JP2010206644A - 画像形成装置及び画像送信方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像送信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010206644A
JP2010206644A JP2009051164A JP2009051164A JP2010206644A JP 2010206644 A JP2010206644 A JP 2010206644A JP 2009051164 A JP2009051164 A JP 2009051164A JP 2009051164 A JP2009051164 A JP 2009051164A JP 2010206644 A JP2010206644 A JP 2010206644A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
resolution
transmission
unit
changing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009051164A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5353308B2 (ja
Inventor
Yuji Takemoto
祐司 竹元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2009051164A priority Critical patent/JP5353308B2/ja
Publication of JP2010206644A publication Critical patent/JP2010206644A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5353308B2 publication Critical patent/JP5353308B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】蓄積される画像を送信するに際し、その操作性や利便性を向上させる画像形成装置及び画像送信方法を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明に係る画像形成装置は、所定解像度の画像を蓄積する画像蓄積手段と、蓄積された画像を送信する画像送信手段と、送信される画像の解像度を変更する解像度変更手段と、画像の解像度の変更の可否を判定する判定手段とを有し、解像度変更手段は、画像の解像度の変更が否と判定されたときは、解像度の変更を中止し、前記画像送信手段は、前記画像蓄積手段に蓄積された前記所定解像度で当該画像を送信する。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置及び画像送信方法の分野に関する。
ファックス、プリンタ、コピーおよびスキャナなどの各装置の機能を1つの筐体内に収納した画像形成装置が知られるようになった。この画像形成装置は、1つの筐体内に表示部、印刷部および撮像部などを設けると共に、ファックス、プリンタ、コピーおよびスキャナにそれぞれ対応する4種類のアプリケーションを設け、そのアプリケーションを切り替えることより、ファックス、プリンタ、コピーおよびスキャナとして動作させるものである。また画像形成装置は、画像蓄積手段(HDD等)を備えており、スキャナ等で読み取られた読み取り画像データや、ファックス又はネットワークを介して受信された受信文書データを蓄積できることが知られている(例えば特許文献1)。蓄積画像は、画像データの再印刷、再配信(ファックス送信、フォルダ送信、メール送信など)等に利用される。
画像を読み取る際、ユーザは、画像(蓄積画像)の読み取り条件(例えば解像度や色の有無)を設定できるようになっている。具体的に、ファックスの場合、画像を読み取る際にファックス用途に応じた画質で読み取られれば十分である。近年、画像形成装置の高機能化が進み、通常にスキャンされる一般的な画像でも、以前と比べて高画質な画像を読み取れるようになった。従って、ファックス用途の画像は、通常画像(汎用画像)よりもむしろ低解像度で読み取られるよう設定されると丁度良い。画像の読取解像度を維持又は大きくすると、読み取り画像のデータ量が増大し、符号化圧縮を行なってもやはり伝送データ容量は大きくなる。すると、通信時間と通信費用が高くなる。伝送情報量と通信時間とは、トレードオフの関係にあるからである。また、解像度を下げれば、読み取り速度向上やディスク容量も少なくできる。そして、ファックス用途として、低解像度で読み取られた画像は、二値化(黒白の二値又中間調の二次元情報)等の画像処理の後、ファックス送信され、画像蓄積手段に蓄積される。
勿論ファックス用途以外でも、ユーザが必要に応じて低解像度で読み取られるよう設定すれば、上記の画像と同様な低解像度の画像が画像蓄積手段に蓄積される。画像形成装置の操作パネルの「蓄積設定」項目から、蓄積する画像を「汎用画像」又は「限定画像」のいずれかを選択しておくと、読み取り画像は、定型的な所定の読み取り条件、画像蓄積条件で、画像蓄積手段に蓄積される。例えば、「汎用画像」と設定される場合、600dpi(又は400dpi程度)/カラーで画像が読み取られ、600dpiの蓄積画像として蓄積される。また、「限定画像」と設定される場合、主にファクス仕様の蓄積画像として、200×100dpi/モノクロで画像が読み取られ、200×100dpiの画像が蓄積画像として蓄積される。このように、蓄積画像はスキャン時の解像度で蓄積される。
上述したように、蓄積画像は再印刷、再配信等の再利用が可能である。例えば蓄積画像を再配信する場合、操作パネル等から送信に再利用したい画像を選択して送信先に送信する。送信は、ファックス送信、フォルダ送信、メール送信などを含む。
この再配信利用に際し、ユーザは送信する蓄積画像の解像度を指定することが可能である。そして、600(600×600)dpiの蓄積画像と200×100dpiの蓄積画像とを混在させて送信を行う場合、ユーザは送信する画像の解像度を300(300×300)dpiに選択したとすると、600dpiの蓄積画像は300dpiの解像度に変更できるものの、200×100dpiの蓄積画像は300dpiの解像度に変更することができない。このような場合、従来、画像毎に解像度を設定することはできず送信ジョブ単位で一の解像度のみ設定可能であったので、ユーザは200×100dpiの蓄積画像を一旦送信画像から外して、別途送信を行なう必要があった。また送信する蓄積画像を選択する際、解像度変更に制約を有する限定画像がどの画像であるかを把握し、またどの解像度であれば解像度を変更できるのかを把握する必要があった。但し蓄積画像をサムネイル表示(形式)から選択するような場合、見た目では汎用画像と限定画像とを把握するのは困難である。
そこで本発明では上記のような問題に鑑みて、蓄積される画像を送信するに際し、その操作性や利便性を向上させる画像形成装置及び画像送信方法を提供することを目的とする。
そこで上記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、所定解像度の画像を蓄積する画像蓄積手段と、前記画像蓄積手段に蓄積された画像を送信する画像送信手段と、前記画像送信手段により送信される画像の解像度を変更する解像度変更手段と、前記解像度変更手段による画像の解像度の変更の可否を判定する判定手段とを有し、前記解像度変更手段は、前記判定手段により画像の解像度の変更が否と判定されたときは、解像度の変更を中止し、前記画像送信手段は、前記画像蓄積手段に蓄積された前記所定解像度で当該画像を送信することを特徴とする。
また上記課題を解決するため、前記画像形成装置において、前記画像蓄積手段は、第一の解像度の画像と、前記第一の解像度より低く識別子が付された第二の解像度の画像とを蓄積し、前記判定手段は、解像度を変更する画像が前記識別子が付された前記第二の解像度の画像であるとき、解像度変更を否と判定することを特徴とする。
また上記課題を解決するため、前記画像形成装置において、前記画像蓄積手段は、第一の解像度の画像と、前記第一の解像度より低い第二の解像度の画像とを蓄積し、前記判定手段は、解像度を変更する画像の解像度が変更設定された解像度より低いとき、解像度変更を否と判定することを特徴とする。
また上記課題を解決するため、前記画像形成装置において、前記解像度変更手段の、前記判定手段により画像の解像度の変更が否と判定されたときは、解像度の変更を中止し、前記画像送信手段は、前記画像蓄積手段に蓄積された前記所定解像度で当該画像を送信することを有効とする指示操作部を含む表示画面を表示する表示手段とを有すること特徴とする。
また上記課題を解決するため、前記画像形成装置において、前記解像度変更手段が解像度の変更を中止し、前記画像送信手段が前記画像蓄積手段に蓄積された前記所定解像度で当該画像を送信するとき、前記表示手段は、その旨注意を促す画面を前記表示画面に表示することを特徴とする。
なお、本発明の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、などに適用したものも本発明の態様として有効である。
本発明によれば、蓄積される画像を送信するに際し、その操作性や利便性を向上させる画像形成装置及び画像送信方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成の一例を示す図である。 画像形成装置1の操作パネル11の外観の一例を示す図である。 本実施形態に係る画像形成装置1の主要機能構成を示す機能ブロック図である。 送信画像の選択を行なう画面を示す図の一例である。 送信解像度の設定を行なう画面を示す図の一例である。 送信解像度の設定に関し注意喚起を促す画面を示す図の一例である。 送信解像度の設定に関し注意喚起を促す画面を示す図の一例である。 画像送信処理を説明するフローチャートである。 画像送信処理を説明するフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を各実施形態において図面を用いて説明する。画像形成装置に対して本発明を適用した実施形態を示す。画像形成装置は、プリンタ、コピーおよびスキャナなどの複数の機能を一つの筐体内に収納したデジタル複合機(MFP:Multi-Function Peripheral)である。またこれら基本機能だけでなく、デジタル画像技術の高度化やMFPに関連する技術の進化に伴い多彩な機能を有し、ユーザ環境において様々な利用形態を提供している。
[実施形態1]
(ハードウェア)
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成の一例を示す図である。本実施形態に係る画像形成装置1は、操作パネル11と、記憶メディアI/F12と、コントローラ13と、データ通信I/F14と、スキャナ15と、プロッタ16と、HDD(Hard Disk Drive)17とから構成され、それぞれ相互に接続されている。
操作パネル11は、入力装置11aと表示装置11bとを有しており、入力装置11aは、ハードキーなどで構成され、画像形成装置1に各操作信号を入力するのに用いられる。また、表示装置11bは、ディスプレイなどで構成され、例えば画像形成動作に関する各種情報を表示する。データ通信I/F14は、インタフェース装置14aを有しており、画像形成装置1をネットワークやファックスなどのデータ伝送路に接続するインタフェースである。HDD17は、画像形成装置1で取り扱われる受信文書データや読み取り画像データなどの各種データを格納している。また、HDD17は、これらの各種データを、所定のファイルシステムやDB(Data Base)により管理している。
HDD17に格納される各種データの中には、記録媒体12bから入力されるデータを含む。記録媒体12bは、記憶メディアI/F12が有するドライブ装置12aにセットされ各種データが記録媒体12bからドライブ装置12aを介してHDD17に格納される。
コントローラ13は、ROM(Read Only Memory)13a、RAM(Random Access Memory)13b、及びCPU(Central Processing Unit)13cとを有しており、ROM13aは、画像形成装置1が起動されるときに実行されるプログラムや各種データを格納している。また、RAM13bは、ROM13aやHDD17から読み出された各種プログラムやデータを一時保持する。更に、CPU13cは、RAM13bが一時保持しているプログラムを実行する。コントローラ13は、例えば、データ通信I/F14を介して印刷データを受信した場合に、ROM13aからRAM13b上に読み出された、PDL(Page Description Language)を解釈可能なプログラム(PDLパーサ)をCPU13cにより実行し、印刷データを解釈してビットマップイメージを生成する。
スキャナ15は、画像読取装置15aを有しており、読み取り面に配置された原稿を光学的に読み取り画像データを生成する。プロッタ16は、印刷装置16aを有しており、例えば、電子写真プロセス方式によってビットマップイメージを記録紙に印刷する。
図2は、画像形成装置1の操作パネル11の外観の一例を示す図である。上述したように、画像形成装置1は、ユーザが画像形成装置1の機能を利用するための操作指示を行うための操作パネル11を持つ。また操作パネル11は、利用者が操作した操作結果の確認、機器の状態などを表示することによって視覚的に可能となる表示手段にも共用できるディスプレイと、物理的なボタンやダイヤルのようなハードキーで構成される。ディスプレイは、触覚センサによるタッチパネル式ディスプレイ上に構成されるソフトウェアキーへの接触による操作指示が可能なものでもよいし、ハードキーによる操作結果がディスプレイで表示されるものでもよい。
このように、本実施形態に係る画像形成装置1では、上記ハードウェア構成により、コピー、プリンタ、ファクシミリ、スキャナなどの複数の機能を実現している。
(機能)
図3は、本実施形態に係る画像形成装置1の主要機能構成を示す機能ブロック図である。画像形成装置1は、画像蓄積部301、判定部302、解像度変更部303、画像送信部304を含む構成である。機能される順に追って以下説明する。
画像蓄積部301は、所定解像度の画像を蓄積する機能を有している。具体的に、異なる解像度をもつ蓄積画像(汎用画像、限定画像)を蓄積している。また限定画像には、限定画像を識別するための識別子(フラグ)情報を併せて付しておく。つまり、所定の解像度以下(例えば200dpi以下とする)の蓄積画像には識別子を付し、限定画像と特定できるようにしておく。
画像送信部304は、画像蓄積部301に蓄積された画像を送信する機能を有している。具体的に、汎用画像、限定画像を送信する。なお送信は、ファックス送信、フォルダ送信、メール送信などを含む。
解像度変更部303は、画像送信部304により送信される画像の解像度を変更する機能を有している。送信解像度として設定された解像度に送信される画像の解像度を変更する。但し、詳細は後述するが、実施形態1において解像度が変更され得るのは汎用画像のみである。
判定部302は、画像の解像度の変更の可否を判定する機能を有している。解像度変更部303は、判定部302で画像の解像度の変更が可とされた場合、画像の解像度を変更する。また判定部302で画像の解像度の変更が否(不可)とされた場合、画像の解像度の変更を中止する。なお中止された場合、画像送信部304は、画像蓄積部301で蓄積されているままの解像度で画像を送信する。
なおこれらの機能は、実際にはCPU13cが実行するプログラムによりコンピュータ(画像形成装置1)に実現させるものである。また上記各機能部は必ずしも画像形成装置1内に構築されなくともよく、ネットワーク上に接続された外部装置にその機能を設けることもできる。例えば、画像蓄積部301は外部の記憶装置に構築できる。
(動作)
図4は、送信画像の選択を行なう画面を示す図の一例である。HDD17には解像度の異なる蓄積画像、即ち汎用画像と限定画像が混在して蓄積されている。上述したように、汎用画像は画像形成装置により通常にスキャンされた一般的な画像で、例えば、600dpi(又は400dpi程度)/カラーで画像が読み取られた画像とする。限定画像は、主にファックス用途に用いられる為、汎用画像より低解像度で読み取られた画像で、二値化等の画像処理の後、画像蓄積手段に蓄積されている画像とする。限定画像はスキャン時にその用途から低解像度で十分とされ読み取りが行なわれた画像であるから、既に十分解像度は低く、また事実上これ以上解像度を下げる必要性は乏しい(また解像度を上げることは不可)ものである。ここでは、限定画像は200×100dpiの画像であるとする。なお、限定画像を識別するための識別子(フラグ)情報を併せて付しておく。つまり、所定の解像度以下(例えば200dpi以下とする)の蓄積画像には識別子を付し、限定画像と特定できるようにしておくのである。
図4の操作パネル11における表示画面では、蓄積画像はサムネイル(形式)で表示され、送信したい蓄積画像を視覚的に把握/選択できるようになっている。但し、サムネイル画像自体、見た目では汎用画像と限定画像とを把握するのは困難である。よって汎用画像と限定画像とを識別できるよう、ファイル名に限定画像を示す識別子(例えば星マーク)が付されている。前述の識別子により限定画像を特定できる。ここでは、ユーザは送信する画像として、図に示される3つの蓄積画像を選択したものとする。
図5は、送信解像度の設定を行なう画面を示す図の一例である。当該設定画面より送信する蓄積画像の送信解像度の設定を行なうことができる。操作パネル11において、図に示されるように、「送信解像度」設定項目として「自動」という選択肢が設けられている。「自動」が設定された場合、蓄積画像として蓄積されている解像度そのままで送信される。送信する画像を汎用画像及び/又は限定画像としたときに、各「送信解像度」設定項目を選択した際の動作は次の通りである。なお、前述の識別子により限定画像か汎用画像かを特定できる。
(1)汎用画像のみ
送信する画像が汎用画像のみの場合を説明する。「送信解像度」設定項目に「自動」を設定(選択)した場合、その汎用画像をスキャンした通りの解像度設定で送信を行う。つまりこの場合、600dpi解像度設定で送信を行う。「自動」以外の、100/200/300/400/600dpiのいずれかを指定した場合、その汎用画像を指定された通りの解像度で送信を行う。例えば、300dpiが設定されると、300dpiの解像度設定で送信を行う。
(2)限定画像のみ
送信する画像が限定画像のみの場合を説明する。「送信解像度」設定項目に「自動」を設定(選択)した場合のみ、その限定画像を送信可能にする。そしてその限定画像を、スキャンした通りの解像度設定で送信を行う。つまりこの場合、200×100dpi解像度設定で送信を行う。「自動」以外の、「100/200/300/400/600dpi」のいずれかを指定した場合には、その限定画像を送信しない(できない)ようにする。
限定画像はスキャン時にその用途から低解像度で十分とされ読み取りが行なわれた画像であるから、既に十分解像度は低く、また事実上これ以上解像度を下げる必要性は乏しい(また解像度を上げることは不可)。従って、操作性に差し障りがでないよう「自動」を設定(選択)した場合のみ、送信可能にする。言い換えれば、「自動」を設定(選択)した場合のみ、限定画像を送信可能にする。
そして、「自動」以外の、「100/200/300/400/600dpi」のいずれかを指定した場合には、その限定画像を送信しない(できない)ようにした上で、「送信解像度」設定項目を強制的(自動的)に「自動」を選択するようにする。このようにすることにより、ユーザは送信解像度設定に関し、送信する画像が拡張画像か限定画像かを意識する必要はなく、仮に送信解像度設定として300dpiに設定したとすると、もしその送信画像が汎用画像であれば、前述したように300dpiの解像度で送信される。また、もしその送信画像が限定画像であれば300dpiの解像度で送信できないので本来エラーが表示され再設定等の手間が必要な所、本発明によると強制的に「自動」が選択されるので、蓄積画像として蓄積されている解像度そのままではあるが、送信処理は遂行(完了)されるのである。このように構成することで、エラーの際の再設定等の操作が省略され、操作性を向上させることができる。
図6は、送信解像度の設定に関し注意喚起を促す画面を示す図の一例である。送信する蓄積画像が限定画像であった場合であって、送信解像度として300dpiが選択されると、図に示されるように、注意を促す画面が表示される。例えば、「限定画像が送信画像に含まれていますので、「自動」以外の解像度は選択できません。このまま「自動」が選択されます。」との表示がなされ、強制的に「自動」が選択される旨の注意を促すのである。
図7は、送信解像度の設定に関し注意喚起を促す画面を示す図の一例である。いわば図5の変形例で、送信する蓄積画像が限定画像であった場合であって、送信解像度として300dpiが選択されると、図に示されるように、ユーザに設定をあらためるように注意を促す画面が表示される。例えば、「限定画像が送信画像に含まれていますので、「自動」以外の解像度は選択できません。再度「自動」に変更し直してください。」との表示がなされ、ユーザに「自動」に変更し直すよう注意を促すのである。ユーザによっては、強制的に設定が変更されるのを希望しない場合があり、自ら設定した通りに送信動作が行われることを好むユーザに好適である。
(3)汎用画像と限定画像(両画像が混在する場合)
送信する画像が汎用画像と限定画像の両画像が混在する場合を説明する。「送信解像度」設定項目に「自動」を設定(選択)した場合、その汎用画像をスキャンした通りの解像度設定で送信を行う。つまりこの場合、600dpi解像度設定で送信を行う。同様に、その限定画像をスキャンした通りの解像度設定で送信を行う。つまりこの場合、200×100dpi解像度設定で送信を行う。
「自動」以外の、「100/200/300/400/600dpi」のいずれかを指定した場合には、本来、汎用画像及び限定画像共に送信しない(できない)のであるが、ここで、限定画像が送信画像に含まれている場合、前述の限定画像のみの場合と同様、強制的に「自動」を設定する。つまり、送信解像度設定が、「自動」以外に設定されていた場合は、自動的に「自動」に設定変更されるのである。
このようにすることで、ユーザは送信解像度設定に関し、送信する画像が拡張画像か限定画像かを意識する必要はなく、仮に送信解像度設定として300dpiに設定したとすると、含まれる限定画像は300dpiの解像度で送信できないので本来まとめてエラーが表示され再設定等の手間が必要な所、本発明によると強制的に「自動」が選択されるので、蓄積画像として蓄積されている解像度そのままではあるが、汎用画像及び限定画像の送信処理は遂行(完了)されるのである。このように構成することで、エラーの際の再設定等の操作が省略され、操作性を向上させることができる。
特に蓄積画像をサムネイル(形式)から選択するような場合、見た目では汎用画像と限定画像とを把握するのは困難である。よって、意識されないまま限定画像が送信画像に混在する場合も生じ得る。このような場合でも、送信処理は遂行(完了)されるので、画像形成装置1の操作性を向上させることができる。
図8は、画像送信処理を説明するフローチャートである。既に説明を行ったものと重複する点もあるが、画像形成装置1の動作を再度確認的に説明する。
画像送信命令が行なわれ、本フローチャート動作が開始される。具体的に、ユーザが送信したい画像を蓄積画像から選択し送信命令を行ったときである。以下説明を行う。
まず送信解像度設定は「自動」であるか判定する(S801)。「自動」であれば、画像送信部304は蓄積画像として蓄積されている解像度そのままで画像を送信する(S806)。「自動」でない場合、つまり「100/200/300/400/600dpi」のいずれか設定されている場合には続いて、送信する画像に限定画像は含まれるか判定する(S802)。判定には前述の識別子情報が利用される。限定画像は含まれていなければ、解像度変更部303は送信される画像の解像度を変更する処理を行う(S805)。そして、送信部304は変更後の解像度で画像を送信する(S806)。
一方、送信する画像に限定画像は含まれている場合、判定部302は画像の解像度の変更を否と判定して、送信解像度設定を「自動」に変更する(S803)。そして、解像度の変更を中止し蓄積されたままの解像度で当該画像を送信する旨の注意を促す画面を表示させる(S804)。再びS801に戻るとS806まで進み、送信部304は蓄積されたままの解像度で当該画像(限定画像/限定画像及び汎用画像)を送信する。
[実施形態2]
これまでの実施形態1では、送信する画像に限定画像が含まれる場合、強制的に送信解像度設定を「自動」に変更する動作を説明した。本実施形態においては、送信する画像に限定画像が含まれる場合でも送信解像度設定が「自動」に変更されない場合がある。つまり、限定画像であっても、その限定画像の解像度よりも低い送信解像度が設定されたのであれば、解像度の変更は論理上可能であるので、限定画像の解像度をその設定された送信解像度に変更するものである。
従って本実施形態においては、画像蓄積部301が蓄積する限定画像は、前述の実施形態1と異なり、限定画像を識別するための識別子(フラグ)情報は不要である。
図9は、本実施形態に係る画像送信処理を説明するフローチャートである。既に説明を行ったステップについては説明を省略する。即ち図8のフローチャートと比べ、図9はS902のステップ処理において異なっている。図8のS802では、送信する画像に限定画像は含まれるか識別子を利用して判定するものであった。一方、図9のS902において、限定画像の解像度は送信解像度設定より低いかを判定する。つまり、限定画像ならば一律に送信解像度設定を「自動」に変更するのでなく、実際に解像度の変更の可否を判定するように構成したものである。従って、限定画像であっても、その限定画像の解像度よりも低い送信解像度が設定されたのであれば、限定画像の解像度をその設定された送信解像度に変更し(S805)、変更された解像度でもってその限定画像を送信する(S806)。
このようにすることで、限定画像が比較的高い解像度を有している場合、限定画像であっても送信解像度設定を可能にすることができるので、蓄積画像の送信に際し、その利便性を向上させることができる。例えば、ファックス用途画像の解像度よりは高い解像度が許容されるメール用限定画像等に適用する場合、特にその利便性が高まる。
以上本発明によれば、蓄積される画像を送信するに際し、その操作性や利便性を向上させる画像形成装置を提供することが可能となる。本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 画像形成装置
11 操作パネル
11a 入力装置
11b 表示装置
12 記憶メディアI/F
12a ドライブ装置
12b 記録媒体
13 コントローラ
13a ROM
13b RAM
13c CPU
14 データ通信I/F
14a インターフェース装置
15 スキャナ
15a 画像読取装置
16 プロッタ
16a 印刷装置
17 HDD
301 画像蓄積部
302 判定部
303 解像度変更部
304 画像送信部
特許3618778号

Claims (8)

  1. 所定解像度の画像を蓄積する画像蓄積手段と、
    前記画像蓄積手段に蓄積された画像を送信する画像送信手段と、
    前記画像送信手段により送信される画像の解像度を変更する解像度変更手段と、
    前記解像度変更手段による画像の解像度の変更の可否を判定する判定手段とを有し、
    前記解像度変更手段は、前記判定手段により画像の解像度の変更が否と判定されたときは、解像度の変更を中止し、前記画像送信手段は、前記画像蓄積手段に蓄積された前記所定解像度で当該画像を送信すること、
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像蓄積手段は、第一の解像度の画像と、前記第一の解像度より低く識別子が付された第二の解像度の画像とを蓄積し、
    前記判定手段は、解像度を変更する画像が前記識別子が付された前記第二の解像度の画像であるとき、解像度変更を否と判定すること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像蓄積手段は、第一の解像度の画像と、前記第一の解像度より低い第二の解像度の画像とを蓄積し、
    前記判定手段は、解像度を変更する画像の解像度が変更設定された解像度より低いとき、解像度変更を否と判定すること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記解像度変更手段の、前記判定手段により画像の解像度の変更が否と判定されたときは、解像度の変更を中止し、前記画像送信手段は、前記画像蓄積手段に蓄積された前記所定解像度で当該画像を送信することを有効とする指示操作部を含む表示画面を表示する表示手段と、
    を有すること特徴とする請求項1ないし3何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記解像度変更手段が解像度の変更を中止し、前記画像送信手段が前記画像蓄積手段に蓄積された前記所定解像度で当該画像を送信するとき、前記表示手段は、その旨注意を促す画面を前記表示画面に表示すること、
    を特徴とする請求項1ないし4何れか一項に記載の画像形成装置。
  6. 所定解像度の画像を蓄積する画像蓄積手順と、
    前記画像蓄積手順に蓄積された画像を送信する画像送信手順と、
    前記画像送信手順により送信される画像の解像度を変更する解像度変更手順と、
    前記解像度変更手順による画像の解像度の変更の可否を判定する判定手順とを有し、
    前記解像度変更手順は、前記判定手段により画像の解像度の変更が否と判定されたときは、解像度の変更を中止し、前記画像送信手段は、前記画像蓄積手段に蓄積された前記所定解像度で当該画像を送信すること、
    を特徴とする画像送信方法。
  7. 前記画像蓄積手順は、第一の解像度の画像と、前記第一の解像度より低く識別子が付された第二の解像度の画像とを蓄積し、
    前記判定手順は、解像度を変更する画像が前記識別子が付された前記第二の解像度の画像であるとき、解像度変更を否と判定すること、
    を特徴とする請求項6に記載の画像送信方法。
  8. 前記画像蓄積手順は、第一の解像度の画像と、前記第一の解像度より低い第二の解像度の画像とを蓄積し、
    前記判定手順は、解像度を変更する画像の解像度が変更設定された解像度より低いとき、解像度変更を否と判定すること、
    を特徴とする請求項6に記載の画像送信方法。
JP2009051164A 2009-03-04 2009-03-04 画像形成装置及び画像送信方法 Expired - Fee Related JP5353308B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009051164A JP5353308B2 (ja) 2009-03-04 2009-03-04 画像形成装置及び画像送信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009051164A JP5353308B2 (ja) 2009-03-04 2009-03-04 画像形成装置及び画像送信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010206644A true JP2010206644A (ja) 2010-09-16
JP5353308B2 JP5353308B2 (ja) 2013-11-27

Family

ID=42967646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009051164A Expired - Fee Related JP5353308B2 (ja) 2009-03-04 2009-03-04 画像形成装置及び画像送信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5353308B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9749687B2 (en) 2013-03-13 2017-08-29 Ricoh Company, Ltd. Information processing apparatus, program, and video output system
JP2018063735A (ja) * 2018-01-24 2018-04-19 キヤノン株式会社 画像読取装置、画像読取装置の制御方法、プログラム、及び記憶媒体

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04360467A (ja) * 1991-06-07 1992-12-14 Canon Inc ファクシミリ装置及びファクシミリ装置の制御方法
JPH06169388A (ja) * 1992-11-27 1994-06-14 Fuji Xerox Co Ltd ファクシミリ装置
JP2000137592A (ja) * 1998-10-30 2000-05-16 Canon Inc 情報処理システム及びその伝送方法
JP2002185740A (ja) * 2000-12-12 2002-06-28 Murata Mach Ltd 通信端末装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04360467A (ja) * 1991-06-07 1992-12-14 Canon Inc ファクシミリ装置及びファクシミリ装置の制御方法
JPH06169388A (ja) * 1992-11-27 1994-06-14 Fuji Xerox Co Ltd ファクシミリ装置
JP2000137592A (ja) * 1998-10-30 2000-05-16 Canon Inc 情報処理システム及びその伝送方法
JP2002185740A (ja) * 2000-12-12 2002-06-28 Murata Mach Ltd 通信端末装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9749687B2 (en) 2013-03-13 2017-08-29 Ricoh Company, Ltd. Information processing apparatus, program, and video output system
JP2018063735A (ja) * 2018-01-24 2018-04-19 キヤノン株式会社 画像読取装置、画像読取装置の制御方法、プログラム、及び記憶媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP5353308B2 (ja) 2013-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2009201016B2 (en) Image processing apparatus and image processing method
US8526018B2 (en) Method and system to automatically convert a file format and image forming apparatus used in the same
JP5423405B2 (ja) 画像処理システムおよび画像処理方法
JP6921696B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム
JP5458909B2 (ja) 情報処理装置、印刷制御プログラム、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体、画像処理装置、及びプリントシステム
JP2003298821A (ja) 画像出力装置
US10712985B2 (en) Setting control device that changes from one area to another, setting control method, and program
CN102006388B (zh) 能够并行执行多个工作的图像处理装置
US20190182399A1 (en) Image forming apparatus, and method of controlling image forming apparatus
JP5041022B2 (ja) 入力装置および入力制御プログラム
JP5353308B2 (ja) 画像形成装置及び画像送信方法
JP5419631B2 (ja) 画像処理装置、および画像処理装置におけるスクリプト補正方法
JP2011118474A (ja) ジョブ管理システム、ジョブ管理プログラム、禁則判定プログラム、コンピュータ、電気機器、及び画像形成装置
JP4976227B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及びプログラム
JP2007251314A (ja) 画像処理装置
WO2015182436A1 (ja) セキュリティ管理システム、セキュリティ管理装置、および画像処理装置
JP5921159B2 (ja) 印刷装置、方法及びプログラム
JP2010022046A (ja) 画像処理装置
JP2009076959A (ja) 画像形成装置および画像形成システム
JP6519942B2 (ja) 画像形成装置およびプログラム
JP2007235748A (ja) 画像形成装置
US9270851B2 (en) Image forming apparatus method and storage medium storing program for controlling display when the image forming appratus returns to an active state from a power-saving state
JP4651602B2 (ja) 画像データ処理装置、画像データ処理方法および画像データ処理システム
JP2019193051A (ja) 情報処理システム、情報処理装置及び画像形成装置
JP2010034621A (ja) 画像形成装置、画像形成方法および画像形成プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120126

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120619

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130205

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130730

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130812

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees