JP2010206691A - フレームロスの計測方法及び計測システム、並びにネットワーク中継機器 - Google Patents

フレームロスの計測方法及び計測システム、並びにネットワーク中継機器 Download PDF

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Abstract

【課題】計測対象のネットワーク中継機器がマルチポイント接続により接続されている場合であっても、ネットワーク中継機器間のフレームロスを正確に計測可能なフレームロスの計測方法を提供する。
【解決手段】一方の計測対象のネットワーク中継機器Aに接続された下位通信機器と、他方の計測対象のネットワーク中継機器Bに接続された下位通信機器のうち、下位通信機器間で送受信するフレームが、両計測対象のネットワーク中継機器A,Bを必ず通過する下位通信機器をそれぞれ選択し、選択した下位通信機器D,E間で送受信するフレームのみを計測対象のネットワーク中継機器A,Bでカウントし、そのフレームカウンタ値に基づいて計測対象のネットワーク中継機器A,B間のフレームロスを計測する
【選択図】図1

Description

本発明は、中継機器間のフレームロスを計測する方法に係り、特に、マルチポイント接続により接続された中継機器間のフレームロスを正確に計測可能なフレームロスの計測方法及び計測システム、並びにネットワーク中継機器に関するものである。
ネットワーク中継機器間のフレームロスを計測する方法として、ITU−T Y.1731に規定されるLMM(Loss Measurement Message)、LMR(Loss Measurement Reply)を用いる方法がある。
一例として、LMM、LMRを用いて一対のネットワーク中継機器A,B間のフレームロスを計測する場合を説明する。
図5に示すように、まず、計測主体となるネットワーク中継機器Aからネットワーク中継機器BにLMM1を送信する。このとき、ネットワーク中継機器Aは、その送信カウンタのフレームカウンタ値(TxFCfという)をLMM1のカウンタフィールドに書き込んで送信する。
LMM1を受信したネットワーク中継機器Bは、LMM1を受信したときの受信カウンタのフレームカウンタ値(RxFCfという)をLMM1に書き込む。その後、ネットワーク中継機器Bは、LMM1を変換してLMR1とし、LMR1をネットワーク中継機器Aに送信する。このとき、ネットワーク中継機器Bは、その送信カウンタのフレームカウンタ値(TxFCbという)をLMR1のカウンタフィールドに書き込んで送信する。
LMR1を受信したネットワーク中継機器Aは、LMR1に書き込まれた上記3つのフレームカウンタ値(TxFCf,RxFCf,TxFCb)と、LMR1を受信したときの受信カウンタのフレームカウンタ値(RxFClという)を記憶しておく。図5の場合、ネットワーク中継機器Aに記憶される各フレームカウンタ値は、TxFCf=1、RxFCf=1、TxFCb=2、RxFCl=2となる。
その後、ネットワーク中継機器Aからネットワーク中継機器BにLMM2を送信し、上述のLMM1の場合と同様に、LMR2に格納されたフレームカウンタ値(TxFCf,RxFCf,TxFCb)およびLMR2を受信したときの受信カウンタのフレームカウンタ値(RxFCl)をネットワーク中継機器Aに記憶する。図5の場合、ネットワーク中継機器Aに記憶される各フレームカウンタ値は、TxFCf=15、RxFCf=13、TxFCb=8、RxFCl=6となる。
LMM1送信時の送信カウンタのフレームカウンタ値TxFCf=1であり、LMM2送信時の送信カウンタのフレームカウンタ値TxFCf=15であるから、LMM1を送信してからLMM2を送信するまでの間に、ネットワーク中継機器Aがネットワーク中継機器Bに送信したフレームの数は14となる。
これに対して、LMM1受信時の受信カウンタのフレームカウンタ値RxFCf=1であり、LMM2受信時の受信カウンタのフレームカウンタ値RxFCf=13であるから、LMM1を受信してからLMM2を受信するまでの間に、ネットワーク中継機器Bがネットワーク中継機器Aから受信したフレームの数は12となる。
したがって、ネットワーク中継機器Aがネットワーク中継機器Bに14フレーム送信したにもかかわらず、ネットワーク中継機器Bが12フレームしか受信していないこととなり、ネットワーク中継機器Aからネットワーク中継機器Bにフレームを送信する際に14−12=2のフレームロスが発生していることが分かる。
同様にして、LMR1送信時の送信カウンタのフレームカウンタ値TxFCb=2、LMR2送信時の送信カウンタのフレームカウンタ値TxFCb=8であるから、LMR1を送信してからLMR2を送信するまでの間に、ネットワーク中継機器Bがネットワーク中継機器Aに送信したフレームの数は6となる。
これに対して、LMR1受信時の受信カウンタのフレームカウンタ値RxFCl=2、LMR2受信時の受信カウンタのフレームカウンタ値RxFCl=6であるから、LMR1を受信してからLMR2を受信するまでの間に、ネットワーク中継機器Aがネットワーク中継機器Bから受信したフレームの数は4となる。したがって、ネットワーク中継機器Bからネットワーク中継機器Aにフレームを送信する際に6−4=2のフレームロスが発生していることが分かる。
このように、LMM、LMRを用いてフレームカウンタ値の計測を繰り返すことで、それらフレームカウンタ値の差から、計測対象のネットワーク中継機器A,B間のフレームロスを求めることができる。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、次のものがある。
特開2008−244870号公報
ITU−T Recommendation Y.1731
しかしながら、上述のLMM、LMRを用いた方法では、計測対象のネットワーク中継機器A,Bが1対1(ポイントツーポイント接続)で接続されている場合は問題ないが、計測対象のネットワーク中継機器A,Bがマルチポイント接続(ポイントツーマルチポイント接続)により接続されている場合に、不具合が生じる場合がある。
具体的には、図6(a)に示すように、ネットワーク51に計測対象のネットワーク中継機器A,Bと、計測対象でないネットワーク中継機器Cとがマルチポイント接続により接続されているとすると、ネットワーク中継機器Aからのフレームは、その全てがネットワーク中継機器Bを通るわけではなく、ネットワーク中継機器Cに送信される場合もあり得る。
ネットワーク中継機器Aからネットワーク中継機器Cにフレームを送信した場合、ネットワーク中継機器Aからフレームを送信したにもかかわらず、ネットワーク中継機器Bがそのフレームを受信していないことになり、実際にはフレームロスが発生していないにもかかわらず、ネットワーク中継機器A,B間でフレームロスが発生したことになってしまう。
図6(b)に示すように、ネットワーク中継機器Bに送信するフレームのみをネットワーク中継機器Aでカウントするように構成することも考えられる。しかし、例えば、ネットワーク中継機器Aからネットワーク中継機器Cにフレームを送信する場合を考えると、ネットワーク51内に含まれる他のネットワーク中継機器がネットワーク中継機器Cのアドレスを未学習である場合、本来ネットワーク中継機器C宛てのフレームであっても、ネットワーク中継機器Bにフラッドされてしまう可能性がある。この場合、ネットワーク中継機器Aでカウントしていないフレームがネットワーク中継機器Bで受信されカウントされることとなり、ネットワーク中継機器A,B間でのフレームロスはマイナスとなってしまう。
一般に、任意のフレームがネットワーク51内の全てのネットワーク中継機器で学習済みか、学習済みでないかを知ることは困難であるため、ネットワーク中継機器Aから送信される任意のフレームが、ネットワーク中継機器Bを通るか否かを判断することは困難である。
また、図6(c)に示すように、計測対象でないネットワーク中継機器Cからネットワーク中継機器Bを通るフレームがあると、ネットワーク中継機器Aからフレームを送信していないにもかかわらず、ネットワーク中継機器Bで受信されカウントされることとなり、ネットワーク中継機器A,B間でのフレームロスはマイナスとなる。
このように、計測対象のネットワーク中継機器A,Bがマルチポイント接続により接続されている場合、ネットワーク中継機器A,B間のフレームロスを正確に計測することは困難であった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、計測対象のネットワーク中継機器がマルチポイント接続により接続されている場合であっても、ネットワーク中継機器間のフレームロスを正確に計測可能なフレームロスの計測方法及び計測システム、並びにネットワーク中継機器を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために創案されたものであり、ネットワークを介して接続された1対の計測対象のネットワーク中継機器間でフレームロス測定用の通信フレームを送受信し、両ネットワーク中継機器が前記通信フレームに書き込んだフレームカウンタ値に基づいて、前記計測対象のネットワーク中継機器間のフレームロスを計測する方法であって、一方の計測対象のネットワーク中継機器に接続された下位通信機器と、他方の計測対象のネットワーク中継機器に接続された下位通信機器のうち、下位通信機器間で送受信するフレームが、両計測対象のネットワーク中継機器を必ず通過する下位通信機器をそれぞれ選択し、選択した下位通信機器間で送受信するフレームのみを前記計測対象のネットワーク中継機器でカウントし、そのフレームカウンタ値に基づいて前記計測対象のネットワーク中継機器間のフレームロスを計測するフレームロスの計測方法である。
前記計測対象のネットワーク中継機器は、送受信するフレームの送信元アドレスおよび宛先アドレスが前記選択した下位通信機器のアドレスであるとき、そのフレームを前記選択した下位通信機器間で送受信するフレームと判断してカウントしてもよい。
前記計測対象のネットワーク中継機器は、前記下位通信機器からのフレームをカプセル化してカプセル化フレームとして前記ネットワーク側に送信し、かつ、前記ネットワーク側から受信したカプセル化フレームのカプセル化を解除して前記下位通信機器に送信するよう構成され、前記計測対象のネットワーク中継機器は、送受信するカプセル化フレームの宛先アドレスおよび送信元アドレスが、計測対象のネットワーク中継機器のアドレスであるとき、そのフレームをカウントしてもよい。
前記通信フレームとして、ITU−T Y.1731に規定されるLMM、LMRを用いてもよい。
また、本発明は、ネットワークを介して接続された1対の計測対象のネットワーク中継機器間でフレームロス測定用の通信フレームを送受信し、両ネットワーク中継機器が前記通信フレームに書き込んだフレームカウンタ値に基づいて、前記計測対象のネットワーク中継機器間のフレームロスを計測するシステムであって、前記計測対象のネットワーク中継機器は、一方の計測対象のネットワーク中継機器に接続された下位通信機器と、他方の計測対象のネットワーク中継機器に接続された下位通信機器のうち、下位通信機器間で送受信するフレームが、両計測対象のネットワーク中継機器を必ず通過する下位通信機器をそれぞれ選択し、選択した下位通信機器間で送受信するフレームのみをカウントする送受信処理部と、該送受信処理部でカウントしたフレームカウンタ値に基づいて前記計測対象のネットワーク中継機器間のフレームロスを計測する計測部とを備えたフレームロスの計測システムである。
前記送受信処理部は、前記選択した下位通信機器のアドレスを記憶するアドレス記憶部と、フレームカウンタ値を記憶するカウンタ値記憶部と、送受信するフレームの送信元アドレスおよび宛先アドレスが、前記アドレス記憶部に記憶された前記選択した下位通信機器のアドレスであるとき、そのフレームを前記選択した下位通信機器間で送受信するフレームと判断し、前記カウンタ値記憶部のフレームカウンタ値をインクリメントする判定部と、前記通信フレームの送受信時に、前記カウンタ値記憶部のフレームカウンタ値を前記通信フレームに書き込むフレーム処理部とを備えてもよい。
前記送受信処理部は、前記下位通信機器からのフレームをカプセル化してカプセル化フレームとして前記ネットワーク側に送信し、かつ、前記ネットワーク側から受信したカプセル化フレームのカプセル化を解除して前記下位通信機器に送信するカプセル化手段と、計測対象の他方のネットワーク中継機器のアドレスを記憶するアドレス記憶部と、フレームカウンタ値を記憶するカウンタ値記憶部と、送信するカプセル化フレームの宛先アドレスおよび送信元アドレスが、計測対象の前記ネットワーク中継機器のアドレスであるとき、前記カウンタ値記憶部のフレームカウンタ値をインクリメントする判定部と、前記通信フレームの送受信時に、前記カウンタ値記憶部のフレームカウンタ値を前記通信フレームに書き込むフレーム処理部とを備えてもよい。
さらに、本発明は、ネットワークを介して接続された他のネットワーク中継機器との間でフレームロス測定用の通信フレームを送受信し、前記他のネットワーク中継機器との間のフレームロスを計測するネットワーク中継機器であって、該ネットワーク中継機器に接続された下位通信機器と前記他のネットワーク中継機器に接続された下位通信機器のうち、下位通信機器間で送受信するフレームが、両計測対象のネットワーク中継機器を必ず通過する下位通信機器をそれぞれ選択し、選択した下位通信機器間で送受信するフレームのみをカウントする送受信処理部と、該送受信処理部でカウントしたフレームカウンタ値に基づいて、前記他のネットワーク中継機器との間のフレームロスを計測する計測部とを備えたネットワーク中継機器である。
本発明によれば、計測対象のネットワーク中継機器がマルチポイント接続により接続されている場合であっても、ネットワーク中継機器間のフレームロスを正確に計測できる。
本発明のフレームロスの計測システムの概略図である。 図2(a)は本発明のネットワーク中継機器のブロック図であり、図2(b)はその1つのポートの拡大図である。 本発明のネットワーク中継機器のブロック図であり、2つのネットワーク中継機器をネットワークを介して接続した際のブロック図である。 LMM,LMRのフレーム構造を説明する図である。 LMM,LMRを用いたフレームロスの計測方法を説明する図である。 図6(a)〜(c)は、従来のフレームロスの計測方法を説明する図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
本発明のフレームロスの計測方法は、マルチポイント接続により接続されたネットワーク中継機器間のフレームロスを計測する方法である。
まず、本実施形態に係るフレームロスの計測方法に用いるフレームロスの計測システムについて説明する。
図1は、本実施形態に係るフレームロスの計測システムの概略図である。
図1に示すように、フレームロスの計測システム1は、ネットワーク2を介して接続された1対の計測対象のネットワーク中継機器A,B間でフレームロス測定用の通信フレームを送受信し、両ネットワーク中継機器A,Bが通信フレームに書き込んだフレームカウンタ値に基づいて、計測対象のネットワーク中継機器A,B間のフレームロスを計測するものである。
計測対象のネットワーク中継機器A,Bは、ネットワーク2を介して接続されている。また、ネットワーク中継機器A,Bには、ネットワーク2を介して、計測対象でないネットワーク中継機器Cが接続されている。このようにネットワーク中継機器A,B,Cは、ネットワーク2を介して、マルチポイント接続となっている。
一方の計測対象のネットワーク中継機器Aには下位通信機器Dが接続されている。他方の計測対象のネットワーク中継機器Bには下位通信機器Eが接続されている。下位通信機器Dと下位通信機器Eとの間で送受信されるフレームは、必ずネットワーク中継機器A及びネットワーク中継機器Bを通過する配置となっている。
ネットワーク中継機器A,B,Cは、例えば、スイッチングハブであり、下位通信機器D,Eは、例えば、PC(Personal Computer)などの端末である。
計測対象のネットワーク中継機器A,B間で送受信するフレームロス用の通信フレームとしては、ITU−T Y.1731に規定されるLMM、LMRを用いる。
本実施形態では、ネットワーク中継機器Aが主体となってネットワーク中継機器A,B間のフレームロスを計測する場合を説明する。つまり、ネットワーク中継機器Aが、ネットワーク中継機器BにLMMを送信し、ネットワーク中継機器Bから受信したLMRに格納されたフレームカウンタ値に基づいてフレームロスを計測する。
図2(a)に示すように、本発明のネットワーク中継機器であるネットワーク中継機器A,Bは、複数のポート20と、各ポート20に対応して設けられ、ポート20を介して送受信するフレームの送受信処理を行う送受信処理部21と、LMM,LMRを処理しフレームロスの計測を行う制御部22と、各ポート20間でフレームを転送するスイッチ機構23とを備える。送受信処理部21は、受信処理部24と送信処理部25とからなる。
ネットワーク中継機器A,Bにおいて、あるポート20でフレームを受信すると、受信処理部24は受信したフレームの宛先アドレスによりFDB(Forwarding Database)(図示せず)を参照し、転送先のポート20を決め、スイッチ機構へ送る。スイッチ機構23は、フレームを転送先のポート20に対応する送信処理部25へ転送する。送信処理部25は、転送先のポート20からフレームが送信する。
図2(b)は、ネットワーク中継機器A,Bにおける1つのポート20の拡大図である。
図2(b)に示すように、受信処理部24と送信処理部25は、アドレス記憶部201を共通に備える。受信処理部24と送信処理部25は、アドレス記憶部をそれぞれ備えてもよい。アドレス記憶部201にはカウントする対象のフレームの宛先アドレスと送信元アドレスが記憶される。
受信処理部24は、フレームカウンタ値を記憶するカウンタ値記憶部としての受信カウンタ202と、ポート20を介して受信したフレームがアドレス記憶部201に記憶されたアドレスのフレームであるか否かを判定し、アドレス記憶部201に記憶されたアドレスのフレームと判定したときに、受信カウンタ202のフレームカウンタ値をインクリメントする受信側判定部203と、LMM受信時に受信カウンタ202のフレームカウンタ値をLMMに書き込んで制御部22に転送し、LMR受信時に、受信したLMRとLMR受信時の受信カウンタ202のフレームカウンタ値を制御部22に転送する受信側フレーム処理部204とを備える。
制御部22は、LMMを送信するLMM送信部206と、LMM受信時にLMMをLMRに変換して送信するLMM−LMR変換部207と、受信したLMRに格納されたフレームカウンタ値(TxFCf,RxFCf,TxFCb)、および受信処理部24から転送されたLMR受信時の受信カウンタ202のフレームカウンタ値(RxFCl)を記憶するフレームカウンタ値記憶部208と、フレームカウンタ値記憶部に記憶した各フレームカウンタ値に基づいてフレームロスを計測する計測部205と、受信したLMRを廃棄するLMR廃棄部209とを備える。
送信処理部25は、フレームカウンタ値を記憶するカウンタ値記憶部としての送信カウンタ210と、送信するフレームがアドレス記憶部201に記憶されたアドレスのフレームであるか否かを判定し、アドレス記憶部201に記憶されたアドレスのフレームであると判定したときに、送信カウンタ210のフレームカウンタ値をインクリメントする送信側判定部211と、LMM、LMR送信時に送信カウンタ210のフレームカウンタ値をLMM、LMRに書き込み、これをポート20を介して送信する送信側フレーム処理部212とを備える。
ネットワーク中継機器A,Bは、所定のポートがフレームロスの測定を行うポートとして設定される。ポートの設定は、例えば、ネットワーク管理者がPC端末によりネットワーク中継機器A,Bと通信して、行う。本実施形態では、ネットワーク中継機器Aのネットワーク中継機器Bと接続するポートに対して、LMMを送信するポートと設定する。また、ネットワーク中継機器Bのネットワーク中継機器Aと接続するポートに対して、LMRを送信するポートと設定する。
また、本実施形態では、ネットワーク中継機器AのLMMを送信するポートと設定されたポートのアドレス記憶部に、下位通信機器D,Eのアドレスを記憶する。同様に、ネットワーク中継機器BのLMRを送信するポートと設定されたポートのアドレス記憶部に、宛下位通信機器D,Eのアドレスを記憶する。アドレス記憶部へのアドレスの記憶は、例えば、ネットワーク管理者がPC端末によりネットワーク中継機器A,Bと通信して、行う。
アドレス記憶部に記憶するアドレスとしては、MACアドレスやIPアドレスを用いることができる。
図3に、ネットワーク2を介して接続されるネットワーク中継機器Aのポート20aとネットワーク中継機器20bを示す。
ネットワーク中継機器Aのポート20aはLMMを送信するポートと設定されている。アドレス記憶部201aには宛先アドレスに下位通信機器D,Eのアドレスが記憶されている。
ネットワーク中継機器Aの受信処理部21aの受信側判定部203aは、アドレス記憶部201aに基づき、ポート20aを介して受信したフレームの送信元アドレスが下位通信機器Eのアドレスであり、宛先アドレスが下位通信機器Dのアドレスであるとき、受信カウンタ202aのフレームカウンタ値をインクリメントする(カウントする)。
ネットワーク中継機器Aの送信処理部25aの送信側判定部211aは、アドレス記憶部201aに基づき、送信するフレームの送信元アドレスが下位通信機器Dのアドレスであり、宛先アドレスが下位通信機器Eのアドレスであるとき、送信カウンタ210aのフレームカウンタ値をインクリメントする(カウントする)。
ネットワーク中継機器Bのポート20bはLMRを送信するポートと設定されている。アドレス記憶部201aには下位通信機器D,Eのアドレスが記憶されている。
ネットワーク中継機器Bの受信処理部24bの受信側判定部203bは、アドレス記憶部201bに基づき、ポート20bを介して受信したフレームの送信元アドレスが下位通信機器Dのアドレスであり、宛先アドレスが下位通信機器Eのアドレスであるとき、受信カウンタ202bのフレームカウンタ値をインクリメントする(カウントする)。
ネットワーク中継機器Bの送信処理部25bの送信側判定部211bは、アドレス記憶部201bに基づき、送信するフレームの送信元アドレスが下位通信機器Eのアドレスであり、宛先アドレスが下位通信機器Dのアドレスであるとき、送信カウンタ210bのフレームカウンタ値をインクリメントする(カウントする)。
ここで、LMM,LMRのフレーム構造について説明する。
図4に示すように、LMM,LMRはイーサネットOAM(Operation Administration and Maintenance)フレーム(イーサネットは登録商標)であり、DA(Destination Address;宛先アドレス)31、SA(Source Address;送信元アドレス)32、S−TAG(Service VLAN Tag;サービスVLANタグ)33、イーサネットOAMである識別が格納されるEtherType(イーサタイプ)34、MD(Maintenance Domain)Level+version(保守ドメインレベル+バージョン)35、LMMあるいはLMRであることを示すコードを格納するOP code(オペレーションコード)36、Flags(フラグ)37、TLV(Type/Length/Value)offset(TLVオフセット)38、Data(データ)39、END TLV(エンドTLV)40、FCS(Flame Check Sequence)41の各領域を備える。
このフレームがLMMである場合、フレーム中のOP code36の領域には、LMMであることを示すコード「43」が格納される。また、本実施形態では、ネットワーク中継機器Aからネットワーク中継機器BにLMMを送信するので、DA31の領域にはネットワーク中継機器BのMACアドレスが格納され、SA32の領域にはネットワーク中継機器AのMACアドレスが格納される。
また、このフレームがLMRである場合、フレーム中のOP code36の領域には、LMRであることを示すコード「42」が格納される。本実施形態では、ネットワーク中継機器Bからネットワーク中継機器AにLMRを送信するので、DA31の領域にはネットワーク中継機器AのMACアドレスが格納され、SA32の領域にはネットワーク中継機器BのMACアドレスが格納される。
Data39の領域は、LMM送信時のフレームカウンタ値を格納するTxFCf42、LMM受信時のフレームカウンタ値を格納するRxFCf43、LMR送信時のフレームカウンタ値を格納するTxFCb44の各領域からなる。
なお、LMM、LMRを識別するコードは、OAMフレームの規格の範囲内において、ネットワーク中継機器のベンダーが独自に設定することも可能である。
次に、本実施形態に係るフレームロスの計測方法を説明する。
計測対象のネットワーク中継機器A,Bがマルチポイント接続により接続されている場合、ネットワーク中継機器A,Bの一方のみを通るフレームや、宛先不明でフラッドされるフレームをカウントすると、正確なフレームロスを計測することができなくなる。したがって、両ネットワーク中継機器A,Bを確実に通過するフレームのみをカウントする必要がある。
そこで、本発明では、ネットワーク中継機器Aの配下にある下位通信機器Dと、ネットワーク中継機器Bの配下にある下位通信機器Eとの間で送受信するフレームのみを、ネットワーク中継機器A,Bでカウントするようにした。
下位通信機器D,Eとしては、両下位通信機器D,E間で送受信するフレームが、必ずネットワーク中継機器A,Bを通過するものを選択する。
一例として、下位通信機器Dから下位通信機器EにフレームXを送信する場合を説明する。フレームXの送信元アドレスには下位通信機器Dのアドレスが格納され、宛先アドレスには下位通信機器Eのアドレスが格納される。
下位通信機器Dが送信したフレームXは、ネットワーク中継機器Aのあるポートにて受信される。フレームXは、該あるポートからスイッチ機構23aによりポート20aの送信処理部25aへと転送される。
ネットワーク中継機器Aの送信処理部25aの送信側判定部211aは、フレームXの送信元アドレスおよび宛先アドレスを参照し、アドレス記憶部201aに記憶されている送信元アドレスが下位通信機器Dのアドレスであり、宛先アドレスが下位通信機器Eのアドレスであるかを判断する。フレームXの送信元アドレスには下位通信機器Dのアドレスが格納され、宛先アドレスには下位通信機器Eのアドレスが格納されているため、送信側判定部211aは送信カウンタ210aのフレームカウンタ値をインクリメントする。その後、送信処理部25aはポート20aからフレームXを送信する。
ネットワーク中継機器Aから送信されたフレームXは、ネットワーク中継機器Bのポート20bにおいて受信され、受信処理部24bに送られる。受信処理部24bの受信側判定部203bは、フレームXの送信元アドレスおよび宛先アドレスを参照し、送信元アドレスが下位通信機器Dのアドレスであり、宛先アドレスが下位通信機器Eのアドレスであるかを判断する。フレームXの送信元アドレスには下位通信機器Dのアドレスが格納され、宛先アドレスには下位通信機器Eのアドレスが格納されているため、受信側判定部203bは受信カウンタ202bのフレームカウンタ値をインクリメントする。
受信側判定部203bは、フレームXの宛先アドレスを基にFDBを参照して、転送先のポートを決める。スイッチ機構23bは、フレームを下位通信機器Eと接続するポートの送信処理部へ転送する。
このように、下位通信機器Dから下位通信機器EにフレームXを送信する場合、ネットワーク中継機器Aの送信カウンタ210aのフレームカウンタ値と、ネットワーク中継機器Bの受信カウンタ202bのフレームカウンタ値とがインクリメントされる。
同様に、下位通信機器Eから下位通信機器Dにフレームを送信する場合、ネットワーク中継機器Bの送信カウンタ210bのフレームカウンタ値と、ネットワーク中継機器Aの受信カウンタ202aのフレームカウンタ値とがインクリメントされる。
下位通信機器D,E間で送受信するフレーム以外のフレームは、送信元アドレス、宛先アドレスのどちらか一方が下位通信機器D,Eのアドレスではないので、ネットワーク中継機器A,Bのいずれにおいてもカウントされない。
フレームロスの計測を行う際は、まず、計測主体となるネットワーク中継機器Aの制御部22aのLMM送信部206aがLMMを送信する。送信処理部25aの送信側フレーム処理部212aは、LMMのTxFCf42の領域に送信カウンタ210aのフレームカウンタ値を格納し、ポート20aを介してネットワーク中継機器Bに送信する。
ネットワーク中継機器Bが受信したLMMは、ポート20bを介して受信処理部24bに送られる。受信処理部24bの受信側フレーム処理部204bは、LMMのRxFCf43の領域に受信カウンタ202bのフレームカウンタ値を格納し、制御部22bに出力する。
制御部22bのLMM−LMR変換部207bは、LMMのDA31の領域に格納されたアドレス(ネットワーク中継機器Bのアドレス)とSA32の領域に格納されたアドレス(ネットワーク中継機器Aのアドレス)を入れ替えると共に、OP code36の領域にLMRであることを示すコード(42)を格納し、LMMをLMRに変換して送信処理部25bに出力する。
送信処理部25bの送信側フレーム処理部212bは、LMMのTxFCb44の領域に送信カウンタ210bのフレームカウンタ値を格納し、ポート20bを介してネットワーク中継機器Aに送信する。
ネットワーク中継機器Bが送信したLMRは、ネットワーク中継機器Aに受信され、ポート20aを介して受信処理部24aに送られる。受信処理部24aの受信側フレーム処理部204aは、受信したLMRとLMR受信時の受信カウンタ202aのフレームカウンタ値を制御部22aに転送する。
制御部22aのフレームカウンタ値記憶部208aは、LMRのTxFCf42,RxFCf43,TxFCb44に格納された各フレームカウンタ値(TxFCf,RxFCf,TxFCb)と、LMR受信時の受信カウンタ202aのフレームカウンタ値(RxFCl)を記憶する。受信したLMRは、LMR廃棄部209aにより廃棄される。
同様にして、ネットワーク中継機器AのLMM送信部からLMMを送信し、ネットワーク中継機器Bから受信したLMRに格納されたフレームカウンタ値(TxFCf,RxFCf,TxFCb)と、LMR受信時の受信カウンタ202aのフレームカウンタ値(RxFCl)をフレームカウンタ値記憶部に記憶する。
制御部22aの計測部205aは、フレームカウンタ値記憶部208aに記憶されたフレームカウンタ値を元に、下式(1),(2)
フレームロス(AtoB)=(TxFCf[2])−TxFCf[1])−(RxFCf[2]−RxFCf[1]) …(1)
但し、フレームロス(AtoB):ネットワーク中継機器Aからネットワーク中継機器Bに送信したフレームのフレームロス
TxFCf[2]:2回目のLMM送信時のフレームカウンタ値
TxFCf[1]:1回目のLMM送信時のフレームカウンタ値
RxFCf[2]:2回目のLMM受信時のフレームカウンタ値
RxFCf[1]:1回目のLMM受信時のフレームカウンタ値
フレームロス(BtoA)=(TxFCb[2]−TxFCb[1])−(RxFCl[2]−RxFCl[1]) …(2)
但し、フレームロス(BtoA):ネットワーク中継機器Bからネットワーク中継機器Aに送信したフレームのフレームロス
TxFCb[2]:2回目のLMR送信時のフレームカウンタ値
TxFCb[1]:1回目のLMR送信時のフレームカウンタ値
RxFCl[2]:2回目のLMR受信時のフレームカウンタ値
RxFCl[1]:1回目のLMR受信時のフレームカウンタ値
よりフレームロスを求める。
フレームロスが発生していることが分かった場合、ネットワーク中継機器A,B間で輻輳が発生していることになるので、例えば、帯域制限を行うなど、適宜な処置をとるようにするとよい。
以上説明したように、本実施形態に係るフレームロスの計測方法では、ネットワーク中継機器Aに接続された下位通信機器Dとネットワーク中継機器Bに接続された下位通信機器Eとの間で送受信するフレームが、両ネットワーク中継機器A,Bを必ず通過することを利用し、下位通信機器D,E間で送受信されたフレームのみをネットワーク中継機器A,Bでカウントし、そのフレームカウンタ値に基づいてネットワーク中継機器A,B間のフレームロスを計測している。
下位通信機器D,E間で送受信するフレームは、必ず計測対象のネットワーク中継機器A,Bを通るので、ネットワーク中継機器A,Bがマルチポイント接続により接続されている場合であっても、下位通信機器D,E間で送受信するフレームのみをカウントすることで、ネットワーク中継機器A,B間のフレームロスを正確に計測することが可能となる。
上記実施形態では、ネットワーク中継機器Aに接続された下位通信機器D、ネットワーク中継機器Bに接続された下位通信機器Eをそれぞれ1台ずつ選択する場合を説明したが、これに限定されず、複数の下位通信機器を対象としてもよい。
例えば、ネットワーク中継機器Aに下位通信機器D,Fが接続され、ネットワーク中継機器Bに下位通信機器E,Gが接続されており、下位通信機器D,Fと下位通信機器E,G間で送受信するフレームが必ず両ネットワーク中継機器A,Bを通過する場合、下位通信機器D,E間、D,G間、F,E間、F,G間で送受信されるフレームをカウントの対象とすることができる。
下位通信機器としては、フレームの送受信の際にネットワーク中継機器Aおよびネットワーク中継機器Bを確実に通るものであればよいので、下位通信機器のさらに下位に接続された通信機器も対象とすることができる。
また、ネットワーク中継機器A,Bは、その送受信処理部(受信処理部21aおよび送信処理部21b)に、IEEE(米国電気電子通信学会)802.1ahに規定されるカプセル化手段を備えていてもよい。カプセル化手段は、下位通信機器D,Eからのフレームにヘッダを付加してカプセル化し、カプセル化フレームとしてネットワーク2側に送信し、かつ、ネットワーク2側から受信したカプセル化フレームのヘッダを除去してデカプセル化し、フレームとして下位通信機器D,Eに送信するものである。ネットワーク中継機器A,Bはエッジ装置として扱われ、ネットワーク中継機器A,Bはバックボーンブリッジネットワークとしてのネットワーク2を介して接続される。
この場合、アドレス記憶部は、対となる計測対象のネットワーク中継機器のカプセル化のヘッダのアドレスを記憶する。ネットワーク中継機器A,Bのアドレス記憶部にはネットワーク中継機器A,Bのカプセル化のヘッダのアドレスが、それぞれ記憶される。
ネットワーク中継機器Aの受信側判定部は、受信したカプセル化フレームの送信元アドレスがネットワーク中継機器Bのアドレスであり、かつ、宛先アドレスが自身(ネットワーク中継機器A)のアドレスである場合に、受信カウンタ23aのフレームカウンタ値をインクリメントする。ネットワーク中継機器Aの送信側判定部は、送信するカプセル化フレームの送信元アドレスが自身(ネットワーク中継機器A)のアドレスであり、宛先アドレスがネットワーク中継機器Bのアドレスである場合に、送信カウンタ23bのフレームカウンタ値をインクリメントする。ネットワーク中継機器Bについても同様である。
ネットワーク中継機器A,B間で送受信されるカプセル化フレームは、必ずネットワーク中継機器A,Bのいずれか一方から送信され、他方で受信されることになる。よって、このカプセル化フレームを計測対象のネットワーク中継機器A,Bでカウントするようにすれば、ネットワーク中継機器A,B間のフレームロスを正確に計測することが可能である。
1 フレームロスの計測システム
2 ネットワーク
A,B ネットワーク中継機器(計測対象)
C ネットワーク中継機器(計測対象外)
D,E 下位通信機器

Claims (8)

  1. ネットワークを介して接続された1対の計測対象のネットワーク中継機器間でフレームロス測定用の通信フレームを送受信し、両ネットワーク中継機器が前記通信フレームに書き込んだフレームカウンタ値に基づいて、前記計測対象のネットワーク中継機器間のフレームロスを計測する方法であって、
    一方の計測対象のネットワーク中継機器に接続された下位通信機器と、他方の計測対象のネットワーク中継機器に接続された下位通信機器のうち、下位通信機器間で送受信するフレームが、両計測対象のネットワーク中継機器を必ず通過する下位通信機器をそれぞれ選択し、選択した下位通信機器間で送受信するフレームのみを前記計測対象のネットワーク中継機器でカウントし、そのフレームカウンタ値に基づいて前記計測対象のネットワーク中継機器間のフレームロスを計測することを特徴とするフレームロスの計測方法。
  2. 前記計測対象のネットワーク中継機器は、送受信するフレームの送信元アドレスおよび宛先アドレスが前記選択した下位通信機器のアドレスであるとき、そのフレームを前記選択した下位通信機器間で送受信するフレームと判断してカウントする請求項1記載のフレームロスの計測方法。
  3. 前記計測対象のネットワーク中継機器は、前記下位通信機器からのフレームをカプセル化してカプセル化フレームとして前記ネットワーク側に送信し、かつ、前記ネットワーク側から受信したカプセル化フレームのカプセル化を解除して前記下位通信機器に送信するよう構成され、
    前記計測対象のネットワーク中継機器は、送受信するカプセル化フレームの宛先アドレスおよび送信元アドレスが、計測対象のネットワーク中継機器のアドレスであるとき、そのフレームをカウントする請求項1記載のフレームロスの計測方法。
  4. 前記通信フレームとして、ITU−T Y.1731に規定されるLMM、LMRを用いる請求項1または2記載のフレームロスの計測方法。
  5. ネットワークを介して接続された1対の計測対象のネットワーク中継機器間でフレームロス測定用の通信フレームを送受信し、両ネットワーク中継機器が前記通信フレームに書き込んだフレームカウンタ値に基づいて、前記計測対象のネットワーク中継機器間のフレームロスを計測するシステムであって、
    前記計測対象のネットワーク中継機器は、一方の計測対象のネットワーク中継機器に接続された下位通信機器と、他方の計測対象のネットワーク中継機器に接続された下位通信機器のうち、下位通信機器間で送受信するフレームが、両計測対象のネットワーク中継機器を必ず通過する下位通信機器をそれぞれ選択し、選択した下位通信機器間で送受信するフレームのみをカウントする送受信処理部と、該送受信処理部でカウントしたフレームカウンタ値に基づいて前記計測対象のネットワーク中継機器間のフレームロスを計測する計測部とを備えたことを特徴とするフレームロスの計測システム。
  6. 前記送受信処理部は、前記選択した下位通信機器のアドレスを記憶するアドレス記憶部と、フレームカウンタ値を記憶するカウンタ値記憶部と、送受信するフレームの送信元アドレスおよび宛先アドレスが、前記アドレス記憶部に記憶された前記選択した下位通信機器のアドレスであるとき、そのフレームを前記選択した下位通信機器間で送受信するフレームと判断し、前記カウンタ値記憶部のフレームカウンタ値をインクリメントする判定部と、前記通信フレームの送受信時に、前記カウンタ値記憶部のフレームカウンタ値を前記通信フレームに書き込むフレーム処理部とを備える請求項5記載のフレームロスの計測システム。
  7. 前記送受信処理部は、前記下位通信機器からのフレームをカプセル化してカプセル化フレームとして前記ネットワーク側に送信し、かつ、前記ネットワーク側から受信したカプセル化フレームのカプセル化を解除して前記下位通信機器に送信するカプセル化手段と、計測対象の他方のネットワーク中継機器のアドレスを記憶するアドレス記憶部と、フレームカウンタ値を記憶するカウンタ値記憶部と、送信するカプセル化フレームの宛先アドレスおよび送信元アドレスが、計測対象の前記ネットワーク中継機器のアドレスであるとき、前記カウンタ値記憶部のフレームカウンタ値をインクリメントする判定部と、前記通信フレームの送受信時に、前記カウンタ値記憶部のフレームカウンタ値を前記通信フレームに書き込むフレーム処理部とを備える請求項5記載のフレームロスの計測システム。
  8. ネットワークを介して接続された他のネットワーク中継機器との間でフレームロス測定用の通信フレームを送受信し、前記他のネットワーク中継機器との間のフレームロスを計測するネットワーク中継機器であって、
    該ネットワーク中継機器に接続された下位通信機器と前記他のネットワーク中継機器に接続された下位通信機器のうち、下位通信機器間で送受信するフレームが、両計測対象のネットワーク中継機器を必ず通過する下位通信機器をそれぞれ選択し、選択した下位通信機器間で送受信するフレームのみをカウントする送受信処理部と、該送受信処理部でカウントしたフレームカウンタ値に基づいて、前記他のネットワーク中継機器との間のフレームロスを計測する計測部とを備えたことを特徴とするネットワーク中継機器。
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