JP2010204964A - タッチパネル装置 - Google Patents

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泰史 新屋敷
Tomiichi Imai
富一 今井
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正博 城所
Kaoru Murakami
薫 村上
Takeshi Wanaka
剛 和中
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Abstract

【課題】ソフトウェアの処理負荷の増大を小さく抑えながらも、マウスを用いたドラッグ等に相当する操作が可能なタッチパネル装置を提供する。
【解決手段】制御部は、主入力モードと副入力モードとの2つの動作モードを切替可能であって、操作部が操作されている間、タッチスイッチの複数回のタッチ操作を互いに関連する一連の操作入力として既定の処理動作を実行する副入力モードで動作する。既定の処理動作としては、2回のタッチ操作により指定される第1指定点P1および第2指定点P2を対角線上に位置する2頂点に見立てて、表示器2の画面上に長方形状の選択領域Asを規定する領域選択処理がある。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示器の画面に重ねて配置されたタッチスイッチのタッチ操作により種々の操作が可能なタッチパネル装置に関するものである。
この種のタッチパネル装置は、従来から現金自動預け入れ払い機(ATM)や自動券売機など、様々な分野で入出力インタフェースとして用いられている。一般的なタッチパネル装置では、表示器の画面上の座標とタッチスイッチのタッチ位置とが一対一に対応付けられており、タッチスイッチ上の任意の点を指などでタッチすることにより、タッチ位置に対応する画面上の座標位置を得ることができる。
このタッチパネル装置は、表示器の画面に重ねてタッチスイッチが配置されるため、表示器の画面面積がタッチスイッチによって狭められることはなく、限られたスペースにおいて比較的大画面の表示器を設置することができるという利点がある。さらに、表示器に表示されるアイコン(図像)とタッチスイッチのタッチ位置とを対応付けることにより、利用者はアイコンに触れるという感覚的なタッチ操作で当該アイコンに対応する入力を簡単に行うことができる。
近年では、たとえば宅内に設置された複数台の設備機器をネットワークに接続し、当該ネットワーク上のコントローラにて各機器の制御を行う機器制御システムが提供されており、このシステムのコントローラにも上記タッチパネル装置を用いることが考えられている。この場合、表示器の画面上に機器に対応付けたアイコンを表示することで、アイコンをタッチしてアイコンに対応する機器をオンオフ制御したり、アイコンの表示から機器の状態(オンオフ状態)を監視したりすることができる。
ところで、タッチパネル装置においては、高い利便性を実現するため、パソコン(パーソナルコンピュータ)のマウスを用いたドラッグ等に相当する操作が要求されることがある。すなわち、たとえばパソコンのマウス操作においては、クリック釦を押しながらマウスを移動させる(ポインタの位置を変化させる)ことにより、画面上のアイコンを移動(ドラッグ)させたり、画面上に選択領域を規定して当該選択領域内のアイコンを一括選択したりする操作が可能である。タッチパネル装置でも、利用者がタッチスイッチにタッチしている間は画面上でのタッチ位置を常時検出し、当該タッチ位置を表示器に表示されるアイコン等の位置に常に反映することで、これらのマウス操作と類似の操作を実現することができる(たとえば特許文献1参照)。
特許文献1に記載の発明では、たとえばアイコンの移動(ドラッグ)を行う際、利用者はアイコンにタッチしたままの状態でタッチ位置を変化させることによって、当該タッチ位置に追従する形でアイコンが移動する。このようにマウスを用いたドラッグ等に相当する操作を可能としたタッチパネル装置は、一部の携帯端末器や携帯ゲーム機などで実用化されている。
特開平8−221201号公報(第0025〜0026段落)
しかし、上述したようにマウスを用いたドラッグ等に相当する操作が可能なタッチパネル装置では、利用者がタッチスイッチにタッチしている間、画面上のタッチ位置と画面表示との間にずれが生じないように、タッチ位置の検出と画面表示への反映とを非常に短い時間間隔で繰り返す必要があり、ソフトウェアの処理負荷が比較的大きくなる。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであって、ソフトウェアの処理負荷の増大を小さく抑えながらも、マウスを用いたドラッグ等に相当する操作が可能なタッチパネル装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、複数の図像を表示可能な表示器と、表示器の画面に重ねて配置され利用者によりタッチ操作されるタッチスイッチと、タッチスイッチが操作されたときにタッチスイッチ上の操作位置を検出する位置検出部と、位置検出部での検出結果に応じて少なくとも表示器の表示制御を行う制御部とを備え、制御部が、利用者の操作を受け付ける操作部からの操作入力に従って主入力モードと副入力モードとの2つの動作モードを切り替えるモード切替手段と、主入力モードにおいて、タッチスイッチのタッチ操作ごとに位置検出部での検出結果に応じて既定の処理動作を実行する主処理手段と、副入力モードにおいて、タッチスイッチの複数回のタッチ操作を互いに関連する一連の操作入力として既定の処理動作を実行する副処理手段とを有することを特徴とする。
この構成によれば、制御部が、操作部からの操作入力に従って主入力モードと副入力モードとを切り替えるモード切替手段を有し、副入力モードにおいては、副処理手段が、タッチスイッチの複数回のタッチ操作を互いに関連する一連の操作入力として既定の処理動作を実行するので、たとえば副入力モードにおける複数回のタッチ操作をそれぞれ図像の選択と当該図像の移動先の指定とに割り当てることにより図像のドラッグ操作が可能となる。ここで、副入力モードでは、複数回のタッチ操作が互いに関連する一連の操作入力となるので、従来のように、利用者がタッチスイッチにタッチしている間タッチ位置の検出と画面表示への反映とを非常に短い時間間隔で繰り返す必要はなく、ソフトウェアの処理負荷の増大を小さく抑えることができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記操作部が、前記タッチスイッチとは別に設けられた機械式スイッチからなることを特徴とする。
この構成によれば、操作部がタッチスイッチと別に設けられているから、タッチスイッチのうち利用者のタッチ操作を受け付ける領域が操作部を設けたことにより狭まることはなく、比較的広い操作領域をタッチスイッチ上に確保することができる。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記モード切替手段が、前記操作部からの操作入力を受けている期間に、前記動作モードを前記副入力モードとすることを特徴とする。
この構成によれば、操作部が操作されている間が副入力モードとなるから、利用者においては、操作部を操作中であるか否かによって動作モードが副入力モードであるか否かを認識することができ、操作方法の理解が容易になるという利点がある。
請求項4の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記モード切替手段が、前記主入力モードにおいて前記操作部から操作入力を1回受けると前記動作モードを前記副入力モードに切り替え、副入力モードにおいて操作部から操作入力を1回受けると動作モードを主入力モードに切り替えることを特徴とする。
この構成によれば、副入力モードへの切り替えと副入力モードでのタッチ操作と主入力モードへの切り替えとを、利用者は指1本でシーケンシャルに実施することができる。つまり、利用者においては、操作部を操作子ながらタッチスイッチをタッチ操作する必要がないため、操作し易いという利点がある。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかの発明において、前記副処理手段が、前記処理動作として、前記表示器の画面上に前記タッチスイッチの複数回のタッチ操作により所定の選択領域を規定する領域選択処理を行うことを特徴とする。
この構成によれば、タッチスイッチの複数回のタッチ操作により、パソコンにおいてクリック釦を押しながらマウスを移動させる場合と同様に、画面上に所定の選択領域を規定することができる。そのため、たとえば選択領域内の図像を一括選択するなどの操作が可能となる。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかの発明において、前記副処理手段が、前記処理動作として、前記表示器に表示される図像のうち前記タッチスイッチの各タッチ操作でそれぞれ選択された複数の図像を一括して選択する一括選択処理を行うことを特徴とする。
この構成によれば、タッチスイッチの複数回のタッチ操作により、パソコンにおいてCtrlキーを押下したままマウスで複数の図像を選択する場合と同様に、複数の図像を一括して選択することができる。そのため、これら複数の図像を一括して操作の対象とすることができる。
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかの発明において、前記副処理手段が、前記処理動作として、前記表示器に表示される図像のうち前記タッチスイッチの1回目のタッチ操作で選択された図像を、2回目のタッチ操作で指定された位置に移動させる移動処理を行うことを特徴とする。
この構成によれば、タッチスイッチの複数回の操作により、パソコンにおいてクリック釦を押しながらマウスを移動させる場合と同様に、画面上の図像を移動させることができる。すなわち、図像のドラッグが可能となる。
請求項8の発明は、請求項5の発明において、前記副処理手段が、前記領域選択処理において、前記選択領域が規定された後に前記タッチスイッチが再度タッチ操作されることにより選択領域を再度規定することを特徴とする。
この構成によれば、利用者においては、選択領域の指定を誤ったとしても、再度タッチ操作することで選択領域を規定し直すことができるので、領域選択処理における操作性がよくなる。
請求項9の発明は、請求項6の発明において、前記副処理手段が、前記一括選択処理において、選択中の図像が再度タッチ操作されると当該図像を非選択にすることを特徴とする。
この構成によれば、利用者においては、選択する図像を間違ったとしても、再度タッチ操作することで当該図像の選択を解除することができるので、一括選択処理における操作性がよくなる。
請求項10の発明は、請求項7の発明において、前記副処理手段が、前記移動処理において、前記タッチスイッチの3回目以降のタッチ操作で選択された位置に前記図像の移動先を変更することを特徴とする。
この構成によれば、利用者においては、図像の移動先の指定を誤ったとしても、再度タッチ操作することで当該図像の移動先を再指定できるので、移動処理における操作性がよくなる。
請求項11の発明は、請求項3の発明において、前記モード切替手段が、前記副入力モードにおいて、前記操作部の操作中に非操作期間があっても、当該非操作期間が所定時間未満の場合、操作部からの操作入力が継続していると判断して副入力モードを継続することを特徴とする。
この構成によれば、短時間であれば操作部の非操作状態になっても、操作入力部からの操作入力が継続していると判断されて副入力モードは継続する。これにより、たとえば一時的に利用者の操作部を操作する力が弱まり操作部が非操作状態となった場合などに、副入力モードが終了して主入力モードに切り替わってしまうことを回避できる。
請求項12の発明は、請求項4の発明において、前記モード切替手段が、前記副入力モードにおいて、前記タッチスイッチのタッチ操作が所定のタイマ時間以上検出されなければ、前記動作モードを前記主入力モードに切り替えることを特徴とする。
この構成によれば、副入力モードでタッチ操作のない状態がタイマ時間以上続けば主入力モードに復帰するので、副入力モードに切り替えた利用者が主入力モードに戻すのを忘れても、自動的に主入力モードに復帰させることができる。そのため、たとえば利用者が副入力モードとしたままタッチパネル装置から離れたような場合、他の利用者が副入力モードにあることを知らずに誤って操作することや、主入力モードでのみ利用可能な機能が利用できない状態が長時間継続することを防止できる。
本発明は、制御部が、操作部からの操作入力に従って主入力モードと副入力モードとを切り替えるモード切替手段を有し、副入力モードにおいては、タッチスイッチの複数回のタッチ操作を互いに関連する一連の操作入力として既定の処理動作を実行するので、たとえば副入力モードにおける複数回のタッチ操作をそれぞれ図像の選択と当該図像の移動先の指定とに割り当てることにより、マウスを用いたドラッグに相当する操作が可能となる。ここに、副入力モードでは、複数回のタッチ操作が互いに関連する一連の操作入力となるので、従来構成に比べてソフトウェアの処理負荷の増大を小さく抑えることができるという利点がある。
本発明の実施形態1の領域選択処理での操作例を示す動作説明図である。 同上を用いた機器制御システムを示すシステム構成図である。 同上のメイン画面を示す動作説明図である。 同上の構成を示す概略ブロック図である。 同上の外観を示す概略正面図である。 同上の一括選択処理での操作例を示す動作説明図である。 同上の移動処理での操作例を示す動作説明図である。 同上のまとめて制御画面を示す動作説明図である。 同上のレイアウト画面を示す動作説明図である。 同上を用いた機器制御システムを示す変更後のシステム構成図である。 同上のスイッチ配置画面を示す動作説明図である。
以下の実施形態において説明するタッチパネル装置1は、図2に示すように宅内に設置された複数台の設備機器をネットワークNEに接続し、当該ネットワークNE上のコントローラにて各機器の集中制御を行う機器制御システムにおいて、コントローラとして用いられるものである。このタッチパネル装置1は宅内の定位置、たとえば居間の壁などに設置される。
具体的に説明すると、図2の例では居間にエアコンL1,照明機器L2が設置され、寝室にエアコンL3,照明機器L4が設置され、玄関に照明機器L5が設置されたシステム構成の機器制御システムを示している。タッチパネル装置1は、定常時、図3に例示する「メイン画面」を表示器に表示しており、メイン画面ではそれぞれ機器と一対一に対応付けられた複数のアイコン(図像)I1〜I5を表示する。このタッチパネル装置1は、ネットワークNE上の各機器の識別子(ID)を指定して通信を行う通信回路(図示せず)を有しており、アイコンI1〜I5がタッチされると当該アイコンI1〜I5に対応する機器にネットワークNE経由で制御信号を伝達し、当該アイコンI1〜I5に対応する機器のオンオフ制御を実行する。
ここで、表示器に表示される各アイコンI1〜I5は、対応する機器の種別(照明機器、エアコンの別)に応じて図柄が異なっており、且つ、各機器が設置された空間(居間、玄関、寝室など)ごとに分類して表示される。たとえばメイン画面において「居間」を表す空間ウィンドウW1内には、居間に設置されているエアコンL1および照明機器L2にそれぞれ対応するアイコンI1,I2が表示される。また、各アイコンI1〜I5には対応する機器の動作状態を示す文字(ここでは「ON」あるいは「OFF」)が含まれている。そのため、利用者においては、アイコンI1〜I5の表示状態から対応する機器の動作状態(オンオフ状態)を監視することも可能である。
(実施形態1)
本実施形態のタッチパネル装置1は、図4に示すように、一般的な装置組込型の液晶表示器にバックライトを一体化してなる表示器2と、表示器2の画面(前面)に重ねて配置された透明な板状のタッチスイッチ3と、タッチスイッチ3の操作が為されたときにタッチスイッチ3上の操作位置(タッチ位置)を検出する位置検出部4と、位置検出部4での検出結果に応じて少なくとも表示器2の表示制御を行う制御部5とを基本構成として備えている。
ここで、表示器2には多数の画素を縦横にマトリクス状に配列したマトリクス表示型のものを用い、画素の組み合わせによって文字や図形を表示するようになっている。タッチスイッチ3としては、透明なシート状部材に透明電極からなる接点部を多数個配列し、シート状部材に指などが触れた際にどの部位に触れたのかを出力する抵抗感圧方式のものを用いる。このタッチスイッチ3は、列、行によって構成されるグリッドの各格子点上に接触部が設定されておりどの接触部に触れたのかを出力するマトリクス型であって、接触部の周辺がタッチされた場合、当該タッチ位置から最も近い接触部がタッチされたこととする。なお、タッチスイッチ3は抵抗感圧方式に限らず静電容量方式など他の方式のものであってもよい。また、タッチスイッチ3は利用者が指でタッチ操作するものとするが、その他、専用のペンなどを用いてタッチ操作するものであってもよい。
位置検出部4はタッチスイッチ3に接続された検出回路(図示せず)およびそれを制御するソフトウェアによって実現されており、制御部5はソフトウェアによって実現される。これらの各ソフトウェアはCPU(図示せず)上で実行される。CPUは時計回路を内蔵しており、時間計測が可能である。また、プログラムや各種データを記憶するための記憶装置を内蔵しており、記憶装置に対して適宜読み書きを行うことができる。ここでは、ネットワークNE上に存在する機器の識別子(ID)および機器の種別と、各機器が設置される空間の名称(居間、玄関、寝室など)、機器の種別に応じたアイコン(図像)と、メイン画面のレイアウト情報(各空間ウィンドウの位置および各機器のアイコンの位置)とが予め記憶されている。位置検出部4は、タッチスイッチ3の操作位置情報を制御部5に対して伝達し、制御部5は、位置検出部4からの情報に基づく表示制御を実行する。表示器2は、制御部5からの指示に従って表示すべき内容を決定し表示を行う。
ところで、本実施形態では、制御部5は主入力モードと副入力モードとの2つの動作モードを切替可能なモード切替手段10を具備している。モード切替手段10は、利用者の操作を受け付ける操作部6からの操作入力に従って動作モードを切り替えるものである。ここにおいて、制御部5は、主入力モードで動作中に、タッチスイッチ3のタッチ操作ごとに位置検出部4での検出結果に応じて既定の処理動作を実行する主処理手段11と、副入力モードで動作中に、タッチスイッチ3の複数回のタッチ操作を互いに関連する一連の操作入力として既定の処理動作を実行する副処理手段12との2つの機能を具備している。
操作部6は、図5に示すように、タッチパネル装置1の器体7前面において、表示器2の左側方の下部に設けられた押釦スイッチ、およびその押下状態を検出する回路からなるものである。以下、操作部6の押釦スイッチをシフト釦60と称する。ここでは、シフト釦60をモーメンタリ型の機械式スイッチとするが、その他の機械式スイッチ、あるいはタッチスイッチ3の一部に割り当てられた領域を操作部6としてもよい。
この操作部6は、一定時間間隔でシフト釦60の端子間電圧をポーリングしており、シフト釦60の状態が開放状態(接点オフ状態)から押下状態(接点オン状態)、または押下状態から開放状態に変化したことを検出すれば、制御部5に対してシフト釦60の状態変化を示す信号を伝達する。シフト釦60の状態変化の判断基準は一般的なチャタリング除去方式に基づいて行っており、シフト釦60の端子間電圧変化を検出した時点から所定時間(ここでは500msecとする)以内に元の状態に復帰した場合には、シフト釦60の状態変化は生じなかったものとする。そのため、シフト釦60の操作時にチャタリングが生じても、操作部6の操作入力からはチャタリングの影響を除去することができる。
モード切替手段10は、操作部6からの操作入力を受けている期間、つまりシフト釦60が押下されている期間に動作モードを副入力モードとし、それ以外の期間には動作モードを主入力モードとする。すなわち、操作部6からシフト釦60の状態変化を受信し、その内容が開放状態から押下状態への変化を表す場合には副入力モードを開始し、一方、状態変化の内容が押下状態から開放状態への変化を表す場合には主入力モードに復帰する。さらに、副入力モードにおいて、タッチスイッチ3の操作が為されたことによる位置検出部4からの入力が所定のタイマ時間(ここでは30秒とする)以上に亘って検出されない場合、モード切替手段10は、操作部6からの信号を待たずに強制的に副入力モードを終了して主入力モードに切り替える。
ここにおいて、制御部5は、副入力モードでは領域選択処理と一括選択処理と移動処理との3種類の処理動作の中から1つを随時選択し、前記既定の処理動作として実行する。
領域選択処理は、図1に示すように、表示器2の画面上にタッチスイッチ3の複数回のタッチ操作により所定の選択領域Asを規定する処理である。図1では、2回のタッチ操作により指定される第1指定点P1および第2指定点P2を対角線上に位置する2頂点に見立てて、長方形状の選択領域Asを規定する例を示す。ただし、選択領域Asは長方形状の領域に限らず、たとえば4つの指定点で各頂点が指定された非長方形状の領域や、第1指定点P1を円中心とし第2指定点P2を円周上の1点とする円形状の領域などを選択領域Asとすることも考えられる。この処理動作では、複数回のタッチ操作で選択領域Asが規定された時点で、モード切替部10が、操作部6からの信号を待たずに強制的に副入力モードを終了して主入力モードに切り替えるようにしてもよい。
一括選択処理は、図6に示すように、表示器2に表示されるアイコンのうちタッチスイッチ3の各タッチ操作でそれぞれ選択された複数のアイコンを一括して選択する処理である。図6では、アイコンIa〜Idが表示されている状態で一括選択処理を実行し、アイコンIa,Ib,Icに順にタッチすることで、アイコンIa〜Icを一括して選択する例を示している。このとき選択されたアイコンIa〜Icは互いに紐付けされ、後の操作の対象とされる。
移動処理は、図7示すように、表示器2の画面上のアイコンをタッチスイッチ3の1回目のタッチ操作で選択し、2回目のタッチ操作で指定された位置に移動させる処理である。図7では、アイコンIaを移動させる例を示している。この操作は、パソコンのマウスを用いたドラッグ&ドロップの操作に相当する。この処理動作では、2回目のタッチ操作でアイコンの移動先が確定した時点で、モード切替部10が、操作部6からの信号を待たずに強制的に副入力モードを終了して主入力モードに切り替えるようにしてもよい。また、制御部5は、2回目のタッチ操作で移動先が確定したときに、移動対象のアイコンが移動元から移動先まで連続的に移動して見えるようにアニメーション表示することで、利用者が操作内容(つまり、アイコンの移動)を理解するのを補助してもよい。
さらに、3回目以降のタッチ操作で指定された位置にアイコンの移動先を変更することも考えられる。この場合、アイコンの移動先を指定した後、アイコンの移動を確定するか否かの確認用アイコンを別途表示器2の画面上に表示し、確認用アイコンが押下されたときにアイコンの移動を確定するようにしてもよい。ここに、アイコンの移動が確定するまでの間、アイコンが指定されている移動先に移動する擬似的なアニメーション表示を行うことで、どの位置にアイコンが移動するのか利用者が理解するのを補助することが望ましい。
ここで、本実施形態ではシフト釦60が1個しか設けられておらず、このシフト釦60で複数種類(3種類)の処理動作を切り替えることができるように、以下の構成を採用している。すなわち、主入力モードから副入力モードへの切り替え操作(シフト釦60の押下)が規定時間(たとえば5秒)内に2回行われると、2回目の操作時には1回目の操作時とは別の処理動作が選択されるものとする。
具体的に説明すると、一度実行された処理動作は次回の副入力モードへの切り替え時まで一時記憶され、次回の副入力モードでいずれの処理動作を選択するかは、一時記憶された処理動作に応じて決定する。このとき、たとえば表1のように前回実行した処理動作と今回実行する処理動作との関係を示すテーブルを用いることによって、3種類の処理動作を循環(ここでは一括選択処理、領域選択処理、移動処理の順)させることができる。
Figure 2010204964
しかして、利用者においては、希望する処理動作となるまで規定時間以上の間隔をあけずにシフト釦60の押下を繰り返すことにより、希望する処理動作を選択することができる。一方で、シフト釦60が規定時間以上の間隔をあけて2回押下されると、2回目の押下時には1回目の押下時と同一の処理動作が選択される。ただし、この例に限らず、規定時間以上の間隔があいた場合でも、前回実行した処理動作と異なる処理動作が選択される構成としてもよい。この場合、シフト釦60が押下される度に異なる処理動作が選択されることになるので、前回実行した処理動作を記憶する代わりに副入力モードへ切り替わった回数(つまりシフト釦60が押下された回数)をカウントし、当該カウント値から処理動作を決定するようにしてもよい。
上述のように1個のシフト釦60で複数種類の処理動作を切替可能とする場合、副入力モードにおいて、選択中の処理動作の種類(一括選択処理、領域選択処理、移動処理)の別を表示器2に表示するなどして利用者に通知する構成とすることが望ましい。これにより、利用者は現在実行中の処理動作の種類を容易に確認することができ、当該処理動作に応じた操作を行うことができる。
また、シフト釦60を処理動作ごとにそれぞれ設け、押下されたシフト釦60によって処理動作を決定する構成とすることも考えられる。この場合、器体7に複数のシフト釦60を配置するためのスペースを確保する必要があるものの、利用者においては処理動作の選択が容易になるという利点がある。
さらにまた、本実施形態では1個のシフト釦60を主入力モード−副入力モードの切替操作と、処理動作の切替操作との両方に兼用しているが、この構成に限るものではなく、主入力モード−副入力モードの切替用のシフト釦60とは別に、処理動作の切替用の操作釦を操作部6に設けてもよい。これにより、利用者においては、シフト釦60を押下して副入力モードに切り替えた状態で処理動作の切替用の操作釦を押下することによって、任意の処理動作を選択することができる。なお、主入力モードにおいて処理動作切替用の操作釦にて処理動作を選択した後、シフト釦60を押下することにより、予め選択された処理動作で副入力モードを開始できる構成にしてもよい。
以下に、上記構成のタッチパネル装置1の動作について説明する。
定常時、制御部5は主入力モードにあり、図3に示す「メイン画面」を表示器2に表示する。この画面では、タッチスイッチ3上で各機器のアイコンI1〜I5に対応する位置がタッチされる(以下、アイコンI1〜I5が押下されるという)と、制御部5は当該アイコンI1〜I5に対応する機器の制御を行う。このとき、制御部5は、位置検出部4から受信したタッチ位置と、表示器2の表示内容と、ネットワークNE上の機器の現在の動作状態とから制御内容を決定し、それに応じた機器の制御や表示器2の表示制御を実施する。たとえば、アイコンI1〜I5が押下された時点で、制御対象機器(アイコンI1〜I5に対応する機器)がオン状態にあれば制御部5は当該機器をオフ状態とし、一方、オフ状態にあればオン状態とする制御を実施する。さらに、制御部5は機器の制御が完了すれば、制御対象機器に対応するアイコンI1〜I5を制御内容に応じて変更して表示(図3の例ではオンオフの区別を表示)するように表示器2に指示を出す。
一方、制御部5が主入力モードで動作中においてシフト釦60が押下されると、モード切替手段10により、制御部5の動作モードが副入力モードへ切り替わる。ここで、副入力モードでは、一括選択処理、領域選択処理、移動処理の3種類の処理動作のうち、前回実行した処理動作と同一の処理動作が実行される。制御部5が副入力モードで動作中においてシフト釦60が開放されると、モード切替手段10により、制御部5の動作モードが主入力モードに復帰し、表示器2にはメイン画面が表示される。
以下、副入力モードにおけるタッチパネル装置1の動作例について説明する。
まず、処理動作として一括選択処理が選択されている場合について図8を参照して説明する。ここでは、画面上に表示される複数のアイコンI1〜I5を個別に操作するのではなくまとめて操作するために、複数のアイコンI1〜I5を制御対象として同時に選択する例を示す。
利用者がシフト釦60を押下すると、制御部5は、動作モードを副入力モードに切り替えるとともに、図8(a)に示す「まとめて制御画面」を表示器2に表示する。メイン画面からまとめて制御画面に移行した時点では、全ての機器のアイコンI1〜I5は非選択状態とされ基調色(ここでは比較的淡い色とする)で表示される(図中ハッチングあり)。
利用者が制御対象とする機器のアイコンI3,I4を押下すると、制御部5は、当該アイコンI3,I4を選択状態として、図8(b)に示すようにこれら選択状態のアイコンI3,I4を強調色(ここでは比較的濃い色とする)で表示する(図中ハッチングなし)よう表示器2に指示を出す。ここで、利用者はアイコンI3,I4の強調色表示によって、これらのアイコンI3,I4が制御対象として選択されたことを知る。なお、アイコンI1〜I5が制御対象として選択されていることを利用者に通知する手段は、上述したようなアイコンI1〜I5の表示色の変更に限らず、アイコンI1〜I5の図柄そのものを変更したり、アイコンI1〜I5を点滅表示したりするものであってもよい。図8(b)では、寝室のエアコンL3と照明機器L4とが制御対象として選択された例を示す。
このようにアイコンI3,I4が選択された状態で、利用者が強調色表示されたアイコンI3,I4を再度押下すると、制御部5は、当該アイコンI3,I4を非選択状態として、当該アイコンI3,I4を基調色表示するように表示器2に指示を出す。これにより、利用者においては、誤ったアイコンI1〜I5を選択してしまっても再度のタッチ操作で当該アイコンI1〜I5を制御対象から外すことができる。
制御対象の選択を終えた利用者が画面下部に表示されている「まとめてON」あるいは「まとめてOFF」のアイコンI10,I11を押下すると、制御部5は、押下されたアイコンI10,I11に応じて制御対象として選択状態にある機器に対しオンまたはオフの制御信号を送信する。制御信号を送信して機器の制御が完了すれば、図8(c)に示すように実行した制御内容を示すメッセージ(ここでは「それぞれをスイッチONしました」)を表示器2に表示することで、利用者に制御内容を通知する。
その後、利用者がシフト釦60から指を離すと、制御部5は副入力モードを終了して主入力モードに復帰する。なお、このときシフト釦60から指を離した時間が上述の所定時間(ここでは500msec)以下であれば、制御部5は操作部6からの操作入力は継続していると判断して副入力モードを継続する。
上記手順では、制御対象としての機器を選択した後で制御内容を決定するという例を示したが、たとえば制御対象となる機器数を一括制御台数として予め設定しておいて、制御対象として選択された機器数が一括制御台数に達した時点で機器の制御を実行し、機器の制御が完了すれば強制的に副入力モードを終了して主入力モードに切り替えるようにしてもよい。
次に、処理動作として領域選択処理が選択されている場合について図9を参照して説明する。ここでは、機器の増設などにより機器制御システムのシステム構成が変更された場合に、メイン画面における空間ウィンドウのレイアウトを変更するために使用されるアプリケーションにおいて領域選択処理を用いる例を示す。具体的には、図2の初期状態から図10に示すシステム構成へ変更されたことを想定し(図10では居間の照明機器L6と洗面所の照明機器L7とが増設されている)、洗面所を表す空間ウィンドウW4を追加するために、各空間ウィンドウW1〜W4のレイアウトを変更する例を示す。
利用者がシフト釦60を押下すると、制御部5は、動作モードを副入力モードに切り替え、図9(a)に示す「レイアウト画面」を表示器2に表示する。メイン画面からレイアウト画面に移行した初期状態では、予め記憶している空間(ここでは「居間」、「寝室」、「玄関」、「洗面所」)のうちいずれか1つ(ここでは「居間」)が選択され、当該空間を表す空間ウィンドウW1のレイアウトの設定を利用者に促すメッセージ(ここでは「居間の位置を決めてください」)が表示される。ここでは、空間ウィンドウW1をレイアウト可能な範囲が作業ウィンドウW0として表示されている。
このレイアウト画面においては、利用者は矩形状の選択領域Asを作業ウィンドウW0内に規定することにより、空間ウィンドウW1のレイアウトを設定することができる。具体的には、利用者が作業ウィンドウW0内の任意の位置にタッチすると、制御部5は、当該タッチ位置を選択領域Asの第1指定点P1として設定するとともに、図9(b)に示すように画面上の当該タッチ位置に第1指定点P1であることを示すアイコン(ここでは画鋲の図)I12を表示する。なお、作業ウィンドウW0外へのタッチ操作は無効とされる。
第1指定点P1が設定された状態で利用者が作業ウィンドウW0内の任意の位置に再度タッチすると、制御部5は、当該タッチ位置を選択領域Asの第2指定点P2に設定するとともに、図9(c)に示すように第1指定点P1と第2指定点P2とで規定される長方形状の領域(第1指定点P1および第2指定点P2を対角線上に位置する2頂点とする領域)を選択領域Asとして表示器2に表示する。
このように選択領域Asが規定された状態で、利用者が作業ウィンドウW0内を再度タッチすると、制御部5は、当該タッチ位置に選択領域Asの第2指定点P2を設定し直すことで、選択領域Asを規定し直すものとする。なお、第2指定点P2のみを再設定する構成に限るものではなく、たとえば作業ウィンドウW0内をタッチする度に第1指定点P1と第2指定点P2とが交互に設定されるようにすることで、第1指定点P1と第2指定点P2との両方を再設定できるようにしてもよい。
そして、利用者が画面上の「決定」のアイコンI13を押下すると、制御部5は、現在規定されている選択領域Asを、選択中の空間(ここでは「居間」)を表す空間ウィンドウW1の仮レイアウト情報として記憶装置に記憶する。さらに、予め記憶している空間のうち仮レイアウト情報が未設定の空間を順次選択して、当該空間を表す空間ウィンドウW2〜W4のレイアウトの設定を利用者に促すメッセージを表示器2に表示する。
制御部5は、上記手順で、記憶装置が記憶している全空間について選択領域Asの設定(仮レイアウト情報の登録)が行われると、図9(d)に示すようにレイアウトを確定するか否かの判断を利用者に求めるメッセージ(ここでは「これでよろしいですか?」)を表示器2に表示する。ここで、利用者がシフト釦60から指を離すと、制御部5は副入力モードを終了して主入力モードに復帰する。このとき、制御部5は、仮レイアウト情報をレイアウト情報として記憶装置に記憶し、主入力モードにおいては当該レイアウト情報に基づき空間ウィンドウW1〜W4のレイアウトを決定してメイン画面を表示する。一方、図9(d)の画面上で、利用者が「やりなおし」のアイコンI14をタッチすると、制御部5は、全ての空間について仮レイアウト情報を破棄し、メイン画面からレイアウト画面に移行した初期状態に戻す。
また、レイアウトを確定するか否かの判断を利用者に求める図9(d)の画面が表示される前、つまり仮レイアウト情報が未設定の空間がある状態で、利用者がシフト釦60から指を離すと、制御部5は全ての仮レイアウト情報を破棄し、副入力モードを終了して主入力モードに復帰する。この場合、記憶装置には、上記手順で変更される前のレイアウト情報が残っているので、主入力モードにおいては変更前のレイアウト情報に基づいてメイン画面を表示する。
次に、処理動作として移動処理が選択されている場合について図11を参照して説明する。ここでは、機器の増設などにより機器制御システムのシステム構成が変更された場合に、メイン画面におけるアイコンの表示位置を変更するために利用されるアプリケーションにおいて移動処理を用いる例を示す。具体的には、図10に示すシステム構成への変更によって、居間の照明機器L6と洗面所の照明機器L7とにそれぞれ対応するアイコンI6,I7が追加されたことに伴い、アイコンI1〜I7の表示位置を変更する例を示す。
利用者がシフト釦60を押下すると、制御部5は、動作モードを副入力モードに切り替え、図11(a)に示す「スイッチ配置画面」を表示器2に表示する。メイン画面からスイッチ配置画面に移行した初期状態では、全ての機器のアイコンI1〜I5は非選択状態とされ基調色(ここでは比較的淡い色とする)で表示される(図中ハッチングあり)とともに、いずれの機器も選択されていない旨のメッセージ(ここでは「選択機器なし」)が表示される。さらに、制御部5は、シフト釦60が押下された時点で各機器のアイコンI1〜I7が表示されていた位置を仮座標情報として記憶装置に記憶する。
利用者が移動対象とする機器のアイコンI1をタッチすると、制御部5は、当該アイコンI1を選択状態として、図11(b)に示すように当該アイコンI1を強調色(ここでは比較的濃い色とする)で表示する(図中ハッチングなし)よう表示器2に指示を出す。ここで、利用者はアイコンI1の強調色表示によって、当該アイコンI1が移動対象として選択されたことを知る。なお、アイコンI1〜I7が移動対象として選択されていることを利用者に通知する手段は、上述したようなアイコンI1〜I7の表示色の変更に限らず、アイコンI1〜I7の図柄そのものを変更したり、アイコンI1〜I7を点滅表示したりするものであってもよい。図11(b)では、居間のエアコンL1に対応するアイコンI1が移動対象として選択された例を示す。
このようにアイコンI1が選択された状態で、利用者が強調色表示されたアイコンI1を再度押下すると、制御部5は、当該アイコンI1を非選択状態として、当該アイコンI1を基調色表示するように表示器2に指示を出す。これにより、利用者においては、誤ったアイコンI1〜I7を選択してしまっても再度のタッチ操作で当該アイコンI1〜I7を移動対象から外すことができる。
上述のように移動対象となるアイコンI1が選択された状態で、タッチスイッチ3における当該アイコンI1以外の領域がタッチされると、制御部5は、移動対象のアイコンI1の仮座標情報をタッチ位置に更新し、更新後の仮座標情報に従って表示器2にアイコンI1を表示する。これにより、表示器2において、移動対象のアイコンI1の表示位置が副入力モード開始前の位置から前記タッチ位置に変更されることとなる。この状態で再度、選択状態にあるアイコンI1以外の領域がタッチされると、仮座標情報が当該タッチ位置にさらに更新され、アイコンI1の表示位置が再変更される。
上記手順を繰り返すことで、利用者は各アイコンI1〜I7をそれぞれ希望する位置に移動する。そして、利用者が画面上の「決定」のアイコンI15を押下すると、制御部5は、その時点での各仮座標情報をそれぞれアイコンI1〜I7の表示位置情報として記憶する。なお、「決定」アイコンI15が押下された後も、引き続きアイコンI1〜I7の選択および移動を可能としてもよい。
その後、利用者がシフト釦60から指を離すと、制御部5は副入力モードを終了して主入力モードに復帰する。このとき、制御部5は、仮座標情報を破棄し、主入力モードにおいては前記表示位置情報に基づきアイコンI1〜I7の表示位置を決定してメイン画面を表示する。結果的に、各機器のアイコンI1〜I7は、副入力モードにおいて最後に「決定」アイコンI15が押下された時点での表示位置に表示されることとなる。
ここで、最後に「決定」アイコンI15が押下された後さらに仮座標情報の更新が行われた状態で副入力モードを終了する場合、図11(c)に示すように「決定」アイコンI15の押下後の仮座標情報の更新内容を表示位置情報として記憶せずに破棄するか否かを利用者に確認する表示を行ってもよい。図11(c)では、居間の照明機器L6のアイコンI6について配置が確定していない状態でシフト釦60から指を離したことで、当該アイコンI6の仮座標情報を表示位置情報として設定するか否かを確認するメッセージ(ここでは「この配置に設定しますか?」)を表示している。この場合、「設定する」のアイコンI16を押下すれば、制御部5は、その時点での仮座標情報を表示位置情報として記憶する。
上記手順では、アイコンI1〜I7の表示位置情報の確定操作(「決定」アイコンI15の操作)を逐一利用者に求める例を示したが、この例に限らず、たとえば移動対象となる機器数を移動台数として予め設定しておいて、アイコンI1〜I7を移動した機器数が移動台数に達した時点でアイコンI1〜I7の表示位置情報を確定し、強制的に副入力モードを終了して主入力モードに切り替えるようにしてもよい。
(実施形態2)
本実施形態のタッチパネル装置1は、シフト釦60が1回押下されることで主入力モードから副入力モードに切り替え、シフト釦60が再度押下されることで副入力モードから主入力モードに切り替えるようにモード切替手段10を構成した点が実施形態1のタッチパネル装置1と相違する。
本実施形態では、操作部6は、一定時間間隔でシフト釦60の端子間電圧をポーリングしており、シフト釦60の状態が開放状態(接点オフ状態)、押下状態(接点オン状態)、開放状態の順で変化したことを検出すれば、シフト釦60が1回押下されたことを表す信号を制御部5に伝達する。制御部5は、主入力モードにおいて操作部6からシフト釦60が押下されたことを示す信号を受信した場合には、動作モードを副入力モードに切り替える。そして、副入力モードにおいて操作部6からシフト釦60が押下されたことを示す信号を受信した場合、動作モードを主入力モードに復帰させる処理を行う。
さらに、副入力モードにおいて、タッチスイッチ3の操作が為されたことによる位置検出部4からの入力が所定のタイマ時間(ここでは30秒とする)以上に亘って検出されない場合、制御部5は、操作部6からの信号を待たずに強制的に副入力モードを終了して主入力モードに切り替える。なお、副入力モードへの切り替え時点からタイマ時間を時限し、副入力モードがタイマ時間継続すると強制的に主入力モードに切り替えるようにしてもよい。
ここで、本実施形態では、1個のシフト釦60を主入力モード−副入力モードの切替操作と、処理動作の切替操作との両方に兼用し、主入力モードから副入力モードへの切り替え操作が規定時間(たとえば5秒)内に2回行われると、2回目の操作時には1回目の操作時とは別の処理動作が選択されるものとする。ただし、この構成に限るものではなく、シフト釦60を処理動作ごとにそれぞれ設け、押下されたシフト釦60によって処理動作を決定する構成とすることも考えられる。また、主入力モード−副入力モードの切替用のシフト釦60とは別に、処理動作の切替用の操作釦を操作部6に設けてもよい。
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
1 タッチパネル装置
2 表示器
3 タッチスイッチ
4 位置検出部
5 制御部
6 操作部
10 モード切替手段
11 主処理手段
12 副処理手段
As 選択領域
P1 第1指定点
P2 第2指定点

Claims (12)

  1. 複数の図像を表示可能な表示器と、表示器の画面に重ねて配置され利用者によりタッチ操作されるタッチスイッチと、タッチスイッチが操作されたときにタッチスイッチ上の操作位置を検出する位置検出部と、位置検出部での検出結果に応じて少なくとも表示器の表示制御を行う制御部とを備え、制御部は、利用者の操作を受け付ける操作部からの操作入力に従って主入力モードと副入力モードとの2つの動作モードを切り替えるモード切替手段と、主入力モードにおいて、タッチスイッチのタッチ操作ごとに位置検出部での検出結果に応じて既定の処理動作を実行する主処理手段と、副入力モードにおいて、タッチスイッチの複数回のタッチ操作を互いに関連する一連の操作入力として既定の処理動作を実行する副処理手段とを有することを特徴とするタッチパネル装置。
  2. 前記操作部は、前記タッチスイッチとは別に設けられた機械式スイッチからなることを特徴とする請求項1記載のタッチパネル装置。
  3. 前記モード切替手段は、前記操作部からの操作入力を受けている期間に、前記動作モードを前記副入力モードとすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のタッチパネル装置。
  4. 前記モード切替手段は、前記主入力モードにおいて前記操作部から操作入力を1回受けると前記動作モードを前記副入力モードに切り替え、副入力モードにおいて操作部から操作入力を1回受けると動作モードを主入力モードに切り替えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のタッチパネル装置。
  5. 前記副処理手段は、前記処理動作として、前記表示器の画面上に前記タッチスイッチの複数回のタッチ操作により所定の選択領域を規定する領域選択処理を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のタッチパネル装置。
  6. 前記副処理手段は、前記処理動作として、前記表示器に表示される図像のうち前記タッチスイッチの各タッチ操作でそれぞれ選択された複数の図像を一括して選択する一括選択処理を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のタッチパネル装置。
  7. 前記副処理手段は、前記処理動作として、前記表示器に表示される図像のうち前記タッチスイッチの1回目のタッチ操作で選択された図像を、2回目のタッチ操作で指定された位置に移動させる移動処理を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のタッチパネル装置。
  8. 前記副処理手段は、前記領域選択処理において、前記選択領域が規定された後に前記タッチスイッチが再度タッチ操作されることにより選択領域を再度規定することを特徴とする請求項5記載のタッチパネル装置。
  9. 前記副処理手段は、前記一括選択処理において、選択中の図像が再度タッチ操作されると当該図像を非選択にすることを特徴とする請求項6記載のタッチパネル装置。
  10. 前記副処理手段は、前記移動処理において、前記タッチスイッチの3回目以降のタッチ操作で選択された位置に前記図像の移動先を変更することを特徴とする請求項7記載のタッチパネル装置。
  11. 前記モード切替手段は、前記副入力モードにおいて、前記操作部の操作中に非操作期間があっても、当該非操作期間が所定時間未満の場合、操作部からの操作入力が継続していると判断して副入力モードを継続することを特徴とする請求項3記載のタッチパネル装置。
  12. 前記モード切替手段は、前記副入力モードにおいて、前記タッチスイッチのタッチ操作が所定のタイマ時間以上検出されなければ、前記動作モードを前記主入力モードに切り替えることを特徴とする請求項4記載のタッチパネル装置。
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