JP2010197317A - 容量式センサおよび角速度センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】微小な静電容量の変化を検出可能で、静電気力による共振周波数の調整機能を追加可能で、加振回路からの影響を低減できる高感度且つSN比の高い容量式センサを提供する。
【解決手段】物理量の変化に応じて静電容量が変化する物理量検出素子と、前記物理量検出素子に交流信号を印加する交流信号発生手段と、前記物理量検出素子に前記交流信号発生手段により充放電される電荷に応じた交流電圧を発生させる容量検出器と、前記容量検出器の発生させる交流電圧の振幅に応じたΔΣ変調信号列を発生させるΔΣ変調器とを構成することで達成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は容量式センサ及び角速度センサに係り、特に微小な容量変化をデジタル値に変換して検出する容量式センサ及び角速度センサに関する。
微小な容量変化を検出する容量式センサで容量変化をデジタル値に変換して検出する従来例には特表2001−519534号公報に記載された静電帰還モータを備えた可動プレート型加速度計などがある。
特表2001−519534号公報
マイクロマシニングを利用した容量式センサは加速度センサや角速度センサと言った力学センサへ利用されている。このため、容量式センサの小型化への要求が強く、これに伴い検出素子の小型化が進み検出素子自身の容量変化が小さくなっている。このことにより、容量式センサの容量検出器には高感度,高精度化が要求されている。また、加速度センサや角速度センサの様な力学センサはマイコンに接続される用途が多くデシタル出力が要求されている。
特表2001−519534号公報に記載の静電帰還モータを備えた可動プレート型加速度計では容量式センサの検出素子自身をΔΣ変調器の一部として使用して、容量式センサの静電容量値に応じた値をΔΣ変調器の出力として得ることで回路の小型化とデジタル出力化を実現した。また、ΔΣ変調器を採用することでSN比の向上を図っていた。しかし、上記従来技術では容量式センサの小型化の進行による感度低下に対する配慮が欠けていた。
また、最近の容量式センサ、特に角速度センサにおいては感度の更なる低下、静電気力による共振周波数の調整機能の追加,加振回路からの影響低減など容量検出器に要求される機能が増加し上記従来例では限界があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は微小な静電容量の変化を検出可能で、静電気力による共振周波数の調整機能を追加可能で、加振回路からの影響を低減できる高感度且つSN比の高い容量式センサを提供することにある。
上記課題を解決するためには所定の物理量の変化に応じて静電容量が変化する物理量検出素子と、前記物理量検出素子に交流信号を印加する交流信号発生手段と、前記物理量検出素子に前記交流信号発生手段により充放電される電荷に応じた交流電圧を発生させる容量検出器と、前記容量検出器の発生させる交流電圧の振幅に応じたΔΣ変調信号列を発生させるΔΣ変調器とを構成することで達成される。
本発明によれば、微小な静電容量の変化を高精度に検出可能で、静電気力により共振周波数の調整機能を追加可能で、加振回路からの影響を低減できる高感度且つSN比の高い容量式センサを提供することができる。
第1の実施例の容量式センサの構成。 第1の実施例の容量式センサの信号処理回路のタイミングチャート。 第2の実施例の容量式センサの構成。 第3の実施例の容量式センサの構成。 第4の実施例の容量式センサの構成。 第4の実施例の容量式センサの信号処理回路のタイミングチャート。 第4の実施例の容量式センサのΔΣ変調器51の構成。 第5の実施例の容量式角速度センサの構成。 第6の実施例の容量式加速度センサの構成。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
まず、本発明の第1の実施例である容量式センサを図1,図2により説明する。なお、図1は第1の実施例の容量式センサの構成、図2は第1の実施例の容量式センサの信号処理回路のタイミングチャートである。
本実施例の容量式センサの検出素子2は所定の物理量の変化に応じて静電容量の変化する素子で電気回路的には可変コンデンサとして表される。信号処理回路は検出素子2に交流信号を印加する交流信号発生器1と、検出素子2の静電容量に応じた信号を出力する容量検出器3と、容量検出器3の出力の振幅に応じたΔΣ変調信号を出力するΔΣ変調器8より構成される。容量検出器3は演算増幅器6の帰還部にコンデンサ5とスイッチ4を配置した構成で、図2に示す様に検出素子2の静電容量値に応じた振幅を持つ矩形波を出力する。また、可変電源7により検出素子2の両端電圧を任意に変更できるようにしている。ΔΣ変調器8は容量検出器3の発生させる検出素子2の静電容量に応じた振幅を持つ矩形波で充放電される検出コンデンサ9と、検出コンデンサ9を充放電させるスイッチ10,11と、演算増幅器13とコンデンサ12より構成され、検出コンデンサ9の充電あるいは放電電荷と基準コンデンサ17の充放電電荷を積分する積分器と、演算増幅器13の出力を比較する比較器14と、比較器14の出力値に応じて離散的な電圧を発生する局部DA変換器20と、局部DA変換器20の出力電圧に応じて充放電する基準コンデンサ17と、基準コンデンサ17を充放電させるスイッチ15,16,18,19により構成される。
次に本実施例の動作を図2により説明する。期間Iにおいて交流信号発生器1の出力はローレベルで、スイッチ4はクロック信号P1によって動作するのでオン状態にある。このため、コンデンサ5及び検出素子2は放電され、演算増幅器6の出力は可変電源7の出力電圧と演算増幅器6のオフセット電圧の和の電圧VHになる。期間IIでは交流信号発生器1の出力はハイレベルで、スイッチ4はクロック信号P1によって動作するのでオフ状態になる。このため、検出素子2及びコンデンサ5は充電され、演算増幅器6の出力は検出素子2の静電容量に応じた電圧だけ変化してVLになる。つまり、容量検出器3の出力には図2に示す波形が現れ、期間Iで出力される電圧VHと期間IIで出力される電圧VLの差電圧、即ち振幅が検出素子2の静電容量の値に応じて変化する。
次に、ΔΣ変調器8の動作について説明する。期間Iにおいてはクロック信号P1がハイレベルなので、スイッチ11,16,19がオン状態にある。検出コンデンサ9には容量検出器3の出力電圧VHが充電され、基準コンデンサ17は放電される。期間IIにおいてはクロック信号P2がハイレベルになるので、スイッチ10,15,18がオン状態になり、検出コンデンサ9には容量検出器3の出力電圧VLが充電されることで、演算増幅器13とコンデンサ12で構成される積分器には、容量検出器3の出力電圧VHとVLの差電圧、即ち振幅と検出コンデンサ9の静電容量の積の電荷が充電される。また、基準コンデンサ17は局部DA変換器20の出力電圧に充電される。このことにより、演算増幅器13とコンデンサ12で構成される積分器には、容量検出器3の出力の振幅と検出コンデンサ9の静電容量の積の電荷と局部DA変換器20の出力電圧と基準コンデンサ17の静電容量の積の電荷の和が充電され、演算増幅器13の出力が変化する。演算増幅器13の出力は比較器14で比較され、この比較器14の出力に応じて局部DA変換器20の出力を変化させることで、比較器14の出力に容量検出器3の出力の振幅に応じたΔΣ変調信号を生成する。
次に本実施例の容量式センサの特徴について説明する。本実施例の容量式センサでは容量検出器3の出力電圧の振幅のみを検出するので可変電源7の出力電圧の影響を受けないので検出素子2の両端電圧を可変電源7によって任意に変更できる。容量式角速度センサでは検出素子2を構成する静電容量の両端に電圧を印加することで静電気力を発生させて共振周波数の調整や振動漏れの調整などに利用される。つまり、本実施例の容量式センサは検出素子2の両端電圧を可変電源7によって任意に変更できるので、角速度センサに利用して検出素子2を構成する静電容量の両端に電圧を印加して静電気力を発生させて共振周波数の調整や振動漏れの調整などに利用できる。
また、容量式加速度センサでは検出素子2を構成する静電容量の両端に電圧を印加することで静電気力を発生させて診断に利用したり静電バネ効果を利用して感度の調整や周波数特性の調整などに利用したりする。つまり、本実施例の容量式センサは検出素子2の両端電圧を可変電源7によって任意に変更できるので、加速度センサに利用して検出素子2を構成する静電容量の両端に電圧を印加して静電気力を発生させて診断に利用でき、静電バネ効果を利用して感度の調整や周波数特性の調整などに利用できる。
また、本実施例の容量式センサでは容量検出器3の出力電圧の振幅のみを検出するので演算増幅器6のオフセット電圧やf分の1ノイズの影響を受けないので高精度に検出素子2の静電容量を検出することができる。また、検出素子2とΔΣ変調器8の間に容量検出器3を挿入することで検出素子2の両端電位を低インピーダンスに保つことができ外来ノイズの影響を低減すると共に容量検出器3によって検出信号を増幅することで高感度化を図れ、また、検出素子2の対地間の寄生容量の影響を受けないので静電容量の検出信号である交流信号発生器1の周波数の高周波化を図れるので容量検出の高精度,高感度化を実現できる。
また、容量検出器3とΔΣ変調器8の動作クロックを同一にすることで、容量検出器3の出力を直流化してからAD変換する必要が無いので回路の簡素化が図れると共に容量検出器3の動作クロックとΔΣ変調器8の動作クロックが干渉してノイズを発生することも無い。また、スイッチ4によってコンデンサ5をリセットすることで、容量検出器3は低周波を除去し、動作クロックの周波数成分のみを抽出する効果がある。
次に、本発明の第2の実施例である容量式センサを図3により説明する。なお、図3は第2の実施例の容量式センサの構成である。なお、第2の実施例の容量式センサは第1の実施例の容量式センサのスイッチ4を抵抗21に変更したものである。
本実施例の容量式センサではスイッチ4を抵抗21に変更することでスイッチ4のオンオフ動作で生じるスイッチングノイズの低減を図ると共に容量検出器3で低周波を除去し、動作クロックの周波数成分のみを抽出する様にした。
次に、本発明の第3の実施例である容量式センサを図4により説明する。なお、図4は第3の実施例の容量式センサの構成である。なお、第3の実施例の容量式センサは第1の実施例の容量式センサに増幅回路22,27を付加したものである。
本実施例の容量式センサの増幅回路22は入力コンデンサ25,帰還コンデンサ24,クロック信号P2で動作するスイッチ23,演算増幅器26から構成され、容量検出器3の出力を増幅する。また、増幅回路27は入力コンデンサ30,帰還コンデンサ29,クロック信号P1で動作するスイッチ28,演算増幅器31から構成され、増幅回路22の出力を増幅する。
本実施例の容量式センサでは増幅回路22,27を設けることで、容量検出器3の出力である矩形波をより大きく増幅することで高感度化を実現した。また、増幅回路22,27は交流成分のみ増幅するように演算増幅器26,31の負帰還回路に入力コンデンサ25,30と帰還コンデンサ24,29を用いた。また、スイッチ23,28を設けて低周波成分を除去した。また、スイッチ23,28の動作周波数を容量検出器3及びΔΣ変調器8と同一周波数にすることで、容量検出器3の出力を交流信号のまま増幅すると共にΔΣ変調器8との接続を容易にし、且つ、演算増幅器26,31のオフセット電圧の影響を除去した。
次に、本発明の第4の実施例である容量式センサを図5〜図7により説明する。なお、図5は第4の実施例の容量式センサの構成、図6は第4の実施例の容量式センサの信号処理回路のタイミングチャート、図7は第4の実施例の容量式センサのΔΣ変調器51の構成である。
本実施例の容量式センサの検出素子35は所定の質量を持ち所定の振動周波数fdで振動する振動子38と、振動子38に対向して配置され振動子38を加振する駆動電極36,39と、振動子38の変位に応じて静電容量の変化する検出電極37,40により構成される。また、信号処理部は振動子38を静電気力で加振するために駆動電極36,39に電圧を印加する駆動信号発生器33,42と、駆動信号発生器33,42の高周波成分を除去するLPF(ローパスフィルタ)34,41と、振動子38と検出電極37の間の静電容量と振動子38と検出電極40の間の静電容量の差分を検出して振動子38の変位を検出する容量検出器43と、容量検出器43の出力をΔΣ変調するΔΣ変調回路51により構成される。容量検出器43は演算増幅器46,48と、帰還コンデンサ45,49と、図2で示したクロック信号P1で動作するスイッチ44,50と、基準電圧発生器47とにより構成される。ΔΣ変調器51は、容量検出器43の出力に応じて充放電するコンデンサ52,76,81,105と、図2で示したクロック信号P1で動作しコンデンサ52,76,81,105を放電させるスイッチ54,75,83,104と、図2で示したクロック信号P2で動作しコンデンサ52,76,81,105を充電させるスイッチ53,77,82,106と、ΔΣ変調器を構成するスイッチドキャパシタ回路を構成するコンデンサ56,61,68,73,76,85,90,97,102、図2で示したクロック信号P1で動作するスイッチ58,59,63,64,65,66,70,71,87,88,92,93,94,95,99,100、図2で示したクロック信号P2で動作するスイッチ55,57,60,62,67,69,72,74,84,86,89,91,96,98,101,103と、積分器を構成する差動増幅器79,108、コンデンサ78,80,107,109と、比較器110とDフリップフロップ112と、局部DA変換器111,113により構成される。
次に、本実施例の容量式センサの動作を図6により説明する。本容量式センサでは駆動信号発生器33,42により振動子38を振動子38の共振周波数で駆動して振動子38を振動させる。また、振動子38の変位検出は振動子38に交流信号発生器32の出力信号を印加して、振動子38から検出電極37を介して容量検出器43へ移動する電荷と振動子38から検出電極40を介して容量検出器43へ移動する電荷との差分を検出することで図6に示す出力信号を得る。ここで、容量検出器43の出力に重畳される駆動信号の漏れ込みを低減するためにLPF34,41を設けて駆動信号発生器33,42の出力信号から高周波を除去して、容量検出の精度を向上させた。また、容量検出のための信号である交流信号発生器32の周波数を駆動信号発生器33,42の周波数の整数倍にすることで回路を簡素化すると共に漏れ込み量が一定になるようにして、後処理で除去可能にした。更には、容量検出のための信号である交流信号発生器32の周波数を駆動信号発生器33,42の周波数の奇数倍にして、ΔΣ変調器51の出力を駆動信号発生器33,42の周波数で同期検波することで振動子38の変位を精度良く検出すると共に、漏れ込み信号を同期検波で除去することも可能である。また、ΔΣ変調器51は容量検出器43の振幅のみを検出するようにコンデンサ52,76,81,105は図2で示した期間Iで容量検出器53の出力を充電し、図2で示した期間IIでは容量検出器53の出力を充電すると共にスイッチ53,77,82,106をオン状態にすることで容量検出器53の出力の振幅のみ検出するようにした。また、ΔΣ変調器51の差動増幅器108の出力をコンデンサ56,スイッチ55,57,58,59で構成されるスイッチドキャパシタ回路とコンデンサ73,スイッチ70,71,72で構成されるスイッチドキャパシタ回路で差動増幅器78で構成される積分器にフィードバックさせることで、ΔΣ変調器51の周波数特性に振動子38の共振周波数でSN比が向上するようにバンドパス特性を持たせた。このことにより振動子38の変位信号を高SN比で検出できるようにした。
次に、本発明の第5の実施例である容量式角速度センサを図8により説明する。なお、図8は第5の実施例の容量式角速度センサの構成である。
本実施例の容量式角速度センサの検出素子114は所定の質量を持ち所定の振動周波数fdで振動する振動子117と、振動子117に対向して配置され振動子117に働くコリオリ力による変位を検出する固定電極116,119と、振動子117に働くコリオリ力を打ち消す様に振動子117に静電気力を働かせる固定電極115,118により構成される。また、信号処理部は振動子117と固定電極116の間の静電容量と振動子117と固定電極119の間の静電容量の差分を検出して振動子117に働くコリオリ力による変位を検出する容量検出器120と、容量検出器120の出力をΔΣ変調するΔΣ変調器121と、ΔΣ変調器121の出力を振動子117の変位信号と同位相の信号で乗算する乗算器122と、ΔΣ変調器121の出力を振動子117の変位信号と90度位相遅れの信号で乗算する乗算器125と、乗算器122の出力を積分する積分器123と、乗算器125の出力を積分する積分器126と、積分器123の出力を振動子117の変位信号と90度位相遅れの信号で乗算する乗算器124と、積分器126の出力を振動子117の変位信号と同位相の信号で乗算する乗算器127と、乗算器124と乗算器127の出力を加算する加算器128と、加算器128の信号に−1を乗算する乗算器129と、加算器128の出力にバイアス電圧Vbを加算する加算器130と、乗算器129の出力にバイアス電圧Vbを加算する加算器131とにより構成される。
本実施例の容量式角速度センサにおいては容量検出器120とΔΣ変調器121に第4の実施例で示した容量検出器とΔΣ変調器を使用した。第4の実施例で示した容量検出器を使用することで次の利点がある。まず、固定電極116,119の電圧を任意に変更できるので振動子117の共振周波数を変更できる。また、振動子117の微小変位を高精度に検出できる。また、ΔΣ変調器121に振動子117の振動周波数のSN比が良くなる様にバンドパス特性を持たすことができるので、高精度に振動子117の振動周波数の変位を高SN比で検出することができる。
次に、本発明の第6の実施例である容量式加速度センサを図9により説明する。なお、図9は第6の実施例の容量式加速度センサの構成である。
本実施例の容量式加速度センサの検出素子132は所定の質量を持ち外部から働く加速度で変位する可動電極134と、可動電極134に対向して配置され可動電極134に働く加速度による変位を検出する固定電極133とにより構成される。また、信号処理部は第1の実施例で示した容量検出器3とΔΣ変調器8を使用した。第1の実施例で示した容量検出器を使用することで次の利点がある。まず、固定電極133の電圧を任意に変更できるので固定電極133と可動電極134の間に静電気力を発生させて可動電極134を強制的に変位させて可動電極134の固着を診断することができる。
1 交流信号発生器
2 検出素子
3 容量検出器
4,10,11,15,16,18,19,23 スイッチ
5,12 コンデンサ
6,13 演算増幅器
7 可変電源
8 ΔΣ変調器
9 検出コンデンサ
14 比較器
17 基準コンデンサ
20 局部DA変換器
21 抵抗
22 増幅回路
24 帰還コンデンサ

Claims (13)

  1. 物理量の変化に応じて静電容量が変化する物理量検出素子と、
    前記物理量検出素子に交流信号を印加する交流信号発生手段と、
    前記交流信号発生手段により前記物理量検出素子の静電容量を充放電することで生じる充放電電荷に応じた交流電圧を発生させる容量検出器と、
    前記容量検出器の発生させる交流電圧をΔΣ変調するΔΣ変調器とを有する容量式センサにおいて、
    前記ΔΣ変調器が前記容量検出器の発生させる交流電圧の振幅に応じたΔΣ変調信号列を発生させることを特徴とする容量式センサ。
  2. 物理量の変化に応じて静電容量が変化する物理量検出素子と、
    前記物理量検出素子に交流信号を印加する交流信号発生手段と、
    前記交流信号発生手段により前記物理量検出素子の静電容量を充放電することで生じる充放電電荷に応じた交流電圧を発生させる容量検出器と、
    前記容量検出器の発生させる交流電圧をΔΣ変調するΔΣ変調器とを有する容量式センサにおいて、
    前記ΔΣ変調器が前記容量検出器の発生させる交流電圧で充放電される検出コンデンサと、前記検出コンデンサの充電あるいは放電電荷を積分する積分器と、前記積分器の出力電圧を比較する比較器と、前記比較器の値に応じて離散的な電圧を発生する局部DA変換器と、前記局部DA変換器の出力電圧に応じて充放電する基準コンデンサと、前記基準コンデンサの充電あるいは放電電荷を前記積分器に印加する手段とを有することを特徴とする容量式センサ。
  3. 請求項1または2のいずれかにおいて、
    前記ΔΣ変調器の動作周波数と前記交流信号発生手段の発生する交流信号の周波数が等しいことを特徴とする容量式センサ。
  4. 請求項3に記載の容量式センサにおいて、
    前記容量検出器が低周波を遮断することを特徴とする容量式センサ。
  5. 請求項4に記載の容量式センサにおいて、
    前記容量検出器が前記物理量検出素子に印加する直流電圧を変化させる手段を有することを特徴とする容量式センサ。
  6. 請求項5に記載の容量式センサにおいて、
    前記容量検出器の帰還回路にコンデンサを有する増幅器で構成されることを特徴とする容量式センサ。
  7. 請求項6に記載の容量式センサにおいて、
    前記容量検出器の帰還回路に前記コンデンサを放電するスイッチを有することを特徴とする容量式センサ。
  8. 請求項7に記載の容量式センサにおいて、
    前記容量検出器の出力を増幅する増幅手段を有し、前記増幅手段の帰還回路にコンデンサと前記コンデンサを放電するスイッチを有することを特徴とする容量式センサ。
  9. 請求項8において、
    前記容量式センサが振動子を有し、
    前記ΔΣ変調器が前記振動子の振動周波数に対してバンドパス特性を有することを特徴とする容量式センサ。
  10. 請求項9に記載の容量式センサにおいて、
    前記容量検出器の発生させる交流電圧の周波数が前記振動子の振動周波数の整数倍であることを特徴とする容量式センサ。
  11. 請求項10に記載の容量式センサにおいて、
    前記容量検出器の発生させる交流電圧の周波数が前記振動子の振動周波数の奇数倍であることを特徴とする容量式センサ。
  12. 請求項11に記載の容量式センサにおいて、
    前記振動子を加振する加振信号を発生させる加振信号発生手段と、前記加振信号の高周波成分を除去する手段とを有することを特徴とする容量式センサ。
  13. 振動子と、
    角速度による前記振動子の変位を静電容量として検出する角速度検出素子と、
    前記物理量検出素子に交流信号を印加する交流信号発生手段と、
    前記交流信号発生手段により前記物理量検出素子の静電容量を充放電することで生じる充放電電荷に応じた交流電圧を発生させる容量検出器と、
    前記容量検出器の発生させる交流電圧をΔΣ変調するΔΣ変調器とを有する角速度センサにおいて、
    前記ΔΣ変調器が前記容量検出器の発生させる交流電圧の振幅に応じたΔΣ変調信号列を発生させることを特徴とする角速度センサ。
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