JP2010195525A - 記録媒体搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転体対の前記記録媒体の通過領域の周面間に形成された隙間以下の厚みの記録媒体には押圧力を付与せずに、当該隙間よりも厚い記録媒体には押圧力を付与し、更に、当該隙間よりも厚い記録媒体が回転体対の間を通過し終える際の衝撃音を抑える。
【解決手段】記録用紙Pが隙間tよりも厚い記録用紙Pの後端が第一ロール88と第二ロール92の間を通過すると、第二ロール92の第一大径部150が第一ロール88の周面88Aに当たる。このとき、第一大径部150の弾性力により衝撃力が吸収される。記録用紙Pが隙間t以下の厚み記録用紙Pは、隙間tの間を通過し、第一ロール88と第二ロール92で挟まれることなく、つまり押圧されることなく、下流側へ向けて搬送される。
【選択図】図5

Description

本発明は、記録媒体搬送装置及び画像形成装置に関する。
記録用紙上にインクやトナー等により画像を形成する画像形成装置が知られている。このような画像形成装置には、搬送経路中に記録用紙の断裁部分のバリを均す均し手段を設けたものがある(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)。
特許文献1及び特許文献2の画像形成装置では、いずれも、給紙装置からレジストロール(位置合せロール)までの間の記録用紙の搬送経路中に、表面に凹凸のあるロール対が配置されており、このロール対で記録用紙を挟んで記録用紙の断裁部分のバリを均している。また、特許文献1では、金属芯金の中にヒータを設け、表面にテフロン(登録商標)コートのコーティング処理をしたロール対を用いている。
特開平10−218459号公報 特開2005−179041号公報
本発明は、回転体対の前記記録媒体の通過領域の周面間に形成された隙間以下の厚みの記録媒体には押圧力を付与せずに、当該隙間よりも厚い記録媒体には押圧力を付与し、更に、当該隙間よりも厚い記録媒体が回転体対の間を通過し終える際の衝撃音を抑えた記録媒体搬送装置及び画像形成装置を提供することが目的である。
本発明の請求項1に係る記録媒体搬送装置は、記録媒体の搬送経路に対向配置された一対の回転可能な回転体で構成された回転体対と、前記回転体同士を接近させる方向に押圧する押圧手段と、前記回転体対のいずれか一方又は両方の前記回転体における前記記録媒体の通過領域の軸方向両外側に設けられ、前記記録媒体の通過領域の外径よりも大径となるように設けられると共に、弾性変形する第一大径部と、前記回転体対のいずれか一方又は両方の前記回転体における前記記録媒体の通過領域外の軸方向両外側に設けられ、前記記録媒体の通過領域の外径よりも大径で且つ前記第一大径部よりも小径となるように設けられ、前記第一大径部が弾性変形した状態で前記回転体対の前記記録媒体の通過領域の周面間に隙間を形成する第二大径部と、を有している。
本発明の請求項2に係る記録媒体搬送装置は、前記回転体対のいずれか一方又は両方の前記回転体における前記記録媒体の通過領域の軸方向両外側には、前記記録媒体の通過領域の外径よりも小径である小径部が設けられ、前記第一大径部は、前記小径部に弾性変形が可能な弾性部材を設けることで形成されている。
請求項3に係る記録媒体搬送装置は、前記回転体同士が接近し前記第一大径部が弾性変形した状態で前記回転体対の前記記録媒体の通過領域の周面間に前記隙間が形成された近接状態と、前記近接状態から前記回転体同士が離間し前記第一大径部が弾性変形されていない離間状態と、の間を切り替える接離手段が設けられている。
本発明の請求項4に係る画像形成装置は、記録媒体を供給する記録媒体供給部と、前記記録媒体供給部から供給された前記記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記記録媒体供給部と前記画像形成部との間の前記記録媒体の搬送経路内に設けられた請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の記録媒体搬送装置と、を有している。
本発明の請求項5に係る画像形成装置は、記録媒体を供給する記録媒体供給部と、前記記録媒体供給部から供給された前記記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記記録媒体供給部と前記画像形成部との間の前記記録媒体の搬送経路内に設けられた請求項4に記載の記録媒体搬送装置と、を有し、前記記録媒体の一方の面に画像が形成されたのち、再び前記記録媒体搬装置を通過して他方の面に画像が形成されると共に、前記一方の面に画像が形成された後の前記記録媒体が、再び前記記録媒体搬送装置を通過する際には、前記回転体対を構成する一対の回転体が離間された離間状態とされる。
本発明の請求項6に係る画像形成装置は、前記回転体対の搬送方向上流側直近に設けられ記録媒体を下流側に搬送する第一搬送ロール対と、前記回転体対の搬送方向下流側直近に設けられ記録媒体を下流側に搬送する第二搬送ロール対と、の搬送方向の間隔が、前記記録媒体供給部が供給することが可能な記録媒体のうち、最も搬送方向長さが短い前記記録媒体の搬送方向長さよりも、短く設定されている。
請求項1の発明によれば、回転体対の前記記録媒体の通過領域の周面間に形成された隙間以下の厚みの記録媒体には押圧力を付与せずに、当該隙間よりも厚い記録媒体には押圧力を付与し、更に、当該隙間よりも厚い記録媒体が回転体対の間を通過し終える際の衝撃音を、弾性変形する第一大径大径部が設けられていない構成と比較し、抑えることができる。
請求項2の発明によれば、小径部以外に弾性部材を設ける場合に比較し、大径当該弾性部材の厚みを厚くすることができる。
請求項3の発明によれば、第一大径大径部の弾性の劣化を防止、又は離接手段を有していない構成と比較し抑制することができる。
請求項4の発明によれば、記録媒体搬送装置よりも記録媒体の搬送方向下流側に設けられ、記録媒体が接触する部材につく傷を防止、又は本構成を有していない構成と比較し抑制することができる。
請求項5の発明によれば、画像が形成された記録媒体に押圧力がかかることを防止することができる。
請求項6の発明によれば、本構成を有しない構成と比較して、回転体対の記録媒体の通過領域の周面間に形成された隙間以下の厚みの記録媒体の搬送能力を向上させることができる。
本発明の実施形態に係るプリンタの内部構造を模式的に示す全体図である。 (A)は本発明の実施形態に係る搬送装置及びその近傍を示す側面図であり、(B)は搬送装置及びその近傍の幅方向中央部分における搬送方向に沿った縦断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る搬送装置のロール対が離間した状態におけるロール対を搬送方向上流側から見た後面図あり、(B)はロール対が近接した状態における後面図である。 本発明の実施形態に係る搬送装置が、他の位置に配置された例を模式的に示す図1に対応した全体図である。 本発明の実施形態に係る搬送装置のロール対を搬送方向上流側から見た後面図あり、隙間よりも厚い記録用紙が搬送される際の動作を、(A)〜(C)へと順番に示す図である。 本発明の実施形態に係る搬送装置の第一ロールの軸端部を拡大した拡大図である。 本発明の実施形態に係る第一変形例の搬送装置のロール対を搬送方向上流側から見た後面図ある。 本発明の実施形態に係る第二変形例の搬送装置のロール対を搬送方向上流側から見た後面図ある。 本発明の実施形態に係る第三変形例の搬送装置のロール対を搬送方向上流側から見た後面図ある。 本発明の実施形態に係る第四変形例の搬送装置のロール対を搬送方向上流側から見た後面図ある。 本発明の実施形態に係る第五変形例の搬送装置のロール対を搬送方向上流側から見た後面図ある。 本発明の実施形態に係る第六変形例の搬送装置のロール対を搬送方向上流側から見た後面図ある。 本発明の実施形態に係る第七変形例の搬送装置のロール対を搬送方向上流側から見た後面図ある。
本発明の実施形態に係る記録媒体搬送装置及び画像形成装置を図1を用いて説明する。なお、図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタの内部構造を模式的に示す全体図である。
図1に示すように、プリンタ10の内部には、記録媒体としての記録用紙(カット紙)Pを収容し且つ記録用紙Pを給紙する給紙装置15と、給紙装置15から給紙された記録用紙Pにカラー画像を形成する画像形成部17と、を有している。更に、給紙装置15と画像形成部17との用紙搬送路56には、記録用紙Pを搬送すると共に記録用紙Pの断裁部分のバリ(断裁バリ)をバリを低くする搬送装置60が設けられている。また、プリンタ10全体の動作を制御する制御装置20が備えられている。
まず、画像形成部17について説明する。
画像形成部17は、電子写真方式にて各色成分のトナー像が形成される複数の画像形成ユニット12、本実施形態ではイエロー(Y色)のトナー像が形成される画像形成ユニット12Y、マゼンタ(M色)のトナー像が形成される画像形成ユニット12M、シアン(C色)のトナー像が形成される画像形成ユニット12C、黒(K色)のトナー像が形成される画像形成ユニット12Kを有している。
なお、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色を区別する際には、符号の後にY、M、C、Kを付加して説明するが、各色を区別する必要がない場合は、符号の後のY、M、C、Kは省略する。また、複数の画像形成ユニット12Y、12M、12C、12Kは、トナーを除く各部材が同様の構成となっているため、画像形成ユニット12Yの各部材に符号を付与して、画像形成ユニット12M、12C、12Kの符号を省略する。
また、画像形成部17は、各画像形成ユニット12にて形成された各色成分トナー像が順次転写(一次転写)され保持する中間転写ベルト14と、中間転写ベルト14上に転写されて重ねられたカラートナー像を記録媒体としての記録用紙Pに一括転写(二次転写)させる二次転写装置16と、記録用紙P上に二次転写されたトナー像を定着させる定着装置18と、を有している。
各画像形成ユニット12は、矢印A方向に回転する円筒状の感光体22の周囲に、感光体22を帯電させる帯電ロール24と、感光体22上に露光光によって静電潜像を形成するレーザ露光器26と、各色成分トナーが収容され感光体22上の静電潜像をトナーにより可視像化する現像装置28と、感光体22上に形成された各色成分のトナー像を中間転写ベルト14に転写する一次転写ロール30と、感光体22上の残留トナーを除去するクリーニングユニット32と、が回転方向に順次配設されている。
また、各画像形成ユニット12Y、12M、12C、12Kは、中間転写ベルト14の移動方向上流側から、イエロー(Y色)、マゼンタ(M色)、シアン(C色)、黒(K色)の順に、略直線状に配置されている。
各色成分のトナーは、本実施形態においては、負極性に帯電するものであり、懸濁重合法、乳化凝集合一法、溶解懸濁法等により、ポリエステルやスチレンアクリルなどのバインダ樹脂に着色剤、ワックスを内添して形成された微粒子である。なお、各色成分のトナーY、M、C、Kは、特に製造方法により限定されるものではなく、各種のトナーが使用可能である。
中間転写ベルト14は、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂又は各種ゴムにカーボンブラック等を適当量含有させて体積抵抗率が106〜1015Ω・cmとなるように形成され、その厚みは例えば0.1mmに設定される。
また、定速性に優れたモータ(図示省略)により駆動されることによって中間転写ベルト14を循環駆動させる駆動ロール34と、各感光体22の配列方向に沿った中間転写ベルト14の直線部の両端部分を支持する支持ロール36と、中間転写ベルト14に対して一定の張力を与えると共に中間転写ベルト14の蛇行を防止する張架付与ロール(テンションロール)38と、中間転写ベルト14上の残留トナーを掻き取るクリーニング部40に対向配置された支持ロール42と、二次転写装置16を構成する転写ロール(バイアスロール)16Bに対向配置された支持ロール16Aと、によって張架されている。そして、中間転写ベルト14は、これら各種ロールによって張架されると共に、矢印B方向に予め定められた速度で循環駆動(回転)される。
各感光体22と対向する各一次転写ロール30には、トナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加されるようになっている。これにより、各々の感光体22上の各色トナー像が中間転写ベルト14に順次、静電吸引され、中間転写ベルト14上に各色トナー像が重ねられ、カラートナー像が形成される。
画像形成ユニット12Yの中間転写ベルト14の回転方向上流側(B方向上流側)には、各画像形成ユニット12Y、12M、12C、12Kにおける画像形成タイミングをとるための基準となる基準信号を発生する基準センサ(ホームポジションセンサ)44が配置され、画像形成ユニット12Kの中間転写ベルト14の回転方向下流側(B方向下流側)には、画質調整を行うための画像濃度センサ46が配設されている。基準センサ44は、中間転写ベルト14に設けられた予め定められたマークを認識して基準信号を発生する。この基準信号の認識に基づく制御装置20からの指示により、各画像形成ユニット12が画像形成を開始するようになっている。
また、二次転写装置16の記録用紙Pの搬送方向上流側には、一対のロールで構成されたレジストロール対(位置合わせロール対)58が設けられている。レジストロール対58は、モータ(図示省略)により回転可能となっており、基準センサ44の検知信号に基づいて、制御装置20により回転又は回転停止の動作が制御される。
二次転写装置16の記録用紙Pの搬送方向下流側には、カラートナー像が二次転写された記録用紙Pを定着装置18に搬送する搬送ベルト64が設けられている。また、定着装置18の記録用紙Pの搬送方向下流側には、記録用紙Pをプリンタ10の外側へ排出する一対の排出ロール対66が設けられている。なお、プリンタ10の外側には、排紙トレイ(排紙収容部)68が設けられており、排出ロール対66によって排出された記録用紙Pは、排紙トレイ68上に集積されるようになっている。
また、用紙搬送路56におけるレジストロール対58の記録用紙Pの搬送方向上流側には、記録用紙Pを搬送すると共に記録用紙Pの断裁バリを低減する搬送装置60(詳細は後述する)が設けられている。なお、搬送装置60は、フレームなどに設けられた取付部62に取り付けられている。
一方、定着装置18の搬送方向下流側から搬送装置60の搬送方向上流側にかけては、切換レバー(図示省略)の移動によって記録用紙Pが搬送され表裏が反転される用紙反転路70が設けられている。用紙反転路70は、湾曲状又は直線状の複数のガイド板(図示省略)と、各ガイド板間に配置され記録用紙Pを搬送する複数の搬送ロール対72と、記録用紙Pを一時的に収容してスイッチバックさせ搬送方向を切り替える切替部74と、を有している。
そして、定着装置18により表面(一方の面)への画像の定着が終了した記録用紙Pは、切替部74側に搬送され切替部74で搬送方向が逆転される。続いて、用紙反転路70内を搬送され、再度、搬送装置60、レジストロール対58を経由して二次転写装置16で裏面(他方の面)への画像形成が行われる。そして、定着装置18で定着されて排出ロール対66で排紙トレイ68上に排出される集積される。
つぎに、給紙装置15について説明する
給紙装置15は、プリンタ10の内部の下部に設けられている。給紙装置15は、2種類のシート状の記録用紙Pを収容する用紙収容部50A、50Bを有している。用紙収容部50A、50Bの一方の端部には、収容された記録用紙Pを予め定められたタイミングで取り出して搬送する給紙ロール52A、52Bがそれぞれ設けられている。給紙ロール52A、52Bにて送り出された記録用紙Pは、複数の搬送ロール対54によって構成された用紙搬送路56を搬送され画像形成部17の二次転写装置16(二次転写位置)へ送り込まれるようになっている。
なお、本実施形態においては、用紙収容部50A、50Bには異なる大きさ(サイズ)の記録用紙Pが収容可能とされている。本実施形態では、用紙収容部50Aには、A4サイズの記録用紙Pが収容可能とされ、用紙収容部50Bには、B4サイズの記録用紙Pが、収容可能とされている。また、本実施形態においては、いずれのサイズの記録用紙Pも長辺方向を搬送方向とする所謂縦送りとされている。
次に、搬送装置60について図2、図3、図6を用いて説明する。図2(A)は本発明の実施形態に係る搬送装置とその近傍を示す側面図であり、(B)は幅方向中央部分における搬送方向に沿った縦断面図である。なお、(B)は図が煩雑となり見難くなるのを避けるため断面を示すハッチングを一部省略している。また、図3は、本発明の実施形態に係る搬送装置のロール対を示し、(A)はロール対が離間した状態の図あり、(B)はロール対が近接した状態の図である。図6は図3に示す第一ロール88の一方の軸端部を拡大した拡大図である。
図2(A)、図2(B)に示すように、搬送装置60は、断面コ字状の本体部78を有している。本体部78における記録用紙Pの搬送方向と直交する幅方向(図2の紙面手前側から奥側に向かう方向)の両端部には、側板79、80が設けられている。また、側板79と側板80の間には、円柱状の支軸82が架設固定されている。支軸82の両端部で側板79、80の外側には、板金で構成されたアーム部材84、85がベアリング83を介して取り付けられている。これにより、アーム部材84、85は、支軸82を支点として本体部78に対して揺動可能となっている。
また、搬送装置60は、対向配置された第一ロール88と第二ロール92とで構成され、記録用紙Pの断裁部のバリ(断裁バリ)を押し潰して低くする(均す)、言い換えるとバリを低くし低減させるロール対100が設けられている。
側板79、80に貫通穴(図示省略)が形成されており、この貫通穴にベアリング86が嵌め込まれ固定されている。ここで、2つのベアリング86にシャフト87の両端が挿通されることで、ロール対100の第一ロール88が回転可能に設けられている。第一ロール88は、一端にモータ(図示省略)が連結されており、このモータの回転により矢印方向に回転するようになっている。
一方、アーム部材84、85に貫通穴(図示省略)が形成されており、この貫通穴にベアリング89が嵌め込まれ固定されている。ここで、2つのベアリング89にシャフト90の両端が挿通されることで、第二ロール92が回転可能に設けられている。第二ロール92は、第一ロール88がモータで回転されることにより従動回転する。
第一ロール88及び第二ロール92は、SUS、S45C、SKTM11等のいずれかの金属材料で構成されており、外周面にチッ化チタンコーティング、DLC(Diamond_Like_Carbon)コーティング、硬質クロムメッキ等のいずれかの表面硬質処理が施されている。表面の硬度は、ビッカース硬度で500Hv以上である。また、第一ロール88、第二ロール92のロール径(記録用紙Pが通過する通過領域Sの外径)はφ35mm以上となっており、ロール長は350〜360mmとなっている。また、本実施形態では、第一ロール88、第二ロール92のロール径は同じとされている。
アーム部材84、85の支軸82と反対側の端部には、両外側へ向けて突出したピン93が設けられており、側板79、80におけるピン93の下方位置には、両外側へ向けて突出したピン94が設けられている。
ここで、ピン93とピン94にコイルスプリング95の両端部がそれぞれ引掛けられ、アーム部材84、85にコイルスプリング95の復元力が作用している。これにより、アーム部材84、85の支軸82と反対側の端部が下方側へ付勢され、第一ロール88の周面88Aと第二ロール92の周面92Aとを接近させる方向に押圧力が付与される。なお、本実施形態においては、ロール対100を構成する第一ロール88と第二ロール92とは、50kgfの荷重で引き付け合うよう構成されている。
また、アーム部材84、85のピン93側の下端部には、下方側へ略三角形状に突出された突出部84Aが形成されており、突出部84Aには、両外側へ向けてピン96が突設されている。ピン96には、ベアリング状のロールフォロワ97が外挿されており、ピン96の端部にEリング(図示省略)が取り付けられることで、ロールフォロワ97がピン96から抜けることなく回転可能となっている。
側板79と側板80の間には、ベアリング(図示省略)を介してシャフト99が架設されており、シャフト99の両端部にリトラクトカム98がそれぞれ固定されている。これにより、リトラクトカム98が回転可能となっている。
そして、リトラクトカム98が回転することによって、第二ロール92(第一大径部150)が第一ロール88から離間した(図2(A),図3(A)を参照)と、第一ロール88に近接した近接状態(図2(B)、図3(B)を参照)と、を切り替え可能とされている。なお、離間状態及び近接状態についての詳細は後述する。
記録用紙Pの搬送方向における第一ロール88及び第二ロール92の下流側には、記録用紙Pの通路を構成する上下の用紙ガイド112が設けられている。同様に、第一ロール88及び第二ロール92の上流側には、第一ロール88と第二ロール92を通過した記録用紙Pの通路を構成する上下の用紙ガイド114が設けられている。
また、本体部78の底部下面側には、円柱状でウレタンゴム等のゴムで構成された複数のダンパ部材110(110A、110B、110C)が設けられている。
ダンパ部材110A〜110Cは、シャフト87の軸方向に沿って間隔を空けて、それぞれ複数箇所(例えば、両端部と中央部の3箇所)に設けられている。ダンパ部材110Aとダンパ部材110Cは、ほぼ同等の硬さに設定されているが、ダンパ部材110Bは、ダンパ部材110A、110Cよりも硬く設定されている。なお、ダンパ部材110A〜110Cは、本実施形態では、取付部62の上面と本体部78の底部に図示しないネジ等で締結固定されているが、これに限らず、例えば、接着剤で接着固定してもよい。
図3(A)、図3(B)に示すように、ロール対100の従動側の第二ロール92における記録用紙Pの通過領域Sの軸方向両外側には、第一大径部150と第二大径部160とが設けられている。
図6にも示すように、第二ロール92の軸端部には、通過領域Sの外径(周面92A)よりも小径である小径部(段付き軸部)140が形成されている。この小径部140に通過領域Sの外径(周面92A)よりも大径となるように第一大径部150が設けられている。第一大径部150は、小径部140に挿入される金属製のカラー(図示略)と弾性層152とで構成されている。弾性層152は、60Hs(JIS A)以上90Hs(JIS A)以下(JIS K 6301準拠)であり、本実施形態では、硬度90Hs(JIS A)(規格:JIS K 6301)のウレタンゴムで構成されている。また、弾性層152の厚みは1〜5mm程度とされている。
なお、第二大径部は、他の方法で設けてもよい。例えば、第二ロール92に直接、弾性層を形成してもよい。
第一大径部150の軸方向内側(且つ通過領域Sの軸方向外側)には、第二大径部160が形成されている。第二大径部160は、通過領域Sの外径(周面92A)よりも大径とされ且つ第一大径部150よりも小径とされている。本実施形態では、第二大径部160は、第二ロール92の周面92A上に形成された厚み約100μm、硬度92Hs(JIS)(規格:JIS K 7311)のウレタン樹脂層とされている。なお、第二大径部160を他の方法で設けてもよい。例えば、第二ロール92の表面に金属製や樹脂製のテープを貼り付けることによって形成されていてもよい。或いは、第二ロール92自体を大径化することによって(段付きにして)形成してもよい。なお、後述する隙間tをより精度よく形成するために、第二大径部160を樹脂で構成する場合はその硬度は90Hs(JIS)(規格:JIS K 7311)より大きいことが望ましい。
ここで、図3(B)に示すように、リトラクトカム98(図2参照)が回転することによって、第二ロール92が第一ロール88に接近し、第二ロール92の第一大径部150が第一ロール88の周面88Aに当たる(図5(B)も参照)。しかし、第一大径部150は弾性変形(圧縮)され、その結果、第二大径部160が第一ロール88の周面88Aに当たり、第二ロール92の周面92Aと第一ロール88の周面88Aとの間に隙間tが形成される(図5(C)も参照)。なお、この状態が前述した近接状態であり、この状態からリトラクトカム98(図2参照)が回転することによって、第二ロール92が第一ロール88から離間し、第二ロール92の第一大径部150が第一ロール88の周面88Aから離れ弾性変形されていない状態が離間状態である。
図1、図2に示すように、搬送装置60(ロール対100)の搬送方向上流側直近に設けられた第一搬送ロール対102と、搬送装置60(ロール対100)の搬送方向下流側直近に設けられた第二搬送ロール対104と、の搬送方向の間隔は、給紙装置15(図1参照)が供給することが可能な記録用紙Pのうち、最も搬送方向長が短い記録用紙Pよりも短くなるように配置されている。
なお、前述したように、本実施形態では、給紙装置15は、A4サイズの記録用紙PとB4サイズの記録用紙Pとを給紙(供給)可能とされている。よって、第一搬送ロール対102と第二搬送ロール対104との配置間隔はA4サイズの記録用紙Pの長辺よりも短くなるように配置されている。
つぎに、本実施形態の作用について説明する。
図1に示すように、図示しない画像読取装置やパーソナルコンピュータ(PC)等から出力された画像データが、プリンタ10に入力される。プリンタ10では、画像処理装置(図示省略)で予め定められた画像処理が施された後、制御装置20からの指示(制御)によって、記録用紙Pにカラー画像が形成される。
画像処理装置では、入力された反射率データに対して、シェーディング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消しや色編集、移動編集等、予め定められた画像処理が施される。画像処理が施された画像データは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4色の色材階調データに変換され、レーザ露光器26に出力される。
続いて、レーザ露光器26では、入力された色材階調データに応じて半導体レーザから出射された露光光が、帯電ロール24で帯電された各々の感光体22表面に照射される。そして、各感光体22では、レーザ露光器26により走査露光され静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、各々の画像形成ユニット12Y、12M、12C、12Kにて、現像装置28によりイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色トナー像が形成される。
各感光体22上に形成された各色トナー像は、各感光体22と中間転写ベルト14とが当たる一次転写部において中間転写ベルト14の表面に各色順次一次転写され重ね合せられる。一次転写され各色トナー像が重ね合われたカラートナー像は、中間転写ベルト14の回転に伴って二次転写装置16に搬送される。
一方、用紙搬送路56では、画像形成のタイミングに合せて給紙装置15の給紙ロール52A又は給紙ロール52Bによって、用紙収容部50A又は用紙収容部50Bから記録用紙Pが送り出される。送り出された記録用紙Pは、搬送ロール54により搬送され、搬送装置60に進入する。
ここで、記録用紙Pの厚みが隙間tよりも厚いの場合、すなわち、100μmよりも厚い場合は、図5(A)に示すように、ロール対100が近接状態とされた搬送装置60に進入する。搬送装置60に浸入した記録用紙Pは、ロール対100を構成する第一ロール88と第二ロール92との間に挟まれ押圧されると共に搬送方向下流側へ向けて搬送される。そして、このときに記録媒体Pにかかる押圧力(高圧力)によって、記録用紙Pの端部(断裁部)のバリ(断裁バリ)が押し潰され低くなる(均される)。別の言い方をすると、バリが低減される。
続いて、図5(B)に示すように、記録用紙Pの後端が第一ロール88と第二ロール92の間を通過すると、第二ロール92の第一大径部150が第一ロール88の周面88Aに当たる。このとき、第一大径部150の弾性力により衝撃力が吸収される。これにより、第一大径部150が設けられていない構成と比較し、衝撃音が抑制される。
なお、本実施形態では、小径部140に第一大径部150を設けているので、弾性層152の厚みを厚くすることができ、この結果、衝撃音が効果的に抑制される。
続いて、図1に示すように、搬送装置60でバリが低く均された記録用紙Pは、レジストロール対58に到達して一旦停止される。そして、カラートナー像が保持された中間転写ベルト14の移動タイミング(基準センサ44で検知)に合せて二次転写装置16に送りだされ。これにより、記録用紙Pの搬送位置とカラートナー像の二次転写位置との位置合せが行われる。
二次転写装置16において中間転写ベルト14からカラートナー像が記録用紙Pに二次転写される。カラートナー像が二次転写された記録用紙Pは、中間転写ベルト14から剥離されて、搬送ベルト64まで搬送される。
搬送ベルト64は、定着装置18における最適な搬送速度に合せて、記録用紙Pを定着装置18まで搬送する。そして、記録用紙P上の未定着のカラートナー像は、定着装置18の定着ロール対18Aに挟持され搬送されことによって、熱及び圧力で記録用紙P上に定着される(定着処理)。定着画像(カラー画像)が形成された(定着した)記録用紙Pは、排出ロール66によってプリンタ10の外部の排紙トレイ68に排出される。
なお、両面(表面と裏面の両方)に画像形成を行うときは、表面(おもてめん)の定着が終了した記録用紙Pが切替部74に進入し、搬送方向が切り替えられ、用紙反転路70に沿って搬送された後、搬送装置60に進入する。ここで、再度バリが低減された後、レジストロール対58へ搬送される。以後、同様に裏面へのカラートナー像の二次転写と定着が行われ、両面への画像形成が終了する。
記録用紙Pへのカラートナー像の転写が終了した後、中間転写ベルト14上に残った残留トナーは、中間転写ベルト14の回転に伴ってクリーニング部40まで搬送され、中間転写ベルト14上から除去される。
なお、第一ロール88と第二ロール92との清掃を容易にする観点や第一大径部150に常時押圧力が加わることによる塑性変形(永久変形)を防止する観点から、制御装置20によりプリント動作時以外はリトラクトカム98を回転させて第二ロール92(第一大径部150)が第一ロール88から離間した離間状態(図2(A),図3(A)参照)とすることが望ましい。
また、両面印刷時における記録用紙Pの搬送装置60への再進入時には、記録用紙Pのバリはすでに低減されているので、記録用紙Pの画像形成面への押圧を避けるためにも、制御装置20によりリトラクトカム98を制御し、離間状態にすることが望ましい。
また、第一ロール88及び第二ロール92が離間状態(図2(A),図3(A))から近接状態(図2(B),図3(B))となる際にも、第二ロール92の第一大径部150によって衝撃音が抑制される。
また、前述したように、ロール対100を通過する際の記録媒体Pにかかる押圧力(高圧力)によって、記録用紙Pの端部のバリ(断裁バリ)が押し潰され低くなるので(均されるので)、例えば、搬送装置60よりも搬送方向下流側の記録用紙Pが接触する部材(例えば、中間転写ベルト14や定着装置18の定着ロール対18A)に対するバリによる傷が、防止又は抑制される。
一方、記録用紙Pが隙間t以下の厚みの場合、すなわち、100μm以下の薄紙の場合は、搬送装置60に進入した記録用紙Pは、隙間tの間を通過し、第一ロール88と第二ロール92とに挟まれることなく、つまり押圧されることなく、搬送方向下流側へ向けて搬送される。特に、第二ロール92と第一ロール88とが前述したように硬質なロールで構成されている場合、両ロールには軸方向中央部で互いに浮き上がるように撓みが発生するため、第一ロール88と第二ロール92とで挟まれた記録用紙にはロールの軸方向中央に向う力が働く。第二大径部により腰の弱い薄紙が通過できるような隙間tを形成することで、記録用紙Pに働く軸方向中央に向かう力による紙のシワの発生が防止又は抑制される。
なお、一般的に、100μm以下の薄い記録用紙Pは、バリが無い又は100μmよりも厚い記録媒体Pに比べバリが非常に少ない、また、バリがあったとしても100μよりも厚い記録媒体Pに比べバリの腰が弱い。
したがって、ロール対100で押圧されてなくとも、100μmよりも厚い記録媒体Pに比べ、搬送装置60よりも搬送方向下流側の記録用紙Pが接触する部材(例えば、中間転写ベルト14や定着装置18の定着ロール対18A)に傷が発生し難い。
また、第一搬送ロール対102と第二搬送ロール対104との間隔はA4サイズの記録用紙Pの長辺方向長さ(縦方向長さ)よりも短くなるように配置されている。よって、100μm以下の記録用紙Pがロール対100に挟まれなくても、記録用紙Pは搬送方向下流側にスムーズに搬送される。
なお、バリの低減が必要ない記録媒体の厚みは、本実施形態においては100μmとしたが、適宜設定すればよく、その厚みによって、隙間tの大きさを設定すればよい。
つぎに本実施形態の搬送装置の変形例について説明する。なお、図7〜図13は、軸方向の一方の端部のみ図示されているが、他方の端部も左右対称である以外は同様の構成である。
第一変形例の搬送装置202は、図7に示すように、第一ロール88の軸方向端部に小径部142が形成され第一大径部150が設けられると共に、第一ロール88の第一大径部150の軸方向内側に第二大径部160が設けられている。言い換えると、駆動側の第一ロール88に、第一ロール88の記録用紙Pの通過領域Sの外径(周面88A)よりも大径に設定された第一大径部150と第二大径部160とが設けられている。
第二変形例の搬送装置204は、図8に示すように、第一ロール88の軸方向端部に小径部142が形成され第一大径部150が設けられている。そして、第二ロール92に第二大径部160が設けられている。なお、第一大径部150と第二大径部160とは軸方向に異なる位置に設けられている。
第三変形例の搬送装置206は、図9に示すように、第二ロール92の小径部140に第一大径部150が設けられている。そして、第一ロール88に第二大径部160が設けられている。なお、第一大径部150と第二大径部160とは軸方向に異なる位置に設けられている。
第四変形例の搬送装置208は、図10に示すように、第二ロール92の小径部140に第一大径部150が設けられると共に第一大径部150の軸方向外側に第二大径部160が設けられている。更に、第一ロール88の小径部142に第一大径部150が設けられている。なお、第一大径部150同士が当たるように設けられている。
第五変形例の搬送装置210は、図11に示すように、第二ロール92の小径部140に第一大径部150が設けられると共に第一大径部150の軸方向外側に第二大径部160が設けられている。更に、第一ロール88に第二大径部160が設けられている。なお、第二大径部160同士が当たるように設けられている。
第六変形例の搬送装置212は、図12に示すように、第二ロール92の小径部140に第一大径部150が設けられると共に第一大径部150の軸方向外側に第二大径部160が設けられている。また、第一ロール88の小径部142に第一大径部150が設けられると共に、第一大径部150の軸方向外側に第二大径部160が設けられている。なお、第一大径部150同士が当たり第二大径部160同士が当たるように設けられている。
なお、本実施形態の搬送装置60(図3参照)及び第一変形例の搬送装置202〜第六変形例の搬送装置212は、いずれも第一大径部150が軸方向外側配置され、第二大径部160は軸方向内側に配置されているが、これに限定されない。図13に代表して説明する第七変形例の搬送装置214のように第一大径部150が軸方向内側配置され、第二大径部160が軸方向外側に配置されていてもよい。
なお、本発明は上記実施形態に限定されない。
例えば、上記実施形態では、搬送装置60の搬送方向上流側と搬送方向下流側とに、第一搬送ロール対102及び第二搬送ロール対104が設けられていたが、これに限定されない。第一搬送ロール対102及び第二搬送ロール対104のいずれか一方又は両方が、搬送装置の中に設けられていてもよい。
また、例えは、上記実施形態では、図1に示すように、搬送装置60は、レジストロール対58の搬送方向上流側の直近に配置されていたが、これに限定されない。例えば、図4に示す他の例のプリンタ11のように、本実施形態のプリンタ10よりも給紙装置15に近い位置に配置してもよい。なお、この場合、搬送装置60を一度通過した記録用紙Pは、両面画像形成を行なう際であっても、表面(おもてめん)の定着が終了した記録用紙Pが再度搬送装置60を通過することが無いので、記録用紙Pの画像形成面に押圧力(高圧力)がかからないように、両面画像形成時に第二ロール92を第一ロール88から離間させる制御が必要無い(制御が複雑にならない)。
また、例えば、上記実施形態では給紙装置15は、予め断裁されたシート状の記録用紙(カット紙)Pを収容し送りだしていたが、これに限定されない。記録用紙以外のシート状の記録媒体、例えば、OHPシート等であてもよい。更に、ロール紙を収容し、ロール紙を断裁してシート状の記録用紙として送り出す装置であってもよい。
また、例えば、上記実施形態では、画像形成部17は電子写真方式によって画像を形成しているがこれに限定されない。他の画像形成方式、例えは、インクジェット方式、感熱転写、刷版印刷方式等であってもよい。
また、上記実施形態ではリトラクトカム98、ロールフォロワ97、アーム部材84、85、支軸82等によって、第二ロール92を移動させていたがこれに限定されない。他の機構や部材、例えば、ソレノイド、リニアスライダ等によって、第二ロール92を移動させてもよい。
また、上記実施形態では第二ロール92が移動する構成であったが、これに限定されない。第一ロール88が移動する構成としてもよい。或いは、第二ロール92と第一ロール88の両方が移動する構成であってもよい。
また、上記実施形態では、第二ロール92と第一ロール88とを接近させる方向に押圧する押圧手段は、アーム部材84、85、コイルスプリング95等であったこれに限定されない。他の構成や部材を用いて第二ロール92と第一ロール88とを接近させる方向に押圧させてもよい。
10 プリンタ(画像形成装置)
12 画像形成ユニット
15 給紙装置(供給装置)
17 画像形成部
56 用紙搬送路(搬送経路)
60 搬送装置(記録媒体搬送装置)
82 支軸(押圧手段、離接手段)
84 アーム部材(押圧手段、離接手段)
85 アーム部材(押圧手段、離接手段)
88 第一ロール(回転体)
88A 周面
92 第二ロール(回転体)
92A 周面
95 コイルスプリング(押圧手段)
98 リトラクトカム(離接手段)
100 ロール対(回転体対)
102 第一搬送ロール対
104 第二搬送ロール対
140 小径部
142 小径部
150 第一大径部
152 弾性層(弾性部材)
160 第二大径部
202 搬送装置(記録媒体搬送装置)
204 搬送装置(記録媒体搬送装置)
206 搬送装置(記録媒体搬送装置)
208 搬送装置(記録媒体搬送装置)
210 搬送装置(記録媒体搬送装置)
212 搬送装置(記録媒体搬送装置)
214 搬送装置(記録媒体搬送装置)
P 記録用紙(記録媒体)
S 通過領域
t 隙間

Claims (6)

  1. 記録媒体の搬送経路内に配置された一対の回転可能な回転体で構成された回転体対と、
    前記回転体同士を接近させる方向に押圧する押圧手段と、
    前記回転体対のいずれか一方又は両方の前記回転体における前記記録媒体の通過領域の軸方向両外側に、前記記録媒体の通過領域の外径よりも大径となるように設けられると共に、弾性変形する第一大径部と、
    前記回転体対のいずれか一方又は両方の前記回転体における前記記録媒体の通過領域の軸方向両外側に、前記記録媒体の通過領域の外径よりも大径で且つ前記第一大径部よりも小径となるように設けられ、前記第一大径部が弾性変形した状態で前記回転体対の前記記録媒体の通過領域の周面間に隙間を形成する第二大径部と、
    を有する記録媒体搬送装置。
  2. 前記回転体対のいずれか一方又は両方の前記回転体における前記記録媒体の通過領域の軸方向両外側には、前記記録媒体の通過領域の外径よりも小径である小径部が設けられ、
    前記第一大径部は、前記小径部に弾性変形が可能な弾性部材を設けることで形成されている請求項1に記載の記録媒体搬送装置。
  3. 前記回転体同士が接近し前記第一大径部が弾性変形した状態で前記第二大径部によって前記回転体対の前記記録媒体の通過領域の周面間に前記隙間が形成された近接状態と、
    前記近接状態から前記回転体同士が離間し前記第一大径部が弾性変形されていない離間状態と、
    を切り替える接離手段が設けられている請求項1又は請求項2に記載の記録媒体搬送装置。
  4. 記録媒体を供給する記録媒体供給部と、
    前記記録媒体供給部から供給された前記記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記記録媒体供給部と前記画像形成部との間の前記記録媒体の搬送経路内に設けられた請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の記録媒体搬送装置と、
    を有する画像形成装置。
  5. 記録媒体を供給する記録媒体供給部と、
    前記記録媒体供給部から供給された前記記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記記録媒体供給部と前記画像形成部との間の前記記録媒体の搬送経路内に設けられた請求項3に記載の記録媒体搬送装置と、
    を有し、
    前記記録媒体の一方の面に画像が形成されたのち、再び前記記録媒体搬装置を通過して他方の面に画像が形成されると共に、前記一方の面に画像が形成された後の前記記録媒体が、再び前記記録媒体搬送装置を通過する際には、前記回転体対を構成する一対の前記回転体が離間された離間状態とされる画像形成装置。
  6. 前記回転体対の搬送方向上流側直近に設けられ記録媒体を下流側に搬送する第一搬送ロール対と、前記回転体対の搬送方向下流側直近に設けられ記録媒体を下流側に搬送する第二搬送ロール対と、の搬送方向の間隔が、
    前記記録媒体供給部が供給することが可能な記録媒体のうち、最も搬送方向長さが短い前記記録媒体の搬送方向長さよりも、短く設定されている請求項4又は請求項5に記載の画像形成装置。
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