JP2010192772A - 部品実装機の制御方法、部品実装機およびプログラム - Google Patents

部品実装機の制御方法、部品実装機およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】作業者の操作性および安全性を確保することができる部品実装機の制御方法を提供する。
【解決手段】前面操作部2への操作が行なわれる第1の作業領域に、当該第1の作業領域への人の侵入を感知する前面操作部感知用センサ41が設けられており、部品実装機1の内部に対する作業が行なわれる第2の作業領域に、当該第2の作業領域への人の侵入を感知する前面フィーダ部感知用センサ21が設けられており、前面操作部感知用センサ41が人の侵入を感知した場合には、部品実装機1の操作性を向上させるために部品実装機1に対して第1の制御を行ない、前面フィーダ部感知用センサ21が人の侵入を感知した場合には、作業者の安全性を向上させるために部品実装機1に対して第1の制御とは異なる第2の制御を行なう。
【選択図】図2

Description

本発明は、部品実装機の制御方法に関し、特に、作業者の安全性及び作業者による部品実装機の操作性を向上させるための部品実装機の制御方法に関する。
従来、部品実装機に対する作業者の安全性を確保するために、エリアセンサを用いて部品実装機を制御する方法が知られている。例えば、部品実装機に近接する領域内に人体が存在するか否かを検出するエリアセンサを用い、上記領域内に作業者がいるかを検出し、作業者がいることが検知された場合には、部品実装機の可動部の可動を停止させる方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−150399号公報
上述のように、従来の方法では、部品実装機に近接する領域内に作業者が侵入すれば、その領域内のどの位置にいようとも可動部の可動を停止させるという一律の安全制御が行なわれる。
確かに、部品実装機に近接する領域では、作業者の安全を確保する必要がある。その一方、上記領域は、部品実装機に対する作業者の作業領域でもあり、作業者の部品実装機に対する操作性を確保することも重要である。したがって、上記領域内において作業を行なう場合に、作業者の操作性および安全性をどのように確保するかが重要となってくる。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、作業者の操作性および安全性を確保することができる部品実装機の制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る部品実装機の制御方法は、操作部を有する部品実装機を制御する部品実装機の制御方法であって、作業者が前記操作部に対する操作入力を行なう第1の作業領域に、当該第1の作業領域への人の侵入を感知する第1のセンサが設けられており、作業者が前記部品実装機の内部に対する作業を行なう第2の作業領域に、当該第2の作業領域への人の侵入を感知する第2のセンサが設けられており、前記部品実装機の制御方法は、前記第1のセンサが人の侵入を感知した場合には、前記部品実装機の操作性を向上させるために前記部品実装機に対して第1の制御を行ない、前記第2のセンサが人の侵入を感知した場合には、作業者の安全性を向上させるために前記部品実装機に対して前記第1の制御とは異なる第2の制御を行なう。
この構成によると、作業者が操作部を操作している際には、操作性を向上させるための第1の制御が行なわれ、作業者が部品実装機の内部に対する作業を行なっている際には、作業者の安全性を向上させるための第2の制御が行なわれる。このため、作業者の操作性および安全性を確保することができる。
好ましくは、前記第1の制御は、前記操作部に対する操作を有効にする制御である。
この構成によると、作業者が操作部を操作している際に、操作部に対する操作を有効にすることができる。したがって、作業者が操作部を操作していなければ操作部に対する操作を無効にすることができ、操作部に物がぶつかる等して操作入力が行なわれることによる設定誤り等を防止することができる。
さらに好ましくは、前記第2の制御は、前記部品実装機の可動部の動作を制限する制御である。
この構成によると、作業者が部品実装機の内部に対する作業を行なっている際に、可動部の動作を制限することができる。このため、作業者が可動部に巻き込まれる等による事故を未然に防止することができ、作業者は安全に作業を進めることができる。
さらに好ましくは、前記部品実装機は、さらに、状況表示灯を含み、前記部品実装機の制御方法は、さらに、前記第1のセンサが人の侵入を感知した場合には、前記状況表示灯を第1の態様で点灯させ、前記第2のセンサが人の侵入を感知した場合には、前記状況表示灯を前記第1の態様とは異なる第2の態様で点灯させる。
作業者が作業を行なっている位置等を、遠方から把握することができる。よって、工場内における部品実装機の管理性を向上させることができる。
好ましくは、上述の部品実装機の制御方法は、さらに、前記第1のセンサの感知結果が変化した時刻をサーバに送信する。
さらに好ましくは、上述の部品実装機の制御方法は、さらに、前記第2のセンサの感知結果が変化した時刻をサーバに送信する。
これらの時刻をサーバに通知することで、サーバは、作業者の操作または作業の時間を解析することができる。これにより、作業者の作業等の効率的な計画を立案するのに役立てることができる。
なお、本発明は、このような特徴的なステップを含む部品実装機の制御方法として実現することができるだけでなく、部品実装機の制御方法に含まれる特徴的なステップを処理部とする部品実装機として実現することができる。また、部品実装機の制御方法に含まれる特徴的なステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現することもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)等の記録媒体やインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができるのは言うまでもない。
本発明によると、作業者の操作性および安全性を確保することができる部品実装機の制御方法を提供することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態に係る部品実装システムについて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る部品実装システムの構成を示す外観図である。
部品実装システムは、部品実装機1と、部品実装機1にLAN300を介して接続された作業時間解析装置200とを含む。
まず、図2〜図6を用いて、部品実装機1の構成を説明する。
図2は、部品実装機1の外観を示す図である。
図2(a)は、部品実装機1を前面斜め上から見た斜視図であり、図2(b)は、部品実装機1を後面斜め上から見た斜視図である。
部品実装機1は、基板上に複数種類の電子部品を実装する装置であり、図2(a)および図2(b)に示すように、前面操作部2と後面操作部3とを備えている。
前面操作部2は、前面タッチパネル2aと前面ボタン部2bとから構成される。前面タッチパネル2aは、作業者が触れることでメンテナンス作業等に関する指示を部品実装機1に与えることができる表示装置であり、たとえば液晶のタッチパネルである。
前面ボタン部2bは、全体の動作等に係る指示を部品実装機1に与える複数のボタンからなるボタン群である。後面操作部3も同様に後面タッチパネル3aと後面ボタン部3bとから構成される。
つまり、部品実装機1は、前面からも後面からも作業者の指示を受け付けることができる部品実装機である。
なお、前面操作部2および後面操作部3は、実質的にいずれか一方のみが作業者の指示を受け付け可能となるように排他制御される。これら操作部における表示内容およびボタンの配置等については図7を用いて後述する。
また、部品実装機1は、稼働状況を作業者に視認させる状況表示灯4と、基板に実装する部品が一時的に置かれるフィーダテーブル5〜8とを備える。部品実装機1の主電源の投入および遮断を行う電源スイッチ9は前面に備えられている。
2つの前側カバー10および2つの後側カバー11はそれぞれ開閉可能であり、それらを必要に応じて開けた状態で部品実装機1の内部の各部に対するメンテナンス作業が行われる。
部品実装機1の前面には、それぞれマット上に人が載った事を感知するマットセンサである、前面操作部感知用センサ41と、2つの前面フィーダ部感知用センサ21とが設けられている。前面操作部感知用センサ41は、前面操作部2を操作する作業者を感知できる位置に設けられている。2つの前面フィーダ部感知用センサ21は、フィーダテーブル5および6の前面に設けられている。つまり、2つの前面フィーダ部感知用センサ21は、前側カバー10を開けて、部品実装機1の内部の各部に対するメンテナンス作業を行なう作業者を感知できる位置に設けられている。
同様に部品実装機1の後面にも、後面操作部3を操作する作業者を感知できる位置に後面操作部感知用センサ42が設けられ、後側カバー11を開けて、部品実装機1の内部の各部に対するメンテナンス作業を行なう作業者を感知できる位置に2つの後面フィーダ部感知用センサ22が設けられている。
以下では、各センサは、人を感知したときにONし、人を感知していないときにOFFするものとする。
なお、請求項に示す第1のセンサが、前面操作部感知用センサ41または後面操作部感知用センサ42に対応し、第2のセンサが、前面フィーダ部感知用センサ21または後面フィーダ部感知用センサ22に対応する。また、請求項に示す第1の作業領域は、前面操作部感知用センサ41または後面操作部感知用センサ42の上面部(センサの感知領域)を示し、第2の作業領域は、前面フィーダ部感知用センサ21または後面フィーダ部感知用センサ22の上面部(センサの感知領域)に対応する。
図3は、部品実装機1の主要な内部構成を示す第1の図である。
部品実装機1は、4つの移載ヘッド15と、各移載ヘッド15をX軸方向およびY軸方向に移動させるXYユニット16とを備える。なお、前側に本来存在する2つの移載ヘッド15は図示の都合上省略されている。
また、図中に示すように、X軸方向は部品実装機1における基板の搬送方向と平行な方向であり、Y軸方向はX軸方向に垂直かつ基板の板面に平行な方向である。
図3に示すように、XYユニット16は、前側と後側のそれぞれに2つずつ存在する、X軸方向に平行なビーム17上に1つずつ配置される。従って、移載ヘッド15も、前側と後側の2つのビーム17上のそれぞれに1つずつ配置される。
移載ヘッド15はXYユニット16によりビーム17上をX軸方向に移動させられる。またビーム17はXYユニット16により、X軸方向と平行を保ちながらY軸方向に移動させられる。これにより、移載ヘッド15は、X軸方向およびY軸方向に移動する。
移載ヘッド15は、X軸方向およびY軸方向に移動しながら、部品の吸着および基板への部品の装着を繰り返す構成部であり、部品を吸着し基板に装着するノズル15aを複数備えている。
また、前後に向き合って存在する一組の移載ヘッド15は、1つの基板に対し交互に部品を装着することができる。このような1つの基板に対し交互に部品を装着することを「交互打ち」という。つまり、部品実装機1は交互打ちの部品実装機である。
また、部品実装機1において、前後に向き合って存在する移載ヘッド15は二組存在する。つまり、部品実装機1は2つの装着ステージを有している。
各移載ヘッド15が基板に装着する部品は、例えばテープフィーダによって供給される。テープフィーダは、リール状に巻かれた部品テープを保持しており、部品を供給する部品供給部の一例である。また、複数のテープフィーダは一括交換台車20により、一括して部品実装機1にセットすることができる。つまり、一括交換台車20は部品供給部を一括して交換することができる器具であり、部品実装機1に部品を供給する部品供給部の一例でもある。
例えば、部品装着の対象となる基板の種類を変更する場合、一括交換台車20ごと取り替えることで、基板に装着する部品の組を一括して変更することができる。
一括交換台車20はそれぞれの装着ステージの前後に1台ずつセット可能であり、図示していないが、部品実装機1の後側にも各装着ステージに対し1台ずつセットすることができる。
図4は、部品実装機1の主要な内部構成を示す第2の図である。
部品実装機1は、基板を搬送する基板コンベア31を各装着ステージに備えている。また、各基板コンベア31の下には、下受ブロック30を備えている。各基板コンベア31は、2つのコンベア幅寄せ部31a、31bにより2つのレールの間隔が変更される。例えば、下受ピンの交換の際には、下受ブロック30が上昇可能なように2つのレールの間隔が広げられる。
基板コンベア31により搬送されてきた基板は、下受ブロック30に保持されている複数の下受ピン(図示せず)により支えられ、1組の移載ヘッド15により部品が装着される。
例えば、基板は、部品実装機1の前側から見て左から右に搬送される。つまり、1つの基板は左側の装着ステージで交互打ちにより部品を装着され、更に、右側の装着ステージで交互打ちにより部品を装着される。
図5は、部品実装機1の構成概要を示す上面図である。なお、図の下方向が部品実装機1の前側である。また、各移載ヘッド15の下にはそれぞれXYユニット16が存在するが、図示および説明の簡略化のためにXYユニット16についての図示および説明は省略する。また、各XYユニット16は、それぞれの下にあるビーム17とともにY軸方向に移動する。
図5に示すように、部品実装機1は、図2〜図4を用いて説明した各構成部以外に、ノズルステーション32と、ラインカメラ33とを備えている。
ノズルステーション32は複数種のノズルを保持する台であり、移載ヘッド15は、取り付けられているノズルをノズルステーション32に置かれたノズルと交換することができる。また、ラインカメラ33は移載ヘッド15が吸着した部品の種類、吸着状態などの部品に関する情報を認識するためのカメラであり、レンズ等の光学系を備えている。ノズルステーション32およびラインカメラ33は4つの移載ヘッド15のそれぞれに対応して1つずつ存在する。
また、図5に示すように、部品実装機1において、上流側つまり左側の装着ステージを第1装着ステージ102、下流側つまり右側の装着ステージを第2装着ステージ105とする。
また、部品実装機1において移動可能であり位置の制御が可能な構成要素を可動部と呼ぶ。例えば、移載ヘッド15、ビーム17およびXYユニット16のそれぞれ、およびそれらの組み合わせによる部分は可動部である。本実施の形態においては、各装着ステージの前後のそれぞれに存在する移載ヘッド15とビーム17との組を1つの可動部としても扱い、その説明を行う。
具体的には、図5に示すように、第1装着ステージ102の前側の移載ヘッド15とビーム17とを第1前側可動部103、第1装着ステージ102の後側の移載ヘッド15とビーム17とを第1後側可動部104、第2装着ステージ105の前側の移載ヘッド15とビーム17とを第2前側可動部106、第2装着ステージ105の後側の移載ヘッド15とビーム17とを第2後側可動部107として説明を行う。
上記各可動部は、全体としてY軸方向に移動することができる。また、各可動部において移載ヘッド15は、ビーム17上をX軸方向に移動することができる。
図6は、部品実装機1の機能的な主要構成を示す機能ブロック図である。
図6に示すように、部品実装機1は、機能的な構成として、前面操作部2、後面操作部3、判定部100、制御部101、第1前側可動部103、第1後側可動部104、第2前側可動部106、第2後側可動部107、前面操作部感知用センサ41、前面フィーダ部感知用センサ21、後面操作部感知用センサ42、後面フィーダ部感知用センサ22、および通信I/F(インタフェース)部110を含む。
なお、上述のように、第1前側可動部103および第1後側可動部104のそれぞれは第1装着ステージ102における部品装着のための可動部である移載ヘッド15とビーム17とを含んでおり、第2前側可動部106および第2後側可動部107のそれぞれは第2装着ステージ105における部品装着のための可動部である移載ヘッド15とビーム17とを含んでいる。
前面操作部2および後面操作部3は、図2を用いて説明したように、作業者が部品実装機1に指示を与えるための構成部であり、それぞれ部品実装機1の前側および後側に設置されている。
判定部100は、前面操作部感知用センサ41、前面フィーダ部感知用センサ21、後面操作部感知用センサ42、および後面フィーダ部感知用センサ22の感知結果に基づいて、作業者の存在位置を判定する処理部である。
制御部101は、判定部100の判定結果に応じ、各可動部、各操作部および状況表示灯4を制御する処理部である。
例えば、制御部101は、前面に作業者がいることを感知した際に、前面タッチパネル2aの電源をONし、後面に作業者がいることを感知した際に、後面タッチパネル3aの電源をONする。
また、制御部101は、前面操作部2を操作可能な位置に作業者がいることを感知した際に前面操作部2からの入力を許可し、後面操作部3を操作可能な位置に作業者がいることを感知した際に後面操作部3からの入力を許可する。
また、制御部101は、前側カバー10を開けて部品実装機1の内部の各部に対するメンテナンス作業を行なうことができる位置に作業者がいることを感知した際には、第1前側可動部103または第2前側可動部106の動きを制限する。さらに、制御部101は、後側カバー11を開けて部品実装機1の内部に対するメンテナンス作業を行なうことができる位置に作業者がいることを感知した際には、第1後側可動部104または第2後側可動部107の動きを制限する。
また、制御部101は、各操作部を操作可能な位置に作業者がいることを感知した場合と、メンテナンス作業を行なうことができる位置に作業者がいることを感知した場合とで、表示態様を異ならせて、状況表示灯4を表示させる。なお、制御部101の詳細な動作については後述する。
判定部100および制御部101の処理は、プロセッサ上でプログラムを実行することにより実現される。
通信I/F部110は、作業時間解析装置200との間の通信を行なうための処理部である。判定部100は、通信I/F部110を介して、判定結果を判定時刻と共に作業時間解析装置200に通知する。
図7は、前面操作部2における前面タッチパネル2aの表示例および前面ボタン部2bのボタンの配置例を示す図である。なお、図7に示す前面タッチパネル2aは、一例として、作業者がメンテナンス作業に関する指示を行うためのメンテナンスメニュー画面を表示している。また、後面操作部3における画面表示、ボタンの配置、およびそれらの機能も前面操作部2と同じであり、図7においてかっこ内の符号が後面操作部3における各部の符号である。
図7に示すように、前面ボタン部2bはSELECTボタン2cを含む。SELECTボタン2cは作業者が前面操作部2を有効にするための指示を部品実装機1に与えるためのボタンである。
このボタンが作業者に押されONになると、前面操作部2が有効になり、その後の作業者の指示の受付が可能となる。なお、SELECTボタン2cがONになると、SELECTボタン2cの左上部にあるインジケータ(図中ではSELECTボタン2c内の左上部の円で表現している。)が点灯する。
また、SELECTボタン2cがONの場合、後面操作部3内のSELECTボタン3cはOFFになる。逆に、SELECTボタン3cがONの場合、前面操作部2内のSELECTボタン2cはOFFになる。つまり、前面操作部2および後面操作部3の双方から同時に部品実装機1に指示を与えることはできない。
また、前面ボタン部2b内にあるUNLOCKボタンは、自身以外の前面操作部2内の全てのボタンを有効にするためのボタンである。
作業者は、部品実装機1の前側(後側)にいる場合、SELECTボタン2c(3c)をONにし、前面タッチパネル2a(後面タッチパネル3a)に表示されたボタンの中から所望するメンテナンス作業に対応するボタンを押す。これにより、当該メンテナンス作業のための画面に遷移する。
例えば、作業者により、「下受ピン交換」と表示されたボタンが押されると、図8に示す画面に遷移する。作業者は、図8に示す画面に従って、下受ピン交換作業を行なうこととなる。
次に、作業時間解析装置200の構成について説明する。作業時間解析装置200は、プロセッサ、メモリ、ハードディスク、通信I/F等を備える一般的なコンピュータ上で、後述する処理のプログラムを実行することにより実現される。
図9は、作業時間解析装置200の機能的な構成を示すブロック図である。
作業時間解析装置200は、表示部201と、入力部202と、メモリ部203と、解析部204と、通信I/F部205とを含む。
表示部201は、CRT(Cathode-Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等であり、入力部202はキーボードやマウス等であり、これらは、作業時間解析装置200と作業者とが対話する等のために用いられる。
解析部204は、プロセッサ上でプログラムを実行することにより機能的に実現される処理部であり、部品実装機1より送られてくる各センサがONした時刻およびOFFした時刻を解析し、作業者の作業時間を解析する。
メモリ部203は、解析部204での処理の中間結果、およびプロセッサ上で実行されるプログラム等を記憶する。
通信I/F部205は、LAN(Local Area Network)アダプタ等であり、作業時間解析装置200と部品実装機1との通信等に用いられる。
次に、図10〜図14を用いて、部品実装機1が実行する処理について説明する。
部品実装機1では、図10〜図14に示すフローチャートで特定される処理が並列して実行されているものとする。
図10は、前面タッチパネル2aおよび後面タッチパネル3aの電源のON/OFF制御処理のフローチャートである。
判定部100は、部品実装機1の前面に作業者がいるか否かを判定する(S2)。つまり、判定部100は、前面フィーダ部感知用センサ21または前面操作部感知用センサ41がONしているか否かを判定する。
部品実装機1の前面に作業者がいると判定した場合には(S2でYES)、制御部101は、前面タッチパネル2aの電源をONする(S4)。これにより、作業者は前面タッチパネル2aの表示画面を視認することができる状態となり、表示画面を見ながらスムーズに作業を進めることが可能となる。なお、画面を、部品実装機1を前側から見た配置で表示することにより、作業者の作業がしやすくなる。
部品実装機1の前面に作業者がいないと判定した場合には(S2でNO)、判定部100は、部品実装機1の前面に作業者がいない状態が一定時間以上継続しているか否かを判定する(S6)。
作業者がいない状態が一定時間以上継続している場合には(S6でYES)、制御部101は、前面タッチパネル2aの電源をOFFする(S8)。これにより、無駄な電力が消費されるのを防止することができる。
次に、判定部100は、部品実装機1の後面に作業者がいるか否かを判定する(S10)。つまり、判定部100は、後面フィーダ部感知用センサ22または後面操作部感知用センサ42がONしているか否かを判定する。
部品実装機1の後面に作業者がいると判定した場合には(S10でYES)、制御部101は、後面タッチパネル3aの電源をONする(S12)。これにより、作業者は後面タッチパネル3aの表示画面を視認することができる状態となり、表示画面を見ながらスムーズに作業を進めることが可能となる。なお、画面を、部品実装機1を後側から見た配置で表示することにより、作業者の作業がしやすくなる。
部品実装機1の後面に作業者がいないと判定した場合には(S10でNO)、判定部100は、部品実装機1の後面に作業者がいない状態が一定時間以上継続しているか否かを判定する(S14)。
作業者がいない状態が一定時間以上継続している場合には(S14でYES)、制御部101は、後面タッチパネル3aの電源をOFFする(S16)。これにより、無駄な電力が消費されるのを防止することができる。
判定部100および制御部101は、以上の処理を繰り返し行う。これにより、前側および後側のいずれかに作業者がいる場合に、作業者がいる側に位置するタッチパネルの電源をONし、作業者がいなくなってから一定時間が経過してからタッチパネルの電源をOFFすることが可能となる。よって、作業者の作業効率を向上させつつも、消費電力を削減することができる。
図11は、前面操作部2および後面操作部3のうち作業者の操作入力を有効とする操作部を決定する処理のフローチャートである。
以下の説明では、「現許可操作部」とは、現在、作業者からの操作入力を有効としている操作部を示し、「新許可操作部」とは、これから、作業者の操作入力を有効とする操作部を示す。また、「現許可操作部」および「新許可操作部」のそれぞれは、「無効」、「前面」、「後面」の3状態を有するものとする。「無効」とは、前面操作部2および後面操作部3からの操作入力を無効とする状態を示す。「前面」とは、前面操作部2からの操作入力のみを有効とする状態を示す。「後面」とは、後面操作部3からの操作入力のみを有効とする状態を示す。なお、現許可操作部の状態および新許可操作部の状態は変数に記憶される。
初期設定として、制御部101は、現許可操作部の状態を無効とする(S22)。
制御部101は、100msec待機した後(S24)、初期設定として、新許可操作部の状態を無効とする(S26)。なお、制御部101の待機時間は100msecに限定されるものではなく、それ以外の時間であっても良い。
判定部100は、前面操作部2を操作できる位置に作業者がいるか否かを判定する(S28)。つまり、判定部100は、前面操作部感知用センサ41がONしているか否かを判定する。
前面操作部2を操作できる位置に作業者がいないと判定した場合には(S28でNO)、判定部100は、後面操作部3を操作できる位置に作業者がいるか否かを判定する(S30)。つまり、判定部100は、後面操作部感知用センサ42がONしているか否かを判定する。
前面操作部2を操作できる位置には作業者がいないと判定し、かつ後面操作部3を操作できる位置に作業者がいると判定した場合には(S30でYES)、制御部101は、新許可操作部の状態を後面に設定する(S32)。
前面操作部2を操作できる位置にも、後面操作部3を操作できる位置にも作業者がいないと判定した場合には(S30でNO)、制御部101は、新許可操作部の状態を無効に設定する(S34)。
前面操作部2を操作できる位置に作業者がいると判定した場合には(S28でYES)、判定部100は、後面操作部3を操作できる位置に作業者がいるか否かを判定する(S36)。つまり、判定部100は、後面操作部感知用センサ42がONしているか否かを判定する。
前面操作部2を操作できる位置に作業者がいると判定し、かつ後面操作部3を操作できる位置に作業者がいないと判定した場合には(S36でNO)、制御部101は、新許可操作部の状態を前面に設定する(S38)。
前面操作部2を操作できる位置および後面操作部3を操作できる位置の双方に作業者がいると判定した場合には(S36でYES)、制御部101は、現許可操作部の状態が無効か否かを判断する(S40)。
現許可操作部の状態が無効であれば(S40でYES)、制御部101は、優先的に前面操作部2からの操作入力を受け付けるために、新許可操作部の状態を前面に設定する(S42)。現許可操作部の状態が無効以外であれば(S40でNO)、現在の状態を維持するために、以降の処理は行なわず、S24に戻る。
新許可操作部の状態が設定された後、制御部101は、現許可操作部の状態と新許可操作部の状態とが異なっているか否かを判断する(S44)。
現許可操作部の状態と新許可操作部の状態とが等しければ(S44でNO)、以降の処理は行なわず、S24に戻る。
現許可操作部の状態と新許可操作部の状態とが異なっていれば(S44でYES)、制御部101は、前面操作部2および後面操作部3の状態を、新許可操作部の状態に切り替える(S46)。つまり、新許可操作部の状態が前面であれば、前面操作部2からの操作入力を有効とし、後面操作部3からの操作入力を無効とする。新許可操作部の状態が後面であれば、前面操作部2からの操作入力を無効とし、後面操作部3からの操作入力を有効とする。新許可操作部の状態が無効であれば、前面操作部2および後面操作部3の双方からの操作入力を無効とする。
次に、制御部101は、現許可操作部の状態を、新許可操作部の状態で書き換え(S48)、S24に戻る。
判定部100および制御部101は、S24からS48までの処理を繰り返し実行する。これにより、作業者が操作を行なう場合にのみ操作部からの操作入力を有効とし、作業者が操作を行なわない場合には操作部からの操作入力を無効とすることができる。よって、作業者がいないにもかかわらず、操作部に物がぶつかる等して操作入力が行なわれることによる設定誤り等を防止することができる。
また、2つの操作部から2人の作業者が操作入力を行なおうとした場合には、先に、操作部の位置に到着した作業者からの入力のみを有効にすることができる。これにより、2人の作業者が異なる操作を行なうことによる設定誤り等を防止することができる。
図12は、可動部の動作を制御する処理のフローチャートである。
以下の説明では、制御部101に、予め制御モードが設定されているものとする。制御モードには「0」から「4」までの5段階があり、作業者の熟練度に応じて設定されるものとする。数値が小さいほど熟練度が高い作業者用の制御モードであるとする。なお、制御モードは、以下に説明する5段階に限定されるものではなく、自由に設計できるものとする。
判定部100は、部品実装機1の内部に対するメンテナンス作業を行なうことができる位置に作業者がいるか否かを判定する(S52)。つまり、判定部100は、前面フィーダ部感知用センサ21または後面フィーダ部感知用センサ22がONしているか否かを判定する。
メンテナンス作業を行なうことができる位置に作業者がいると判定した場合には(S52でYES)、制御部101は、設定されている制御モードの値を判断する(S54〜S60)。
制御モードが0の場合には(S60でNO)、制御部101は、標準制御処理を行なう(S70)。つまり、制御モードが0の場合には、全可動部(第1前側可動部103、第1後側可動部104、第2前側可動部106、および第2後側可動部107)の動きを制限することがないように、制御部101は、各ビーム17の移動速度や移動加速度等の、動きに関するパラメータを決定する。
制御モードが1の場合には(S54でYES)、制御部101は、該当ビームのみに対して低速制御処理を行なう(S62)。つまり、第1前側可動部103の前に位置する前面フィーダ部感知用センサ21がONしている場合には、制御部101は、第1前側可動部103のビーム17が低速で移動するように、そのビーム17の動きに関するパラメータを決定する。同様に、第1後側可動部104の前に位置する後面フィーダ部感知用センサ22がONしている場合には、制御部101は、第1後側可動部104のビーム17が低速で移動するように、そのビーム17の動きに関するパラメータを決定する。また、第2前側可動部106の前に位置する前面フィーダ部感知用センサ21がONしている場合には、制御部101は、第2前側可動部106のビーム17が低速で移動するように、そのビーム17の動きに関するパラメータを決定する。また、第2後側可動部107の前に位置する後面フィーダ部感知用センサ22がONしている場合には、制御部101は、第2後側可動部107のビーム17が低速で移動するように、そのビーム17の動きに関するパラメータを決定する。
制御モードが2の場合には(S56でYES)、制御部101は、該当ビームのみに対して停止制御処理を行なう(S64)。つまり、第1前側可動部103の前に位置する前面フィーダ部感知用センサ21がONしている場合には、制御部101は、第1前側可動部103のビーム17が停止するように、そのビーム17の動きに関するパラメータを決定する。同様に、第1後側可動部104の前に位置する後面フィーダ部感知用センサ22がONしている場合には、制御部101は、第1後側可動部104のビーム17が停止するように、そのビーム17の動きに関するパラメータを決定する。また、第2前側可動部106の前に位置する前面フィーダ部感知用センサ21がONしている場合には、制御部101は、第2前側可動部106のビーム17が停止するように、そのビーム17の動きに関するパラメータを決定する。また、第2後側可動部107の前に位置する後面フィーダ部感知用センサ22がONしている場合には、制御部101は、第2後側可動部107のビーム17が停止するように、そのビーム17の動きに関するパラメータを決定する。
制御モードが3の場合には(S58でYES)、制御部101は、該当ステージの全ビームに対して停止制御処理行なう(S66)。つまり、第1装着ステージ102の前後に存在する前面フィーダ部感知用センサ21または後面フィーダ部感知用センサ22がONしている場合には、制御部101は、第1装着ステージ102に含まれる第1前側可動部103のビーム17および第1後側可動部104のビーム17が停止するように、2つのビーム17の動きに関するパラメータを決定する。また、第2装着ステージ105の前後に存在する前面フィーダ部感知用センサ21または後面フィーダ部感知用センサ22がONしている場合には、制御部101は、第2装着ステージ105に含まれる第2前側可動部106のビーム17および第2後側可動部107のビーム17が停止するように、2つのビーム17の動きに関するパラメータを決定する。
制御モードが4の場合には(S60でYES)、制御部101は、全ステージの全ビームに対して停止制御処理を行なう(S68)。つまり、制御部101は、2つの前面フィーダ部感知用センサ21および2つの後面フィーダ部感知用センサ22のいずれかがONすると、全てのビーム17が停止するように、全てのビーム17の動きに関するパラメータを決定する(S68)。
制御部101は、S62〜S70の処理で決定されたパラメータに基づいて動くように、各ビーム17に対して動作指令を出力し(S72)、S52に戻る。
判定部100および制御部101は、S52からS72までの処理を繰り返し実行する。これにより、いずれかのフィーダ部感知用センサがONした際に、作業者がメンテナンス作業の対象とする可動部に位置するビーム17を低速動作または停止させることができる。このため、作業者が可動部に巻き込まれる等による事故を未然に防止することができ、作業者は安全にメンテナンス作業を実行することができる。
また、制御モード4は、部品実装機1を無人運転させる場合などに特に有効であり、部外者が部品実装機1の内部に手を挿入することにより可動部に巻き込まれる等の事故を未然に防止することができる。
図13は、部品実装機1のエラー発生時の状況表示灯4の点灯処理のフローチャートである。
ここで、部品実装機1は、エラー発生時には自動的にブザー(図示せず)を鳴らすことで、エラー発生を作業者に通知することとする。
判定部100は、部品実装機1のエラー発生によりブザーが鳴るまで待機する(S82)。
ブザーが鳴っている場合には(S82でYES)、判定部100は、作業者が前面操作部2または後面操作部3を操作可能な位置にいるか否かを判定する(S84)。つまり、判定部100は、前面操作部感知用センサ41または後面操作部感知用センサ42がONしているか否かを判定する。
作業者が前面操作部2または後面操作部3を操作可能な位置にいると判定した場合には(S84でYES)、制御部101は、当該位置に作業者が到着したことを知らせるために、状況表示灯4を第1の態様で点灯させる(S86)。例えば、状況表示灯4に赤色の光を点灯させる。
次に、判定部100は、エラーからの復帰のために、作業者が前面操作部2または後面操作部3を用いて操作入力を行なっているか否かを判定する(S88)。つまり、操作入力には一定時間を要するため、判定部100は、前面操作部感知用センサ41または後面操作部感知用センサ42が一定時間以上ONしているか否かを判定する。
作業者が操作入力を行なっていると判定した場合には(S88でYES)、制御部101は、ブザーをOFFし、S82に戻る。作業者が操作入力を行なっていないと判定した場合には(S88でNO)、S82に戻る。
作業者が前面操作部2または後面操作部3を操作可能な位置にいないと判定した場合には(S84でNO)、判定部100は、部品実装機1の内部に対するメンテナンス作業を行なうことができる位置に作業者がいるか否かを判定する(S92)。つまり、判定部100は、前面フィーダ部感知用センサ21または後面フィーダ部感知用センサ22がONしているか否かを判定する。
メンテナンス作業を行なうことができる位置に作業者がいないと判定した場合には(S92でNO)、S82に戻る。
メンテナンス作業を行なうことができる位置に作業者がいると判定した場合には(S92でYES)、制御部101は、当該位置に作業者が到着したことを知らせるために、状況表示灯4を、上記第1の態様とは異なる第2の態様で点灯させる(S94)。例えば、状況表示灯4に青色の光を点灯させる。なお、第1の態様および第2の態様は、これに限定されるものではなく、作業者が自由に設定できるものとする。
次に、判定部100は、エラーからの復帰のために、作業者がメンテナンス作業を行なっているか否かを判定する(S96)。つまり、メンテナンス作業には一定時間を要するため、判定部100は、前面フィーダ部感知用センサ21または後面フィーダ部感知用センサ22が一定時間以上ONしているか否かを判定する。
作業者がメンテナンス作業を行なっていると判定した場合には(S96でYES)、制御部101は、ブザーをOFFし(S90)、S82に戻る。作業者がメンテナンス作業を行なっていないと判定した場合には(S96でNO)、S82に戻る。
判定部100および制御部101は、S82からS96までの処理を繰り返し実行する。これにより、部品実装機1のエラーが発生した際に作業者が作業を行なっている位置、作業者による作業の進捗状況等を、遠方から把握することができる。よって、工場内における部品実装機1の管理性を向上させることができる。
図14は、各センサのON/OFFの状況を作業時間解析装置200に通知する処理のフローチャートである。
作業時間解析装置200において作業者の作業時間を解析するために、部品実装機1は、各センサがONした時刻またはOFFした時刻を作業時間解析装置200に通知する。
判定部100は、作業者が前面操作部2または後面操作部3を操作可能な位置に到着したか否かを判定する(S102)。つまり、判定部100は、前面操作部感知用センサ41または後面操作部感知用センサ42がOFFからONに変化したか否かを判定する。
作業者が前面操作部2または後面操作部3を操作可能な位置に到着したと判定した場合には(S102でYES)、判定部100は、ONしたセンサの位置と時刻とを、通信I/F部110を介して作業時間解析装置200に通知し(S104)、S102に戻る。
判定部100は、作業者が前面操作部2または後面操作部3を操作可能な位置から離れたか否かを判定する(S106)。つまり、判定部100は、前面操作部感知用センサ41または後面操作部感知用センサ42がONからOFFに変化したか否かを判定する。
作業者が前面操作部2または後面操作部3を操作可能な位置から離れたと判定した場合には(S106でYES)、判定部100は、OFFしたセンサの位置と時刻とを、通信I/F部110を介して作業時間解析装置200に通知し(S108)、S102に戻る。
判定部100は、作業者が部品実装機1の内部のメンテナンス作業が可能な位置に到着したか否かを判定する(S110)。つまり、判定部100は、前面フィーダ部感知用センサ21または後面フィーダ部感知用センサ22がOFFからONに変化したか否かを判定する。
作業者がメンテナンス作業が可能な位置に到着したと判定した場合には(S110でYES)、判定部100は、ONしたセンサの位置と時刻とを、通信I/F部110を介して作業時間解析装置200に通知し(S112)、S102に戻る。
判定部100は、作業者が部品実装機1の内部のメンテナンス作業が可能な位置から離れたか否かを判定する(S114)。つまり、判定部100は、前面フィーダ部感知用センサ21または後面フィーダ部感知用センサ22がONからOFFに変化したか否かを判定する。
作業者がメンテナンス作業が可能な位置から離れたと判定した場合には(S114でYES)、判定部100は、OFFしたセンサの位置と時刻とを、通信I/F部110を介して作業時間解析装置200に通知し(S116)、S102に戻る。
いずれのセンサの状態も変化していなければ(S114でNO)、S102に戻る。
判定部100は、S102からS116までの処理を繰り返し実行する。これにより、センサ毎に、作業者が当該センサの位置に到着した時刻および当該センサの位置から離れた時刻を作業時間解析装置200に通知することができる。
図15は、作業時間解析装置200による作業者の作業時間の解析処理のフローチャートである。
作業時間解析装置200の解析部204は、図14に示した処理に従って部品実装機1から通知されるONまたはOFFしたセンサの時刻および位置に関するデータを受信する(S122)。
解析部204は、前面操作部感知用センサ41および後面操作部感知用センサ42のそれぞれについて、センサがONしてからOFFするまでの時間を解析する(S124)。これにより、例えば、作業者がどのような操作入力に手間取っているかなどを解析することができる。この解析結果に基づいて、前面タッチパネル2aまたは後面タッチパネル3aに表示される画面表示を分かりやすいものに改善したりすることが可能となる。
また、解析部204は、2つの前面フィーダ部感知用センサ21および2つの後面フィーダ部感知用センサ22のそれぞれについて、センサがONしてからOFFするまでの時間を解析する(S126)。これにより、例えば、どの可動部で頻繁にメンテナンス作業が発生しているのか等を知ることができる。このため、メンテナンス作業の効率的な計画を立案するのに役立てることができる。
以上説明したように、本実施の形態によると、作業者が操作部を操作している際には、操作部に対する操作を有効にすることができる。したがって、作業者が操作部を操作していなければ操作部に対する操作を無効にすることができ、操作部に物がぶつかる等して操作入力が行なわれることによる設定誤り等を防止することができ、作業者の操作性を確保することができる。
また、作業者が部品実装機の内部に対する作業を行なっている際には、可動部の動作を制限することができる。このため、作業者が可動部に巻き込まれる等による事故を未然に防止することができ、作業者の安全性を確保することができる。
以上、本発明の実施の形態に係る部品実装システムについて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上述の実施の形態では前面フィーダ部感知用センサ21または後面フィーダ部感知用センサ22が作業者を感知した際に、ビームの動きを制限することとしたが、それ以外の可動部を制限するものであっても良い。例えば、テープフィーダの動きを制限するものであってもよいし、基板コンベア31の動きを制限するものであってもよい。
また、操作部が前面または後面の一方の面のみに設けられている部品実装機であっても本発明は適用可能である。
また、本発明は前面および後面の双方にセンサが設けられているものに限定されない。つまり、一方の面のみに2種類のセンサが設けられている構成であっても本発明を提供可能である。
さらに、部品実装機が備えるステージ数および移載ヘッドの数も上述の実施の形態の数に限定されるものではない。
さらにまた、部品実装機は、交互打ちの部品実装機に限定されるものではなく、1つの移載ヘッドが1枚の基板に対して部品を実装する部品実装機であってもよい。
また、移載ヘッドは、いわゆるローターリーヘッド式の移載ヘッドであってもよい。
また、上述の実施の形態では、フィーダ部感知用センサおよび操作部感知用センサの一例として、マットセンサを用いたが、これに限定されるものではない。例えば、赤外線センサや、光電センサなどのように、人の存在を感知できるセンサを用いることが可能である。
また、部品実装機1における判定部100および制御部101等の動作は、プロセッサ、メモリ、通信I/F等を備えるコンピュータにより実現することができる。例えば、前面操作部感知用センサ41からの感知結果を通信I/Fを介してプロセッサが受け取る。プロセッサは、感知結果に基づいて、メモリに記憶された表示情報を前面操作部2に表示する。このようなコンピュータの動作によっても、本発明の部品実装機の制御方法は実現され、また、本発明の部品実装機の動作が実現される。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、部品実装機の制御方法に適用でき、特に、作業者の安全性及び作業者による部品実装機の操作性を向上させるための部品実装機の制御方法等に適用できる。
本発明の実施の形態に係る部品実装システムの構成を示す外観図である。 部品実装機の外観を示す図である。 部品実装機の主要な内部構成を示す第1の図である。 部品実装機の主要な内部構成を示す第2の図である。 部品実装機の構成概要を示す上面図である。 部品実装機の機能的な主要構成を示す機能ブロック図である。 前面操作部における前面タッチパネルの表示例および前面ボタン部のボタンの配置例を示す図である。 下受ピンの交換が行われる場合の前面タッチパネルの表示例を示す図である。 作業時間解析装置の機能的な構成を示すブロック図である。 前面タッチパネルおよび後面タッチパネルの電源のON/OFF制御処理のフローチャートである。 前面操作部および後面操作部のうち作業者の操作入力を有効とする操作部を決定する処理のフローチャートである。 可動部の動作を制御する処理のフローチャートである。 エラー発生時の状況表示灯の点灯処理のフローチャートである。 各センサのON/OFFの状況を作業時間解析装置に通知する処理のフローチャートである。 作業時間解析装置による作業者の作業時間の解析処理のフローチャートである。
1 部品実装機
2 前面操作部
2a 前面タッチパネル
2b 前面ボタン部
2c、3c SELECTボタン
3 後面操作部
3a 後面タッチパネル
3b 後面ボタン部
4 状況表示灯
5〜8 フィーダテーブル
9 電源スイッチ
10 前側カバー
11 後側カバー
15 移載ヘッド
15a ノズル
16 XYユニット
17 ビーム
20 一括交換台車
21 前面フィーダ部感知用センサ
22 後面フィーダ部感知用センサ
30 下受ブロック
31 基板コンベア
31a、31b コンベア幅寄せ部
32 ノズルステーション
33 ラインカメラ
41 前面操作部感知用センサ
42 後面操作部感知用センサ
100 判定部
101 制御部
102 第1装着ステージ
103 第1前側可動部
104 第1後側可動部
105 第2装着ステージ
106 第2前側可動部
107 第2後側可動部
110、205 通信I/F部
200 作業時間解析装置
201 表示部
202 入力部
203 メモリ部
204 解析部

Claims (10)

  1. 操作部を有する部品実装機を制御する部品実装機の制御方法であって、
    作業者が前記操作部に対する操作入力を行なう第1の作業領域に、当該第1の作業領域への人の侵入を感知する第1のセンサが設けられており、
    作業者が前記部品実装機の内部に対する作業を行なう第2の作業領域に、当該第2の作業領域への人の侵入を感知する第2のセンサが設けられており、
    前記部品実装機の制御方法は、
    前記第1のセンサが人の侵入を感知した場合には、前記部品実装機の操作性を向上させるために前記部品実装機に対して第1の制御を行ない、
    前記第2のセンサが人の侵入を感知した場合には、作業者の安全性を向上させるために前記部品実装機に対して前記第1の制御とは異なる第2の制御を行なう
    部品実装機の制御方法。
  2. 前記第1の制御は、前記操作部に対する操作を有効にする制御である
    請求項1記載の部品実装機の制御方法。
  3. 前記第2の制御は、前記部品実装機の可動部の動作を制限する制御である
    請求項1または2記載の部品実装機の制御方法。
  4. 前記部品実装機は、さらに、状況表示灯を含み、
    前記部品実装機の制御方法は、さらに、
    前記第1のセンサが人の侵入を感知した場合には、前記状況表示灯を第1の態様で点灯させ、
    前記第2のセンサが人の侵入を感知した場合には、前記状況表示灯を前記第1の態様とは異なる第2の態様で点灯させる
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の部品実装機の制御方法。
  5. さらに、前記第1のセンサの感知結果が変化した時刻をサーバに送信する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の部品実装機の制御方法。
  6. さらに、前記第2のセンサの感知結果が変化した時刻をサーバに送信する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の部品実装機の制御方法。
  7. 前記第1のセンサは、前記操作部の前面に設けられたマットセンサである
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の部品実装機の制御方法。
  8. 前記第2のセンサは、前記部品実装機の部品供給部の前面に設けられたマットセンサである
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の部品実装機の制御方法。
  9. 操作部を有する部品実装機であって、
    作業者が前記操作部に対する操作入力を行なう第1の作業領域に、当該第1の作業領域への人の侵入を感知する第1のセンサが設けられており、
    作業者が前記部品実装機の内部に対する作業を行なう第2の作業領域に、当該第2の作業領域への人の侵入を感知する第2のセンサが設けられており、
    前記部品実装機は、
    前記第1のセンサが人の侵入を感知した場合には、前記部品実装機の操作性を向上させるために前記部品実装機に対して第1の制御を行なう手段と、
    前記第2のセンサが人の侵入を感知した場合には、作業者の安全性を向上させるために前記部品実装機に対して前記第1の制御とは異なる第2の制御を行なう手段と
    を備える部品実装機。
  10. 操作部を有する部品実装機を制御するプログラムであって、
    作業者が前記操作部に対する操作入力を行なう第1の作業領域に、当該第1の作業領域への人の侵入を感知する第1のセンサが設けられており、
    作業者が前記部品実装機の内部に対する作業を行なう第2の作業領域に、当該第2の作業領域への人の侵入を感知する第2のセンサが設けられており、
    前記プログラムは、コンピュータに、
    前記第1のセンサが人の侵入を感知した場合には、前記部品実装機の操作性を向上させるために前記部品実装機に対して第1の制御を行なわせ、
    前記第2のセンサが人の侵入を感知した場合には、作業者の安全性を向上させるために前記部品実装機に対して前記第1の制御とは異なる第2の制御を行なわせる
    プログラム。
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