JP2010204433A - プリズムシート、それを用いたバックライトユニットおよび液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一方の面にプリズム列を有するプリズムシートの、プリズム列を有する面とは反対側の面上で、プリズムシートの端部の少なくとも一辺に沿った部分に、バインダー樹脂中に分散された薄膜細片状金属を含有する拡散反射層(光遮蔽層)を有し、かつ前記光遮蔽層でその一部が被覆された、プリズム列とは反対側の面の略全面を被覆する光拡散層を有するプリズムシート。
【選択図】図7
Description
これに対して、プリズムシートのプリズム列の稜を導光板の出射面側に向けて配置する方法においては、光路を正面方向に偏向させる最大の効果を発揮させるために、プリズムシートと導光板相互の形状や、相互の配置を最適化し、プリズムへの入射角を制御する必要があり、精密な設計が重要となる。このため未だ実用化の例は一部に限られている。しかし最近、液晶表示装置を薄型化することへの要請が高まっているため、バックライトユニット自体もその構成部品の薄膜化、削減により全体の厚さを低減する重要性が増加している。プリズムの稜を導光板の出射面側に向けて配置する方法は、プリズムによる入射光の偏向角度が大きいため下拡散フィルムを省略でき、かつプリズムシートを一枚に出来るなど、バックライトユニットの構成を単純化して、その厚さを低減することができるため、前記一般的な構成のバックライトユニットと同等の実用特性が達成できれば、今後の液晶表示装置の高機能化、高品質化への寄与は極めて大きいと考えられる。
プリズムシートの非プリズム面を導光板の出射面に向けて配置した、一般的なバックライトユニットの各光学素子の配置を図2及び図3に示す。図2には一般的なバックライトユニットにおけるプリズムシートの配置を示した斜視図、図3には一般的なバックライトユニットにおける光路の一例を示している。導光板15上面より、導光板の出射面の法線方向よりも光源から遠くなる方向に指向して出射した光は、光拡散フィルム(下拡散フィルム)17の拡散作用により、法線方向寄りに偏向され、かつ出射角分布に広がりをもった出射光となって、プリズムシート18の非プリズム面から入射する。そして、プリズムシート基体を経てプリズム列から出射されるまでの間に、プリズム単位を構成する材料と空気との間の屈折率差によって屈折し、さらに正面方向に偏向されて出射される。仮に光拡散フィルム(下拡散フィルム)17が無く、プリズム出射面における屈折だけでは、導光板から出射された光を必ずしも図3に示すように正面方向へと充分に曲げきれず、バックライト面領域の正面輝度分布のうち光源に近い側の輝度が不充分となる場合が多い。このため、バックライト正面方向の輝度分布を高くかつ均一にするためには、一旦、角度分布を広げかつ法線方向寄りに偏向させた光をプリズムシートに入射させる必要があり、光拡散フィルム(下拡散フィルム)17が必須であった。一方、光拡散フィルム17で拡散されて角度分布が広がった光に対して、プリズムシート18の屈折作用を十分に発揮させ、導光板からの出射光をバックライト正面方向へ効率良く偏向させるためには、プリズムシート18を2枚重ねとし、プリズム列がほぼ直交するように配置させる必要があり、光拡散フィルム(下拡散フィルム)1枚とプリズムシート2枚、合わせて少なくとも3枚の光学シートが必要であった。
プリズム列の稜を導光板の出射側に向けて配置する構成においては、部品点数が少ないため光透過時の損失も少なく、基本的に良好な輝度が得られると考えられる。しかしその分、光拡散要素が少ないため、輝度の均一性が低下しやすい問題がある。特に下拡散シートを有していないため、バックライトユニットの側面に配置された光源が、より直接的に端面の輝度を上昇させ、輝度の不均一性を発生させる大きな原因となっている。特に近年採用され始めた発光ダイオードアレイ光源を用いた場合は、発光ダイオードの位置に対応して、目玉状の輝度上昇部分を、バックライトユニットの光源に沿った液晶表示面の周辺端部に発生させるため、広範な実用化への大きな妨げとなっていた。
ここで上記プリズムシート配置の出射面側に光拡散フィルム(上拡散フィルム)を配置すれば、バックライト正面方向への輝度の不均一性を緩和させる作用はあるが、その効果は限定的であり、上記目玉状の輝度上昇部分の発生を防止するには不十分である
一方、プリズム列の稜を導光板の出射側に向けて配置する構成においては、プリズムシートのプリズム列とは反対側の面の周辺端部に、灰色の光遮蔽剤を設置することが行われている。(特許文献6)
しかしながら上述の方法のうち、光源からの出射光の一部を顔料を含んだ光遮蔽層で吸収する形式のものは、導光板上面からの出射光量が減り、結果的にバックライトユニット正面方向の平均輝度が低下するという問題があった。
このようにこれらの方法では、平均輝度を低下させずに輝度ムラを効果的に防止することはできなかった。特に部品点数を減少させた、プリズム面を導光板の出射側に配置する構成においては、輝度の不均一性が発生し易く、中でも光源に発光ダイオードアレイを用いたときに発生する目玉状の輝度不均一部分の発生を、全体輝度を低下させずに抑制することは困難であった。
特に光源が発光ダイオード(LED)アレイのように不連続な点光源から形成されている場合には、輝度の不均一性がより発生し易くまたその均一化も一層困難である。
またプリズムシートのプリズム面を導光板の出射側に向けて配置する構成で、プリズムシートを用いる場合、下拡散シートを使用しないで、光源からの光を直接プリズムに入射させるため、さらに一層光源による輝度の不均一性が発生しやすく、その均一化が困難となる。従来、このような場合には輝度を犠牲にして低下させてでも、その均一化を図るしか方法がなく、バックライトユニットやそれを用いた液晶表示装置の液晶表示面の輝度を落とさずに、その均一性を向上させることはできなかった。
しかし発明者らは吸収ではなく反射を主体とした光遮蔽層を用いることにより、外縁部分への入射光量を有効に輝度向上へと利用することを考え、そのための最適な光遮蔽層、光遮蔽剤の特性について検討を行った。
その結果本発明者らは、液晶表示装置に用いられるバックライトユニット用のプリズムシートにおいて、特定の構成を有する光遮蔽層を備えたプリズムシートを用いることによって、上記課題を解決するに至った。すなわち本発明は、一方の面にプリズム列を有するプリズムシートの、前記プリズム列を有する面とは反対側の面上で、前記プリズムシートの端部の少なくとも一辺に沿った部分に形成された、1層または2層以上の構成の光遮蔽層と、前記光遮蔽層でその一部が被覆された、前期プリズム列とは反対側の面の略全面を被覆する光拡散層を有し、かつ前記光遮蔽層は前記プリズム列に最も近い層として、バインダー樹脂中に分散された薄膜細片状金属を含有する拡散反射層を有することを特徴とするプリズムシートを提供する。
本発明のプリズムシートの拡散反射層は、バインダー樹脂中に分散された薄膜細片状金属を有することから、光源近傍の光の溜まりを散乱光として効果的に反射させて利用するため、液晶表示面の正面輝度を向上させると同時に、光源近傍の輝度の高い部分の反射像の輪郭を十分に緩和させるため、液晶表示面の輝度の均一性を高める作用を有する。また、プリズム列とは反対側の面の略全面に光拡散層を有することから、プリズムの稜線ピッチや液晶素子の画素のピッチなどの構造周期間の干渉により発生するモアレ縞の発生を抑制する機能が一体化されており、バックライトユニットの部品数を低減できるとともに、その総厚を薄くすることが可能である。さらに、光拡散層が、光遮蔽層でその一部が被覆された、プリズム列とは反対側の面の略全面を被覆するように形成されることから、拡散反射層による輝度の均一化をより効果的に作用させ、かつ光遮蔽層の形成部と非形成部との境界線における輝線などの不均一さを緩和させることができる。
また本発明は、拡散反射層のプリズム列とは反対側に黒色の裏打ち層を有するため、拡散反射層において反射せず透過した光の成分のうち、一部を吸収することにより液晶表示面側へ光の溜まりが到達するのを防止する機能を備え、残りの光を反射して再利用することができるため、液晶表示面の正面輝度と均一性とをより高めることができる。
また本発明は、光拡散層が多孔質粒子を含有することから、通常よく用いられる球状の樹脂粒子など他の拡散材粒子を含有する光拡散層の場合よりも、比較的少ない含有量の多孔質粒子、比較的膜厚の薄い光拡散層によって良好に光を散乱しながら、プリズムシート透過時の光損失を低減することができ、全光線透過率を高い値に維持できるため、液晶表示面の輝度を高く保ちつつ、モアレ縞の発生を抑制することができる。
また本発明は、導光板の端部に発光ダイオードアレイを配置してなるバックライトユニットの、前記導光板の光出射面側に、上記プリズムシートがプリズム列の側を向けて配置され、かつ前記プリズムシートの前記光遮蔽層は、前記導光板の光出射面側で、前記発光ダイオードランプアレイに沿った端部を、プリズム列を挟んで覆うように配置されているバックライトユニットを提供する。
本発明のバックライトユニットは、上記プリズムシートを用いているため、高輝度でかつ均一な輝度を有する面光源を形成し、液晶表示装置に用いられたときに、均一で高い液晶表示面の輝度を実現することができる。さらに上記プリズムシートにおけるプリズム面を導光板の出射側に向けて配置し、導光板からの光を下拡散シートを経ずに入射させるため、バックライトユニット全体の厚さ(図6、図7参照)を低減させることができ、薄型の液晶表示装置の実現を容易にすることができる。
さらに本発明は上記バックライトユニットを用いた液晶表示装置を提供する。
本発明の液晶表示装置は、本発明のプリズムシートを用いて構成された上記バックライトユニットを用いているので、全厚が薄く、表示面の輝度が高くかつ均一な表示の可能な液晶表示装置とすることができる。
光遮蔽層は1層構成でも多層構成でもよいが、好ましくは2層以上であり、拡散反射層の、プリズム列とは反対側に裏打ち層を有する。裏打ち層は、黒色の層である。
前記プリズム列とは反対側の面の略全面を被覆する光拡散層は、拡散材粒子として、多孔質粒子を含有することが好ましい。
プリズム列は互いに平行かつ等間隔形成された稜を有するものであることが、製造の容易さの点で好ましい。
プリズムシートの構成としては、透明基板または透明フィルムを基体層として、その一方の面に形成されたプリズム列を有する層、もう一方の面の、一部を拡散反射層、黒色裏打ち層の順に被覆した光遮蔽層、光遮蔽層上を含む略全面を被覆した光拡散層のように、それぞれ別個に形成された、全体としては、少なくとも光遮蔽層形成部において5層構成、光遮蔽層非形成部において3層構成のものであってもよいし、プリズム列を有する層が基体層の役割を担って、プリズム列とは反対側の面に他の層を同様に積層形成する多層構成のものであってもよい。あるいはプリズム列を有する層と他の層とを別に作製しておき、ラミネートするものであってもよい。しかし独立した透明基板、または透明フィルム等の光透過性基体を用いるものの方が、塗布または印刷工程を通じてプリズム列、拡散反射層、裏打ち層、及び光拡散層をそれぞれ形成でき、また各層の組成、形状等も制御し易いことから好ましい。
上記の形態で光拡散層が形成された場合、光拡散層を塗布または印刷する方式によっては、光遮蔽層形成部におけるプリズムシートの総厚が、光遮蔽層非形成部における総厚よりも、光遮蔽層の厚さ相当分だけ厚くなる場合があるが、光拡散層を略全面で形成するほうが、光遮蔽層非形成部に領域を制限して形成するよりも、製造工程上制御し易く、光遮蔽層形成部と非形成部との境界での輝線を抑制することができるという効果を有し、また、光遮蔽層の厚さ相当分の厚み差程度であれば、バックライトユニット全体の厚さを低減する効果を阻害することがないことから、好ましい形態である。
光遮蔽層34は、図6、図7に示すように拡散反射層と裏打ち層との2層から構成されていてもよい。光遮蔽層34に向かう光は、プリズム列32がその上に形成されている光透過性基体31と、光遮蔽層34すなわち拡散反射層35との界面を経て光遮蔽層へ入射する。このように光遮蔽層に入射する光は、実際はプリズムシートの基体である光透過性基体31と光遮蔽層34との界面で反射される。
拡散反射層は、バインダー樹脂中に分散させた薄膜細片状金属を含有する。こうすることにより、バックライトユニットの正面輝度や、これを用いた液晶表示装置の正面輝度を、光遮蔽層が無いときと比べて低下させることがなく、むしろ増加させることができる。また、拡散反射層の表面は鏡面とはなっておらず、高い拡散反射率を有しているため、光源23の反射像による輝度の不均一発生を抑制することができる。特に光源に不連続な発光ダイオードアレイ光源を用いた場合には、目玉状の輝度集中部分がバックライトユニットによる発光や、これを用いた液層表示装置の表示面上に発生し易くなる傾向にあるが、これを効果的に抑制することができる。
このような拡散反射層は薄膜細片状金属とバインダー樹脂を用いた拡散反射層を用いているため、光遮蔽層のプリズム列側の面が光源あるいは導光板からの出射光に対して高い反射率を有してはいても、金属蒸着によって形成されるような鏡面に近い拡散反射層の場合と異なり正反射率が高くない。このため全反射に対する拡散反射の割合が高く、極めて有効な拡散反射面として機能する。また薄膜細片状金属の良好な光遮蔽性のために、膜厚当たりの光遮蔽力が高く、薄膜であっても良好な光遮蔽効果を有する。
一方、拡散反射層として、バインダー樹脂中に分散させた薄膜細片状金属を含有する拡散反射層を有するが、黒色裏打ち層を有しない光遮蔽層である場合、光遮蔽層に入射した光のうち一部分は拡散反射されるが、拡散反射層の材質、膜厚等によっては、一部分は透過してしまう可能性があり、この場合もバックライトユニットの正面輝度を低下させてしまう傾向にある。したがって裏打ち層を設けることが好ましい。
拡散反射層として、アルミニウム、スズなどの金属蒸着層を有する場合、強い鏡面反射作用により、バックライトユニットの正面輝度は高くなるが、目玉状の輝度集中部分の反射像が強く現れてしまうため、強い輝度の不均一さを発生してしまい、液晶画面の画像品質を低下させてしまう。
拡散反射層として、バインダー樹脂中に分散させた酸化チタンなどの白色顔料を含有する白色層を有する場合、光遮蔽層に入射した光の大部分は白色層を透過して黒色裏打ち層に到達してしまい、黒色の光遮蔽層1層のみによる光遮蔽層を有する場合と同様、バックライトユニットの正面輝度を低下させてしまう傾向にある。また白色層が輝度の不均一発生を抑制する効果と正面輝度の維持を両立するためには、白色層を20〜50μm程度の厚みに形成する必要があり、その場合、バックライトの厚みの低減に寄与することは不可能となる。
薄膜状金属細片を用いた塗料としては、例えばファインラップスーパーメタリックシルバー、ファインラップスーパーメタリック608シルバー(ともにDIC社製)等の鏡面インキがある。
このような構成とすることにより、導光板25を出てプリズムシートのプリズム列32を有する面に入射した光は、プリズム部分で液晶表示面の正面方向に集光されつつ光拡散層33で拡散される。光拡散層33に含有される多孔質粒子は多くの細孔を含有し、かつ該細孔は空気を含んでいるため、光拡散層33に入射した光はこれら細孔とそれらを保持するバインダー、及び細孔内の空気を通過する間に極めて多数回にわたって反射、屈折を繰り返す。結果として通常の樹脂粒子と比較すると、比較的少ない含有量の多孔質粒子、比較的膜厚の薄い光拡散層によっても良好に拡散することになる。このためプリズムシートへの入射光を良好に散乱してモアレ縞の発生を抑制しつつ、プリズムシート透過時の光損失を低減することができ、全光線透過率を高い値に維持できるため、液晶表示面の輝度を高く保ちつつ、モアレ縞の発生を抑制することができる。
光拡散層33の形成は上記多孔質粒子等とバインダー樹脂、及び溶剤を含有する光拡散層用塗料を基体上に塗布、乾燥させることによって行うことができるが、基体と拡散層を一体化させることもできる。例えば多孔質粒子の分散したバインダー樹脂を用いて、押出法等の通常のシート製造方法により、基体シートであってかつ全体が光拡散層となるものを作製し、プリズムシート全体の膜厚を薄くすることができる。但し、多孔質粒子の含有量が多いときにはシート自体の力学的特性が脆弱となる可能性があり、強度確保のためには、プリズムシートの光拡散機能と支持体機能を分離して、透明基体、透明フィルムを光拡散層およびプリズム列の支持体として用いることが好ましい。
塗布により光拡散層を形成するときの光拡散層用塗料に用いる溶剤としては、バインダー樹脂の溶解性、多孔質粒子等の分散性、形成する拡散層の膜厚、及び塗膜乾燥性等を考慮して、通常、塗料に使用される公知の溶剤のなかから適宜選択して使用することができる。
基体31の表面のうち少なくとも一方の面には、プリズム列32および/または光拡散層33との密着性を向上させるため、易接着処理層が塗布されている、あるいはコロナ処理が施されているなど、易接着処理がなされていることが好ましく、前記処理が両面とも成されていることが一層好ましい。
例えば、特開平11−171941号公報に開示されているように、連続基体を押し圧ロールにて型ロールへ押し付け、押し付けられた基体と型ロールとの接触開始部分に、液状の紫外線硬化型樹脂を供給し、紫外線を照射して形状を固定し、型ロールから剥離する方法を用いることができる。
または、特開2002−258410号公報に開示されているように、液状の紫外線硬化樹脂を型ロールに付着させ、その後に連続基体と接触させ、紫外線を照射して形状を固定し、型ロールから剥離する方法を用いることができる。
または、透明な基体に紫外線硬化樹脂を、公知の塗工方式により塗布し、紫外線硬化樹脂面を未硬化状態で型ロールに接触させて押し付け、紫外線を照射して形状を固定し、型ロールから剥離する方法を用いることができる。
紫外線硬化性樹脂組成物としては、ポリエステルアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエーテルアクリレート、エポキシアクリレート、ポリブタジエンアクリレート、シリコーンアクリレート、アルキルアクリレートなどのアクリレート系、不飽和ポリエステル系、ビニルエーテル系、マレイミド系、エポキシ系、ポリエン−ポリチオール化合物系など各種の紫外線硬化型オリゴマー・モノマーを主成分とし、反応性希釈剤、重合開始剤、重合促進剤、重合禁止剤、消泡剤、可塑剤、非反応性ポリマー,有機溶剤などを、必要に応じ配合し混合してなるものを用いることができる。
熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリル、ポリエステル、ポリカーボネートなど、加熱によって流動性となる汎用の熱可塑性樹脂を用いることができる。
なかでも紫外線硬化性樹脂組成物を用いることが好ましい。その理由は、熱可塑性樹脂を基体のガラス転移温度より高温まで加熱した場合、熱による基体の変形を起こし不具合が発生する可能性があること、紫外線硬化性樹脂を用いた方が、熱可塑性樹脂を用いた場合に比べて加熱・冷却時間を各段に短くできるため、生産効率上有利であることである。
該プリズムシート30は、例えば光透過性基体の一方の面に光遮蔽層34および光拡散層33を形成した後、他方の面に上記プリズム列32を形成することが出来る。また例えば、上記プリズム列32を一方の面に有するシートを形成した後、該シートのプリズム面とは反対側に光遮蔽層34および光拡散層33を形成して行うことが出来る。光遮蔽層34を形成する場合には、プリズムシート30のプリズム面とは反対側の面上の一部に光遮蔽層34を形成させることができる。光拡散層33を形成する場合には、プリズムシート30のプリズム面とは反対側の面の、光遮蔽層34上を含む略全面上に光拡散層33を形成させることができる。
拡散反射層用塗料を用いて拡散反射層を形成する場合には、実際には拡散反射層の膜厚は液晶表示面の明るさと、輝度ムラを測定しながらその最適な数値に調整を行うことができる。
塗膜の乾燥には、一般的な乾燥方式が利用でき、例えば、熱風、赤外線、マイクロ波、誘導加熱、紫外線硬化、電子線硬化などの乾燥方式が利用できる。
さらにこのように作製したバックライトユニット22の出射面を液晶表示面の背面側に、従来公知の方法で配置、固定することにより、本願発明の液晶表示装置を作製することができる。特に光源が発光ダイオードランプアレイの場合には、ランプアレイの配列に伴う輝度ムラが効果的に抑制できより大きな効果を発揮することができる。
基体として、厚さ38μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを使用した。基体の一方の面に、紫外線硬化性樹脂組成物を、約80℃に加熱して粘度を下げ、ダイコート法により厚さ30μmに塗布した。紫外線硬化性樹脂組成物には、ユニディックRC27−960(不飽和ポリエステル、アクリレートモノマー、光開始剤、等の混合物、DIC社製)を用いた。次に、プリズムピッチ:12.4μm、プリズム高さ:10μm、頂角64度のプリズム列の版が形成された平板状金型を、上記の未硬化樹脂層が形成された基体とともに、110℃、2分間加熱した。基体上の未硬化樹脂層面を、金型面に重ね、基体の背面からローラーで軽く押し付けた。紫外線を基体の背面側から照射して、未硬化樹脂を硬化・固定した。紫外線ランプには高圧水銀ランプを使用し、照射エネルギーは積算値で600mJ/cm2(紫外線照度計「UVPF−36」〔アイグラフィクス社製〕にて測定)であった。金型、樹脂、基体の積層物を室温付近まで冷却し、基体を金型から剥離させたところ、所定のプリズムが基体表面に形成されたものが得られた。
・鏡面インキ 120 質量部
「ファインラップ スーパーメタリックシルバー」〔固形分7.5%、DIC社製〕
・鏡面インキ用レジューサー 30 質量部
「ファインラップ スーパーメタリックシルバー用レジューサー No.2」
〔DIC社製〕
・ポリイソシアネート溶液「CVLハードナー#10」 10 質量部
〔固形分38%、HDI系、DIC社製〕
以上を分散攪拌機で攪拌混合し、金属細片拡散反射層用塗料(a)を得た。
・カーボンブラック「REGAL99I」〔キャボット社製〕 100 質量部
・塩化ビニル樹脂「MR−110」〔日本ゼオン社製〕 40 質量部
・ポリウレタン樹脂「パンデックスT―5206」〔DIC社製〕 40 質量部
・ポリイソシアネート溶液「CVLハードナー#10」 20 質量部
〔固形分38%、HDI系、DIC社製〕
・トルエン 330 質量部
・メチルエチルケトン 330 質量部
・酢酸エチル 130 質量部
上記の配合比率において、先ず、カーボンブラック100質量部と塩ビ樹脂30質量部を、3本ロールを使って混練し、固形混練物を形成した後に残りの材料を加えて溶解、攪拌混合して、黒色層用塗料(b)を得た。
・顔料用ルチル型酸化チタン「JR−301」〔テイカ社製〕 107 質量部
・塩化ビニル樹脂「MR−110」〔日本ゼオン社製〕 40 質量部
・ポリウレタン樹脂「パンデックスT―5206」〔DIC社製〕 40 質量部
・ポリイソシアネート溶液「CVLハードナー#10」 20 質量部
〔固形分38%、HDI系、DIC社製〕 質量部
・トルエン 330 質量部
・メチルエチルケトン 330 質量部
・酢酸エチル 130 質量部
上記の配合比率において、先ず、酸化チタン107質量部と塩ビ樹脂30質量部を、3本ロールを使って混練し、固形混練物を形成した後に残りの材料を加えて溶解、攪拌混合して、白色層用塗料(c)を得た。
・トルエン 131 質量部
・シクロヘキサノン 34 質量部
・多孔質シリカ「サイリシア430」 16 質量部
〔平均細孔径:17nm、細孔容積:1.25ml/g、
体積平均粒径(レーザー法による):4.1μm、富士シリシア化学社製〕
・アクリル樹脂溶液「アクリディック52−666」 100 質量部
〔固形分50%、固形分の水酸基価75、DIC社製〕
・帯電防止剤「ノプコスタットSN A−2」 1 質量部
〔イミダゾリン型カチオン性帯電防止剤、サンノプコ社製〕
・ポリイソシアネート溶液「コロネートHL」 40 質量部
〔固形分75%、HDI系、固形分中の有効NCO含量17%、
日本ポリウレタン工業社製〕
以上を分散攪拌機で攪拌混合し、光拡散層用塗料(d)を得た。このとき、光拡散層用塗料(d)の全固形分中に占める多孔質シリカの含有量は、16.7%(質量比)であった。
・トルエン 115 質量部
・シクロヘキサノン 31 質量部
・多孔質シリカ「サイリシア430」 8 質量部
〔平均細孔径:17nm、細孔容積:1.25ml/g、
体積平均粒径(レーザー法による):4.1μm、富士シリシア化学社製〕
・アクリル樹脂溶液「アクリディック52−666」 100 質量部
〔固形分50%、固形分の水酸基価75、DIC社製〕
・帯電防止剤「ノプコスタットSN A−2」 1 質量部
〔イミダゾリン型カチオン性帯電防止剤、サンノプコ社製〕
・ポリイソシアネート溶液「コロネートHL」 40 質量部
〔固形分75%、HDI系、固形分中の有効NCO含量17%、
日本ポリウレタン工業社製〕
以上を分散攪拌機で攪拌混合し、光拡散層用塗料(e)を得た。このとき、光拡散層用塗料(e)の全固形分中に占める多孔質シリカの含有量は、9.1%(質量比)であった。
・トルエン 193 質量部
・シクロヘキサノン 45 質量部
・アクリル系樹脂ビーズ「テクポリマーMBX−5」 80 質量部
〔体積平均粒径(レーザー法による):5μm、積水化成品工業社製〕
・アクリル樹脂溶液「アクリディック52−666」 100 質量部
〔固形分50%、固形分の水酸基価75、DIC社製〕
・帯電防止剤「ノプコスタットSN A−2」 4 質量部
〔イミダゾリン型カチオン性帯電防止剤、サンノプコ社製〕
・ポリイソシアネート溶液「コロネートHL」 40 質量部
〔固形分75%、HDI系、固形分中の有効NCO含量17%、
日本ポリウレタン工業社製〕
以上を分散攪拌機で攪拌混合し、光拡散層用塗料(f)を得た。このとき、光拡散層用塗料(f)の全固形分中に占める多孔質シリカの含有量は、50%(質量比)であった。
上記プリズムシートの、プリズム列を形成した面とは反対側の基体面において、プリズム列の稜に平行な約15mmの帯状領域を残して他の部分をマスキングテープでマスキングした。この帯状領域に、まず上記金属細片拡散反射層用塗料(a)をワイヤーバーにて塗布、乾燥させて、厚さ0.3μmの金属細片拡散反射層の帯状領域を形成した。次に、マスキングテープはそのままで、金属細片拡散反射層の上に、上記黒色層用塗料(b)をワイヤーバーにて塗布、乾燥させて、厚さ約2μmの裏打ち黒色層の帯状領域を形成した。その後、マスキングテープを剥がし去り、上記光拡散層用塗料(d)を、金属細片拡散反射層と裏打ち黒色層との重層よりなる帯状領域上を含む基体面の略全面に、ワイヤーバーにて塗布、乾燥させて、厚さ約7μmの光拡散層を形成した。養生させて硬化を完了させたのち、一方の端部に沿って、金属細片拡散反射層と裏打ち黒色層との重層よりなる帯状領域が幅約15mmで形成され、この帯状領域が、バックライトユニットにおける導光板の光出射面で光源近傍の端部の上部領域を覆うような位置関係となるように、所定の評価用バックライト枠の大きさに合致するように長方形に切り抜いた。このようにして、プリズム列を形成した面とは反対側の基体面において、基体面に接する側から順に、導光板の光出射面の光源近傍にのみに帯状に金属細片拡散反射層、黒色裏打ち層からなる光遮蔽層が設けられ、さらにその上面を含む全面に光拡散層が全面に設けられた、プリズムシートを得た。プリズム列を形成した面を導光板の光出射面に向け、プリズム列の稜線が光源アレイと平行で、かつ光遮蔽層が光源近傍の端部の上部領域を覆うような位置関係となるように、本発明のプリズムシートを、導光板の形状に合わせて切り抜き、導光板上に配置し、バックライトユニットを構成した。(図6、図7参照)。
(実施例2)
実施例1の光拡散層用塗料(d)に換えて、光拡散層用塗料(e)を用い、厚さ約5μmの光拡散層に形成した他は実施例1と同様にして、プリズムシートを作製し、バックライトユニットを構成した。
(実施例3)
実施例1の光拡散層用塗料(d)に換えて、光拡散層用塗料(f)を用い、厚さ約10μmの光拡散層に形成した他は実施例1と同様にして、プリズムシートを作製し、バックライトユニットを構成した。
実施例2において、金属細片拡散反射層の上に裏打ち黒色層を形成せず、金属細片拡散反射層のみの帯状領域上を含む基体面の略全面に光拡散層を形成した他は実施例2と同様にして、プリズムシートを作製し、バックライトユニットを構成した。
(比較例2)
実施例1において、実施例1と同様に金属細片拡散反射層と裏打ち黒色層との重層よりなる帯状領域を形成し、光拡散層を形成せず、実施例1と同様にして、プリズムシートを作製し、バックライトユニットを構成した。
(比較例3)
実施例1において、基体面に金属細片拡散反射層を形成せず、上記黒色層用塗料(b)をワイヤーバーにて塗布、乾燥させて形成した厚さ約2μmの裏打ち黒色層の帯状領域上を含む基体面の略全面に光拡散層を形成した他は実施例1と同様にして、プリズムシートを作製し、バックライトユニットを構成した。
(比較例4)
実施例1の金属細片拡散反射層(a)に換えて、蒸着装置を使用しアルミニウムの厚さ70nmの蒸着層を帯状に形成した他は実施例1と同様にして、プリズムシートを作製し、バックライトユニットを構成した。
(比較例5)
実施例1の金属細片拡散反射層(a)に換えて、上記白色層用塗料(c)をワイヤーバーにて塗布、乾燥させて形成した厚さ3μmの白色反射層を形成した他は実施例1と同様にして、プリズムシートを作製し、バックライトユニットを構成した。
(比較例6)
実施例1の金属細片拡散反射層(a)に換えて、上記白色層用塗料(c)をワイヤーバーにて塗布、乾燥させて形成した厚さ30μmの白色反射層を形成した他は実施例1と同様にして、プリズムシートを作製し、バックライトユニットを構成した。
(比較例7)
実施例2において、基体面の略全面に光拡散層(e)を形成し、その上に金属細片拡散反射層、裏打ち黒色層の順に帯状領域を形成した他は実施例2と同様にして、プリズムシートを作製し、バックライトユニットを構成した。
(比較例8)
実施例1において、金属細片拡散反射層も裏打ち黒色層もいずれの帯状領域も形成せず、基体面の略全面に光拡散層を形成した他は実施例1と同様にして、プリズムシートを作製し、バックライトユニットを構成した。
市販の携帯電話のバックライトユニットを分解し、導光板の出射面側に組み込まれている4枚の光学フィルム(上光拡散フィルム、プリズムシート2枚、下光拡散フィルム)を取り去り、上記実施例、比較例に記載されたプリズムシートを、プリズム面が導光板出射面側になるように、かつプリズム列の稜が光源の配列の方向と平行となるように、かつプリズムシートの帯状の光遮蔽層が、導光板の端部に配列されている光源の上部を覆うような配置で、バックライトユニット中に組み込んだ。また比較例8については、プリズム面が導光板出射面側になるように、かつプリズム列の稜が光源の配列の方向と平行となるように組み込んだ。このようにして、上記実施例、比較例のバックライトユニットの構成を形成し、それぞれのバックライトユニットの正面輝度を測定した。測定装置は多点輝度計(アイ・システム社製)を用いた。測定値はバックライトユニット発光面における9点(縦3点×横3点)の各領域の輝度を測定してからこれらを平均し輝度平均値を算出した。
配列した発光ダイオードの位置を取り囲み、その近傍に目玉状に見える高輝度部分の状態を目視評価した。
輝度ムラ評価値1・・・画面の中央部分に比較して輝度が極めて高い部分が目玉状(真円状)にはっきりと見える。
輝度ムラ評価値2・・・画面の中央部分に比較して輝度が極めて高い部分が半円状ではあるがはっきりと見える。
輝度ムラ評価値3・・・画面の中央部分に比較して輝度がやや高い部分が目玉状(真円状)にうっすらと見える。
輝度ムラ評価値4・・・画面の中央部分に比較して輝度がやや高い部分が半円状にうっすらと見える。
輝度ムラ評価値5・・・画面の中央部分に比較して輝度が高い部分がほとんど見えない。
輝度ムラ評価値が4以上であれば、液晶表示装置における表示画面上の輝度の不均一さは実使用上問題のないレベルであり、合格とした。
(モアレ縞評価値)
評価値 1・・・モアレ縞の発生が明確に確認でき、輝度均一性も低い。
評価値 2・・・輝度均一性は向上するが、モアレ縞の発生が明確に確認できる。
評価値 3・・・ぼんやりではあるがモアレ縞の存在が容易に確認できる。
評価値 4・・・注視することによりモアレ縞の確認が可能である。
(評価値 4.5・・モアレ縞の確認に困難を伴う。)
評価値 5・・・モアレ縞が全く確認できない。
以上の測定項目について上記実施例、比較例に対して行った測定結果を以下に示す。
これらに対して、比較例1のように、プリズムシートのプリズム面とは反対側の面へ、光源近傍領域に光遮蔽層を、薄膜細片状金属を含有する拡散反射層の1層のみで形成し、その層上を含む全面に光拡散層を形成したとき、正面輝度を大きく低下させることはないが、拡散反射層の光透過率が十分低下していなかったので、発光ダイオードアレイによるそれぞれの点光源近傍の光の溜まりが見えてしまい、見栄えを低下させた。比較例2で光遮蔽層を、薄膜細片状金属を含有する拡散反射層、黒色裏打ち層の2層とするが光拡散層を形成しなかったとき、高い反射効率により高い正面輝度が得られるが、モアレ縞がはっきり見え、光の溜まりも発生して輝度ムラを低下させた。比較例3で光遮蔽層を、黒色裏打ち層の1層のみで形成し、その層上を含む全面に光拡散層を形成したとき、黒色裏打ち層が光の溜まりを吸収してしまうため、見栄え、モアレの抑制ともに良好で輝度ムラの点では問題ないが、正面輝度を大きく低下させてしまうため好ましくない。比較例4で、光遮蔽層を金属蒸着層、黒色裏打ち層の2層とし、その層上を含む全面に光拡散層を形成したとき、点光源からの光の正反射が強いため、高い正面輝度は得られるが、輝線状にぎらついて見える光の溜まりが発生し、見栄えが大きく損なわれた。比較例5で、光遮蔽層を厚さ3μmの白色塗料層、黒色裏打ち層の2層とし、その層上を含む全面に光拡散層を形成したとき、光の溜まりの大部分が白色塗料層において反射されず透過して黒色裏打ち層に吸収されるため、輝度ムラの点では問題ないが、正面輝度を大きく低下させてしまうため好ましくない。比較例6で、光遮蔽層を厚さ30μmの白色塗料層、黒色裏打ち層の2層とし、その層上を含む全面に光拡散層を形成したときは、白色塗料層の厚み効果により光の溜まりが効果的に反射され、正面輝度、輝度ムラともに問題ないが、プリズムシートの厚みが部分的に大幅に増してしまうため、液晶表示装置の薄型化という本発明の目的の実現が困難であるばかりでなく、光遮蔽層形成領域と非形成領域との膜厚差による段差が非常に大きくなるため、光遮蔽層上を含む全面に光拡散層を均一塗布する工程が、きわめて困難となるという欠点がある。
一方、比較例7で、プリズムシートのプリズム面とは反対側の面へ、まず全面に光拡散層を形成し、その上の光源近傍領域に光遮蔽層を、薄膜細片状金属を含有する拡散反射層、黒色裏打ち層の2層で形成したとき、輝度ムラの評価結果には問題なかったが、正面輝度が大幅に低下してしまう。この理由として、導光板の光源近傍から出射してプリズム面を透過した光は光拡散層を介して拡散反射層到達し、光拡散層と拡散反射層の界面で反射され再利用されるが、光が拡散層中を進行する間に、拡散材粒子表面と樹脂、または空気との界面で複雑に屈折・反射を受けたことで、光の一部が損失してしまったためと考えられる。比較例8で、プリズムシートのプリズム面とは反対側の面へ、全面に光拡散層を形成したのみで、光遮蔽層を形成しなかった場合、光源近傍領域に光の溜まりがはっきりと見えて見栄えが悪く、かつ光を再利用することができないため正面輝度も大幅に低下してしまった。
2 バックライトユニット
3,23 光源
4 反射フィルム
5,25 導光版
6 反射シート
7,17 光拡散フィルム(下拡散フィルム)
8 プリズムシート
9 光拡散フィルム(上拡散フィルム)
10 光拡散フィルム上に形成された光遮蔽層
12 従来の一般的なバックライトユニット
13,23 光源
15,25 導光板
18 従来の一般的なプリズムシート
19,31 基体
20,32 プリズム列
22 本発明のプリズムシートを用いたバックライトユニット
30 本発明のプリズムシート
33 本発明のプリズムシートにおける光拡散層
34 本発明のプリズムシートにおける光遮蔽層
35 本発明のプリズムシートにおける拡散反射層
36 本発明のプリズムシートにおける裏打ち層
37 本発明のプリズムシートにおける光遮蔽材
38 本発明のプリズムシートにおける光遮蔽材の光透過性支持体層
Claims (7)
- 一方の面にプリズム列を有するプリズムシートの、前記プリズム列とは反対側の面上で、
前記プリズムシートの端部の少なくとも一辺に沿った部分に形成された、1層または2層以上の構成の光遮蔽層と、前記光遮蔽層でその一部が被覆された前記プリズム列とは反対側の面の略全面を被覆する光拡散層を有し、前記光遮蔽層は前記プリズム列に最も近い層として、バインダー樹脂中に分散された薄膜細片状金属を有する拡散反射層を有することを特徴とするプリズムシート。 - 前記光遮蔽層は拡散反射層のプリズム列とは反対側に裏打ち層を有する請求項1に記載のプリズムシート。
- 前記裏打ち層は黒色の層である請求項2に記載のプリズムシート。
- 前記光拡散層は多孔質粒子を含有する請求項1〜3のいずれか1項に記載のプリズムシート。
- 前記プリズムシートは。導光板の端部に光源を配置してなるバックライトユニットの、前記導光板の光出射面側に、前記プリズムシートのプリズム列の側を向けて配置され、かつ前記プリズムシートの前記光遮蔽層は、前記光源に沿った端部を覆うように配置される請求項1〜4のいずれか1項に記載のプリズムヒート。
- 導光板と、導光板の端部に配置された光源と、前記導光板の出射面側に、プリズム列を前記出射面側に向けて配置された、請求項1〜5のいずれか1項に記載のプリズムシートを有することを特徴とするバックライトユニット。
- 請求項6に記載のバックライトユニットを有することを特徴とする液晶表示装置。
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