JP2010208106A - 小型端末装置用の伝票用紙綴り。 - Google Patents
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Abstract
【課題】
最終頁に伝票の内容を印刷せずに紙送りを停止し保持させることができる伝票用紙綴りを提供する。
【解決手段】
小型端末装置用の印刷装置により使用される頁識別用に頁の上端から所定の距離にタイミングマークが印刷された伝票用紙の搬送方向と直交する辺で他の伝票用紙とそれぞれ綴ってなる伝票用紙綴りであって、前記伝票用紙綴りの最終頁は、前記伝票用紙綴りの最終頁の搬送方向の辺であって前記印刷装置の用紙切れ検出手段が設置されていない側の第1の辺と、前記伝票用紙綴りの最終ページの搬送方向の辺であって前記印刷装置の用紙切れ検出手段が設置されている側の第2の辺と、前記第1の辺の1端部と前記第2の辺の1端部とを結ぶ第3の辺と、前記他の伝票用紙と綴ってなる第4の辺を備え、前記第2の辺は前記第1の辺よりも短く、前記伝票用紙綴りの最終頁は前記タイミングマークより下側の白部分を含まないことを特徴とする。
【選択図】図1
最終頁に伝票の内容を印刷せずに紙送りを停止し保持させることができる伝票用紙綴りを提供する。
【解決手段】
小型端末装置用の印刷装置により使用される頁識別用に頁の上端から所定の距離にタイミングマークが印刷された伝票用紙の搬送方向と直交する辺で他の伝票用紙とそれぞれ綴ってなる伝票用紙綴りであって、前記伝票用紙綴りの最終頁は、前記伝票用紙綴りの最終頁の搬送方向の辺であって前記印刷装置の用紙切れ検出手段が設置されていない側の第1の辺と、前記伝票用紙綴りの最終ページの搬送方向の辺であって前記印刷装置の用紙切れ検出手段が設置されている側の第2の辺と、前記第1の辺の1端部と前記第2の辺の1端部とを結ぶ第3の辺と、前記他の伝票用紙と綴ってなる第4の辺を備え、前記第2の辺は前記第1の辺よりも短く、前記伝票用紙綴りの最終頁は前記タイミングマークより下側の白部分を含まないことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、小型端末装置の伝票印刷に使用される伝票用紙の一端を他の伝票用紙と搬送方向と直交する辺でそれぞれ綴ってなる伝票用紙綴りに関する。
小型携帯用端末、例えば所謂ハンディターミナルにプリンタを組み込んだものやハンディターミナルに小型プリンタをケーブルや赤外線通信、無線通信等で接続可能なものが普及しており、このハンディターミナル内蔵のプリンタや外付けプリンタを用い、水道・電気・ガス等の各種検針業務において、検針結果を通知するための伝票(「お知らせ票」)に印字して各利用者に配布することが日常的に行われている。
この伝票への印字は屋外で行われるため、風雨の影響を大きく受ける。特に風によって情報が印刷された「お知らせ票」が飛ばされてしまうことは紛失・情報漏えいの元となるため厳に防がなければならず、用紙端を検出し用紙の飛散を防止する必要があった。
そこで、従来はハンディターミナルによる伝票印字でロール紙や蛇腹用紙によってセットされた用紙を使用した場合、用紙の最終頁まで印刷を行ない、排紙された最終頁が風によって飛ばされてしまうことを防止するため以下のような方法で印字が行われている。
例えば、図8に示すように用紙の最終頁81の端に赤や青のインク112を塗布しておき、オペレータが目視で最終頁を認識できるようにする方法。(オペレータは処理を中断し、用紙の付け替えを行う)(従来技術1)
特許文献1では、光電センサが黒帯状の残量警告領域を検出すると、警告ランプを点滅しその内容を表示部に表示する。次に光電センサが記録紙終了領域を検出すると、印字を終了させ警告ランプを点灯させ、その内容を表示部に表示するロール状記録紙の残量検出、終端検出を効率的にかつ簡単な構造で実現することができるロール状記録紙およびそれを用いる印字装置が開示されている(従来技術2)。
更に特許文献2では、操作パネルと前記操作パネルの操作により用紙上に印字を行う印字手段と、前記用紙を搬送する搬送手段と、前記用紙を切断するカッタ部を備える発券プリンタにおいて、前記用紙の搬送路上に設置した用紙端を検出するセンサと、前記センサからの検知信号を入力するカットセンサ部と、前記カットセンサ部からの出力信号をカット信号に変えて出力するカッタ制御部と、前記カッタ制御部の指令により駆動されるカッタ部を備えていることを特徴とする発券プリンタが開示されている(従来技術3)。
しかしながら、上記従来技術1及び従来技術2では機械又は人間が最終頁のみに終端を検知するための色を塗る必要があった。機械により伝票用紙綴りの最終頁のみに検知用の色塗りを行う場合、印刷工場において用紙に最終ページのみプレプリント処理を行うことになる。そのため通常の輪転機では対応できず、印刷色が増えて複数色を印刷するための設備コストや印刷コストが上昇するという問題があった。
又人手により赤や黒のインクを塗布して乾燥させる場合は手間がかかるだけでなくある程度の広さの作業場所が必要になるという問題があった。更に作業時に赤インクの塗布を複数枚にしてしまう事があった。赤インクの塗られた用紙は業務では使用できないため、印刷終了した用紙を都度確認し赤インクが塗られていれば保管・破棄を行う必要があるだけでなく、使用できない用紙が都度発生し環境にも好ましいものではなかった。
この最終ページに別途所定の色を塗布する方式では、所定の色が塗られた状態でも最終ページまで印刷が可能であったため、操作する人によっては全ての用紙が排出されてしまうまで印刷し、用紙なしの警告が通知されてから用紙の交換を行うようにしている事も見受けられた。水道検針などの屋外での業務の場合、用紙の終端まで印刷を行ってしまうと、風により個人情報が印刷された印刷済みの用紙が飛ばされ紛失するなどの事故も発生し好ましい状態ではなかった。更に従来技術3の最終頁を検知して、最終頁に印刷することなく、カッタにより最終頁を搬送方向と直交する方向に切取る方法をタイミングマークが伝票用紙上端付近にある場合に適用すると、図10に示すように、用紙端をタイミングマーク位置87に重ならないようにする必要があるため、最終頁81で残す部分の用紙長92をタイミングマーク下端プラス1mm程度と短くする必要が生じ、最終頁がプリンタ内に留まって取出しにくいという問題があった。
又、図8に示すように用紙の区切りを識別するためのタイミングマーク86及び87を用紙の上端部分にプレプリントしておき、最終ページのみタイミングマーク87に続いて手塗りで黒塗り部分89を設けることにより、用紙センサと不図示のCPUを協働させ、紙センサーがタイミングマーク87の黒を検知した後で、所定の長さ用紙を紙送りしても用紙の白を検出しないことにより不図示のCPUが最終ページと判断することも可能になるが、最終ページを手作業で黒塗りする必要がある点は図8の場合と変わらない。
本願の発明は以上の課題を解決するためになされたものであり、用紙の最終頁に印刷による加工を施すのでなく、用紙の最終頁を斜めにカットすることでプリンタについているセンサとハンディターミナルのメモリに記憶させたソフトにより最終頁に伝票の内容を印刷せずに紙送りを停止し保持させるものである。赤や黒のインクを塗布するための設備費用や人手の手間だけでなく、塗布したインクを乾燥させるために、ある程度の広さの作業場所を必要としていたものが、裁断という簡易な手段により同等以上の効果を奏するよう実現させたものである。また、裁断により切除された用紙は印刷会社の持つ紙資源リサイクルシステムにより処理されるため環境にもやさしい方式となっている。
上記した目的を達成するべく、本発明の伝票用紙綴りは、用紙切れ及びタイミングマークを検出可能な検出手段を備えた小型端末装置用の印刷装置により使用される頁識別用に頁の上端から所定の距離にタイミングマークが印刷された伝票用紙の搬送方向と直交する辺で他の伝票用紙とそれぞれ綴ってなる伝票用紙綴りであって、
前記伝票用紙綴りの最終頁は、
前記伝票用紙綴りの最終頁の搬送方向の辺であって前記印刷装置の検出手段が設置されていない側の第1の辺と、
前記伝票用紙綴りの最終ページの搬送方向の辺であって前記印刷装置の検出手段が設置されている側の第2の辺と、
前記第1の辺の1端部と前記第2の辺の1端部とを結ぶ第3の辺と、
前記他の伝票用紙と綴ってなる第4の辺を備え、
前記第2の辺は前記第1の辺よりも短く、
前記伝票用紙綴りの最終頁は前記タイミングマークより下側の白部分を含まないことを特徴とする。
前記伝票用紙綴りの最終頁は、
前記伝票用紙綴りの最終頁の搬送方向の辺であって前記印刷装置の検出手段が設置されていない側の第1の辺と、
前記伝票用紙綴りの最終ページの搬送方向の辺であって前記印刷装置の検出手段が設置されている側の第2の辺と、
前記第1の辺の1端部と前記第2の辺の1端部とを結ぶ第3の辺と、
前記他の伝票用紙と綴ってなる第4の辺を備え、
前記第2の辺は前記第1の辺よりも短く、
前記伝票用紙綴りの最終頁は前記タイミングマークより下側の白部分を含まないことを特徴とする。
前述した目的を達成するための第1の発明は、
手段とを備えることを特徴とする。
手段とを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するべく、好ましくは、本発明の伝票用紙綴りは、前記第1の辺は80ミリ乃至90ミリであり、前記第2の辺は0ミリ乃至10ミリであることを特徴とする。上記目的を達成するべく、好ましくは、本発明の伝票用紙綴りは、前記第1の辺は80ミリ乃至150ミリであり、前記第2の辺は0ミリであり、前記伝票用紙綴りの最終頁は前記第1の辺と前記第3の辺と前記第4の辺を備えることを特徴とする。
本願の発明によれば、伝票用紙綴りの最終頁の紙センサがある側の辺を0mm乃至10mmと短くすると共に、紙センサがない側の辺を80ミリ乃至150ミリ(より好ましくは80ミリ乃至90ミリ)と紙センサがある側の辺より長くした形状になるよう切断する事により、用紙最終頁の直前のプリントアウトを行なったとき、最終頁がプリンタ内に残され、かつ紙送りを停止して、用紙を強固に保持するため、風等により印刷した用紙が吹き飛ばされてしまうことを防ぐ事が出来る。
更に当伝票用紙は紙センサ54の無い側がの辺が長くなっているため、最終頁81の抜き取り操作を行う時に取り除きしやすい位置まで用紙を送り出すことが出来る。さらに最終頁を特殊な形にする事で連続用紙の先端・終端を目視で容易に識別する事が出来るため、用紙セット時の向き確認などの操作性を向上させることができる。
そして次の用紙(最終頁)を印刷しようとする直前に、紙センサ54が用紙の有無を検出した時、用紙無しを検出するとその後の印刷も停止するため、伝票用紙の最終頁に無駄な印刷を行うことなく、伝票用紙の交換を促すメッセージを表示する事が出来る。
以下に、本発明の好適な第一の実施形態について添付の図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の感熱式伝票用紙綴りを印刷するためのハンディターミナルの外観を示す図である。ハンディターミナル本体1はサーマルプリンタ2を内蔵しており、又ON/OFFスイッチ3やキーボード4や液晶ディスプレイ5も取付けられている。又本体右側面部にはバッテリー収納部6があり、同じく本体右側面部に検針結果を記憶するためのメモリカード収納部7がある。サーマルプリンタ2からは感熱式伝票用紙綴り9などの伝票が印刷されて紙送りされて出力される。またサーマルプリンタ2の右側面には図5のプラテンローラ51を回転させるためのハンドル12が取付けられている。このバッテリー収納部6やメモリカード収納部7やハンドル12は本体左側面部のほか、本体上部や本体裏面などにあっても良い。
図2はサーマルプリンタ2の側面の断面図であり、感熱式伝票用紙綴り9は用紙供給部56から矢印58の向きでサーマルプリンタ2に供給される。感熱式伝票用紙綴り9は、用紙供給部56の奥の、プラテンローラ51とピンチローラ52との隙間を通り、ペーパガイドに沿って上向きに進み、タイミングマーク86によりページの区切り位置を検出したり、紙の有無(用紙切れ)を検出する紙センサ54とプラテンローラ51との間を通る。感熱式伝票用紙綴り9は更にサーマルヘッド53とプラテンローラ51との間を通り、サーマルヘッド53を通る際にサーマルヘッド53の熱が伝わって印字され(印字処理)、不図示の用紙カッタがついた上カバー55とプリンタフレーム50との隙間から、矢印59の向きに排紙される(改ページ処理)。上記の印字処理とその後に続く改ページ処理を伝票綴りの各ページ毎に繰り返す。
改ページ処理においては、紙センサ54は、伝票用紙色を検知し、伝票用紙色が白から黒のタイミングマークに変わったことを検知し、更に白を検知した時点で、タイミングマークが紙センサ54を通過したと判定する。そして使用するハンディターミナルのモデル毎のメモリに記憶されたタイミングマークの印刷位置、用紙カッタの位置に合わせて伝票用紙の送り出しを行なうことでページの切替えを実行する。他方、連続用紙である伝票用紙への印刷において改ページ処理を行わない形で処理を行った場合、1)印刷時の用紙搬送のズレ、2)湿度による用紙の伸縮(1.5%程度有り)、3)印刷中の温度変化によるプリンタの用紙搬送部分の膨張/収縮などにより、次のページにおける印刷開始位置にずれが発生する。ズレは補正を行わない限り蓄積していくために、最終的に1ページ分の印刷内容が複数のページをまたいだ形で印刷処理が行われてしまう。そのため、連続用紙の印刷においてはページ単位での印刷位置合わせ(用紙の頭合わせ)が必要となる。
又図3は本発明の感熱式伝票用紙綴りを印刷するためのサーマルプリンタ2の部分上面図であり、プラテンローラ51と紙センサ54の水平位置を説明するための図面である。プリンタフレーム50の内部にはプラテンローラ51とピンチローラ52とが接する形で取付けられており、紙センサ54はのプラテンローラ51の左端部分に近い位置に取付けられている。なお、紙センサ54の位置はハンディターミナルの機種により異なり、紙センサ54をプラテンローラ51の右端部分に近い位置60に取付けることも可能である。
又、図4に示すようにサーマルプリンタ2をハンディターミナルに内蔵せずに外付けとし、ケーブル25を介してハンディターミナルに接続する実施形態や、ハンディターミナルから無線通信手段(赤外線通信やBlueTooth等を含む)により印刷用データをサーマルプリンタに送信することも勿論可能である。
次に図7は、水道や電気やガスの検針員が使用する利用客に検針結果を通知するための検針通知伝票用紙綴りを示す斜視図である。この検針通知伝票用紙綴りはハンディターミナルに内蔵されたサーマルプリンタ2、又はハンディターミナルと通信可能なサーマルプリンタで印字する。検針通知伝票用紙綴りには多数の感熱式伝票用紙綴りとしての検針通知伝票用紙組がその搬送方向に垂直な一辺(図5の85)で他の検針通知伝票用紙組と互いにミシン目を介して接続されている。上記検針通知用伝票用紙組の印刷手順について説明する。各検針員は検針内容(電力使用量や水使用量やガス使用量)をハンディターミナルのキーボード4から入力する。この検針通知用伝票用紙綴りの伝票用紙20をサーマルプリンタ2にその搬送方向始端から挿入してセットし、印字する。そして、印字後紙送りして検針通知用伝票用紙組をサーマルプリンタ2から排紙し、検針員は伝票用紙組を各利用者のポストに投函する。
次に図5は本発明の実施形態における検針通知伝票用紙の最終頁81が切断された状態の一例を示す平面図である。各伝票用紙は他の伝票用紙と搬送方向に垂直な辺においてミシン目85で綴られることで、隣の伝票用紙と画定されている。最終頁より前の伝票80の左上(用紙の上端から例えば13ミリの位置)には図5の黒い矩形で示されるマークであって、印刷装置のセンサ(検出手段)が頁の末端を検出するための所謂タイミングマーク86が印刷されている(最終頁では切取られてしまうためタイミングマークは矩形の点線で示されている)。この各伝票用紙を複数の用紙から構成される複写式伝票用紙組で構成しても勿論かまわない。又88は用紙の搬送搬送の向きを示している。
本発明伝票用紙綴りの最終頁のカット方法の決定にあたっては以下の検討を行った。まず、用紙の下端近くにタイミングマークがある場合と異なり、用紙の上端近くにタイミングマークがあるため、最終ページを判定する不図示のCPUの判定処理(不図示のCPUがハンディターミナル本体内のメモリに記憶されているソフトウェアと協働して実行する処理)は以下のようになる。すなわち少なくとも用紙の縦方向の長さ(例えば8インチ=約200ミリ)とタイミングマークの印刷位置(用紙の上端から13ミリ)を予めハンディターミナルのメモリに記憶しておき、タイミングマークを基準に印刷範囲(印刷可能領域の上端と下端)を制御する。具体的には紙センサ54がタイミングマーク(黒)を検出し、更に白を検出することにより、不図示のCPUが新しい伝票用紙があると判定する。
改ページ処理を開始すると、所定の距離(例えば用紙上端から80ミリ)の用紙送り出しを行い、用紙送り出し中にタイミングマークの検出を行なう。タイミングマークの検出(用紙色白の検出→黒の検出→白の検出)ができない場合(用紙色白のみ検出の場合、又は用紙色白の検出→黒の検出の場合)、用紙を所定の距離送り出すと処理を終了する。この場合不図示のCPUがタイミングマークが見つからなかったと判定する。用紙色の判断は、センサーから用紙に対して発した光が用紙面で反射して戻ってくる状態を取得することで行っている。そのため、タイミングマークが黒く印刷された部分や用紙が無い状態では反射する量が少ない(無い)ため、センサーは黒という認識を行っている。用紙色白のみ検出の場合は所定の用紙が使用されていないため、「所定の用紙を使用してください」とのエラーメッセージを表示部に表示して処理を終了する。黒を検出したままの状態で所定の距離の送り出しを終了した場合、次の印刷処理を行おうとすると、印刷処理の直前に行われる用紙有無の判定で直近の判定と同様に黒が検出されるため用紙無しと判断し印刷処理を行わない。
また、用紙の搬送方向と垂直になるような切除では紙センサの判定ロジックの制約から、最終頁の搬送方向の用紙長を18ミリ(タイミングマークの上側の余白13ミリ+タイミングマークの印刷高さ4ミリ+余白分1ミリ)より長くすると、改ページ処理中に用紙センサ54が白の用紙が黒のタイミングマークに変わり、更に白を検出するので、不図示のCPUは連続して次の用紙が有るという判断をするため通常の改ページ処理を行う。更に、次の印刷処理の実行直前の用紙有無の判定でも「用紙有り」と判定して伝票データを印刷してしまう。他方、最終頁の搬送方向の用紙長を18ミリ以下にすると、最終頁の1枚前の伝票を印刷した後、最終頁の1枚前の伝票用紙をミシン目より切り取る事が可能であると共に次の印刷処理直前に行われる用紙有無の検知において用紙無しという判定が行われるため最終頁への印刷は行われない。しかしこの時、最終頁を順方向にハンドル12を回すかあるいはキーボード4の操作で紙送りすると、最終頁の搬送方向の用紙長が18ミリ以下しかないために、最終頁は図2のサーマルヘッド53を通過した後、外カバー55とプリンタフレーム50との隙間に留まり取出しにくくなってしまう。また、用紙長を18ミリで切除する処理を精度高く行うことは困難である。また、最終頁の搬送方向の用紙長さを17mm以下にすると伝票用紙80の印刷後に行われる改ページ処理で白の検出が出来ないため最終ページ全てが送り出されてしまい、ハンディターミナルから外れて、風が吹いている屋外ではこれらが飛散してしまう恐れがある。
以上の検討を踏まえて、本発明の伝票用紙綴りの最終頁の切取り方法は、図5に示すように、3点PQRが三角形をなすように伝票用紙の最終頁を斜めに切取る。具体的には、紙センサ54が無い側(図の右側)の辺83の長さを通紙と排紙の操作性のために、80ミリ乃至150ミリにする。(図5でPRは80ミリ、SRは150ミリであることを示す)となる。辺84は三角形の斜辺に当たる。
又第2の実施形態として、図6に示すように伝票用紙の最終頁の搬送方向の辺の長さを紙センサが有る側の辺82(図6の左側の線分TQ)は、紙センサ54が所定の長さ(例えば前頁の印刷可能領域から所定の長さ)例えば80ミリ紙送りしてもタイミングマークの後の用紙の白を識別しないようにするため、ミシン目85から0ミリ乃至10ミリと短い形状とする。又、辺83は80ミリ乃至90ミリとし、辺84は辺82の端点Tと辺83の端点Pとの間を結ぶように斜めに切断したものである。斜めの切断部の辺84は直線状にすることが好ましい。つまり、最終ページは図5のPQRを3つの頂点とする3辺からなる略三角形状か、あるいは図6に示すPTQRの4点及び4辺からなる略台形状の外観を備えることになる。但し、辺84は厳密な直線である必要はなく、弧状であっても良い。
最終頁をこのような形状に切断することで紙センサ54は伝票用紙綴りの最終頁の1枚前の伝票用紙80を印刷した後の改ページ処理は所定の距離の最大値まで用紙送り出しを行った後に停止する。この時、最終ページ81を途中まで送り出した状態で停止する。更にこの状態で次の印刷処理を最終ページに行おうとしても、紙センサ54は反射光を検知することができないことにより、用紙なしを検出してセンサ信号を出力する。このセンサ信号を用いてハンディターミナルの不図示のメモリに記憶された伝票印刷アプリケーションソフトを実行しているハンディターミナルの不図示のCPUは用紙がない旨を判定して、印刷指令(ハンディターミナルでの印刷ボタンの押下等)があっても最終頁81への伝票印刷を行わない。又プラテンローラ51を回転させ、伝票用紙の最終頁を順方向に送ることで、最終頁が外カバー55から突き出るので、最終頁を摘むことで容易に用紙を取出すことができる。更に用紙を斜めにカットしているので操作者は伝票用紙80の印刷を行った時点で最終ページまで来ていることを容易に視認することができる。
尚、上記実施形態では本発明を検針通知用伝票用紙綴りに適用した例について説明したが、これに限定されず、クリーニングの預かり伝票等、金銭、有価証券または物品を預かる際に用いるいかなる預かり伝票用紙綴り、或いは上記各構成以外に当事者双方に保管される納品伝票とその控え、介護サービス等の行使を確認するための伝票など、複写の必要な伝票用紙組等に同様に適用可能であることは云うまでもない。また、伝票用紙を綴りとせず、上記同様な伝票用紙を単独で使用することもできる。なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。以上で本発明の説明を終わる。
1 ハンディターミナル
2 サーマルプリンタ
3 ON/OFFスイッチ
4 キーボード
5 液晶ディスプレイ
6 バッテリー収納部
7 メモリカード収納部
9 感熱式複写用紙伝票綴り
12 ハンドル
30 印字用伝票用紙
50 プリンタフレーム
51 プラテンローラ
52 ピンチローラ
53 サーマルヘッド
54 紙センサ
55 外カバー
56 用紙供給部
2 サーマルプリンタ
3 ON/OFFスイッチ
4 キーボード
5 液晶ディスプレイ
6 バッテリー収納部
7 メモリカード収納部
9 感熱式複写用紙伝票綴り
12 ハンドル
30 印字用伝票用紙
50 プリンタフレーム
51 プラテンローラ
52 ピンチローラ
53 サーマルヘッド
54 紙センサ
55 外カバー
56 用紙供給部
Claims (4)
- 用紙切れ及びタイミングマークを検出可能な検出手段を備えた小型端末装置用の印刷装置により使用される頁識別用に頁の上端から所定の距離にタイミングマークが印刷された伝票用紙の搬送方向と直交する辺で他の伝票用紙とそれぞれ綴ってなる伝票用紙綴りであって、
前記伝票用紙綴りの最終頁は、
前記伝票用紙綴りの最終頁の搬送方向の辺であって前記印刷装置の用紙切れ検出手段が設置されていない側の第1の辺と、
前記伝票用紙綴りの最終ページの搬送方向の辺であって前記印刷装置の用紙切れ検出手段が設置されている側の第2の辺と、
前記第1の辺の1端部と前記第2の辺の1端部とを結ぶ第3の辺と、
前記他の伝票用紙と綴ってなる第4の辺を備え、
前記第2の辺は前記第1の辺よりも短く、
前記伝票用紙綴りの最終頁は前記タイミングマークより下側の白部分を含まないことを特徴とする伝票用紙綴り。 - 前記第1の辺は80ミリ乃至90ミリであり、
前記第2の辺は0ミリ乃至10ミリであることを特徴とする請求項1記載の伝票用紙綴。 - 前記第1の辺は80ミリ乃至150ミリであり、
前記第2の辺は0ミリであり、
前記伝票用紙綴りの最終頁は前記第1の辺と前記第3の辺と前記第4の辺を備えることを特徴とする請求項1記載の伝票用紙綴。 - 前記タイミングマークは頁の上端から13ミリの位置に高さ4ミリで幅7ミリの矩形状に印刷されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の伝票用紙綴り。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10766284B2 (en) | 2017-09-21 | 2020-09-08 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
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2009
- 2009-03-09 JP JP2009055593A patent/JP2010208106A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10766284B2 (en) | 2017-09-21 | 2020-09-08 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
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