JP2010202040A - Deflector structure - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ディフレクタ構造に関する。 The present invention relates to a deflector structure.
従来、車両走行時に車輪に風(走行風)が当たって空気抵抗が増大するのを抑制すべく、車輪の前方にプレート状のディフレクタを設けた構成が知られている(例えば特許文献1)。 2. Description of the Related Art Conventionally, a configuration in which a plate-like deflector is provided in front of a wheel is known in order to suppress an increase in air resistance due to wind (running wind) hitting the wheel during vehicle travel (for example, Patent Document 1).
しかしながら、路面凹凸との干渉やデザイン上の理由等によって、ディフレクタの大きさが制限される場合があり、その場合には、車輪に当たる風量が比較的多くなって、ディフレクタによる空気抵抗の低減効果が少なくなってしまうおそれがあった。 However, the size of the deflector may be limited due to interference with road surface unevenness or design reasons. In that case, the air volume hitting the wheel becomes relatively large, and the effect of reducing the air resistance by the deflector. There was a risk that it would decrease.
そこで、本発明は、ディフレクタによる空気抵抗の低減効果をより増大させることが可能なディフレクタ構造を得ることを目的とする。 Accordingly, an object of the present invention is to obtain a deflector structure capable of further increasing the effect of reducing air resistance by the deflector.
本発明にあっては、ディフレクタに略沿い当該ディフレクタの側外方に向けて流れる空気流を生じさせる空気流発生機構を設けたことを最も主要な特徴とする。 The most important feature of the present invention is that an air flow generating mechanism is provided that generates an air flow that flows substantially along the deflector and toward the outside of the deflector.
本発明によれば、上記空気流を形成することで、空気流を形成しない場合に比べて、走行風が車輪から逸れやすくなり、ディフレクタによる空気抵抗の低減効果を増大させることができる。 According to the present invention, the formation of the air flow makes it easier for the traveling wind to deviate from the wheels than when no air flow is formed, and the effect of reducing the air resistance by the deflector can be increased.
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。以下の複数の実施形態は、いずれも、車両としての自動車の前輪にディフレクタ構造を適用したものである。なお、以下の複数の実施形態には、同様の構成要素が含まれている。よって、それら同様の構成要素には共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。また、各図では、いずれもフェンダパネル等が取り除かれてディフレクタ構造を露出させた状態が示されており、図中、FRは車両前方、UPは車両上方、WOは車幅方向外側を示している。 DESCRIPTION OF EXEMPLARY EMBODIMENTS Hereinafter, preferred embodiments of the invention will be described in detail with reference to the drawings. In the following plurality of embodiments, a deflector structure is applied to the front wheel of an automobile as a vehicle. Note that similar components are included in the following embodiments. Therefore, common reference numerals are given to those similar components, and redundant description is omitted. In each figure, the state in which the fender panel is removed and the deflector structure is exposed is shown. In the figure, FR indicates the front of the vehicle, UP indicates the upper side of the vehicle, and WO indicates the outer side in the vehicle width direction. Yes.
(第1実施形態)図1〜図5は、本発明の第1実施形態にかかるディフレクタ構造を示している。 (First Embodiment) FIGS. 1 to 5 show a deflector structure according to a first embodiment of the present invention.
本実施形態にかかるディフレクタ構造では、図1に示すように、車輪Whの前方に間隔をあけてプレート状のディフレクタ2が設けられている。このディフレクタ2は、車輪Whの少なくとも外周側かつ上側を間隔をあけて覆うホイルハウス3の前壁部3aの下端部に、車両前後方向に対して交差する(略直交する)姿勢で取り付けられている。また、前壁部3aの下端部には、平面視で車両前方に向けて略三角形状に尖るプレート状のプロテクタ4が設けられている。プロテクタ4は、略水平な姿勢で配置されており、車両前部に形成されて車両駆動用のエンジンやモータ等を収容するフロントコンパートメントFc(図3等参照)の底壁部の一部を成している。本実施形態では、ホイルハウス3とプロテクタ4とは一体部品として構成され、プロテクタ4の下面に、別部品としてのディフレクタ2が取り付けられている。
In the deflector structure according to the present embodiment, as shown in FIG. 1, a plate-
また、図2に示すように、ディフレクタ2の車幅方向外側かつ下側の隅部は面取りされており、図2の正面視では、ディフレクタ2は、プロテクタ4より下方で、主として車輪Whの車幅方向内側を覆い隠すようになっている。
Further, as shown in FIG. 2, the corners on the outer side and the lower side of the
このディフレクタ2については、走行風Sの風圧等によっては変形しない程度の剛性を確保する必要がある。本実施形態では、図1,図4等に示すように、ディフレクタ2の後面2bに、突壁部6を複数(本実施形態では三本)設けてあり、これら突壁部6によって剛性が向上している。
About this
また、本実施形態では、ディフレクタ2に略沿って当該ディフレクタ2の側外方に向かう空気流Aを生じさせる空気流発生機構1を設けてある。本実施形態では、空気流発生機構1として、フロントコンパートメントFc内の空気をディフレクタ2と車輪Whとの間の空間に流出させて空気流Aを形成する空気通路5が形成されている。
Moreover, in this embodiment, the air flow generation mechanism 1 which produces the air flow A which goes to the outer side of the said
具体的には、図3に示すように、フロントコンパートメントFcの底壁部(外壁部)の一部を構成しているプロテクタ4に、ホイルハウス3の前壁部3aの下端縁に沿ってスリット状の貫通孔5aを複数並べて形成し、フロントコンパートメントFc内の空気を、これら貫通孔5aを介して車外すなわちプロテクタ4の下面側に排出して、この排出された空気の流れによって空気流Aを形成している。すなわち、本実施形態では、これら貫通孔5aが空気通路5に相当する。
Specifically, as shown in FIG. 3, a slit is formed along the lower edge of the
空気通路5は、フロントコンパートメントFcの底壁部(本実施形態ではプロテクタ4)または後壁部(本実施形態ではホイルハウス3の前壁部3a)を貫通して車両の内外、本実施形態ではフロントコンパートメントFcの内外を連通する通路である。車両走行時には、車外側を流れる空気やホイルハウス3内を流れる空気の負圧によって車内側すなわちフロントコンパートメントFc内の空気が空気通路5を介して吸い出されることになる。すなわち、本実施形態では、空気通路5を形成することで、空気流Aを生じさせる空気流発生機構1を比較的簡単な構成として得ることができる。
The
また、図1に示すように、本実施形態では、貫通孔5aを、ディフレクタ2の後方に開口させている。ディフレクタ2の後方は前方に比べて圧力が低くなる傾向にあるため、空気通路5を介しての吸い出しの効果を得やすくなっている。
Further, as shown in FIG. 1, in the present embodiment, the
また、貫通孔5aは、ディフレクタ2の後面2bの上端縁に沿って開口している。よって、空気流Aは、ディフレクタ2の後面2bに沿う流れとなる。このとき、上述したように、ディフレクタ2の後面2bには、突壁部6が形成されているため、空気流Aはこの突壁部6に沿ってガイドされる。すなわち、本実施形態では、突壁部6がガイド部に相当する。
Further, the
突壁部6は、略一定の幅および高さを有し、図4に示すように、車幅方向内側の上方(図6の右上側)から車幅方向外側の下方(図6の左下側)に向けて延設されている。そして、複数の突壁部6を相互に略平行に配置し、貫通孔5aを各突壁部6の上方に対向させて配置している。よって、貫通孔5aから流出した空気流Aは、ディフレクタ2の後面2bおよび突壁部6によってガイドされながら車幅方向内側の上方から車幅方向外側の下方へ向けて斜め下に向かい、ディフレクタ2の外縁2aから側外方(本実施形態では、車幅方向外方かつ下方、図4の斜め下方)へ流出する流れとなる。
The
このようにして形成された空気流Aによって、図5の(b)に示すように、走行風Sはディフレクタ2の側外方(車両の側外方)に逸らされることになる。また、図2に示すように、空気流Aは、正面視で、ディフレクタ2から車輪Whが露出する側に向けて吹き出すため、走行風Sはその空気流Aの先方側、すなわち車幅方向外方かつ下方(図2の右下側)に向けて逸らされることになる。したがって、空気流Aを形成しない場合(図5の(a))に比べて、車輪Whの前面(図2の手前側、図5の下側)の圧力を下げて、走行風Sに基づく空気抵抗を低減することができる。
By the air flow A thus formed, the traveling wind S is diverted to the outside of the deflector 2 (outside of the vehicle) as shown in FIG. 5B. In addition, as shown in FIG. 2, the airflow A is blown from the
以上、説明したように、本実施形態では、ディフレクタ2に略沿い当該ディフレクタ2の側外方に向けて流れる空気流Aを生じさせる空気流発生機構1を設けた。よって、空気流Aによって走行風Sをディフレクタ2の側外方へ逸らすことができるので、空気流Aを形成しない場合に比べて、ディフレクタ2による空気抵抗の低減効果をより増大させることができる。
As described above, in the present embodiment, the air flow generating mechanism 1 that generates the air flow A that flows substantially along the
また、本実施形態では、空気流発生機構1を、車両の走行によって生じる車両内外の圧力差を利用して、車両内の空気を、車両内外を連通する空気通路5を介して車両外に流出させるものとして構成した。よって、空気流発生機構1を比較的簡単な構成として得ることができる。
Further, in the present embodiment, the air flow generating mechanism 1 uses the pressure difference between the inside and outside of the vehicle caused by the running of the vehicle to cause the air inside the vehicle to flow out of the vehicle via the
また、本実施形態では、空気流発生機構1を、フロントコンパートメントFc内の空気をフロントコンパートメントFc外に流出させるものとして構成した。すなわち、走行に伴って生じるフロントコンパートメントFc外の負圧を利用してフロントコンパートメントFc内の空気を空気通路5を介して吸い出し、これを空気流Aとして利用することができるため、空気流発生機構1を比較的簡単な構成として得ることができる。また、車両の前輪(車輪Wh)に適用しやすいという利点がある。
In the present embodiment, the air flow generation mechanism 1 is configured to allow the air in the front compartment Fc to flow out of the front compartment Fc. That is, since the air inside the front compartment Fc is sucked out through the
また、本実施形態では、フロントコンパートメントFcの底壁部(外壁部)をなすプロテクタ4に貫通孔5aを形成し、これを空気通路5として用いた。よって、空気通路5を比較的簡単に形成し、ひいては空気流発生機構1を比較的簡単な構成として得ることができる。
In the present embodiment, the through
また、本実施形態では、ディフレクタ2の表面としての後面2bに、空気流Aをガイドするガイド部としての突壁部6を設けた。よって、ガイド部としての突壁部6によって空気流Aをより好適な方向に流して、空気流Aによる空気抵抗低減効果をより効果的に得ることができるようになるとともに、突壁部6によってディフレクタ2の剛性を高めて、ディフレクタ2の本体部分を薄肉化して軽量化を促進したり、振動を抑制したりすることができるという利点がある。
In the present embodiment, the projecting
(第2実施形態)図6,図7は本発明の第2実施形態を示している。本実施形態でも、フロントコンパートメントFc内の空気を空気通路5を介してフロントコンパートメントFc外へ流出させて突壁部6を有するディフレクタ2に略沿う空気流Aを形成する点は、上記第1実施形態と同様である。
(Second Embodiment) FIGS. 6 and 7 show a second embodiment of the present invention. Also in this embodiment, the air in the front compartment Fc is caused to flow out of the front compartment Fc through the
ただし、本実施形態にかかる空気流発生機構1Aでは、空気通路5の上流側に異物(泥や、石、水、塵芥等)が進入するのを抑制する遮蔽部7を設けた点が、上記第1実施形態と相違している。
However, in the air flow generation mechanism 1 </ b> A according to the present embodiment, the point that the shielding
本実施形態では、遮蔽部7を構成する部材として、貫通孔5aの上方を間隔をあけて覆うカバー10を設けてある。カバー10は、断面略W字状に屈曲して形成されたホイルハウス3の下端縁に略沿って細長い部材であって、貫通孔5aの前方のプロテクタ4上で上方に向けて立設されてホイルハウス3の前壁部3aに対して間隔をあけて略平行に伸びる略帯板状の前壁部10cと、前壁部10cの上縁と前壁部3aとの間に架設されて水平方向に略沿って伸びる略帯板状の天壁部10dと、を有している。
In the present embodiment, a
さらに、カバー10は、前壁部10cの下縁から前方に突出しプロテクタ4の上面上で前壁部10cに略沿って伸びる略帯板状のフランジ部10aと、天壁部10dの後縁から上方に突出し前壁部3aの前面上で天壁部10dに略沿って伸びる略帯板状のフランジ部10bと、を有している。そして、フランジ部10aを、プロテクタ4に、接着や、溶着、ねじ止め等することで固定し、かつフランジ部10bを、前壁部3aに、接着や、溶着、ねじ止め等することで固定し、これにより、カバー10を前壁部3aとプロテクタ4との双方に結合してある。このカバー10は、コーナー部材に相当する。
Further, the
そして、かかる構成では、貫通孔5aの上方に、前壁部10c、天壁部10d、前壁部3a、およびプロテクタ4によって略矩形状の閉断面が形成され、この閉断面内に、前壁部3aの下縁に沿って横たわる略角柱状の空間として、空気通路5の中間部分5bが形成される。中間部分5bの車幅方向両側は開放されており、フロントコンパートメントFc側に開口する開口部5cとなっている。すなわち、本実施形態では、開口部5c、中間部分5b、および貫通孔5aによって、フロントコンパートメントFcの内外を連通する空気通路5が形成される。なお、カバー10の長手方向(車幅方向)の両端は、貫通孔5aの同方向の両端よりも外に張り出させてある。
In this configuration, a substantially rectangular closed cross section is formed above the through
以上の本実施形態では、空気流発生機構1Aによって空気流Aを形成することができるため、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
In the above embodiment, since the air flow A can be formed by the air
また、本実施形態では、カバー10を設けたことで空気通路5が屈折され、その前壁部10cおよび天壁部10dが遮蔽部7として機能することになる。かかる構成により、泥や、石、水、塵芥等の異物が空気通路5の上流側(本実施形態ではフロントコンパートメントFc内)へ進入するのを抑制することができる。特に、本実施形態では、貫通孔5aの上方を間隔をあけてカバー10で覆うという比較的簡単な構成によって、異物の進入を抑制することができる。
In the present embodiment, the
さらに、本実施形態では、コーナー部材としてのカバー10をホイルハウス3の前壁部3aとフロントコンパートメントFcの底壁部の一部をなすプロテクタ4との双方に結合した。このため、カバー10をより強固に固定することができるとともに、カバー10によって、ホイルハウス3とプロテクタ4との境界部分の剛性を向上することが可能となる。
Furthermore, in this embodiment, the
また、本実施形態では、コーナー部材としてのカバー10と、ホイルハウス3の前壁部3a、およびプロテクタ4によって、閉断面を形成したため、ホイルハウス3とプロテクタ4との境界部分の剛性をより一層向上することが可能となる。
In this embodiment, since the closed cross section is formed by the
(第3実施形態)図8,図9は本発明の第3実施形態を示している。本実施形態でも、フロントコンパートメントFc内の空気を空気通路5を介してフロントコンパートメントFc外へ流出させて突壁部6を有するディフレクタ2に略沿う空気流Aを形成する点は、上記第1実施形態と同様である。
(Third Embodiment) FIGS. 8 and 9 show a third embodiment of the present invention. Also in this embodiment, the air in the front compartment Fc is caused to flow out of the front compartment Fc through the
また、本実施形態にかかる空気流発生機構1Bでも、空気通路5の上流側に異物が進入するのを抑制する遮蔽部7を設けてある。
Also in the air flow generation mechanism 1 </ b> B according to the present embodiment, the shielding
ただし、本実施形態では、遮蔽部7を構成する部材として、貫通孔5aの周囲を取り囲んでプロテクタ4の上面から上方に突出して上方に開放される下側カバー11と、下側カバー11の開口部11aの上方を覆って下方に開放される上側カバー12と、を設けた点が、上記第2実施形態と相違している。
However, in the present embodiment, as a member constituting the shielding
下側カバー11は、貫通孔5aの前方のプロテクタ4上で上方に向けて立設されてホイルハウス3の前壁部3aに対して間隔をあけて略平行に伸びる略帯板状の前壁部11bと、貫通孔5aの車幅方向両側のプロテクタ4上で上方に向けて立設されて前壁部11bの車幅方向両端縁とホイルハウス3の前壁部3aとの間で架設される側壁部11cと、前壁部11bの下縁から前方に突出しプロテクタ4の上面上で前壁部11bに略沿って伸びる略帯板状のフランジ部11dと、を有している。そして、フランジ部11dを、プロテクタ4に、接着や、溶着、ねじ止め等することで結合するとともに、側壁部11cの後縁をホイルハウス3の前壁部3aに接着等して結合している。よって、この下側カバー11は、ホイルハウス3とプロテクタ4の双方に結合されるコーナー部材に相当するものである。
The
そして、本実施形態では、コーナー部材としての下側カバー11の前壁部11b、側壁部11c、およびホイルハウス3の前壁部3aによって略矩形状の閉断面が形成されている。
And in this embodiment, the substantially rectangular closed cross section is formed by the front wall part 11b of the
一方、上側カバー12は、下側カバー11の開口部11aの上方に間隔をあけて配置され、ホイルハウス3の前壁部3aから前方に突出して前壁部3aに沿って伸びる略帯板状の天壁部12aと、天壁部12aの前縁から下方に向けて伸びる前壁部12bと、天壁部12aおよび前壁部12bの車幅方向の両端縁をつなぐ側壁部12cと、天壁部12aの後縁から上方に突出し前壁部3aの前面上で天壁部12aに略沿って伸びる略帯板状のフランジ部12dと、を有している。また、フランジ部12dを、ホイルハウス3の前壁部3aに、接着や、溶着、ねじ止め等することで結合してある。
On the other hand, the
そして、本実施形態では、図9に示すように、天壁部12aの前縁を開口部11aの前縁より前方に張り出させて、前壁部12bより前方に配置し、これにより、前壁部12bおよび側壁部12cの下縁を開口部5cとする空気通路5が形成されるようになっている。具体的には、下側カバー11、上側カバー12、およびホイルハウス3の前壁部3aで囲まれた部分が空気通路5の中間部分5bとなる。中間部分5b内では、下側カバー11の前壁部11bおよび側壁部11cの外側を上方へ向かいそれら前壁部11bおよび側壁部11cの上方を回り込んで下方へ向かって貫通孔5aからプロテクタ4の下方へ抜け出る空気通路5が形成される。すなわち、本実施形態では、開口部5cから中間部分5b内で折り返して貫通孔5aへ至る、屈折した空気通路5が形成される。
And in this embodiment, as shown in FIG. 9, the front edge of the
以上の本実施形態では、空気流発生機構1Bによって空気流Aを形成することができるため、上記各実施形態と同様の効果を得ることができる。
In the above embodiment, since the air flow A can be formed by the air
また、本実施形態では、下側カバー11および上側カバー12を設けたことで空気通路5が上下方向に折り返すように屈折され、それらの各部(前壁部11b、側壁部11c、天壁部12a、前壁部12b、側壁部12c)が遮蔽部7として機能することになる。かかる構成により、泥や、石、水、塵芥等の異物が空気通路5の上流側(本実施形態ではフロントコンパートメントFc内)へ進入するのを抑制することができる。
In the present embodiment, the
また、本実施形態では、コーナー部材としての下側カバー11を設けたため、ホイルハウス3とプロテクタ4との境界部分の剛性をより向上することが可能となる。さらに、本実施形態では、下側カバー11の前壁部11bおよび側壁部11cとホイルハウス3の前壁部3aとによって閉断面が形成されるため、ホイルハウス3とプロテクタ4との境界部分の剛性をより一層向上させることができる。
In this embodiment, since the
(第4実施形態)図10〜図12は本発明の第4実施形態を示している。本実施形態でも、フロントコンパートメントFc内の空気を空気通路5を介してフロントコンパートメントFc外へ流出させて突壁部6を有するディフレクタ2に略沿う空気流Aを形成する点は、上記第1実施形態と同様である。
(Fourth Embodiment) FIGS. 10 to 12 show a fourth embodiment of the present invention. Also in this embodiment, the air in the front compartment Fc is caused to flow out of the front compartment Fc through the
また、本実施形態にかかる空気流発生機構1Cでも、空気通路5の上流側に異物が進入するのを抑制する遮蔽部7を設けてある。
Also in the air flow generation mechanism 1 </ b> C according to the present embodiment, the shielding
ただし、本実施形態では、プロテクタ4の上方で遮蔽部7を構成するカバー13とプロテクタ4の下方のディフレクタ2とを一体化して、共有部材8を構成している点が、上記各実施形態と相違している。
However, in this embodiment, the point which comprises the
カバー13は、ホイルハウス3の前壁部3aの前方のプロテクタ4上で上方に向けて立設されてホイルハウス3の前壁部3aに対して間隔をあけて略平行に伸びる略帯板状の前壁部13aと、前壁部13aの車幅方向両端縁とホイルハウス3の前壁部3aとの間に架設される側壁部13bと、を有する。よって、カバー13の前壁部13aおよび側壁部13bと、ホイルハウス3の前壁部3aとで囲まれた略矩形状の閉断面が形成され、この閉断面内に、空気通路5の中間部分5bが形成される。このカバー13はコーナー部材に相当する。
The
中間部分5bの下方は、底壁部8bで閉塞され、この底壁部8bに、上下に貫通する貫通孔5aが形成されている。貫通孔5aの形状や配置は上記各実施形態と同様である。また、前壁部13aおよび側壁部13bの上縁には内向きフランジ部13cが形成され、その内縁が空気通路5のフロントコンパートメントFc側の開口部5cとなっている。
A lower portion of the
したがって、本実施形態では、開口部5c、中間部分5b、および貫通孔5aによって、フロントコンパートメントFcの内外を連通する空気通路5が形成されている。そして、カバー13の各部(前壁部13a、側壁部13b、内向きフランジ部13c)が遮蔽部7として機能することになる。かかる構成により、泥や、石、水、塵芥等の異物が空気通路5の上流側へ進入するのを抑制することができる。
Therefore, in the present embodiment, the
また、本実施形態では、ディフレクタ2の上端部から前方に突出してプロテクタ4の下面上でディフレクタ2の上縁に略沿って伸びる略帯板状のフランジ部8aを設け、当該フランジ部8aを底壁部8bに連設するとともに、カバー13の前壁部13aおよび側壁部13bを、底壁部8bから上方に突出させてある。
Further, in the present embodiment, a substantially band plate-
そして、共有部材8を取り付けるにあたっては、ホイルハウス3の前壁部3aの下縁に隣接してプロテクタ4に形成した貫通孔4aに(図10参照)、カバー13をプロテクタ4の下方側から差し込んで上方に突出させ、フランジ部8aをプロテクタ4の下面に突き当てて接着や、溶着、ねじ止め等することで結合する。さらに、カバー13の側壁部13bの後縁をホイルハウス3の前壁部3aに接着等することで結合する。
When attaching the shared
以上の本実施形態では、空気流発生機構1Cによって空気流Aを形成することができるため、上記各実施形態と同様の効果を得ることができる。 In the above embodiment, since the airflow A can be formed by the airflow generation mechanism 1C, the same effects as those of the above embodiments can be obtained.
また、本実施形態では、遮蔽部7を構成するカバー13を設けるとともに、コーナー部材に相当するカバー13をプロテクタ4とホイルハウス3の前壁部3aとの双方に結合して閉断面を形成したため、上記第2および第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。
Moreover, in this embodiment, while providing the
さらに、本実施形態では、遮蔽部7として機能するカバー13とディフレクタ2とを一体に有する共有部材8を用いたため、部品点数を減らすことができ、これらを別個に製造した場合に比べて製造や組み付けの手間を減らすことができる。また、これらを別部品とした場合に比べて剛性を向上することができるという利点もある。
Furthermore, in this embodiment, since the shared
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。例えば、本発明を車両の後輪に適用することも可能である。 The preferred embodiments of the present invention have been described above. However, the present invention is not limited to the above embodiments, and various modifications can be made. For example, the present invention can be applied to a rear wheel of a vehicle.
また、空気流発生機構は、ファン等を用いて空気流を発生するものとして構成することができる。また、トランクルームなどのフロントコンパートメント以外の部分から、空気を流出させる構成とすることができる。また、フロントコンパートメントの後壁部や側壁部等の他の外壁部に、空気通路を成す貫通孔を形成してもよい。 The air flow generation mechanism can be configured to generate an air flow using a fan or the like. Moreover, it can be set as the structure which flows out air from parts other than front compartments, such as a trunk room. Moreover, you may form the through-hole which comprises an air path in other outer wall parts, such as a rear wall part of a front compartment, and a side wall part.
また、ディフレクタや、突壁部、遮蔽部、コーナー部材、貫通孔等の、配置や、構造、形状、大きさ、数等のスペックは、適宜に変更して実施することができる。 In addition, specifications such as the arrangement, structure, shape, size, number, etc. of the deflector, the protruding wall portion, the shielding portion, the corner member, and the through-hole can be changed as appropriate.
A 空気流
Fc フロントコンパートメント
Wh 車輪
1,1A,1B,1C 空気流発生機構
2 ディフレクタ
2b (ディフレクタの)後面(表面)
3 ホイルハウス
3a 前壁部
4 プロテクタ(外壁部、底壁部)
4a 貫通孔
5 空気通路
5a 貫通孔
6 突壁部(ガイド部)
7 遮蔽部
8 共有部材
10 カバー(コーナー部材)
11 下側カバー(コーナー部材)
13 カバー(コーナー部材)
A Air flow Fc Front
3
4a Through-
7 Shielding
11 Lower cover (corner member)
13 Cover (corner member)
Claims (11)
前記ディフレクタに略沿い当該ディフレクタの側外方に向けて流れる空気流を生じさせる空気流発生機構を備えることを特徴とするディフレクタ構造。 In a deflector structure comprising a plate-like deflector that substantially intersects the vehicle front-rear direction provided at an interval in front of the wheel,
A deflector structure comprising an air flow generation mechanism that generates an air flow that flows substantially along the deflector toward the outside of the deflector.
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