JP2010201499A - アーク溶接機 - Google Patents

アーク溶接機 Download PDF

Info

Publication number
JP2010201499A
JP2010201499A JP2009052835A JP2009052835A JP2010201499A JP 2010201499 A JP2010201499 A JP 2010201499A JP 2009052835 A JP2009052835 A JP 2009052835A JP 2009052835 A JP2009052835 A JP 2009052835A JP 2010201499 A JP2010201499 A JP 2010201499A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
unit
storage unit
switch
dial
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009052835A
Other languages
English (en)
Inventor
Norikazu Osaki
憲和 大崎
Hideki Ihara
英樹 井原
Yoshiyuki Tabata
芳行 田畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2009052835A priority Critical patent/JP2010201499A/ja
Publication of JP2010201499A publication Critical patent/JP2010201499A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Arc Welding Control (AREA)

Abstract

【課題】溶接条件に関する知識をあまり有しない作業者でも、容易に溶接条件の設定を行うことができる溶接機を実現する。
【解決手段】第2の記憶部に予め複数の溶接条件を記憶させておき、第2の記憶部には複数の溶接条件の各々に対応付けられた番号と名称も記憶されており、ダイヤル部および/またはスイッチ部を操作することで表示部に溶接条件に対応付けられた番号と名称を順次表示して作業者に視認可能とすることで作業者による溶接条件の選択を容易にし、ダイヤル部および/またはスイッチ部の操作により選択された溶接条件を第2の記憶部から第3の記憶部に読み出して溶接を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、アークを発生させて加工対象物を加工する装置、特にデジタル制御を行うためのCPUを搭載したアーク溶接機に関するものである。
一般に、溶接機等の電極からアークを発生させて加工対象物である母材を溶融する装置には、電極と母材との間で発生するアークの電流や電圧を制御するための電力制御回路と、アークを外気から保護するシールドガスの制御回路と、アーク発生を補助するスタート回路が備えられている。消耗電極式アーク溶接機では、これらに加えて、溶接用ワイヤの送給を制御する送給制御回路が備えられている。
近年、機器の高性能化や高機能化に対応するため、これら電力制御回路やガス制御回路やスタート制御回路は、CPU(Central Processing Unit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)やDSP(Digital Signal Processor)と呼ばれるプログラム可能な素子で構成され、ソフトウェアで制御されるのが一般的となっており、デジタル制御溶接機として普及している。
このデジタル制御溶接機は、複数の溶接法を備え、各々の溶接法に対して詳細な条件設定が可能となっている。例えば、加工対象物が鉄やステンレスの場合に出力を直流とする直流溶接モードや、加工対象物がアルミニウムの場合に出力を交流出力とする交流溶接モードがある。また、直流溶接モードや交流溶接モード時に加工対象物の状態に応じて出力をパルス波形とするパルス溶接法と、その時のパルス周波数やパルス幅の条件、加工対象物の厚みに応じて変化する出力電流とガスアフターフロー時間等、多くのパラメータ設定にしたがって溶接が制御されている。デジタル溶接機では、これら多くのパラメータを設定するため、通常ジョグダイヤルと呼ばれるエンコーダや、LED(Light Emitting Diode)表示装置を備えている(例えば、特許文献1参照)。そして、通常、これらパラメータの設定は、溶接作業者の知識と経験、または取扱説明書の施工条件を参考に設定される。
以下、エンコーダやLED表示装置を備えた従来のアーク溶接機について、図6を参照しながら説明する。
図6において、アーク溶接機は、操作部5に条件設定用のジョグダイヤル1と、条件設定用のスイッチ部3と、英数字表示用のLED表示部4を備えている。そして、操作部5を制御する操作制御部6と、複数の書き換え可能な記憶領域としての第1の記憶部7と、第1の記憶部7に記憶された条件を読み出して、操作制御部6からの設定に応じて条件を修正するための作業領域としての第3の記憶部9と、第3の記憶部9の設定条件に基づいて制御を行う溶接制御回路10と、溶接制御回路10により制御される出力駆動回路11とシールドガス駆動回路12とスタート装置駆動回路13とワイヤ送給モータ駆動回路14を備えている。
以上のように構成された、従来のアーク溶接機について、その動作を説明する。
一般に、アーク溶接機は、消耗電極式アーク溶接機と非消耗電極式アーク溶接機の2種類に大別される。消耗電極式アーク溶接機が溶接用ワイヤを溶接部に供給するためのワイヤ送給用モータの回転設定を行う以外は、両溶接機はほぼ同様の条件設定項目を備えている。主な条件設定項目として、交流出力と直流出力の選択、溶接法、溶接電流値、ガスアフターフロー時間、パルス溶接を行うか否かのパルス溶接の選択等がある。
なお、アーク溶接機は、初期状態では、第3の記憶部9には工場出荷時の初期値が設定されている。作業者は、スイッチ部3の操作により溶接条件の項目を選択し、ジョグダイヤル1の操作により前記項目に対する数値を設定する。これにより第3の記憶部9の設定が変更される。前記数値は、LED表示部4に表示され確認を行うことができる。そして、この操作を繰り返し行い、目的とする溶接に必要な条件を全て設定し、その後に溶接を開始する。第3の記憶部9の各設定値は溶接制御回路10に送られ、溶接制御回路10は、設定値に従って出力駆動回路11とシールドガス駆動回路12とスタート装置駆動回路13を動作させ、作業者が設定した条件で溶接を行う。
また、作業者が設定した溶接条件は、ジョグダイヤル1とスイッチ部3の操作によりLED表示部4で記憶チャンネルを確認しながら、第1の記憶部7に記憶することができる。
意匠登録第1274142号公報
上記従来の溶接機を使用すれば、溶接条件の設定をデジタルで数値入力することができ、正確な条件設定が可能となる。また、設定した条件を記憶することができ、次回溶接時に再生することで、繰り返し同一条件を再現することが可能である。
しかしながら、上記のような従来の溶接機では、溶接条件の設定を行う場合、溶接法の選択や溶接電流の設定を始め、多くの設定項目について作業者の知識や経験にもとづいて設定するか、あるいは、取扱説明書等の参考資料にもとづいて設定する必要がある。そのため、設定に時間がかかり、また、熟練作業者でなければ正しい設定ができないという課題を有していた。
特に、アルミニウムやステンレスの溶接を行う場合や、厚みの異なる材料同士を溶接する場合などでは、最適な溶接電流値、交流出力の周波数や出力極性比率、パルス溶接時のパルス周波数やパルス電流比率等、多くの設定項目がある。そのため、施工対象物に対する最適な溶接条件の設定が困難であるという課題を有していた。
また、設定した溶接条件を記憶する場合、複数の記憶条件に対してチャンネル番号やチャンネル番号での記憶となるため、再生する場合に、記憶内容が不明確であり、どのような溶接に対応するための溶接条件で有るのかがわかり難いという課題も有していた。
上記課題を解決するために、本発明のアーク溶接機は、溶接条件を設定するためのダイヤル部と溶接条件を設定するためのスイッチ部と表示部を有する操作部と、前記操作部の前記ダイヤル部や前記スイッチ部の操作に基づいて表示部の表示内容を変更する操作制御部と、書き換え可能で溶接条件を記憶可能な記憶領域としての第1の記憶部と、溶接対象物に関する情報に対応付けた溶接条件を予め複数記憶するための記憶領域としての第2の記憶部と、前記ダイヤル部や前記スイッチ部の操作に基づき前記操作制御部が前記第1の記憶部または前記第2の記憶部から読み出した溶接条件を記憶するための作業領域としての第3の記憶部と、前記第3の記憶部に記憶された溶接条件に基づいて溶接出力の制御を行う溶接出力制御部を備え、前記ダイヤル部および/または前記スイッチ部の操作により前記表示部に設定項目として溶接対象物に関する情報を順次表示させると共に前記ダイヤル部および/または前記スイッチ部の操作により溶接対象物に関する情報を順次設定し、前記設定した溶接対象物に関する情報に対応する溶接条件を前記第2の記憶部から選択して前記第3の記憶部に読み込んで溶接を行うものである。
また、本発明のアーク溶接機は、上記に加えて、溶接対象物に関する情報は、前記溶接対象物の材質と、前記溶接対象物の厚みと、溶接部の継ぎ手形状と、溶接姿勢としたものである。
また、本発明のアーク溶接機は、上記に加えて、スイッチ部は複数のスイッチからなり、前記複数のスイッチのうち1つのスイッチは、溶接対象物に関する情報に基づいて溶接条件を選択することを指示するためのモード選択スイッチであり、前記モード選択スイッチにより溶接対象物に関する情報に基づいて溶接条件を選択することを指示している場合には、ダイヤル部および/またはスイッチ部の操作により設定された溶接対象物に関する情報に対応する溶接条件を前記第2の記憶部から選択して前記第3の記憶部に読み込み、前記モード選択スイッチにより溶接対象物に関する情報に基づいて溶接条件を選択することを指示していない場合には、前記ダイヤル部および/または前記スイッチ部の操作により決定した溶接条件を第1の記憶部に記憶可能とするものである。
また、本発明のアーク溶接機は、
溶接条件を設定するためのダイヤル部と溶接条件を設定するためのスイッチ部と表示部を有する操作部と、前記操作部の前記ダイヤル部や前記スイッチ部の操作に基づいて表示部の表示内容を変更する操作制御部と、書き換え可能で溶接条件を記憶可能な記憶領域としての第1の記憶部と、溶接対象物に関する情報に対応付けた溶接条件を予め複数記憶するための記憶領域としての第2の記憶部と、前記ダイヤル部や前記スイッチ部の操作に基づき前記操作制御部が前記第1の記憶部または前記第2の記憶部から読み出した溶接条件を記憶するための作業領域としての第3の記憶部と、前記第3の記憶部に記憶された溶接条件に基づいて溶接出力の制御を行う溶接出力制御部を備え、前記第2の記憶部に予め複数の溶接条件を記憶させておき、前記第2の記憶部には前記複数の溶接条件の各々に対応付けられた番号と名称も記憶されており、前記ダイヤル部および/またはスイッチ部を操作することで前記表示部に前記溶接条件に対応付けられた番号と名称を順次表示して作業者に視認可能とすることで作業者による溶接条件の選択を容易にし、前記ダイヤル部および/またはスイッチ部の操作により選択された溶接条件を前記第2の記憶部から前記第3の記憶部に読み出して溶接を行うものである。
また、本発明のアーク溶接機は、上記に加えて、ダイヤル部および/またはスイッチ部を操作することで第3の記憶部に読み出した溶接条件の少なくとも1部を変更し、前記ダイヤル部および/またはスイッチ部を操作することでこの変更した溶接条件に名称を付して番号を対応付けて第1の記憶部に記憶し、前記ダイヤル部および/またはスイッチ部を操作することで前記表示部に前記第1の記憶部と第2の記憶部に記憶されている前記溶接条件に対応付けられた番号と名称を順次表示して作業者に視認可能とすることで作業者による溶接条件の選択を容易にし、前記ダイヤル部および/またはスイッチ部の操作により選択された溶接条件を前記第1の記憶部または前記第2の記憶部から前記第3の記憶部に読み出して溶接を行うものである。
また、本発明のアーク溶接機は、上記に加えて、表示部は、液晶表示部および/またはLED表示部からなるものである。
以上のように、本発明によれば、ダイヤル部やスイッチ部の操作により表示部に第1の記憶部や第2の記憶部に記憶された溶接条件に対応付けされた番号や名称が表示され、特に、名称が表示されるので、作業者はこの名称を見て溶接条件の設定(選択)を行うこが可能となるので、例えば、溶接の初心者でも容易に溶接条件の設定を行うことができる。
また、ダイヤル部やスイッチ部3の操作と表示部を用いて、修正した溶接条件に任意の名称を付与して第1の記憶部に記憶可能とすることで、次回に同様の溶接を行う際に、名称による溶接条件の設定(選択)が容易となり、溶接条件の設定時間の大幅な短縮を実現することができる。
また、ダイヤル部やスイッチ部3の操作と表示部4を用いて、溶接対象物に関する情報を設定することで、これに適した溶接条件を設定(選択)することができるので、例えば、溶接条件に関する知識を有しない作業者でも、溶接対象物の情報を目視確認しながら入力することにより、第2の記憶部に記憶された溶接条件の中から簡単に溶接条件の設定を行うことが可能となる。
(実施の形態1)
本実施の形態の溶接機について、図1から図5を用いて説明する。図1は、本実施の形態におけるアーク溶接機の回路構成の概略を示す図である。図2はアーク溶接機の外観を示す図であり、図3は、アーク溶接機の操作部を示す図である。また、図4と図5は、本実施の形態におけるアーク溶接機の条件設定の一例を示す図である。
図1において、溶接機の操作部5には、条件設定用のエンコーダとしてのジョグダイヤル1と、文字情報等を表示するための液晶表示部2と、溶接条件の設定等に用いられる複数のスイッチからなるスイッチ部3と、英数字等を表示するためのLED部4が備えられている。また、溶接機には、操作部5と情報の授受を行い操作部5を制御する操作制御部6と、複数の書き換え可能な記憶領域としての第1の記憶部7と、複数の固定条件を記憶した記憶領域としての第2の記憶部8と、第1記憶部または第2の記憶部に記憶された溶接条件等を読み出して、操作制御部6からの設定に応じて条件を修正する作業領域としての第3の記憶部9と、第3の記憶部9に読み出された溶接条件に従った制御を行う溶接制御回路10と、溶接制御回路10によって制御される出力駆動回路11とシールドガス駆動回路12とスタート装置駆動回路13を備えている。ここで、非消耗電極式アーク溶接機の場合には、上記構成に加えて、ワイヤ送給モータ駆動回路14を備えている。
なお、背景技術で説明した従来の溶接機と異なる主な点は、記憶条件に対応付けて付与された名称および条件内容を表示する液晶表示部2を設けた点と、複数の固定条件を記憶した第2の記憶領域8を設けた点である。
以上のように構成された溶接機について、その動作を説明する。
アーク溶接機は、初期状態では第3の記憶部9に工場出荷時の初期値として、記憶している溶接条件のうちの1つが設定されている。また、第2の記憶部8には、予め設定されている複数の溶接条件が記憶されている。なお、第2の記憶部には前記複数の溶接条件の各々に対応付けられた番号と名称も記憶されている。
作業者は、スイッチ部3の操作により記憶条件を再生するモードを選択し、ジョグダイヤル1の操作により第2の記憶部8に予め記憶されている条件内容(これを記憶チャンネルと呼ぶ)を確認し、目的とする溶接対象物に最も適した記憶チャンネルを選択する。なお、作業者によるジョグダイヤル1の操作により、第2の記憶部8に記憶された複数の溶接条件の各々に対応付けられたチャンネル番号と名称が、順次、液晶表示部2またはLED表示部4に表示される。
選択された記憶チャンネルに対応する情報は、第3の記憶部9に読み出される。そして、第3の記憶部9にある溶接条件の設定に従って、溶接電流値、ガスアフターフロー時間、パルス電流、パルス周波数、交流出力周波数等の詳細パラメータが設定され、溶接制御回路10が出力駆動回路11とシールドガス駆動回路12とスタート装置駆動回路13とワイヤ送給モータ駆動回路14等を制御して溶接を行うことができる。第3の記憶部9に読み出された溶接条件は、ジョグダイヤル1やスイッチ部3を備えた操作部5を操作することにより変更することが可能であり、作業者は実際の溶接施工状態を確認しながら、条件を修正することができる。そして、上記で修正された第3の記憶部9の溶接条件は、スイッチ部3またはジョグダイヤル1の操作により、液晶表示部2で入力内容を確認しながら名称を付与した後に第1の記憶部7の任意のチャンネルに記憶することができる。
図4は、上記操作の一例を説明するためのものである。溶接作業者は、まず図4の(1)に示すように、スイッチ部3を構成する複数のスイッチのうちの1つであるモード選択スイッチの操作により、「再生モード」を選択する。
次に、図4の(2)に示すように、ジョグダイヤル1の操作により第2の記憶部8に格納されている「記憶チャンネル(サイセイCH)」を選択する。このとき、液晶表示部2には、チャンネル番号とともに、そのチャンネルに対応付けて付与された個別の名称が表示されるものであり、作業者はこの名称に基づいて即時に溶接条件の内容の概要を把握することができる。
そして、図4の(3)に示すように、実際の溶接施工を行い、施工結果に基づいて溶接条件を変更したい場合には、設定されている条件を更に最適な条件に修正することが可能である。修正された条件を第1の記憶部7に記憶する場合、図4の(4)に示すように、ジョグダイヤル1で記憶チャンネルを選択する。
次に、図4の(5)に示すように選択されたチャンネルに対応づけてジョグダイヤル1の操作により新たな名称を付与し、その後、図4の(6)に示すように、スイッチ部3を押下することにより溶接条件を第1の記憶部7に記憶することが可能である。
なお、第1の記憶部7と第2の記憶部8の両方に溶接条件が記憶されている場合には、作業者がジョグダイヤル1を操作すると、第1の記憶部7に記憶されている溶接条件に対応付けられたチャンネル番号と名称が液晶表示部2および/またはLED表示部4に順次表示され、さらに、作業者がジョグダイヤル1の操作を続けると、第2の記憶部8に記憶されている溶接条件に対応付けられたチャンネル番号と名称が液晶表示部2および/またはLED表示部4に順次表示され、さらに、作業者がジョグダイヤル1の操作を続けると、第1の記憶部7に記憶されている溶接条件に対応付けられたチャンネル番号と名称に戻り、これらが繰り返される。
以上のように、本実施の形態の溶接機によれば、ジョグダイヤル1やスイッチ部3の操作により液晶表示部2やLED表示部4に第1の記憶部7や第2の記憶部8に記憶された溶接条件に対応付けされたチャンネル番号と名称が表示され、特に、名称が表示されるので、作業者はこの名称を見て溶接条件の設定(選択)を行うこが可能となるので、例えば、溶接の初心者でも容易に溶接条件の設定を行うことができる。
また、ジョグダイヤル1やスイッチ部3の操作と、液晶表示部2やLED表示部4を用いて、修正した溶接条件に任意の名称を付与して第1の記憶部7に記憶可能とすることで、次回同様の溶接を行う際に、名称による溶接条件の設定(選択)が容易となり、溶接条件の設定時間の大幅な短縮を実現することができる。
次に、溶接対象物に関する情報として、溶接対象物の種類と厚みと溶接部の継ぎ手形状と溶接姿勢を設定し、設定に合致する条件を第2の記憶部8から第3の記憶部9に読み込んで溶接を行う場合について説明する。
図5は、上記操作の一例を示したものである。図5において、溶接作業者は、まず図5の(1)に示すように、複数のスイッチからなるスイッチ部3のうち「溶接対象物入力モード」を選択するスイッチを操作することにより「溶接対象物入力モード」を選択する。
次に図5の(2)に示すように、ジョグダイヤル1の操作により、液晶表示部2に表示される情報を確認しながら、溶接対象物の「材質」を選択する。
次に、図5の(3)に示すように、ジョグダイヤル1の操作により溶接対象物の「板厚」を選択する。次に(4)に示すように、ジョグダイヤル1の操作により溶接対象物の「継ぎ手形状」を選択する。次に、(5)に示すように、ジョグダイヤル1の操作により溶接対象物への「溶接姿勢」を選択する。最後に図5の(6)に示すように、条件読出しを行うことによって、第2の記憶部8から図5の(2)から(5)に示す操作により選択された条件に適する条件が第3の記憶部9に読み出され、溶接が可能となる。この条件は、設定値を修正後に、ジョグダイヤル1の操作により新たな名称を付与した後、第1の記憶部7に記憶することも可能である。
このように、ジョグダイヤル1やスイッチ部3の操作と、液晶表示部2やLED表示部4を用いて、施工材料の種類と厚みと溶接部の継ぎ手形状と溶接姿勢などの溶接対象物に関する情報を設定することで、これに適した溶接条件を設定(選択)することができるので、例えば、溶接条件に関する知識を有しない作業者でも、溶接対象物の情報を目視確認しながら入力することにより、第2の記憶部8に記憶された溶接条件の中から簡単に溶接条件の設定を行うことが可能となる。
なお、溶接の初心者の場合、良好な溶接を行うための溶接条件を自ら設定することは難しいが、溶接対象物の材質や厚み等の情報は理解し易く、このような理解し易い情報を設定入力するだけで溶接条件を設定することができるので、特に溶接の初心者等にとって非常に有用である。
本発明のアーク溶接機は、初心者でも簡単に溶接条件が選択でき、選択した条件を修正した後にその条件に対して固有の名称を付与して記憶させることで、次回の溶接条件設定の際に、短時間で間違いの無い条件設定を実現できる溶接機として産業上有用である。
本発明の実施の形態における溶接機の概略構成を示す図 本発明の実施の形態における溶接機の外観を示す図 本発明の実施の形態における溶接機の操作部の構成を示す図 本発明の実施の形態における溶接機の操作の一例を示す図 本発明の実施の形態における溶接機の条件設定の一例を示す図 従来の溶接機の概略構成を示す図
1 ジョグダイヤル
2 液晶表示部
3 スイッチ部
4 LED表示部
5 操作部
6 操作制御部
7 第1の記憶部
8 第2の記憶部
9 第3の記憶部
10 溶接制御回路
11 出力駆動回路
12 シールドガス駆動回路
13 スタート装置駆動回路
14 ワイヤ送給モータ駆動回路

Claims (6)

  1. 溶接条件を設定するためのダイヤル部と溶接条件を設定するためのスイッチ部と表示部を有する操作部と、
    前記操作部の前記ダイヤル部や前記スイッチ部の操作に基づいて表示部の表示内容を変更する操作制御部と、
    書き換え可能で溶接条件を記憶可能な記憶領域としての第1の記憶部と、
    溶接対象物に関する情報に対応付けた溶接条件を予め複数記憶するための記憶領域としての第2の記憶部と、
    前記ダイヤル部や前記スイッチ部の操作に基づき前記操作制御部が前記第1の記憶部または前記第2の記憶部から読み出した溶接条件を記憶するための作業領域としての第3の記憶部と、
    前記第3の記憶部に記憶された溶接条件に基づいて溶接出力の制御を行う溶接出力制御部を備え、
    前記ダイヤル部および/または前記スイッチ部の操作により前記表示部に設定項目として溶接対象物に関する情報を順次表示させると共に前記ダイヤル部および/または前記スイッチ部の操作により溶接対象物に関する情報を順次設定し、
    前記設定した溶接対象物に関する情報に対応する溶接条件を前記第2の記憶部から選択して前記第3の記憶部に読み込んで溶接を行うアーク溶接機。
  2. 溶接対象物に関する情報は、前記溶接対象物の材質と、前記溶接対象物の厚みと、溶接部の継ぎ手形状と、溶接姿勢である請求項1記載のアーク溶接機。
  3. スイッチ部は複数のスイッチからなり、前記複数のスイッチのうち1つのスイッチは、溶接対象物に関する情報に基づいて溶接条件を選択することを指示するためのモード選択スイッチであり、前記モード選択スイッチにより溶接対象物に関する情報に基づいて溶接条件を選択することを指示している場合には、ダイヤル部および/またはスイッチ部の操作により設定された溶接対象物に関する情報に対応する溶接条件を前記第2の記憶部から選択して前記第3の記憶部に読み込み、前記モード選択スイッチにより溶接対象物に関する情報に基づいて溶接条件を選択することを指示していない場合には、前記ダイヤル部および/または前記スイッチ部の操作により決定した溶接条件を第1の記憶部に記憶可能とする請求項1または2記載のアーク溶接機。
  4. 溶接条件を設定するためのダイヤル部と溶接条件を設定するためのスイッチ部と表示部を有する操作部と、
    前記操作部の前記ダイヤル部や前記スイッチ部の操作に基づいて表示部の表示内容を変更する操作制御部と、
    書き換え可能で溶接条件を記憶可能な記憶領域としての第1の記憶部と、
    溶接対象物に関する情報に対応付けた溶接条件を予め複数記憶するための記憶領域としての第2の記憶部と、
    前記ダイヤル部や前記スイッチ部の操作に基づき前記操作制御部が前記第1の記憶部または前記第2の記憶部から読み出した溶接条件を記憶するための作業領域としての第3の記憶部と、
    前記第3の記憶部に記憶された溶接条件に基づいて溶接出力の制御を行う溶接出力制御部を備え、
    前記第2の記憶部に予め複数の溶接条件を記憶させておき、前記第2の記憶部には前記複数の溶接条件の各々に対応付けられた番号と名称も記憶されており、
    前記ダイヤル部および/またはスイッチ部を操作することで前記表示部に前記溶接条件に対応付けられた番号と名称を順次表示して作業者に視認可能とすることで作業者による溶接条件の選択を容易にし、前記ダイヤル部および/またはスイッチ部の操作により選択された溶接条件を前記第2の記憶部から前記第3の記憶部に読み出して溶接を行うアーク溶接機。
  5. ダイヤル部および/またはスイッチ部を操作することで第3の記憶部に読み出した溶接条件の少なくとも1部を変更し、前記ダイヤル部および/またはスイッチ部を操作することでこの変更した溶接条件に名称を付して番号を対応付けて第1の記憶部に記憶し、
    前記ダイヤル部および/またはスイッチ部を操作することで前記表示部に前記第1の記憶部と第2の記憶部に記憶されている前記溶接条件に対応付けられた番号と名称を順次表示して作業者に視認可能とすることで作業者による溶接条件の選択を容易にし、前記ダイヤル部および/またはスイッチ部の操作により選択された溶接条件を前記第1の記憶部または前記第2の記憶部から前記第3の記憶部に読み出して溶接を行う請求項4記載のアーク溶接機。
  6. 表示部は、液晶表示部および/またはLED表示部からなる請求項1から5のいずれか1項に記載のアーク溶接機。
JP2009052835A 2009-03-06 2009-03-06 アーク溶接機 Pending JP2010201499A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009052835A JP2010201499A (ja) 2009-03-06 2009-03-06 アーク溶接機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009052835A JP2010201499A (ja) 2009-03-06 2009-03-06 アーク溶接機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010201499A true JP2010201499A (ja) 2010-09-16

Family

ID=42963518

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009052835A Pending JP2010201499A (ja) 2009-03-06 2009-03-06 アーク溶接機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010201499A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013051179A1 (ja) * 2011-10-05 2013-04-11 パナソニック株式会社 溶接機
JP2015174092A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 株式会社三社電機製作所 溶接機用電源装置
JPWO2021100280A1 (ja) * 2019-11-18 2021-05-27

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013051179A1 (ja) * 2011-10-05 2013-04-11 パナソニック株式会社 溶接機
JP5267752B1 (ja) * 2011-10-05 2013-08-21 パナソニック株式会社 溶接機
JP2015174092A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 株式会社三社電機製作所 溶接機用電源装置
CN106170363A (zh) * 2014-03-13 2016-11-30 株式会社三社电机制作所 焊接机用电源装置
US10065261B2 (en) 2014-03-13 2018-09-04 Sansha Electric Manufacturing Co., Ltd. Power supply apparatus for welding machine
JPWO2021100280A1 (ja) * 2019-11-18 2021-05-27
CN114650894A (zh) * 2019-11-18 2022-06-21 松下知识产权经营株式会社 焊接机
JP7129621B2 (ja) 2019-11-18 2022-09-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 溶接機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20230150049A1 (en) Method for setting welding parameters
JP5927505B2 (ja) 溶接条件決定方法および溶接装置
US20090071949A1 (en) User interface for welding power supply
JP5594356B2 (ja) 溶接機
JP2018176288A (ja) ロボットの教示装置
JP2006082091A (ja) 溶接機用電源装置
CN105880799A (zh) 用于在短路电弧焊接过程中增加对焊接点的热量输入的方法和系统
JP2010201499A (ja) アーク溶接機
JP2021151656A (ja) 溶接ロボットシステム
EP3271106B1 (en) Welding system and method
JP5267752B1 (ja) 溶接機
US7186949B2 (en) Arc welding equipment
JP2009034686A (ja) アーク溶接電源
JP6596670B2 (ja) 溶接装置および溶接方法
WO2016075883A1 (ja) 溶接条件設定方法
JP5157270B2 (ja) 非消耗電極型自動溶接装置
JP2009208126A (ja) 半導体レーザ溶着装置
JP6826153B2 (ja) ロボットの教示装置
JP6139285B2 (ja) アーク溶接機
JP2011067895A (ja) ロボットのツールの位置の微調整方法及びロボット制御システム
JP2012125889A (ja) ロボットシステム
JP5556734B2 (ja) 溶接システムおよび溶接システム用ロボット制御装置
JP6583958B2 (ja) 溶接用電源装置および制御方法
JP2018202466A (ja) 溶接条件設定装置及び溶接条件設定方法
JPH03114669A (ja) ロボットによる溶接機制御方式