JP2010193396A - 2周波共用平面アンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】形状がコンパクトでアンテナ利得がより高い2周波共用の平面アンテナを提供する。
【解決手段】2つの周波数帯域で使用可能な2周波共用平面アンテナにおいて、2つの第1の周波数帯域よりも高い周波数域である第2の周波数帯域で高周波信号に共振する特性を有する、第1の放射板を含む第1の平面アンテナと、第2の周波数帯域で高周波信号に共振する特性を有する、第2の放射板を含む第2の平面アンテナと、を備え、第1の放射板は一部に凹部が設けられた形状を有し、第2の放射板は当該凹部に沿って配置され、第2の放射板の一端部側に給電点が設定され、その他端部側が前記第1の放射板の凹部に接続される。
【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナパターンを導体板で形成した平面アンテナの改良に関し、より具体的には、2つの周波数で使用することが可能な2周波共用平面アンテナの改良に関する。
平面アンテナの一種として、パッチアンテナ(マイクロストリップパッチアンテナ)がある。パッチアンテナは、小型、軽量、低価格であることから、携帯電話、GPSナビゲーションシステム、ETS、VICS、無線LANなどの、1GHz帯以上の無線通信システムのアンテナとして使用されている。有指向性平面アンテナであるパッチアンテナは一般に狭帯域特性である。例えば、無線LANでは、2.4GHz帯、5GHz帯などが使用されているが、それぞれの使用周波数帯域毎にパッチアンテナが必要になる。
しかし、LAN環境内に常に2つのアンテナを設置するスペースを確保できるとは限らず、また、外観や取り扱いの点からもアンテナ自体が小型であることが望ましい。
そこで、例えば、非特許文献1には、2つの周波数用のアンテナユニットを1つのケース内に収めた2周波共用アンテナを紹介している。このアンテナは、後述の比較例(図10参照)のように、接地板の上に第1及び第2のパッチアンテナを上下方向(主放射方向)に重ねて配置した構造となっている。
Richard C.Johnson,"Antenna Engineering Handbook THIRD EDITION",McGraw−Hill,Inc.pp.7−17.
しかしながら、上述したような構造の2周波共用アンテナの利得は、主放射方向に2つのアンテナが存在し、一方のアンテナが他方のアンテナの電磁波放射の妨げとなるため、使用帯域の異なる2つの平面アンテナを離間配置して用いる場合と比較して利得が低い。無線LANに使用される無線機器のアンテナ出力は法規制によって制限されており、通信エリアを広く確保し、また、通信品質を確保するためにアンテナ利得が高いことが重要である。無線LANは、屋内、屋外、地下街、新幹線・航空機内など様々な環境で広く使用されるようになってきており、コンパクトな構造で単一周波数帯域用の平面アンテナと同等の利得性能を有する2周波共用平面アンテナが求められている。
よって、本発明はコンパクトな形状であってアンテナ利得がより高い2周波共用の平面アンテナを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の2周波共用平面アンテナは、2つの周波数帯域で使用可能な2周波共用平面アンテナにおいて、第1の周波数帯域よりも高い周波数域である第2の周波数帯域で高周波信号に共振する特性を有する、第1の放射板を含む第1の平面アンテナと、上記第2の周波数帯域で高周波信号に共振する特性を有する、第2の放射板を含む第2の平面アンテナと、を備え、上記第1の放射板は一部に凹部が設けられた形状を有し、上記第2の放射板は当該凹部に沿って配置され、上記第2の放射板の一端部側に給電点が設定され、その他端部側が上記第1の放射板の凹部に接続される、ことを特徴とする。
また、本発明の2周波共用平面アンテナは、第1の周波数帯域よりも高い周波数域である第2の周波数帯域で高周波信号に共振する特性を有する、第1の放射板を含む第1の平面アンテナと、上記第2の周波数帯域で高周波信号に共振する特性を有する、第2の放射板を含む第2の平面アンテナと、上記第1及び第2の平面アンテナ相互間に接続される中間回路と、を備え、上記中間回路は、上記第1の周波数帯域において上記第1及び第2の放射板を直接接続し、上記第2の周波数帯域においてインダクタンスとして機能し、上記第1の放射板は一部に凹部が設けられた形状を有し、上記第2の放射板は当該凹部に沿って配置されて、上記第2の放射板の一端部側に給電点が設定され、その他端部側が上記中間回路によって上記第1の放射板の凹部に直接接続される。
かかる構成とすることによって、第1及び第2の周波数帯域において利得特性の良い2周波共用平面アンテナを得ることができる。それぞれの周波数において単周波数平面アンテナの利得と略同等の利得を有する平面アンテナを得ることが可能となる。
上記中間回路は誘導性の回路であり、上記第1及び第2の放射板の一部同士を接続する導体によって形成されるインダクタンスとして作用する。このインダクタンスは第1の周波数帯域においては微小インダクタンスであるため第1及び第2の平面アンテナを直接接続し、第2の周波数帯域においては、第1の平面アンテナの接続点に発生する並列容量を打ち消すインダクタンスとして作用する。
上記第1の平面アンテナ、上記中間回路及び上記第2の平面アンテナは互いに直列に接続され、上記第1の放射板は一部に凹部が設けられた形状を有し、上記第2の放射板は当該凹部に沿って配置され、上記第2の放射板の一端部側に給電点が設定され、その他端部側が前記導体によって前記第1の放射板の凹部に直接接続されることが望ましい。
上記第1の周波数帯域の高周波信号に対して上記第1及び第2の放射板の組み合わせが1つの平面アンテナとして機能し、上記第2の周波数帯域の高周波信号に対して上記第1及び第2の放射板がそれぞれ上記第1及び第2の平面アンテナとして機能することが望ましい。それにより、第1の周波数帯域では2つの高域アンテナによって1つの低域アンテナが形成され、第1の周波数帯域よりも相対的に高周波数の第2の周波数帯域では上記第1の平面アンテナと上記第2の平面アンテナが積み重ねアンテナとして動作し、高域周波数における利得が向上する。
上記第2の放射板の一端部側から他端部側までの寸法が上記第2の周波数帯域の高周波信号の1/2波長(約1/2波長)に設定されることが望ましい。それにより、第2の放射板に一方極性の高周波電流が発生する。なお、厳密に1/2波長である必要はなく、この近傍の値(約1/2波長)であれば効果が認められる。
上記第2の放射板の外周の寸法が上記第2の周波数帯域の高周波信号の2波長(約2波長)に設定されることが望ましい。それにより、第2の周波数帯域において第2の放射板に一方極性の高周波電流が発生する。なお、厳密に2波長である必要はなく、この近傍の値(約2波長)であれば効果が認められる。
上記第1及び第2の放射板を組み合わせた形状の外周の寸法が上記第1の高周波帯域の高周波信号の2波長(約2波長)に設定されることが望ましい。それにより、第1の高周波帯域において第1及び第2の放射板を組み合わせた平面アンテナに一方極性の高周波電流が発生する。なお、厳密に2波長である必要はなく、この近傍の値(約2波長)であれば効果が認められる。
上記第1及び第2の放射板を組み合わせた形状が左右対称形であり、対称の中心線上に上記給電点及び上記第1及び第2の放射板の接続点が配置される。それにより、アンテナの水平面の指向性はアンテナ面垂直方向に最大値を持ち、また左右対称の指向特性特性となる。
上記第1及び第2の放射板の組み合わせ形状は、円形あるいは多角形で構成することができる。
地板の面積が上記放射板の面積(第1及び第2の放射板の合計面積)と同等の面積であり、より好ましくは、上記放射板の面積の1.5〜3倍であることが望ましい。それにより、電磁波の発生が安定する。
また、本発明の2周波共用平面アンテナは、第1及び第2の周波数の高周波信号に共振する特性を有する2周波共用の平面アンテナにおいて、地板と第1の放射板とを含み、上記第2の周波数に共振する特性を有する第1の平面アンテナと、地板と第2の放射板とを含み、上記第2の周波数に共振する特性を有する第2の放射板とによって構成される第2の平面アンテナと、を備え、上記第2の平面アンテナは上記第1の平面アンテナと近接して配置され、上記第2の放射板の一端部側に給電点が設定され、その他端部側が近接した上記第1の放射板に直接接続されて、第1の周波数の高周波信号に対して上記第1及び第2の放射板の組み合わせが1つの低域アンテナとして機能し、上記第1の周波数よりも高い第2の周波数の高周波信号に対して上記第1及び第2の放射板がそれぞれ積み重なった(あるいは連結された)一つの高域アンテナとして機能する。
かかる構成とすることによって2周波共用平面アンテナは、2つの平面アンテナが、第1の周波数において1つのアンテナとして機能し、第2の周波数において2つのアンテナアレイとして機能する。それにより、それぞれの周波数において単周波数平面アンテナの利得と同等あるいはそれ以上の利得を有する平面アンテナを得ることが可能となる。
また、上記第1の放射板の凹部に配置された、上記第2の放射板の、該凹部内側面に対向する両側面中央部に突起部が設けられることが望ましい。かかる該突起部の形状を調整することによって第2の周波数に影響を与えないで第1の周波数の共振周波数を変えることが出来て具合がよい。
本発明の2周波共用アンテナの例を説明する説明図であり、同図(A)は平面図、同図(B)は断面図である。 パッチアンテナの動作原理を説明する説明図である。 本発明の動作原理(高域)を説明する説明図である。 本発明の動作原理を説明する説明図である。 本発明の動作原理を説明する説明図である。 本発明の動作原理を説明する説明図である。 本発明の動作原理を説明する説明図である。 本発明の動作原理(低域)を説明する説明図である。 本発明のアンテナの各部の寸法を説明する説明図である。 比較例の2周波共用アンテナを説明する説明図である。 本実施例と比較例の周波数対利得特性(全体)を示すグラフである。 本実施例と比較例の周波数対利得特性(低域)を示すグラフである。 本実施例と比較例の周波数対利得特性(高域)を示すグラフである。 本発明の第2の実施例を説明する説明図である。 本発明の第3の実施例を説明する説明図である。 本発明の第4の実施例を説明する説明図である。 本発明の第5の実施例を説明する説明図である。 本発明の第6の実施例を説明する説明図である。
以下、本発明の2周波共用平面アンテナの実施例について図面を参照しつつ説明する。各図において対応する部分には同一符号を付している。
(実施例1)
図1(A)は、2周波共用平面アンテナの第1の実施例を示す平面図である。同図(B)は同図(A)のA−A’方向における断面図である。
両図に示すように、本願のアンテナ1は、概略、地板12、第1の放射板14、第2の放射板16、中間接続部18、誘電体板20、同軸コネクタ22、同軸ケーブル24などによって構成される。中間接続部18には、中間回路180が形成される。中間回路180は、第1の放射板14及び第2の放射板16相互間を接続する導体(中間接続部18)と、地板12と第1及び第2の放射板14、16との間に形成される容量(キャパシタ)などによって構成される。地板12,放射板14及び誘電体板20、地板12,放射板16、誘電体板20は、それぞれパッチアンテナ(平面アンテナ)を構成する。なお、符号14、16は第1及び第2の放射板の他に、第1及び第2のアンテナを示す場合にも使用される。
地板12は、銅、アルミニウムなどの導体板や導体薄膜による略四角形状のパターンを有している。後述のようにこの形状に限定されるものではない。この地板12の上に誘電体板20を介して放射板14及び16が形成される。地板12の面積は、放射板14及び16の合計面積と等しいかそれ以上の面積となるように形成され、好ましくは、地板の面積が第1及び第2の放射板の面積の1.5〜3倍となるように設定される。それにより、放射板上端部及び下端部において電界の広がりが得られ電磁波が放射される。
放射板14及び16は、例えば、誘電体板20の表面に形成された銅、アルミニウムなどの導体膜を、エッチングやミーリングなどによって放射電極のパターンに形成したものである(パターニング)。放射板14及び16は誘電体板20によって地板12と平行に保たれている。放射板14の平面パターンは、全体が略四角形の導体膜の下辺中央部の一部を削除して、突起(張出部)部14a、14aを形成した逆凹状形状となっている。この凹状部分に略四角形の放射板16がギャップGを介して配置されている。放射板14の凹状底部の厚さh(図中の縦方向)は約λH/2に設定されている。また、放射板16の縦方向サイズaは約λH/2に設定されている。ここで、λHは2つの周波数帯域のうち高い方の周波数帯域の高周波信号の波長(電気長)を表している。これ等放射板の各サイズは目的とするアンテナ特性に対応して調整される。
放射板14及び16は、図1中に点線で示されている、導体パターン形状の左右対称軸上で導体の中間接続部18により接続される。中間接続部18で接続された放射板14及び16の縦方向サイズ(h+a+G)は約λL/2となっている。ここで、λLは2つの周波数帯域のうち低い方の周波数帯域の高周波信号の波長(電気長)を表している。
中間接続部18(中間回路180)の狭い導体部分は、好ましくは、2つの周波数帯域のうち低い周波数帯域では2つの平面アンテナを直結し、高い方の周波数帯域でインダクタンスLとして機能する。インダクタンスLは第1の平面アンテナの接続点に発生する並列容量を打ち消すインダクタンスとして作用する。
放射板16の下端部はアンテナへの給電点16aとなっており、同軸ケーブル24の中心導体がコネクタ22を介して接続される。また、地板12には同軸ケーブル24の外部導体がコネクタ22を介して接続される。給電点16aの位置は、対称軸上の適当な位置16bに設定することによりアンテナインピーダンスと同軸ケーブルとのインピーダンス整合(例えば、50オーム)を図ることができる。
次に、図2乃至図8を参照してパッチ型平面アンテナの動作について説明する。
図2(A)はパッチ型平面アンテナの元になるマイクロストリップ線路を示している。図2(B)に示すように、マイクロストリップ線路の片端より給電して先端を開放することにより、アンテナ(パッチアンテナ)として作用する。
図3はパッチ型平面アンテナを説明する図である。図3(A)、同(B)はパッチアンテナの放射板14に流れる高周波電流Iの定在波分布を示している。図3(B)に電流分布Iを実線で、高周波電圧の電圧分布Vを点線で示す。図3(C)に示すように、放射板14の上端部および下端部の電界の広がりによって電磁波として放射される。パッチアンテナでは、放射板14の長さLによって共振周波数が決定され、放射板の幅Wによって給電インピーダンスや放射指向性のビーム幅が決定される。
図3(A)に示すように、放射板14の長さL・幅W共にλ(波長)/2のとき方形パッチアンテナと呼ばれ、標準的なパッチ型平面アンテナであり、利得は約9dBi得られる。図3(D)はこのパッチアンテナの指向特性図である。同アンテナの指向性は放射面内最大値を0dBとする相対表示をしている。
図4乃至図7は、2周波共用平面アンテナ1の2つの帯域のうち高域側の第2の周波数帯域(例えば、5GHz帯)におけるアンテナの動作を説明する図である。各図において図1と対応する部分には同一の符号を付している。図1に示したアンテナ14の、突起部14aによる作用効果を説明するため、指向特性図を示している。
図4に示すように、説明図のアンテナは、2つのアンテナ(第1の放射板14、第2の放射板16及び地板12)によって構成される。放射板14および放射板16各々の長さおよび幅はそれぞれλH/2である。放射板14へ給電される高周波電流Iの給電位相は放射板16に給電される高周波電流Iよりも放射板16の長さλH/2分だけ、すなわち180度遅れる。このため放射板14と放射板16は逆位相で給電されるため、図4(B)に示されるように、2つに割れた指向性になり、(単一)指向性アンテナとは云えない。このことで第1の放射板の幅はλH/2ではいけないことが判る。
次に、図5(A)に示すように、第1の放射板14の幅をλHにすると第1の平面アンテナの給電インピーダンスは無限大となり高周波電流の供給がなくなる。このため指向性は第2の平面アンテナ(16)単体の指向特性と同じになることがわかる(図5(B)参照)。このことで第1の放射板14の幅をλH、長さをλH/2にすると、第2の周波数においては第1の放射板14が無い場合と同じであることが判る。約9dBiの利得が得られる。
図6及び図7は、放射板の両端に突起部14aを追加した第1の放射板14を、突起部14aを上向きにして第2の放射板16に取り付けた場合と、突起部14aを下向きにして放射板16に取りつけた場合の高周波電流分布の状態を説明する図である。突起部14aの突起部分の長さiが約λH/2であるため共振により突起部に高周波電流が誘起される。
図6(A)に示すように、突起部14aを上に向けた場合、突起部14aに流れる高周波電流の位相は、第2の平面アンテナ(16)の位相と逆位相であることが判る。第1の平面アンテナ(14)と第2の平面アンテナアンテナ(16)の位相が逆になることによって、図6(B)に示すように、指向性は主ビームの方向が傾き、上下非対称になることがわかる。ビームが広がるため利得が得られず、指向性が悪い。
図7(A)は、突起部14aを下に向けたときの第1のパッチアンテナ(14)と第2のパッチアンテナ(16)の給電位相を説明する図である。第1のパッチアンテナと第2のパッチアンテナの給電位相が同じになることによって、放射電波の主ビームが絞られ正面に向いていることがわかる。ビームが収束するためより高い利得が得られる、良い指向性である。約10.5dBiの利得が得られる。
図8は、2周波共用平面アンテナ1の2つの帯域のうち低域側の第1の周波数帯域におけるアンテナの動作を説明する図である。
図8(A)に示すように、第1の放射板14及び第2の放射板16は直列に接続され、アンテナ全体として縦方向(対称軸方向)のサイズが第1の周波数帯域(例えば、2.4GHz帯)の高周波信号の波長λLの約1/2となっている。この周波数帯域では、高周波信号が、上述の第2の周波数帯域(例えば、5GHz帯)よりも周波数が低いことにより、接続部18における導体のインダクタンスLが小さく、中間回路180(図1参照)が放射板14及び16を直結するように作用する。放射板14及び16全体(組み合わせ)は、図示のように高周波電流Iの波長λLの約1/2となるため、放射板14及び16の高周波電流Iは共に同極性であり、一辺の長さがλL/2の1つの平面アンテナとして機能する。
この構成においても放射板14及び16上の第1の高周波電流(低帯域)は同極性であるため、一辺が1/2波長の単体の平面アンテナと同等の利得が得られ、平面形状のサイズも第1の高周波信号(低域)で使用される単体の平面アンテナと略同様のサイズとなる。
図8(B)は、上記構成のアンテナを第1の高周波帯域(低域)で使用した場合の指向性図である。単一の平面パッチアンテナと同様の単一指向特性が得られる。約9dBiの利得が得られる。
以上説明したように、本発明の2周波数共用平面アンテナは、相対的に低い第1の高周波数帯域(例えば、2.4GHz帯)では、2つの放射板14及び放射板16の組み合わせが1つの単体のアンテナとして動作し、相対的に高い第2の高周波数帯域(例えば、5GHz帯)では、2つの放射板14及び放射板16が同極性の2つの平面アンテナとして動作する。
図9は、本発明の2周波共用平面アンテナの各部のサイズ例を示している。
図9(A)は、放射板16のサイズ例を示しており、縦幅aは約λH/2、横幅bは約λH/2である。実施例では、a,bのサイズは29mmである。
図9(B)は、放射板14のサイズ例を示しており、縦幅cは約λL/2、横幅dは約λL/2である。実施例では、cのサイズは48mm、dのサイズは60mmである。
下辺のe,fは約((λL/2)−(λH/2)−2G)/2、ここでGはギャップの幅である。実施例では、e、fのサイズは13mmである。
凹部の開口幅gは約(λH/2)+2G、凹部底部の厚さhは約λH/2、凹部の両側の突起部iの長さは約λH/2が望ましい。実施例では、hのサイズは26mmである。iのサイズは22mmである。
また、誘電体板20の厚さを調整することによってアンテナの周波数帯域特性のQを設定することが可能である。
なお、アンテナの各部のサイズは上記に限定されるものではなく、目的とするアンテナ特性に応じて適宜に選定される。
図10は、比較例の2周波共用アンテナを断面図で示している。同図において図1と対応する部分には同一符号を付している。この例では、地板12の上に低域周波数用の放射板14を配置し、更に、放射板14の上に高域周波数用の放射板16を配置している。同軸ケープルの中心導体を放射板16に直接接続し、中心導体と放射板14とを隙間を介した容量結合によって接続している。同軸ケープルの外部導体は地板12に接続される。このアンテナは周波数f1とf2の2つの共振周波数特性をもつので、f1とf2をそれぞれ2.4GHz帯と5GHz帯に設定することができる。
図11乃至図13は、2周波共用アンテナの周波数対利得特性を示すグラフである。図中、実線は本願の2周波共用アンテナの特性を、点線は比較例の2周波共用アンテナの特性を示している。特性の測定は、図示しない自動測定装置を用いている。この装置は、広帯域送信アンテナから目的とする周波数の帯域で周波数を連続的に変化させた一定レベルの電波を放射し、これを供試アンテナで連続的に受信し、各受信周波数における受信レベルを表示する。本願の2周波共用アンテナの受信レベルと比較例の2周波共用アンテナの受信レベルを比較することにより利得差が判る。
図11は、1.25GHz〜6.25GHzにおける2つのアンテナの周波数特性を示している。図12は、図11の1.25GHz〜2.7GHz帯域の特性を拡大して示している。図13は、図11の4GHz〜6GHz帯域の特性を拡大して示している。
図11に示すように、2周波共用アンテナは、2GHz帯と5GHz帯にピークを持つ周波数特性(共振特性)である。
図12に示すように、2.4GHzにおける本願の2周波共用アンテナの受信レベルは約−38dBであるのに対し、比較例の受信レベルは約−38.6dBであり、これがピーク値となっている。また、2.5GHzにおける本願の2周波共用アンテナの受信レベル利得は約−37dBであるのに対し、比較例の受信レベルは約−41dBであり、4dBの利得改善が見られる。また、本願の2周波共用アンテナは、利得が−40dB以上となる帯域幅が比較例の約2倍に広がっていて、広帯域性に優れていることを示している。
図13に示すように、4.9GHzにおける本願の2周波共用アンテナの受信レベルは約−44.8dBであるのに対し、比較例の受信レベルは約−48.1dBである。4.7dBの利得改善が見られる。また、5.4GHzにおける本願の2周波共用アンテナの受信レベルは約−44.3dBであるのに対し、比較例の受信レベルは約−45dBであり、0.7dBの利得改善が見られる。また、本願の2周波共用アンテナは、−46dB以上の受信レベルを得る帯域幅が比較例の約2倍に広がっていて、広帯域性に優れていることを示している。
本測定は受信レベルを測定しているが、アンテナの可逆性より、送信レベルで測定しても同様である。
このように、本願の2周波共用平面アンテナによれば、2つの周波数帯においてそれぞれ利得の向上及び帯域幅の増加が図られている。無線LANのように多チャネルで使用する場合には、各チャンネルの感度(利得)を向上させるため、広い帯域幅が必要であり、本アンテナの特性は好都合である。
なお、上述した実施例では、放射板14及び16として四角形の放射板を用いているが、この形状に限定されるものではない。例えば、円形、多角形(四角形、菱形などを含む)、などであっても良い。また、これ等の形を組み合わせたものであっても良い。
(実施例2)
図14は、他の実施例を示している。同図において図1と対応する部分には同一符号を付し、かかる部分の説明は省略する。
この実施例では、放射板14及び16をそれぞれ略円形の導体板で形成している。略円形の放射板14の下部(一部)を凹状(円形状)に削除し、当該凹部に略円形の放射板16を配置した構成としている。
このような形状とすることによって、2周波共用平面アンテナの周波数帯利得特性の広帯域化を図ることが可能となる。なお、この実施例の地板12は四角形であるが、円形状のものであっても良い。
(実施例3)
図15は、他の実施例を示している。同図において図1と対応する部分には同一符号を付し、かかる部分の説明は省略する。
この実施例では、放射板14を略円形の導体板で形成し、放射板16を四角形で形成している。略円形の放射板14の下部(一部)を凹状(四角形状)に削除し、当該凹部に四角形の放射板16を配置した構成としている。
(実施例4)
図16は、他の実施例を示している。同図において図1と対応する部分には同一符号を付し、かかる部分の説明は省略する。
この実施例では、放射板14を四角形の導体板で形成し、放射板16を略円形で形成している。四角形の放射板14の下部(一部)を凹状(円形状)に削除し、当該凹部に略円形の放射板16を配置した構成としている。
(実施例5)
図17は、他の実施例を示している。同図において図1と対応する部分には同一符号を付し、かかる部分の説明は省略する。
この実施例では、放射板14を半円形の導体板で形成し、放射板16を円形で形成している。放射板14の下部(一部)を凹状(円形状)に削除し、当該凹部に放射板16を配置した構成としている。
かかる構成とすることによって、2周波共用平面アンテナの外形を小型にすることができる利点がある。
なお、放射板14及び16は異なる形状であっても良い。例えば、放射板14が円形で放射板16が多角形でも良い。また、放射板14が多角形で放射板16が円形でも良い。図13においては、地板は示されていないが、放射板14及び16の輪郭形状に対応した適宜の形状のものを使用することができる。
(実施例6)
図18は、第2の周波数帯域の利得特性に影響を与えないで第1の周波数帯域の共振周波数を変えることが出来る、他の実施例を示す。
この実施例では、放射板16の両横中心に横突起部16aを設け、横突起部の長さおよび面積を変えることにより、第2の周波数に影響を与えないで第1の周波数の共振周波数を変えることが出来る。横突起部16aが配置される両横中心位置は第2の周波数において電流最大点(中性位置)にあたるため、形状の変化は第2の周波数において共振周波数に影響をおよぼさない。
以上説明したように、本発明によれば、それぞれの周波数において単周波平面アンテナと同等な利得を持つ2周波共用アンテナが得られるので、屋内、屋外、列車・航空機・船舶内などで益々広がる無線LAN公衆サービスに好適である。
1 2周波共用平面アンテナ、12 地板、14 放射板、14a 突起部、16 放射板、16a,16b 給電端、16c 突起部、18 中間接続部、20 誘電体(絶縁体)板、22 同軸コネクタ、24 同軸ケーブル

Claims (10)

  1. 2つの周波数帯域で使用可能な2周波共用平面アンテナであって、
    第1の周波数帯域よりも高い周波数域である第2の周波数帯域で高周波信号に共振する特性を有する、第1の放射板を含む第1の平面アンテナと、
    前記第2の周波数帯域で高周波信号に共振する特性を有する、第2の放射板を含む第2の平面アンテナと、を備え、
    前記第1の放射板は一部に凹部が設けられた形状を有し、前記第2の放射板は当該凹部に沿って配置され、前記第2の放射板の一端部側に給電点が設定され、その他端部側が前記第1の放射板の凹部に接続される、ことを特徴とする2周波共用平面アンテナ。
  2. 前記第1及び第2の平面アンテナ相互間の接続部が中間回路となり、該中間回路は、前記第1の周波数帯域において前記第1及び第2の放射板を直接接続し、前記第2の周波数帯域においてインダクタンスとなるように機能する、請求項1に記載の2周波共用平面アンテナ。
  3. 前記第1の周波数帯域の高周波信号に対して前記第1及び第2の放射板の組み合わせが1つの平面アンテナとして機能し、前記第2の周波数帯域の高周波信号に対して前記第1及び第2の放射板がそれぞれ前記第1及び第2の平面アンテナとして機能する請求項1又は2に記載の2周波共用平面アンテナ。
  4. 前記第2の放射板の一端部側から他端部側までの寸法が前記第2の周波数帯域の高周波信号の1/2波長に設定される、請求項1乃至3のいずれかに記載の2周波共用平面アンテナ。
  5. 前記第2の放射板の外周の寸法が前記第2の周波数帯域の高周波信号の2波長に設定される、請求項1乃至4のいずれかに記載の2周波共用平面アンテナ。
  6. 前記第1及び第2の放射板を組み合わせた形状の外周の寸法が前記第1の周波帯域の高周波信号の2波長に設定される、請求項3に記載の2周波共用平面アンテナ。
  7. 前記第1及び第2の放射板を組み合わせた形状が左右対称形であり、対称の中心線上に前記給電点及び前記第1及び第2の放射板の接続点が配置される、請求項1乃至6のいずれかに記載の2周波共用平面アンテナ。
  8. 前記第1及び第2の放射板を組み合わせた形状が、円形あるいは多角形で構成される、請求項1乃至7のいずれかに記載の2周波共用平面アンテナ。
  9. 地板の面積が前記第1及び第2の放射板の面積の1.5〜3倍である、請求項1乃至8のいずれかに記載の2周波共用平面アンテナ。
  10. 前記第1の放射板の凹部に配置された、前記第2の放射板の、該凹部内側面に対向する両側面中央部に突起部が設けられた、請求項1乃至9のいずれかに記載の2周波共用平面アンテナ。
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