JP2010190678A - 時計用軸受の保油構造及びこれを備えた時計 - Google Patents

時計用軸受の保油構造及びこれを備えた時計 Download PDF

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Abstract

【課題】軸と軸との間における潤滑油を適切なレベルに保ち得る時計用軸受の保油構造及びこれを備えた時計を提供すること。
【解決手段】時計用軸受10の保油構造5は、時計用輪列を構成しスラスト軸受11及びラジアル軸受12で支持される車1の軸2のうちラジアル軸受12で支持される端部3内において該軸2の回転中心軸線Cの延在方向に沿って延びた細長い縦穴30と、回転中心軸線Cに交差する向きに延び一端44が端部3の外周面33で開口し他端42が前記縦穴30で開口して該縦穴30に連通した横穴40とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は時計用軸受の保油構造及びこれを備えた時計に係る。
時計の輪列を構成する車や調速・脱進機構を構成する車等の真すなわち軸を回転自在に支える時計用軸受において、潤滑のための油を保持する能力ないし保油性を高めるべく、車の軸の小径端部(ほぞ部)に該軸の先端面で開口する空洞ないし穴を設け、該穴内に油を蓄えておくことは、提案されている(特許文献1)。
しかしながら、この特許文献1に開示の技術の場合、典型的には、軸と軸受との間隙に潤滑油がほとんどなくなって、潤滑油と空気との界面が穴の開口に達した際に、穴内に蓄えられていた潤滑油が流出する。しかしながら、この特許文献1に開示の技術の場合、このとき流出する油の量が制御できない。すなわち、軸と軸受との間隙での毛管力の作用下においてこのとき軸と軸受との間に流出してくる潤滑油の量が多過ぎると、過剰な潤滑油の粘性等に起因して軸の回転に対する抵抗が大きくなる虞れがあるだけでなく、場合によっては、軸と軸受との間から溢れ出す虞れもある。なお、蓄積穴の開口から流出する潤滑油の量が少な過ぎると、十分な潤滑が行われ難くなる。
腕時計のような時計では、その姿勢が変わるので軸の向きも変わる。但し、平均的には、軸が上下方向に向くような姿勢を採ることが多いので、概ね上記のことが当てはまる。
実願昭54−95356号(実開昭56−13772号)のマイクロフィルム
より詳しくは、軸受によって支えられる軸の小径端部すなわちほぞ部と軸受との間の間隙に関し、小径端部(ほぞ部)の端面とスラスト軸受の対向面との間における間隙の大きさ(幅)は、小径端部(ほぞ部)の外周面とラジアル軸受の内周面との間における環状間隙の大きさ(半径方向の幅)と同程度かそれよりも小さい。従って、間隙における毛管力は、小径端部(ほぞ部)の端面とスラスト軸受の対向端面との間において最も強くなる。すなわち、軸の小径端部すなわちほぞ部と軸受(スラスト軸受とラジアル軸受とからなる組合せ軸受)との間隙にある潤滑油の費消(経時的な蒸発や飛散等)による潤滑油量の減少に伴い、潤滑油と空気との界面は、環状間隙において小径端部(ほぞ部)の端面から遠い箇所から小径端部(ほぞ部)の端面に近づくように移動し、環状間隙の潤滑油がほぼなくなると、小径端部(ほぞ部)の端面とスラスト軸受との間隙の外周から半径方向の中心に向かって移動する。このような界面の変化ないし移動は、小径端部の開口が下端にある場合における重力の作用下での液位の変化と結果的には同様である。従って、この明細書において、特に区別する必要がない限り、以下では主として重力の作用下における潤滑油の液位の変化として説明する。
本発明は、前記諸点に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、軸と軸受との間における潤滑油を適切なレベルに保ち得る時計用軸受の保油構造及びこれを備えた時計を提供することにある。
本発明の時計用軸受の保油構造は、前記目的を達成すべく、スラスト軸受及びラジアル軸受で支持される時計用車の軸のうちラジアル軸受で支持される端部内において該軸の回転中心軸線の延在方向に沿って延びた細長い縦穴と、回転中心軸線に交差する向きに延び一端が前記端部の外周面で開口し他端が前記縦穴で開口して該縦穴に連通した横穴とを有する。
本発明の時計用軸受の保油構造では、スラスト軸受及びラジアル軸受で支持される時計用車の軸のうちラジアル軸受で支持される端部内において該軸の回転中心軸線の延在方向に沿って延びた細長い縦穴に加えて、回転中心軸線に交差する向きに延び一端が前記端部の外周面で開口し他端が前記縦穴で開口して該縦穴に連通した横穴が設けられているので、該横穴のうち軸の端部の外周面にある一端開口を介して、空気が入り得る。従って、潤滑油を蓄積し得る程度に大径の縦穴内に潤滑用の油を充填しておくだけで、軸と軸受との間の油が少なくなって、油と空気との界面が横穴の開口のあるところに達すると、該横穴を介して空気が入り、該空気の流入に伴い縦穴内に蓄積されていた油が流出し得る。従って、軸と軸受との間の油のレベルを実際上横穴の開口のあるところに保ち得、軸と軸受との間の潤滑を確実に行い得る。
このような動作は、典型的には又は大半の時間にわたって回転中心軸線が上下方向に延びる姿勢を採る時計の軸において生じ得る。
より詳しくは、軸と該軸を回転自在に支える軸受との間隙は、本来狭いものであり、前述のように、軸受によって支えられる軸の小径端部すなわちほぞ部と軸受との間の間隙に関し、小径端部(ほぞ部)の端面とスラスト軸受の対向面との間における間隙の大きさ(幅)は、小径端部(ほぞ部)の外周面とラジアル軸受の内周面との間における環状間隙の大きさ(半径方向の幅)と同程度かそれよりも小さいから、間隙における毛管力は、小径端部(ほぞ部)の端面とスラスト軸受の対向端面との間において最も強くなる。従って、時計用車の回転中心軸線が上下方向とは異なる方向、例えば、水平方向に向いている場合であっても、時計用車の小径端部(ほぞ部)とその軸受との間隙にある潤滑油には、スラスト軸受に対面した小径端部の端面に近づく方向の力が働く。その結果、本発明の時計用軸受の保油構造では、潤滑油を蓄積し得る程度に大径の縦穴内に潤滑用の油を充填しておくだけで、軸と軸受との間の油が少なくなると、油と空気との界面が軸の延在方向に沿って軸の端の方に移動する。油と空気との界面の該移動に伴い、該界面が横穴の開口のあるところに達すると該横穴を介して空気が入り、該空気の流入に伴い縦穴内に蓄積されていた油が流出し得る。従って、軸と軸受との間の油のレベルを実際上横穴の開口のあるところに保ち得、軸と軸受との間の潤滑を確実に行い得る。
更に、本発明の時計用軸受の保油構造では、横穴が軸の外周面で開口しているので、軸と軸受との間の環状間隙にあって外周側では軸受の内周面を濡らし内周側では軸の外周面を濡らしている油には、軸の一方向回転又は往復回動に応じて、常時引っ張り力が働いて横穴から油を吸い出す。軸と軸受との間の環状間隙にある油の量が減ると、この吸出し力が顕著になり易く、軸と軸受との間の油のレベルを実際上横穴の開口のあるところに保つのに寄与することが期待し得る場合もある。
ここで、横穴の大きさ(径)は、典型的には、縦穴よりも十分に小さく、軸受と軸との間隙よりも大きい。但し、いずれも、ある程度は同程度に近くてもよい。
ここで、時計用車は、典型的には、時計用輪列を構成する車(歯車部を備えた車)や調速・脱進機を構成する車(てんぷやがんき車)からなる。但し、他の車であってもよい。
また、車の軸とラジアル軸受又はスラスト軸受との間隙において、摩擦低減や磨耗抑制の如き潤滑作用をなすものは、実際上油の如き流動性を有するので、この明細書では、「潤滑油」という。すなわち、十分な流動性があるものは厳密には液体でなくても、また、化学的には「油」と称し難いものであっても、この明細書では、車の軸とラジアル軸受又はスラスト軸受との間隙を潤滑する流動体は「潤滑油」に含まれるものとする。
本発明の時計用軸受の保油構造では、典型的には、前記縦穴が軸の端面で開口している。但し、本発明の時計用軸受の保油構造では、前記縦穴が軸の端面で閉じられていてもよい。
後者(縦穴が軸の端面で閉じられている)の場合でも、多少なりとも、上述の作用がある。特に、縦穴が軸の端面で閉じられていて且つ横穴が一つだけである場合には、該一つの横穴から上述の如く空気が入ると、該空気に置換される油が同一の横穴から流出する。
前者の場合、即ち、本発明の時計用軸受の保油構造において、前記縦穴が軸の端面で開口している場合、軸と軸受との間の油が少なくなって、油と空気との界面が横穴の開口のあるところに達すると、該横穴を介して空気が入る代わりに、軸の端面(下端面)にある開口から油が流出する。従って、軸と軸受との間の潤滑を確保すべく軸と軸受との間の油のレベルを実際上横穴の開口のところに保つに際して、油の流出ないし空気の流入がスムーズに行われ得る。但し、この場合でも、油の少なくとも一部が、横穴を介して、流出して環状間隙に流出してもよい。
本発明の時計用軸受の保油構造の一つの典型例では、軸の回転中心軸線の延在方向に関して前記横穴とは異なる部位に形成された別の横穴を備え、該別の横穴は、回転中心軸線に交差する向きに延び一端が前記端部の外周面で開口し他端が前記縦穴で開口して該縦穴に連通している。
この場合、軸と軸受との間の油が少なくなって、油と空気との界面が二つの横穴のうち軸の隣接端面から離れたところに位置する横穴の開口のあるところに達すると、該横穴を介して空気が入る代わりに、二つの横穴のうち軸の隣接端面に近いところに位置する横穴の開口から油が流出する。従って、軸と軸受との間の潤滑を確保すべく軸と軸受との間の油のレベルを実際上横穴の開口のところに保つに際して、油の流出ないし空気の流入がスムーズに行われ得る。
なお、縦穴が軸の端面で閉じられている(開口していない)場合に縦穴に連通した横穴が二つあることは、横穴と縦穴の差異を無視すれば、空気の流入と油の流出とが別の穴(開口)で行われる点で油の流出がスムーズに行われ易い点において、二つの穴で縦穴が軸の端面で開口している場合に該縦穴に連通した横穴が一つある場合と同様である。
なお、ここで別の横穴の存在を規定していることは、請求項1において、横穴が二つ以上ある場合を排除するものではない。
本発明の時計用軸受の保油構造の一つの典型例では、前記一端における前記横穴の開口径が、前記他端における該横穴の開口径よりも大きい。
この場合、油と空気との界面が横穴の開口のところまで達すると、横穴を形成する壁面を濡らす潤滑油と空気との界面は、横穴の前記他端(すなわち、横穴のうち縦穴と連通している奥の端)の近傍に形成され易いから、空気が横穴を介して縦穴内に入り易く、縦穴内の油が該横穴から流出し難い。
ここで、典型的には、前記横穴の径が前記一端から前記他端に近付く程小さくなっている。
この場合、上記の作用が確実に実現され易い。
本発明の時計は、上述のようなの時計用軸受の保油構造を備える。なお、ここで、時計は、典型的には、腕時計のような小型の時計である。時計としては、輪列を備える限り、機械式時計であっても、電子時計その他の時計であってもよい。
本発明の好ましい一実施例の時計用軸受の保油構造を備えた車の軸及び軸受の断面説明図。 図1の保油構造の動作を示したもので、(a)は潤滑油が減少し軸と軸受との嵌合部ないし間隙に給油が行われている状態を示した断面説明図、(b)は潤滑油の補充が完了して嵌合部ないし間隙の油が所定レベルに保たれている状態を示した断面説明図。 図1の保油構造を備えた時計用輪列の一部を示した断面説明図。 時計用軸受の保油構造の変形例を示したものであって、(a)は横穴が内周端程小さい一変形例の時計用軸受の保油構造を示した図1と同様な断面説明図、(b)は横穴が二つある別の一変形例の時計用軸受の保油構造を示した図1と同様な断面説明図、(c)は縦穴が軸の端面で閉じられている(開口していない)更に別の一変形例の時計用軸受の保油構造を示した図1と同様な断面説明図。
本発明の好ましい実施の形態を添付図面に示した好ましい実施例に基づいて説明する。
図1は時計用軸受10の保油構造5を示したもので、図1には、時計用車1の軸2の一端側小径軸部ないしほぞ部3が、地板8の如き支持体に取付けられた組合せ軸受10によって支持された状態が示されている。時計用車1において、1aは例えば小歯車すなわちかな部を示す。
組合せ軸受10は、軸部3の中心軸線Cの延在方向Aに働く力に対して軸部3を支持するスラスト軸受11と、軸部3の中心軸線Cに垂直な面内で半径方向外向きBに働く力に対して軸部3を支持するラジアル軸受12とを有する。図1において、有底穴部の形態で示した凹部13において、その底面14は、模式的に示したスラスト軸受11のほぼ平面状支持面であり、周面15は、模式的に示したラジアル軸受12の円筒状支持面である。
小径軸部すなわちほぞ部3は、滑らかなドーム状端面21を先端22に備えた円柱状の本体部20を有する。円柱状本体部20は、潤滑油蓄積部として働く縦穴30と潤滑油供給量調整穴として働く横穴40とを有する。
潤滑油蓄積部を構成する縦穴30は、円柱状本体部20の中心軸線Cに沿って該中心軸線Cの延在方向に平行に延在し、先端面21で開口している。すなわち、縦穴30は、先端面21に開口31を有する。縦穴30のうち奥端32を含む奥側は閉じられ、いわゆる盲穴になっている。縦穴30は、典型的には円柱状穴(横断面が円形の穴)であるけれども、所望ならば形状は異なっていてもよい。また、縦穴30の横断面形状や横断面の大きさは、典型的には、長手方向(延在方向)Cの部位によらず一定ないし同一であるけれども、所望ならば、C方向の部位によって変動していたり異なっていてもよい。また、所望ならば、縦穴30が、中心軸線Cの延在方向に平行に延在する代わりに、斜めに延在していたり、非直線状であってもよい。
潤滑油供給量調整穴ないし潤滑油供給促進穴として働く横穴40は、中心軸線Cに対して垂直な面内で、中心軸線Cに対して交差する方向すなわち半径方向に延在する横穴本体部41を有する。横穴40は、横穴本体部41の半径方向内側端部42において、縦穴30の外周面33に開口し、該外周面に開口43を備え、該開口43で縦穴30に連通している。横穴40の内端部42の開口43は、縦穴30の外周面33の開口34に対応する。横穴40は、横穴本体部41の外側端部44において軸部3の円柱状本体部20の外周面23で開口し、該外周面23に開口45を備える。ここで、開口45は、円柱状本体部20の基端24よりもはるかに先端22に近いところに位置し、基端24の位置にかかわらずラジアル軸受12の支持面15のあるところ、典型的には、先端22の近傍に位置する。
なお、所望ならば、横穴40は、中心軸線Cに対して傾斜していてもよく、例えば、開口43が例えば開口45よりも端面21から離れたところにあっても該端面21に近接したところにあってもよい。
縦穴30は、典型的には、軸部3と軸受10即ち11,12の軸支持面14,15との間隙16,17の大きさ(厚さ)よりも十分に大きい。但し、潤滑油(液状潤滑材)を十分に蓄え得且つ間隙16,17での毛管力によって潤滑油が吸い出され得る限り、軸部3の外周面23とラジアル軸受12の軸支持面15との間隙17の径方向厚さ(図1のような断面で見た厚さ)と同程度に近くてもよい。横穴40の径は、典型的には、縦穴30の径よりも相当小さく間隙16,17の幅(厚さ)よりもある程度又は多少小さい。但し、横穴40が、軸部3の外周面23とラジアル軸受12の軸支持面15との間隙17と同程度であってもよい。
以上の如く構成された時計用軸受の保油構造5では、軸部3の穴30,40および軸部3と軸受10との間隙16,17に油Dが注入されている。Eは空気の如き気体領域である。軸部3の穴30,40への油Dの注入は、例えば、減圧下で行われる。但し、その代わりに、穴30,40のいずれか一方から、油Dを圧入しても、穴40の奥に挿入したノズル等から油Dを注入してもよい。その場合、穴の他方から減圧してもよい。
以上において、腕時計の如き時計の輪列等を構成する時計用車1の場合、典型的には、凹部13の直径や軸部3の外径は100〜200μm程度、凹部13の周面(軸受12の内周面)15と軸部3の外周面との間の環状間隙17は10μm程度、縦穴30の直径は100μm程度、横穴40の径は20〜30μm程度である。但し、いずれもより大きくてもより小さくてもよい。
次に、以上の如く構成された時計用軸受10の保油構造5の動作について、図1に加えて、図2の(a)及び(b)を参照しつつ説明する。
図1のように、スラスト軸受11の支持面14と時計用車1の軸部(ほぞ部)3の端22との間の領域(間隙)16及びラジアル軸受12の支持面15と時計用車1の軸部(ほぞ部)3の外周面23との間の領域(間隙)17に油Dが適量ある場合には、該油Dが、軸部3とスラスト軸受11及びラジアル軸受12との間の潤滑を与え、車1が中心軸線Cのまわりで低摩擦状態(低抵抗状態)で回転ないし回動され得、回転エネルギの伝達効率が高くまた関連部品の磨耗等が最低限に抑えられ得る。ここで、油Dが適量ある場合とは、例えば、図1に示したように、間隙17における油Dの液位Lが、横穴40の開口45の上端45aと同程度又はこれよりも高い(軸端22から離れた)レベルL1にあることをいう。
ところが、時間の経過と共に油Dは、潤滑作用に費消され蒸発や飛散その他の理由で減少する。例えば、環状間隙17における油Dの液位Lが、図2の(a)に示したように、潤滑油Dの量が減少して横穴40の開口45の上端45aよりもある程度以上低い(軸端22に近接した)レベルL2に達すると、空気Eが横穴40の外端44の開口45からF方向に横穴40の奥端開口43に達し、該開口43に一致する縦穴30の側面開口34から縦穴40内に入る。この空気Eは、縦穴40の上端32の近傍に溜まる(図1参照)。従って、縦穴40内の油Dの一部が、該穴40内に入った空気Eに押し出されて、縦穴40の下端開口31から凹部13の領域(間隙)16にG方向に流出てくる。その結果、間隙16及びこれにつながった環状間隙17内の油Dの量が再度増える。即ち、間隙16,17内に潤滑油が補充される。なお、横穴40内における空気Eと油Dとの界面次第では、油Dの一部が横穴40を通って間隙17に流出することもあり得る。
ここで、レベルL2は、典型的には、概ね、横穴40の開口45の下端45bと同程度のレベルである。即ち、横穴40は、典型的には、上端45a及び下端45bによって規定される開口45の高さないし大きさが、間隙17における潤滑油Dの望ましい液位Lの範囲を規定するように、設定ないし選択される。
なお、油Dは、横穴40の周面及び縦穴30の周面を濡らし、且つ油Dには多少なりとも表面張力があることから、横穴40を介する空気EのF方向の流入は、横穴40内における空気Eと油Dとの界面が横穴40の奥端開口43に対応する縦穴30の側面開口34を越えて縦穴30内に侵入して初めて行われ、これにより、横穴40を介した縦穴30内への空気Eの侵入が始まる。従って、典型的には、空気Eの横穴40から縦穴30への侵入は、横穴40の開口45が相当程度まで空気Eに露出するレベルまで間隙17の液位Lが下がって初めて開始されることもあり得る。このレベルは、典型的には、概ね横穴40の開口45の下端45bのレベルに相当する。空気Eの流入の開始は、液位Lが横穴40の下端45bよりもある程度下がって初めて開始されることもあり得る。また、空気Eの領域が偶々急速に成長して横穴40の奥端開口45を越えて縦穴40内まで一気に延びたり、振動や加速度等に起因する慣性力等によって空気Eの領域が横穴40の奥端開口45を越えて縦穴40内まで一気に延びるような場合には、横穴40の開口45の上端45aが空気Eに露出した後速やかに空気Eの縦穴40への流入及び油Dの間隙16,17への流出が起こる場合もあり得る。
いずれにしても、横穴40の奥端の開口43において油Dの空気Eとの界面が一端破られて該開口43,34を介して空気Eが縦穴40に流入するようになると、該空気Eの流入及び油Dの流出は、環状間隙17における油Dの液位Lが、少なくとも、横穴40の開口45の上端45aに対応するレベルL0に達するまで続く。図2の(b)に示したように、環状間隙17における油Dの液位Lが、少なくとも横穴40の開口45の上端45aに達すると、空気Eの流入及び油Dの流出がとまって潤滑油Dの補充が完了する。なお、実際には、横穴40の開口45の上端45aを一気に多少越える場合もあり得る。すなわち、間隙16,17における潤滑油Dの量が少なくなると、図2の(a)に示したように、潤滑油Dがすみやかに縦穴40内から補給されて、間隙16,17に実際上適量の潤滑油Dがある状態に保たれ得る。
以上の通り、縦穴30及び横穴40を備えた軸受10の保油構造5では、間隙16,17における潤滑油Dの液位Lが実際上所望範囲L2≦L≦L0〜L1に保たれるように、該縦穴30及び横穴40の作用下で、速やかな油の補充が行われ得るので、軸受10が、低抵抗状態で軸3を軸支し得る。
以上においては、保油構造5が、車1の一端軸部3に形成された例について説明したけれども、該保油構造5は、図3に示したように、時計4の輪列6を構成する複数の時計用車1A,1Bの両端の軸部3A,3AU,3B,3BUに適用され得る。
図3において、図1の部材や要素に対応する部材や要素には、添字A又はBを付し、対応するけれども、図面上、下側の代わりに上側にある部材や要素には、更に添字Uを付して(従って、添字AU,BUを付して)ある。
図3において、1aA,1aBは、夫々の車1A,1Bのかな(小歯車)であり、1bA,1bBは、夫々の車1A,1Bの歯車(大歯車)である。図示された輪列7では、車1Aの歯車1bAが車1Bのかな1aBに噛合している。図3において、8は地板、8Uは輪列受の如き受である。
車1A,1Bの下側の保油構造5A,5Bが、図1及び図2に関して説明した車1の保油構造5と同様に働くことは当然として、車1A,1Bの上側の保油構造5AU,5BUも、概ね、車1A,1Bの保油構造5A,5B、換言すれば、車1の保油構造5と同様に働き得る。
すなわち、図1及び図2の例では、上下方向ないし重力の働きを暗黙のうちに想定して液位Lの変化に伴う空気Eの流入と油Dの流出を評価した。これに対して、図3の上側の保油構造5AU,5BUでは、油Dが、毛管力の働く狭い間隙16AU,17AU内や狭い間隙16BU,17BU内にあるので、該間隙16AU,17AU又は16BU,17BU内の油Dが費消されたり蒸発して保油構造5AU,5BUの横穴40AU,40BUの開口45AU,45BUが空気Eに露出するようになると、空気Eが開口45AU,45BUから横穴40AU,40BUを通って縦穴30AU,30BU内に入る。その結果、縦穴30AU,30BUに入った空気Eの量に相当する油Dが該縦穴30AU,30BUの端部開口31AU,31BUから間隙16AU,16BUに流出し、該16AU,17AU及びこれに連通した間隙17AU,17BUに油Dを補充する。なお、この保油構造5AU,5BUでは、縦穴30AU,30BUの開口31AU,31BUが上端側に位置することから、該縦穴30AU,30BU内に入った空気Eが多少なりとも開口31AU,31BUから流出することは避けられない。しかしながら、空気Eが単に開口31AU,31BUから全て流出するとすると、油Dが縦穴30AU,30BU内に吸い込まれる必要がある。ところが、実際には、間隙16AU,17AU及び16BU,17BUの方が縦穴30AU,30BUよりも狭いので、油Dには吸出し方向の力が常にかかる。従って、該縦穴30AU,30BU内に入った空気Eの一部が開口31AU,31BUから流出することがあっても、平均的には、間隙16AU,17AU及び16BU,17BUの油Dが少なくなって横穴40AU,40BUの開口45AU,45BUが露出すると、該開口45AU,45BUから縦穴30AU,30BU内に空気Eが入って油Dが該縦穴30AU,30BUから間隙16AU,17AU及び16BU,17BUに流出することにより、油Dが間隙16AU,17AU及び16BU,17BUに補充され得る。
従って、軸受10A,10AU,10B,10BUが適切に潤滑されて、輪列6が低摩擦・低摩耗状態で長期間安定に動作し、時計4がエネルギロスの低い状態で長期間安定に動作され得る。
図1においては、横穴が内端42と外端44との間で一定の横断面形状を有する例について説明したけれども、横穴40Hは、図4の(a)に示したように、外端44Hから内端42Hに近づくほど径が小さくなるように先細になったテーパを有していてもよい。図4の(a)において、図1に示した保油構造5の部位や要素と同一の部位や要素には同一の符号が付され、保油構造5の部位や要素に対応するけれども異なる点のある部位や要素には末尾に添字Hが付されている。
このような横穴40H及びこれに連通した縦穴30を備えた保油構造5Hでは、環状間隙17内の油Dの液位Lが、横穴40Hの外端44Hの開口45Hの上端45aHよりも低く(軸3Hの端部22に近く)なると、液位Lの低下と共に油Dと空気Eとの界面Qが速やかに小径端42Hの方へ移動し、典型的には、液位Lが外端44Hの開口45Hの最大径部に近づくか達するかこれを越えて下方に移動すると、界面Qが縦穴30内に入り込んで空気Eが縦穴30内に入り始め、これに伴って、油Dが縦穴30の開口31から間隙16に流出し始める。
従って、この保油構造5Hでは、油Dの液位Lの低下に伴って、空気Eが縦穴30内に入り易くなり、油Dが間隙16,17に流出、補充され易くなる。また、テーパのある横穴40Hを通る油Dの流出が生じにくいので、横穴40Hが専ら空気Eの流入に用いられるから、横穴40Hが空気Eの縦穴30への流入に効果的に利用され得る。
なお、油Dの補充に伴い間隙17の液位Lが横穴40Hの外端44Hの開口45Hの上端45aHを越え、横穴40Hの外端44Hの開口45Hの全体が油Dで覆われると、空気Eの縦穴30への供給、換言すれば、間隙17への油Dの補給は停止され、保油構造5Hによる保油動作が一旦停止されることは、保油構造1の場合と同様である。
また、図1においては、横穴が一つだけからなる例について説明したけれども、保油構造5Jは、図4の(b)に示したように、複数の横穴40J1,40J2を備えていてもよい。図4の(b)において、図1に示した保油構造5の部位や要素と同一の部位や要素には同一の符号が付され、保油構造5の部位や要素に対応するけれども異なる点のある部位や要素には末尾に添字J(横穴の場合は複数あるので、J1,J2)が付されている。
この保油構造5Jでは、間隙17における油Dの液位Lが下がって、仮に、下側の横穴40J2の外端44J2の開口45J2に達すると、縦穴30のうち横穴40J1,40J2の内端42J1,42J2の開口43J1,43J2の間に位置する油DJには、開口43J1から開口43J2に向かう向きの力がかかり易いので、該油DJが開口43J2から横穴40J2を通って間隙17に流出し易くなる。このような油Dの流出は、油Dが横穴40J1を実際上塞ぐと停止する。これは、典型的には、間隙17の油Dが横穴40J1の外端開口45J1を覆うことにより生じる。但し、油Dの表面張力を考慮すると、図4の(b)に示したように、間隙17の油Dの液位Lが横穴40J1の開口45J1に達すると生じ得る。いずれにしても、下側の横穴40J2は液位Lが該横穴40J2よりも軸3Jの端部22に近づくのを実際上回避させ、液位Lの下限を規定し得る。
なお、以上においては、油Dの毛管力の大きさ(間隙の小ささの程度)は、間隙16で最大で、その次が間隙17、その次が横穴40J1,40J2であって、縦穴30で最小であると想定している。
また、以上においては、横穴40J1,40J2の両方が中心軸線Cに垂直な面内に沿って延びているとして説明したけれども、例えば、油Dの縦穴30からの流出が容易になるように、横穴40J2が想像線40J2iで示したように外側ほど隣接軸端側に位置するように傾斜していてもよい。また、横穴40J1も、例えば、想像線40J1iで示したように内側ほど隣接軸端側に位置するように傾斜していてもよい。加えて、複数の横穴40J1,40J2が同一平面内にある代わりに、二つ目の横穴が異なる向き(例えば、図4の(b)において図の面に交差する向き(手前側から奥側又は奥側から手前側)に伸びていてもよい。
更に、以上においては、縦穴の端に開口がある例について説明したけれども、保油構造5Kは、図4の(c)に示したように、縦穴30Kの端に開口がなく、縦穴30Kの端が軸3Kの円柱状本体部20Kの端部22Kにある壁部ないし閉塞部材27で閉じられていてもよい。
この場合でも、横穴40Kが十分に大きいときは、環状間隙17の油Dの液位Lが横穴40Kの外端44Kの開口45Kのところまで下がると、横穴40Kの開口45Kから奥端42Kの開口43Kを通って縦穴30Kに空気Eが入り、その代わりに、縦穴30K内の油Dが横穴40Kを通って間隙17に流出する。
なお、縦穴30Kに連通する開口(ここでは、横穴40Kの開口45K)が軸3Kの円柱状本体部20Kの外周面23Kに形成されているので、軸3Kの円柱状本体20Kが中心軸線Cの周りで回転又は回動するのに伴って、環状間隙17にあって本体部20Kの外周面23Kを濡らすと共に組合せ軸受10のラジアル軸受12の内周面15を濡らしている油Dに引っ張り応力が働くから、油Dに引き出し力が働き易い。
以上においては、横穴40Kが一つだけである例について説明したけれども、この保油構造5Kにおいて、保油構造5Jの場合と同様に、想像線40K2で示したように、更に一つの横穴が設けられていてもよい。その場合、一方の横穴40Kを介する油Dの流出を他方の横穴40K2を介する空気Eの流入が助け、油Dの流出と空気Eの流入とが一つの穴で生じる場合と異なって逆向きの流れが相互に干渉して流れが阻害される虞れがないので、油Dの補充が速やかに行われ易い。
1,1A,1B,1H,1J,1K 時計用車
1a,1aA,1aB かな部
2 軸
3,3A,3AU,3B,3BU,3H,3J,3K 小径軸部(ほぞ部)
4 時計
5,5A,5AU,5B,5BU,5H,5J,5K 保油構造
6 輪列
8 地板
8U 受
10,10A,10AU,10B,10BU 組合せ軸受
11,11A,11AU,11B,11BU スラスト軸受
12,12A,12AU,12B,12BU ラジアル軸受
13 凹部
14 底面(支持面)
15 周面(支持面)
16,16A,16AU,16B,16BU 間隙
17,17A,17AU,17B,17BU 間隙(環状間隙)
20,20K 円柱状本体部
21 端面
22,22K 先端
23,23K 外周面
24 基端
27 壁部(閉塞部材)
30,30A,30AU,30B,30BU,30K 縦穴(潤滑油蓄積部)
31,31A,31AU,31B,31BU 開口
32 奥端
33 外周面
34 開口
40,40A,40AU,40B,40BU,40H,40J1,40J2,40K,40K2 横穴(潤滑油供給量調整穴)
41 横穴本体部
42,42H,42J1,42J2,42K 内側端部
43,43H,43J1,43J2,43K 開口
44,44H,44J1,44J2,44K 外側端部
45,45A,45AU,45B,45BU,45H,45J1,45J2,45K 開口
A 中心軸線の延在方向
B 半径方向外向き
C 回転中心軸線
D 潤滑油
DJ 一部の潤滑油
E 気体(空気)

Claims (7)

  1. スラスト軸受及びラジアル軸受で支持される時計用車の軸のうちラジアル軸受で支持される端部内において該軸の回転中心軸線の延在方向に沿って延びた細長い縦穴と、前記回転中心軸線に交差する向きに延び一端が前記端部の外周面で開口し他端が前記縦穴で開口して該縦穴に連通した横穴とを有する時計用軸受の保油構造。
  2. 前記縦穴が前記軸の端面で閉じられている請求項1に記載の時計用軸受の保油構造。
  3. 前記縦穴が前記軸の端面で開口している請求項1に記載の時計用軸受の保油構造。
  4. 前記軸の前記回転中心軸線の延在方向に関して前記横穴とは異なる部位に形成された別の横穴を備え、該別の横穴は、前記回転中心軸線に交差する向きに延び一端が前記端部の外周面で開口し他端が前記縦穴で開口して該縦穴に連通している請求項1から3までのいずれか一つの項に記載の時計用軸受の保油構造。
  5. 前記一端における前記横穴の開口径が、前記他端における該横穴の開口径よりも大きい請求項1から3までのいずれか一つの項に記載の時計用軸受の保油構造。
  6. 前記横穴の径が前記一端から前記他端に近付く程小さくなっている請求項5に記載の時計用軸受の保油構造。
  7. 請求項1から6までのいずれか一つの項に記載の時計用軸受の保油構造を備えた時計。
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JPWO2018173555A1 (ja) * 2017-03-24 2020-01-23 シチズン時計株式会社 時計用の潤滑剤組成物、時計潤滑用の処理液および時計

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