JP2010194700A - 研磨材固定用両面粘着テープ及び研磨材付き粘着テープ - Google Patents

研磨材固定用両面粘着テープ及び研磨材付き粘着テープ Download PDF

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Abstract

【課題】、初期タック性が低く定盤への貼り直しが容易であるが、しっかりと押圧し、一旦定盤に貼り付けられた後には、研磨中の機械的衝撃によって研磨材が剥がれたり、いろいろの物性の異なる研磨砥粒液等を用いた場合においても研磨材が剥がれたりすることがないことは勿論、定盤からの剥がれもなく、かつ使用後は、研磨材固定用両面粘着テープを定盤に糊残りが発生することなく剥離できる研磨材固定用両面粘着テープを提供する。
【解決手段】定盤固定用粘着剤層を、(メタ)アクリル酸ブチルを70重量%以上90重量%未満含有する重合性モノマー混合物中の重合性モノマーを共重合して得られる(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体と、該(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体の固形分100重量部に対して、ロジン系樹脂及びテルペン系樹脂からなる群より選ばれた粘着付与樹脂を10〜40重量部含有する感圧型粘着剤で形成した。
【選択図】 なし

Description

本発明は、研磨材を研磨装置の研磨定盤(以下、「定盤」とのみ記す)に固定するための研磨材固定用両面粘着テープ及びこの研磨材固定用両面粘着テープを用いた研磨材付き粘着テープに関する。
従来から研磨布あるいは研磨パッドと呼ばれるシート状をした研磨材を定盤に固定するにあたって、基材フィルムの一方の面に研磨材固定用粘着剤層が積層一体化され、他方の面に定盤固定用粘着剤層が積層一体化された研磨材固定用両面粘着テープが使用されている。
また、このような研磨材固定用両面粘着テープとして、研磨材固定用粘着剤層を構成する粘着剤としてカルボキシル基や水酸基を有するモノマーと(メタ)アクリル酸アルキルエステルとの共重合体に高軟化点の樹脂を配合した熱活性のアクリル系接着剤が用いられたものが提案されている(特許文献1)。
この先に提案された研磨材固定用両面粘着テープは、定盤固定用粘着層が軽く定盤に接触させただけでも十分な粘着性能を発揮するとともに、研磨中は機械的衝撃によって研磨材が剥がれたり、強酸性研磨砥粒液や強アルカリ性研磨砥粒液など、いろいろの物性の異なる研磨砥粒液等を用いた場合においても研磨材が剥がれたりすることがないことは勿論、定盤からの剥がれもなく、かつ使用後は、研磨材固定用両面粘着テープを定盤から糊残り等の問題なく剥離できるという優れたものである。
一方、定盤には、研磨砥粒液の供給孔を備えたものがあるが、このような定盤に貼着して用いる研磨材の場合、通常、まず、研磨材に研磨材固定用両面粘着テープを貼着して研磨材付き粘着テープとしたのち、この研磨材付き粘着テープに定盤の研磨砥粒液の供給孔のピッチに合わせて孔を穿設した状態で工場から出荷され、研磨を行う際に、研磨材付き粘着テープに穿設された孔を定盤の供給孔に一致させるように、定盤固定用粘着剤層を介して研磨材付き粘着テープを定盤に粘着固定するようになっている。
しかし、研磨材付き粘着テープに穿設された孔を定盤の供給孔に合わせて研磨材付き粘着テープを定盤に粘着固定する作業は熟練を要し、未熟な作業者は貼り直しをしなければならない場合が多く、上記のように、軽く定盤に接触させただけでも十分な粘着性能を発揮する研磨材固定用両面粘着テープでは、貼り直し作業が難しいという問題がある。
特開2001−354926号公報
本発明は、上記事情に鑑みて、初期タック性が低く定盤への貼り直しが容易であるが、しっかりと押圧し、一旦定盤に貼り付けられた後には、研磨中の機械的衝撃によって研磨材が剥がれたり、いろいろの物性の異なる研磨砥粒液等を用いた場合においても研磨材が剥がれたりすることがないことは勿論、定盤からの剥がれもなく、かつ使用後は、研磨材固定用両面粘着テープを定盤に糊残りが発生することなく剥離できる研磨材固定用両面粘着テープ、及び、この研磨材固定用両面粘着テープを用いた研磨材付き粘着テープを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明にかかる研磨材固定用両面粘着テープは、基材フィルムの一方の面に研磨材固定用粘着剤層が積層一体化され、他方の面に定盤固定用粘着剤層が積層一体化された研磨材固定用両面粘着テープであって、定盤固定用粘着剤層を構成する粘着剤が、(メタ)アクリル酸ブチルを70重量%以上90重量%未満含有する重合性モノマー混合物中の重合性モノマーを共重合して得られる(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体と、該(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体の固形分100重量部に対して、ロジン系樹脂及びテルペン系樹脂からなる群より選ばれた粘着付与樹脂を10〜40重量部含有する感圧型粘着剤であることを特徴としている。
本発明において、(メタ)アクリル酸とは、メタアクリル酸及びアクリル酸のいずれか
であることを意味する。
本発明の研磨材固定用両面粘着テープにおいて、定盤固定用粘着剤層を構成する粘着剤は、(メタ)アクリル酸ブチルを70重量%以上90重量%未満含有する重合性モノマー混合物中の重合性モノマーを共重合して得られる(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体と、該(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体の固形分100重量部に対して、ロジン系樹脂及びテルペン系樹脂からなる群より選ばれた粘着付与樹脂を10〜40重量部含有する感圧型粘着剤に限定されるが、その理由は以下のとおりである。
〔(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体〕
(メタ)アクリル酸ブチルを70重量%以上90重量%未満(より好ましくは75〜85重量%)含有する重合性モノマー混合物中の重合性モノマーを共重合して得られる(メタ)アクリル酸アルキルエステルを含有することにより、定盤固定用粘着剤層は、強い粘着力と耐熱性、再剥離性を有するものとなり、研磨中の剥れを防止することができる。
すなわち、(メタ)アクリル酸ブチルが70重量%未満では、凝集力が低下し、定盤からテープを引き剥がす際に糊残りが生じ、(メタ)アクリル酸ブチルが90重量%以上では初期タック性が低くなりすぎて、定盤への初期密着性が悪く、貼り付け性が低下する。
また、上記重合性モノマー混合物中には、(メタ)アクリル酸ブチル以外に、(メタ)アクリル酸ブチルと共重合する他の重合性モノマーが10重量%以上30重量%未満の範囲で配合される。
他の重合性モノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸グリシジル、アリルグリシジルエーテル、クロトン酸、マレイン酸、イタコン酸、n−メチロールアクリルアミド、無水マレイン酸、酢酸ビニル、スチレンなどの(メタ)アクリル酸ブチルと共重合可能なアルキル基の炭素数が1〜12のビニルモノマーが挙げられ、中でも、研磨材へのより高い接着力を発揮して、研磨材からテープの剥離をより防ぐことができる定盤固定用粘着剤層を得られることから、(メタ)アクリル酸を少なくとも配合することが好ましい。
上記(メタ)アクリル酸の配合量は、(メタ)アクリル酸ブチル100重量部に対して、1〜6重量部が好ましく、2〜5重量部が更に好ましい。
すなわち、(メタ)アクリル酸の配合が、少なすぎると凝集力が不足し、粘着剤層のせん断抵抗力が低下して研磨時に加わるせん断力によって凝集破壊を招き、剥離しやすくなり、多すぎるとガラス転移点温度がアップし、低温接着性能が低下するおそれがある。
〔(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体の分子量〕
上記共重合体の分子量としては、重量平均分子量で30万〜80万が好ましい。すなわち、分子量が小さいと耐熱性が劣ったり、粘着剤層のせん断抵抗力が低下して研磨時に加わるせん断力によって凝集破壊を招き、剥離しやすくなる場合があり、大きいと、初期タック性が不足する場合がある。
〔重合方法〕
上記(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体を得るためには、(メタ)アクリル酸ブチルと、必要に応じて配合する上述の他の重合性モノマーとを、重合開始剤の存在下にてラジカル反応させればよい。なお、重合方法としては、特に限定されず、従来公知の方法が用いられ、例えば、溶液重合、乳化重合、懸濁重合、塊状重合などが挙げられる。
〔重合開始剤〕
そして、上記重合開始剤としては、特に限定されず、例えば、1,1−ビス(t−ヘキシルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、t−ヘキシルパーオキシピバレート、t−ブチルパーオキシピバレート、2,5−ジメチル−2,5−ビス(2−エチルヘキサノイルパーオキシ)ヘキサン、t−ヘキシルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシイソブチレート、t−ブチルパーオキシ−3,5,5−トリメチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシラウレートなどが挙げられ、1,1−ビス(t−ヘキシルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、t−ヘキシルパーオキシピバレートが好ましい。なお、上記重合開始剤は単独で用いられても、二種以上が併用されてもよい。
〔粘着付与樹脂〕
本発明で用いられる粘着付与樹脂としては、ロジン系樹脂及びテルペン系樹脂から選ばれ、単独で用いられても、二種以上が併用されてもよいが、ロジン系樹脂が特に好ましい。
ロジン系樹脂としては、本発明の目的を達成できれば特に限定されず、例えば、荒川化学社の商品名「A-115」などの市販品を用いることができる。
粘着付与樹脂の配合割合は、(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体の固形分100重量部に対して、10〜40重量部(より好ましくは25〜35重量部)に限定される。その理由は、粘着付与樹脂の配合量が10重量部未満であると粘着剤層のせん断抵抗力が低下して研磨時に加わるせん断力によって凝集破壊を起こして剥れがおきることがあり、40重量部を超えると初期タック性が高くて貼り直しがしにくくなるとともに、使用後の剥離が困難となる、あるいは、糊残りすることがあるためである。
〔定盤固定用粘着剤層の初期タック性〕
なお、初期タック性は、JIS Z0237に準拠した傾斜式ボールタック試験により判断でき、30°の傾斜で試験をおこなったとき、ボールナンバーが10〜30となることが好ましく、15〜20となることがより好ましい。
〔定盤固定用粘着剤層の粘着力〕
そして、上記研磨材固定用両面粘着テープにおける定盤固定用粘着剤層の180°ピール力は、低いと、研磨工程中にスラリー液に含有された酸やアルカリによって定盤固定用粘着剤層が変質されてその粘着力が低下した際に、研磨材固定用両面粘着テープが研磨機定盤から剥離してしまうことがある一方、高いと、糊残りすることがあるので、5〜20/25mmが好ましく、5〜15N/25mmがより好ましい。
ここで、上記研磨材固定用両面粘着テープにおける定盤固定用粘着剤層の180°ピール力は、JIS Z 0237に準拠して測定するものとする。なお、上記180°ピール力の測定方法において、定盤固定用両面粘着テープからなる試験片を試験板(ステンレス板)に貼着させてから180°ピール力の測定を行うまでに、温度25℃、相対湿度50%の雰囲気中に30分間静置するものとする。
〔定盤固定用粘着剤層の厚み〕
定盤固定用粘着剤層の厚みは、特に限定されないが、20〜60μmが好ましく、30〜50μmがより好ましい。
すなわち、定盤固定用粘着剤層の厚みが薄すぎると、研磨工程中に研磨材とともに研磨材固定用両面粘着テープが定盤から剥離したり、研磨材の研磨精度が劣るおそれがある一方、厚すぎると、再剥離性が低下し定盤から剥離させた際に定盤に糊残りが生じるおそれがある。
〔架橋剤〕
上記定盤固定用粘着剤層に用いられる粘着剤には、架橋剤を添加してもよい。上記架橋剤としては、特に限定されず、例えば、イソシアネート系架橋剤、アジリジン系架橋剤、エポキシ系架橋剤、金属キレート型架橋剤などが挙げられ、イソシアネート系架橋剤が好ましい。
一方、本発明の研磨材固定用両面粘着テープにおいて、研磨材固定用粘着剤層を構成する粘着剤としては、本発明の目的を達成することができる粘着剤であれば、特に限定されないが、例えば、(メタ)アクリル酸ブチルを90重量%以上含有する重合性モノマー混合物中の重合性モノマーを共重合して得られる(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体と、該(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体の固形分100重量部に対して、テルペンフェノール樹脂を20〜70重量部含有する感熱型粘着剤や、ホットメルト系粘接着剤が挙げられ、中でも(メタ)アクリル酸ブチルを90重量%以上含有する重合性モノマー混合物中の重合性モノマーを共重合して得られる(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体と、該(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体の固形分100重量部に対して、テルペンフェノール樹脂を20〜70重量部含有する感熱型粘着剤が好適である。
本発明において、感熱型粘着剤とは、熱圧着後に高い接着力を発揮するものをいう。
〔(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体〕
上記感熱型粘着剤に用いられる(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体としては、上記定盤固定用粘着剤層を構成する粘着剤に用いられるものと同様のものを用いることができる。
また、上記感熱型粘着剤は、(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体の固形分100重量部に対して、テルペンフェノール樹脂を20〜70重量部(より好ましくは、30〜60重量部)配合することが好ましいが、その理由は、テルペンフェノール樹脂の配合量が20重量部未満であると、感熱型粘着剤として機能しなかったり、粘着力が不足する場合があり、70重量部を超えると、粘着剤層が硬くなってしまい初期タック性が劣る場合があるためである。
〔テルペンフェノール樹脂〕
また、本発明で用いられるテルペンフェノール樹脂としては、本発明の目的を達成できれば、特に限定されず、例えば、ヤスハラケミカル社のYSシリーズ商品名T115やヤスハラケミカル社のYSシリーズ商品名T130などの市販のテルペンフェノール樹脂を用いることができる。
また、上記感熱型粘着剤には、テルペンフェノール樹脂以外に本発明の目的を阻害しない範囲でその他の粘着付与樹脂を配合しても構わない。
その他の粘着付与樹脂としては、特に限定されないが、フェノール樹脂、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂が挙げられ、これらを単独であるいは併せて用いることができる。
〔研磨材固定用粘着剤層の粘着力〕
研磨材固定用両面粘着テープにおける研磨材固定用粘着剤層の180°ピール力は、低いと、研磨工程中にスラリー液に含有された酸やアルカリによって研磨材固定用粘着剤層が変質してその粘着力が低下した際に、研磨材が研磨材固定用両面粘着テープから剥離してしまうことがあるため、20N/25mm以上が好ましく、25N/25mm以上がより好ましい。
ここで、上記研磨材固定用両面粘着テープにおける研磨材固定用粘着剤層の180°ピール力は、JIS Z0237に準拠して測定するものとする。なお、上記180°ピール力の測定方法において、研磨材固定用両面粘着テープからなる試験片を試験板(ステンレス板)に貼着させてから180°ピール力の測定を行うまでに、温度25℃、相対湿度50%の雰囲気中に30分間静置するものとする。
〔研磨材固定用粘着剤層の厚み〕
研磨材固定用粘着剤層の厚みは、特に限定されないが、60〜100μmが好ましく、70〜90μmがより好ましい。すなわち、研磨材固定用粘着剤層の厚みが薄すぎると、研磨工程中に研磨材固定用粘着剤層から研磨材が剥離したり、研磨材の研磨精度が劣るおそれがある一方、厚いと、研磨工程中に研磨材固定用粘着剤層で凝集破壊が発生することがある。
〔架橋剤〕
上記研磨材固定用粘着剤層に用いられる粘着剤には、架橋剤を添加してもよい。上記架橋剤としては、特に限定されず、例えば、イソシアネート系架橋剤、アジリジン系架橋剤、エポキシ系架橋剤、金属キレート型架橋剤などが挙げられ、中でも耐熱性及び耐久性等の性能を発現しやすいことからイソシアネート系架橋剤が好ましい。
〔基材フィルム〕
基材フィルムの材料としては、特に限定されないが、プラスチックフィルムが好ましく、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、塩化ビニル樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のフィルム、もしくはこれらの積層体などが挙げられ、耐薬品性、強度的を求めるのであれば、ポリエチレンテレフタレートが好ましく、研磨材との密着性に優れ、研磨材や被研磨物のうねりへの追従しやすさを求めるのであれば、2軸延伸ポリプロピレンが好ましい。
〔基材フィルムの厚さ〕
基材フィルムの厚さは特に限定はされないが、10〜200μmが好ましく、20〜75μmがより好ましく、20〜50μmが更に好ましい。すなわち、基材フィルムが、薄すぎると剛性が不足し、その結果研磨精度が不足する(強度が劣り、取り付け性が劣るということもある。)場合があり、厚すぎると、きれいにぴちっと貼ることが難しく作業性が悪いなど、研磨材への取りつけ作業性に問題がでる場合がある。
〔研磨材固定用両面粘着テープの製造方法〕
研磨材固定用両面粘着テープの製造方法としては、例えば、先ず、一面に離型処理が施されてなる離型フィルム2枚と、定盤固定用粘着剤層用の粘着剤に溶剤(例えば、トルエン、キシレン、酢酸エチル等)を加えて形成された定盤固定用粘着剤層用の粘着剤溶液と、研磨材固定用粘着剤層用の粘着剤に溶剤(例えば、トルエン、キシレン、酢酸エチル等)を加えて形成された研磨材固定用粘着剤層用の粘着剤溶液とを用意する。
続いて、定盤固定用粘着剤層用の粘着剤溶液を一方の離型フィルムの離型処理面に塗布して、粘着剤溶液中の溶剤を完全に乾燥、除去することにより離型フィルムの離型処理面上に定盤固定用粘着剤層が形成されてなる定盤固定用粘着剤層積層フィルムを作製する。その一方、研磨材固定用粘着剤層用の粘着剤溶液を他方の離型フィルムの離型処理面に塗布して、粘着剤溶液中の溶剤を完全に乾燥、除去することにより離型フィルムの離型処理面上に研磨材固定用粘着剤層が形成されてなる研磨材固定用粘着剤層積層フィルムを作製する。
しかる後、基材層となる基材フィルムを用意し、この基材フィルムの一面に上記定盤固定用粘着剤層積層フィルムをその定盤固定用粘着剤層が基材フィルムに対向した状態となるように積層させる一方、上記基材フィルムの他面に上記研磨材固定用粘着剤層積層フィルムをその研磨材固定用粘着剤層が基材フィルムに対向した状態となるように積層させて積層体を作製する。
そして、この積層体をゴムローラなどによって厚み方向に加圧することによって、定盤固定用粘着剤層、基材層及び研磨材固定用粘着剤層がこの順に積層一体化されてなり、且つ、その定盤固定用粘着剤層及び研磨材固定用粘着剤層の表面に離型フィルムが剥離可能に積層一体化されてなる研磨材固定用両面粘着テープを得ることができる。
本発明にかかる研磨材付き粘着テープは、上記本発明の研磨材固定用両面粘着テープの、研磨材固定用粘着剤層上に研磨材が貼着固定されていることを特徴としている。
〔研磨材の材質〕
研磨材としては、特に限定されないが、たとえば、発泡ポリウレタン等の高分子樹脂素材や無発泡タイプのウレタン樹脂等で形成されたものが挙げられ、特殊な用途の場合には前述の研磨材を研磨層として備え、この研磨層にポリエステル樹脂等からなる下地層が添設されたものある。
〔研磨材付き粘着テープの製造方法〕
研磨材付き粘着テープの製造方法としては、特に限定されず、例えば、上記のようにして得られた研磨材固定用両面粘着テープの研磨材固定用粘着剤層上に研磨材を重ね合わせて積層物を作製し、この積層物をゴムローラなどによりその厚み方向に加圧することによって、積層一体化させる方法が挙げられる。
本発明にかかる研磨材固定用両面粘着テープは、以上のように、定盤固定用粘着剤層を構成する粘着剤が、(メタ)アクリル酸ブチルを70重量%以上90重量%未満含有する重合性モノマー混合物中の重合性モノマーを共重合して得られる(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体と、該(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体の固形分100重量部に対して、ロジン系樹脂及びテルペン系樹脂からなる群より選ばれた粘着付与樹脂を10〜40重量部含有する感圧型粘着剤であるので、定盤固定用粘着剤層の初期タック性が低く定盤への貼り直しが容易であるが、しっかりと押圧し、一旦定盤に貼り付けた後には、研磨中に機械的衝撃によって研磨材が剥がれたり、強酸性研磨砥粒液や強アルカリ性研磨砥粒液など、いろいろの物性の異なる研磨砥粒液等を用いた場合においても研磨材が剥がれたりすることがないことは勿論、定盤からの剥がれもなく、かつ使用後は、研磨材固定用両面粘着テープを定盤から糊残り等の問題なく剥離できる。
また、研磨材固定用粘着剤層を構成する粘着剤としては、本発明の目的を達成することができる粘着剤であれば、特に限定されないが、例えば、(メタ)アクリル酸ブチルを90重量%以上含有する重合性モノマー混合物中の重合性モノマーを共重合して得られる(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体と、該(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体の固形分100重量部に対して、テルペンフェノール樹脂を20〜70重量部含有する感熱型粘着剤を用いるようにすれば、より確実に研磨中に機械的衝撃によって研磨材が剥がれたり、強酸性研磨砥粒液や強アルカリ性研磨砥粒液など、いろいろの物性の異なる研磨砥粒液等を用いた場合においても研磨材をしっかりとした固定状態に保つことができる。
そして、研磨材側粘着剤層の厚みを60〜100μm、定盤側粘着剤層の厚みを20〜60μmとすれば、より精度がよく、より安定した状態で被研磨物の研磨を行うことができるとともに、研磨後には糊残りなく定盤から剥離することができる。
本発明にかかる研磨材付き粘着テープは、上記本発明の研磨材固定用両面粘着テープの、研磨材固定用粘着剤層上に研磨材が貼着固定されているので、定盤固定用粘着剤層によって定盤に固定するだけで、精度よく安定した状態で被研磨物を研磨できるとともに、研磨後には糊残りなく定盤から剥離することができる。
以下に、本発明の実施例を詳しく説明する。
(実施例1)
〔感熱型粘着剤溶液A1の作製〕
アクリル酸ブチル95重量部と、アクリル酸5重量部とを共重合させて(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体(重量平均分子量55万)を得た。得られた(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体の固形分100重量部に、テルペンフェノール樹脂(ヤスハラケミカル社製「T130 」)を40重量部添加して、感熱型粘着剤溶液A1を得た。
〔感圧型粘着剤溶液B1の作製〕
アクリル酸ブチル77重量部と、アクリル酸3重量部と、アクリル酸-2-エチルへキシル20重量部とを共重合させて(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体(重量平均分子量40万)を得た。得られた(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体の固形分100重量部に、粘着付与樹脂としてロジン樹脂(荒川化学社製「A115」)を25重量部加え、溶媒として酢酸エチルを用いて感圧型粘着剤溶液B1を得た。
〔研磨材固定用両面粘着テープの作製〕
上記感熱型粘着剤溶液A1を離型フィルムの離型処理面に塗布して、粘着剤溶液中の溶剤を完全に乾燥、除去することにより、離型フィルムの離型処理面上に、表1に示した厚みを有する研磨材固定用粘着剤層A1が形成されてなる研磨材固定用粘着剤層積層フィルムを作製した。
一方、上記感圧型粘着剤溶液B1を離型フィルムの離型処理面に塗布して、粘着剤溶液中の溶剤を完全に乾燥、除去することにより、離型フィルムの離型処理面上に、表1に示した厚みを有する定盤固定用粘着剤層B1が形成されてなる定盤固定用粘着剤層積層フィルムを作製した。
しかる後、基材フィルムとしての厚さ23μmのPETフィルムの一面に上記定盤固定用粘着剤層積層フィルムをその定盤固定用粘着剤層B1が基材フィルムに対向した状態となるように積層させる一方、上記基材フィルムの他面に上記研磨材固定用粘着剤層積層フィルムをその研磨材固定用粘着剤層が基材フィルムに対向した状態となるように積層させて、積層体を得た。
そして、この積層体をゴムローラなどによって厚み方向に加圧することによって、定盤固定用粘着剤層B1、PETフィルムからなる基材層及び研磨材固定用粘着剤層A1がこの順に積層一体化されてなり、且つ、その定盤固定用粘着剤層及び研磨材固定用粘着剤層の表面に離型フィルムが剥離可能に積層一体化されてなる研磨材固定用両面粘着テープを製造した。
(実施例2)
粘着付与樹脂の配合量を35重量部とした感圧型粘着剤溶液B2を用いて定盤固定用粘着剤層B2を形成した以外は、上記実施例1と同様にして研磨材固定用両面粘着テープを製造した。
(実施例3)
粘着付与樹脂の配合量を10重量部とした感圧型粘着剤溶液B3を用いて定盤固定用粘着剤層B3を形成した以外は、上記実施例1と同様にして研磨材固定用両面粘着テープを製造した。
(実施例4)
粘着付与樹脂の配合量を40重量部とした感圧型粘着剤溶液B4を用いて定盤固定用粘着剤層B4を形成した以外は、上記実施例1と同様にして研磨材固定用両面粘着テープを製造した。
(実施例5)
粘着付与樹脂として、テルペン系樹脂であるテルペンフェノール樹脂(ヤスハラケミカウ社製「T-115」)を用いた感圧型粘着剤溶液B5によって定盤固定用粘着剤層B5を形成した以外は、上記実施例1と同様にして研磨材固定用両面粘着テープを製造した。
(実施例6)
(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体として、アクリル酸ブチル85重量部と、アクリル酸3重量部と、アクリル酸-2-エチルへキシル12重量部を共重合させて得た(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体(重量平均分子量40万)を用いた感圧型粘着剤溶液B6によって定盤固定用粘着剤層B6を形成した以外は、上記実施例1と同様にして研磨材固定用両面粘着テープを製造した。
(実施例7)
テルペンフェノール樹脂の配合量を20重量部とした感熱型粘着剤溶液A2を用いて研磨材固定用粘着剤層A2を形成した以外は、上記実施例1と同様にして研磨材固定用両面粘着テープを製造した。
(実施例8)
テルペンフェノール樹脂の配合量を70重量部とした感熱型粘着剤溶液A3を用いて研磨材固定用粘着剤層A3を形成した以外は、上記実施例1と同様にして研磨材固定用両面粘着テープを製造した。
(実施例9)
テルペンフェノール樹脂の配合量を60重量部とした感熱型粘着剤溶液A4を用いて研磨材固定用粘着剤層A4を形成した以外は、上記実施例1と同様にして研磨材固定用両面粘着テープを製造した。
(実施例10)
定盤固定用粘着剤層B1の厚みを表1に示すとおりにした以外は、上記実施例1と同様にして研磨材固定用両面粘着テープを製造した。
(実施例11)
定盤固定用粘着剤層B1の厚みを表1に示すとおりにした以外は、上記実施例1と同様にして研磨材固定用両面粘着テープを製造した。
(実施例12)
研磨材固定用粘着剤層A1の厚みを表1に示すとおりにした以外は、上記実施例1と同様にして研磨材固定用両面粘着テープを製造した。
(実施例13)
研磨材固定用粘着剤層A1の厚みを表1に示すとおりにした以外は、上記実施例1と同様にして研磨材固定用両面粘着テープを製造した。
(比較例1)
(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体として、アクリル酸ブチル38重量部と、アクリル酸−2−エチルヘキシル55重量部と、アクリル酸3重量部とを共重合させた(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体(重量平均分子量50万)を用いた感圧型粘着剤溶液B7によって定盤固定用粘着剤層B7を形成した以外は、上記実施例1と同様にして研磨材固定用両面粘着テープを製造した。
(比較例2)
粘着付与樹脂の配合量を45重量部とした感圧型粘着剤溶液B8を用いて定盤固定用粘着剤層B8を形成した以外は、上記実施例1と同様にして研磨材固定用両面粘着テープを製造した。
(比較例3)
粘着付与樹脂の配合量を5重量部とした感圧型粘着剤溶液B9を用いて定盤固定用粘着剤層B9を形成した以外は、上記実施例1と同様にして研磨材固定用両面粘着テープを製造した。
上記実施例1〜13及び比較例1〜3で製造された研磨材固定用両面粘着テープについて、以下に示す方法によって定盤固定用粘着剤層の初期タック性、定盤固定用粘着剤層の粘着力、定盤固定用粘着剤層の保持力、定盤固定用粘着剤層の再剥離性、研磨材固定用粘着剤層の粘着力、研磨材固定用粘着剤層の保持力、定盤固定用粘着剤層の研磨中のはがれの有無をそれぞれ調べ、その結果を研磨材固定用両面粘着テープの層構成と合わせて表1〜表3に示した。
〔定盤固定用粘着剤層の初期タック性〕
研磨材固定用両面粘着テープから縦300mm×横25mmの平面長方形状の試験片を切り出した。この試験片の定盤固定用粘着剤層面に対し、JIS Z0237の傾斜式ボールタック試験方法に基づき、30°の傾斜で試験を行い、停止した最大のボールナンバーを調べた。
〔定盤固定用粘着剤層の粘着力〕
研磨材固定用両面粘着テープから縦150mm×横25mmの平面長方形状の試験片を切り出した。この試験片の定盤固定用粘着剤層をステンレス板上に重ね合わせて2kgのローラーで押圧し、試験片をステンレス板上に貼着してから温度25℃、相対湿度50%の雰囲気下にて20分間に亘って放置した後、引張試験機を用いてJIS Z0237(=180度ピール試験)に準拠して粘着力を測定した。
〔定盤固定用粘着剤層の保持力〕
得られた研磨布固定用両面粘着テープの研磨材固定用粘着剤層上に25μm厚みのPETフィルムを裏打ちし、長さ100mm、幅25mmの平面長方形状の試験片を切り出し、試験片の定盤固定用粘着剤層をステンレス板上に重ね合わせて2kgのローラーで押圧し、試験片をステンレス板上に貼着させた後、40℃で60分間に亘って養生させた。
次いで、PETフィルムの下面に試験片が水平に位置した状態となるように配設し、40℃において、試験片の長さ方向の端部に1kgfの荷重を垂直方向に付加し、試験片に荷重を付加してから1時間後の剥離長さを、ルーペを用いて測定した。
〔定盤固定用粘着剤層の再剥離性〕
上記定盤固定用粘着剤層の粘着力測定方法と同様の要領で試験片をステンレス板から剥離した際のステンレス板上の糊残りの有無を目視観察し、下記基準に基づいて判断した。
○:ステンレス板上に糊残りはなかった。
△:ステンレス板上に部分的に糊残りを生じた。
×:定盤固定用粘着剤層に凝集破壊を生じ、ステンレス板上に全面的に糊残りを生じた。
〔研磨材固定用粘着剤層の粘着力〕
研磨材固定用両面粘着テープから縦150mm×横25mmの平面長方形状の試験片を切り出した。この試験片の研磨材用粘着剤層をステンレス板上に重ね合わせて2kgのローラーで押圧し、試験片をステンレス板上に貼着してから温度25℃、相対湿度50%の雰囲気下にて20分間に亘って放置した後、引張試験機を用いてJIS Z0237に準拠して粘着力を測定した。
〔研磨材固定用粘着剤層の保持力〕
得られた研磨布固定用両面粘着テープの定盤固定用粘着剤層上に25μm厚みのPETフィルムを裏打ちし、長さ100mm、幅25mmの平面長方形状の試験片を切り出し、2kgのローラーで押圧して試験片の研磨材固定用粘着剤層をステンレス板上に貼着させた後、40℃で60分間に亘って養生させた。
次いで、PETフィルムの下面に試験片が水平に位置した状態となるように配設し、40℃において、試験片の長さ方向の端部に1kgfの荷重を垂直方向に付加し、試験片に荷重を付加してから1時間後の剥離長さを、ルーペを用いて測定した。
〔研磨中はがれの有無〕
実施例及び比較例で得られた研磨材固定用両面粘着シートの、研磨材固定用粘着剤層に研磨材としての厚さ1.5mmの研磨パッドを積層し、ゴムロールを用いて貼り合せた。そして、研磨装置定盤に載せて、研磨パッド側からゴムロールを押し当てて定盤固定用粘着剤層を定盤に固定した。
ガラス板を被研磨試験体とし、研磨スラリー(通常CMP用に用いられるスラリーであるCabot Microelectronics社製W2000(pH2.3))を用い、研磨圧力49.0kPa、回転数100rpmで5分間研磨パッドを稼動させた。その後、研磨材固定用両面テープの定盤固定用粘着剤層と定盤の界面について、剥離状態を目視観察した。上述操作を10回行った。
以下の基準で評価した。
◎:はがれも浮きも見られなかった。
○:浮きが1箇所見られた。
△:浮きが2箇所見られた。
×:はがれも浮きも両方見られた。
Figure 2010194700
Figure 2010194700
Figure 2010194700

Claims (4)

  1. 基材フィルムの一方の面に研磨材固定用粘着剤層が積層一体化され、他方の面に定盤固定用粘着剤層が積層一体化された研磨材固定用両面粘着テープであって、定盤固定用粘着剤層を構成する粘着剤が、(メタ)アクリル酸ブチルを70重量%以上90重量%未満含有する重合性モノマー混合物中の重合性モノマーを共重合して得られる(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体と、該(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体の固形分100重量部に対して、ロジン系樹脂及びテルペン系樹脂からなる群より選ばれた粘着付与樹脂を10〜40重量部含有する感圧型粘着剤であることを特徴とする、研磨材固定用両面粘着テープ。
  2. 研磨材固定用粘着剤層を構成する粘着剤が、(メタ)アクリル酸ブチルを90重量%以上含有する重合性モノマー混合物中の重合性モノマーを共重合して得られる(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体と、該(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体の固形分100重量部に対して、テルペンフェノール樹脂を20〜70重量部含有する感熱型粘着剤である請求項1に記載の研磨材固定用両面粘着テープ。
  3. 研磨材固定用粘着剤層の厚みが60〜100μmであり、定盤固定用粘着剤層の厚みが20〜60μmであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の研磨材固定用両面粘着テープ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の研磨材固定用両面粘着テープの、研磨材固定用粘着剤層上に研磨材が貼着固定されていることを特徴とする研磨材付粘着テープ。
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