JP2010191694A - 自動販売機、決済処理装置、自動販売システムおよび決済処理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】利用者は決済ブランド登録開始手段を選択してから(ステップS1)、読み書き部にICカードをかざす。読み書き部がICカードを検知すると(ステップS3、Yes)、ICカードに記録されている決済サービス情報に対応した決済ブランドを読み込み(ステップS4)、自動販売機は、自動販売機で扱っている決済ブランドのみを表示部に表示する(ステップS5)。利用者は、この中から決済に用いるブランドを決済ブランド選択手段で選択し、決済ブランド登録決定手段を選択して(ステップS6、Yes)、自動販売機のメモリに記憶させる(ステップS7)。
【選択図】図4
Description
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、記録媒体を所有する利用者が、自動販売機や決済処理装置へ決済に用いる決済ブランドを記憶させることで、決済処理を簡素化することを目的とする。
請求項3に記載の発明は、前記記憶手段に記憶される決済ブランドは複数であり、当該複数の決済ブランドに対して優先順位を設定する優先順位設定手段を備え、前記決済手段は、前記優先順位にしたがって決済金額を満たす決済ブランドを用いて決済することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記自動販売機はネットワークに接続されており、前記ネットワークに接続した外部機器が作成した登録データを、当該ネットワークから受信する受信手段を備え、前記受信手段で受信した前記登録データに基づき決済に用いる決済ブランドを当該記憶手段に記憶することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、前記登録データは、記録媒体のIDと、決済ブランドのIDとを含むことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、前記登録データは、記録媒体のIDと、複数の決済ブランドのIDと、前記複数の決済ブランドが決済に使われる優先順位とを含み、前記決済手段は、前記優先順位にしたがって決済金額を満たす決済ブランドを用いて決済することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、利用者が所有する複数種類の決済サービス情報が記録された記録媒体を用いて決済を行う自動販売機において、記録媒体のIDと、この記録媒体に記録された複数種類の決済サービス情報に対応する決済ブランドのうち決済に用いる決済ブランドとを記憶する記憶手段と、所定の記録媒体が通信可能領域に位置した場合に、当該所定の記録媒体のIDを読み取る決済手段と、前記決済手段が読み取った前記所定の記録媒体のIDが前記記憶手段に記憶されているかを検索する検索手段と、を備え、前記決済手段は、前記検索手段により該当する記録媒体のIDが検索されたときは、この記録媒体のIDとともに記憶された決済ブランドに基づき決済を行うことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、複数種類の決済サービス情報が記録された利用者が所有する記録媒体を用いて決済を行う決済処理装置において、前記記録媒体に記録された前記複数種類の決済サービス情報に対応する決済ブランドのうち、どの決済ブランドで決済するかを記憶する記憶手段と、前記記録媒体が通信可能領域に位置した場合に、前記記憶手段に記憶された決済ブランドに基づき決済を行う決済手段と、を備えることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、前記決済処理装置はネットワークに接続されており、前記ネットワークに接続した外部機器が作成した登録データを、当該ネットワークから受信する受信手段と、を備え、前記記憶手段は、前記受信手段で受信した前記登録データに基づき決済に用いる決済ブランドを当該記憶手段に記憶することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、利用者が所有する複数種類の決済サービス情報が記録された記録媒体を用いて決済を行う自動販売機と、ネットワークを介して前記自動販売機へ接続される外部機器からなる自動販売システムにおいて、前記自動販売機は、前記記録媒体に記録された前記複数種類の決済サービス情報に対応する決済ブランドのうち、どの決済ブランドで決済するかを記憶する記憶手段と、前記記録媒体が通信可能領域に位置した場合に、前記記憶手段に記憶された決済ブランドに基づき決済を行う決済手段と、を備え、前記外部機器は、表示手段と、入力手段とを備え、前記外部機器がネットワークを介して前記自動販売機に接続した場合は、当該自動販売機は登録用データを前記外部機器へ送信し、前記外部機器は、前記自動販売機から受信した前記登録用データを前記表示手段に表示し、前記登録用データに対して前記入力手段を用いて入力して登録データを作成し、当該登録データを前記自動販売機に送信し、前記自動販売機は前記外部機器から受信した前記登録データに基づき決済に用いる決済ブランドを前記記憶手段に記憶することを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、利用者が所有する複数種類の決済サービス情報が記録された記録媒体を用いて決済を行う自動販売機と、ネットワークを介して前記自動販売機へ接続される外部機器からなる自動販売システムにおいて、前記自動販売機は、前記記録媒体に記録された前記複数種類の決済サービス情報に対応する決済ブランドのうち、どの決済ブランドで決済するかを記憶する記憶手段と、前記記録媒体が通信可能領域に位置した場合に、前記記憶手段に記憶された決済ブランドに基づき決済を行う決済手段と、を備え、前記外部機器は入力手段を備え、前記外部機器は、前記入力手段を用いて作成した登録データを前記ネットワークへ送信し、前記自動販売機は前記ネットワークから受信した前記登録データに基づき決済に用いる決済ブランドを前記記憶手段に記憶することを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、利用者が所有する複数種類の決済サービス情報が記録された記録媒体を用いて決済を行う決済処理装置と、ネットワークを介して前記決済処理装置へ接続される外部機器からなる決済処理システムにおいて、前記決済処理装置は、前記記録媒体に記録された前記複数種類の決済サービス情報に対応する決済ブランドのうち、どの決済ブランドで決済するかを記憶する記憶手段と、前記記録媒体が通信可能領域に位置した場合に、前記記憶手段に記憶された決済ブランドに基づき決済を行う決済手段と、を備え、前記外部機器は入力手段を備え、前記外部機器は、前記入力手段を用いて作成した登録データを前記ネットワークへ送信し、前記決済処理装置は前記ネットワークから受信した前記登録データに基づき決済に用いる決済ブランドを前記記憶手段に記憶することを特徴とする。
さらに、自動販売機または決済処理装置に複数種類の決済ブランドを記憶させる場合は、決済に用いる決済ブランドに優先順位を設定することで、決済処理を簡素化できる。
図1〜3は、本発明の自動販売システムおよび自動販売機の構成を示している。
図1は、本発明のシステム構成図である。
図1において、1はLANやインターネットなどのネットワーク、2は自動販売機、10は外部機器である。自動販売機2は、自動販売機内に収容された商品を選択する商品選択ボタン3、硬貨投入口4、返却レバー5、決済処理部6、商品搬出口7を備える。
外部機器10は、ネットワークを介してデータを送信する送信手段11、ネットワークを介してデータを受信する受信手段12、受信したデータなどを表示する表示部13、入力部14、種々の制御を行う制御部15を備える。外部機器10の例としては、ネットワークに接続可能なパーソナルコンピュータや携帯端末がある。
利用者が投入した金額を示す投入金額部61、利用者へ文字によるガイダンスを行ったり決済ブランドを表示したりして種々の情報を表示する表示部62を備える。また非接触ICカード8に対してデータの読み書きを行うカード読み書き部63、どの決済ブランドで決済するかを自動販売機2に記憶する処理を開始する決済ブランド登録開始手段64を備える。そして、記憶させる決済ブランドを選択する決済ブランド選択手段65で選択された決済ブランドを、自動販売機2に記憶させるための決済ブランド登録決定手段66を備える。さらに、自動販売機2が複数の決済ブランドを記憶している場合に、決済に用いる優先順位を設定する優先順位設定手段67を備える。
決済処理部6は、上位機器である自動販売機2からの決済指令を受けて、非接触ICカード8との間で決済サービス情報(電子マネー)を使って決済を行う決済手段として機能する。決済手段として必要な構成は、非接触ICカード8などの記録媒体と通信するためのカード読み書き部62と、決済手段を動作させるためのCPU(不図示)や、アプリケーションプログラムや通信鍵などを記憶する各種メモリ(不図示)である。決済手段は、従来の決済端末を想定しており、たとえば特開2008−199206号公報の図2などに示されている構成でよい。
本実施例では、利用者が所有する記録媒体を非接触ICカード8としたが、接触式ICカードや非接触ICカードを内在した携帯端末などとしてもよい。以下、単にICカードと呼ぶこともある。ICカード8は、少なくともICカード8に固有のIDと、複数種類の決済サービス情報(電子マネー価値)と、複数種類の決済サービス情報に対応した決済ブランドのIDが記録されている。ICカード8に固有のIDとしては、たとえばFelicaチップ(登録商標)の番号がある。
決済ブランド登録開始手段64と決済ブランド登録決定手段66は、たとえば同一のボタンを共用してもよい。決済ブランド選択手段65と優先順位設定手段67も、同一の操作部を共用してもよい。決済ブランド登録開始手段64、決済ブランド登録決定手段66、決済ブランド選択手段65、優先順位設定手段67は、表示部62に表示させて選択できるようなタッチパネル式で実現してもよい。決済ブランドを記憶する場所は、本実施例では自動販売機2内のメモリ24としたが、決済処理部6内のメモリ(不図示)でもよい。
自動販売機2は、ネットワークを介してデータを送信する送信手段21、ネットワークを介してデータを受信する受信手段22、種々の制御を行う制御部23を備える。また、ICカード8のIDに対応付ける形で、決済に用いる決済ブランドのIDや、決済ブランドが複数ある場合は決済に使う優先順位などを記憶する記憶手段であるメモリ24を備える。そして、自動販売機2にかざされたICカード8のIDおよび決済ブランドのIDがメモリ24に記憶されているかどうかを検索する検索手段25、決済処理部6を備える。
図4・5は、ICカード8を所有する利用者が、決済に用いる決済ブランドを自動販売機2に登録するときの処理を示している。
図4は、利用者が初めて決済に用いる決済ブランドを自動販売機へ登録するときの処理フローである。
利用者は決済ブランド登録開始手段64を選択すると(ステップS1)、自動販売機2は決済処理部6の表示部62に、非接触ICカード8をカード読み書き部63と通信可能な領域に位置(タッチ)してもらうため、「ICカードをかざしてください」とガイダンス表示する(ステップS2)。カード読み書き部63は、所定時間内にICカード8が位置したことを検知すると(ステップS3、Yes)、ICカード8に記録されている決済サービス情報に対応した決済ブランドを読み込む(ステップS4)。このとき、ICカード8のIDと決済ブランドのIDの両方を読み込む。カード読み書き部63は、所定時間内にICカード8を検知できないときは(ステップS3、No)、処理を中止する。
自動販売機2は、ステップS4で読み込んだ決済ブランドのうち、自動販売機2で扱っている決済ブランドのみを表示部62に表示する(ステップS5)。利用者は、表示部62に表示された決済ブランドのうち、決済に用いるブランドを決済ブランド選択手段65で選択し、決済ブランド登録決定手段66を選択する(ステップS6、Yes)。所定時間内に決済に用いるブランドが選択/決定されない場合は、処理を中止する(ステップS6、No)。
このように、自動販売機2の前面に決済ブランドを登録するための手段を備えることにより、利用者が容易に決済時に利用する決済ブランドを自動販売機2に記憶できる。
図5は、利用者が決済に用いる決済ブランドを自動販売機へ追加登録するときの処理フローである。
ステップS11〜S14・S16・S18の処理は、初めて決済に用いる決済ブランドを自動販売機へ登録するときのステップS1〜S4・S6・S8のそれぞれの処理(図4)と同じであるので、説明を割愛する。異なるのは、ステップS15およびステップS17である。
ステップS15において自動販売機2は、検索手段25により、ステップS14で読み込んだ決済ブランドのうち、自動販売機2のメモリ24に記憶されておらず、かつ自動販売機2で扱っている決済ブランドのみを表示部62に表示する(ステップS15)。
ステップS17では、メモリ24に記憶されている決済ブランドと、ステップS16で選択された決済ブランドを、表示部62に表示する。そして、複数種類の決済ブランドに対して、優先順位設定手段67により決済に用いる優先順位を設定し、メモリ24にICカードIDに対応付ける形で、決済ブランドのIDと設定した優先順位を記憶する。優先順位を設定する一例としては、まず優先順位を1位にしたい決済ブランドをブランド選択手段65で選択し、優先順位決定手段67で1位を選択することで設定する。次に、優先順位を2位にしたい決済ブランドをブランド選択手段65で選択し、優先順位決定手段67で2位を選択することで設定する。3位以下の優先順位を設定するときも同様である。前述した優先順位の設定方法はあくまで一例であり、本発明の権利範囲はこの設定方法に限定されない。
図6・7は、ICカード8を所有する利用者が、外部機器10を使ってネットワーク1経由で、決済に用いる決済ブランドを自動販売機2に登録するときの処理を示している。
利用者は、外部機器10にインストールされているwebブラウザなどを使って、決済に用いる決済ブランドを設定したい自動販売機2を検索し、接続する。自動販売機2は、ネットワーク1経由で外部機器10が接続したのを検知すると(ステップS21)、自動販売機2は決済ブランドを登録するための登録用データ9を、送信手段21を使って外部機器10へ送信する(ステップS22)。
図7は、自動販売機2が外部機器10へ送信する登録用データ9を示している。
91はICカードIDを入力するスペース、92は決済ブランドIDを入力するスペースである。93は登録する決済ブランドが複数の場合に、決済に使用する順番を設定する優先順位設定部である。94は登録用データに入力したデータを、登録データとして自動販売機2へ送信するための決定手段である。95は各々の自動販売機に付与される自動販売機IDが入力されるスペースである。図7では決済ブランドA〜C(電子マネーA〜C)を示しているが、この決済ブランドは自動販売機で決済可能なブランドのみ表示する。
外部機器10は登録用データ9を受信手段12により受信すると、表示部13に表示し、入力部14を使ってICカードのID91と決済ブランドのID92を登録用データ9に入力し、登録データを作成する。複数種類の決済ブランドを入力する場合は、優先順位設定部93へ決済するときの優先順位を設定した登録データを作成する。自動販売機ID95は自動販売機2へ接続したときに予め入力されている。所定事項への入力が終わると、決定手段94を選択し、送信手段11を使って登録データを自動販売機2へ送信する。
ここで、再び図6に戻って説明する。自動販売機2の受信手段22は、所定時間内に外部機器10から登録データを受信すると(ステップS23、Yes)、メモリ24に登録データの内容を記憶する(ステップS24)。具体的には、ICカードID91と決済ブランドID92と優先順位設定部93の内容を記憶する。所定時間内に決済に登録データを受信しない場合は、処理を中止する(ステップS23、No)。
ステップS24において、メモリ24に登録データの内容を記憶すると、自動販売機2は外部機器10に対して登録完了を通知し(ステップS25)、処理を終了する。
なお、図6の処理は、自動販売機2のメモリ24へ決済ブランドを記憶するために、外部機器10と自動販売機2とが登録データを直接やり取りした場合を示したが、この例に限定されない。たとえば、ネットワーク1には、自動販売機2と外部機器10およびサーバ(不図示)が接続されるシステム構成としてもよい。
図8は、決済に用いる決済ブランドが記憶された自動販売機2において、ICカード8を使って決済を行うときの処理である。
利用者は商品選択ボタン3を押して、商品選択を行う(ステップS31)。自動販売機2は所定時間内にICカード8がカード読み書き部63に位置した(かざされた)ことを検知すると(ステップS32、Yes)、ICカード8のID、ICカード8に記録された複数種類の決済サービス情報(電子マネーの残高)および対応する決済ブランドのIDを読み込む(ステップS33)。そして、自動販売機2のメモリ24に、今回かざされたICカード8が記憶されているかどうかを、ICカード8のIDをキーにして検索手段25で検索する(ステップS34)。なお、所定時間内にICカード8がカード読み書き部63にかざされなかった場合は、処理を中止する(ステップS32、No)。
ステップS34で検索した結果、今回かざされたICカード8がメモリ24に記憶されていた場合(ステップS34、Yes)は、商品の価格と、メモリ24に記憶されているICカード8に関連付いたすべての決済ブランドに対応したICカード8の決済サービス情報(電子マネー残高)とを比較する(ステップS35)。そして、電子マネー残高の方が大きい決済サービス情報があった場合は(ステップS35、Yes)、最も優先順位が高い決済サービス情報を使って決済を行う(ステップS36)。自動販売機2の制御部23が決済を指示し、決済処理部6のCPU(不図示)が決済処理を行う。このとき、自動販売機2の制御部23は、どの決済ブランドを用いて決済したかを表示部62に表示させる。
ステップS34で検索した結果、今回かざされたICカード8がメモリ24に記憶されていない場合(ステップS34、No)は、販売不可と判断して終了する。ステップS35で、電子マネー残高の方が大きい決済サービス情報がなかった場合も(ステップS35、No)、販売不可と判断して終了する。
ステップS36で決済処理を完了したら、選択した商品を搬出し(ステップS37)、販売動作を終了する。
なお、決済ブランドには、プリペイド型とポストペイ型があるが、ポストペイ型の場合は上述した処理と異なってもよい。たとえば、ICカード8に記録されている決済ブランド(または決済サービス情報)が1つだけであり、この決済ブランドがポストペイ型である場合は、この決済ブランドで決済を行う。電子マネー残高の情報は不要となる。
また、ICカード8に記録されている決済ブランドが複数あり、優先順位が1位にポストペイ型の決済ブランドが設定されている場合は、このポストペイ型の決済ブランドで決済を行う。
さらに、ICカード8に記録されている決済ブランドが複数あり、優先順位が1位にプリペイド型、2位にポストペイ型の決済ブランドが設定されている場合は、優先順位が1位であるプリペイド型の決済ブランドの残高が不足していれば、2位のポストペイ型の決済ブランドで決済を行う。
また、自動販売機2の前面に決済ブランドを登録するための手段を備えることにより、利用者が容易に決済時に利用する決済ブランドを自動販売機2に記憶できる。
また、利用者がパーソナルコンピュータや携帯端末などの外部機器10を利用し、自動販売機2に接続することで、決済時に利用する決済ブランドを簡単に自動販売機へ記憶できる。
なお、本発明は、複数の自動販売機2のそれぞれに対して、決済に用いる決済ブランドを設定できるため、自動販売機ごとに異なる販売促進を行う場合に優れた効果を得られる。すなわち、自動販売機2Aで優遇される決済ブランドと、自動販売機2Bで優遇される決済ブランドが異なる場合でも、それぞれの自動販売機に適切な決済ブランドを設定することで、より多くの優遇を享受することが可能となる。優遇内容は、たとえばポイント還元やクーポン配信、プライスダウンなどがある。
また、以上の説明は自動販売機および自動販売システムを例にあげたが、本発明はこの実施形態に限定されない。本発明は決済処理部6を自動販売機2に組み込んだ形としたが、たとえば、決済処理部6とPOSレジとを組み合わせた決済処理装置および決済処理システムにも適用できる。
2 自動販売機
3 商品選択ボタン
4 硬貨投入口
5 返却レバー
6 決済処理部
7 商品搬出口
8 ICカード
9 登録用データ
10 外部機器
11 送信手段
12 受信手段
13 表示部
14 入力部
15 制御部
21 送信手段
22 受信手段
23 制御部
24 メモリ
25 検索手段
61 投入金額部
62 表示部
63 カード読み書き部
64 決済ブランド登録開始手段
65 決済ブランド選択手段
66 決済ブランド登録決定手段
67 優先順位決定手段
91 ICカードID
92 決済ブランドID
93 優先順位設定部
94 決定手段
95 自動販売機ID
Claims (12)
- 利用者が所有する複数種類の決済サービス情報が記録された記録媒体を用いて決済を行う自動販売機において、
前記記録媒体に記録された前記複数種類の決済サービス情報に対応する決済ブランドのうち、どの決済ブランドで決済するかを記憶する記憶手段と、
前記記録媒体が通信可能領域に位置した場合に、前記記憶手段に記憶された決済ブランドに基づき決済を行う決済手段と、
を備えることを特徴とする自動販売機。 - 前記記憶手段にどの決済ブランドで決済するかを記憶する処理を開始する決済ブランド登録開始手段と、
前記決済ブランド登録開始手段が選択されてから所定時間内に前記記録媒体が通信可能領域に位置した場合に、当該記録媒体に記録されている複数種類の決済サービス情報に対応した決済ブランドのうち、前記自動販売機で扱っている決済ブランドを表示する表示手段と、
前記表示手段に表示された複数種類の決済ブランドのいずれかを選択する決済ブランド選択手段と、
前記決済ブランド選択手段で選択された決済ブランドを前記記憶手段に登録する決済ブランド登録決定手段と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。 - 前記記憶手段に記憶される決済ブランドは複数であり、当該複数の決済ブランドに対して優先順位を設定する優先順位設定手段を備え、
前記決済手段は、前記優先順位にしたがって決済金額を満たす決済ブランドを用いて決済する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の自動販売機。 - 前記自動販売機はネットワークに接続されており、
前記ネットワークに接続した外部機器が作成した登録データを、当該ネットワークから受信する受信手段を備え、
前記受信手段で受信した前記登録データに基づき決済に用いる決済ブランドを当該記憶手段に記憶する
ことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。 - 前記登録データは、記録媒体のIDと、決済ブランドのIDとを含むことを特徴とする請求項4に記載の自動販売機。
- 前記登録データは、記録媒体のIDと、複数の決済ブランドのIDと、前記複数の決済ブランドが決済に使われる優先順位とを含み、
前記決済手段は、前記優先順位にしたがって決済金額を満たす決済ブランドを用いて決済する
ことを特徴とする請求項4に記載の自動販売機。 - 利用者が所有する複数種類の決済サービス情報が記録された記録媒体を用いて決済を行う自動販売機において、
記録媒体のIDと、この記録媒体に記録された複数種類の決済サービス情報に対応する決済ブランドのうち決済に用いる決済ブランドとを記憶する記憶手段と、
所定の記録媒体が通信可能領域に位置した場合に、当該所定の記録媒体のIDを読み取る決済手段と、
前記決済手段が読み取った前記所定の記録媒体のIDが前記記憶手段に記憶されているかを検索する検索手段と、
を備え、
前記決済手段は、前記検索手段により該当する記録媒体のIDが検索されたときは、この記録媒体のIDとともに記憶された決済ブランドに基づき決済を行う
ことを特徴とする自動販売機。 - 複数種類の決済サービス情報が記録された利用者が所有する記録媒体を用いて決済を行う決済処理装置において、
前記記録媒体に記録された前記複数種類の決済サービス情報に対応する決済ブランドのうち、どの決済ブランドで決済するかを記憶する記憶手段と、
前記記録媒体が通信可能領域に位置した場合に、前記記憶手段に記憶された決済ブランドに基づき決済を行う決済手段と、
を備えることを特徴とする決済処理装置。 - 前記決済処理装置はネットワークに接続されており、
前記ネットワークに接続した外部機器が作成した登録データを、当該ネットワークから受信する受信手段と、
を備え、
前記記憶手段は、前記受信手段で受信した前記登録データに基づき決済に用いる決済ブランドを当該記憶手段に記憶する
ことを特徴とする請求項8に記載の決済処理装置。 - 利用者が所有する複数種類の決済サービス情報が記録された記録媒体を用いて決済を行う自動販売機と、ネットワークを介して前記自動販売機へ接続される外部機器からなる自動販売システムにおいて、
前記自動販売機は、
前記記録媒体に記録された前記複数種類の決済サービス情報に対応する決済ブランドのうち、どの決済ブランドで決済するかを記憶する記憶手段と、
前記記録媒体が通信可能領域に位置した場合に、前記記憶手段に記憶された決済ブランドに基づき決済を行う決済手段と、
を備え、
前記外部機器は、
表示手段と、
入力手段と
を備え、
前記外部機器がネットワークを介して前記自動販売機に接続した場合は、当該自動販売機は登録用データを前記外部機器へ送信し、
前記外部機器は、前記自動販売機から受信した前記登録用データを前記表示手段に表示し、前記登録用データに対して前記入力手段を用いて入力して登録データを作成し、当該登録データを前記自動販売機に送信し、
前記自動販売機は前記外部機器から受信した前記登録データに基づき決済に用いる決済ブランドを前記記憶手段に記憶する
ことを特徴とする自動販売システム。 - 利用者が所有する複数種類の決済サービス情報が記録された記録媒体を用いて決済を行う自動販売機と、ネットワークを介して前記自動販売機へ接続される外部機器からなる自動販売システムにおいて、
前記自動販売機は、
前記記録媒体に記録された前記複数種類の決済サービス情報に対応する決済ブランドのうち、どの決済ブランドで決済するかを記憶する記憶手段と、
前記記録媒体が通信可能領域に位置した場合に、前記記憶手段に記憶された決済ブランドに基づき決済を行う決済手段と、
を備え、
前記外部機器は入力手段を備え、
前記外部機器は、前記入力手段を用いて作成した登録データを前記ネットワークへ送信し、
前記自動販売機は前記ネットワークから受信した前記登録データに基づき決済に用いる決済ブランドを前記記憶手段に記憶する
ことを特徴とする自動販売システム。 - 利用者が所有する複数種類の決済サービス情報が記録された記録媒体を用いて決済を行う決済処理装置と、ネットワークを介して前記決済処理装置へ接続される外部機器からなる決済処理システムにおいて、
前記決済処理装置は、
前記記録媒体に記録された前記複数種類の決済サービス情報に対応する決済ブランドのうち、どの決済ブランドで決済するかを記憶する記憶手段と、
前記記録媒体が通信可能領域に位置した場合に、前記記憶手段に記憶された決済ブランドに基づき決済を行う決済手段と、
を備え、
前記外部機器は入力手段を備え、
前記外部機器は、前記入力手段を用いて作成した登録データを前記ネットワークへ送信し、
前記決済処理装置は前記ネットワークから受信した前記登録データに基づき決済に用いる決済ブランドを前記記憶手段に記憶する
ことを特徴とする決済処理システム。
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