JP2010198291A - 電子棚札、管理サーバ、電子棚札プログラム、及び管理プログラム - Google Patents

電子棚札、管理サーバ、電子棚札プログラム、及び管理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2010198291A
JP2010198291A JP2009042133A JP2009042133A JP2010198291A JP 2010198291 A JP2010198291 A JP 2010198291A JP 2009042133 A JP2009042133 A JP 2009042133A JP 2009042133 A JP2009042133 A JP 2009042133A JP 2010198291 A JP2010198291 A JP 2010198291A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shelf label
management server
notification
electronic shelf
attachment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009042133A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Kojima
治 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
Priority to JP2009042133A priority Critical patent/JP2010198291A/ja
Publication of JP2010198291A publication Critical patent/JP2010198291A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Display Racks (AREA)
  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】電子棚札が取り外されたことを検出する。
【解決手段】棚札端末5は、商品棚の取付部に装着検出スイッチ59を有しており、商品棚に装着した場合にオンし、取り外した場合にオフするようになっている。棚札端末5は、装着検出スイッチ59がオンした場合には、管理サーバ2に装着信号を送信し、オフした場合には取り外し信号を送信するようになっており、これによって管理サーバ2は、棚札端末5が商品棚に装着されているのか取り外されたのかを判断することができる。また、管理サーバ2は、棚札端末5にモード切替信号を送信することにより、通常モードと緊急モードを設定することができる。棚札端末5は、通常モードでは、取り外されてから一定時間経過後に取り外し信号を送信し、当該一定時間内に再び装着された場合には取り外し信号を送信しない。
【選択図】図10

Description

本発明は、電子棚札、管理サーバ、電子棚札プログラム、及び管理プログラムに関し、例えば、棚から外れた場合に、これを管理サーバで検出するものに関する。
店舗では、商品の価格などを表示した棚札を商品棚に設置し、顧客の便宜を図っている。
これら棚札は、一般に、紙媒体に印字したり、手書きしたりして作成されるが、近年では、液晶表示部に商品情報を表示する電子棚札が用いられるようになってきた。
電子棚札は、例えば、赤外線などにより表示情報を受信し、これを液晶表示部に表示する。
このような電子棚札に関する技術として次の特許文献1の「棚札装置及び棚札用フレーム」がある。
この技術は、電子棚札に顧客の注意を引くメッセージなどを表示する欄を設けたものである。
また、特許文献2の「情報表示装置」のように非常事態に避難経路を表示するものも提案されている。
サーバー装置と、数台の送信装置(中継機)と、多数の固定設置されている受信装置(棚札端末)の構成で運用される電子棚札システムにおいて、電子棚札は設置している商品棚から比較的簡単に取り外せてしまうため、棚札本体の盗難や、落下紛失等の心配があり、代替品を用意するまで商品情報の表示ができなくなる可能性があった。
特開2005−40334公報 特開平10−289390号公報
本発明は、電子棚札が取り外されたことを検出することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、棚に設置され、管理サーバにより取付状態を管理される電子棚札であって、棚に設けられた取付部分に前記電子棚札の本体を取り付ける取付手段と、前記取付手段が前記取付部分から外れた場合に、当該外れた旨の通知を前記管理サーバに送信する通知送信手段と、を具備したことを特徴とする電子棚札を提供する。
請求項2に記載の発明では、前記通知送信手段は、前記取付部分から外れた状態が所定時間以上持続した場合に、前記外れた旨の通知を前記管理サーバに送信することを特徴とする請求項1に記載の電子棚札を提供する。
請求項3に記載の発明では、前記通知送信手段は、前記取付部分から外れた場合に、速やかに前記外れた旨の通知を前記管理サーバに送信することを特徴とする請求項1に記載の電子棚札を提供する。
請求項4に記載の発明では、前記取付部分から外れた状態が所定時間以上持続した場合に前記外れた旨の通知を前記管理サーバに送信する通常モードと、前記取付部分から外れた場合に速やかに前記外れた旨の通知を前記管理サーバに送信する緊急モードのうちの何れかのモードの指定を受け付けるモード指定受付手段を具備し、前記通知送信手段は、前記受け付けたモードにて送信することを特徴とする請求項1に記載の電子棚札を提供する。
請求項5に記載の発明では、前記通知送信手段は、前記取付手段が取付部分に取り付けられた場合に、当該取り付けられた旨の通知を前記管理サーバに送信することを特徴とする請求項1から請求項4までの内の何れか1の請求項に記載の電子棚札を提供する。
請求項6に記載の発明では、棚に設けられた取付部分に取り付けられた電子棚札の前記取付部分への取付状態を管理する管理サーバであって、前記電子棚札から、当該電子棚札が前記取付部分から外れた旨の通知を受信する通知受信手段と、前記通知を受信した場合に、当該電子棚札が取り付けられていた位置を提示する提示手段と、を具備したことを特徴とする管理サーバを提供する。
請求項7に記載の発明では、前記提示手段は、前記通知を受信した場合に、速やかに当該電子棚札が取り付けられていた位置を提示することを特徴とする請求項6に記載の管理サーバを提供する。
請求項8に記載の発明では、前記電子棚札に対して、前記取付部分から外れた状態が所定時間以上持続した場合に前記外れた旨の通知を前記管理サーバに送信する通常モードと、前記取付部分から外れた場合に速やかに前記外れた旨の通知を前記管理サーバに送信する緊急モードと、の何れかを指定するモード指定手段を具備したことを特徴とする請求項6、又は請求項7に記載の管理サーバを提供する。
請求項9に記載の発明では、前記通信受信手段は、前記電子棚札から、前記取付部分から外れた場合に、速やかに前記外れた旨の通知を受信し、前記外れた旨の通知を受信してから前記電子棚札が外れた状態が所定時間以上持続したか否かを判断する判断手段を具備し、前記提示手段は、前記通知を受信した後、前記判断手段が前記電子棚札が外れた状態が所定時間以上持続したと判断した場合に、当該電子棚札が取り付けられていた位置を提示することを特徴とする請求項6に記載の管理サーバを提供する。
請求項10に記載の発明では、前記判断手段は、前記外れた旨の通知を受信してから前記取付部分に取り付けられた旨の通知を前記電子棚札から前記所定時間以内に受信しなかった場合に、前記外れた旨の通知を受信してから前記電子棚札が外れた状態が所定時間以上持続したと判断することを特徴とする請求項9に記載の管理サーバを提供する。
請求項11に記載の発明では、前記外れた旨の通知を受信した場合に、前記提示手段が、速やかに当該電子棚札が取り付けられていた位置を提示するモードを具備したことを特徴とする請求項9、又は請求項10に記載の管理サーバを提供する。
請求項12に記載の発明では、棚に設けられた取付部分によって本体が前記棚に設置され、管理サーバにより取付状態を管理される電子棚札用の電子棚札プログラムであって、本体が前記取付部分から外れたことを検出する検出機能と、前記検出機能によって取り外されたことが検出された場合に、当該外れた旨の通知を前記管理サーバに送信する通知送信機能と、をコンピュータで実現する電子棚札プログラム。
請求項13に記載の発明では、棚に設けられた取付部分に取り付けられた電子棚札の前記取付部分への取付状態を管理する管理サーバ用の管理プログラムであって、前記電子棚札から、当該電子棚札が前記取付部分から外れた旨の通知を受信する通知受信機能と、前記通知を受信した場合に、当該電子棚札が取り付けられていた位置を提示する提示機能と、をコンピュータで実現する管理プログラムを提供する。
電子棚札にセンサを設け、これによって取り外されたことを検出し、管理サーバに通知する。
電子棚札システムのネットワーク構成の一例を示した図である。 管理サーバ、中継機、及び棚札端末のハードウェア的な構成の一例を示した図である。 管理サーバの機能的な構成を示した図である。 棚札端末の機能的な構成を示した図である。 棚札情報の論理的な構成の一例を示した図である。 店内レイアウト情報を表示した店内レイアウト画面を示した図である。 緊急モードでの店内レイアウト画面の表示を示した図である。 棚札端末の正面斜視図を示した図である。 棚札端末の裏面斜視図を示した図である。 棚札端末を側面から見た断面図を示した図である。 アタッチメントの斜視図を示した図である。 棚札端末をアタッチメントに取り付けた状態で、棚札端末を側面から見た断面図を示した図である。 棚札端末が通常モードにて着脱を検出する手順を説明するためのフローチャートである。 棚札端末のモード設定の手順を説明するためのフローチャートである。 変形例1で管理サーバが棚札端末の取り外しの報知を行う手順を説明するためのフローチャートである。 変形例2で管理サーバが棚札端末の取り外しの報知を行う手順を説明するためのフローチャートである。
(1)実施形態の概要
棚札端末5(図10)は、商品棚の取付部に装着検出スイッチ59を有しており、商品棚に装着した場合にオンし、取り外した場合にオフするようになっている。
棚札端末5は、装着検出スイッチ59がオンした場合には、管理サーバ2(図1)に装着信号を送信し、オフした場合には取り外し信号を送信するようになっており、これによって管理サーバ2は、棚札端末5が商品棚に装着されているのか取り外されたのかを判断することができる。
また、管理サーバ2は、棚札端末5にモード切替信号を送信することにより、通常モードと緊急モードを設定することができる。
棚札端末5は、通常モードでは、取り外されてから一定時間経過後に取り外し信号を送信し、当該一定時間内に再び装着された場合には取り外し信号を送信しない。
このため、通常モードでは、店舗の担当者による一時的な取り外しや落下などによる不測の取り外しを区別して取り外し信号を送信することができる。
そして、管理サーバ2は、棚札端末5から取り外し信号を受信すると、当該棚札端末5の棚札番号と店内レイアウトを照合し、当該棚札端末5の位置を店舗の担当者に表示する。
一方、緊急モードでは、「要救護者は最寄りの棚札を取り外して下さい」などと館内アナウンスが流され、要救護者が身近にある棚札端末5を取り外すと、棚札端末5は、速やかに取り外し信号を管理サーバ2に送信する。
管理サーバ2は、棚札端末5から取り外し信号を受信すると、店舗の担当者に当該棚札端末5の位置を表示し、速やかに救護に向かうことができる。
(2)実施形態の詳細
図1は、本実施の形態の電子棚札システム1のネットワーク構成の一例を示した図である。
電子棚札システム1は、管理サーバ2、中継機3a、3b、・・・(以下、中継機3)、電子棚札として機能する棚札端末5、5、・・・(以下、棚札端末5)などから構成されている。
中継機3と棚札端末5は、無線通信し、無線としてはRF(Radio Frequency)や赤外線などを用いることができる。
電子棚札システム1は、例えば、大型小売店舗に設置された場合、1日のうち、1〜2時間程度が棚札端末5の表示内容の書き換えに用いられ、その他の期間は表示の書き換えは行わずに同期が維持されている。
管理サーバ2は、棚札端末5と通信し、これらの表示内容を設定するアプリケーションを備えたサーバであり、例えば、店舗の事務所などに設置されている。
管理サーバ2は、有線LAN(Local Area Network)または無線LANによって、中継機3と通信し、これら中継機3を介して棚札端末5と通信する。
管理サーバ2は、棚札端末5と通信してこれらの表示を書き換えるほか、棚札端末5に設けられたセンサによる検出値を受信し、これによって商品棚への設置状況を監視している。
中継機3は、例えば、店舗の天井や柱などに設置され、管理サーバ2とLANによる通信を行うと共に、近辺に存在する棚札端末5と近距離の無線通信を行い、管理サーバ2と棚札端末5の通信を中継する。
このように、管理サーバ2と棚札端末5の通信を中継機3に中継させるのは、棚札端末5に中継機3との近距離無線通信を行わせたほうが、棚札端末5に管理サーバ2との遠距離の無線通信を行わせる場合よりも棚札端末5の消費電力を低減することができるためである。
中継機3は、通信タイミングが重ならないように従属位相同期を行っている。
即ち、中継機3のグループ内で親中継機を1台設定し、1つの中継機3のグループは、親中継機を頂点とする根構造を形成し、子中継機は親中継機が送信する同期信号を監視することにより従属同期を行う。
例えば、中継機3b、3c(子中継機)は、中継機3a(親中継機)が棚札端末5に送信する同期信号を受信し、この受信タイミングを基準として、自己の同期信号を送信する。
棚札端末5は、無線端末で構成された電子棚札であって、店舗の棚などに設置されて、液晶画面に商品の名称や価格などを表示するアプリケーションを搭載している。
棚札端末5は、何れかの中継機3に対応づけられており、棚札端末5は自己が対応づけられた中継機3と通信する。
例えば、中継機3aには、棚札端末群6a内の棚札端末5が中継機3aと通信するように設定されている。
これら設定は、棚札端末5が商品棚に設置された際に、棚札端末5に周囲の中継機3をサーチさせて最も電波状態のよい中継機3を検出させて管理サーバ2に報告させ、管理サーバ2がこれら棚札端末5と中継機3を紐づけることにより行われる。なお、この対応づけ処理は参加などと呼ばれる。
また、棚札端末5は、商品棚に取り付けられているか、あるいは取り外されたかを検知するセンサを備えており、棚札端末5が取り外された場合には、取り外し信号を管理サーバ2に送信し、装着された場合には装着信号を管理サーバ2に送信する。
これらの信号には、棚札端末5の端末IDが含まれており、管理サーバ2は、これらの信号により、どの棚札端末5が取り外されたのか、あるいは装着されたのかを認識することができる。
図2は、管理サーバ2、中継機3、及び棚札端末5のハードウェア的な構成の一例を示した図である。
管理サーバ2は、CPU21、RAM22、記憶媒体23、クロック24、表示部25、操作部26、LAN接続I/F(インターフェース)27などから構成されている。
CPU21は、記憶媒体23などに記憶されたプログラムを実行して各種演算や管理サーバ2の各部を制御する中央処理装置である。
RAM22は、CPU21に対してワーキングメモリを提供するランダムアクセスメモリである。
記憶媒体23は、例えば、ハードディスクや半導体装置などによって構成されており、各種のプログラムやデータを記憶しており、本実施の形態では、棚札端末5をグループ分けして通信するためのプログラムや、棚札端末5を登録したデータベースや店内のレイアウトと棚札端末5の取付状況を記録したデータベースなどが記憶されている。
クロック24は、例えば、水晶発振器などによって構成され、クロック信号を生成する。
表示部25は、例えば、液晶ディスプレイなどによって構成されており、担当者が管理サーバ2を操作する際の操作画面などの各種画面を表示する。
操作部26は、例えば、キーボードやマウスなどの操作端末を備えており、担当者から管理サーバ2の操作を受け付ける。
LAN接続I/F27は、有線、または無線LANであり、中継機3との通信を行う。
中継機3は、CPU31、RAM32、記憶媒体33、クロック34、LAN接続I/F35、近距離無線I/F36などを備えている。
CPU31は、記憶媒体33などに記憶されたプログラムを実行して中継機能を発揮したり中継機3の各部を制御する中央処理装置である。
RAM32は、CPU31に対してワーキングメモリを提供するランダムアクセスメモリであり、管理サーバ2から送信されてきた情報を棚札端末5に対して送信する際に、これを一時的に記憶したりする。
記憶媒体33は、例えば、半導体装置などによって構成されており、各種のプログラムやデータを記憶しており、本実施の形態では、管理サーバ2と棚札端末5の通信を中継するためのプログラムや、自己の固有情報である中継機IDなどを記憶している。
クロック34は、例えば、水晶発振器などによって構成され、クロック信号を生成する。
LAN接続I/F35は、有線、または無線LANであり、管理サーバ2との通信を行う。
近距離無線I/F36は、棚札端末5と近距離の無線通信を行う。
棚札端末5は、CPU51、RAM52、記憶媒体53、クロック54、表示部55、近距離無線I/F56、バッテリ57、装着検出スイッチ59などから構成されている。
CPU51は、記憶媒体53などに記憶されたプログラムを実行して電子棚札機能を発揮したり棚札端末5の各部を制御する中央処理装置である。
RAM52は、CPU51に対してワーキングメモリを提供するランダムアクセスメモリであり、電子棚札システム1に参加する際に自分が対応づけられた中継機3の中継機IDや、同期信号、その他のデータを記憶する。
記憶媒体53は、例えば、半導体装置などによって構成されており、各種のプログラムやデータを記憶しており、本実施の形態では、中継機3を介して管理サーバ2と通信し、表示部55に表示を行うアプリケーションなどのプログラムや、自己固有情報である端末IDなどを記憶している。
クロック54は、例えば、水晶発振器などによって構成されており、棚札端末5が各種処理を行うためのタイミングをとったり時間を計測したりするのに用いられる。
表示部55は、例えば、メモリ性液晶表示装置を用いて構成されており、表示内容の書き換え時に電力を消費し、表示期間中は電力を消費しないように構成されている。
近距離無線I/F56は、中継機3と近距離の無線通信を行う。
バッテリ57は、例えば、所謂ボタン電池などで構成されており、棚札端末5が駆動するための電力を供給する。
装着検出スイッチ59は、棚札端末5が商品棚に取り付けられているか否かを検出するためのスイッチである。このように、棚札端末5は、当該検出機能を有しており、検出値は管理サーバ2に送信され、これによって管理サーバ2は棚札端末5の設置状況を得ることができる。
なお、本実施の形態では、後述するように、商品棚にアタッチメントを取り付け、これに棚札端末5を取り付けるが、棚札端末5を直接商品棚に取り付けるように構成してもよい。
図3は、管理サーバ2の機能的な構成を示した図である。
表示部25、操作部26、及びLAN接続I/F27は、先に説明した通りである。
棚札情報記憶部72と店内レイアウト記憶部73は、記憶媒体23(図2)のデータベースによって形成されている。
棚札情報記憶部72は、棚札端末5の端末IDや表示内容、及び棚札端末5が設置された商品棚など、個々の棚札端末5に関する情報を記憶しており、店内レイアウト記憶部73は、店舗内の商品棚の配置などを記憶している。
制御部71、札状態判定部74、モード設定部75、時間計測部76は、アプリケーションプログラムをCPU21で実行することにより構成されている。
制御部71は、各機能部を制御し、管理サーバ2が棚札端末5を管理する機能を発揮させる機能部である。
札状態判定部74は、棚札端末5から送信されてくる装着信号や取り外し信号によって、棚札端末5が商品棚に取り付けられているか、あるいは外れているかの札状態を判定する。
モード設定部75は、操作部26から担当者の操作を受け付けて、通常モードと緊急モードの何れかを設定し、モード切替信号を棚札端末5に送信する。
これにより、棚札端末5は、通常モードあるいは緊急モードに設定される。
棚札端末5は、通常モードでは、棚札端末5が商品棚から外れてから所定時間(例えば、15秒間)経過後に取り外し信号を送信し、当該所定時間内に棚札端末5が再度商品棚に装着された場合には取り外し信号を送信しない。尚、ここでは通常モードと緊急モードの切り替えは担当者の操作として説明したが、地震計や緊急地震速報装置、火災報知器などと連動し、自動で切り替えても良い。
このように通常モードで一定期間取り外し信号の送信を猶予するのは、店員が棚札端末5を別の商品棚に付け替えたり、あるいは、棚札端末5を一端取り外して再装着することにより棚札端末5をリセットしたり(棚札端末5はこのようなリセット機能を備えている)など、棚札端末5を一時的に商品棚から外した場合と、棚札端末5が商品棚から意図せず外れてしまった場合を区別するためである。
一方、緊急モードでは、棚札端末5が商品棚から外れた場合には、速やかに棚札端末5が商品棚から外れたと判定する。
これは、店舗内で緊急事態が生じた場合に、救助を必要とする人が最寄りの棚札端末5を外すことにより、救助の必要性を店舗側に知らせるためである。
時間計測部76は、例えば、後述する変形例で時間を計測するのに用いられる。
詳細は後述するが、変形例では、棚札端末5は、モードの設定を行わず、取り外されると取り外し信号を管理サーバ2に送信する。
管理サーバ2は、通常モード時に取り外し信号を受信すると、時間計測部76で時間を計測して所定時間待機し、その間に装着信号が送信されてきた場合には取り外されたとは判断しないが、所定時間内に装着信号を受信しなかった場合は、棚札端末5が取り外されたと判断してその旨を表示する。
一方、管理サーバ2は、緊急モード時に棚札端末5が取り外されると、速やかにその旨を表示する。
図4は、棚札端末5の機能的な構成を示した図である。
表示部55、近距離無線I/F56、装着検出スイッチ59は、先に説明した通りである。
制御部81、取り外し検出部84、及び時間計測部85は、アプリケーションプログラムをCPU51で実行することにより構成されている。
また、個別情報記憶部83は、RAM52(図2)や記憶媒体53などに形成されている。
制御部81は、各機能部を制御し、棚札端末5に電子棚札としての機能を発揮させる機能部である。
取り外し検出部84は、装着検出スイッチ59のオンオフを検出し、オフの場合には取り外された旨の信号を制御部81に通知し、オンの場合には、装着された旨の信号を制御部81に通知する。
このように、取り外し検出部84と装着検出スイッチ59は、棚札端末5が商品棚に装着されているか否かを検出する装着センサとして機能している。
個別情報記憶部83は、記憶媒体53(図2)に形成されており、端末IDやその他の情報を記憶している。
時間計測部85は、通常モードにおいて、装着検出スイッチ59がオフしてからの所定時間を計測する。
制御部81は、装着検出スイッチ59がオフしてから所定時間内に装着検出スイッチ59がオンした場合には、取り外し信号を送信せず、装着検出スイッチ59がオフしてから所定時間が経過すると取り外し信号を送信する。
なお、変形例では、装着検出スイッチ59がオフすると制御部81は、取り外し信号を管理サーバ2に送信するため時間計測部85は用いない。
図5は、棚札情報記憶部72(図3)に記憶されている棚札情報の論理的な構成の一例を示した図である。
棚札情報は、棚札番号、端末ID、商品、価格、棚位置情報などの項目から構成されている。
端札番号は、管理サーバ2が棚札端末5に付与した棚札端末5に固有の番号である。
端末IDは、棚札端末5のID情報である端末IDである。棚札番号と端末IDは、何れも棚札端末5に固有な値であるため、何れか一方を用いるように構成してもよい。
商品は、棚札端末5が対応づけられている商品の品目である。商品の品目は、例えば、ビスケット、チョコレート、石けん、・・・など、商品を表している。
価格は、棚札端末5が対応づけられている商品の価格、棚位置情報は、棚札端末5が取り付けられている商品棚の番号である。例えば、棚札番号“T−1”、端末ID“10001”、の棚札は、「ビスケット」の価格「180」円を表示し、棚番号1−1の1番目の棚位置に設置されていることを示している。
図6は、店内レイアウト記憶部73(図3)に記憶されている店内レイアウト情報を表示部25に表示した店内レイアウト画面91を示している。この表示は通常モードでの表示である。
店内レイアウト画面91では、矩形で表された商品棚のレイアウトと矩形の中に表示された商品棚の棚番号が店内レイアウト情報に従って表示される。
なお、店内レイアウト画面91では商品棚の棚番号が「1−1」などの番号で示されているが、実際には更に細かく「1−1−1」などとより詳細に区分して表示してもよい。
商品棚から外れた棚札端末5がある場合、管理サーバ2は、店内レイアウト画面91にマーク92を表示して、棚札端末5が外れた箇所を表示する。外れた棚札の位置を表示する場合、図6のように定められたマーク92で表示する他に、当該位置の棚部分の表示色を他の表示色と変えたり、当該位置の棚部分を点滅表示させたり、これらの表示形態を組み合わせて表示させても良い。
また、商品棚のレイアウトの下にはコメント欄93が設けられており、「棚番号5−2の棚札が外れています 至急確認をして下さい」などとコメントが表示される。この時に、外れた棚札の棚札番号や棚札に対応する商品名を同時に表示してもよい。
これらの表示により、店舗側は速やかな対応を行うことができる。
図7は、緊急モードでの店内レイアウト画面91の表示を示した図である。
緊急モードでは、「災害モード表示中」などと緊急表示94が成されると共に、「棚番号5−2の付近に要救護者がいます 至急救護に向かって下さい」などとコメント欄96が表示される。緊急表示94は、図のようにモード状態そのものを表示しても良いが、他に、通常時と画面の背景色を変えたり、通常時と棚の表示色を変えたり、これらを組み合わせて表示しても良い。また、コメント欄96も棚札に対応する商品名、例えば「石けん売り場付近に要救護者がいます」などと表示してもよい。
要救護者が外した棚札端末5の位置はマーク92で表されるので、この位置を目標として救護要員が救護に向かうことになる。なお、当該位置の棚部分の表示色を他の表示色と変えたり、当該位置の棚部分を点滅表示させたり、これらの表示形態を組み合わせて表示させても良い。
図8は、棚札端末5の正面斜視図を示した図である。
棚札端末5は、矩形形状を有する板型の本体の前面に液晶画面101が形成されており、裏面には、商品棚に設置されたアタッチメント(後述)に取り付ける取付部102が設けられている。
液晶画面101は、表示部55(図2)により、商品名、商品価格及びその他の情報を表示する。
図9は、棚札端末5の裏面斜視図を示した図である。
棚札端末5の裏面には、取付部102が形成されている。
取付部102は、一端が棚札端末5の裏面から垂直方向に突出し、その先端はL字型に下方に伸びる板状の部材によって構成されており、棚札端末5の裏面との間に空間104が形成されている。
空間104の幅は、アタッチメントを挿入して、取付部102の弾性力により棚札端末5を固定できる値に設定されている。
空間104の内部、即ち、アタッチメントの取付場所には、装着検出スイッチ59が設けられている。
図10は、棚札端末5を側面から見た断面図を示した図である。
装着検出スイッチ59は、棚札端末5が未装着の状態では、空間104内に突出してオフの状態になっている。
図11は、アタッチメント107の斜視図を示した図である。
アタッチメント107は、商品棚の縁110に係合する棚係合部109と、取付部102の空間104に挿入して係合する札係合部108が設けられている。
アタッチメント107は、縁110に強固に取り付けられており、棚札端末5を取り外しする場合は、棚札端末5がアタッチメント107から外れ、アタッチメント107は縁110に残るようになっている。
このように、アタッチメント107は、アタッチメント107から棚札端末5が取り外しやすく、また、商品棚からアタッチメント107が取り外しにくいように設計されている。
図12は、棚札端末5をアタッチメント107に取り付けた状態で、棚札端末5を側面から見た断面図を示した図である。
札係合部108が空間104に挿入され、札係合部108が装着検出スイッチ59に当接して装着検出スイッチ59を棚札端末5の内部方向に押下してこれをオンする。
なお、図では明確化のため空間104を描いているが、空間104は札係合部108により占められている。
このように、棚札端末5は、アタッチメント107を介して商品棚に装着される。
そして、アタッチメント107から外れている場合は装着検出スイッチ59がオフし、アタッチメント107に装着されている場合にはオンするようになっており、装着検出スイッチ59のオンオフにより棚札端末5がアタッチメント107に(即ち商品棚に)装着されているかあるいは外れているかを検出することができる。
なお、本実施の形態では、装着検出スイッチ59のオンオフによって棚札端末5の装着状態を検出するように構成したが、他の方法により検出するように構成してもよい。
例えば、アタッチメント107に磁石を装着し、一方、棚札端末5にホール素子を設置し、ホール電圧によって装着状態を検出するように構成することもできる。また、受発光素子などを組み合わせて札係合部108の空間104への挿入を検出しても良い。
図13は、棚札端末5が通常モードにて着脱を検出する手順を説明するためのフローチャートである。
以下の処理は、棚札端末5のCPU51(図2)が所定のプログラムに従って行うものである。
棚札端末5は、装着検出スイッチ59がオフすることにより取り外しを検出すると(ステップ5)、時間計測部85によるタイマを起動し(ステップ10)、取り外されてからの時間を計測する。
そして、棚札端末5は、装着検出スイッチ59がオンすることにより棚札端末5が商品棚に再設置されたか否かを判断し(ステップ15)、再設置が検出された場合には(ステップ15;Y)、液晶画面101の表示を再表示(セルフリフレッシュ)する(ステップ30)。
一方、再設置が検出されなかった場合(ステップ15;N)、棚札端末5は、タイムアップしたか否かを判断する(ステップ20)。
タイムアップしていない場合(ステップ20;N)、棚札端末5は、ステップ15に戻り、再設置を検出する。
タイムアップした場合(ステップ20;Y)、棚札端末5は、管理サーバ2に取り外し信号を送信する(ステップ25)。
以上のように、棚札端末5は、通常モードでは、棚札端末5が取り外されてもタイマで計測される一定時間の間に再度棚札端末5が取り付けられた場合には取り外し信号を管理サーバ2に送信しない。
このため、棚札端末5は、取付位置の変更や再表示などのために店舗の担当者が一時的に取り外した場合と、商品棚からの落下や盗難などの意図しない取り外しの場合を区別し、後者の場合に取り外し信号を送信することができる。
一方、緊急モードでは、タイマの起動を行わず、棚札端末5は、ステップ5の取り外しを検出すると、速やかにステップ25の取り外し信号の送信を行う。
図14は、棚札端末5のモード設定の手順を説明するためのフローチャートである。
管理サーバ2は、棚札端末5にモード切替信号を送信して棚札端末5の動作モードを変更できるようになっている。
まず、管理サーバ2は、モード切替信号を送信して、棚札端末5が通常モードで動作するように設定しておく。
これにより、棚札端末5は、平常時は通常モードにて動作する(ステップ50)。
このように、棚札端末5が通常モードで動作している際に、店舗内で火災や地震などの緊急事態が発生すると、担当者が管理サーバ2を操作して棚札端末5にモード切替信号を送信し、棚札端末5を緊急モードで動作するように設定する。
これと共に、担当者は、「要救護のお客様は最寄りの電子棚札を取り外してください」などと店内アナウンスを行う。
棚札端末5は、管理サーバ2からモード切替信号による緊急モードの設定を受け付けたか否かを確認する(ステップ55)。
緊急モードの設定を受け付けていない場合(ステップ55;N)、棚札端末5は、ステップ50に戻って通常モードでの動作を持続し、緊急モードの設定を受け付けた場合(ステップ55;Y)、棚札端末5は、緊急モードで動作する(ステップ60)。
以上のように、棚札端末5は、商品棚(アタッチメント)に取り付けられているか否かを検出する。
そして、棚札端末5は、取り外されている場合には、通常モードの場合では、所定時間後に取り外し信号を管理サーバ2に送信し、緊急モードの場合には、取り外されると速やかに取り外し信号を管理サーバ2に送信する。
このように、棚札端末5は、通常モードにおいて、店舗の作業者による一時的な取り外しと、意図しない取り外しを区別して管理サーバ2に通知できるほか、緊急モードにおいて、救護を要する人からの通報を速やかに受けることができる。
(変形例1)
先に説明した実施の形態では、棚札端末5が通常モードと緊急モードの動作を切り替えていたが、本変形例では、棚札端末5の動作を変更せずに、管理サーバ2の処理で通常モードと緊急モードを実現する。
本変形例では、棚札端末5は、取り外されると速やかに取り外し信号を管理サーバ2に送信し、商品棚に装着されると速やかに装着信号を送信するようになっている。
一方、管理サーバ2は、通常モードにおいては、棚札端末5から取り外し信号を受信した場合、タイマを設定して所定時間待機する。
そして、所定時間内に棚札端末5から装着信号が送信されてきた場合、棚札端末5が取り外された旨の表示は行わず、所定時間内に棚札端末5から装着信号が送信されてこなかった場合、棚札端末5が取り外された旨の表示を行う。
また、管理サーバ2は、緊急モードにおいては、棚札端末5から取り外し信号が送信されてくると、速やかに棚札端末5が取り外された旨の表示を行う。
本変形例によると、棚札端末5にモード切り替え用のプログラムを搭載する必要がないが、取り外されるたびに取り外し信号を送信するため電力消費量は増大する。
図15は、本変形例で管理サーバ2が棚札端末5の取り外しの報知を行う手順を説明するためのフローチャートである。
棚札端末5は、取り外されると、管理サーバ2に対して速やかに取り外し信号を送信する。
まず、管理サーバ2は、設定されたモード(通常モード、又は緊急モード)にて動作している。
この状態で、管理サーバ2は、棚札端末5から取り外し信号を受信したか否かを判断する(ステップ65)。
取り外し信号を受信しない場合(ステップ65;N)、管理サーバ2は、引き続きステップ65にて取り外し信号を受信したか否かを監視する。
一方、取り外し信号を受信した場合(ステップ65;Y)、現在自己がどちらのモードに設定されているか判断する(ステップ70)。
通常モードに設定されていた場合(ステップ70;通常モード)管理サーバ2は、時間の計測を開始する(ステップ75)。
そして、管理サーバ2は、棚札端末5から装着信号を受信したか否かを判断し(ステップ80)、装着信号を受信した場合(ステップ80;Y)、ステップ65にもどる。
一方、装着信号を受信しなかった場合(ステップ80;N)、管理サーバ2は、計測している時間が所定時間内か否かを判断する(ステップ85)。
所定時間内の場合(ステップ85;Y)、管理サーバ2は、ステップ80に戻り、所定時間を経過した場合(ステップ85;N)、管理サーバ2は、図6に示したように通常モードにて棚札端末5が取り外されたことを報知する(ステップ90)。
また、ステップ70で緊急モードに設定されていた場合(ステップ70;緊急モード)、管理サーバ2は、時間の計測を行わず、図7に示したように、速やかに緊急モードにて棚札端末5が取り外されたことを報知する(ステップ95)。
(変形例2)
本変形例では、棚札端末5は、通常モード、緊急モードを有さず、取り外されてから所定時間内に取り付けられない場合に取り外し信号を管理サーバ2に送信する。
棚札端末5は、所定時間内に取り付けられた場合には、取り外し信号を送信しない。
そして、管理サーバ2は、棚札端末5から取り外し信号を受信すると、通常モードの場合には通常モードで当該棚札端末5が取り外されたことを店舗の担当者に表示し、緊急モードの場合には緊急モードで当該棚札端末5が取り外されたことを表示する。
この例では、緊急時における取り外し信号の送信は遅くなるが、棚札端末5の消費電力を低減できるほか、管理サーバ2と棚札端末5の構成も単純になり、製造コストを低減することができる。
図16は、本変形例で管理サーバ2が棚札端末5の取り外しの報知を行う手順を説明するためのフローチャートである。
棚札端末5は、取り外されると、所定時間内に取り付けられなかった場合、管理サーバ2に対して取り外し信号を送信するようになっている。
まず、管理サーバ2は、設定されたモード(通常モード、又は緊急モード)にて動作している。
この状態で、管理サーバ2は、棚札端末5から取り外し信号を受信したか否かを判断する(ステップ105)。
取り外し信号を受信しない場合(ステップ105;N)、管理サーバ2は、引き続きステップ105にて取り外し信号を受信したか否かを監視する。
一方、取り外し信号を受信した場合(ステップ105;Y)、現在自己がどちらのモードに設定されているか判断する(ステップ110)。
通常モードに設定されていた場合(ステップ110;通常モード)管理サーバ2は、図6に示したように通常モードにて棚札端末5が取り外されたことを報知する(ステップ115)。
一方、緊急モードに設定されていた場合(ステップ110;緊急モード)、管理サーバ2は、図7に示したように、緊急モードにて棚札端末5が取り外されたことを報知する(ステップ120)。
以上、本実施の形態、及び変形例について説明したが、更なる各種の変形が可能である。
例えば、監視カメラと電子棚札システム1を連動させることが可能である。
この場合、管理サーバ2において、監視カメラと、当該監視カメラの監視領域に存在する棚札端末5を対応づけておく。
そして、管理サーバ2は、棚札端末5が取り外されると、当該棚札端末5の領域を監視している監視カメラの映像を表示する。
これにより、通常モードでは、棚札端末5に何が起きたのか確認することができ、緊急モードでは、要救護者の様子を即座に確認することができ、速やかに適切な対応を行うことが可能となる。
また、要救護者が棚札端末5を持ったまま移動する場合も考えられるため、棚札端末5が発する電波の強弱を複数の中継機3で検出し、これによって棚札端末5のおおよその位置を管理サーバ2に表示するように構成することもできる。
以上に説明した本実施の形態、及び変形例により、次のような効果を得ることができる。
(1)棚札端末5が取り外された場合、管理サーバ2は取り外された棚札端末5を速やかに特定することができる。
(2)通常モードと緊急モードを備えることにより、通常の営業時には棚札端末5の外れ防止システムとして、災害などの緊急時には要救護者補助システムとして活用することができる。
(3)棚札端末5が商品棚から取り外されてから、取り外されたと判断するまでに所定時間の猶予を設けることにより、一時的な取り外しの場合と、落下や盗難などによる意図しない取り外しを区別することができる。
(4)緊急モードで猶予期間を設けずに棚札端末5が取り外されたと判断することにより、迅速に救護に向かうことができる。
以上に、実施の形態、及び変形例1、2について説明したが、棚札端末5は、棚(商品棚)に設置され、管理サーバ2により取付状態を管理される電子棚札として機能している。
そして、アタッチメント107は、棚に設けられた取付部分として機能し、アタッチメント107を用いずに棚札端末5を商品棚に直付けする場合は、商品棚の取り付け部位が取付部分として機能しており、棚札端末5は、札係合部108などにより本体を取り付ける取付手段を備えている。
そして、棚札端末5は、取付手段が取付部分から外れた場合に、装着検出スイッチ59などでこれを検出して当該外れた旨の通知(取り外し信号)を管理サーバ2に送信する通知送信手段を備えている。
そして、実施の形態の通常モード、及び変形例2では、取り外されている時間を計測することにより外れた状態が所定時間以上持続したか否かを判断しており、通知送信手段は、取付部分から外れた状態が所定時間以上持続した場合に、外れた旨の通知(取り外し信号)を管理サーバ2に送信する。
また、変形例1では、所定時間を管理サーバ2で計測し、棚札端末5の通知送信手段は、取付部分から外れた場合に、速やかに外れた旨の通知を管理サーバ2に送信する。
更に、実施の形態の棚札端末5は、取付部分から外れた状態が所定時間以上持続した場合に外れた旨の通知(取り外し信号)を管理サーバ2に送信する通常モードと、取付部分から外れた場合に速やかに外れた旨の通知(取り外し信号)を管理サーバ2に送信する緊急モードのうちの何れかのモードの指定をモード切替信号を受信して受付・設定するモード指定受付手段を備え、通知送信手段は、当該受け付けたモードにて取り外し信号を送信する。
また、通知送信手段は、取付手段が取付部分に取り付けられた場合に、当該取り付けられた旨の通知(装着信号)を管理サーバ2に送信する。
一方、管理サーバ2は、棚に設けられた取付部分に取り付けられた棚札端末5の取付部分への取付状態を管理し、棚札端末5から、当該棚札端末5が取付部分から外れた旨の通知(取り外し信号)を受信する通知受信手段と、当該通知を受信した場合に、当該棚札端末5が取り付けられていた位置を店内レイアウト画面91などで提示する提示手段を備えている。
また、実施の形態や変形例2では、提示手段は、通知(取り外し信号)を受信した場合に、速やかに当該棚札端末5が取り付けられていた位置を提示する。
更に、実施の形態では、棚札端末5に対して、取付部分から外れた状態が所定時間以上持続した場合に外れた旨の通知(取り外し信号)を管理サーバ2に送信する通常モードと、取付部分から外れた場合に速やかに外れた旨の通知(取り外し信号)を管理サーバに送信する緊急モードと、の何れかを指定するモード切替信号を送信する。
また、変形例2では、通信受信手段は、棚札端末5が取付部分から外れた場合に、速やかに外れた旨の通知(取り外し信号)を受信し、取り外し信号を受信してから所定時間内に装着信号を受信するか否かを監視することより、外れた旨の通知(取り外し信号)を受信してから棚札端末5が外れた状態が所定時間以上持続したか否かを判断する判断手段を備えており、(通常モードにおいて)提示手段は、この通知(取り外し信号)を受信した後、判断手段が棚札端末5が外れた状態が所定時間以上持続したと判断した場合に、当該棚札端末5が取り付けられていた位置を提示する。
加えて、変形例2では、判断手段は、外れた旨の通知(取り外し信号)を受信してから取付部分に取り付けられた旨の通知(装着信号)を棚札端末5から所定時間以内に受信しなかった場合に、外れた旨の通知(取り外し信号)を受信してから棚札端末5が外れた状態が所定時間以上持続したと判断する。
また、変形例2では、外れた旨の通知(取り外し信号)を受信した場合に、提示手段が、速やかに当該棚札端末5が取り付けられていた位置を提示するモード(緊急モード)を備えている。
1 電子棚札システム
2 管理サーバ
3 中継機
5 棚札端末
6a、6b、6c 棚札端末群
21 CPU
22 RAM
23 記憶媒体
24 クロック
25 表示部
26 操作部
27 LAN接続I/F
31 CPU
32 RAM
33 記憶媒体
34 クロック
35 LAN接続I/F
36 近距離無線I/F
51 CPU
52 RAM
53 記憶媒体
54 クロック
55 表示部
56 近距離無線I/F
57 バッテリ
59 装着検出スイッチ
71 制御部
72 棚札情報記憶部
73 店内レイアウト記憶部
74 札状態判定部
75 モード設定部
76 時間計測部
81 制御部
83 個別情報記憶部
84 取り外し検出部
85 時間計測部
91 店内レイアウト画面
92 マーク
93 コメント欄

Claims (13)

  1. 棚に設置され、管理サーバにより取付状態を管理される電子棚札であって、
    棚に設けられた取付部分に前記電子棚札の本体を取り付ける取付手段と、
    前記取付手段が前記取付部分から外れた場合に、当該外れた旨の通知を前記管理サーバに送信する通知送信手段と、
    を具備したことを特徴とする電子棚札。
  2. 前記通知送信手段は、前記取付部分から外れた状態が所定時間以上持続した場合に、前記外れた旨の通知を前記管理サーバに送信することを特徴とする請求項1に記載の電子棚札。
  3. 前記通知送信手段は、前記取付部分から外れた場合に、速やかに前記外れた旨の通知を前記管理サーバに送信することを特徴とする請求項1に記載の電子棚札。
  4. 前記取付部分から外れた状態が所定時間以上持続した場合に前記外れた旨の通知を前記管理サーバに送信する通常モードと、前記取付部分から外れた場合に速やかに前記外れた旨の通知を前記管理サーバに送信する緊急モードのうちの何れかのモードの指定を受け付けるモード指定受付手段を具備し、
    前記通知送信手段は、前記受け付けたモードにて送信することを特徴とする請求項1に記載の電子棚札。
  5. 前記通知送信手段は、前記取付手段が取付部分に取り付けられた場合に、当該取り付けられた旨の通知を前記管理サーバに送信することを特徴とする請求項1から請求項4までの内の何れか1の請求項に記載の電子棚札。
  6. 棚に設けられた取付部分に取り付けられた電子棚札の前記取付部分への取付状態を管理する管理サーバであって、
    前記電子棚札から、当該電子棚札が前記取付部分から外れた旨の通知を受信する通知受信手段と、
    前記通知を受信した場合に、当該電子棚札が取り付けられていた位置を提示する提示手段と、
    を具備したことを特徴とする管理サーバ。
  7. 前記提示手段は、前記通知を受信した場合に、速やかに当該電子棚札が取り付けられていた位置を提示することを特徴とする請求項6に記載の管理サーバ。
  8. 前記電子棚札に対して、前記取付部分から外れた状態が所定時間以上持続した場合に前記外れた旨の通知を前記管理サーバに送信する通常モードと、前記取付部分から外れた場合に速やかに前記外れた旨の通知を前記管理サーバに送信する緊急モードと、の何れかを指定するモード指定手段を具備したことを特徴とする請求項6、又は請求項7に記載の管理サーバ。
  9. 前記通信受信手段は、前記電子棚札から、前記取付部分から外れた場合に、速やかに前記外れた旨の通知を受信し、
    前記外れた旨の通知を受信してから前記電子棚札が外れた状態が所定時間以上持続したか否かを判断する判断手段を具備し、
    前記提示手段は、前記通知を受信した後、前記判断手段が前記電子棚札が外れた状態が所定時間以上持続したと判断した場合に、当該電子棚札が取り付けられていた位置を提示することを特徴とする請求項6に記載の管理サーバ。
  10. 前記判断手段は、前記外れた旨の通知を受信してから前記取付部分に取り付けられた旨の通知を前記電子棚札から前記所定時間以内に受信しなかった場合に、前記外れた旨の通知を受信してから前記電子棚札が外れた状態が所定時間以上持続したと判断することを特徴とする請求項9に記載の管理サーバ。
  11. 前記外れた旨の通知を受信した場合に、前記提示手段が、速やかに当該電子棚札が取り付けられていた位置を提示するモードを具備したことを特徴とする請求項9、又は請求項10に記載の管理サーバ。
  12. 棚に設けられた取付部分によって本体が前記棚に設置され、管理サーバにより取付状態を管理される電子棚札用の電子棚札プログラムであって、
    本体が前記取付部分から外れたことを検出する検出機能と、
    前記検出機能によって取り外されたことが検出された場合に、当該外れた旨の通知を前記管理サーバに送信する通知送信機能と、
    をコンピュータで実現する電子棚札プログラム。
  13. 棚に設けられた取付部分に取り付けられた電子棚札の前記取付部分への取付状態を管理する管理サーバ用の管理プログラムであって、
    前記電子棚札から、当該電子棚札が前記取付部分から外れた旨の通知を受信する通知受信機能と、
    前記通知を受信した場合に、当該電子棚札が取り付けられていた位置を提示する提示機能と、
    をコンピュータで実現する管理プログラム。
JP2009042133A 2009-02-25 2009-02-25 電子棚札、管理サーバ、電子棚札プログラム、及び管理プログラム Pending JP2010198291A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009042133A JP2010198291A (ja) 2009-02-25 2009-02-25 電子棚札、管理サーバ、電子棚札プログラム、及び管理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009042133A JP2010198291A (ja) 2009-02-25 2009-02-25 電子棚札、管理サーバ、電子棚札プログラム、及び管理プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010198291A true JP2010198291A (ja) 2010-09-09

Family

ID=42822961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009042133A Pending JP2010198291A (ja) 2009-02-25 2009-02-25 電子棚札、管理サーバ、電子棚札プログラム、及び管理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010198291A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101062520B1 (ko) 전자 가격표시기의 도난 경보장치 및 방법
JP6473986B2 (ja) 商品移動センサシステムおよびその使用方法
US9805334B2 (en) Computer-implemented systems and methods for providing an out of stock/low stock alert
US8941495B2 (en) Wireless shelf pusher activity detection system and associated methods
US20160239796A1 (en) System and method for monitoring merchandise in a retail environment
EP2391165A1 (en) Information processing apparatus, wireless terminal, information processing program, and wireless terminal program
WO2016179250A2 (en) Wireless beacon tracking system for merchandise security
JP2015136044A (ja) ビーコン装置及びビーコン信号送受信システム
US20170154508A1 (en) Wireless beacon tracking system for merchandise security
JP2016218919A (ja) 販売支援システム
EP1120762A1 (en) Information display system
JP2010198291A (ja) 電子棚札、管理サーバ、電子棚札プログラム、及び管理プログラム
KR101686800B1 (ko) 도난 방지 태그를 이용한 쇼핑 정보 수집 시스템 및 방법
KR20160030421A (ko) 전자 정보 라벨, 서버 및 전자 정보 라벨을 이용한 상품 재고 관리 방법
EP3115979B1 (en) Data collection and processing apparatus and system with burglarproof function, and method
JP2009301482A (ja) 無線タグおよび無線タグ・システム
ITAN20110033A1 (it) Sistema per il controllo ed il rilevamento in tempo reale di rotture di stock di merci esposte alla vendita
JP2006259800A (ja) データ取得装置
EP2372679B1 (en) Digital price indicator
US20200372774A1 (en) Wireless security and assistance system
JP2011053793A (ja) 商品情報管理装置及びプログラム
JP4676464B2 (ja) 情報表示システム
JP2010015230A (ja) セキュリティタグ、セキュリティシステム、及びアンテナ装置
US20090153348A1 (en) Method and apparatus for electronic-sign system
JP5378102B2 (ja) 電子棚札システム