JP2010196805A - 軸受装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ディファレンシャルケース3内にディファレンシャルギヤ2を備えるディファレンシャル装置1に組み込まれてディファレンシャルケース3をハウジング4に対し回転可能に支持する軸受装置であって、軸受装置は、ディファレンシャルケース3の軸方向両端にそれぞれ設けられた背面組み合わせのアンギュラ玉軸受51、52,61、62から構成され、軸受装置の軸方向外側に配置されたアンギュラ玉軸受51、61の内輪511、611を軸方向内側に押圧することにより予圧の調整がなされる。
【選択図】図1
Description
(1)ディファレンシャルケースに設けられたディファレンシャルギヤを備えるディファレンシャル装置に組み込まれて前記ディファレンシャルケースをハウジングに対し回転可能に支持する軸受装置であって、
前記軸受装置は、前記ディファレンシャルケースの軸方向両端にそれぞれ設けられた軸受ユニットから構成され、
前記軸受ユニットはそれぞれ背面組み合わせの玉軸受からなり、軸方向外側に配置された前記玉軸受の内輪を軸方向内側に押圧することにより予圧の調整がなされることを特徴とする軸受装置。
(2)前記ディファレンシャルケースの軸方向両端に設けられた前記軸受ユニットの少なくとも一方は、前記背面組み合わせの玉軸受のうち一方がアキシャル荷重を受ける玉軸受であり、他方がラジアル荷重を受ける玉軸受である荷重分担構造を有することを特徴とする(1)に記載の軸受装置。
(3)前記荷重分担構造を有する前記軸受ユニットにおいて、前記アキシャル荷重を受ける玉軸受の外輪と前記ハウジングとの隙間が、前記ラジアル荷重を受ける玉軸受の外輪と前記ハウジングとの隙間より大きいことを特徴とする(2)に記載の軸受装置。
(4)前記荷重分担構造を有する前記軸受ユニットにおいて、前記アキシャル荷重を受ける玉軸受の接触角が前記ラジアル荷重を受ける玉軸受の接触角より大きいことを特徴とする(2)又は(3)に記載の軸受装置。
(5)前記荷重分担構造を有する前記軸受ユニットにおいて、前記ラジアル荷重を受ける玉軸受の内輪軌道面の溝径が前記アキシャル荷重を受ける玉軸受の内輪軌道面の溝径より大きいか、又は、前記ラジアル荷重を受ける玉軸受の内輪軌道面の溝底にカウンタボアが設けられたことを特徴とする(2)〜(4)のいずれかに記載の軸受装置。
(6)前記軸受ユニットは、それぞれ前記シャフトに形成された雄ねじにナットを螺合することにより、軸方向外側に配置された前記玉軸受の内輪が押圧されて予圧の調整がなされることを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載の軸受装置。
また、各軸受ユニットの軸方向外側に配置された玉軸受の内輪を押圧することで、並設された内輪同士を密着させて予圧の調整が行なわれるので、ハウジングとは独立して予圧を付与することができる。これにより、ハウジングに起因する問題、例えば、ハウジングの製造誤差による予圧のばらつき、予圧調整の煩雑さ、ハウジングの温度変化による予圧抜け、予圧過大による軸受寿命の低下をなくすことができる。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係る軸受装置を組み込んだディファレンシャル装置の概略図である。このディファレンシャル装置1は、一端部に減速機の出力ギヤ(不図示)が噛み合わされるディファレンシャルギヤ2と、ディファレンシャルギヤ2が取り付けられたディファレンシャルケース3と、ディファレンシャルケース3のシャフト部3aをハウジング4に回転自在に支持する左右軸受ユニット5、6と、を備えて構成され、左右軸受ユニット5、6により軸受装置が構成されている。
なお、本実施形態の軸受装置1においては、一般的な車両の走行状態、即ち前進走行の頻度が高いことを想定して前進走行時にアキシャル荷重が作用する方向にのみ荷重分担構造を有する軸受ユニットを配置したが、これに限定されず、後進時に作用するアキシャル荷重を考慮して左右両方に荷重分担構造を有する軸受ユニットを配置してもよい。
図3は、本発明に係る軸受装置の第2実施形態を説明する部分断面図である。なお、第2実施形態の左軸受ユニットは第1実施形態の左軸受ユニット5と同一であるので、その説明及び図示を省略するとともに、図3中、第1実施形態の右軸受ユニット6と同一の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
図4は、本発明に係る軸受装置の第3実施形態を説明する部分断面図である。なお、第3実施形態の左軸受ユニットは第1実施形態の軸受ユニット5と同一であるので、その説明及び図示を省略するとともに、図4中、第1実施形態の右軸受ユニット6と同一の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
図6は、本発明に係る軸受装置の第4実施形態を説明する部分断面図である。なお、第4実施形態の左軸受ユニットは第1実施形態の軸受ユニット5と同一であるので、その説明及び図示を省略するとともに、図6中、第1実施形態の右軸受ユニット6と同一の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。また、図5は、第4実施形態の効果を説明するためのものであり、第3実施形態の軸受ユニット6に過大なアキシャル荷重が作用した状態を想定したものである。
なお、本実施形態では内輪611Cにカウンタボア614を形成したが、これに限定されずラジアル荷重を受けるアンギュラ玉軸受61Cの内輪611Cの溝径が軸方向内側のアキシャル荷重を受けるアンギュラ玉軸受62Bの内輪621Bの溝径より大きくしてもよい。
2 ディファレンシャルギヤ
3 ディファレンシャルケース
3a シャフト部(シャフト)
3b 段部
4 ハウジング
5 左軸受ユニット(軸受ユニット)
6 右軸受ユニット(軸受ユニット)
7、8 ナット
51、52 アンギュラ玉軸受(玉軸受)
511、521 内輪
512、522 外輪
513、523 玉
61、62、62A、62B、62C アンギュラ玉軸受(玉軸受)
611、621、621A、621B、621C 内輪
612、622、622A、622B、622C 外輪
613、623、623A、623B、623C 玉
Claims (6)
- ディファレンシャルケースに設けられたディファレンシャルギヤを備えるディファレンシャル装置に組み込まれて前記ディファレンシャルケースをハウジングに対し回転可能に支持する軸受装置であって、
前記軸受装置は、前記ディファレンシャルケースの軸方向両端にそれぞれ設けられた軸受ユニットから構成され、
前記軸受ユニットはそれぞれ背面組み合わせの玉軸受からなり、軸方向外側に配置された前記玉軸受の内輪を軸方向内側に押圧することにより予圧の調整がなされることを特徴とする軸受装置。 - 前記ディファレンシャルケースの軸方向両端に設けられた前記軸受ユニットの少なくとも一方は、前記背面組み合わせの玉軸受のうち一方がアキシャル荷重を受ける玉軸受であり、他方がラジアル荷重を受ける玉軸受である荷重分担構造を有することを特徴とする請求項1に記載の軸受装置。
- 前記荷重分担構造を有する軸受ユニットにおいて、前記アキシャル荷重を受ける玉軸受の外輪と前記ハウジングとの隙間が、前記ラジアル荷重を受ける玉軸受の外輪と前記ハウジングとの隙間より大きいことを特徴とする請求項2に記載の軸受装置。
- 前記荷重分担構造を有する前記軸受ユニットにおいて、前記アキシャル荷重を受ける玉軸受の接触角が前記ラジアル荷重を受ける玉軸受の接触角より大きいことを特徴とする請求項2又は3に記載の軸受装置。
- 前記荷重分担構造を有する前記軸受ユニットにおいて、前記ラジアル荷重を受ける玉軸受の内輪軌道面の溝径が前記アキシャル荷重を受ける玉軸受の内輪軌道面の溝径より大きいか、又は、前記ラジアル荷重を受ける玉軸受の内輪軌道面の溝底にカウンタボアが設けられたことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の軸受装置。
- 前記軸受ユニットは、それぞれ前記シャフトに形成された雄ねじにナットを螺合することにより、軸方向外側に配置された前記玉軸受の内輪が押圧されて予圧の調整がなされることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の軸受装置。
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