以下に、本発明の実施の形態を説明する。
以下、本発明の実施例を図1〜図5を用いて説明する。以下、図面において同一符号や記号は同一の構成を示す。図1は、本実施例の情報処理装置の構成を示す図である。なお、本実施例では、情報処理装置の一例としてコンテンツ再生装置101について述べる。また、以下の実施例において、コンテンツとは、情報の内容という意味であり、例えば、動画、静止画、テキスト、オーディオ、放送される番組又は映画、CG(コンピュータグラフィック)等の映像及び、又は音声データを示す。
図1において、102は装置全体の制御をおこなうCPU、103はCPUが処理するプログラムやデータなどの情報を記憶するROM・RAMなどのメモリ、104はコンテンツなどを記憶可能なハードディスクなどの記憶部、105はユーザの操作入力などを受けるリモコンなどの入力部、106は動画・静止画・操作画面などの画面情報の表示を制御し、液晶ディスプレイなどの図示していない表示装置に画面情報を表示する表示部、107はネットワークを介して他の装置とのデータ通信を制御するイーサーネットコントローラ・プロトコルスタックなどの通信部、108はコンテンツに対する再生・録画・削除・コンテンツ選択などの機能を制御するコンテンツ制御部、109は通信部107や記憶部104・放送受信部113から取得したコンテンツを再生するコンテンツ再生部、110は放送受信部113、通信部107や入力部105を介してコンテンツ関連情報を取得するコンテンツ関連情報取得部、111は自再生装置が保持あるいは利用する権利をもつコンテンツを管理するコンテンツ管理部、112は通信部107が他のコンテンツ再生装置やコンテンツサーバなどと通信をおこなう通信路、113はコンテンツを放送電波などから取得する放送受信部である。ここで、コンテンツ関連情報とは、少なくとも1つ以上のコンテンツに関する情報で、例えば該コンテンツを補足するコンテンツの評価情報、コンテンツの背景情報、コンテンツ作成に関連する情報、コンテンツ内容に関する補足情報等の情報である。
図2は、コンテンツ再生装置が管理するコンテンツ管理情報の構成を示す図である。図2のコンテンツ管理情報テーブルにおいて、202はコンテンツの記憶部上の記録位置などへの参照をしめすコンテンツ管理番号、203はコンテンツのタイトルとID情報、204はコンテンツの再生時間を示す再生情報、205はコンテンツの取得日時、録画の有無などの付属情報である。ここでコンテンツ管理情報とは、例えば前述のコンテンツ管理番号、タイトル、ID情報、再生情報、取得日時、付属情報等のうち少なくとも1つを含む情報である。
図3は、コンテンツ再生装置が取得するコンテンツ関連情報の構成を示す図である。図3のコンテンツ関連情報において、302はコンテンツ関連情報管理用の管理番号、303は該当するコンテンツのタイトルとID、304は関連情報の一例であるコンテンツの評価情報、305は他の関連情報の一例であるお奨めシーン情報である。ここで、お奨めシーン情報とは、例えばコンテンツのなかで特にはポイントとなる少なくとも1つ以上のコンテンツ部分に関する情報である。
図5は、本実施例の機能動作あるいは画面操作のための画面例を示す図である。この表示画面は、コンテンツ関連情報に基づいてコンテンツ制御部108により生成される。
図5のコンテンツ操作画面の表示内容の例であるコンテンツ選択情報は、コンテンツ関連情報301をコンテンツ制御部108の処理(図4参照)に従って、コンテンツ管理情報201に応じて変更した結果を示す情報である。図5において、502はコンテンツ管理情報であるコンテンツ管理番号、503はコンテンツのタイトルとID、504は再生時間を示す再生情報、505はコンテンツ関連情報である評価値である。ここで、評価値とは、例えばコンテンツに対する人気の度合い等を数値化した情報等である。
以下、本実施例の動作を説明する。図1のコンテンツ再生装置101は、ユーザの指示に応じてコンテンツの取得・記録・再生などをおこなう装置である。例えばユーザが指定したコンテンツを取得・記録し、次に記録したコンテンツを再生する処理は、以下のように実行する。
コンテンツ再生装置101は、コンテンツ制御部108の制御により、ユーザが選択したコンテンツを放送受信部113を介して取得し、コンテンツ管理部111の管理によって記憶部104に記録する。記録したコンテンツは、コンテンツ制御部108の制御によって、ユーザ選択が可能な図示していない操作画面上に表示する。ユーザが選択指示をしたコンテンツは、コンテンツ制御部108及びコンテンツ管理部111で記憶部104から取得し、コンテンツ再生部109で表示部106を用いて再生する。
次に、この動作の詳細を説明する。放送受信部113が取得した視聴可能なコンテンツのリストからタイトル「映画F」であるコンテンツの取得をユーザが指示した場合、コンテンツ制御部108は放送開始時間に放送受信部113を用いて指定されたコンテンツの取得を開始し、これをコンテンツ管理部111の管理の元、記憶部104に記録する。コンテンツ管理部111は、該コンテンツの受信・記録とほぼ同時にコンテンツ管理情報201を更新し、コンテンツ「映画F」の情報を追記する。具体的には、例えば、該コンテンツを記録した記憶部上の場所を特定するためのコンテンツ管理番号、コンテンツのタイトルとコンテンツを一意に識別可能なID、コンテンツの再生時間などの情報を、コンテンツ管理情報として記録する。さらに付属情報として、例えば、記録開始日時、記憶部104上のコンテンツの有無などをコンテンツ管理情報テーブルに追記する。
図2の付属情報205の例では、(1)記録年月日と日時、自装置内の録画されたコンテンツの有無(R=y/nあるいは記録シーン{記録開始時刻−記録終了時刻})、(2)同一番組のシリーズ番号(S=nn)、(3)利用ライセンス取得コンテンツに関するライセンスの有効期間などの情報をコンテンツの付属情報として記録する。コンテンツ制御部108は、記録されたコンテンツ「映画F」を図示していないコンテンツ一覧情報に追加して操作画面を生成し、表示部105を用いて表示する。さらにコンテンツ制御部108は、入力部105を用いてコンテンツ「映画F」を含む所望のコンテンツのユーザ選択機能を提供する。ユーザがコンテンツ「映画F」の再生を選択した場合、コンテンツ制御機能108はコンテンツ再生部109を用いてコンテンツ「映画F」を再生する。以上一連のステップにより、放送されたコンテンツを受信・記録し、ユーザの指示に応じて該コンテンツを再生可能なコンテンツ再生装置が構成される。このようなコンテンツ再生装置において、本実施例のコンテンツ関連情報取得部110は、通信部107を用いてコンテンツ関連情報を取得する。
以下、図3に示したコンテンツ関連情報を用いて説明をおこなう。コンテンツ関連情報には、コンテンツを一意に特定できるID情報304とコンテンツに関する情報が含まれる。図3の例では、コンテンツに関する情報の例として、各コンテンツの評価情報が評価値304として含まれる。さらにコンテンツ関連情報としては、例えばコンテンツ関連情報の提供者が管理のために使用する管理番号302、コンテンツのタイトル、コンテンツの付属情報305などがある。図3において、付属情報305としてはコンテンツ毎のお奨めシーン情報がお奨めシーンの開始時間と終了時間の形式で提供される(rcmd={開始時間−終了時間})。コンテンツ関連情報は、例えば、通信部107を介し接続されているコンテンツ関連情報を提供可能なサーバから提供される。
以下、図4のフローチャートを用いて本実施例のコンテンツ制御部108における前記コンテンツ関連情報の処理を説明する。ここでは、取得したコンテンツ関連情報を、再生するコンテンツをユーザが選択する際の再生可能なコンテンツの一覧情報である再生コンテンツ選択情報生成時に適用し、再生コンテンツ選択機能を使用する時の操作画面への適用動作を例として、コンテンツ制御部の動作を説明する。本実施例では、(1)コンテンツ関連情報のコンテンツ評価値が特定の値以上であり、かつ(2)該当コンテンツが自コンテンツ再生装置に記録されているものをコンテンツ制御部で取得し、再生コンテンツ選択時の推奨コンテンツとして識別表示する。
図4の処理401において、コンテンツ管理部111から図2に示したコンテンツ管理情報を取得する。処理402において、コンテンツ関連情報取得部110から図3に示したコンテンツ関連情報を取得する。処理403において、コンテンツ管理情報で自コンテンツ再生装置内に記憶しているコンテンツであり、かつコンテンツ管理情報に登録されているコンテンツIDがコンテンツ関連情報に含まれるもので、かつコンテンツの評価値が一定値(本実施例では5)以上のコンテンツを取得する。処理403の結果を図5に示す。
図5は、コンテンツ選択情報を示す図であり、コンテンツ制御部108により生成される再生コンテンツの一覧情報を示した図である。502の管理情報は条件に該当するものに関してコンテンツ管理情報テーブルのコンテンツ管理番号202を登録する。503のコンテンツおよびID情報は、コンテンツ管理情報テーブルのコンテンツおよびID情報203を登録する。504の再生情報は、コンテンツ管理情報テーブルの再生時間204を登録する。505の評価値はコンテンツ関連情報の評価値304を登録する。
処理404で、処理403で取得したコンテンツの一覧を推奨番組として表示部106に表示する。処理405で入力部105を用いたユーザ入力による番組選択をおこない、処理406でユーザ選択コンテンツがある場合には、処理407で指定されたコンテンツを再生コンテンツとし、コンテンツ再生部109及びコンテンツ管理部111と連携したコンテンツの再生処理を行う。
以上本実施例によれば、コンテンツ関連情報を利用したコンテンツ再生装置の提供機能の少なくとも一部や操作画面の少なくとも一部をコンテンツ再生装置が保持しているコンテンツと保持していないコンテンツで識別又は変更可能とする情報処理装置を提供することができる。
また、本実施例によれば、自コンテンツ再生装置に記憶してあるコンテンツの再生時に、ネットワーク上の他のサーバやコンテンツ再生装置などから取得したコンテンツ関連情報であるコンテンツの評価値に基づいて再生コンテンツの選択が可能となり、ユーザの使い勝手が向上する。
さらに、多数のコンテンツを保持可能なコンテンツ再生装置又は他のコンテンツ再生装置にコンテンツを配信可能なコンテンツサーバにおいては、記録可能なコンテンツ数の増大により保持されたコンテンツの把握が煩雑となる傾向にあるため、本実施例のようにコンテンツの有無に応じた提供機能やコンテンツの有無に応じたコンテンツ関連情報の操作画面は使い勝手を向上する上で非常に有効である。
次に、図6を用いて第2の実施例を説明する。本実施例は、コンテンツ制御部108の処理において、コンテンツ管理情報テーブルに登録されてないコンテンツに関しても、識別可能な方法で推奨番組をコンテンツ一覧に含めて操作画面上で利用する例を示すものである。
コンテンツ制御部108は、図4の処理と類似の動作をおこなう。相違点としては、処理403の代わりに該当コンテンツが図2のコンテンツ管理情報テーブルで自コンテンツ再生装置内に記録されたコンテンツではないと分類されているコンテンツに関しても、これをコンテンツ選択情報として識別しながら登録する処理をもつことである。
本実施例のコンテンツ制御部108の動作例を図6に示す。コンテンツタイトルで「映画D」、「映画E」に関しては、コンテンツ関連情報の評価値が規定以上(5以上)であり、コンテンツ制御部108の該当する判定条件を満足するが、該当コンテンツが自コンテンツ再生装置に記録されていないため、図4の実施例ではコンテンツ一覧に含まなかったものであるが、本実施例のコンテンツ制御装置108の動作手順では自コンテンツ再生装置でのコンテンツ記録の有無を識別の上、コンテンツ一覧に含める。
なお、本実施例において、コンテンツ再生装置、コンテンツ管理情報テーブル、コンテンツ関連情報の構成はそれぞれ図1,2,3と同様の構成である。さらにコンテンツ制御部108の処理手順の先に述べた処理403を除いて、図4と同様の構成である。
以上本実施例によれば、コンテンツ関連情報のうちコンテンツ管理情報に自コンテンツ再生装置に記録済みのコンテンツと登録されていないコンテンツに関しても、これをコンテンツ制御部で利用可能となり、ユーザに提示するコンテンツ関連情報に基づいた提供機能や操作画面の選択範囲が拡大可能であり、使い勝手が向上する。
なお本実施例においては、自コンテンツ再生装置に記録されていないコンテンツを更に再生ライセンスをもつコンテンツと再生ライセンスを持たないコンテンツに識別する構成ではないが、同様の方式により更にライセンスの有無を識別可能な構成で提供機能や操作画面を実現することも可能であり、自コンテンツ再生装置に記録されていないコンテンツの識別方法は特にこれを限定しない。
また本実施例では、コンテンツ関連情報をコンテンツ管理情報に基づいて識別利用する構成を示したが、コンテンツ管理情報をコンテンツ関連情報に基づいて識別利用する構成も可能であり、コンテンツ制御部におけるコンテンツ関連情報の利用方法に関しては特にこれを限定しない。
次に、図7,8を用いて第3の実施例を説明する。本実施例は、先の実施例と同様の構成をもつコンテンツ再生装置において、コンテンツ単位のコンテンツ関連情報の利用に加えて、シーン単位のコンテンツ関連情報の利用をおこなうコンテンツ制御部の動作を示す例である。
図7は、本実施例のコンテンツ制御部108の動作を示すフローチャート図であり、図8は、本実施例のコンテンツ制御部108の処理結果であるコンテンツ選択情報の構成を示す図である。
以下本実施例の動作を、図7を用いて説明する。処理701において、コンテンツ管理部111から図2に示したコンテンツ管理情報を取得する。処理702において、コンテンツ関連情報取得部110から図3に示したコンテンツ関連情報を取得する。処理703において、(1)コンテンツ管理情報で自コンテンツ再生装置内に記憶しているコンテンツであり、かつ(2)コンテンツ管理情報に登録されているコンテンツIDがコンテンツ関連情報に含まれるもので、かつ(3)コンテンツの評価値が一定値(本実施例では5)以上のコンテンツを取得する。処理704において、処理703で取得したコンテンツの一覧を推奨番組または推奨シーンとして表示部106に表示する。処理705において、入力部105を用いたユーザ入力による番組選択をおこない、処理706でユーザ選択コンテンツがある場合には、処理707で指定されたコンテンツを再生コンテンツとし、コンテンツ再生部109・コンテンツ管理部111と連携したコンテンツの再生処理をおこなう。
以下、処理704の動作結果を図8に示す。802の管理情報は条件に該当するものに関してコンテンツ管理情報テーブルのコンテンツ管理番号202を登録する。803のコンテンツおよびID情報は、コンテンツ管理情報テーブルのコンテンツおよびID情報203を登録する。804の再生情報は、コンテンツ管理情報テーブルの再生時間204を登録する。805の評価値は、コンテンツ制御部108の処理の一部である処理704によって、コンテンツ関連情報の評価値304を登録される。
さらに本実施例では、806でコンテンツ関連情報の付属情報305にお奨めシーン情報(rcmd={シーン開始事項−シーン終了時刻})がある場合には、コンテンツ管理情報の対応する付属情報205の記録シーン情報を参照し、記録されたシーンを推奨シーンとしてコンテンツ制御装置で利用する。
例えば、コンテンツのタイトルで「ドラマB」はコンテンツ管理情報に登録があるコンテンツであり、再生候補のコンテンツ一覧の条件に合致するが、さらに図3のコンテンツ関連情報の付加情報305で推奨シーン情報(rcmd={00:16:00−00:18:30、00:32:00−00:39:00})をもつ。このため、図2のコンテンツ管理情報テーブルの同一タイトルコンテンツの付加情報から記録シーンに関する情報(R={00:30:00−00:49:59})を取得し、このなかからコンテンツ関連情報のお奨めシーンに該等する部分をコンテンツ選択情報の推奨シーン806とする。なお、コンテンツ管理情報に推奨シーン情報をもたないコンテンツに関しては、先の実施例と同様にコンテンツ単位での推奨情報を利用する構成も可能である。
なお、本実施例において、コンテンツ再生装置、コンテンツ管理情報テーブル、コンテンツ関連情報の構成はそれぞれ図1,2,3と同様の構成である。
本実施例によれば、番組単位での推奨コンテンツの選択再生に加えて、シーン単位の推奨情報あるいはコンテンツ管理情報がある場合には、これを利用したシーン単位での推奨コンテンツの選択再生が可能となり、使い勝手が向上する。
次に、図9、10を用いて第4の実施例を説明する。本実施例は、コンテンツを再生する権利(再生ラインセンス)のみをもち、コンテンツ自体をもたないコンテンツに対するコンテンツ関連情報の適用が可能なコンテンツ制御部の例を示すものである。
図9は、本実施例のコンテンツ制御部108の動作手順を示すフローチャート図であり、図10は、本実施例のコンテンツ制御部が生成するコンテンツ選択情報の例を示す図である。
以下、本実施例の動作を図9を用いて説明する。処理901において、コンテンツ管理部111から図2に示したコンテンツ管理情報を取得する。処理902において、コンテンツ関連情報取得部110から図3に示したコンテンツ関連情報を取得する。処理903において、(1)コンテンツ管理情報で自コンテンツ再生装置内に記憶しているコンテンツあるいは再生ライセンスをもつコンテンツであり、かつ(2)コンテンツ管理情報に登録されているコンテンツIDがコンテンツ関連情報に含まれるもので、かつ(3)コンテンツの評価値が一定値(本実施例では5)以上のコンテンツを取得する。処理904において、処理903で取得したコンテンツの一覧を推奨番組または推奨シーンとして表示部106に表示する。処理905で入力部105を用いたユーザ入力によるシーン選択・番組選択をおこない、処理906において、ユーザ選択コンテンツがある場合には、処理907において、指定されたコンテンツを再生コンテンツとし、コンテンツ再生部109・コンテンツ管理部111と連携したコンテンツの再生処理をおこなう。
以下、処理904の動作結果を図10に示す。1002の管理情報は、条件に該当するコンテンツに関してコンテンツ管理情報テーブルのコンテンツ管理番号202を登録する。1002の管理情報は、コンテンツ制御部108の一処理である処理904によって、条件に該当するコンテンツに関してコンテンツ管理情報テーブルのコンテンツ管理番号202を登録される。1003のコンテンツおよびID情報は、コンテンツ制御部108の一処理である処理904によって、コンテンツ管理情報テーブルのコンテンツおよびID情報203を登録される。1004の再生情報は、コンテンツ制御部108の一処理である処理904によって、コンテンツ管理情報テーブルの再生時間204を登録される。1005の評価値は、コンテンツ関連情報の評価値304として登録される。
1006の推奨シーンは、コンテンツ管理情報201とコンテンツ関連情報301の両方にシーン情報がある場合には、コンテンツ管理情報201にあるシーン情報の時間範囲のなかでコンテンツ関連情報301の付属情報305に推奨シーン(rcmd)として指定されているものを処理904で記載する。例えば、コンテンツのタイトルが「ドラマB(ID3)」であるコンテンツの記録シーンはコンテンツ管理情報201からR={00:30:00−00:49:59}であり、一方推奨シーンはコンテンツ関連情報301よりrcmd={00:16:00−00:18:30、00:32:00−00:39:00}となる。両方の時間情報を満足する時間範囲は{00:32:00−00:39:00}となり、これをコンテンツ選択情報1001の推奨シーン1006に登録する。
以上本実施例によれば、コンテンツ再生装置に記録されたコンテンツをもたない場合においても、コンテンツの再生ライセンス情報に応じてコンテンツ関連情報の適用が可能となる。これにより、例えばユーザに再生可能なコンテンツのなかからコンテンツ関連情報に基づいた推奨コンテンツを提示するコンテンツ再生装置の機能において、再生ライセンスのみをもち、コンテンツ自体は記録していないコンテンツも推奨コンテンツとして含めることが可能となり、使い勝手が向上する。さらに、コンテンツ単位の推奨に加え、シーン単位での推奨も可能となり、よりきめ細かい番組推奨機能を実現可能となる。
なお、本実施例において、コンテンツ再生装置、コンテンツ管理情報テーブル、コンテンツ関連情報の構成はそれぞれ図1,2,3と同様の構成である。さらにコンテンツ制御部108の処理手順は先に述べた処理403を除いて、図4と同様の構成である。
次に、図11・12を用いて第5の実施例について説明する。図11は、本実施例のコンテンツ再生装置の構成を示す図であり、図12は、コンテンツ関連情報の構成を示す図である。
図11において、1102は他のコンテンツ再生装置やルーティング装置1109に接続可能な通信部、1103はコンテンツ制御部、1104はコンテンツ再生部、1105はコンテンツ関連情報取得部、1106はコンテンツ管理部、1107はhtmlファイルのレンダリングとナビゲーションが可能なブラウジング部、1109はコンテンツ再生装置が接続されているネットワークとインターネットなど外部のネッワークを相互接続するルーティング装置である。
図12において、1201は本実施例のコンテンツ関連情報、1202はブラウジング部1107が利用可能なコンテンツ利用情報、1203はコンテンツ関連情報取得部1105、コンテンツ制御部1103が利用可能なコンテンツID情報である。図12のコンテンツID情報1203には、図示したタイトル1204などコンテンツ利用情報1202に関連するコンテンツに関する情報が保持される。
本実施例においては、コンテンツ利用情報に現れるコンテンツタイトルと各タイトルに対応するコンテンツIDをコンテンツID情報とする。コンテンツID情報1203において、1204は各コンテンツのタイトル、1205はコンテンツを一意に識別可能なID情報、1206はコンテンツに関連する付属情報である。
以下本実施例の動作を、図11を用いて説明する。図11のコンテンツ関連情報取得部1105は、ブラウジング部と連携してルーティング装置1109経由でアクセス可能なインターネットなどの外部ネットワーク1110に接続されている情報処理装置からコンテンツ関連情報を取得する。本実施例では前記情報処理装置の例として、コンテンツ再生装置1101のブラウジング部1107で選択・取得可能なhtml形式のコンテンツ関連情報を提供可能なhttpサーバを想定する。
ブラウジング部1107は、ユーザによって指定されたコンテンツ関連情報を該当するコンテンツ関連情報をもつhttpサーバから取得する。コンテンツ関連情報取得部1105は、ブラウジング部1107と連携し、コンテンツ関連情報に含まれるコンテンツID情報を取得する。コンテンツID情報は、コンテンツ制御部1103でコンテンツ管理情報201と比較をおこない、コンテンツ管理情報201に該当するコンテンツタイトル「映画F」をユーザがブラウジング部を用いて選択可能なようにコンテンツ関連情報1201のhtmlファイルを変更する。ここで、選択可能とするhtmlファイルの変更とは、例えばコンテンツ利用情報の「映画F」の部分にリンク情報を付加し、「映画F」が選択された場合にブラウジング部1107とコンテンツ再生装置1104が連携して、選択された「映画F」の再生を行うこと等を意味する。コンテンツ制御部1103は、前記変更したコンテンツ関連情報1201のhtmlファイルはブラウジング部1107に提供する。
ブラウジング部1107が取得したコンテンツ関連情報1201に含まれるコンテンツ利用情報は、ブラウザ装置で所定のフォーマットにレイアウト・レンダリングした後、表示部106で表示する。ユーザはブラウジング部1107が提供するコンテンツ管理情報の閲覧および、表示情報中の「映画F」選択を表示部106を介して可能となる。ユーザが「映画F」を選択した場合、ブラウジング部1107はコンテンツ再生部1104と連携して「映画F」をユーザが選択した場合、該当するコンテンツ「映画F」の再生を行う。
以上本実施例によれば、インターネットなど外部のネットワークに接続されているコンテンツ再生装置や他の情報処理装置、サーバなどからコンテンツ関連情報を取得可能となり、コンテンツ関連情報の取得範囲の拡大が可能となる。
さらに、取得するコンテンツの種類に関しては、コンテンツ再生装置に特化して用意されているコンテンツ関連情報に加えて、汎用のhttpサーバ、メールサーバやチャットサーバなどのインターネット上のサーバが、汎用のウェブブラウザ、メーラやチャットクライアントなどのインターネットサービス向けのクライアントアプリケーションを対象として提供する情報を利用する構成も可能であり、利用可能なコンテンツ関連情報の種類が拡大され、更に使い勝手が向上する。
なお、本実施例において、コンテンツ再生装置、コンテンツ管理情報テーブル、コンテンツ関連情報の構成はそれぞれ図1,2,3と同様の構成である。さらにコンテンツ制御部108の処理手順の先に述べた処理403を除いて、図4と同様の構成である。
なお、本実施例ではコンテンツ関連情報としてhtmlファイルを想定したが、コンテンツ関連情報の形式は特にこれを限定しない。さらに、本実施例ではネットワーク1110上にhttpサーバがあり、該httpサーバがコンテンツ関連情報をコンテンツ再生装置に提供する構成としたが、コンテンツ関連情報を適用する情報処理装置の構成は特にこれを限定しない。例えば、インターネット上で接続されたメールサーバ、チャットサーバなど他の情報処理装置を利用してコンテンツ関連情報を取得する構成も可能である。これにより、コンテンツ関連情報の取得対象範囲の拡大が可能となり、使い勝手が向上する。
また本実施例においては、コンテンツ関連情報としてhtmlファイルのなかにコンテンツID情報を別に持つ構成としたが、コンテンツ関連情報の形式は特にこれを限定しない。例えば、コンテンツ再生装置がメールサーバから取得可能な、通常のテキスト形式のメールにコンテンツ関連情報を記述し、これをコンテンツ再生装置で受信・利用する構成も可能である。これによりコンテンツ関連情報に関する書式の自由度か向上可能となり、使い勝手が向上する。
なお、以上の実施例1〜5では、図1に示したようにコンテンツ制御部、コンテンツ再生部、コンテンツ関連情報取得部、コンテンツ管理部をコンテンツ再生装置内にある独立した機能として定義したが、これら機能の一部あるいはすべてをCPU上で実行するプログラムの形式で構成することも可能であり、これら機能の実装方法は特にこれを限定しない。これにより、これら機能の実装がハードウェア、ソフトウェアあるいはその混成構成で実現可能となり、より広い範囲の機器構成にこれら機能を搭載可能となり、使い勝手が向上する。
また以上の実施例では、コンテンツを放送受信部から取得する構成としたが、通信部あるいは入力部を介してコンテンツを取得する構成も可能であり、コンテンツの取得方法は特にこれを放送受信部に限定するものではない。これにより、コンテンツの取得手段を選択あるいは、拡大可能となり使い勝手が向上する。
また以上の実施例ではコンテンツ関連情報を、通信部を介してネットワークから取得する構成としたが、放送受信部あるいは入力部を介してコンテンツ関連情報を取得する構成も可能であり、コンテンツ関連情報の取得方法は特にこれを通信部に限定するものではない。これにより、コンテンツ関連情報の取得手段を選択あるいは、拡大可能となり使い勝手が向上する。
また以上の実施例では、コンテンツ関連情報の取得方法に関しては特に詳細を規定していないが、ユーザの取得指示あるいはプログラムの取得状態発生等の特定条件の発生時にコンテンツを特定の場所から取得する構成や、コンテンツ取得時などに放送あるいはネットワークを介してコンテンツ関連情報を送付する構成等があり、コンテンツ関連情報の取得方法に関しては特にこれを限定しない。これにより、コンテンツ関連情報の取得方法や取得時期に関して柔軟にこれを選択・設定可能となり使い勝手が向上する。
また以上の実施例においては、コンテンツ制御部が取得したコンテンツ関連情報をユーザの再生コンテンツ選択機能利用時の操作画面に適用する構成を示したが、コンテンツ再生装置が提供するコンテンツ録画機能、コンテンツ削除機能など他の機能の操作画面への適用や、コンテンツ再生装置が提供する機能の動作変更に利用することも可能であり、取得したコンテンツ関連情報をコンテンツに応じて機能動作や操作画面に適用する際の適用箇所・適用方法に関しては特にこれを限定しない。例えば、コンテンツ削除機能が削除候補となるコンテンツの一覧を表示する操作画面において、コンテンツ管理情報にある自コンテンツ再生装置が記録するコンテンツの中から、コンテンツ関連情報での評価値が低いコンテンツを削除候補として操作画面で提示、あるいは自動削除の対象とする削除機能などが可能である。これにより、ユーザの使い勝手が向上する。
なお、上述の実施例は少なくとも下記を開示している。
(1)
コンテンツを記憶する記憶部と、
コンテンツに関する情報を受信する受信部と、
該受信部により受信された該コンテンツに関する情報の中から該記憶部によ記憶されたコンテンツに対応したコンテンツに関する情報を取得するコンテンツ関連情報取得部と、
該コンテンツ関連情報取得部により取得された該コンテンツに関する情報に応じた制御を行う制御部とを備えることを特徴とする情報処理装置。
(2)
(1)記載の情報処理装置において、
前記記憶部により記憶された前記コンテンツをコンテンツ単位ごとに管理するコンテンツ管理部を備えることを特徴とする情報処理装置。
(3)
(2)記載の情報処理装置において、
前記コンテンツ管理部は、前記記憶部により記録又は前記受信部により受信するコンテンツのライセンスに関する情報を管理することを特徴とする情報処理装置。
(4)
(2)記載の情報処理装置において、
前記制御部は、前記コンテンツ関連情報取得部により取得されたコンテンツ関連情報を
前記コンテンツ管理部により管理されたコンテンツ管理情報に基づいて利用可能なコンテンツの情報を表示するように制御することを特徴とする情報処理装置。
(5)
(1)記載の情報処理装置において、
前記コンテンツ関連情報はコンテンツの所定のシーンを示すシーン情報を含み、
前記シーン情報を含むコンテンツ関連情報を取得可能なコンテンツ関連情報取得部と、
前記シーン単位でのコンテンツ管理が可能なコンテンツ管理部とを備え、
前記制御部は、該コンテンツ関連情報取得部により取得されるシーン単位のコンテンツ関連情報の利用方法を該コンテンツ管理部のもつコンテンツ管理情報に応じて区別して出力するように制御することを特徴とする情報処理装置。
(6)
(1)いずれかに記載の情報処理装置において、
前記コンテンツ関連情報は、前記コンテンツの評価又は推奨に関する情報を含むことを特徴とする情報処理装置。
(7)
(1)いずれかに記載の情報処理装置において、
前記コンテンツ関連情報は、広告情報又は宣伝情報を含むことを特徴とする情報処理装置。
(8)
(1)記載のコンテンツ再生装置において、
前記コンテンツ関連情報はインターネットから取得されることを特徴とするコンテンツ再生装置。
(9)
(2)記載の情報処理装置において、
前記制御部は、前記コンテンツ管理部により管理された前記コンテンツ管理情報と前記コンテンツ関連情報取得部により取得された前記コンテンツ関連情報とに応じて移動、複写又は削除するコンテンツを選択する方法を変えるように制御することを特徴とする情報処理装置。
(10)
映像又は/及び音声データ及び該映像又は/及び音声データを映像又は/及び音声データ単位ごとに管理するための管理情報を記憶する記憶部と、
映像又は/及び音声データに関する情報を受信する受信部と、
該受信部により受信された該映像又は/及び音声データに関する情報の中から該記憶部により記憶された映像又は/及び音声データに対応した該映像又は/及び音声データに関する情報を抽出する抽出部と、
該抽出部により抽出された該映像又は/及び音声データに関する情報を管理情報に基づいて識別された該映像又は/及び音声データに関する情報に応じて該映像又は/及び音声データに関する情報の再生方法を変えるように制御する制御部を有することを特徴とする情報処理装置。
(11)
コンテンツを記憶する記憶ステップと、
コンテンツに関する情報を受信する受信ステップと、
該受信ステップにより受信された該コンテンツに関する情報の中から該記憶ステップにより記憶されたコンテンツに対応したコンテンツに関する情報を取得するコンテンツ関連情報取得ステップと、
該コンテンツ関連情報取得ステップにより取得された該コンテンツに関する情報に応じた制御を行う制御ステップとを備えることを特徴とする情報処理方法。
(12)
(11)記載の情報処理方法において、
前記記憶ステップにより記憶された前記コンテンツをコンテンツ単位ごとに管理するコンテンツ管理ステップを備えることを特徴とする情報処理装置。
(13)
(12)記載の情報処理方法において、
前記コンテンツ管理ステップは、前記記憶部により記録又は前記受信部により受信するコンテンツのライセンスに関する情報を管理することを特徴とする情報処理装置。
(14)
(12)記載の情報処理方法において、
前記制御ステップは、前記コンテンツ関連情報取得ステップにより取得されたコンテンツ関連情報を前記コンテンツ管理ステップにより管理されたコンテンツ管理情報に基づいて利用可能なコンテンツの情報を表示するように制御することを特徴とする情報処理方法。