JP2010192310A - 電池モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】高精度なセル電圧の検知が可能な電池モジュールを提供する。
【解決手段】電池モジュールは、複数の電池セルと、電池セルの電圧を検知して制御する制御部と、制御部と電池セルとを接続するフレキシブルプリント基板30と、電池セルの端部から外側方向に突出形成された電極端子23とを備える。電池モジュールは、フレキシブルプリント基板30が電極端子23と接触するように配され、かつ、フレキシブルプリント基板30を覆うとともに、フレキシブルプリント基板30と電極端子23との接触部40を押えるカバーを備える。
【選択図】図6
【解決手段】電池モジュールは、複数の電池セルと、電池セルの電圧を検知して制御する制御部と、制御部と電池セルとを接続するフレキシブルプリント基板30と、電池セルの端部から外側方向に突出形成された電極端子23とを備える。電池モジュールは、フレキシブルプリント基板30が電極端子23と接触するように配され、かつ、フレキシブルプリント基板30を覆うとともに、フレキシブルプリント基板30と電極端子23との接触部40を押えるカバーを備える。
【選択図】図6
Description
本発明は、電池モジュールに関する。
車両用の電池モジュールでは、出力を大きくするために多数の電池セルを直列に接続することにより高電圧にしている。複数の電池セルを直列に接続する場合、電池セル間において電池電圧などの電池特性が不均一であると、過放電や過充電状態になり電池の劣化や破損を招くという問題が生じる。そこで、車両用の電池モジュールにおいては、各電池セルの電圧を検知して過放電、過充電状態になる前に充電、放電を中止するコントロールユニットが設けられている。このコントロールユニットには、電池セルに接続されたセル電圧を検知するための端子(「電圧検知端子」という)が接続される。
上記のような電圧検知端子を電池セルに接続する構造としては、例えば、特許文献1に記載のものなどが知られている。
特許文献1には、隣接する二つの電池セルごとに電圧検知端子を設けた構造のものであって、電池セルの各電極がナット締めによりバスバーに接続され、バスバーを経て電圧検知端子が接続されている構造のものが記載されている。
特許文献1に記載の構造では、電池セルと電圧検知端子との接続にバスバーが介在するので、電池セルと電圧検知端子との接続部の抵抗値が高くなる。また、ニつの電池セルに対して一つの電圧検知端子を設けているので、電池セルごとに電圧検知端子を設けた場合と比較して、電圧検知端子と電極との接続部における抵抗値が高くなる傾向にある。このように電池セルと電圧検知端子との接続部の抵抗値が高くなると、高精度の電圧検知ができないという問題がある。
また、適用する電池種によっては、電池セルの容量調整のために最大100mAの電流を流す場合があり、電圧検知端子と電極との接続部における抵抗値が高いと正確な電圧検知ができないので抵抗値を低く抑える必要がある。
また、適用する電池種によっては、電池セルの容量調整のために最大100mAの電流を流す場合があり、電圧検知端子と電極との接続部における抵抗値が高いと正確な電圧検知ができないので抵抗値を低く抑える必要がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、高精度なセル電圧の検知が可能な電池モジュールを提供することを目的とする
本発明は、電池モジュールであって、複数の電池セルと、前記電池セルの電圧を検知して制御する制御部と前記電池セルとを接続するフレキシブルプリント基板と、前記電池セルの端部から外側方向に突出形成された電極端子とを備え、前記フレキシブルプリント基板は前記電極端子と接触するように配され、かつ、前記フレキシブルプリント基板を覆うとともに、前記フレキシブルプリント基板と前記電極端子との接触部を押えるカバーを備えるところに特徴を有する。
本発明の電池モジュールにおいては、各電池セルのセル電圧を制御する制御部と電極端子とを接続するフレキシブルプリント基板が、電極端子に接触するように配される。すなわち、本発明の電池モジュールにおいてはフレキシブルプリント基板と各電池セルの電極端子とが直接接続されるから、フレキシブルプリント基板と電極端子とが電気的に接続される部分の抵抗を小さくすることができる。 また本発明の電池モジュールは、フレキシブルプリント基板を覆い、フレキシブルプリント基板と電極端子との接触部を押えるカバーを備えるから、電極端子とフレキシブルプリント基板とが接触している部分がカバーにより固定されて、電極端子とフレキシブルプリント基板の電気的な接続を確実なものとすることができる。その結果、本発明によれば、高精度なセル電圧の検知が可能な電池モジュールを提供することができる。
本発明は、以下の構成であってもよい。
前記フレキシブルプリント基板が前記カバーに固定されていてもよい。このような構成とすると、カバーを電極端子に取り付けるだけで、フレキシブルプリント基板と電極端子とが接触し、かつ、フレキシブルプリント基板と電極端子との接触部が固定されるので、電池モジュールの組み立て作業を簡素化することができる。
前記フレキシブルプリント基板が前記カバーに固定されていてもよい。このような構成とすると、カバーを電極端子に取り付けるだけで、フレキシブルプリント基板と電極端子とが接触し、かつ、フレキシブルプリント基板と電極端子との接触部が固定されるので、電池モジュールの組み立て作業を簡素化することができる。
前記カバーは、前記フレキシブルプリント基板が配される側と反対側の面に金属製の補強板を備えていてもよい。このような構成とすると、カバーの強度が確保され、かつ、接触部にかかる押圧力が大きくなり、フレキシブルプリント基板と電極端子との電気的な接続をより確実なものとすることができる。
前記フレキシブルプリント基板には、前記電極端子と接触可能な接触突部が突出形成されていてもよい。このような構成とすると、フレキシブルプリント基板の接触突部を電極端子に接触するように配すればよいので、電池モジュールの組み立て作業を簡素化することができ、かつ、フレキシブルプリント基板と電極端子との電気的な接続をより確実なものとすることができる。
前記フレキシブルプリント基板には前記電極端子の先端部が嵌まり込む嵌合孔が形成され、前記カバーのフレキシブルプリント基板が配される側の面には、前記嵌合孔に対応して前記フレキシブルプリント基板と前記電極端子との接触部を固定する固定突部が突出形成されていてもよい。
このような構成とすると、フレキシブルプリント基板の嵌合孔に電極端子を嵌め込んでから、フレキシブルプリント基板を覆うようにカバーを取り付けると、カバーに設けた固定突部により、フレキシブルプリント基板と電極端子との接触部が固定される。その結果、フレキシブルプリント基板をカバーに固定しない場合であっても、上記のような構成とすれば、フレキシブルプリント基板と電極端子との電気的な接続を確実なものとすることができる。
前記電池セルに形成された前記電極端子と、当該電池セルと隣り合う別の電池セルに形成された電極端子と、を電気的に接続するジョイント端子を備えていてもよい。
このような構成とすると、隣り合う電池セルの電極端子間の接続作業にかかる手間を省くことが可能となり好ましい。
このような構成とすると、隣り合う電池セルの電極端子間の接続作業にかかる手間を省くことが可能となり好ましい。
本発明によれば、高精度なセル電圧の検知が可能な電池モジュールを提供することができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図6によって説明する。以下の記載において図1〜図4における手前側を前、図1〜図4における後側を後とする。
本実施形態の電池モジュール1は、図1、図2、および図6に示すように、複数の電池セル20を収容する電池ケース10と、各電池セル20を制御する電池ECU(Electronic Control Unit;本発明の制御部に相当、図示せず)と各電池セル20との間を接続するフレキシブルプリント基板30(以下、FPC30と略記する)とを備える。
本発明の実施形態1を図1ないし図6によって説明する。以下の記載において図1〜図4における手前側を前、図1〜図4における後側を後とする。
本実施形態の電池モジュール1は、図1、図2、および図6に示すように、複数の電池セル20を収容する電池ケース10と、各電池セル20を制御する電池ECU(Electronic Control Unit;本発明の制御部に相当、図示せず)と各電池セル20との間を接続するフレキシブルプリント基板30(以下、FPC30と略記する)とを備える。
電池ECUは、図示しないマイクロコンピュータ、素子等が搭載されたものであって、セル電圧・電流・温度等の検知、各電池セル20の充放電コントロール等を行うための機能を備えた周知の構成のものである。この電池ECUは、FPC30(詳細は後述する)によって各電池セル20と接続されている。
電池セル20は、例えば、電気自動車またはハイブリッド自動車等の駆動源として使用される周知の構成のものである。電池セル20は、全体として角筒形に形成され、内部に図示しない発電要素が収容された本体部21と、この本体部21における一方の端面および他方の端面(電池セル20の端部に相当)に設けられた正負一対の電極22とを備えている。電極22の表面には、それぞれ電極端子23が外側方向に垂直に突出して設けられており、隣り合う電極端子23間は、図3に示すように、ジョイント端子3により電気的に接続されている。
ジョイント端子3は、例えば、銅、銅合金、ステンレス鋼(SUS)等の金属製の板材を、所定の形状にプレス加工することにより形成されている。ジョイント端子3は、互いに接近・離間方向(対向方向)に弾性変位可能な一対の対向壁5を有している。この、一対の対向壁5は、隣り合う電池セル20の正負の電極端子23が接続される電極接続部4として機能する。対向壁5は、図3における左右方向(電極端子13の接続方向に対して略直交方向)に長い略長方形状をなしている。自然状態における一対の対向壁5の間の間隔は、電極端子23の最大幅寸法よりも小さく設定されており、電極端子23に接続した状態では電極端子23と弾性的に接触するようになっている。
一対の対向壁5のうち、前側(図3における手前側)に配されている第1の対向壁5Aの上端には、第1の対向壁5Aを他方の対向壁5B(第2の対向壁5B)方向に屈曲することにより、ひさし部6が形成されている。ひさし部6は、第1の対向壁5Aと第2の対向壁5Bとの間の領域のうち、略中央に至るところまで設けられており、ひさし部6の長さ方向の略中央のところには、2つの対向壁5A,5Bを連結する連結部7が設けられている。すなわち、ひさし部6と第2の対向壁5Bとの間のうち連結部7以外のところは開放状態になっている。
各対向壁5A,5Bの、電極端子23と接触する部分には、電極端子23の頭部23Aが嵌合可能な孔部8が設けられている。孔部8は、各電極端子23に対応して、第1の対向壁5Aおよび第2の対向壁5Bの両方に設けられ、各対向壁5A,5Bを壁厚方向に打ち抜いて形成されている。各対向壁5A,5Bに設けられた一対の孔部8は、略円形状をなしており、互いに対向する位置に配置され、互いに略同形・同大とされている。
各対向壁5A,5Bにはその下縁から孔部8にかけて電極端子23を案内する案内溝9が形成されている。案内溝9は、孔部8を有する全ての対向壁5A,5Bに設けられ、対向壁5A,5Bを壁厚方向に打ち抜いて形成されている。なお、ジョイント端子3に設けられた案内溝9は、全てが略同形・同大とされている。
電極端子23は、金属製(銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等)であって、プレス加工、切削加工、鋳造、または鍛造等、公知の手法により、略同形・同大に形成されている(図4を参照)。各電極端子23の先端には、球形状をなす頭部23Aがそれぞれ設けられている。
電池ケース10は、図2に示すように、上部が開口するとともに内部に電池セル20を収容する樹脂製の収容部11と、収容部11の上部の開口部分を覆う樹脂製の蓋12(本発明のカバーに相当)と、蓋12の上に重ね合わせて配される金属製の板13と、を備える。
収容部11は略直方体状をなし、その上端には、長方形の枠状をなし蓋12が載置される蓋受け部11Aが、収容部11の内側方向に張出し形成されている。
蓋12の上に配されている金属製の板13は、平板状をなし、蓋12の上面(蓋板部12A)とほぼ同形同大に形成されている。この金属製の板13は、樹脂製の蓋12を補強する補強板13として機能する。
蓋12の上に配されている金属製の板13は、平板状をなし、蓋12の上面(蓋板部12A)とほぼ同形同大に形成されている。この金属製の板13は、樹脂製の蓋12を補強する補強板13として機能する。
蓋受け部11A、蓋12および補強板13には、これら3つの部材を重ね合わせたときに一致する位置にねじ孔14が4つづつ形成されている。蓋受け部11Aと、蓋12と、補強板13とは、それぞれに形成されたねじ孔14の位置を合わせた状態で重ねられて補強板13の上から、ねじ15により固定されるようになっている。
蓋12は、図2に示すように、収容部11の蓋受け部11Aに載置される方形状の蓋板部12Aと、収容部11の側壁11Bの外側に配される側壁部12Bとを備える。なお、蓋板部12Aの4つの角には蓋受け部11Aや補強板13と固定するためのねじ孔14が形成されている。
蓋12の側壁部12Bは、図5に示すように、方形状の蓋板部12Aの3辺(長手方向の1辺および短辺方向の2辺)において、蓋板部12Aに対して略垂直に形成されている。
蓋12の側壁部12Bは、図5に示すように、方形状の蓋板部12Aの3辺(長手方向の1辺および短辺方向の2辺)において、蓋板部12Aに対して略垂直に形成されている。
さて、蓋板部12Aの裏側面(収容部11側に配される面)には、蓋板部12Aの短辺方向に対して略平行に、FPC30が2つ固定されている(図5を参照)。詳しくは、FPC30は、電極端子23と対向する位置に、その一端を、蓋板部12Aの縁部のうち側壁部12Bが形成されていない縁部から突出させた状態で蓋12の蓋板部12Aに固定されている。
ここで、2つのFPC30のうち、図5における前側に固定されているFPC30を第1のFPC30A、図5における後側に固定されているFPC30を第2のFPC30Bとする。
第1のFPC30Aは、前側に並ぶ電極端子23に接続され、第2のFPC30Bは後側に並ぶ電極端子23に接続される。第1のFPC30Aは第2のFPC30Bよりも長く形成されている。
第1のFPC30Aには、電極端子23と接触可能な接触突部31が4つ形成され、第2のFPC30Bには、電極端子23と接触可能な接触突部31が2つ形成されている。第1のFPC30Aに設けた4つの接続突部31は、それぞれ、図6に示すように、ジョイント端子3のひさし部6と第2の対向壁5Bとの間に入り込み電極端子23の頭部23Aに接触するように配される。また、第2のFPC30Bにおいても第1のFPC30Aと同様に、第2のFPC30Bに形成された接続突部が電極端子23の頭部23Aに接触するように配される。
本発明で用いるFPC30は、絶縁性のベースフィルム上に、銅製の導体箔によって回路を形成し、この導体箔の上面を保護フィルムで覆った構成のものである。FPC30のベースフィルムおよび保護フィルムとしては、それぞれポリイミド製のものなどを用いることができる。
次に、本実施形態に係る電池モジュール1の組み立て工程の一例について説明する。まず。複数の電池セル20を、電池ケース10の収容部11の内部に、電池セル20の厚み方向に対して平行に並べる(図2を参照)。
次に、電池セル20の電極22から突出する電極端子23にジョイント端子3を接続する。前側に並ぶ電極端子23には、図2に示すように、ジョイント端子3を2つ接続し、後側に並ぶ電極端子23にはジョイント端子3を1つ接続する。
ジョイント端子3を、位置合わせしてから下側方向に押し込むと、電極端子23の頭部23Aが各対向壁5A,5Bに設けた各案内溝9の入口に入り込む。ジョイント端子3を、さらに押し込むと、電極端子23の頭部23Aが案内溝9の上方に案内され、一対の対向壁5A,5Bが離間方向に弾性変位する。さらにジョイント端子3を押し込んで電極端子23の頭部23Aが対向壁5A,5Bの孔部8に嵌合されると、一対の対向壁5A,5Bが互いに接近する方向へ弾性復帰し、孔部8の孔縁が電極端子23の頭部23Aの外周面に押し付けられた状態となるとともに、ひさし部6と電極端子23の頭部23Aとが当接する。このようにして電極端子23にジョイント端子3が接続され、電池セル20が直列に接続された状態になる。
次に、裏側の面にFPC30が固定された蓋12を、第1のFPC30Aが前側になるように配して電池ケース10の収容部11の蓋受け部11Bに載置する。このようにすることにより、蓋12がFPC30を覆い、2つのFPC30A,30Bに形成された接続突部31が、対応するジョイント端子3のひさし部6と第2の対向壁5Bとの間に入り込んで、電極端子23の頭部23Aに接触する(図6を参照)。
さらに、蓋12の表側の面(FPC30が配される側とは反対側の面)に、補強板13を載置する。そして、蓋受け部、蓋12および補強板13を、それぞれの部材に設けたねじ孔14が重なり合うように重ね合わせて、補強板13の上部からねじ15を螺合させると、補強板13および蓋12が収容部11に固定されて、本実施形態の電池モジュール1が得られる(図2を参照)。
次に、本実施形態の作用・効果について説明する。
本実施形態においては、2つのFPC30に形成された接触突部31がそれぞれ、対応するジョイント端子3のひさし部6と第2の対向壁5Bとの間に入り込んで、ひさし部6と第2の対向壁5Bとの間に配される電極端子23の頭部23Aと接触することにより、FPC30と電極端子23とが電気的に接続される(図6を参照)。すなわち、本実施形態によれば、各電池セル20のセル電圧を制御する制御部と電極端子23とを接続するFPC30が、接触部40において各電池セル20の電極端子23と直接接続されるから、FPC30と電極端子23とが電気的に接続される部分(接触部40)の抵抗を小さくすることができる。
本実施形態においては、2つのFPC30に形成された接触突部31がそれぞれ、対応するジョイント端子3のひさし部6と第2の対向壁5Bとの間に入り込んで、ひさし部6と第2の対向壁5Bとの間に配される電極端子23の頭部23Aと接触することにより、FPC30と電極端子23とが電気的に接続される(図6を参照)。すなわち、本実施形態によれば、各電池セル20のセル電圧を制御する制御部と電極端子23とを接続するFPC30が、接触部40において各電池セル20の電極端子23と直接接続されるから、FPC30と電極端子23とが電気的に接続される部分(接触部40)の抵抗を小さくすることができる。
また、本実施形態の電池モジュール1は、FPC30を覆い、FPC30と電極端子23との接触部40を押える蓋12を備えるから、電極端子23とFPC30とが接触している部分が蓋12により固定される。その結果、本実施形態によれば、電極端子23とFPC30との電気的な接続を確実なものとすることができる。特に、本実施形態では、蓋12の上側面に金属製の補強板13を備えているから、接触部40にかかる押圧力が大きくなり、FPC30と電極端子23との電気的な接続をより確実なものとすることができる上に、蓋12の強度を向上することができる。
従って、本実施形態によれば、FPC30と電極端子23との接触部40の抵抗を小さくし、かつ、FPC30と電極端子23との電気的な接続を確実なものとすることができるので、高精度なセル電圧の検知が可能な電池モジュール1を提供することができるのである。
さらに、本実施形態によれば、FPC30がカバーに固定されており、かつ、FPC30には電極端子23と接触可能な接触突部31が形成されているから、FPC30を固定した蓋12を電極端子23に取り付けるだけで、FPC30の接触突部31と電極端子23とが接触し、かつ、FPC30と電極端子23との接触部40が固定されるので、電池モジュール1の組み立て作業を簡素化することができる。
加えて、本実施形態によれば、隣接しあう電極端子23間を電気的に接続するジョイント端子3を備えているから、隣り合う電池セル20の電極端子23間の接続作業にかかる手間を省くことができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図7によって説明する。
本実施形態の電池モジュール1は、FPC30の形状と、FPC30が蓋12に固定されていないという点で実施形態1とは相違する。なお、実施形態1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態において、FPC30には、電極端子23の頭部23A(先端部)が嵌まり込む嵌合孔32が電極端子23ごとに形成されている。この嵌合孔32は電極端子23の頭部23Aの最大径よりも小さく形成されている。
次に、本発明の実施形態2を図7によって説明する。
本実施形態の電池モジュール1は、FPC30の形状と、FPC30が蓋12に固定されていないという点で実施形態1とは相違する。なお、実施形態1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態において、FPC30には、電極端子23の頭部23A(先端部)が嵌まり込む嵌合孔32が電極端子23ごとに形成されている。この嵌合孔32は電極端子23の頭部23Aの最大径よりも小さく形成されている。
また、蓋12の裏側面(図7の下側の面、FPC30が配される側の面)においては、FPC30に設けた嵌合孔32と対向する位置に、突部16が突出形成されている。この突部16は、FPC30の嵌合孔32に嵌まり込んでいる電極端子23の頭部23Aと接触して固定する固定突部16として機能する。
次に本実施形態の作用・効果について説明する。
本実施形態によれば、FPC30が、各電池セル20の電極端子23に直接接続されるから、FPC30と電極端子23とが電気的に接続されている部分(接触部40)の抵抗を小さくすることができる。また、本実施形態によれば、FPC30を覆い、FPC30と電極端子23との接触部40を押える蓋12を備えるから、電極端子23とFPC30との電気的な接続を確実なものとすることができる。その結果、本実施形態によっても、実施形態1と同様に、高精度なセル電圧の検知が可能な電池モジュール1を提供することができる。
本実施形態によれば、FPC30が、各電池セル20の電極端子23に直接接続されるから、FPC30と電極端子23とが電気的に接続されている部分(接触部40)の抵抗を小さくすることができる。また、本実施形態によれば、FPC30を覆い、FPC30と電極端子23との接触部40を押える蓋12を備えるから、電極端子23とFPC30との電気的な接続を確実なものとすることができる。その結果、本実施形態によっても、実施形態1と同様に、高精度なセル電圧の検知が可能な電池モジュール1を提供することができる。
また、本実施形態においては、FPC30の嵌合孔32に電極端子23を嵌め込んでから、FPC30を覆うように蓋12を取り付けると、蓋12に設けた固定突部16が、FPC30と電極端子23との接触部40を固定するので、電極端子23とFPC30との電気的な接続を確実なものとすることができる。その結果、本実施形態によれば、FPC30を蓋12に固定しない態様の電池モジュール1であっても、本発明を適用することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、蓋12として蓋板部12Aと側壁部12Bとからなるものを示したが、FPC30を覆い、FPC30と電極端子23との接触部40を押える蓋であれば、例えば、側壁部12Bのないものであってもよい。
また、上記実施形態では、蓋板部12Aの3辺に側壁部12Bが形成されているものを示したが、蓋板部12Aの4辺すべてに側壁部12Bが形成されているものであってもよい。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、蓋12として蓋板部12Aと側壁部12Bとからなるものを示したが、FPC30を覆い、FPC30と電極端子23との接触部40を押える蓋であれば、例えば、側壁部12Bのないものであってもよい。
また、上記実施形態では、蓋板部12Aの3辺に側壁部12Bが形成されているものを示したが、蓋板部12Aの4辺すべてに側壁部12Bが形成されているものであってもよい。
(2)上記実施形態1では、FPC30を蓋12に固定し、かつ、蓋12の上に補強板13を備えるものを示したが、FPC30を蓋12に固定する態様ではあるが、補強板13を備えないものであってもよい。
(3)上記実施形態2では、FPC30を蓋12に固定しない構成のものを示したが、FPC30は蓋12に固定されていてもよい。例えば、FPC30の嵌合孔32を、蓋12の固定突部16に対向するように配して蓋に固定してもよい。要は、蓋12を収容部11に載置して固定した際に、FPC30の嵌合孔32に電極端子23の頭部23Aが嵌まり込み、かつ、FPC30と電極端子23の接触部40のところに蓋12に設けた固定突部16が配されるようになっていればよい。
(4)上記実施形態では、電極端子23として頭部23Aが球形状をなすものを示したが、電極端子23の形状はこれに限定されない。電極端子23は、ボルト状のものや、直径が一定の円筒状のものや、頭部23Aが球面でないものなどであってもよい。
1…電池モジュール
12…蓋(カバー)
13…補強板
20…電池セル
23…電極端子
30…フレキシブルプリント基板(FPC)
40…接触部
12…蓋(カバー)
13…補強板
20…電池セル
23…電極端子
30…フレキシブルプリント基板(FPC)
40…接触部
Claims (6)
- 複数の電池セルと、
前記電池セルの電圧を検知して制御する制御部と前記電池セルとを接続するフレキシブルプリント基板と、
前記電池セルの端部から外側方向に突出形成された電極端子とを備え、
前記フレキシブルプリント基板は前記電極端子と接触するように配され、かつ、
前記フレキシブルプリント基板を覆うとともに、前記フレキシブルプリント基板と前記電極端子との接触部を押えるカバーを備えることを特徴とする電池モジュール。 - 前記フレキシブルプリント基板が前記カバーに固定されていることを特徴とする請求項1に記載の電池モジュール。
- 前記カバーは、前記フレキシブルプリント基板が配される側と反対側の面に金属製の補強板を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電池モジュール。
- 前記フレキシブルプリント基板には、前記電極端子と接触可能な接触突部が突出形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の電池モジュール。
- 前記フレキシブルプリント基板には前記電極端子の先端部が嵌まり込む嵌合孔が形成され、
前記カバーのフレキシブルプリント基板が配される側の面には、前記嵌合孔に対応して前記フレキシブルプリント基板と前記電極端子との接触部を固定する固定突部が突出形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電池モジュール。 - 前記電池セルに形成された前記電極端子と、当該電池セルと隣り合う別の電池セルに形成された電極端子と、を電気的に接続するジョイント端子を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の電池モジュール。
Priority Applications (1)
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JP2009036720A JP2010192310A (ja) | 2009-02-19 | 2009-02-19 | 電池モジュール |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010238516A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Autonetworks Technologies Ltd | 電池モジュール |
JP2015022909A (ja) * | 2013-07-19 | 2015-02-02 | 住友電気工業株式会社 | 二次電池パック及びこれを備えた移動体、並びに二次電池の固定方法 |
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-
2009
- 2009-02-19 JP JP2009036720A patent/JP2010192310A/ja active Pending
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