JP2010207038A - 推力リップル解析方法及び補正方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータで生ずる推力リップルの解析及び補正を精確に行うことができる推力リップル解析方法及び補正方法を提供する。
【解決手段】平面モータ1は固定子としての格子プラテン10と可動子としてのスライダ部20とを備えており、モータ制御装置30の制御によってスライダ部20が格子プラテン10上で移動されるとともに位置決めされる。平面モータ1で生ずる推力リップルを解析する場合には、格子プラテン10に対するスライダ部20の位置を変えながらスライダ部20を微小振動させたときの平面モータ1の応答特性を測定し、格子プラテン10に対するスライダ部20の位置に応じた平面モータ1の応答特性の変化から推力リップルを求める。
【選択図】図1

Description

本発明は、平面モータ等の各種モータで生ずる推力リップルの解析及び補正を行う推力リップル解析方法及び補正方法に関する。
周知の通り、モータは、固定子と可動子とを備えており、固定子と可動子との間で推力を発生させることによって可動子を固定子に対して移動させるものである。このモータの代表的なものとして、固定子に対して可動子を直線的に移動させるリニアモータや、固定子に対して可動子を二次元平面内で移動させる平面モータが挙げられる。以下の特許文献1には、X方向及びY方向に一定ピッチで歯が形成された格子プラテンと、格子プラテン上に浮揚させたスライダ部とを備え、スライダ部を格子プラテン上で移動可能にした平面モータの一例が開示されている。
ここで、上記のリニアモータ及び平面モータを含めたモータは、一般的に推力リップル及びコギングが生ずることが知られている。推力リップルとは固定子に対する可動子の位置に依存した推力の周期的な変動をいい、コギングとは固定子に対する可動子の位置に依存した磁気的吸引力の周期的な変動をいう。推力リップル及びコギングは、変動周期が同じ(例えば、上記の格子プラテンに形成された歯のピッチの周期)であって振幅及び位相が共に異なるものであるが、これらを合成したものが制御応答として現れるため、制御応答を解析しても推力リップルのみを解析することはできない。
以下の特許文献2には、モータで生ずる推力リップルがモータの駆動電流の振幅に依存する一方で、コギングがモータの駆動電流の振幅に依存しないという性質を利用して、推力リップルとコギングとを別々に解析する解析方法が開示されている。具体的には、まず推力リップルが駆動電流の振幅に依存する性質を利用し、駆動電流を低電流(推力リップルを無視し得る程度の低電流)にして可動子を一定速度で移動させてコギングを解析する。次に、コギングを補償(キャンセル)し得る推力を発生させつつ、駆動電流を大にして可動子を加減速させることにより推力リップルを解析する。このようにして解析されたコギング及び推力リップルの双方を補償し得る推力を発生させる制御を行うことで、モータで生ずる推力リップルを補正している。
特開2000−65970号公報 特開2006−187151号公報
ところで、上述した特許文献2に開示された解析方法を用いればモータで生ずる推力リップル及びコギングの双方を精確に解析することができるとともに、モータで生ずる推力リップルを精確に補正できる筈である。しかしながら、実際には、以下の(1)〜(3)に示す要因によって推力リップルの解析及び補正を精確に行うことができないという問題があった。
(1)モータの実際の運用状態と解析が行われる状態との乖離
前述した通り、推力リップルは駆動電流の振幅に依存する性質を有するため、駆動電流の振幅を極力大きくして可動子を急激に加減速させた方が顕著に現れる。また、モータは、実際の運用時には、最大電流近傍の駆動電流を供給して加速度を高めた状態で用いられることが多い。このため、推力リップルの解析もモータが実際に運用される状態に極力近い状態で行われることが望ましい。
しかしながら、駆動電流をあまり大きくすると、推力リップルの変動周期よりも短い距離で可動子の速度が最大速度に達してしまい、推力リップルの解析ができなくなる。前述した通り、推力リップルは一定周期で変動するものであるため、可動子を推力リップルの変動周期よりも長い距離に亘って加速或いは減速させなければ推力リップルを解析することはできない。
また、可動子の速度が推力リップルの変動周期よりも短い距離で最大速度に達しない場合であっても、可動子の速度に比例する推力リップルの周波数が制御系の制御帯域を大きく超える場合には解析精度が悪化してしまう。このため、推力リップルを解析する場合には、モータの実際の運用状態(大きな駆動電流が供給されて加速度が高められた状態)とは異なる状態で解析せざるを得ず、精確な解析を行うことができない。
(2)推力リップルとコギングとの分離の不十分性
前述した特許文献2に開示された推力リップルの解析方法は、コギングが完全に補償されていることが前提になっているため、コギングの解析誤差が存在すると推力リップルの解析誤差に影響を及ぼしてしまう。また、コギングを解析する場合には、駆動電流が推力リップルを無視し得る程度の低電流に設定されるものの、推力リップルが完全に零である訳ではない。このため、コギングの解析結果には推力リップルが僅かではあるが含まれると考えられる。すると、コギングのみならず推力リップルの一部も補償され得る状態で推力リップルの解析が行われるため、推力リップルのみの解析を行うことはできない。このように、コギングと推力リップルとを完全に分離することができないことから、推力リップルの解析を精確に行うことができない。
(3)制御応答の周波数依存性
前述した特許文献2では、可動子を加減速させながら推力リップルの解析を行っているが、推力リップルの周波数は可動子の速度に比例するため、解析中に推力リップルの周波数が時々刻々変化する。前述の通り推力リップルの解析は制御応答を用いて行うが、これには周波数依存性があるため推力のリップルの解析を精確に行うことができない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、モータで生ずる推力リップルの解析及び補正を精確に行うことができる推力リップル解析方法及び補正方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の推力リップル解析方法は、固定子(10)と可動子(20)とを備えるモータ(1)で生ずる推力リップルを解析する推力リップル解析方法において、前記可動子を微小振動させたときの前記モータの応答特性の測定を、前記固定子に対する前記可動子の位置を変えながら行う第1ステップ(S13〜S16)と、前記固定子に対する前記可動子の位置に応じた前記モータの応答特性の変化から、前記推力リップルを求める第2ステップ(S17)とを含むことを特徴としている。
この発明によると、固定子に対する前記可動子の位置を変えながら、可動子を微小振動させたときのモータの応答特性が順次測定され、固定子に対する可動子の位置に応じたモータの応答特性の変化からモータで生ずる推力リップルが求められる。
また、本発明の推力リップル解析方法は、前記第1ステップが、前記可動子の移動方向に沿って前記固定子に配列形成された突極(Te)の間に複数の測定点(M1〜Mn)を設定し、当該測定点の各々を中心にして前記可動子を微小振動させるステップであることを特徴としている。
また、本発明の推力リップル解析方法は、前記第1ステップが、前記モータの駆動装置(32)に対して所定の周期信号(S2)を与えて前記モータを微小振動させ、前記モータの応答特性として前記モータ及び前記駆動装置を含めた制御系のゲインを測定するステップであることを特徴としている。
また、本発明の推力リップル解析方法は、前記所定の周期信号が、所定の周波数を有する正弦波状の速度指令信号であることを特徴としている。
また、本発明の推力リップル解析方法は、前記第2ステップが、前記固定子に対する前記可動子の位置に応じた前記モータの応答特性の変化から、推力リップルの振幅と位相とを求めるステップであることを特徴としている。
本発明の推力リップル補正方法は、固定子(10)と可動子(20)とを備えるモータ(1)で生ずる推力リップルを補正する推力リップル補正方法であって、上記の何れかに記載の推力リップル解析方法によって求められた推力リップルを補償し得る推力を発生しつつ前記モータを駆動する駆動ステップを有することを特徴としている。
本発明によれば、固定子に対する前記可動子の位置を変えながら、可動子を微小振動させたときのモータの応答特性を順次測定し、固定子に対する可動子の位置に応じたモータの応答特性の変化からモータで生ずる推力リップルを求めている。可動子を所定の周波数で微小振動させることにより、モータの駆動電流を大きくしてコギングの発生がほぼ零である状態で推力リップルの解析を行うことができるとともに、モータの応答特性の周波数依存性の影響を排除することができるため、モータで生ずる推力リップルの解析及び補正を精確に行うことができるという効果がある。
本発明の一実施形態による推力リップル解析方法及び補正方法が適用される平面モータの基本構成を示す斜視図である。 モータ制御装置30の要部構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による推力リップル解析方法及び補正方法を示すフローチャートである。 スライダ部20を微小振動させる測定点の設定例を示す図である。 平面モータ1及びサーボドライバ32を含めた制御系の周波数特性を示す図である。 ゲイン算出部52で算出された測定点毎のゲインの変化を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態による推力リップル解析方法及び補正方法について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による推力リップル解析方法及び補正方法が適用される平面モータの基本構成を示す斜視図である。図1に示す通り、平面モータ1は、格子プラテン10(固定子)とスライダ部20(可動子)とを備えており、モータ制御装置30の制御によってスライダ部20が格子プラテン10上で移動されるとともに位置決めされる。
尚、以下の説明においては、必要であれば図中にXYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。但し、説明の便宜のため、各図に示すXYZ直交座標系の原点は固定せずに、各図毎にその位置を適宜変更するものとする。図1に示すXYZ直交座標系は、X軸及びY軸が水平面に平行な面に含まれるよう設定され、Z軸が鉛直方向に沿う方向に設定されている。
格子プラテン10は、X方向及びY方向に沿って一定ピッチで歯Te(突極)が配列形成された面を有する平板状の部材であり、歯Teが配列形成された面を上側(+Z方向)に向けて水平に固定配置されている。尚、図1では、図示を簡略化するために、格子プラテン10に配列形成された歯Teの一部のみを図示している。この格子プラテン10は、例えば磁性体の平坦面に格子状に溝を切ることによって形成される。
格子プラテン10の上面には、−X側の端部にX軸に直交してY方向に延びる反射面を有するX軸ミラー11が固定配置されており、+Y側の端部にY軸に直交してX方向に延びる反射面を有するY軸ミラー12が固定配置されている。これらX軸ミラー11及びY軸ミラー12は、所定の高さを有しており(Z方向の幅が所定の幅であり)、格子プラテン10上におけるスライダ部20の位置(X方向の位置、Y方向の位置)及び姿勢(Z軸周りの回転角)の測定のために設けられる。
スライダ部20は、格子プラテン10上においてXY面に平行な面内で移動可能に構成されており、モータ制御装置30の制御の下でXY面内で移動され、所定の位置に位置決めされる。このスライダ部20は、格子プラテン10に対面する裏面にノズル(図示省略)が形成されており、このノズルから格子プラテン10に向けて圧縮空気を噴射することによってスライダ部20上に浮揚する。尚、スライダ部20の上面には、例えば半導体デバイスが形成されたウェハや封止された半導体素子等のターゲット(図示省略)が搭載される。
スライダ部20の上面には、X軸センサ21,22及びY軸センサ23が固定配置されている。X軸センサ21,22は、Y方向に所定の距離だけ離間してスライダ部20の−X側の端部に固定配置されおり、X軸ミラー11にレーザ光L1,L2を照射して得られる反射光をそれぞれ受光することで、X軸ミラー11までの距離を測定する。Y軸センサ23は、スライダ部20の略中央部或いは+Y端部に固定配置されており、Y軸ミラー12にレーザ光L3を照射して得られる反射光を受光することで、Y軸ミラー12までの距離を測定する。尚、X軸センサ21,22及びY軸センサ23としてレーザ干渉計を用いることができる。
モータ制御装置30は、X軸センサ21,22及びY軸センサ23の測定結果を示す測定信号P1〜P3を参照しつつ駆動電流C1〜C3を出力して、格子プラテン10上におけるスライダ部20の移動制御及び位置決め制御を行う。具体的には、X軸センサ21,22の測定信号P1,P2からスライダ部20のX方向の位置及びZ軸周りの回転角を求めるとともに、Y軸センサ23の測定信号P3からスライダ部20のY方向の位置を求めて、スライダ部20のXY面内における位置及び姿勢を制御するための駆動電流C1〜C3を出力する。
尚、駆動電流C1,C2はX方向の推力を発生させるためにスライダ部20に設けられた2つのX推力発生部(図示省略)の各々に供給される駆動電流であり、駆動電流C3はY方向の推力を発生させるためにスライダ部20に設けられた2つのY推力発生部(図示省略)に対して共通に供給される駆動電流である。駆動電流C1,C2の電流値を同じにすることでスライダ部20をX方向に並進させることができ、駆動電流C3を出力することでスライダ部20をY方向に並進させることができる。また、駆動電流C1,C2の電流値を異ならせることでスライダ部20をZ軸の周りで回転させることができる。
また、モータ制御装置30は、格子プラテン10上の異なる複数の位置で、スライダ部20をX方向又はY方向に微小振動させて平面モータ1の応答特性を測定することで、平面モータ1で生ずる推力リップルを求める。そして、求めた推力リップルを補償し得る推力を発生させつつ平面モータ1を駆動することで、精確に推力リップルを補正する。
図2は、モータ制御装置30の要部構成を示すブロック図である。図2に示す通り、モータ制御装置30は、指令信号発生部31とサーボドライバ32(駆動装置)とを備えており、センサ33の測定信号Pを参照しつつ平面モータ1に対して駆動電流Cを出力する。尚、図2では、図示を簡略化するために、スライダ部20に設けられたX軸センサ21,22及びY軸センサ23をまとめてセンサ33とし、X軸センサ21,22及びY軸センサ23の測定信号P1〜P3をまとめて測定信号Pとしている。また、モータ制御装置30から出力される駆動電流C1〜C3をまとめて駆動電流Cとしている。
指令信号発生部31は、平面モータ1に設けられたスライダ部20の格子プラテン10上における目標位置及び目標姿勢を示す位置指令信号S1、スライダ部20の目標速度を示す速度指令信号S2(所定の周期信号)を出力する。上記の位置指令信号S1には、X方向の目標位置を示す信号、Y方向の目標位置を示す信号、及びZ軸周りの目標回転角を示す信号が含まれる。また、上記の速度指令信号S2には、X方向の目標速度を示す信号、Y方向の目標速度を示す信号、及びZ軸周りの目標回転速度を示す信号が含まれる。
速度指令信号S2は、平面モータ1の推力リップルを解析する場合、或いは平面モータ1及びサーボドライバ32を含めた制御系の周波数特性を解析する場合に出力される。推力リップルの解析時には、スライダ部20を微小振動させるために、所定の周波数(例えば、100[Hz]程度)を有するとともに、一定の振幅を有する正弦波が速度指令信号S2として出力される。また、周波数特性の解析時には、推力リップルの解析時に出力される正弦波と同様の正弦波であって、周波数が徐々に高くなり、或いは徐々に低くなる正弦波が速度指令信号S2として出力される。
サーボドライバ32は、減算器41、位置制御部42、減算器43、加算器44、速度制御部45、コギング補償部46、加算器47、推力リップル補償部48、加算器49、電流変換部50、速度変換部51、ゲイン算出部52、及び推力リップル解析部53を備える。そして、指令信号発生部31から出力される位置指令信号S1及び速度指令信号S2に基づいて平面モータ1を駆動する駆動電流Cを生成する。
以上の構成によって、サーボドライバ31は平面モータ1が備えるスライダ部20をX方向、Y方向、及びZ軸周りの回転方向の何れの方向にも駆動することができる。以下では説明を簡単にするために、スライダ部20をY方向に駆動する構成について詳細に説明し、スライダ部20をX方向に駆動する構成及びZ軸周りの回転方向に駆動する構成についての詳細な説明は省略する。
減算器41は、指令信号発生部31から出力される位置指令信号S1(Y方向の目標位置を示す信号)とセンサ33から出力される測定信号P(スライダ部20のY方向の位置を示す信号)との差分を算出して位置誤差信号として出力する。位置制御部42は、減算器41から出力される位置誤差信号に基づいて、スライダ部20のXY面内における位置制御を行う。具体的には、減算器41で求められた位置誤差信号を零にし得る速度制御信号を出力する。
減算器43は、位置制御部42から出力される速度制御信号と速度変換部51から出力される速度信号V(スライダ部20のY方向の速度を示す信号)の差分を算出して速度誤差信号として出力する。加算器44は、減算器43から出力される速度誤差信号に対し、指令信号発生部31から出力される速度指令信号S2(Y方向の目標速度を示す信号)を加算して出力する。速度制御部45は、加算器44から出力される速度誤差信号を零にし得る推力指令信号を出力する。
コギング補償部46は、平面モータ1で生ずるコギング(スライダ部20をY方向に移動させた場合に生ずるコギング)を補償し得る推力を発生させるための推力補償信号を出力する。ここで、平面モータ1で生ずるコギングは、格子プラテン10に対するスライダ部20の位置に応じて変動する。このため、コギング補償部46から出力される推力補償信号は、センサ33から出力される測定信号P(スライダ部20のY方向の位置)に応じて大きさが変動する信号である。加算器47は、速度制御部45から出力される推力指令信号に対し、コギング補償部46から出力される推力補償信号を加算して出力する。
推力リップル補償部48は、平面モータ1で生ずる推力リップル(スライダ部20をY方向に移動させた場合に生ずる推力リップル)を補償し得る推力を発生させるための推力補償信号を出力する。具体的には、推力リップル補償部48には推力リップル解析部53で求められた推力リップルの振幅及び移動が入力されており、推力リップル補償部48は、かかる推力リップルを補償し得る推力を発生させるための推力補償信号を出力する。ここで、平面モータ1で生ずる推力リップルは、上記のコギングと同様に、格子プラテン10に対するスライダ部20の位置に応じて変動する。このため、推力リップル補償部48から出力される推力補償信号も、センサ33から出力される測定信号P(スライダ部20のY方向の位置)に応じて大きさが変動する信号である。
加算器49は、加算器47から出力される推力指令信号に対し、推力リップル補償部48から出力される推力補償信号を加算して出力する。電流変換部50は、加算器49から出力される推力指令信号を、平面モータ1に供給すべき駆動電流Cに変換する。推力指令信号に応じた推力を平面モータ1で発生させるにはその推力指令信号に応じた駆動電流Cを平面モータ1に供給する必要があるため、電流変換部50が設けられている。
速度変換部51は、センサ33から出力される測定信号P(スライダ部20のY方向の位置を示す信号)を微分して速度信号V(スライダ部20のY方向の速度を示す信号)に変換する。ゲイン算出部52は、加算器44からの出力と速度変換部51から出力される速度信号Vとから、平面モータ1及びサーボドライバ32を含めた制御系のゲイン(平面モータ1のY方向における応答特性)を求める。
推力リップル解析部53は、ゲイン算出部52で算出されたゲインを用いて平面モータ1で生ずる推力リップル(スライダ部20をY方向に移動させた場合に生ずる推力リップル)を解析する。ここで、推力リップルは、格子プラテン10に対するスライダ部20の位置(Y方向の位置)に依存した周期的な変動であるため、振幅及び位相を用いて特定することができる。このため、推力リップル解析部53は、ゲイン算出部52で算出されたゲインを用いて平面モータ1で生ずる推力リップルの振幅及び位相を解析する。
次に、以上の構成の平面モータ1で生ずる推力リップルの解析方法及び補正方法について説明する。図3は、本発明の一実施形態による推力リップル解析方法及び補正方法を示すフローチャートである。図3に示すフローチャートの処理は、ユーザがモータ制御装置30に対して推力リップルの解析を実行すべき旨を指示することで開始される。尚、以下では説明を簡単にするために、スライダ部20をY方向に移動させた場合に生ずる推力リップルの解析方法及び補正方法について説明する。
処理が開始されると、まず、モータ制御装置30で初期設定が行われる(ステップS11)。具体的には、格子プラテン10上でスライダ部20を微小振動させる点(以下、測定点という)を設定する処理が指令信号発生部31で行われる。図4は、スライダ部20を微小振動させる測定点の設定例を示す図である。図4に示す通り、Y方向に沿って一定ピッチPTで配列形成された格子プラテン10の歯Teのうちの隣接する2つの歯Teの間をn(nは2以上の整数)分割し、分割点の各々を測定点M1,M2,…,Mnに設定する。尚、分割数は任意であり、等間隔で分割しても良く不等間隔で分割しても良い。
また、コギング補償部46及び推力リップル補償部48を初期化する処理がサーボドライバ32で行われる。かかる処理によって、コギング補償部46及び推力リップル補償部48の双方から出力される推力補償信号は零になる。これにより、位置指令信号S1及び速度指令信号S2に基づいて生成された推力指令信号のみが電流変換部50に入力されることになる。
以上の初期設定が終了すると、最初に測定すべき測定点の設定が指令信号発生部31で行われる(ステップS12)。ここでは、最初に測定すべき測定点として、図4に示す測定点M1が設定されたとする。かかる設定が終了すると、スライダ部20をステップS12で設定された測定点M1に移動させるための位置指令信号S1が指令信号発生部31から出力される。すると、この位置指令信号S1に応じた駆動電流Cがサーボドライバ32で生成されて平面モータ1に供給され、これによりスライダ部20が格子プラテン10上で移動して図4の測定点M1に配置される(ステップS13)。
以上の配置が終了すると、指令信号発生部31からスライダ部20を微小振動させるための速度指令信号S2が出力される。具体的には、所定の周波数(例えば100[Hz]程度)を有するとともに、一定の振幅を有する正弦波が速度指令信号S2として出力される。すると、速度指令信号S2に応じた駆動電流Cがサーボドライバ32で生成されて平面モータ1に供給され、これによりスライダ部20が測定点M1を中心としてY方向に微小振動する。
スライダ部20の微小振動は、肉眼で確認できない程の振動である。尚、速度指令信号S2の周波数を低く設定し、振幅を大きく設定すればスライダ部20の微小振動を肉眼で確認することができる場合もある。また、速度指令信号S2の周波数がある程度高ければ、駆動電流Cの振幅を大きくしたとしても、スライダ部20の微小振動を肉眼で確認できない程の振動にすることができる。これにより、平面モータ1の使用状態を、推力リップルが顕著に現れる実際の運用状態に近い状態であって、スライダ部20の移動によって生ずるコギングがほぼ生じない状態にすることができる。
スライダ部20がY方向に微小振動している間に、加算器44からの出力と速度変換部51から出力される速度信号Vとがゲイン算出部52に入力され、平面モータ1及びサーボドライバ32を含めた制御系のゲイン(平面モータ1のY方向における応答特性)が測定される(ステップS14)。尚、この制御系のゲインは、速度ループの周波数特性(一巡伝達特性)を示すものである。
測定点M1におけるゲインの測定が終了すると、測定すべき測定点の有無が指令信号発生部31で判断される(ステップS15)。測定すべき測定点が有ると判断された場合(判断結果が「YES」である場合)には、次に測定すべき測定点の設定が指令信号発生部31で行われる(ステップS16)。例えば、次に測定すべき測定点として、図4に示す測定点M2が設定される。かかる設定がなされると、スライダ部20が格子プラテン10上で移動して図4の測定点M2に配置され(ステップS13)、スライダ部20がY方向に微小振動している状態で制御系のゲインが測定される(ステップS14)。以下同様に、測定すべき測定点が無いと指令信号発生部31で判断されるまで、ステップS13,S14,S16の処理が繰り返される。
以上の処理が繰り返されて、図4に示す測定点M1〜Mnの全てで制御系のゲインの測定が行われると、測定すべき測定点が無いと指令信号発生部31で判断されてステップS15の判断結果が「NO」になる。すると、平面モータ1で生ずる推力リップル(スライダ部20をY方向に移動させた場合に生ずる推力リップル)の解析が推力リップル解析部53で行われる。具体的には、ゲイン算出部52で算出された測定点毎のゲインの変化から、推力リップルの振幅及び位相が求められる(ステップS17)。
図5は、平面モータ1及びサーボドライバ32を含めた制御系の周波数特性を示す図である。尚、図5では、横軸に周波数をとり、縦軸に制御系のゲインをとっている。また、図5において、符号Q1を付したグラフは図4に示す測定点M1でスライダ部20を微小振動させた場合に得られる周波数特性を示すグラフであり、符号Q2を付したグラフは測定点M3でスライダ部20を微小振動させた場合に得られる周波数特性を示すグラフであり、符号Q3を付したグラフは測定点M6でスライダ部20を微小振動させた場合に得られる周波数特性を示すグラフである。
これらのグラフQ1〜Q3を参照すると、スライダ部20を微小振動させる測定点を変えても、周波数特性を示すグラフの形状は大きく変化しないことが分かる。しかしながら、測定点を変えることによって、図5に示す殆どの周波数範囲に亘ってゲインが変化して周波数特性を示すグラフが紙面上下方向に平行移動する変化を示すことが分かる。本実施形態では、ゲインの変動が大きな周波数f0(例えば100[Hz])でスライダ部20を微小振動させて測定点M1〜Mn毎のゲインをゲイン算出部52で算出している。
図6は、ゲイン算出部52で算出された測定点毎のゲインの変化を示す図である。尚、図6では、横軸に距離(図4に示す測定点M1からの距離)をとり、縦軸に制御系のゲインをとっている。図6に示す通り、測定点M1〜Mn毎のゲインは、格子プラテン10にY方向に沿って配列形成された歯TeのピッチPTのおよそ半分の周期で正弦波状に変化していることが分かる。
推力リップル解析部53は、まずゲイン算出部52で算出された測定点M1〜Mn毎のゲインを用いて図6に示す近似曲線(正弦波の近似曲線)Rを求める。例えば、ゲイン算出部52の測定結果を用いて正弦波曲線のフィッティング処理を行うことによって近似曲線を求める。次に、この近似曲線Rから振幅A及び位相を求める。位相は、予め基準となる正弦波曲線を設定しておき、この正弦波曲線に対する近似曲線Rの位相ずれを算出することによって求める(ステップS17)。
以上の処理によって、平面モータ1で生ずる推力リップル(スライダ部20をY方向に移動させた場合に生ずる推力リップル)が求められる。尚、スライダ部20をX方向に移動させた場合に生ずる推力リップルも、同様の方法によって求められる。つまり、X方向における複数の測定点において、スライダ部20をX方向に微小振動させてゲインを測定し、複数の測定点におけるゲインの変化を求めることで、同様に求められる。
推力リップル解析部53で求められた推力リップルの振幅A及び位相は、推力リップル補償部48に入力され、補正値として設定される(ステップS18)。かかる設定がなされると、推力リップル補償部48からは設定された補正値で示される推力リップルを補償し得る推力を発生させるための推力補償信号が出力される。具体的には、図6に示すゲインの変動を打ち消すべく、センサ33から出力される測定信号P(スライダ部20のY方向の位置)に応じて大きさが変動する出力される推力補償信号が出力される。
推力リップル補償部48から出力される推力補償信号は、加算器49において、速度制御部45から出力されて加算器47を介した推力指令信号に加算される。このため、スライダ部20をY方向に移動させる場合には、平面モータ1で生ずる推力リップルを補償し得る推力を発生しつつ平面モータ1が駆動される(駆動ステップ)。このため、平面モータ1で生ずる推力リップルが精確に補正され、スライダ部20の位置決め精度を高めることができる。尚、スライダ部20をX方向に移動させた場合に生ずる推力リップルも求めておけば、スライダ部20をX方向に移動させるた場合に生ずる推力リップルも精確に補正することができる。
以上説明した通り、本実施形態では、格子プラテン10に対するスライダ部20の位置を変えながらスライダ部20を微小振動させたときの制御系のゲインを測定し、格子プラテン10に対するスライダ部20の位置に応じたゲインの変化から推力リップルの振幅及び位相を求めている。ここで、スライダ部20を微小振動させるときの駆動電流Cの振幅を大きくすれば、平面モータ1の使用状態を推力リップルが顕著に現れる実際の運用状態に近い状態にすることができる。また、本実施形態では、スライダ部20を移動させずに微小振動させているため、スライダ部20を移動させたときに生ずるコギングがほぼ生じない状態で推力リップルを求めることができる。更に、一定の周波数でスライダ部20を微小振動させているため、ゲインの周波数依存性の影響を避けることができる。
つまり、本実施形態では、従来の推力リップルの解析及び補正を精確に行うことができない要因であった、以下の(1)〜(3)の要因を排除することができる。
(1)モータの実際の運用状態と解析が行われる状態との乖離
(2)推力リップルとコギングとの分離の不十分性
(3)制御応答の周波数依存性
このため、本実施形態では、平面モータ1で生ずる推力リップルの解析及び補正を精確に行うことができる。
以上、本発明の一実施形態による推力リップル解析方法及び補正方法について説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されることなく、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、以上説明した実施形態では、X軸センサ21,22及びY軸センサ23がスライダ部20上に固定されていたが、これらX軸センサ21,22及びY軸センサ23はスライダ部20の外部に配置されていてもよい。かかる配置の場合には、スライダ部20上に反射ミラーを設け、この反射ミラーにレーザ光を照射することでスライダ部20の位置を測定することになる。
また、以上説明した実施形態では、本発明の推力リップル解析方法及び補正方法を平面モータに適用した態様について説明したが、本発明の推力リップル解析方法及び補正方法はリニアモータ等の平面モータ以外の各種モータにも適用することができる。また、上記実施形態では、指令信号発生部31から出力される速度指令信号S2が正弦波である場合を例に挙げたが、正弦波以外の周期信号(例えば、三角波、矩形波、台形波等)であっても良い。
また、上記実施形態では、一定周波数の速度指令信号S2を用いる例について説明したが、周波数が徐々に高くなり、或いは徐々に低くなる正弦波状の速度指令信号S2を用いても良い。かかる速度指令信号S2を用いることで、図5に示す周波数特性(平面モータ1及びサーボドライバ32を含めた制御系の周波数特性)と推力リップルとを同時に求めることが可能になる。更に、上記実施形態では速度指令信号S2によってスライダ部20を微小振動させていたが、位置指令信号S1によって微小振動させても良い。
更に、上記実施形態では、平面モータ1で生ずる推力リップルが推力リップル算出部53で算出された後に、推力リップル補償部48に自動的に入力される例について説明した。しかしながら、推力リップル算出部53で算出された推力リップルの妥当性を確認するために、算出された推力リップルをユーザが手作業で読み出し、確認後にユーザが手作業で推力リップル補償部48に入力して良い。
1 平面モータ
10 格子プラテン
20 スライダ部
32 サーボドライバ
M1〜Mn 測定点
S2 速度指令信号
Te 突極

Claims (6)

  1. 固定子と可動子とを備えるモータで生ずる推力リップルを解析する推力リップル解析方法において、
    前記可動子を微小振動させたときの前記モータの応答特性の測定を、前記固定子に対する前記可動子の位置を変えながら行う第1ステップと、
    前記固定子に対する前記可動子の位置に応じた前記モータの応答特性の変化から、前記推力リップルを求める第2ステップと
    を含むことを特徴とする推力リップル解析方法。
  2. 前記第1ステップは、前記可動子の移動方向に沿って前記固定子に配列形成された突極の間に複数の測定点を設定し、当該測定点の各々を中心にして前記可動子を微小振動させるステップであることを特徴とする請求項1記載の推力リップル解析方法。
  3. 前記第1ステップは、前記モータの駆動装置に対して所定の周期信号を与えて前記モータを微小振動させ、前記モータの応答特性として前記モータ及び前記駆動装置を含めた制御系のゲインを測定するステップであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の推力リップル解析方法。
  4. 前記所定の周期信号は、所定の周波数を有する正弦波状の速度指令信号であることを特徴とする請求項3記載の推力リップル解析方法。
  5. 前記第2ステップは、前記固定子に対する前記可動子の位置に応じた前記モータの応答特性の変化から、推力リップルの振幅と位相とを求めるステップであることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の推力リップル解析方法。
  6. 固定子と可動子とを備えるモータで生ずる推力リップルを補正する推力リップル補正方法であって、
    請求項1から請求項5の何れか一項に記載の推力リップル解析方法によって求められた推力リップルを補償し得る推力を発生しつつ前記モータを駆動する駆動ステップを有することを特徴とする推力リップル補正方法。
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