フレーム24のカバー体27Cのデッドスペースをパワーユニット収容空間75として、パワーユニットPUを油圧シリンダCYと並列配置している。パワーユニットPUは図9の左側(荷役車両の左側)を基準に電動モータ40、ギヤポンプ41、オイルタンク42、バルブブロック43の順に一列に縦列固定され、一つの細長いユニット体としてまとめられ、ボルト60により連結フレーム24の底面に固定されている。
連結フレーム24内のデッドスペースをパワーユニット収容空間75としてパワーユニットPUを配置したため、パワーユニットPUを配置するため専用のスペースが不要になる。また、前記パワーユニットPUはメンテナンス頻度が油圧シリンダCYに比べて高いため、開口部24Bに近い位置に配置するようにしている。図9に示すようにパワーユニットPUを、油圧シリンダCYを隠す位置に並列配置したとしても、ボルト60を取り外すことによりパワーユニットPUを取り外すことができるため、油圧シリンダCYのメンテナンスを阻害することはない。
連結フレーム24内において、油圧シリンダCYを荷役車両の前方側に、パワーユニットPUをその後方側に並列配置したが、油圧シリンダCYを荷役車両の後方側に、パワーユニットPUをその前方側に並列配置してもよい。パワーユニットPUよりも開口部24Bに近い位置にリブプレート27を着脱可能に設けるようにしても良い。
また、前記実施例では、一対の昇降支柱2,2内に上下にスライド可能なインナコラム3,3を挿入し、昇降支柱2,2およびインナコラム3,3に沿ってスライダ14,14が昇降動作するようになっているが、スライダ14,14を一対の昇降支柱2,2内を直接昇降するようにしてもよい。
L 荷受台昇降装置
1 荷受台
2 昇降支柱
24 連結フレーム
24B 開口部
24C カバー体
25A 上部ブラケット
25B 下部ブラケット
26a ボルト
26b ナット
27A 第1リブプレート(リブプレート)
27B 第2リブプレート(リブプレート)
100 コンタクタ
101 ヒューズ
103 タイマ
CY 油圧シリンダ

Claims (5)

  1. 互いに平行な一対の昇降支柱間に連結フレームを固定し、前記連結フレーム内に設けられた油圧シリンダにより荷受台を前記一対の昇降支柱に沿って昇降可能に設けた荷受台昇降装置において、
    前記連結フレーム内には油圧シリンダと干渉しない位置に連結フレーム上面を補強するリブプレートを設けたことを特徴とする荷受台昇降装置。
  2. 前記リブプレートは連結フレームに着脱可能に設けたことを特徴とする請求項1記載の荷受台昇降装置。
  3. 前記連結フレームは連結フレームを開放し得る開口部を有し、
    前記リブプレートは前記油圧シリンダよりも開口部側に設けたことを特徴とする請求項1〜3記載の荷受台昇降装置。
  4. 前記連結フレーム内には油圧シリンダを駆動し得るパワーユニットが収められ、
    前記リブプレートはパワーユニットと干渉しない位置に設けたことを特徴とする請求項1〜4記載の荷受台昇降装置
  5. 前記リブプレートに前記パワーユニットを駆動させるための電気回路の一部を設けたことを特徴とする請求項1〜5記載の荷受台昇降装置。
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